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OSXのtips4-3

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。

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AirMacExpressの設定に失敗するのはLeopardのAirMac ユーティリティのせいっぽい

先日ここでも取り上げたAirMacExpressのセットアプがAirMac ユーティリティでできなくなっている問題だが、結論からいうとLeopardのAirMac ユーティリティの不具合が原因らしい。

Apple Support Discussions - AirMac Express(802.11n)、構成が読み込めません。
というスレッドをディスカッションボードで見つけた。

ここにかかれている症状は私が体験したのとほぼ同じだ。
1)AirMac、並びにAirMacExpressを設定変更あるいは再設定しようとすると、一度は設定に成功したような表示が出る。
2)「AirMacが再起動するまでしばらく時間がかかります」
というアラートがでてそこから延々待っていてもいつまでたっても再起動する様子もない、ネットワークにも見えない。
AirMacExpress本体のLEDはオレンジに光ったままだ。
3)やがて
「再起動の途中で問題が起きた」
というような意味のアラートがでて停まってしまう。
4)そこでAirMac ユーティリティでこのセットを読み込もうとすると
「構成が読み込めません」
というアラートが出る。
5)仕方がないのでAirMacの本体のリセットボタンを長押しする
6)それで新規設定でAirMac ユーティリティで設定し直して再起動をかける


ここから1)に戻る。

このループを延々繰り返すだけだ。
ディスカッションボードに出ていた、電源を落としてみるとか、システムユーティリティをかけてみるというのは試してみたが何の効果もなかった。






AirMac、AirMacExpressを設定しようとすると「構成の読み込み」に失敗しこのようなラートを出す



この問題はAirMacExpressのファームウエアのバグではないかという記述もあるが、この線は無いと思う。
なぜなら
1)AirMacも全く同じ症状であること
2)Leopardから設定することは諦めてTiger/iBookG4から設定してみたところ、一発であっさり設定に成功したこと

などからこれはLeopardのAirMac ユーティリティのバグだと思われる。

ということで私のところではiBookG4から設定することでこの問題をクリアすることができたが、手許にLeopardしかない最近スイッチしてきた人がAirMacExpressなんかを使っていたりしたら悲惨だと思う。
無線としてはほぼ役に立たない状態になっているに違いない。
もしそういう人がいたらご同情申し上げる。
Appleに新品交換してもらったら治ったというような記事も見かけるが、そういう対応でもしてもらうか、AirMac ユーティリティのバグフィックスがされるまでは、全くソフトウエア的には対処の仕様がない。

そういう人はお知り合いにTigerユーザがいないか探してみることだ。

それにしてもディスカッションボードに何人かは
「再起動しただけで治った」
「新品交換したら治った」

というようなことを書いているのが気になる。
それは全く本質的な解決ではないと思うが、そういうことでクリアできてしまうということは人によって症状の軽重が微妙に違うということだ。
この条件の差は何なんだろう?

世間ではあまり「AirMacExpressの設定ができない」という騒ぎになっていないのだろうか?
それとも皆気がついていないのだろうか?
設定変更をするまでは何ら異常なく使えるみたいだし・・・(~_~;)




AirMacユーティリティー 投稿者:Charleston 投稿日:2010/08/18(Wed) 10:48 No.4587

MacBook 2.4GHz Core 2 Duo + OS X 10.5.8で使用していますが、AirMacユーティリティーでAirMac Expressはネット接続不良+AirMacユーティリティー上で機器を認識しなくなり、AirMac Extremeは接続はできるものの、AirMacユーティリティー上で機器を認識しなくなりました。前のパソコン(10.4)ではきちんと認識しますので、設定をしなおして、AirMac Expressはネット接続のみ可能となりました。しかし、iTunesで外部スピーカーとしての認識はできません。
すでにこのHPで報告のようにこの動作不良は以前継続しています。次のアップデートで改善されると良いのですが。


Re: AirMacユーティリティー muta - 2010/08/18(Wed) 14:11 No.4588

それはこちらの記事に該当する症状でしょうか?
「AirMacExpressの設定に失敗するのはLeopardのAirMac ユーティリティのせいっぽい」
http://nmuta.fri.macserver.jp/tips4b.html#airmacutility

この記事自体が2年前の記事なので、その不具合がいまだに残っているというのが驚き。
さらにこの当時、このトラブルの決定的な解決に至らなかったのは、Leopardからは解決策が無く、PantherかSnowLeopardからだと問題なくクリアできてしまうということから、Leopardのバグの可能性がありつつも 「新品交換、あるいはファームウエアアップデート、あるいは再起動で解決した」
というような情報も散見できたりで、決定的な対処法と、処方が無いため原因もよくわからないままという状態です。

あるアップデートから私のところでも問題なく設定できるようになった筈です。記憶が曖昧ですがLeopardを使っていた昨年も再設定したような気がしますので。
どうも個体差による「相性」という問題に近い気がしますね。
よくわかりません。


Re: AirMacユーティリティー Charleston - 2010/08/27(Fri) 14:23 No.4596

前回の報告よりひどくて、AirMacそのものがすべてAirMacユーティリティー上に表示されません。別のパソコンで設定して接続出来るようになっても、他のDHCPのAirMacに接続すると(接続は当然失敗)、元のAirMacもまた接続出来ません。
他の人は大丈夫なのでしょうか? それともOSをアップグレードするしかないのでしょうか?



Re: AirMacユーティリティー muta - 2010/08/27(Fri) 15:48 No.4597

>他のDHCPのAirMacに接続すると(接続は当然失敗)、元のAirMacもまた接続出来ません。

あっ それなんか覚えがありますね。
ファームウエアは最新になっていますか?
チェックしてみてください。
こちらの症状に似ている気がします。
http://nmuta.fri.macserver.jp/tips1d.html#airmacdown

私のところでもLeopardから設定しようとするとAirMacが使用不能になる不具合がありましたが、Tigerから設定し直すと問題なく綱がていました。
なので今回のCharlestonさんのケースはAirMacユーティリティの不具合とは別のトラブルかもしれません。








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OS10.4.11のファイル共有が開かなくなった〜AppleFileServerの問題点

最近自宅で家族共用音楽プレイヤーのようにしているiBookG4、OS10.4.11のファイル共有が開かなくなっていた。
年末くらいからだったと思うが、iBookの方から他のパソの共有フォルダを開くことができるが、iBookの共有フォルダを他のパソから覗くことができない。

システム環境設定に入って「共有」から「サービス」に入って「パーソナルファイル共有」のチェックを入れてもグレーアウトして進まない。
システム環境設定を再度起動すると結局共有のチェックは入っていない。

このような症例がないか検索していたら、ディスカッションボードにOS10.4.9のファイル共有の不具合の例が取り上げられていた。
バージョンは違うが、症状はそっくりなのでこの解決法をトライしてみる。

手順は以下の通り
1)手許のOS10.4.10のComboアップデートを開く
こちらでも落とせる
OS10.4.10Comboupdate

2)ディスクイメージの中のpkgファイルを右クリック(コンテクストメニュー)の「パッケージの内容を表示」で開く
その中の
Contents/Archive.pax.gz
をデスクトップにコピーして解凍する

3)生成された「Archive」フォルダの中の
"/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app"
をシステムフォルダの中の
"/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app"
と入れ替える
この時に認証を要求されるのでパスワードが必要

4)再起動



という手順を辿った。

結果はOS10.4.10のAppleFileServerを使うと共有は開くようになった。
しかしjpeg程度の小さなファイルなら成功するのだが、メガバイト単位のファイルをコピーしようとすると
「一部のファイルのアクセス権が・・・」
というようなアラートが出て、それ以上進まない。
これは失敗だった。

次にOS10.4.11のアップデートを使って同じ手順を繰り返すと、今度は最初に戻ってしまった。
システム環境設定の「ファイル共有」はチェックを入れてもグレーアウトしたまま、それ以上進まずファイル共有を開くことすらできない。


ところで問題のディスカッションボードはOS10.4.9の不具合というトピックだった。
どうやらOS10.4.9以降のAppleFileServerが問題を抱えているらしい。
そちらの解決法でもOS10.4.8のコンボアップデートを入手してAppleFileServerを入れ替えるという内容になっていた。
そこでこれを試してみることにした。

OS10.4.8のアップデートはここで手に入る。
OS10.4.8Comboupdate

ここでさらに気になる情報もあった。
AppleFileServerを入れ替えたらすぐに再起動するのではなく、まずアクセス権修復をやってから再起動しないといけないらしい。

そこで手順をまとめるとこういうことで進めた。
1)OS10.4.8のComboアップデートを開く
こちらでも落とせる
OS10.4.8Comboupdate

2)ディスクイメージの中のpkgファイルを右クリック(コンテクストメニュー)の「パッケージの内容を表示」で開く
その中の
Contents/Archive.pax.gz
をデスクトップにコピーして解凍する

3)生成された「Archive」フォルダの中の
"/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app"
をシステムフォルダの中の
"/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app"
と入れ替える
この時に認証を要求されるのでパスワードが必要

4)ここでアクセス権修復をする
AppleFileServer関連の修復項目がここで大量に現れる筈

5)最後に再起動


こういう手順でもう一度トライした。

その結果今度は問題なくファイル共有も開いて数百メガ単位のイーサネット経由のコピーも成功した。
功を奏したのはOS10.4.8のアップデータに変えたおかげなのか、アクセス権修復を再起動の前にやったおかげなのかは不明だが、この手順でファイル共有はちゃんと復活した。

このトラブルがOS10.4.11に固有のものなのか、Leopardなどにもあり得るのかはよくわからない。
ただ解決策として知っておいた方が良いと判断してメモする。






G4iBookのファイル共有を開いて他のパソから覗けるようにしたいのだが
「パーソナルファイル共有」のチェックを入れてもグレーアウトして一向に前に進まない
年末辺りから急にこうなったが再起動しても何をしても治らない





ディスカッションボードによると「システム」の中の「ライブラリ」/「CoreService」
AppleFileServerというコアサービスアプリケーションがちゃんと機能していないらしい
これを差し替えることで復帰できるという





OS10.4.10のComboUpdateを入手してこれを展開、pkgファイルを
右クリックして「パッケージの内容を表示」でこれの中味を開く
中の「Contents」フォルダの中に「Archive.pax.gz」というファイルがあるのでこれを取り出す





このArchive.pax.gzをデスクトップで解凍するとArchiveというフォルダができる





このフォルダの中の"/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app"
システムフォルダの中のAppleFileServer.appと入れ替える。





この時に認証を要求されるので管理者パスワードを入力





これで「パーソナルファイル共有」は開いた
めでたしめでたし・・・とはいかなかった





このようにホストは認識して共有を他のMacから開くとパスワードも要求されてマウントもされた
ところがjpegのコピーには成功したがmpegファイルを
メガバイト単位で転送しようとしたらスタックしてしまった





そこで上記の手順をOS10.4.11のComboUpdateでやってみると最初に戻ってしまった





そこで今度はOS10.4.8のComboUpdateを落としてきて
同じ手順でAppleFileServerを入れ替える
もうひとつ手順を変えたのは再起動をする前にアクセス権修復をしたこと





今度は見事にファイル共有は開いただけでなく他のMacからもホストはあっさり見えた





数百メガバイトのファイル転送にも成功した
OS10.4.8のアップデータにバージョンダウンしたのがよかったのか、
アクセス権修復がよかったのかは分からないがこの手順でうまくいくことは分かった





ルートパスワードを使えば勿論ボリュームを丸ごとマウントすることもできる
これでまたMacBookとiBookの同期が楽になった







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ネットワーク上のファイルサーバに.DS_Storeを残さないTips

こういうエントリを見つけた。 Mac OS X 10.4- ネットワーク接続時に .DS_Store ファイルの作成を抑制する方法

会社のファイルサーバなどにMacで接続していると気をつけなくてはいけないことがある。
Macの便利なエイリアスなどをサーバの中に作ってしまうと、これはWindowsからは意味不明のゴミファイルにしか見えない。
同じことはWindowsが作るショートカットにも言えるので、Windowsユーザもサーバにやたらショートカットを作って
「ここにあるから皆このファイルに目を通しておくように」
とかいう使い方は迷惑なだけだ。

ウチの会社のファイルサーバはこうして長年積もり積もったゴミのようなショートカットやエイリアスが層を成して堆積しており、これに意味不明奇怪なネーミングをしたがる人達の作ったファイルやフォルダで訳が分からなくなっている。

こういうことにも注意しなくてはいけないが、Macユーザがもうひとつ気をつけなくてはいけないのは、Mac独自の不可視ファイルの生成ということだ。
Macはリソースフォークというスキームでファイルの種類やアイコン、クリエータ情報などを判別している。
OSXになってそういう役割は主に拡張子が担うことになったが、今でもMacはリソースフォークをサポートしている。
このリソースフォークが、Macにある間は不可視ファイルなのだが、サーバにあげたりWindowsに渡したりすると、これがまたゴミファイルになる。

そして本題の.DS_Storeだ。
これはMacでは
「ウインドウの位置、大きさ、背景色、カラムかリストかなどの表示スタイル、アイコンの大きさ、整列表示か自由表示か」
などのウインドウの中の表示にまつわる情報を記憶しておくファイルだ。

これがMacのディレクトリの上にある間は、上記のようにウインドウの表示スタイルを覚えてくれるので便利なのだが、サーバ上にあるとやはりWindowsから見ると意味不明のゴミファイルになる。
こういうものはできるだけサーバには残さないのが良いのだが、Finderでサーバの中味を覗いている時に、ウインドウの大きさや位置、アイコンの大きさ表示スタイルなどを変更したくなる時はある。
しかし変更するとこの.DS_Storeは自動的に生成されてしまう。

上記のエイリアスやショートカットはそういうものを作らないように心がければ良いし、リソースフォークに関しては受け渡しするファイルのリソースフォークは必ず削除する癖を付ければ良い。
そういうユーティリティも何種類か配布されている。

しかしこの.DS_Storeは勝手にできてしまうからタチが悪い。

そこでこのリンク先のTipsはこういう方法を紹介している。

1)Terminalを起動する

2)以下のコマンドをコピペしてenterキー

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores true

3)再起動

これでネットワーク上のサーバには.DS_Storeを作らなくなる。
さらに良い点は、この影響はネットワーク上のデイレクトリだけで、ローカルディスクの中にはこれまで通り.DS_Storeを生成する。
つまりローカルディスクに関しては、これまで通りFinderのウインドウのサイズや位置を覚えてくれるということだ。

便利だし、世の中にはMacの不可視ファイルを見ただけで
「ウイルスをバラまく非常識なヤツ」
みたいなわけが分からないこという人もいるので(これは実話)、Macユーザは励行するべきだ。
勿論皆で気持ちよくファイルサーバを使うエチケットのためにもということだ。






Finderのウインドウの大きさや位置、表示スタイル、背景色、アイコンの大きさなどの
オプションをディレクトリごとに記憶してくれるのはそこに.DS_Storeというファイルがあるからだ
ローカルディスクではこれは大変便利なスキームだがこれがサーバには悪さをする





オンラインのサーバ上には.DS_Storeという意味不明のファイルが残されている
作った犯人はMacユーザだが、Macからこれは普通見えないので自覚が無いのが困ったもんだ
こういう細かいファイルでサーバはゴミだらけになってしまう





そこで上記のコマンドをTerminalで実行する
これでネットワーク上のディレクトリには.DS_Storeを作らなくなる
ローカルディスクにはこれまで通り.DS_Storeはできるのでこれは励行したい





ちなみにサーバにゴミを残すもうひとつ大きな原因の
リソースフォークを私はGrimRipperProCMで削除している
他にもそういう目的のユーティリティはたくさんある







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先日紹介したKeyHoleTVを無線化して家庭内ラジオするぞ

ラジオを無線化するというのも変な文脈だが、といっても先日紹介したMacで地上局のテレビやラジオを視聴できるKeyHoleTVを無線LANで飛ばしてAirMacExpressなどで家中のスピーカーから流そうというだけの話だ。
これを使う。


Airfoil
(Shareware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

このアプリはMacの任意のアプリを指定して、その音声出力をジャックして無線に飛ばす機能がある。 以前はiTinesを無線化して家中で音楽を流していたが、iTunesがデフォルトでそういう機能を実現してしまったので、しばらくお蔵入りしていた。

KeyHoleTVを使ってこれでラジオを聞くなら、Airfoilで無線化して家中に飛ばそう。

AirfoilKeyHoleTVをしてする方法と、システムオーディオを指定する2つの方法がある。
システムオーディオを指定すると便利な点は、ファンクションキーのボリュームで音量を調節できる便利さがあることだ。
その代わりSoundflowerというアプリをインストールしないといけなかったり、システムアラートもいっしょに無線に乗ってしまったりのデメリットもある。

直接KeyHoleTVを選択するとSoundflowerのインストールも不要だし、システムアラートが乗ってびっくりすることもない。無線を繋ぐと自動的にKeyHoleTVが起動するなどの便利さがあるが、ボリューム調整がKeyHoleTVAirfoilもマウスを使わないとできないという不便さは意外に大きいかもしれない。






Airfoilを使ってKeyHoleTVを無線化する
システムオーディオを選択するとキーボードの音量キーでボリューム調整できるのが便利
システムアラートが無線にいっしょに乗ってしまうが・・・





システムオーディオを指定する場合Soundflowerをインストールすることを要求される
自動的に立ち上がるインストーラの「インストール」ボタンをクリックするだけの話だが





あるいはAirfoilで直接KeyHoleTVを指定する方法もある
変なシステムアラートも乗らないし接続するとKeyHoleTVを自動起動してくれたり便利
だがKeyHoleTVAirfoilもマウスでドラッグしないと音量調整できない不便さはある







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なぜかDHCPサーバからIPアドレスを取得できなくなって、ネットにつながらなくなった


先日起きたトラブル。
何が弾みだったのかは結局わからずじまいだが、出先でイーサネットに繋いでもネットに接続できなくなった。
その時は再起動でクリアできたが、翌日また同じ現象が起きて今度は再起動しようが、アクセス権の補修などのメンテナンスの手順を一通りやろうが全くつながらなくなってしまった。

システム環境設定の「ネットワーク」で手動でIPアドレスを入力してもつながらない。
接続の設定が壊れたのかと思い、接続設定をイチからやり直したがやはりIPアドレスをDHCPから取得できないで、
169.254.49.184
というローカルアドレスを表示したままだった。

dolipoが悪さをしているのかと思い、dolipoを終了してプロキシの設定を解除してみるが変わらない。

有線だろうが無線だろうが関係なく接続できないので、外付けハードディスクのシステムから起動してみた。
そうすると今度は、有線、無線とも問題なく接続できる。
これでハードウエアの故障ではないことが切り分けられた。
今度はrootから起動してみた。
するとやはりIPアドレスを取得できない。
ユーザアカウントの問題ではなく、全体の設定のどこかがソフトウエア的に壊れているという可能性が強い。
そういえばこの数日、IMやファーストユーザスイッチ、iStat menus等が表示されなくなったり、Spacesの設定が勝手に初期化されたりシステム環境設定ペインがらみの不具合が続いていた。
これのひとつかと思い、
"/Library/Preferences"
をごっそりTime Machineボリュームから上書きしてみたりした。
しかし結果は全部ハズレ。
初日は解決できないまま過ぎてしまい、仕事にも支障が出ることになってしまった。

ところが二日目のしょっぱなにひらめくものがあってシステム環境設定の「セキュリティ」に入ってFirewallの設定をいじってみた。

まず「すべての受信接続を許可」にチェックを入れてみる、つまりFirewallを切る状態にしてみるとなんと一発でIPアドレスを取得して、ネットにもつながった。
これで原因はFirewallの設定だと判明。

Firewallの何が問題だったから不明だが、最近「kdb5なんとか」だとか「なんとかd」とかUNIX実行ファイルが接続許可を要求してきて、そのルールが残っていたのでそれらのよくわからないルールを削除して、再びFirewallの設定を
「特定のサービスおよびアプリケーションにアクセスを設定」
に設定を戻してみたところ、問題なく接続できるようになった。
結局何が原因なのかわからないが、IPアドレスを取得できなくなったらFirewallの設定もチェックしろというTipsだった。

こうして文章に書いてみると大したトラブルじゃないみたいだが、この二日間
「やっぱりシステム再インストールは避けられないか?」
と悩みまくった非常に重たいトラブルだった。






ある日突然ネットに全くつながらなくなった
システム環境設定の「ネットワーク」に入ってIPアドレスとを見ると
IPアドレスは169.254.49.184というローカルアドレスのまま
「DHCPリースを更新」で何度IPアドレス取得を再試行しても同じ結果だ





外付けハードディスクから起動すると接続に成功、rootからは接続に失敗という
テスト結果からハードウエアのトラブルではなく全体の設定ファイルの破損が疑わしい
そこで"/Library/Preferences"Time Machine
バックアップのトラブル以前のところからごっそり上書きした
しかしこれは改善につながらなかった





ひらめくところあってシステム環境設定の「セキュリティ」の
「ファイアウォール」に入って一旦Fire wallを外してみる





すると今度は一発でIPアドレスの取得に成功してネットにもつながるようになった
192.168.*.*というアドレスはDHCPから割り当てられる一般的なIPアドレスだ
このあとはFire wallの意味不明なルールをすべて削除することで何度接続し直しても
有線だろうが無線だろうが問題なく接続できるようになった
ネットに接続できなくなったらFirewallも疑えという教訓だ

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Firewallをかけっぱなしだとネットに接続できないという問題がどうやら解決した

以前こちらで
なぜかDHCPサーバからIPアドレスを取得できなくなって、ネットにつながらなくなった
という問題が起きているということを書いた。

この問題を解決するには、新しいネットワークに接続するごとに、いちいちFire wallの設定を切ってDHCPサーバからIPアドレスを取得してからFire wallを元に戻すというものだった。
一度取得してしまえばネットワークを変えない限り何度でも最接続ができるので、そんなに問題がないといえば問題がないのだが、新しいネットワークに接続する度にネットに接続できませんといわれるのは鬱陶しいので解決策はないか探していた。

BBSに「shunbo」さんから
「/Library/Preferences/com.apple.alf.plistが壊れているのかも」
という情報をいただいた。

「生成されたplistの中身を書き換えてしまうという方法もあります。私の場合、CotEditorなどで中身を見て、不要だと思われる部分の記述を削除し、解決しました。
なお、PowerBook G4 12inchでトラブルに見舞われている人が多いようです。"mDNSResponder deny"といった言葉で検索をかけると、色々な提案がされていますので、ご参考になればと思います。」


という情報をいただいた。
ありがたいことだ。

そこで何よりも原因を切り分けたくて
Pref SetterSmultronを使ってこの
/Library/Preferences/com.apple.alf.plist
を開いてみた。
私の場合は何をするにもSmultronなのだが、結局この両者を見てもmDNSResponderの項目に何かを拒否するような記述が見られない。

よくわからないので
/Library/Preferences/com.apple.alf.plist
を削除してみた。
それで数日テストしているのだが、今のところどこのネットワークにもいちいちFire wallを解除しなくてもスムーズに入れる。
どうやら結果は上々のようだ。

ところで原因を解明するために元のcom.apple.alf.plistを置いておいて何が変わったのか比較すれば良かったな、と気がついたのは後の祭りだった。
要するに原因はよくわからないが、こういう時には設定ファイルを削除せよというクラシックOS以来の解決法がOSXでも有効だということだ。






Fire wallがネットワーク接続を阻害する時には
/Library/Preferences/com.apple.alf.plistを開いてみよとのことだ





SmultronPref Setterで覗いてみたがそれに該当するような項目は見当たらない





しかしcom.apple.alf.plistを削除してみたところ
DHCPサーバからIPを取得できないという問題は解決した
どうして解決したのか解明し損なったが解決したのでこういう方法もあるということで



2009年4月19日






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画面共有
(Bundle)
OS10.5Leopard対応

LeopardからOSに標準で実装されたVNC(バーチャルネットワーキングコンピュータ)というコンピュータをGUIでリモート操作するシステム。

このプロジェクトはVNC4XVine Serverの項目で触れたが、もともとAT&T研究プロジェクトとしてスタートし、オープンソースとして発展したコンピュータ同士をGUIのリモート操作で繋ぐというこのアプリは、今でもサーバ側、つまりリモートされる方はVine Serverというフリーウエアとして配布され、クライアントアプリ、つまりリモートする方はいくつかのフリーウエアが配布されている。

Leopardでもこれを使えるのかテストしていなかったので、久しぶりに試そうと思っていじりだしたところ、なんとLeopard以降のMacはこのVNCを既にOSに内蔵していることを知った。
何もインストールしないでLeopard以降のOSXはVNCサーバにもクライアントにもなれる。

サーバになる方法はシステム環境設定の「共有」に入って「画面共有」のところにチェックを入れる。
ここで「コンピュータ設定」に入って「VNC使用者が画面を操作することを許可」にチェックを入れてパスワードを設定する。
セキュリティに入ってファイアウォールで「画面共有」を許可する。

クライアントとして機能する場合はFinderの左ペインに現れたVNCサーバホストをクリックして「画面を共有」ボタンをクリックすることでサーバに接続できる。
当然途中で設定したパスワードを要求されるが、これで相手のコンピュータを操作できる。
これは勿論WindowsやLinuxにインストールしたVNCをリモート操作することもできる。

画面共有のアプリはシステムフォルダのCoreServiceとして格納されていて、直接触ることはない。
インターフェイスは上記の通りシステム環境設定とFinderだけだ。
簡単だし、システムと一体化していて違和感がない。





画面共有をスタートする方法
サーバ、つまりコントロールされる方になる場合はシステム環境設定の
「共有」に入って「画面共有」のチェックを入れる
「コンピュータ設定」ボタンをクリックしてパスワードを設定する
接続するクライアントを限定したい場合は下のリストでホストを制限できる




クライアントになる方はもっと簡単だ
Finderの左ペインに見えているVNCを起動しているホストをクリックして
ファイル共有と同じように接続ボタンをクリックするだけだ




設定したパスワードをこの時に要求される




この時「このセッションは暗号化されていない」旨のアラートが出る
SSHを使ってパスワードを暗号化する方法が示唆されているので
セキュリティ上必要な人はトライしてみると良い




今回はiBook DualUSBをサーバにしたので
Vine Serverを起動して先方のポートナンバー5900番を開いた
これで接続するとこのようにすんなりiBookのデスクトップをMacBook上に表示した



<追記>

大切なことを書き忘れていた。
画面共有をするにあたって、今回はiBook DualUSBの方でVine Serverを起動するだけでなく、VNCのポート5900-5902のどれかを開くことを忘れてはいけない。
私の場合は5900番を開いた。
これでMacBookの方から問題なく接続できた。





Vine Serverを起動したサーバ側(リモートされる側)の
環境設定を開いてファイアウォールにVNCという項目を追加する
方法は「新規」ボタンをクリックする




こういうタブが出てくるので上のプルダウンでVNCを選ぶ
するともうこういうプリセットが用意されている
通常自宅での使用ではこのままで大丈夫場なはずだ



2009年10月14日










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