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2006 年 12 月 1 日





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JPOP100
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはこちらの大黒さんのBBSで鈴太郎さんが紹介しておられたアプリ。面白いのでこちらでも取り上げる。

端的に言えばJ-POPの最新週間チャートをwebから取得して、それを表示したりジャケットアートを取得してケータイに送ったり、チャートをiPodに送ったり、ワンクリックでAmazonからCD購入ができたりというところが主要な機能になる。

ジャケットアートは着メロユーザにはうれしい機能だろう。
マニュアルで取り出すことができるが、iTunesにも送ることができればなおうれしいと思う。

右上のiPodボタンをクリックすると、iPodが接続されている場合はこのリストが転送される。
閲覧はエクストラ/メモに入っていくとそこにリストが見えているはずだ。

面白いのは過去のリストや過去に取得したジャケットアートを全部残していることだ。
過去リストは上のプルダウンから見ることができる。
ジャケットアートはアプリと同じフォルダの中の「images」フォルダに、過去リストは「JPOP100.dat」フォルダに溜め込む仕組みになっている。

あとでジャケットを利用したい時に便利だし、メールで添付して送るボタンもあるなど至れり尽くせりだ。
ただしそういう仕組みで過去の動作を全部記録する仕組みになっているから、どんどん取り込んでいるとこのデータフォルダがどんどん重くなっていくので、ヘビーユーザになりそうな人はたまには容量も注意した方が良いかもしれない。

今のところ情報ソースはmusic on TVで対象はJ-POPだけだが面白いアプリじゃないだろうか。
洋楽チャートも対象にするというような展開もあるのだろうか。






JPOP100はJ-POP週間チャートを取得、表示するアプリ
気になる曲をアーティスト名や曲名などで検索抽出もできて
ジャケットアートを取得したりケータイに送ったりAmazonでCDを購入したりできる
iPodにこのリストをメモスタイルで送ることもできるなど
小物ながらスイスアーミーナイフのような多機能が楽しい


2006 年 12 月 2 日





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Breakaway
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

深夜に家族が寝静まった頃にiTunesで音楽を聴いているとする。当然ヘッドフォンなどで聴いているだろう。
その時にふっと何かに手を伸ばした瞬間にヘッドフォンのジャックが抜けたら、深夜に大音響が部屋に鳴り響くなんてことになるかもしれない。
これは不慮の事故ではあるのだが、そういう時にヨメさんが「こんな時間に何してんのん?」と言いながらの迷惑そうな顔をしているのを見るのは悲しくもあり慚愧でもある。

このBreakawayを起動しておけば、不意にジャックが抜けてしまうという事故が起きてもiTunesを自動的に停止させるので、深夜にヒヤリとさせられる心配がない。

起動するとメニューバーに小さなアイコンを表示するだけだが、ジャックを抜くとiTunesのポーズ、設定するとジャックを再び刺すとiTunesのリジューム、つまり停止したところから再び再生を自動的に開始する。

設定ではジャックを指すだけでiTunesを起動するとかの設定が可能になっている。
また私の環境では問題なく動いたが、G5やintelMacを使っている方や、そうでなくてもリジュームなどの機能が上手く動かない場合は「Type Bを使う」のチェックを外してみよう。
デフォルトでは入ったままになっているはずだが、それで動かない機能が動くことがあるそうだ。

このアプリはメニューエクストラではなく厳密にはステータスをメニューバーに表示するタイプのアプリだが、見かけ上は設定画面をメニューからのプルダウンで呼び出せたり、メニューエクストラのように機能する。
作者さんによると近日中のバージョンアップで、いずれは本物のメニューエクストラとして作り直すそうだ。






Breakawayを起動するとメニューバーにこういうアイコンが現れる
再生中はこのアイコン





再生中にオーディオジャックを抜くと
メニューバーアイコンが変わってiTunesは一時停止される
再びジャックを刺すとiTunesは停まったところから再生を開始する
深夜にジャックが抜けて大音響が鳴り響くという事故を防ぐことができる





「ミュートキーを機能させる」のチェックを入れるとミュートキーを叩いたり
ボリュームをゼロに絞り込むと自動的にiTunesを停止させることができる
また「イニシャルコンパイルを許可」というチェックを入れると最初に
ジャックが抜けた時にスクリプトを「コンパイル」し直すそうだ
使用上はユーザには違いは解らないそうだが動作の確実性は向上するらしい
また上手く動かない場合は下の「タイプB」のチェックを外してみよう
これらを触って上手く動くポジションを自分で探せということらしい



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先ほどふと気がついたのだが、このサイトを公開して満3年が過ぎた。
3日続くか危ぶまれたこのサイトがなんと4年目に突入だ。
といってもこういうアニバーサリーも回を重ねるごとに感慨は少なくなっていくのだが、満10年ということになると少しは違うのだろうか?

その頃には自分でこうやってhtmlのタグを手打ちしているようなサイトは博物館的な価値が出てくるかもしれない。
「近頃の若いモンにゃ想像もできんじゃろうが、ワシが若い頃にはインターネットのホームページっちゅうもんはそうやって作ったもんなんじゃぞ」
なんてね。
とりあえずそういう区切りを迎えたということだ。



2006 年 12 月 3 日





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OSXに関するTIPSをひとつ。
sta la sta - Macユーザなら知っておいて損はない小技集さんで知ったOSXの機能とショートカット。

OSXのシステム環境設定ペインにユニバーサルアクセスという機能があって、これは身体的に不自由な人にも使いやすい機能が盛り込まれている。
私の場合は老眼が入り始めている以外は身体的な問題は特にないのであまり関心がなかったのだが、よく考えたらユニバーサルデザインといってハンディキャップがある人にとって使いやすいデザインは健常者にも便利なデザインなのだ。

このシステム環境設定/ユニバーサルアクセス/画面表示の中にズーム機能というのがある。
これをチェックを入れるとズーム機能が使える。
これで画面をズーム表示できるので、本来は目が悪い人向けの機能なのだが、プレゼンテーションなどでここ一番、
「ここにご注目ください!」
なんて言って鮮やかにズームインして、画面の一部を印象づけるということにも使える。

ただこの環境設定ペインをいちいち開いてここのチェックを入れるのが実用的でないと思っていたがなんとショートカットキー一発でこの機能は簡単にオン/オフ切り替えができる。
(ということはこのペインにも説明が書いてある)






画面表示のズーム機能にチェックを入れるとズーム機能がアクティブになる
いちいちここを開かなくてもコマンド+option+8キーでこの機能はオンオフできる





オプションを開けばどれくらいの比率でズームインするか、マウスポインタをフォローするか
ポインタを常に画面中央に置くかなどのフォローの仕方を設定することができる



それであとは
コマンドキーoptionキー+プラス(+)キー(モバイルキーボードの場合は+fnキー)
でマウスポインタのところを中心にズームイン、
コマンドキーoptionキー+マイナス(-)キー(モバイルキーボードの場合は+fnキー)
でズームアウト。
一気に元の位置に戻したい時には、もう一度
コマンドキー+optionキー+8キー
で戻ることもできる。
これでズーム機能はオフになるがもう一度叩けばオンになるし、オンになっても標準表示のままでいきなり大きく表示されたりしないので、確かにこの機能はプレゼンでも使えそうだ。






これは縮小されているが実はフルスクリーンショットだ
こんなに大きく表示されれば見やすいだろうし、プレゼンでの強調効果も大きい
しかもこれがショートカットキー一発でできるわけだから実用性も高い





他にもグレイスケール表示にしたりボイスオーバーを実現したり面白い機能がある
ここにあるコマンド+option+control+8キーの「画面の色彩を反転する」キーも
なかなかケレン味があって、知っていると「通ぶれる」ことで有名な機能らしい





コマンド+option+control+8キーの「画面の色彩を反転する」キーはこんな画面
いきなりこんな画面になってびっくりするがこれはモニタ出力が反転するだけで他に影響はない



<追記>
BBSに「ハル」様から情報をいただいた。
この拡大表示機能だが、OS10.4.8からはこんな面倒な手順を踏まなくても
controlキー+マウススクロール
でいきなり拡大できたり、元に戻したりできるようになったとのこと。こちらでも検証したところ
コマンド+option+8キー
なんかいちいち叩かなくてもこの機能はいつでも使えることを確認した。
すばらしい!
OSXだんだん便利になっていくな。惚れ直したぞ。
ちなみに手許にマウスがないモバイルユーザも
controlキー+2本指スクロール
で同じ機能を使える。
これは視覚に障害を持った人にも、Macでプレゼンをやりたいという人にも便利な機能じゃないだろうか。
いつも有用な情報をいただく「ハル」様ありがとうございます。



2006 年 12 月 4 日





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GET_ATI_NVIDIA_VRAM_V09
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

ハードウエアのステータスを表示するアプリのうちCPUの稼働率や、メモリの占拠率などをリアルタイムで表示するものというのは結構あるのだが、グラフィックボードの状態を表すものってなかったような気がする。
あったのかもしれないが寡聞にして私は知らない。

グラフィックボードやVRAM(ビデオメモリ)のステータスというのは実は重要なスペックで、CPUがプロセスを処理したあとのその結果をモニターなどに書き出す時に、単なるバイナリを実際に映像に組み立て直す作業はここでやっているわけだ。
だからここの性能が不足しているとCPUは1.2GHzという高速なものを使っているはずなのにビデオファイルやテレビ電話などの画像がすぐにコマ落ちしてしまうというという現象が起きる。

総体にAppleのiBookやiMacなどのコンシューマ機はここいらのグラフィック関係がアンダースペックだという伝統がある。
今愛用しているiBookG4はグラフィックメモリがiBookDualUSBから4倍増に増強されたというが、それでも32MBというお寒い状況で、お仕事専用機のDELLよりはマシという程度だ。

これから発表される機種はもっとグラフィックが増強されるのかもしれない。
なにしろ「Mac」君は「僕はプライベートな関係が多いから」と言い切っちゃったんだから、プライベート中心というならいつまでもグラフィックの低性能ぶりをDELLと競い合っているというのはいかがなものかと思うからだ。

というのは余談だが、これはグラフィックメモリの余裕がどれくらい残っているのかリアルタイムで表示してくれる。

サポートしているカードはATI7000台、8500台、9000台、10000台とNVIDIA、OSはタイガーのみと書いてある。それ以外のカードも搭載している旧製品もあるのでそれでは動作は保証されていない。
(本当に動かないかどうかは確認していない)






GET_ATI_NVIDIA_VRAM_V09を動かしてみると
表示しているウインドウの数でVRAMの残量がどんどん変わるのが解る
これで見るとiBookG4あたりでもVRAMは全然足りていない感じだ


2006 年 12 月 5 日





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Emilia Pinball
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

このTuxのスキンから想像できるようにLinuxから移植されたピンボールゲーム。
ピンボールゲームがWindowsにはバンドルされているがMacにはないなんていう些細なことが、気になった時代があった。
今は大抵のものはMacでも実現できるが、このコリントゲームが無いというのがいつまでも引っかかっていたところ。

最近知ったのだがシェアウエアは各種出ているらしい。
フリーウエアということなら、このLinux由来、OpenGL由来のゲームが一番良さそうだ。
ダウンロードのページに入ってpinball macというファイルをダウンロードすべし。

設定で羽根を動かすキーと、台を揺らすキーを決定できる。(それってリアルの世界では反則では?)
そのキーがデフォルトでは右control左controlになっているので、モバイルユーザは他のキーを割り当てること。






Emilia Pinballを最初に起動すると「テーブルをインストールせよ」とアラートが出る
optionに入って2種類のテーブルから選ぶと起動できるようになる
どうやらテーブルを自分で編集することもできるようだ





あとはおなじみピンボールゲームを楽しむべし
Returnキーでボールを打ち出してZキー「/」キーで左右の羽根を動かす



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Wraparound
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

マウスポインタをよく見失う人がいる。
スリープから復帰した時にマウスポインタの位置が解らずにイライラしながらマウスを、ガチャガチャ動かしたりしている。
何を隠そう、私がそれに当たるわけだが、iBookのような小さなスクリーンでもしょっちゅうポインタを見失っているので、シネマディスプレイのような大きな画面だと広大な砂漠の真ん中に放り出されたようなものだ。

そこでマウスポインタの位置を表示するアプリがいくつか配布されていて、ここでもいくつか取り上げているのだがこのアプリはチョットした逆転の発想だ。
マウスポインタを見失う時というのは、たいていはポインタが画面の端に行ってそこで引っかかっているのに気づかずに、一生懸命そちらの方向にマウスを動かす動作をしているわけで、一種の思考ループになっているから見失う。
だからそういう時は違う方向にマウスを動かすという冷静さがあれば問題はないのだが、もっと簡単に画面端でポインタが停まらずに、画面の反対側に戻ってくれば良いわけだ。
これなら冷静になれない性格の人でもマウスポインタを見失うことはないだろう。

そういう実用性も多少あり、やっぱり画面反対側からマウスポインタが現れるというギミックの面白さもありでこのメニューエクストラはなかなか良いと思う。

設定ではマウスポインタのワープをさせる方向を決定できる。
またホットコーナーを使っている人のために、コーナーに関しては装飾キーを要求する設定にしたり、コーナーの指定のピクセル数だけワープを除外するというような設定もできる。
また特定のアプリでだけこの機能を使う設定にしたり、逆に特定のアプリだけワープしないというような設定もできる。
ちょっとケレン味のあるギミックだが、設定はなかなかきめ細かく実用性は高い。






Wraparoundの私の環境でベストの設定
メニューバーやドックにアクセスしにくいのでやはり上下にはワープしない方が使いやすい
またスクリーンセーバやexposeは装飾キー付きホットコーナーで使う設定にしているので
装飾キーのコマンドキーを叩くとワープが無効になるように設定してある
ホットコーナーでDashboardも呼び出すようにしているのでコーナー20ピクセルも除外の設定
なかなか快適だ





普段はメニューエクストラとして起動している
ここから一時的に止めたり上の設定画面を呼び出したりできる


2006 年 12 月 6 日





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MDict
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

各国語の辞書アプリ。
デフォルトでは英露仏西の辞書がセットされている。
それぞれ単語の意味を例えば英露、露英辞書として調べることができるし発音もスピーチで聴くことができる。
そういう趣旨の英和和英辞書アプリならEIJIRO Viewerというフリーウエアを使っていてこれはなかなかスグレモノのアプリなのだが、辞書ファイルの「英辞郎」は有料なので完全にフリーというわけにはいかない。

その他のオンラインウエアの辞書ソフトも大抵は辞書ファイルが有料だったりする。
WordLookupはニュージーランドの大学で作られたフリーウエアだったので、なかなかお勧めできたがシェアウエアに移行した上に、辞書ファイルが他の大抵のシェアウエアが採用しているファイルに変更になったようだ。
しかも企業が権利を買い取ったみたいで、その企業の管理がずさんなのか日本語ファイルがずっと壊れたままになっている。
いつか直るだろうかと思って見ているのだが、いっこうに直りそうにないのは残念だ。
これもなかなか有用なアプリだったのだが。

ということで現状フリーウエアの辞書アプリは壊滅的かと思っていたら、このMDictがあった。
これはWordLookupを彷彿とさせるような軽快な辞書アプリだ。

しかもこれはWordLookupと同じように辞書ファイルを追加することができる。
追加の辞書ファイルはここでダウンロードできる。
当然私は日本語ファイルをダウンロードした。
ここで英和辞書ファイルと、和英辞書ファイルのふたつをダウンロードして解凍、それをアプリ本体の「Dictionaries」アイコンをチェックして指定するだけで良い。
辞書ファイル本体は
"~/Library/MDict/"
にコピーされるので、解凍した元の辞書ファイルは読み込ませたあとは棄ててしまって大丈夫だ。

他にも追記などもできる便利な機能があるので、翻訳業にいそしんでいる人や受験生にも役に立つんじゃないだろうか。






MDictを最初に起動するとこういうアラートを表示する
ライブラリフォルダに辞書ファイルをインストールして良いかと聞いている
Yesをクリックしないともちろん使えない





辞書ファイルをインストールし終わるとこういう表示になる
私の環境ではGrowlを使っているので
何をインストールしたかということもGrowlで表示する





辞書は全部表示することもできるし選択したものだけ稼働することもできる
マニュアルでチェックを入れることもできるし下のアイコンで一気に指定もできる





調べたい単語を入れるととの対訳と意味、発音記号が下に出る
上のヘッドホンアイコンで発音を聞くこともできる





その調べた履歴を登録して保存することもできる
つまり受験生の単語暗記帳のようなものに活用できそうだ





日本語辞書を追加するには所定のファイルをダウンロードしてきて解凍する
下の「+」記号をクリックすると辞書ファイルのパスを聞いてくるので指定
そしてリストに見えたらチェックを入れるだけで良い
これで日本語や中国語などの辞書を追加できる





結果はこの通り英和、和英辞書機能を追加できた





辞書ファイルはホームライブラリのここに収容されるので
ダウンロードしてきた登録済みの元ファイルは削除しても大丈夫だ



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DoubleCommand
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これは一種のキーボードリマッパーと言って良いのか、そういうシステム環境設定ペイン。

これは特にiBookのようなモバイルを使っている時に感じることなのだが、スタンダードなキーボードならコマンドキーが左右にあるがモバイルには左にしかない。
だからプリントなどのコマンドキー+Pキーというような非常によく使うショートカットキーが、スタンダードキーボードでは片手でできるが、モバイルでは両手でやらないといけない。

勿論親指と小指を使って片手で押すこともできるが、ホームポジションを崩したくないからショートカットキーを使うのに、そのショートカットキーを片手で押すためにホームポジションを崩していたんじゃ本末転倒だ。

その割には右にenterキーが2つもあったりこの日本語キーボード配列というのは、一見合理的なようで実際には結構無駄がある。だからUSキーボード配列に交換する人も多いんだろうけど、これは私は初心者にはお勧めしない。その理由は機会があったらどこかに書くとして、この日本語キーボードの不便を解消するのに効果的だと思われるのがこの環境設定ペイン。

私が便利だと思ったのはenetrキーをコマンドキーにしてしまう設定だ。
これならコマンドキーを使うショートカットキーがほとんど片手でできてしまう。
特に混み合った電車の中なのでページの一番下に送りたい時にコマンド+下向きカーソルキーを打つと肘が当たって左右の席の人から露骨にイヤな顔をされるので、その操作を片手でできるだけでも私にとってかなりのストレス解消になる。
なんせこのサイトの記事はほとんど行き帰りの通勤電車の中で書いているからだ。

他に便利だなと思ったのはキャップスロックキーを無効にするという設定だ。
このキーは不意に叩いてしまい、英数が大文字になってしまったり舌打ちするような思いをしたことがあるだけで何かの役に立ったという覚えがあまりない。
deleteキーを叩こうとするとミスしてejectキーを叩いてしまう不便はかなり前に解消されたが、このキャップスロックの呪縛はいまだに解けていない。
それならこういう設定でキャップスロックキーを無効にしてしまった方が特にモバイルはストレスなく使えるだろう。

このキャップスロックキーにcontrolキーの機能を割り当ててしまう設定もあるが、これは同じ左端同士なのでそれほど操作性が向上するとは思えない。

あと面白いと思ったのはfn(ファンクション)キーをcontrolキーにしてしまうという設定。
これなら片手クリックでコンテクストメニューを呼び出せそうなので便利だと思ったが、fnキーは使うことが結構あるのでこれは便利かどうかは微妙だ。
enterキーにcontrolキーを割り当ててしまうというのも便利そうだ。
どれが自分の手に馴染むか、いろいろ試してみたくなった。

主に通勤電車の中のようなスペースの制約がある場所で使わなくてはいけないので、モバイルのキーボードにはいろいろ不満を感じていた。
このペインは痒いところに手が届くようなスマッシュヒットだ。

なお、コンフリクトがあるのでインストールに先立ってiJectuControlCommandandControlPowerDeleteなどをアンインストールしないといけないと作者サイトに注意書きがある。これらのアプリを使っている人は要注意だ。






DoubleCommandはシステム環境設定ペイン
自由にキーボードリマップができるわけではなくここにチェックを入れてスワップする機能を選ぶ
私としては右shiftにcontrolを割り当てるとかもあるととても便利だと感じた


2006 年 12 月 7 日





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Graph Paper Maker
(Shareware)
Classic MacOS対応 OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応

方眼紙を簡単にジェネレイトするアプリ。

起動するとどんな方眼紙を作るかという設定画面が出てくる。
これに必要な項目を埋めていけば望みの方眼紙ができる。

項目を説明すると左上が用紙サイズ。「Letter」はアメリカのオフィスで一般的に使われるリポートのサイズで、日本ではA4が一般的ということになる。
右の「Portrait」は用紙の縦入れのことで横入れは「Landscape」になる。
「Margin」は上下左右の一単位の大きさ、その右のプルダウンで単位を「inches」(ヤード法)か「cm」(メートル法)を選ぶ。

その下には一単位に何本の基準線を入れるか、その太さをどれくらいにするかという設定が続く。
方眼は均一線にも設定できるし、対数グラフ用の罫線も簡単に作れる。
これは工学系の人には便利なんじゃないだろうか。
書き出しはPDFのみだから、どちらかというと紙にプリントアウトしてそこに鉛筆で書き込むためのグラフで何か思いついた時にいちいち文房具店に駆け込まなくてもいいというアプリなのかもしれない。






Graph Paper Makerを起動するとこういう設定画面が現れる
罫線のデフォルトカラーは黒だが、薄緑なんかに設定すると気分が出るかもしれない





例えば対数グラフの罫線をセンチメートル単位、縦入れで作ってみるとこんな感じ
対数はケタ上がりの罫を2列、3列などグラフの性格に合わせて作れる



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AudioSlicer
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

複数の曲を一本化したmp3ファイルをそれなりにオートマチックに分割して曲ごとに切り出すアプリ。
「それなりに」というのは全く手間要らずでワンクリックできれいに分割できるわけではないが、従来の波形を見ながら編集するアプリのような手間は必要ないかもというような、微妙な便利さのアプリだ。

それで実際にこれの機能を試してみるために手許にあるmp3ファイルのいくつかをiTunesJoinを使って一本化してみてこれがキレイに分割できるかやってみた。結論からいえば結果は上々というところだ。

ポピュラーやジャズなど無音部分とのメリハリがはっきりしているジャンルの音楽はかなりの確率で正確に分割できる。
こういうタイプの音楽のひとまとめファイルを手っ取り早く分割したいという場合は、かなり役に立つと思われる。

使い方のあらましはこうだ。
サウンドファイルをこのAudioSlicerのアプリアイコンにドロップする。そうすると自動的に解析を始める。
次に現れたウインドウには分割をシミュレートした「提案」が現れる。
そのウインドウには全ての無音部分を検出して、そこで分割していいかどうかのボタンが並んでいる。
それぞれの分割された部分を聴いて、そこで分割しても良いと判断したら「Split」ボタンをクリックしていく。
注意したいのはこの時点では、まだこれはシミュレートでファイルはまだ何も加工されていないということだ。
これで全ての曲を切り出して、問題なければファイルメニューからエクスポートを実行する。
そうすると指定のディレクトリに、このプラン通りに分割したファイルを書き出していく。

この時にそれぞれのパートのタグを何も設定していなかったら、書き出したファイルの名称は
「◯◯(元ファイル名)copy1」、「◯◯(元ファイル名)copy2」、「◯◯(元ファイル名)copy3」、・・・・
というようになっていくので、切り出す前にそれぞれのパートに曲名をつけることもできる。

ひとつ感心したのは今回テスト用のファイルはデジタル音源をエンコードしたものだけでなく、わざとカセットテープからエンコードした音源を混ぜておいたのだが、それでも正確に分割のポイントを検出したということだ。
カセットテープからの音源だから、曲間は完全に無音になるわけではない。テープヒスノイズが残っているし、その次に続くデジタルのmp3音源は頭に無音部分が残らないようにぎりぎりのところでスライシングされている。
それでも分割ポイントを正確に検出できたということは、アナログ的にヒスノイズのようなフラットな無音部分を検出するようなアルゴリズムになっているのか、それとも30分の1秒というような短い無音部分も検出するようになっているかどちらかだろう。

これはどちらの場合でもあまりセンシティブにすると誤動作につながらないかなとか思うのだが、面白いところだ。これからいろいろ試してみたいと思わせるアプリではある。
何よりも波形を見ながらちまちまカットを繰り返さなくても良いという意味では、音楽にあまり真剣に入り込みたくないユーザにはこちらの方が扱いやすいアプリになるに違いない。






それではお料理教室の始まり
まずはAudioSlicerの性能テストをするために下ごしらえとして
mp3を何曲かまとめた一括ファイルをあらかじめ作っておきます
用意するものはiTunesJoinでこれを使ってまとめたい曲のリストを
一括ファイルにまとめちゃってください
ワンクリックでOKです





そうすると所定の場所にこれらの音ファイルをひとまとめにしたmp3が出来上がっています
これを使ってAudioSlicerをテストしてみましょう





ちなみにひとまとめにしたファイルの波形をSparkLEで見るとこんな感じです
従来ならこの波の形を目で見て無音部分を探して曲の切れ目で編集していたのですが
なんとこの無音部分を自動的に検出して自動的に分割してくれるというAudioSlicer
早速テストしてみましょう





使い方は簡単です!
なんとアプリのアイコンに分割したいファイルを落とすだけ
これならお年寄りやお子様にも簡単にできますね!(スタジオ感嘆の声)





そして分割ポイントのリストを見て聴きながら曲の頭を見つけて「Split」ボタンをクリック
簡単ですね!(ただし結果については個人差があります。用法をよく読んでお使いください)





時々曲の切れ目ではないところも無音部分として検出しますのでよくご確認ください
それでリストを分割していくとこんな感じになります





また自動検出の結果に満足できない場合は無音部分のスレッショルドを変えてみてください
それでさらに良い結果になる場合もあります





そのまま分割すると全部同じファイル名になってしまいますので曲名をあらかじめ書き込みます
コマンド+Iキーでタグが出ますのでここに曲名を入れてください





あとはメニュー>「Export Splited」またはコマンド+Eキーで分割したファイルを書き出し!





出来上がったファイルはこの通り!
ちゃんと曲名、リスト順もリネームされこのままiTunesに登録できます
今なら世界2000万人のMacユーザ様限定でなんと無料でお求めいただけます!
(スタジオ拍手)お急ぎください、申込先は上記リンクまで!





なんていう冗談はさておいて確かに手軽で、しかも分割ポイントはかなり正確だ
感心したのはわざと混ぜたカセットからエンコードした曲もちゃんと分割点を検出したことだ
波形を見てもらえれば分かる通り無音部分もべったりヒスノイズが乗っていて
完全な無音部分は1/30~1/60秒程度しかないのにちゃんと分割できた
(前の曲のノイズが次の曲の頭にくっついてしまったが)
これはかなりいけてるアプリだと思う


2006 年 12 月 8 日





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GPLGhostscript
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

ことの起こりはこういうことだ。
会社でレーザープリンタを更新することになった。
新機種は富士ゼロックスのDocuCentreだった。
それでウチの職場は、Windowsが標準でネットワークサーバまでWindows使っているくらいだから、ほとんどの社員は本体付属のポストスクリプトドライバをインストールすれば問題なくプリンタが稼働したが、Macを使っている実動部隊の数人がプリンタから締め出されてしまった。
どうやらMac用のポストスクリプトドライバは数万円するらしい。
(Windows用は無料で本体に付いてくるが,Mac用は数万円のコストが要求される・・・要するに原価は一緒な訳だから、はける数が少ない方にはどうしてもコストが乗ってくるということかもしれない。Macがメジャープラットフォームなんかにはなって欲しくないが、せめてシェア3割くらいにはなって欲しいものだ)

それでMacを使っていた少数で総務担当に団交をしたが
「オレはMacが嫌いだからな」
という一言で彼はドライバ購入を渋っていた。
これが合理的な企業運営の理由なのだろうか?
こういう不合理な理由で物事が決定されるということは,企業の現場では、特に日本企業の現場では非常に多いような気がする。
(外資系がマシという気もあんまりしないが)

『人間はほとんどのケースで何が一番合理的かを実は知っていながら,合理的には行動できない。常に今は,あるいは自分は、この場だけは例外だと考えているからだ』
これはシュンペーターの言葉・・・ではなく私mutaが今思いついた言葉なのだが、なんとなくもっともらしいでしょ?


などと余談に字数を費やしている場合ではない。
先を急ぐ。

結局団交の末、数万円のポストスクリプトドライバを購入させて、Macユーザも辛うじてプリント環境が確保されたのだが、今度は2台目の富士ゼロックスの「Apeos」を導入することが決まった。
そして今度は実動部隊はそちらを使えという。ところがプリンタドライバは経費節減の折から、今期は購入が難しいという。
「なんじゃそらぁ? 仕事するなということかぁ? ゴルァ」
という怒りはおいておくとして、変則的にDocuCentreを使っているがなんとかフリーウエアでレーザープリンタを使えるようにしたいなということを考えていた。

それでGhostscriptというGnuライセンスのポストスクリプトドライバの存在は知っていたが,確かにこれならフリーウエアなのだが、これはUNIX由来のUNIXによるUNIXのためのドライバという感じで敷居が高い上に、
「インストールすると実行ファイルを削除できるだけであとはアンインストールできない」
という説明を読むととてもじゃないけど気軽にトライしてみようという気が起きないのだ。
なんせこれは数十個ものファイルを不可視領域にインストールするという説明もついていたので、私には手に負えないと思い打っちゃっていた。

ところがネットを流し読みしていて、OSXのGUIに完全対応したGhostscriptがあるという記事をどこかのブログで見かけて、どこが情報元だったのか思い出せないのだがいろいろ検索してやっと見つけたのがこのGPLGhostscriptだった。

このリンク先の作者さんがOSXのGUI完全対応を個人の手仕事でされたということで、これは素晴らしい。
しかしサイトを良く見るとこのセットの目的は
「ポストスクリプトファイルをヒラギノなどのオープンタイプフォントをエンベッドしたPDFに変換するのに便利なプラグイン」
という説明がついていた。
「あれ? OS10.4のPDFってヒラギノをエンベッドしてなかったの?」
という疑問と
「フリーのプリンタドライバじゃなかったの?」
という関連性がなさそうな疑問が二つ頭の中をグルグル駆け巡る。

がとにかくリードミーを読んでいたら
「PDFにオープンタイプフォントをエンベッドするのが目的だが、GPLGhostscriptはGUI対応のGhostscriptとしてポストスクリプトプリンタドライバとしても機能する」
という一文があったので、PDFの件は後でゆっくり調べるとしてとにかくインストールすることにした。

確かにプリンタドライバとして使うなら完全にGUI化されている。
これは素晴らしい。
何が素晴らしいかというと,インストーラでインストールするのだが付属のテキストに
「インストールされるファイルのリスト」
というのが全て書き出されている。
しかもセットにはアンインストーラも同梱されている。
これなら安心だ。
失敗しても原状に戻すことはできるわけだ。
この作者さんの細やかな心遣いに感謝しながらインストールした。プリンタの設定法についてはキャプチャーを観て欲しい。

それで結論からいえば、出先の現場にあったリコーのポストスクリプト複合機は見事に認識してプリントに成功した。
しかしキヤノンのLIPSを使うタイプのプリンタが、どうしてもエラーが出て出力に成功しない。
なんせ適合するPPDファイルを自動的に選んでくれるわけではなく、マニュアルでひとつずつ選んで試行錯誤しながらどれが合うかテストしていかなくてはいけない。
リコーは3つ目に試したPPDが成功したがキヤノンのLIPSは全部ダメだった。

そこで問題はそもそものことの発端だった会社のApeosである。
会社に戻ってApeosをなんとか試そうとしたが、そもそもGhostscriptのセットには冨士ゼロックスのPPDそのものが入っていない。
汎用PPDを試すがこれも反応せず。それで
「セットに含まれていない機種のドライバに関してはこちらのプリンターデータベースから探してみろ」
というリードミーのアドバイスにも従ったが、Apeosの「ア」の字もない。


どうやら富士ゼロックスは結構対応に遅れているようだ。
結局会社のポストスクリプト機で無料ドライバでプリントの夢は破れたわけだが、このPPDファイルはコミュニティではものすごい速度で開発されているようだ。
OSXは10.2からCUPS(Common UNIX Printing System)というUNIX式のプリントドライブシステムを採用したようなのでこの面でもUNIXの資産が活かせる。
調べてみると、なかなか将来に期待が持てそうな感じではある。






GPLGhostscriptはインストーラとアンインストーラがセットされているから安心だ
猫のアイコンはPDFにオープンタイプフォントを埋め込む切り替え専用アプリで本当は本体ではない





プリンタドライバの設定は通常通り「プリンタを追加」でプリンタブラウザを呼び出す





「ほかのプリンタ」ボタンをoptinボタンを押しながらクリックする





するとAppleTalkなどの接続法を選ぶプルダウンに「詳細」というメニューが表れるので
ここから接続を選んで認識したプリンタにPPDを割り当てよとリードミーにある
しかし私の場合この普通の設定法でPPDを選んでもうまくいった
この「Foomatic+rpdl」というのがこのGPLGhostscriptがインストールしたPPDだ





これでリコーの複合機は見事認識してちゃんとプリントにも成功した
ところがキヤノンは全てのLIPSで失敗、肝心のApeosに至ってはPPDもない
結局プリンタ設定については勉強になったがプリントはできずじまいだった
プリンタ設定が上手くてもダメなんだよ・・・ワタシの場合はね



ところでこのアプリの肝心の本機能のPDFにヒラギノオープンタイプをエンベッドするという機能なのだが、これはTerminal
pstopdf
というようなコマンドを実行する時に必要な機能らしいということが分かってきた。
フォントのサブセットも含んだ形でコマンドを実行してやらないと文字化けするということがこちらのヒロさんのサイトにも記述がある。

それでこれはTerminalを使った場合で、GUIで一度.psファイル(ポストスクリプト)で書き出したファイルをPDFに変換した場合にはこの設定は関係ないらしい。
エンベッドする、しない両方の環境でヒラギノフォントのPDFを作ってWindowsに渡してみたが、両方ともちゃんとヒラギノで表示していた。
ちょっと頭がコンガラがッて来たぞ。
結局GUIでPDFを扱う場合には、必要な機能なのか要らない機能なのかよくわからないのだがこれでそういう切り替えができるということだ。






この猫アイコンは実はこちらが本当の機能
TerminalコマンドでPDFを作る時に
オープンタイプフォントをエンベッドできるということらしい
「らしい」「かも」ばっかりで申し訳ないがそういうことらしい



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ShutterBug
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

写真をどんどん読み込ませて、テンプレートを選んで写真のキャプションを書いて超お手軽にwebアルバムが出来上がるというアプリ。

iPhotoだか、iLifeだかにもそういう機能がついていたがこのShutterBugは.Mac用というわけではないし、いろいろテンプレートが使えるということがメリットらしい。
逆にテンプレートをそのまま使うのではなく、自分で全てデザインから作るとなると結構機能が多いので使いこなすにはそれなりの根気が要求されそうだ。

でもこれひとつでページ編集をしてwebサーバにftpアップロードまでできるというワンストップの機能は一通り持っている。
手っ取り早くどんどんアルバムサイトを作りたい人は使ってみても良いかもしれない。

なお気になるアプリの名前は「カメラ小僧」という意味なのだそうだ。






ShutterBugはwebフォトアルバムを簡単に作るアプリ
写真を読み込ませてテンプレートを選ぶだけでここまでできてしまった
あとはキャプションの文章を編集すればwebサイトの出来上がりだ





それで出来上がったサイトをftpアップロードするにはここ
ファイル>ExportWebsiteでftpを呼び出す





するとこの通りftpでも.Macでもどこでも好きなところに作ったサイトをあげることができる
今日からアナタも個人写真家(ShutterBug)というわけだ


2006 年 12 月 9 日





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TUMIKI Fighters
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

D言語で作成されたゲームシリーズ。

アルカイックな積み木でできたキャラクターが、やはり積み木風の敵キャラを撃ちまくってその分解した積み木をくっつけまくるというくっ付き横スクロールシューティングゲーム。

絵ヅラはアルカイックだが、ゲームの難易度はアルカイックではない。






TUMIKI Fightersは横スクロールシューティングゲーム+くっ付き系
一杯残骸をくっつけておけば撃たれた時のダメージが少ないが
くっつけることに気をとられていると撃たれてしまうという
ちょっと自己矛盾型葛藤系ゲームとでもいうか



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Pertick
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

Dashboardで表示する時計。
テカテカのキレイなスキンを持っていて、アナログ時計、デジタル時計、デジアナと切り替えができて写真をドロップするとそれが文字盤に表示されるというシンプルな時計。
シンプルだが時計はいつも表示している必要もない訳だし、むしろDashboardで表示される方が合理的といえるかもしれない。

なかなかいいのだがDashboardを表示していない時でもCPUのプロセスを占拠しているのがちょっと残念。
時計!、計算機!はクールなアプリなのだから、表示していない時には完全にサイレントになってくれないと。






Pertickはデフォルトではこんな表示
デジタル、アナログ表示切り替えもできる





フレームに関してはキレイなカラーがいろいろ用意されている





写真をドラックするとそれが文字盤に
写真の選び方でなかなかいいテクスチャーになりそうだ



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いささか旧聞だが、OSXに深刻な脆弱性が見つかったと反MacキャンペーンメディアのITmediaがまた一人騒ぎしている。
フランスのセキュリティ評価機関が警告し実証コードも発表されているので、ITmediaお得意のガセネタ、誤訳記事ではない。

Webサイトを表示しただけで『攻撃者がリモートでブラウザをクラッシュさせたり、システムを完全に制御できてしまう』危険性があるという。

しかしその内容を見ると
『非常に危険度が高いセキュリティホールで、危険度危険度評価はFrSIRTが4段階で最も高い「Critical」、Secuniaのアドバイザリーでは5段階で上から2番目の「Highly critical」とされている』
という記事内容なので久しぶりに手強いヤツなのかと思ったら、なんとSafariの問題仕様を利用する実証コードだったのでちょっとがっかりした。

要するにSafariで表示するだけで
『破損したDMGイメージストラクチャを処理する際「com.apple.AppleDiskImageController」のメモリ破損エラーが原因』
の脆弱性で、Safari
「ダウンロード後、"安全なファイル"を開く」
設定にしてあるとWebブラウザからコードを含んだファイルを勝手にダウンロードさせて実行されてしまうという。

この対策は
「ダウンロード後、"安全なファイル"を開く」
設定のチェックを外すことだという。
何だそりゃ?

もうこの問題もいい加減にしてもらいたいと思う。
この程度のセキュリティホールを「もっとも危険なレベルのセキュリティホール」と評価しているフランスの評価機関の見識もさることながら、Appleもいつまでこの設定をSafariのデフォルトのまま放置しておくつもりなのだろうか?
Macは初心者に優しいコンピュータだというつもりなら、この設定はOffをデフォルトにしてもらうか、もう無くして欲しい。
この設定があって便利だと思ったことなんか一度もないし、こういうくだらないセキュリティホールの原因になるのだから是非これは無くしてもらいたいと思っている。

ちなみに先日発行されたセキュリティアップデート2006-007はこのディスクイメージの問題に対応していない。だから12/9の現時点では、セキュリティアップデートは最新でも何もしていなければこの脅威に対しては無防備だということになる。

そういうことなのでここを見ている皆さんはSafariの環境設定に入って
「ダウンロード後、"安全なファイル"を開く」
のチェックを必ず今すぐ外して欲しい。

実際のところこれまでに発表された「OSXの深刻な脆弱性」なんて半分くらいはこの設定をすることで防げるものじゃなかったろうか。
是非これは全ての人に励行してもらいたい。



2006 年 12 月 10 日





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Edgies
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

スティッキーズの替わりにシンプルなメモとして使えるアプリ。

目的はそういうことだが、スティッキーズには無い機能もいろいろある。
例えばデスクトップの両端にタブとして常時表示されること。
設定を変えればタブは左右端だけでなく上下にも表示できる。(それが使いやすいかどうかは使う人の考え方次第だろうが)

マウスポインタをデスクトップの端に近づければ半透明のタブが表れるので、そのタブをクリックすれば「名称未設定」のメモが現れる。
ここに覚えておきたいことをどんどんメモやコピペすれば備忘録として使える。

また名称設定欄のプルダウンを開くと、タブのタイトルを変更できるだけでなくコメントやキーワードなどを書き込める。
ここにいろいろ情報を書いておけば、このままの状態でもSpotlightの検索に引っかかるメタタグが形成できる。
またこのメモをテキストファイルなどに書き出した時にもこのメタタグは有効になる。
これは便利じゃないだろうか。
とりあえず何でもかんでもメモをして、タブが混み合ってきたらとりあえずテキストファイルに書き出して、必要になったらSpotlightで探すという使い方ができる。
メモ帳の考え方が変わるかもしれない。

これの面白いのはこれだけではない。
このタブを開いて、ここにファイルやアプリなどのバンドルをドロップするとここにエイリアスを登録する。
ということは簡易ランチャーとしても使えるということだ。

OS9当時にはアプリケーションのエイリアスをたくさん入れたフォルダを作って、デスクトップ下にタブ表示してランチャーの替わりにしていた。
システム標準のランチャーよりもこちらの方がずっと便利だったのだが、OSXになってこの機能はなくなってしまった。
そのOS9の使い勝手が恋しいという人はこのアプリのシェアウエアレジストをしてもいいんじゃないかと思う。






Edgiesはデスクトップの端にタブを表示してスティッキーズのようなメモとして使える
デスクトップ端にマウスポインタを近づけると半透明タブが出るので
それをクリックすると新しいメモを作成できる





たくさんメモを作ってしまってもいちいち開かなくてもお目当てのメモを探せる
マウスポインタを近づけるだけでプレビュー画面が出てメモの触りを表示する





タイトル下の▼をクリックすると設定タブが出てくる
ここでタイトルを変更できるしメモに色を付けることもできる
またテキストに書き出したりプリントなど一通りの操作がここでできる





タイトル変更をクリックするとタブのタイトルを書き換えられる
さらにここの▼をクリックすると・・・





ここでエントリーのプロパティを設定できる
これはグループやコメント、キーワードなどの情報を追加できる
メモ本文にあまり書き足したくないが検索にはかかりやすくしたいなら
ここに情報を書き込めばSpotlightなどのメタデータ検索にはかかる
感心したのはテキストに書き出した時にこの情報がメタタグになる点だ
何かキーワードを入れてSpotlightで検索してみて欲しい





また先ほどの操作一式はショートカットキーでも操作できる





さらにファイルやアプリをウインドウにドロップすればエイリアスを作る
これで簡易ランチャーになるので、よく使うアプリやファイルをグループ分けして
どんどん登録するという使い方もできる



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愛用しているアプリでも便利な機能がついていることを知らなかったりすることがよくある。
Smultronなんていうもうほとんど毎日起動していて、手放せないくらいに愛用しているテキストエディタにこんな機能があることに最近気がついた。
コマンド+Uキー
を叩くと現在表示中のhtmlページをwebブラウザのエンジンで表示できるのだ。

これは素晴らしい!
というかreadmeにちゃんと書いてあるではないか。
知らなかった。(よく読めよ!>オレ)
Smultronは単なるテキストエディタではなく、htmlエディタやコードエディタに特化したアプリだ。
htmlエディタに特化しているというのはどういうことかというと、作成中のhtmlをこのショートカットキーでプレビューしながら編集できるということだ。
このプレビュー画面は
コマンド+option+Uキー でリフレッシュできる。
つまりチョットしたホームページ作成ソフト並みの機能は持っているということだ。

プレビューにはこれまでSafariを使ってプレビューしていたが、このブラウザはちょっと最近表示が遅くなってきているのでイライラしていたところだ。 これが軽快で使えるならSafariは最終のアップロード後の表示確認だけですむ。
これは助かる。
いいもの持ってるじゃない、
Smultron






Smultronが素晴らしいのは単なるテキストエディタ、コードエディタではなく
ホームページ作成ソフトとして満足できる機能も備えているからだ
例えばエディット中のページをコマンド+Uキーでプレビューできる
webブラウザと同じレンダリングエンジンも実装しているのが本格的HP作成ソフト並みだ


2006 年 12 月 11 日





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Slider
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

HaxieのApplication EnhancerのプラグインでCocoaアプリのウインドウを開く時にフェイドインしたり、微妙にスライドしたりというアクションをつけるApe。

動作をするのはCocoaアプリだけで、Carbonアプリは影響はない。なのでFinderなども影響を受けない。
ただ一部のSafariとかのCocoaアプリでもこれは動作しない。
またこれはOS10.4タイガーの未利用のAPIを利用しているようで、パンサー以下では動作しないようだ。

アクションはすごくビミョーで、スライドしながらフェイドイン、フェイドアウトする動きは最長でも0.5秒までしか設定できない。それだけに渋い動きではある。
スライドは上下方向と左右を選べる。
インストール後はApplication Enhancerにペインが表れるので、そこで設定をする。
以降に起動したアプリが影響を受けるようだ。

<追記>
Safariには反応しないと書いてしまったが、一度再ログインしたらちゃんと反応するようになった。
なんとなくビミョーに各アプリ感度が違うのか?






SliderはCocoaアプリのウインドウがが表れるとき、消える時にビミョーなアクションをつける
下から上へあるいは左から右へスライド、フェードイン、アウトのいずれかあるいは両方で
Shiftキー+黄色ボタンでゆっくりドックにしまうアクションと組み合わせて
Windows使いをちょっと驚かせてやれという程度のこけおどしにはなる


2006 年 12 月 12 日





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HideAllApps
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

私の場合通常でも常時アプリは10~15くらいは起動しっぱなしになっている。
それをどんどん切り替えて仕事でも遊びでも使っているわけだが、困ったことに次々いろんなウインドウを開いているとデスクトップが散らかってきて用があるウインドウにすぐにコンタクトできないとかの問題が起きる。
そのためのexposeなのだが、デスクトップのアイコンにちょっと用があるという時に窓を次々と閉じていかないといけないメンドクサさは結局同じことなのだ。

そこで用のないウインドウを自動的にどんどん片付けてくれるのがこのHideAllAppsというアプリ。

これはアクティブになっていないウインドウを一定時間が経ったら自動的に「アプリケーションを隠す」機能のAPIを使って隠してくれるというアプリで、そういう趣旨ならSpiritedAwayというスグレモノのメニューエクストラがあったのだが、こちらは開発は終了してしまったようで、作者サイトは閉じられMacUpdateなどのミラーサーバにファイルが残るだけという状態になっている。
(追記:これは作者サイト移転を私がトレースしきれていなかっただけで作者サイトは存在するし、開発も続けられているようだ)

それにこれはメニューエクストラというのがなかなか良かったのだが、メニューが混み合っている私の場合はそういう単機能だけのためにメニューにそういうものを常駐させておくわけにいかなかった。

HideAllAppsはメニューエクストラではなく、ドックにもアイコンが表示される通常のアプリとして機能する。
このアプリのアイコンがSpiritedAwayと同じ幽霊のアイコンであることからこの作者さんもSpiritedAwayの機能を惜しんでリメークしてくれたのではないかと思う。

SpiritedAwayを使っていて惜しいと思ったのは、アプリを隠す時間が30秒よりも短く設定できなかったということだ。
このHideAllAppsは今回のバージョンから「環境設定」がついてこのアプリを隠す「リフレッシュタイム」を設定できるようになったのが、これが5秒から設定できるようになった。
これをもし0秒に近い数字にできたらアプリを切り替えた瞬間に他のウインドウは消えるわけで、使い勝手が向上するのではないかと思っていたのだが、さすがに0秒という設定はできない。
HideAllAppsは最短は5秒になったのだが、早速5秒で使ってみたところ問題が起きた。

この機能は結局システムのWindowServerに大きな負担をかけるらしく、5秒に設定すると5秒ごとにパルスのようにCPUがフルアップしてシステム全体の動きが異様に遅くなってしまった。
これはG4では無理だということだ。
intelMacならこういう設定もできるだろうか。
とにかくSpiritedAwayの作者さんがなぜ最短設定を30秒に限定していたのか分かった。
実用的な設定ということなら結局デフォルトの1分くらいが最適ということになりそうだ。

それはともかくこれでデスクトップが散らからないので、デスクトップのアイコンにコンタクトしたい時には今アクティブになっているウインドウをどかすだけですぐにコンタクトできるという便利さは棄てがたい。
またふたつのアプリのウインドウを比較して作業している時にはそのウインドウだけ隠さないということもできる。
ドックアイコンからプルアップで見えているアプリ名をクリックしてチェックを入れるだけで良い。解除も同じことを繰り返すだけだ。

これは便利なので、アプリを常にいくつも起動しっぱなしという人は試してみる価値がある。






アプリをいくつも起動しっぱなしにしてこのように散らかったデスクトップも
HideAllAppsを起動すれば・・・





このように表示されるのはアクティブなアプリのウインドウだけ
exposeもいいけれどデスクトップのアイコンにコンタクトする時に
結局片付けないといけないのならこちらの方が実際には便利だ





今バージョンから出るようになった設定画面で不要なウインドウが消える時間を設定できる
喜び勇んで「0秒」に設定しようとしたが最短は5秒ということになっているらしい
しかも5秒に設定するとCPUがフルアップしてシステム全体がすごく遅くなってしまった
結局デフォルトの1分あたりが一番使いやすい設定ということになりそうだ





ドックアイコンからプルアップするとそこにアクティブになっているアプリのリストが見える
これをクリックしてチェックを入れるとそのアプリは時間が過ぎても消えない
複数のアプリのウインドウを開きっぱなしにして比較したりコピーしたりという作業中は
こういう設定にした方が便利だし「一時的にHideAllAppsを止める」というチェックもある



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Retro Arcade
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.4Tiger対応

これはMacGamesさんのところで見つけた、まさに名前の通りのレトロなアーケードゲーム。

起動すると4種類のゲームの中から好きなゲームを選ぶようになっている。
選べるゲームは「Breakout(ブロック崩し)」「Pong(ピンポンゲーム)」、それに「スペースウォー」と「インベーダーゲーム」ということになる。
どれも70年代の半ばのアーケードゲームの定番だった。当時は通りにひとつはゲームセンターやゲーム喫茶があって、これらのゲームが入った台がおいてあった。
ゲームセンターなどとという業態が独立して成立したのもこのインベーダーゲームのおかげだろう。

70年代を知る人にとってはこのアーケードゲーム集は何らかの郷愁と感慨を起こさせずにはいられないだろう。
イタイケオジンの純情なハート直撃である。






Retro Arcadeを起動して4種類のゲームの中から何をするか選ぶ





この画面が何か分かる人はもうなにも説明する必要がないに違いない
ありそうで意外に忠実に再現したゲームがなかったのでこれはなかなかうれしい
ただ当時は「家にゲーム機があれば金を使いすぎなくていいのに」と思っていたが
今自宅のMacでゲームをし放題になったらゲームをしなくなるのは人間の性か


2006 年 12 月 13 日





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uApp
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

OSXのアプリのアンインストールの機能不備をここで何度か書いているが、そういう不満を持つ人が実際に多いのかアプリの関連ファイルを本体と一緒にアンインストールするアプリがここのところ結構立て続けに配布されている。

どれもなかなかのできなのだが、ニーズが多いからシェアウエアになるケースが多かった。
しかしここに来てフリーウエアのものもいくつか出てきている。
こういう基本的な機能がシェアウエアで配布されるということにまた不満を持つ人が多いからなのかもしれない。

このuAppの作者のサイトには以前は明確にAppZapperの名前を挙げて
AppZapperにインスパイアされた同じ操作性を持ったフリーウエアuAppだ」
と書いていた。
対抗意識むき出しだ。
(その後数日サイトが落ちていたが、復活したらこの記述が消えていた。ひょっとしたらあちらの作者さんの感情を損ねてしまったのかもしれない)

それがどういういきさつなのかは知らないが純粋にユーザの立場からしたら競争があるのはいいことだと思う。
フェイスのアイデアなどの問題でちょっと行き過ぎがあったかもしれないが。

起動したら「ここにアプリをドロップせよ」と書いたウインドウが現れる。
そこに落とすと確認のタグを表示してアプリとその設定ファイル、支援ファイル、フォルダなどシステム内に散らばったファイルを一網打尽にしてくれる。
また誤って削除してしまうと困るアプリを登録してプロテクトしておくリストがあるのもAppZapperと同じだ。
iTunesとかQuickTimeとかを誤ってアンインストールしてしまうと後が面倒だからこの機能はありがたいだろう。
そんなことをするわけないと冷静に考えれば思うのだが、ミスする時には人間は普段は考えられないようなオバカなミスをするのだ。
だからフールプルーフという考え方がある。
言葉の意味は「馬鹿が触っても大丈夫」という意味だ。
普段は賢明な人が、何かの弾みにとんでもない愚劣なミスをするというのが人為的ミスのほとんどのパターンだから、こういうフールプルーフはあるに越したことがない。






uAppを起動するとこういう小さなウインドウを開く
ここにアンインストールしたいアプリの本体をドロップする





すると確認タグが出て「これらのファイルを削除する」という趣旨のリストがあらわれる
「自動的に削除するアプリ」を過信しないでこのリストを一度注意深く見ることをお勧めする
よく見て確かに問題ないファイルばっかりだったら「Delete」ボタンをクリックする





また設定タグに入るとアンインストールしてはいけないアプリのリストが現れる
ここに間違えて削除したら困るアプリを登録しておこう
またiアプリ(iTunesiMovieなどバンドルアプリ)を保護する、
起動中のアプリを削除しないなどの保護機能がある


2006 年 12 月 14 日





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Hotel Gadget
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

未来派図画工作さんのスクリーンセーバ用QuarzComposerファイル。

ホテルガジェットには様々なお客さんが憩う様々な空間があるというコンセプトらしい。
とってもアートなスクリーンセーバだ。
このセーバは前は確かシェアウエアだったと記憶しているが、今回いちから書き直してフリーウエアにしてしまったということらしい。

それで前バージョンよりも動きがついてより3D感が強くなった。
それで余計に不思議な浮遊感が強くなった。
これは何か音楽をかけながら見てもらいたい。






Hotel Gadgetはモノトーンのアートなスクリーンセーバ
未来派図画工作さんのサイトには他にもアートな作品がいろいろある


2006 年 12 月 15 日





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Super Phoenix
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

トロン風のデジタル都市風景の中を飛び回って四方から飛んでくる敵機や砲台をひたすら撃ちまくる擬似的3D全方位スクロールシューティングゲーム。

擬似的3Dというのはパッと見た感じは背景や視点の移動の様子、それにダイブなんて機能もあったりで3Dのような感じがするのだが実際には俯瞰で見たオブジェクトを平面的に動かしているだけだということだ。
だから小さなリソースでそれなりにすごい動きをするゲームになっている。
ただしあまり快調に素っ飛ばして飛んでいたら、ビルのような高い建物に激突して自爆するから注意して飛ぶ方が良い。

カーソルキーで左右曲がったり、ジェットを噴射したり逆噴射をしたりのコントロールができる。
コマンドキーとスペースキーで武器を使い分けながら射撃、Zキーでダイブというようなコントロールになっている。また機種によってはoptionキーで変形したりする。(その目的があまりよく分からないが)

ところで作者さんのサイトを見ていたらこのSuper Phoenixをベースにした今度は本当の3Dの視点を持った全方位シューティングゲームを開発中とのことだ。
そちらも期待して待とう。






Super Phoenixは全方位スクロールシューティングゲーム
中央の自機のまわりにうっすら見えるボギーが敵機の方向を示している



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AP Grapher
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

かなり前のことだが、セキュリティについて取材している時にインターネットセキュリティの専門家から
「ウォードライビング」
という言葉を教えてもらった。
この言葉の由来の面白さと、こういうことを次々と考えるヤツがいるんだなということに感心した覚えがある。

「ウォードライビング」というのは要するにセキュリティが弱い無線LANを拾って車で流しているハッカー行為のことだ。

無線LANというのは何もセキィリティをかけないで使っている状態というのは、自宅の窓からLANケーブルや電話線を外に垂らしているのと同じことだ。
誰でも通りすがりの人が好きに繋いで好きに情報を持っていったり、不正アクセスしたり有料サービスを不正利用してくださいと言っているようなものだ。
少なくともWEP程度の暗号化と、接続できるデバイスを登録してそれ以外のデバイスをはじく設定くらいはやっておいた方がいい。

これだって万全とはいえないが、ネットワークの非公開化までやると接続が不調になった時に面倒なので普通の家庭ではそれくらいで充分だと思う。
最近でこそ無線LANのそういう危険性がパソコン雑誌などで取り上げられるようになってセキュリティをかける人が多くなったが、ほんの3年くらい前にはほとんどどこでもセキュリティを全くかけていないむき出しの無線LANが検出できた。
私の自宅周辺でも数軒そういうお宅があっておかげでYahooBBが落ちた時でも緊急の時にはちょこっと借りて接続したりしていたが、勿論これは違法行為なので皆さんはケッッしてマネしてはいけない。

ところがこれは違法行為だと知りつつ他人のセキュリティがかかっていない無線LANを拾って歩いてそれでマップを作って、「東京タダ乗り地図」みたいなものを仲間内で回してそれであちこち居場所を変えながら不正アクセスをしまくるというタイプのハッカーが「ウォードライバー」というわけだ。

この「ウォードライビング」という言葉の由来だが、それはダイアルアップ時代の「ウォーダイビング」から来ている。
ダイアルアップ時代には、出先からどこからでもインターネットにアクセスできるようにダイアルアップのアクセスポイントを開放している企業が結構あった。
社員は出先のモバイルから、公衆電話にモデムケーブルを繋いでそこにダイアルしてそのポイントからインターネットに接続して情報のやり取りをするというようなことをやっていた。
勿論この電話番号は社外秘なのだが、これを不正利用しようというハッカーが現れた。
彼らは何を考えたかというと
「無作為に電話番号にかけまくって、モデムのPPP信号を次々と流しまくる」
というアプリを作った。
これを走らせておけば、どれくらいの確率かは分からないがいつかそういう開放アクセスポイントに行き当たるわけだ。
そしたらあとはそういうアクセスポイントの電話帳を作って仲間内で不正に売買すればいい。
こういう「インターネットタダ乗り電話帳」というようなものがかなり一時期はやったらしい。
(ここいら確か「インターネット」という古い映画にちょっとそういう表現があったように思う)

こういうのを「ウォーダイビング」といったそうだ。ハッカーはまさしく戦争を仕掛けているような気分だったのだろう。
勿論今では電話アクセスポイントはIDやパスワードを要求するようになったので、そういう不正行為は難しくなった。
しかし彼らから見たらまだまだ無線LANユーザは「ちょろい」ということになる。
IDも暗号化も何もかけないでむき出しの公衆無線LAN状態で使っている人が多いからだ。
かつての電話アクセスポイントに代わって、今では車で流してむき出しの無線LANを探してマップを作っている。
だからそういう行為を「ウォーダイビング」にちなんで「ウォードライビング」というのだそうだ。「車で流しながら戦争」しているわけだ。

彼らが使う機材とアプリには何ら非合法なものはない。必要なのは普通自動車と無線LANに接続できるパソコンと無線LANの設定に使われるスキャン用アプリだ。
どれもどこでも普通に合法的に手に入るものばかりだ。


とまたまた長ったらしい前置きを書いてしまったが、このAP Grapherもその合法的グッズということになる。
勿論このアプリの開発目的が「ウォードライビング」だというわけではない。
このアプリはAirMacなどの無線LAN接続状況が今リアルタイムにどうなっているのかを表示するアプリだから、その波の強さや接続状況のグラフを見ているだけでも楽しい。
無線LANってどうつながっているか目に見えないから、なんとなく接続に成功しても実感が涌かないのだがこういうアプリで懸命に接続を維持している様子を見ると一段とAirMacのオムスビ型の筐体がいとおしくなるはずだ。
このアプリはそういう目的のアプリだ。

実際これを使ってみると、結構ノイズのジャミングを受けて時々接続が切れたりというようなことがあることがわかる。
その度に自動的に接続を回復しているわけだ。
なかなか可愛いじゃないの。

自宅の接続環境がいいのか悪いのかも分かるし、ご近所の無線LANとチャンネルが混信しているということも分かる。
それがこのアプリの本来の使い方なのだが、スキャンボードで
「セキュリティがかかったネットワークを表示しない」
というチェックもある。

これもネットワーク管理者が無線LANの設定に見落としが無いかチェックするために使うのが本来の目的のはずだが、先ほど触れた「ウォードライビング」にも使えてしまう。
このほどWinnyの作者に著作権侵害幇助の有罪判決が出てまたこれが物議をかもすのだろうけど、問題はそういう道具が悪いのかということよりもその道具を何に使うかということだと思うのだ。
こういう平和利用目的に開発されたアプリでも、ハッカーには有力な道具になりうる。

などと感慨を書いてしまったが、皆さんはこれをインストールして
「今日もウチのAirMacチャンは元気だなぁ」
ということを見て、あの白いツルツルの肌を撫でてあげるという目的に使って欲しい。






AP Grapherは接続状況、信号の強さ、ノイズの状況などをリアルタイムの表示する
たまたまこのキャプチャーは車のノイズで一時的に接続が切れた瞬間をとらえた





設定画面ではグラフ表示、スキャナーなどのステータスを変更できる
ドックアイコンにグラフを表示する設定も見える





その設定をするとアイコンはこんな感じになる
結構リソースは喰うのだがコンパクトな表示は可能だ





スキャナーボードでは今検出できるネットワークが見える
セキュリティがかかっていないネットワークが見える
これを見てちょっとは皆さんにも危機感を感じて欲しいのだ
WEPもデバイス登録もしていないネットワークは裸と同じことだ


2006 年 12 月 16 日





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以前に53日で途切れていた連続起動時間記録だが、今日また51日を越えてしかも至ってシステムも調子がいいのでどうやら今回はこの記録を更新できそうだ。

サーバ用途のOSXは60日以上起動していたこともあった。
しかし毎日持ち歩いてあちこちのネットワークに繋ぎまくって仕事にも使いまくって、ここで紹介しているアプリもインストールしまくっているiBookの方もUNIXのポテンシャルとして60日程度は連続起動したままで使えるはずだと思っていた。
OS10.2の時代にはそれでもせいぜい2週間程度が限界だったが、OS10.4にバージョンが上がって一ヶ月は普通に起動できるようになったので、前回トライしてみたわけだ。
残念ながら53日目にトラブってその記録は途絶えたわけだが、今回は前回以上に調子がいいので60日は実際いけそうな感じだ。
それどころか当初の目標の90日もいけそうな感じがしてきた。
記録更新したらまた報告を書く。






連続起動時間にまたチャレンジしているが今回は記録更新できそうな感じだ
それどころが90日もいけそうなくらいシステムは調子がいい


2006 年 12 月 18 日





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Spark
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前こちらのBBSで「システム標準のショートカットキーを無効化したり、編集したりできるアプリはないか?」という質問を受けてこれに私はちゃんと答えられなかった。
コマンドキー+tabキーを無効化する単機能のアプリならPullTabというAPEプラグインがあるが、結局既存のショートカットキーを無効化したり変更できるアプリは見つけることができなかった。

でも既存のショートカットキーを変更したりはできないが、新しいショートカットキーを追加することはいくつかのアプリで可能だということは分かった。
このSparkもそのいくつかの中のひとつで、しかもこれは他のアプリと違ってその単機能のために作られているので、その分操作が分かりやすい。
各アプリケーション単体のショートカットキーやシステムのショートカットキー、ドキュメントを扱う時のショートカットキーなどステージごとに使い分けられるので、工夫次第で便利な機能を追加できそうだ。

またAPIもコードで編集するのではなくプルダウンの中から使いたいインターフェイスを選ぶので、専門知識なんか何もいらない。
これは使える。






Sparkの新しいショートカットキー追加の手順はこうだ
まずファイルメニューからプルダウンで「新しいショートカットキー」で追加したいステージを選ぶ





そこで現れるAPI選択タグで何をしたいかを選ぶ
ここではショートカットキーでログインウィンドウに切り替えるという設定にした
手っ取り早くデスクトップにロックをかけるにはこれが一発でできると便利だからだ





タグの上部にあるショートカットキー設定窓をクリックするとこういう感じに変わる
これで次に叩いたキーの組み合わせを記録するようになる





設定を適用するとこのように新しいショートカットキーが現れ有効になる
また一時的にショートカットキーを殺したい時には左のチェックを外せば良い
チェックが入っていないショートカットキーは無効になる





左上のこのスイッチボタンをこの状態にして
追加されたショートカットキーは全て有効になる





このボタンをクリックしてこの状態にすれば
逆に追加されたショートカットキーは全て無効になる





このアプリはログインしている間は有効にしておくことができる
「ログイン時にSparkをアクティブにする」チェックを入れておけば
次回にログインした時にも設定したショートカットキーは有効になっている





これは選択したファイルをPDFViewで開くという設定
なぜかPDF書類はAdobeReaderがクリエータになっている場合が多いので
ちょっと中身を確認したい時にはこういうショートカットは助かる


2006 年 12 月 19 日





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The Belt
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

ゲームをいくつか。

The Beltというのはカイパーベルトなのか何なのかよくわからないが、小惑星がごろごろ漂っている宇宙空間で向こう岸の敵の砲台を破壊するという単純なシューティングゲーム。
操作法はワンプレイの場合は、QキーとWキーで砲台などを左右に回転させ、Eキーで射撃、Tキーで武器の切り替え、Rキーで砲台の切り替えとなる。
それだけなら単純なのだが、この切り替えた武器の扱いが複雑な上に途中で「エイリアン」なるお邪魔キャラが出てきてイライラすること請け合いだ。

マニュアルを読んでいるとLANを通じで対戦ゲームができるそうだ。
ネット対戦はサポートしていないみたいだが、そのうち時間が有ったら自宅のMac miniと繋いで長男にチャレンジしてみよう。(シューティングゲームではもう勝てないのだが)






The Beltは途中に浮遊する小惑星や「エイリアン」などのお邪魔にイライラしながら
向こう岸の相手の砲台をつぶすゲーム



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Glone
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.4Tiger対応

これは縦スクロール(?)のシューティングゲーム。

厳密にいうとスクロールしているわけではなく急降下してくるインベーダキャラをよけながら、ひたすら撃つだけシューティングゲーム。
これはインベーダーゲームが下火になったあと中ヒットになった「ギャラクシー」の雰囲気を再現したゲームだ。
先日かなり再現性の高いインベーダゲームを紹介したが、今度はその次の世代のゲームだ。
これはインベーダゲームですっかり儲けたゲーム機産業とゲームセンターが満を持して投入したカラーモニターゲームだったが、このギャラクシーがちょびっとヒットしたくらいで、当時のゲームセンターはもう閑古鳥が鳴いていた。

そういううら寂しい雰囲気が思い出されて、私個人的にはこっちの方がやってて黄昏れてしまうゲームだ。






Gloneは祝詞の通り「彼らが我々を破壊する前に破壊しろ」の通りのゲームだ
列から離れたインベーダーが鳥の糞のような爆弾を落としながら迫ってくる



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ギコボール
(Freeware)
Classic MacOS対応 OS10.4Tiger対応

これは2ちゃんねるの派生キャラ「ギコ猫」をカーソルキーを使って左右に動かしながら、落ちてくるボールを手で受けてジャグリングをするというだけのゲーム。

と、説明を文字で書くとアッフォみたいなゲームだが実際にやってみると結構難しい。
というかすぐに腕や顔にボールを当ててドボンしてしまうオレってやっぱり鈍いのか?
ハリャ~ン(汗)






ギコボールはギコ猫をカーソルキーまたは4、6のテンキーを使って
左右に動かしてジャグラーするという微笑ましいゲーム



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iBookG4の連続起動時間(Uptime)記録が前回の記録を更新して54日目に入った・・・
という話でBBSでテルさんとも盛り上がってしまったが、これで記録が達成できたからって何も得なことは無い。
ないけどもUNIX的なポテンシャルからいったらできるかもしれないと思ったら、やってみたくなってしまうという酔狂以外の何ものでもない。

でも調子いいんだよね、タイガー。
ジャガーで記録に挑戦した時には、Finderでアイコンが見えなくなったり、動作が遅くなったりいろいろ我慢しながらのチャレンジだったけど、タイガーは普段はそういう記録に挑戦中だということを忘れているくらい普通に動いている。
次の報告は当初目標の60日と90日を突破したあたりだと思う。






一応iBookでの最長不倒記録は更新した
次はサーバ用途のMac使用歴の最長不倒記録60日にチャレンジ


2006 年 12 月 20 日





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「感じ通信」さんのドッグはクリック一つで移動できるんだ というエントリーで知ったTips。
これは私も知らなかった。

ドックはデフォルトではスクリーンの下位置にあるが、システム環境設定で右や左の端に移動させることができる。
ある種のユーティリティを使えば上のメニューバーの下にぶら下がるようにも表示できる。
(使いやすいとは思えないが)

それは知っていたが、しかしそれはシステム環境設定かアップルメニューのDockの項目でしか変更できないと思っていた。
それでも別に不便はないのだが、例によってデスクトップが散らかっている時にドックをドラッグして移動させることができたら便利に違いない。
実はここで紹介されているTipsでそれが可能だということを知った。

アプリを登録している枠とファイルを登録している枠の境目の線をshiftキーを押しながらつかんでドラッグすれば好きな場所にドックを移動できる。

また「感じ通信」さんが感心しておられる米国AppleサイトのTipsページの充実ぶりも確かに立派なものだ。
知っている話題が多いのだが、中にはいくつか「へ~っ」というようなものもある。
確かにアップルジャパンも、もうちょっとこういうユーザ支援のページを充実させた方がいい。
それを怠ってきたからいつまでも「Macは使いにくい」と使い方をよく知らないスイッチャーに言われるのだと思う。






ドックのこの境目のラインをshiftキー+ドラッグするとドックを移動できる





私のせせこましいドックを左に移動させるとさらにせせこましい感じになってしまった
でもデスクトップは広くなった気がする
これは知らなかったなぁ


2006 年 12 月 21 日





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nastyfft
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これはiTunesビジュアルプラグイン。
速い話がスペクトルアナライザーだ。

低音から高音まで何段階かになっていて、それが音圧に合わせてグラフが上下に跳躍するわけだが、このビジュアルプラグインが美しいのは虹色に色分けされたグラフが時系列に奥に流れていきそれが3Dな視点で表現されていることだ。

設定で表示の大きさや視点の位置を変更することができる。
キレイなので試してみてはいかがだろうか。






nastyfftは3Dの美しい表示のスペクトルアナライザー
浮遊するように視点が動く効果が面白い



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「うむらうす」さんの世界における日本の評判というエントリーを見てみて欲しい。
これは面白い記事だ。

こちらのオリジナルの記事は実は毎年こういう調査をしているようで、私も昨年ある大学の先生からこのアンケートのデータについて聞かされていた。

これはBBCが毎年行っている各国の「好感度アンケート」で、今年のサマリーには
「イランの好感度が下がっており、また中国、ロシア、フランスの好感度も急激に下がっている。
逆にヨーロッパ全体と日本の好感度がもっとも高い」
ということが書かれている。

昨年も日本の意外な好感度の高さがサマリーに書かれていたが、それによると近年日本の海外での好感度はますます高くなって、今や日本は世界でもっとも評判が良い国のひとつになっているという。

昨年は日本の好感度の高さとは逆にアメリカ、中国、韓国などの好感度の低さが話題なっていたと記憶している。
これを見ていると新興核保有国への対応が各国の好感度にかなり影響していることが看て取れる。

昨年は北朝鮮への対応が甘い中国と韓国の好感度が低かった。
今年はイランへの対応が甘い中国、ロシア、フランスの好感度が下がっている。
またアンケート開始以来一貫して国際的な好感度が低いのがアメリカと中国だ。
この2国はすごく「横柄だ」というイメージで見られているらしい。

逆に日本はどこで強権を発動するわけでなし、外交的な圧力をかけるというようなことも北朝鮮以外に対してはほとんどない。
そして「ジャパニメーション」や「Anime」なんていう和製英語がもう普通名詞になりつつあるように、日本文化に対しての憧れとか「日本はクールだ」という感覚が相当世界中に広がっているらしい。
実はそのことを一番知らないのが日本人自身らしい。

だから「うむらうす」さんも書いておられるように「イルボン(日本)は世界でもっとも嫌われているハムニダ」とか言われて別にイライラする必要はない。
世界中で日本が嫌いだとか言っている国は中国と韓国の2カ国しかないからだ。
(あとは統計には出て来ないけど北朝鮮か)
しかもこの統計によれば中国や韓国の方が世界ではよっぽど好感度が低い。
(リンク先の記事には韓国の高感度の統計は出ていなかったが、昨年の記事では確か韓国は中位よりも下にいたと記憶している。だからトップ集団にいる日本とは比べ物にならないのだ)

これはNHKだかの語学の番組だったと思うが「明和電機」の作品をロンドンに持っていって、地元の人の反響を見るという企画をやっていたのを思い出した。
「明和電機」はあの父親の町工場を「復興」した兄弟が、珍妙な楽器を自分たちで発明して現代アートのような演奏会をやっているあのグループだ。
あの兄弟のどちらかはもう引退したようだが、最近は楽器だけでなく身の回りの「ファンシーグッズ」のデザインなどもやっているらしい。

その「ファンシーグッズ」というのが「自分で自分の頭を殴り続ける木の人形」とか「魚の骨そっくりに作ったテーブルタップ」とかこれまたヘンテコなものばかりなのだが、とにかくそれを持ってロンドンの街を歩く人たちに感想を聞きまくるという企画だった。

金融街のシティのビジネスマンたちには「明和電機」の「製品」の評判はさんざんだった。
「なんだこれは? 子供のおもちゃか? こんなガラクタを売って金を取るつもりなのか?」
というような感想ばっかりだった。

ところがロンドンブリッジに行ってモヒカン刈りのお兄さんや、きれいなおネーサンに聞いてみると
「カワイイ! これ欲しい! これはどこに行ったら買えるの?」
という感想が続出していた。
パンクのお兄さんの一人は
「これは日本人がデザインしたのか? まったく日本人って完全に逝っちゃってるよな! あいつら未来の国に棲んでいるんだぜ」
なんて大喜びしていた。

この感覚なんだろうな、この好感度の高さって。
イギリスはかつては日本と直接交戦して日本の捕虜虐待の為に世界でもっとも反日的な国だったはずだが、今ではそういう記憶はすっかり薄れてしまい、日本は直接的な利害も無いし何も横暴なことを言ってくるわけでもなく、たまに姿を現すと押井守のアニメだったり、こんな魚の骨型のテーブルタップだったり、
「よくわかんないけど平和そうだし、なんだか楽しそうな国だな」
というような印象しかないのかも知れない。

この不思議な好感度の高さは、当人の日本人にはちょっと理解不能な感じがしないでもないが
「お前のことは世界の中では結構好きな方だよ」
と言われて悪い気はしない。




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Whoopee
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

スキンにでているタイトルの「Whoopee cushion」はそのものズバリ「ブーブークッション」のこと。

このWidgetを仕込んで選択しておき、マウスをクッションの下に隠せば職場などに親密なコミュニテーションが生まれるという実用Widgetだ。
ただしマウスが壊れたり、シャレが通じない人との人間関係にヒビが入ったりしても作者並びに私は一切の補償ができない。

前にもこういう趣旨のアプリを紹介したことがあるが、こちらはそのwidget版でしかも音のバリエーションがすごくたくさんある豪華版だ。こういうバリエーションに凝るオバカっぷりが笑える。






Whoopeeはクリックに反応する音ものWidget
正しい使い方をすれば笑えるが使い方を誤ると
シャレが通じない人との間に問題を起こす可能性はある



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Todos
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

デスクトップにアイコンをずらっと並べるランチャー。

これはアプリケーションフォルダーあらかじめ読みに行ってそこにあるアプリのアイコンをキャッシュの溜め込むタイなので、フォルダやファイルを登録することはできない。
また毎回起動の時にアプリケーションフォルダを読みに行くので、起動に結構時間がかかったりする。
それでもこのランチャーが良いのは見た目がきれいだからだ。
ブラックのスクリーンにOSXのキレイなアイコンが並ぶのはやっぱり美しい。
見た目が美しいというのは毎日愛用する上で重要なファクターになるので、なかなかバカにならないと思う。

ただし実用的に使おうと思ったら読み込むアプリを30~50くらいに絞り込むべきだろう。
私の場合手が伸びる可能性があるアプリの数が多すぎるので、実用性について批評しても仕方がない。
そういう条件に当てはまる人には良いと思う。

メニューバーからプルダウンでスクリーンを隠したり表示したりできるが、面倒な人は
コマンド+option+control+Tキー
でスクリーンの表示、非表示を切る変えられる。






Todosはスクリーンにアプリケーションフォルダ内のアプリアイコンを並べるランチャー
私の場合数が多過ぎるが30~50程度に絞り込めばキレイだし便利じゃないだろうか





設定画面を呼び出したりランチャーを呼び出したりはメニューアイコンからプルダウンでできる
またコマンド+option+control+Tキーでスクリーンを表示したり隠したりもできる





表示するアイコンが多すぎる場合は設定で読み込まないアプリを指定できる
スクリーンでoptionキー+クリックで指定したリストがここで表示される
デフォルトではスクリプトも全て読み込むので多過ぎるだろう
復活させたい時にはここで右のリストからアプリを削除すれば良い


2006 年 12 月 22 日





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KeyCue
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

今アクティブになっているアプリやシステムで使えるショートカットキーのリストを表示するアプリ。

起動すると普段はバックグラウンドで常駐している。
コマンドキーを長押ししていると今使えるショートカットキーのリストが表示される。
ショートカットキーは実はメニューコマンドに全部書いてあるのでそれを注意深く見ていれば使えるキーは分かってくるのだが、物覚えが悪い私のような人には便利かも知れない。

リストを表示している時に
コマンド+optin+Kキー
で設定画面を呼び出せる。
設定ではどれくらいのディレーでリストが表示されるかなどの設定ができる。これはリストの呼び出しにコマンドキーを使う関係から、あまりスピーディに反応してしまうとコマンドキーをいじるたびにいちいちこの画面が出てきて鬱陶しいからだ。






KeyCueはショートカットキーのリストを表示する常駐アプリ
このリストはコマンドキー長押しで現れる
今押しているキーで始まるショートカットキーを黄色く表示している





リストを表示している時にコマンド+option+Kキーで設定画面が現れる
ここでコマンドキーを押してどれくらい遅れてリストが出てくるか設定できる
あまり敏感にしてしまうとかえって使いにくいので頃合いが良いところ探る事を勧める



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Redline
(Shareware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

美しい3Dのグラフィックのドライビングゲーム。

リアルな道や町並み、空のテクスチャーが本当に美しいのだが、その分グラフィックボードの性能も半端でなく要求される。
私のiBookではビルなどのレンダリングが高速だと間に合わないみたいで走っている途中でにょきにょき生えてくる。
それがまた高速感があってキモチイーかも知れないが。

シェアウエア登録すればコースも車も自由に選べるようになる。
マニュアルモードもあるしアーケードモードで走ればオートマ車になる。
カーソルキーだけで操作できるのも簡単で子供にも馴染めると思う。






キャプチャーが上手く撮れなかったので借り物の画像で失礼する
Redlineはこういう美しーテクスチャーのレースゲーム
これは走行している時の操作画面だ





視点を変えて再生もできる
条件を変えてこういう雨の公道とかということもできる
濡れた道路の光の照り返りや街灯の明かりの表現を見て欲しい
シェアウエアといっても3千円ちょいのものだし
製品版のゲームソフトと比べると格安じゃないだろうか


2006 年 12 月 23 日





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Jammin' Racer
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これまたブーガチャンのレーシングゲーム。
OS9にはシステムにバンドルでCro-Mag Rallyなるゲームがついていたが(現在はOSX対応してシェアウエア化)あれを彷彿とさせるような軽快なグラフィックのレースゲームだ。

実際初級のデモ版をやってみたがすごいスピード感だ。
車を選んでスキンを選んでレーサーを選んでカスタムパーツを選んだら、あとはひたすらに走りまくるだけだ。
しかしグラフィックは軽快だと書いたが、動きは確かに速いのだがこれをやっていたらグラフィックボードの温度があっという間に70度を超えてしまった。
私はCPUやグラボなどの温度をTemperature Monitorで監視しているのだが、このアプリを入れて初めてこれがアラートを出した。
夏場はなかなか危険なゲームかもしれない。

G3、600MHz以下のMacを使っている場合はカラーを16bitに変えたり、フレームレートを変える事を勧めると付属リードミーにも書いてある。

ワンプレイの時にはカーソルキーの左右でステアリング、上キーでアクセル、下キーでブレーキ、バック、ポイントをとったらコマンドキー+controlキーで一瞬だけターボが効く。
テークオーバーの時に活用してみると良いと思う。






これまたキャプチャーが上手く撮れなかったので借り物の画像で失礼する
Jammin' Racerはシンプルなブーガチャンレーシングゲーム
すごいスピード感だがグラフィックボードの過熱に注意ながらやってほしい



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WordDumpCM
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

.txt、.pdf、.rtf、.docなどの拡張子を持つテキストファイルから右クリックで、文中のワード数の分布を抽出するコンテクストメニュー。
そのテキストをいちいち開いて数えてみなくても、そのテキストの中でどういう単語がたくさん使われているか、単語ごとの数を自動的にカウントしてくれる。

これは面白いのだが、「で、それがなんの役に立つの?」とかは訊かないで欲しい。私にもよくわからないのだから。
SEOをやっている人には便利なんだろうか?
そういう事に関心がない私には、これが何の役に立つのかさっぱり分からない。
機能としては面白いプラグインだとは思う。
文化人類学の論文を書く時には使えるかな?
あとは古典的な暗号解読か?






WordDumpCMをインストールするとコンテクストメニューに
WordDumpという項目が現れる





あとは文字コードを選ぶと(不明の場合は自動でもOK)
このようにどういう単語が多く使われているかを表示する



anchor

ソニーは一体どこまで傷口をひろげるつもりなんだ?と驚いた記事。
ついこの間にもPSPの偽ファンサイトを装ってやらせをやっていたのがばれて海外サイトが炎上していたのだが、その謝罪文がふるっている。


ばれた。捕まった。やられた。皆さんの多くがすでにお気づきのように(喋りがちょっとファンキーフレッシュすぎたかも???)、ヒップホップ通のピーターは実在の人物ではなく、このサイトはソニーが制作したものでした。どうやら少々利口にやろうとしすぎたようです。これからはクールな製品を作ることに専念して、このサイトはPSPについて本当のことだけを伝えるために使うことにします。

ソニー コンピュータエンタテインメント アメリカ


この画期的な謝罪文のおかげで、炎上に燃料を注いでしまったようだ。
それにしてもこの「ファンを装った」偽ブログを「口コミマーケティングだ」とか言い切って「やらせではなくプロモだ」とかいういかがわしい「webマーケティング」の発想はそろそろ間違っている事を認めたらどうなんだろうか?

この発想はテレビや新聞を使うマスメディアマーケティングの考え方をそのままwebに持ってきただけの芸がなくてしかもwebというものを本質的にとらえ間違えている考え方だろう。
テレビや新聞でも「ファンの声」なんてスタイルで広告を出す事はあるが、こういう場合は基本的に「広告」である事を明記しないといけない。
だからドラマに製品を埋め込んだりする。
ドラマが巨大な広告になるわけだが、webでは「広告です」なんて明記したら誰も見向きもしてくれない。しかもテレビや新聞のような厳しい掲載基準も存在しない。

だから「ファンの声を掬った広告」ではなく「ファンの声そのものを装った広告」という発想になるのだろう。
しかしこれは犯罪的な詐欺行為である事は、マスメディアでもwebでも同じ事だ。
ソニーやソニーの下請けのいかがわしいマーケティング屋どもはいい加減それに気づいたらどうだろうか?
少なくともウォークマン偽ファンサイトの炎上事件でそのことを学ぶべきだった。

この謝罪文を読んでいるとこの会社はまったく反省していないようだから、これからもこういう事件を繰り返すだろう。

そういう事を繰り返していくうちにますます企業の信頼感を失い、本物のソニーのファンサイトすら「ソニーのヤラセではないか?」という目で見られるようになり、誰もソニーの応援なんかしなくなるだろう。
こういうコンシューマーを騙すようなやり方を「コンシューマジェネレイテッド」とか言いくるめるインチキなマーケティング手法は間違っているということを本当に認識しないとヤバいぞ。

ブログが流行し始めた時にはNHKすらこういうやらせサイトを企業の下請けでやっている連中の取材をして
「ブログがビジネスや経済を変える」
なんて勘違いした番組をやっていたが、いくらweb2.0になってコミュニケーションの形態が変わるからって、これまでは犯罪だったことがOKになるわけがないじゃないか。
ところがそういう新しい世界がよくわからない人たちほど、やらせサイトが「経済を変える」なんていう見当違いなことを礼賛したりする。

でもよく考えて欲しい。
これは公正取引法違反じゃないの?
アメリカの法律はどうなのか知らないが、日本ではこれは違法行為だと思うのだけどちがうんだろうか?

この謝罪文もあまりにも評判が悪くて火だるまになってしまったので、現在では削除されてソニーはまた今回もなかったことにしようとしているみたいだ。
だからここにもコピペとリンクを張っておく。



2006 年 12 月 25 日





anchor

今週は仕事の方が年末進行で、年内は更新が滞ると思います。
合間見てやりますが、どうなるでしょうか。
年明けぐらいから巡航速度に戻れる見通しです。



2006 年 12 月 26 日





anchor

ここでもたびたび触れているが、連続起動時間が本日60日を突破した。
多分歴代の環境の中で、私のところでは最長不倒記録だ。BBSに書き込みをいただいている「テル」さんのとこでは100日が記録なのだそうなのでそこも狙ってみる。
ただ、50日を越えたあたりからやはりちょっと色々不具合が出てきている。
それはこのあとにも書くが、色々な常駐アプリやプラグインを入れて再起動をしていないということも関係あるかも知れない。

全体としてはすこぶる調子が良いしシステムも軽快に動いているのだが。






連続起動時間は60日を越えた
次の報告は90日あたりになると思う



anchor

数日前からプリンタタグが真っ白になって何も表示しないという不具合が起きていた。
全てのアプリからプリントに入るとなるわけではなく、QuickImageCM.pluginのビュー画面からプリントタグに入った時とか、Photoshopとか宛名職人とか特定のアプリに限られていた。

だからこれはアップデータの不具合かとも思ったが、60日も連続起動をしてセキュリティアップデートを2006-007と2006-008のふたつも素っ飛ばしているわけだし、その前は問題なかったわけだからシステム側の問題ではなさそうだ。

それでプリンタタグの出方をよく観察していたら、プリント動作に入る時に一瞬だけちゃんとタグを表示するがすぐに消えてスライドの動作とともに出てくる新しいタグがのっぺらぼうになっていることに気がついた。

これは最近入れたSliderが不具合の原因になっているんじゃないかとふと思って、システム環境設定ペインに入ってSliderの動作を有効にするチェックを全て外してみた。
ビンゴ!
これがやっぱり原因だったようだ。これを無効にしてもそれ以前に起動したアプリは影響を受けないので一度ログアウトして再ログインをした。
そうすると上記のプリンタタグがノッペラボウになっていたアプリが全部ちゃんとタグを表示できるようになった。

残念! このぬるっと微妙にスライドしてウインドウが現れるアクションはなかなか好きだったのだが、こういうシステムのプリント動作とコンフリクトを起こしているようじゃちょっと厳しいものがある。
一旦は外してまた様子を見ることにした。
これでプリントの設定はまた元通りできるようになった。






プリンタタグがこのようにのっぺらぼうになってしまった
これでは用紙選択やプリンタ選択もできないし何よりもキャンセルボタンも
消えているので何かプリントしないとここから脱出することもできない
これはSliderを外すことで解決できた



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Levelator
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

オーディオファイルのレベルを適正に整音する自動シーケンスのアプリ。

これが使えるのはAiffとWAVファイルだけでmp3などでは動作しない。
このアプリを起動したら現れるウインドウに整音したいファイルをドロップするだけで整音済みのファイルを元ファイルと同じディレクトリに生成する。
元ファイルは何も変更されないので、失敗しても何も失われない。

それでこれの使用目的なのだが、これの効果は放送局の最終送出段にかませてあるリミッタのような効果がある。リードミーにはこれは単なるリミッタではないと書いてあるが、聴いた印象はそんな感じだ。
つまりこういうことだ。
シロウトさんが作ったポッドキャストの番組は整音がされていないために、録音レベルがバラバラだ。
基準レベルがバラバラだというだけなら良いのだが、ひとつの番組で左右の出演者の声のレベルがバラバラだったりすると非常に聴きづらい。

そこでこのLevelatorをかけるといわゆるプロ仕様のリミッタのように、あるいはちゃんとしたミキサーマンがついている番組のように聴きやすい番組になる。

そういう効果のようだ。
だからリミッタなどのエフェクトのレンジは大きめで反応はゆっくり目に設定されているようで、音楽などの整音には向かないとマニュアルにも書いてある。
ポッドキャストをやっている人は試してみてもいいのではないか。
リスナーの反応が変わるかも知れない。






Levelatorを起動した時に現れるウインドウにファイルをドロップするだけ
プロセスを開始したらこのようにスペクトラムアナライザが現れてプロセスバーが表示される





残念ながらmp3はサポートしていない
こういう表示が現れたらそれは扱えないファイルだ





元ファイルと同じディレクトリにこういうファイル名の新しいファイルが生成される
元ファイルは残るので失敗しても何も失われない



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Tilt Mania
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

最新のMacのモバイルには落下事故からハードディスクを守るためにSMS(Sudden Motion Sensor)が内蔵されている。
これは内蔵のハードウエアセンサーとUNIXのsmsという引数で管理されている。
これの目的についてはSkip CheckerMacSaberの項目に詳しく書いた。

このSMSを利用していろいろ面白い遊びアプリやゲームアプリが作られている。
Skip CheckerMacSaberもそうだし、このTilt Maniaもそうだ。

ルールはとっても簡単だ。
iBookやMacBookなどのモバイルを左右に揺らしながら、このボールをスムーズに穴を通して下に落とすというだけのことだ。
ボールが一番上に行ってしまったらゲームオーバー。
まるで鼻毛を抜き始めたら停まらなくなるような、惚けたような吸い込まれ感がある。

付属リードミーにも赤文字で「もっとも重要な注意事項」として書かれているが、
「Macを(落として)壊しても文句言って来ないでね」
ということだ。






Tilt Maniaのゲーム画面
Macモバイルを左右に傾けてボールをスムーズに穴に通していくだけだ



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Rollin'
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

こちらは盤面を傾けてボールを転がし赤いボールを緑のボールのところに誘導するゲームWidget。

迷路を抜けていくのだが、途中の穴に落とさないようにボールを転がさないといけない。これはSMSなどを利用するのではなくカーソルキーで盤面を前後左右に傾けることでボールを転がす。






Rollin'のゲーム画面
ただ赤いボールを転がすだけなのだが「穴に落とさずに」というのが難しい


2006 年 12 月 27 日





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ImageViewerCMPlugIn
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

これはコンテクストメニューでピクチャーのプレビューが一発でできるというコンテクストメニュープラグイン。

そういう趣旨のコンテクストメニューならQuickImageCMというプラグインを永らく愛用していてこれがとても便利なのだが、QuickImageCMと違う点はフォルダ単位で深い階層まで画像を読み込むことができるし、ピクチャセレクタのような機能も兼ね備えているということだ。

インストーラの指示通りにインストールをすると
/Applications/ImageViewerApp.app
/Library/Contextual Menu Items/ImageViewerCMPlugIn.plugin
/Library/Automator/View Pictures.action

という3つのファイルを挿入する。

画像ファイルやフォルダを選択して右クリックすると、コンテクストメニューに
View pictures...
というメニューが現れている。
これは
/Library/Contextual Menu Items/ImageViewerCMPlugIn.plugin
に挿入されたコンテクストメニュープラグインの効果だ。
それをクリックするとImageViewerというアプリが起動する。
要するにこれがこの機能の本体で、コンテクストメニューは単なるトリガーに過ぎない。
でもこれはアイデアだと思う。
こういう形でいくつかコンテクストメニュー化してもらいたいアプリはあるからだ。

それで本体のアプリであるImageViewerでは何ができるかというとフォルダ単位で画像を読み込んで軽快にプレビューしたり、画像データを表示したり要らない写真をゴミ箱に移動するセレクタの役目を果たしたり、スライドショーも(簡易ながら)できたりとなかなか機能的には盛りだくさんだ。

これらの機能を満たすために私はいくつかのアプリやコンテクストメニュープラグインを使い分けているがワンストップでやってしまいたいという人にはこのImageViewerCMPlugInはなかなか使いでがあると思う。






ImageViewerCMPlugInの使い方は簡単だ
表示したいファイルあるいはフォルダを選択して右クリックで「View pictures」をクリック





表示画面はリスト表示とプレビュー画面の2ペイン方式だ
「Unregistered」の赤文字はシェアウエア登録をすると消える





プレビュ画面右下にコマンドメニューアイコンが並んでいる
ポインタを置くと何のコマンドかキャラクターでも表示するので分かりやすい





例えばこれはピクチャーのデータを表示するコマンド
EXIFデータも扱えるらしい(未確認)





実体はアプリケーションフォルダに挿入されるこの.appバンドルだ
だからピクチャーアプリだということなるのだが
コンテクストメニューとしてパッケージしたのがアイデアだ



anchor

ブログじゃなくてもコメント欄生成してみるテスト

「うむらうす」さんの「ブログじゃなくてもコメント欄生成」のエントリで知ったASPサービス。

どんなサイトにもエンベッドで簡単にコメント欄を作成できるコードというこちらの記事によると僅かに一行分のJavaScriptをエンベッドするコードをサイトに置くだけで、ブログでもないプレインなhtmlサイトでもコメント欄をつけられるという。
これは面白い。
そのコードはたったこれだけだ。

<script src="http://js-kit.com/comments.js"></script>

なんとなく「うむらうす」さんに名指しされたような気がするので、試しにここにつけてみる。
ただ、もしコメントがたくさんついたら、そうでなくても縦長なこのページがますます縦長になってしまうなぁ。
って、コメントがつかないうちからコメントがついたら困る心配をしてもしょうがないのだが。
しかし「ここまでするんだったらいっそブログに移行してしまえよ」という気はしないでもない。
当座はそういう突っ込みは無しで進行していただけるとありがたい。






2006 年 12 月 29 日





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JustLooking
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

例えばシステムにはデフォルトでプレビューという画像ビュアーアプリがバンドルされている。
これでjpegやpict、pngなどをさっと見ることはできる。
だから不便はないのだが、もしもこのプレビューよりもはるかに素早く起動して、はるかに多機能なマルチフォームピクチャービュアーがあって、これが画像のプレビューに普通に使えるとしたらどうだろうか?
乗り換えたいと考えないだろうか?

そういうアプリがこのJustLookingということになる。
これはOSXで扱えるほとんどの静止画像のフォーマットを素早く読み込んでプレビューできるだけでなく、スライドショーができるだけでなく、オリジナルをFinderで表示したり、不要な画像をゴミ箱に移動するセレクターになったりといった画像ビュアーあるいはセレクターとして必要最低限な機能は揃っている。

ビュアーとしてもズーム、ローテイティング(回転)などができる。
これだけいろいろ機能があってデフォルトのプレビューのように使えるならこれは良いんじゃないだろうか。






JustLookingを最初に起動するとこういうタグが現れる
このアプリをデフォルトのピクチャービュアに設定するかと訊いてきているが
特に都合がないならこのアプリをデフォルトピクチャービュアにすることを勧める





デフォルトのビュアー画面はこんな感じだが勿論ズームもフルスクリーン表示も可能だ
そういう画像ビュアがプレビューよりもはるかに素早く立ち上がる





スライドショーは間隔の秒数、フェイドの速さ、gifなどのアニメが
完結するまで待つかなど細かい設定が可能になっている





プリントアウトの設定も意外に細かい
用紙を設定するだけでなくその用紙にイメージをどうレイアウトするかを設定できる





例えばWalletはこんな感じで用紙にイメージをコピーできる
シールシートにプリントすればプリクラや名詞にQコードを貼るなど
いろいろな使い方が考えられてプレビューより便利だ





ちなみにJustLookingをクリエータに指定すると
ピクチャアイコンはこんな感じに変わる





OSXがサポートしている画像フォーマットはほとんど全て扱える
またこの設定画面でデフォルトで開くかどうかを設定できるのがよい



ところでここにもコメントのコードを貼ってみるが、正しく表示されないというか私の予想では上とまったく同じものが表示されるはずでつまり「うむらうす」さんが言われていた全てのエントリにコメントをとつけるということは残念ながら実現しないはずだ。
つまり一枚のページには一種類のコメント欄しか貼れないわけだが、それでもないよりいいかも知れない。
とりあえず本当にそうなるかどうか見てみるテスト。



やっぱりダメみたい。
2カ所には表示できないということやね。







<後日追記>
今度はうまくいったみたい。




anchor

Menu Butler
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

OSXのシステム標準のメニューバーアイコンのうち、デフォルトでは隠されているものを表示させるWidget。

スピーカーアイコン、時計アイコンなどおなじみのものもあってこれを表示、非表示さっと切り替えられるだけでも便利なのだが、ここには見たことがないアイコンも並んでいる。
これはどうやら隠し機能なのかまだ開発途上でこれから実装されるものなのかよくわからないが、OSXにはまだ使い切れていないAPIがいろいろあるということだ。
面白いWidgetじゃないだろうか。






Menu Butlerの画面のアイコンをクリックするとメニューバーにアイコンが現れる
中には見たことがないようなアイコンもいくつか見受けられる





これなんか見たことがない機能だ
説明によるとポータブルホームフォルダ(?)との同期をするメニューだという
ホームフォルダをリムーバブルディスクに入れて持ち歩けるようなそういう機能だろうか?
タイガーにはそういう機能はなかったように思うのでレパードから実装される機能かも
ちなみに不要なアイコンはコマンドキーを押しながらメニューバーの外にドラッグすれば良い


2006 年 12 月 30 日





anchor

気になっていたリンク集を、やっと手直しができた。
最近リンク先のサイトのサイト移転が立て続けにあって、リンクがいくつか切れていたのには気がついていたのだがなかなか手が回らなかった。
リンクに追加したいサイトもあるのだが、それは今後の課題ということでとりあえず既存のリンク先をやっと直した。
トップページにもリンクバナーをおいたり、共闘サイトのサーチフォームをおいたりしているからリンク先のサイト移転は最小に留めておいていただけるとありがたい。
といっても当サイトも今年移転しているから、人のことは言えないわけだが・・・



2006 年 12 月 31 日






anchor

MagicScreen
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

インスタントにスクリーンセーバを起動できるアプリ。

という機能はシステム標準のホットコーナーを使っていて、それでも不便を感じていないがドックアイコンをクリックするだけでスクリーンセーバに入れるというところが視覚的で操作しやすいとも言える。






MagicScreenのアイコンをドックに登録しておく
するとあとはこれをクリックするだけでスクリーンセーバに入れる



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Hydromancy
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

水玉がくっ付いては離れるような、水面の油膜が表面張力で集合離散しながら色彩を変えていくようなそんな効果のスクリーンセーバ。

ユニバーサルバイナリ化したということだが、前のバージョンからはこんもりした感じの3D効果も追加された。
キレイな視覚効果のセーバ。






Hydromancyのスクリーンは水面に反射した
油膜のような色彩を変えながら集合離散する美しい効果





コンモリした「チーズのような」3D効果も追加されている





効果の選択や色彩の傾向などは環境設定で決めることができる



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これが今年の最後の更新になると思います。
06年はいろいろ皆さんお世話になりました。
07年も引き続きよろしくお願いいたします。
来年も皆さんの幸多い年になりますように。











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