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私がインストールしておかないと困る10のDashboard Widget
ヴェアダルさんの「僕がインストールしておかないと困る10のアプリ」 というエントリに反応してみたところ、同じようにこの企画を面白いと思った方が何人かおられたようでいくつかのブログでこういう記事が続いた。
これはなかなか面白い現象だと思うけど、わざと人と同じものを入れたくないという選択も多少はあったかもしれないが、皆さん見事にバラバラでそれぞれ個性があっていいと思うしMacユーザも十把一絡げに「マカ」という言葉でくくれないくらいに多様化してきているんだなと思う。
これが7~8年前だったら、こんな多様性はあっただろうかと思ってしまう。
そこで悪のり便乗企画第2弾で
「私がインストールしておかないと困る10のDashboard Widget」
ということで選んでみた。こちらも悩ましかったが今回はちゃんと10選べた。
そもそも
「Dashboard なんかなくてもコマラネェよ」
という人もいらっしゃるだろうが、私は前にも書いたように
「せっかくあるんだから使えるものは使ってみようよ」
という貧乏性のため使っているうちにこれはこれで便利だなと思い始めている。
その中でも特に気に入って使っているウィジェットということになると、アプリと一緒で私の場合は実用的なものが多いのだが、この10個はそれぞれ気に入って実際愛用もしている。
皆さんはどんな感じだろうか?
1)空模様
これは天気予報を表示するウィジェット。天気予報を気象協会や各種ウエザーニュースサイトに取りに行って表示するアプリというのはこれまでもたくさんテストしてきた。そのうちいくつかをデスクトップに常駐させていたこともあったが、天気予報を知りたいと思う瞬間なんて一日のうち1回か多くても2回しかない。ならばこういう用途こそDashboard が向いていると思う。
いつでも気軽に見られるようにしておきたいけど、そうしょっちゅうは見ないというステータスものがDashboard にはふさわしい。
だから天気予報なんてドンピシャだと思うなぁ。
普段はデスクトップにあったって邪魔なだけだし。
2)iCal Events
そういう意味ではスケジュール帳も、スケジュールの調整をしている仕事の最中は、常時起動しているけど普段は起動していない。でもヨメさんに「明日は晩ご飯いるの?」なんて訊かれてスケジュール帳を起動していたんじゃ会話に間に合わない。
だからこのスケジュールを表示するだけというウィジェットも相当役に立っている。
表示するだけだから軽い。
3)AirTrafficControl
これは、無線LANのネットワークにつなぐ時になかなか重宝している。
メニューバーにもAirMacカードアイコンを表示しているが、これではオープンなネットワークかどうかまではわからない。だからつないでみて舌打ちすることが多いのだがこれがあればホットスポットの波はすぐにキャッチできる。
4)Show Off
あまり意味は無いのだが、連続起動日数、連続起動日数記録、平均負荷、Swapなどを表示するウィジェット。これがあるから連続起動日数記録に挑戦したくなったのかもしれない。
5)WakeOnLan
これはスリープ状態に入っている自宅サーバを無線LANから起こすために使っている。これがあればファイルサーバをスリープする設定にしていても、いちいち本体に触ってスリープから復帰させなくても共有に接続できる。二階と一階でファイル転送をしていたりすることがよくあるのでいちいち一階にスリープ解除しにいかなくても良いのですごく便利だ。
これも同名のアプリも使っているが、この機能を使うことは週に一回程度なのでアプリをわざわざ起動するのはメンドクサイ。これもウィジェットに最適な機能だと思う。
6)Tigerたん
他と比べるとこのウィジェットは実用性は極端にないのだが、Dashboard を使っている人(特に男性ユーザ)はほとんどこれを使っているんじゃないだろうか。もえ~なタイガーたんが役に立つのか立たないのか微妙なTipsを次から次へとおせっかいに教えてくれる。
またBBSから読み込むフレーズもなかなか気が利いている。
先日の
「どうせ私のとなりにロールちゃんを置いてるんでしょ? ふん」
というのにはワラタ。
7)Screenshot Plus
スクリーショットを撮るウィジェット。Dashboard 専用というわけではないのだが、デスクトップのスクリーショットを撮る機能が今のところ不全で、Dashboard ウィジェットしか撮れない。しかし私はDashboard ウィジェットを撮るためにこれを入れているのでそれで不満は無いが。そういう目的には一番綺麗にショットが撮れる。
8)DoBeDo
これもiCal からToDo項目だけを取り出して、「やらなくちゃいけないことメモ」を表示する単機能ウィジェット。だけど書いておかないと忘れることって多いからこれはやはり重宝している。
9)Wikipedia
インターネットが普及して本当に便利になったなと思うのは、調べものが楽になったこと。今やこういうWikiのようなネット辞書のおかげで百科事典もほとんど要らなくなった。Wiki自体は信頼性の問題では裏を取ってから情報を利用した方が良いと思うが、ちょっと言葉の意味を知りたいときなんか本当に重宝する。
10)鉄道運行情報
4年前に東京に転勤してきて何よりも一番驚いたのは、東京の電鉄は毎日のようにどこかが不通になっていることだ。関西と違って路線の数も総営業距離数も桁違いに多いから、事故などの運休数も必然的に多いといってしまえばそれまでだが、とにかくみんな慣れっこになっていて誰も電車が止まっていても大騒ぎしないということにも驚いた。関西で近鉄が止まったら大ニュースなんだけどなぁ。
それはともかく東京の鉄道は平然と止まってくれるから、こういう鉄道情報を表示してくれるウィジェットは出掛ける前にチェックしている。
+1)Dashboard KickStart
ということで以上十個が私がないと困るウィジェットだが、最後にひとつオマケ。これはウィジェットではないが、これをインストールしておくとログイン時にあらかじめDashboard を自動的にスタートしておいてくれるので、Dashboard の起動が早くなる。前はログインして最初にDashboard を起動するとえらく待たされたものだが、これのおかげでDashboard は随分使い勝手が良くなった。
ウィジェットを使うのならこれも入れておきたい。
現在の私のDashboard 画面
こんな感じで常駐ウィジェットが並んでいる
結構いろいろ試しているのだが案外入れ替わりはない気がする
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原因不明のmdsの暴走が起きた
昨夜から今朝にかけてCPUがずっとフルアップしっぱなしになった。
何がきっかけだったか思い出せない。出先のポストスクリプトプリンタにAirMacを通じて初見で接続してプリントしたあたりからという気がするがよくわからない。
アクティビティモニタ を見てみるとmdsという項目とWindowServerというふたつの項目が半々でフルアップしている。
mdsというと例のSpotlight の暴走という感じがするが、Spotlight の場合はmdsとLAServerという項目が交互にフルアップするのだが、今回はずっとmdsとWindowServerという組み合わせが一杯一杯になって変化がない。
しかもCPUが完全にオーバーロードになっているようで、バッテリがいつもよりもかなり速い速度で消耗してしまった。いつもなら3時間半は保つバッテリが、一時間半で8割消耗してしまった。特にバッテリボルテージは過去最低記録を更新するほど落ち込んでしまった。
一晩様子を見たが結局止まらないのでログアウト、再ログインしてみるとウソのようにmdsの暴走は止まって正常になってしまった。
結局何が原因だったのか全くわからない。Console を開いて
/var/log/crashreporter.log
を見てみると、
Wed Mar 7 23:21:13 2007 crashdump[8592]: crashdump started
Wed Mar 7 23:21:15 2007 crashdump[8592]: Started writing crash report to: /Library/Logs/CrashReporter/WindowServer.crash.log
Wed Mar 7 23:21:17 2007 crashdump[8592]: Finished writing crash report to: /Library/Logs/CrashReporter/WindowServer.crash.log
というログが残っている。
というか該当する時間帯に起きたクラッシュはこれしか記録がない。
つまりWindowsServerがクラッシュするとこのようにmdsが連れ込みで暴走することもあるということだ。
原因は「何かの弾み」としか言いようが無いし、対処法は再ログインかそれでもダメなら再起動しかない。
今回のトラブルはCPUが原因不明のフルアップ、バッテリの異常な消耗という症状
アクティビティモニタ で見るとmdsとWindowServerというふたつの項目がフルアップ
対処法は再ログインか再起動しかない
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iTunesFullCalc (Freeware)
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
iTunes で過去にかけた音楽のログが残っているということを以前Tipsにも書いた。
これはiTunes だけでなくiTunes で同期したiPodで聴いた曲の履歴も全て加算的に残るというすばらしい機能だ。
それでこのログをどう利用するかということは各人の工夫にまかされていて、スマートプレイリストの条件に指定して「今月のヘビーローテーション」なんてやってみるのも楽しいのだが、このアプリは違う利用の仕方を提供してくれる。
過去のログを基にiTunes とiPodでかけた曲の演奏時間の合計を算出してくれる。
それを基にユーザとしてどれくらいヘビーかを評価してくれるというもの。
ちなみに私の評価は「iTunes デストロイヤー」ということだった。
でそれが何の役に立つのかというと、作者によると
「iTunes とiPodと一緒に過ごした時間に想いを馳せてください」
ということらしい。
すばらしいんじゃないだろうか。
iTunesFullCalc の「計算するボタン」をクリックするとこんな画面
計算が終わったらのべ演奏回数、演奏時間、判定が表示される
そうかデストロイヤーだったのか、なら多少のトラブルは仕方ない・・・?
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一晩で起動ボリュームの容量が1ギガも減ってしまった!
私の場合、Menu Meters でいつもSwapfileのサイズ、起動ボリュームの空き容量、CPUの稼働率などを常にチェックしながら使っているのだが、これで見ていてなんと起動ボリュームの空き容量が昨晩よりも1GBも減っていることに気がついた。
なんだ!こりゃ!?
そんなでかいアプリをインストールした覚えは無いし、そういう手のでかいムービーなども入れた覚えがない。
ユーザ領域の中をざっと見てみたが、それらしいファイルは何も見当たらない。
こういう時はいつもこれを使う。
WhatSize はファイルサイズ順で階層表示をしてくれるファイルブラウザだ。これまでもこの手のトラブルがあった時にはいつも役に立ってくれた。
何よりも良いのは不可視領域のファイルサイズも全て表示してくれるからだ。
今回のようなこういうトラブルは大抵は不可視領域にわけの分からない巨大なファイルができているというケースだ。
ビンゴ!WhatSize は
/private/var/log/
に
windowsserver_last.log
という巨大なファイルができていることを差し示していた。
サイズがなんと1.14GB
このディレクトリはシステムまわりのログファイルを格納している場所で、ログファイルなんてのは要するにテキストファイルだから、せいぜい数十KB、かなり長期間のログを残していても数十MB程度のものだ。
ログファイルがギガを越えるなんてことは正常な動作ではない。
多分昨晩、mdsとwindowservserが暴走しているのを一晩放置していたため、一晩徹夜でせっせと意味のないログのテキストを作っていたのだろう。
さて原因が分かったが、問題はその対処法だ。
Console を開いて、そこから「ログを削除」してみたが、全く変化なし。
OnyX やMainMenu を使ってログを削除してみたが操作を受け付けない、または変化なし。
こういう時は自動化されたユーティリティになんぞ頼らずに、手動できっぱりやっつけてしまった方が結果が良いことも経験則で知っている。
方法はふたつ
Terminal を起動してsuでrootになってrmコマンドでザクッと削除、または不可視ファイルを扱えるユーティリティを使ってGUIで削除という方法。
今回は後者を取った。
Show Hide Invisible files を起動して、この操作でFinder で不可視領域が見えるようにした。
そうするとルートボリュームから
/private/var/log/windowsserver_last.log
とたどっていける。
Finder で見ても確かに1.14GBの大きさがある。
早速これを削除した。
方法はゴミ箱に入れてMainMenu で「強制的に空にする」メニュー。もちろん「rootのアクセス権が必要だ」というアラートと認証画面が出てくるがパスワードクリアすれば削除できる。
あとは再起動が必ず必要。
問題はこのwindowsserver_last.logなるファイルを削除してしまっても大丈夫かということだが、一応この症例をググって見た。
ここでもしばらく様子を見ていたがこれまでのところ問題はなさそう。
Console を開くとちゃんとwindowserverのログは生成されているので問題なく動いているようだ。
今回はトラブルによるログファイルの激増だったが、普通に使っていてもこういうログファイルが激増するということはあるようだ。
「最近これといって大きなファイルを入れていないのに知らない間にディスクの空き容量が少なくなっている」
という場合は、このログファイルを疑ってみると良い。
対処法は上記の通りだ。
Menu Meters で見ると昨晩よりディスクの空き容量が1ギガも減っている
なんなんだこりゃ?
可視領域を見ていても何も異常はないのでWhatSize で全領域をチェック
そうしたらログファイルの格納場所に1.14GBのwindowsserver_last.logなるファイルを発見
OnyX などいろいろ試行錯誤してみたがらちがあかないので実力行使に
Show Hide Invisible files で不可視領域を表示してFinder で削除
もっともプリミティブだがもっとも確実な方法だ
こういう領域のファイルなので削除に当たって
root権限の認証を求められることは言うまでもない
それで再起動したあともConsole を見ているとwindowserverは正常に動いているようだ
そして再びMenu Meters でチェックしてみると空き容量は10.9GB
昨夜のレベルよりちょっと増えたのでかなり前から
このファイルは巨大化していたのかもしれない
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ImageWell (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
先日、「ないと困る10のアプリ」というヴェアダルさんの企画に乗ったが、同じくうむらうすさんもこの企画に乗って おられた。
その中でこのImageWell を一押しの画像エディタにしておられたので試してみる気になった。
このアプリ自体は結構前にヴェアダルさんが紹介していたのも知っていたのだが、まだ未使用だった。というかこのサイトでは当然取り上げているべきアプリがまだまだたくさん落ちているということも今回の皆さんの10のアプリを見て再認識した。
しばらくそういうものを取り上げようと思う。
png、jpeg、tiffなどの静止画を加工できる画像エディタをこのサイトでもいくつか紹介しているが、このジャンルは万能選手のPhotoshop 、Gimp を除くと、それ以外のものは小振りでそれぞれ得意不得意なことがある。
かなり手の込んだ加工をひとつの場所で徹底的にやりたいプロのような人ならPhotoshop が一番使いやすいということになるのだろうけど、われわれ素人にはこのPhotoshop やGimp は大掛かりすぎて使いこなすのが大変だ。
それよりもオンラインウエアだと何でもできるわけではないが、それぞれトリミングに特化していたり、リサイズやボカシなどに特化していたり、ロスレスでロテイティングができたりと単機能だけ比較するとPhotoshop のようなプロユースのアプリに匹敵するものも少なくない。
これらのフリーウエアだけを組み合わせて、Photoshop のような高額プロ向けソフトの機能のどれくらいが代用できるのか一度検証してみたいと思っているが、何かグラフィックでも描きはじめるのでもない限りかなりの部分が代用できそうな気がする。
相当たくさんのフリーウエアを組み合わせないといけないだろうが。
うむらうすさんの説明によると文字の書き込み(ウォーターマーク、インポーズ)などに強いアプリというので試してみた。
その仕上がり具合はキャプチャーを見ていただくとして、これはなかなか簡単で良いと思う。
機能はシンプルなのであまりバリエーションはないが、キャプチャーにチョットした説明を入れるくらいなら充分な機能だし、これでもPhotoshop などでレイヤーを重ねてやるとかなったらそれなりにメンドクサイので、それと比べれば簡単にこういうものができると思う。
とりあえずフリーウエアの中では文字書き込みに一番特化していそうだ。
作例は一部上のTipsでも使ってみたので参照してみて欲しい。
またこれ自体ftpの機能もあるみたいだし(未試用)面白いんじゃないだろうか。
もうひとつ面白いと思ったのはjpegで保存する時にjpeg係数(圧縮率)を変えるとファイルサイズがどれくらいになるかだけでなく、どれくらい絵が荒れるかもプレビュー画面で確認できることだ。
これで我慢できる範囲で最小圧縮率を選ぶことができる。当サイトのようにキャプチャーを大量に使うサイトでは、こういうもののサイズのわずかな差もバカにならないのでこの機能はありがたい。
ImageWell で加工する素材を取り込んだ状態
ここから画像トリムなどのイメージか文字(ウォーターマーク)などのメニューに入る
例えばシンプルにインポーズ風に文字を入れ込む
透明度を変えて座布団を敷いたりシャドーをつけたりなかなか良い効果
またコミックのように吹き出しで説明を付けることができる
これなどキャプチャーのどこを見せたいか、そこがどう問題なのかを
はっきりさせることができるのでキャプション向きだ
仕上がりのイメージはプレビュー画面で確認できる
ここでシャドーの具合やアルファ値の抜け具合を確認できる
この通りイメージ全体にもシャドーをつけられるのが面白い
もうひとつ面白いと思ったのがこのjpeg係数を調整できる機能
そういうのは他でもよくあるがこのImageWell はその圧縮率で
どれくらい画像が潰れるかまでプレビューで確認することができる
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RBrowser (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
FTPクライアントアプリのもうひとつの定番。
ここのログでもずっと書いているが、最近このサイトを置いているジオシティーズのサーバでサイトが消えてしまうという不具合が連続して起きいる。
それまで愛用していたCyberduck というftpクライアントがアップロードの時にRead timed outというアラートをだしてアップロード後の認証に失敗する。そうするとその時にアップしたファイルをジオのサーバが自動的に削除する仕様になっているらしく、それで1月末から連続的にこのサイトが消えるということが起きている。
この件に関してソフトバンクのサポートにコンタクトをとったが、最初は丁寧な返信文が来たがそのまま一ヶ月半経っても音沙汰なしで、所詮ソフトバンクはソフトバンクでしかないということかもしれない。
ここのサポートは基本的にクソである可能性が非常に高まっている。
今回はちょっと希望を持ってしまったが、それも裏切られそうでちゃんと顧客満足度なんか追求する気は毛頭ないということなのかもしれない。そうではないと思いたいが、サーバの履歴を読むのにどうして一ヶ月半もかかるのだろうか。
とそんなソフトバンク批判はどうでも良いのだが、代替のftpクライアントアプリとして以前使っていたFTPC を使っていたが、これもCyberduck と同じRead timed outが出る確率が2割程度ある。
そしてそれが出るとやはり同じようにサイトが消えてしまう。しかも一度消えてしまうとそのあと何度も同じファイルでエラーが出てしまうという問題が続く。これでは到底使い物にならない。
これをあきらめてジオシティーズの作り付けの使いにくいアップロードページを使うことで落ち着きかけていたが、どうにもこれには納得がいかなかった。
そこでかなり昔に試したRBrowser を思い出した。このアプリはMacユーザの間では高い評価を得ていて、私自身このサイトを公開する前には試していたのだがなぜかここではこれまで紹介していなかった。
再度これを試したのだが、正直Macユーザの間でもっとも評判の高いCyberduck がダメなのにこれでうまくいくだろうかという「ダメもと」だった。
ところが実際試してみるとこれまでのところアップロードに1回も失敗しない。
あれほどCyberduck やFTPC で苦しめられたRead timed outが1回もでないのだ。
不思議だ。
これはやはりサーバとftpクライアントとの相性という問題で片付けられるような問題なのだろうか?
今回は慎重に評価しようということで、結構前から使い始めてトラブルが出るのを待っていたのだがいまだに問題が起きないのでもうftpをRBrowser に乗り換えるという事でこの問題は解決なのかもしれない。
このアプリはおそらくOSXのFTPクライアントアプリでは一番老舗のはずだからフェイスのデザインは一番古い。
だからCocoaアプリなのにCarbon臭い古くささが残っている。
だけど面白いところもある。
階層表示のアイコンがなぜかルートボリュームの場合はオムスビ型のiMacだったりする。
その階層表示もFinder と同じようにアイコン表示、リスト表示、カラム表示ができる。
これは便利だ。同じホストの下の階層に移るのにいちいち再接続並みの手続きを踏まなくても単純にカラムを移動すれば良い。
設定も簡単だ。
ここでちょっと問題。
肝心のアップロードボタンに当たるものがどこにも見当たらない。ツールバーにもメニューバーにも無いし、ツールバーのカスタマイズにも見当たらない。そういうショートカットも無いようだ。どうやってアップロードを開始するのかと思ったらなんと、ホームフォルダを表示しているウインドウからftp側の窓にアップしたいファイルをドロップするのだという。
なんとMac的な!
でも感覚的で間違えないからいいかもしれないけど。
さらにここでもうひとつ問題が。
このファイルブラウザのファイルの並び順のルールが、現行のFinder とちょっと違うので混乱しやすいということだ。例えば数字はFinder の場合
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
と並ぶがRBrowser の場合昔の並び方の
1、11、12、13、14、15、16、17、18、19、2、20、21
というふうに並ぶ。
アップロードを完了したかどうか確認するのにこの並びが違うのは混乱の元になる。
番号順にまとめてドロップという時にもこれは不便だ。
何とかならないかなと思っていたら、なんとこのRBrowser はFinder からも直接同じようにドロップできることがわかった。
要するに開いている窓の向こうはftpだというだけで、Finder でローカルファイルを動かすのと同じように扱えというのがこのアプリのルールらしい。
面白いんじゃないだろうか。
Cyberduck やFTPC でもそういう機能になっているが、ダイアログを使ってアップロードをするのが普通になっていたからこういう方法しか無いのがかえって新鮮だ。
ところでこのアプリはフリーウエアと表示しているが実はシェアウエアでもある。
単純なftpクライアントとして使うだけならフリーウエアで使える。
シェアウエアのレジストをするとSFTPが使えるようになる。
これはセキュリティソケットレイヤーが組み込まれたftpで、認証やアップロードのセッションを全て暗号化する。最近はSFTP strongly recommendedという注釈もよく見るのでシェアウエアレジストした方がいいかもしれない。
特に私のようにジオシティーズのようなスカタンプロバイダを使っている場合はそうかもしれない。
RBrowser を起動するとホームフォルダのウインドウとftp接続の設定ウインドウが現れる
設定は非常にシンプルなので迷うことはないだろう
ftp側のウインドウはこのようにアイコン表示もできるしリストやカラム表示もできる
Finder と同じように扱える
アップロードの操作はなんとフォルダアイコンをグッとつかんで
ftpのウインドウにドロップという方法しか無い
なんというMac的なアプリだろうか
せっかくのFinder ライクな表示なのだがファイルの並び順が現行のFinder と違う
このために番号順にまとめてアップするにはひとつずつドロップしないといけないのが不便
と思ったらなんとFinder からもまとめてドロップが可能だった
要するにFinder でローカルファイルを移動するのと同じように扱える
リスト表示は全てのファイル、フォルダを表示するデフォルトから
特定のファイルだけあるいはフォルダだけという表示の仕方もできる
ファイルの構成を確認したりディレクトリの移動を頻繁にしたい時に便利だ
anchor
WeatherDock (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
天気予報を表示するアプリというのは結構たくさんある。
これは結構あちこちのサイトでお奨めになっている、洋物の天気アイコンが綺麗なアプリ。
問題はその表示の仕方で、デスクトップに表示したりメニューバーに表示したりいろいろなものがあるが、デスクトップは邪魔だったりメニューバーは視認性が低かったりと不満を持つ人はあるだろう。
ドックならそういう問題を解決できるかもしれない。
ステータスを表示するタイプのアプリは意外にドックアイコンで表示するものが向いているように思う。
これはweather.comに天気情報を取りに行く。
こういうアプリはアメリカなどの気象情報は詳細だが日本国内の天気は取れないことが多かったが、今では日本の結構な地方都市でもローカルの天気予報情報を取れるようになった。
日本語にローカライズされればもう不満は無いだろう。
WeatherDock の設定画面
どこの地域の天気が必要か指定する
世界の主要国は網羅しているし、それぞれの国の主要都市に対応している
ドックのアイコンは今夜の天気を示している
月に雲がかかって晴れところにより曇りという天気予報になる
タグで週間天気予報を表示することもできる
データは天気だけでなく気温、風向風速、気圧と推移、
湿度、視界、紫外線指数など詳細に渡っている
また単位もヤードポンド法とメートル法を選ぶことができる
チョットしたことだがこういうメタルスキンを選ぶこともできる
それだけのことだが
anchor
ロールちゃん (Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
STUDIO-蔵さんのライフワーク(?)のようなデスクトップマスコットだ。
ゴールディーロックスというか、そういう雰囲気のロールちゃんが無表情にデスクトップで毒を吐く。
「メールマガジンタダなんだから取ってあげなさいよ」
ということだそうだ。
例によって付属リードミーには「使用に際しての注意」という重要事項の説明があるので使用に際しては必ずよく読むこと。
私個人的にはSTUDIO-蔵さんのファンなのだが、その人気作のロールちゃん を今までここで取り上げていなかったので紹介することにした。
ロールちゃん の設定画面
といってもロールちゃんが現れる頻度と「安っぽいサウンド」をつけるかどうかだけ
あとはロールちゃんの降臨を待つだけだ
現れたらいちいちロールちゃんをクリックしないとフローティングのまま消えない
anchor
ロールちゃん(Widget版) (Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応
STUDIO-蔵さんのライフワーク(?)のロールちゃん のDashboardウィジェット版
ロールちゃんが無表情にDashboardで毒を吐く。こちらはアプリ版と違って現れたり消えたりしないが、タカビーでやや意味不明なコメントは健在だ。
ロールちゃん がDashboardにも現れる
相変わらずスカした顔をして小憎らしいことを言う
anchor
Xfolders (Freeware)
OS10.4Tiger対応
独特のオペレーション法を持ったファイルブラウザ。
これはなかなか面白いと思ったのは、マウスを一切使わずにキーボードだけでファイルオペレーションを可能にしていることだ。
左右のペインにリスト表示されたディレクトリに入ったりファイルを開く時にはenterキー
上下のリストを移動して選択を変更していくには上下カーソルキー
コピー、移動、新しいフォルダを作る、削除、リネームを割り当てられているのがf5~f9キー
左右のペイン間の移動はtabキー
という調子だ。
これだけで大抵のファイルブラウズ、オペレーションができてしまうはずだ。
さらにこれに組み合わせて視覚的にも面白い表示のナビゲーションを実現してくれたらFinder に取って代わる新しいファイルブラウザになるかもという予感をさせる。
付属のピクチャーブラウザもなかなか悪くない感じだが、ちょっと重いのが難点。
Xfolders はキーボードだけ、あるいはマウスだけのどちらでも
フル機能のファイルオペレーションを可能にしたユニークなファイルブラウザ
iBookなどのモバイルでMacを触ることが多い私はどちらかというと
キーボードだけで全て可能というのがうれしい
移動キーを叩いてもいきなり移動したりしないで確認タグを表示する
削除など確認なしにやられるのはキーボードのみのオペレーションの場合は
非常に危険なので細かい配慮がありがたい
付属のイメージブラウザーもなかなか良い感じ
これで動作が軽ければ言うことない
anchor
とりあえずコピペ保存を手軽でワンステップ素早くするTips
まだまだ続く小ネタなTipsシリーズ、皆さんのおかげでネタも集まり始めている。
BBSに「スライバー」さんからいただいた小ネタ&ニッチなTips
webブラウザなどでちょっと耳寄りなサイトを見つけた時に、皆さんだったどうするだろうか。
重要だと思ったらPDFに書き出したりwebアーカイブに書き出ししてページをそのまま保存するかもしれない。
しかしいつもそんなことをやっていたらディスク容量がいくらあっても足りない。
ちょっと耳より、気になるというくらいのサイトならブックマークくらいにしておくかもしれない。
しかしそれではブックマークもすぐ増えて困るし、元サイトが無くなってリンク切れになってしまったら役に立たない。
そこでちょこっとメモっておきたいという時に、その領域を指定してコピペでテキストエディタなんかに保存というのはよくやるんじゃないだろうか。
MacJournal のようなアプリを使ってとりあえずスクラップというのはなかなか便利ではある。
しかしもうちょっとランクが低い「役に立つかどうか全くわからないけどなんとなく引っかかる」というくらいのサイトだといちいちこういうアプリにスクラップにしてスクラップ帳を重くしてしまうのもどうかなという場合もある。
そういう時にこういう手順で保存してみよう。
1.テキストをカーソルで必要な部分を選択
2.コマンド+シフト+Y を実行すると選択部分が「スティキーズ 」に直接コピペされる。
3.ここで「スティキーズ」上で保存、または、メニュー/テキスト書き出しを選択すると保存フォーマットを選択できるので画像でもリンクでも何でも保存できてしまう。
すばらしいんじゃないだろうか。
コピペして保存よりもワンステップ手間が少ないし、ハイパーリンクもそのまま保存されるのが良い。
私の場合は「スティキーズ 」ではなくEdgies がデフォルトになっているのでこちらが起動するが同じことだ。
最近物忘れも多くなっているし、あとになって
「あの話のことを書きたいんだけどあの話はどこのサイトで読んだんだっけ?」
なんて履歴を探しまわるということが多いので(しかもそういうことを思い立つのは大体履歴が消えてしまったあとということが多い)これで何でもかんでも保存というのはいいかもしれない。
スティキーズ ならどんどん保存してどんどん棄てるということができるし。
webサイトの気になる部分をとりあえずコマンド+シフト+Yキーで保存してしまおう
スティキーズ (キャプチャではEdgies )が起動してそこにペーストされるので
好みのフォーマットに書き出せば良い
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Think (Freeware)
OS10.4Tiger対応
アクティブアプリ以外を隠すアプリ。
いろいろなアプリをたくさん開いてデスクトップにウインドウがたくさん開いている状態になると、ウインドウアクセスが面倒になるということが最近BBSでも話題になっていた。速い話がデスクトップに用がある時も、いちいちウインドウを片付けるかexposeのような不自然な機能に頼ることになる。
そういうことも問題だが、それよりやや悩みは浅いにしろもうひとつ問題がある。
たまたまアクティブなウインドウからマウスポインタが外れた時に、うっかりタップしてしまうと関係ないアプリがアクティブになって最前面になってしまい作業中のウインドウが隠れて舌打ちすることがある。
そうそうあることではないが、iBookのようなモバイルをトラックパッドで使っていてタップを有効にしている時なんかたまにそういうミスが有る。
コマンド+tabキーで元に戻せば良いのだが、作業に集中している時にはこんなことでもイライラしてしまうのだ。
そこでこれはアクティブなアプリ以外はスクリーンで隠してしまい、間違ってウインドウから外れたところをクリックしても何も起こらないようにできるアプリだ。
機能としてはそれだけなので常時使っていると次々アプリを切り替えたい時にはかえって邪魔かもしれない。
でも画像ソフトで微妙に画像をエディットしている時とか作業に集中したい時にはいいかもしれない。特にPhotoshop のような細かいてエーブルがデスクトップに一杯散らばるアプリを使っている時には、クリックが外れて他のアプリが前面に出てくるなんてことで能率を落とす可能性があるのでこれで隠してしまうのもいいかもしれない。
ここいらあくまで好みの問題だという気がするが。
Think の操作画面はこんな感じだ
中央のアプリアイコンウインドウでアクティブにしたいアプリを選ぶ
何を選択しているかはドックアイコンに表示される
左上に出てくるコントローラは背景のスクリーンの濃さ、色目を設定できる
また先ほどの選択画面に戻ったりThink を終了したりもここでやる
コントローラはマウスポインタを外している間はこのようにほとんど透明
マウスポインタを近づけるとこのように現れてくる
また左上が邪魔な時にはドラッグで場所を変えることができる
ドックアイコンは拡大機能を生かしておけばアプリの確認には便利かもしれない
anchor
完全解決したのかが不明瞭なtelnetを通じた攻撃に対する対策
先日BBSに「chabin」さんより質問をいただいたのだが、ブラウザで開いただけで確認もなしにTerminal が開いてしまうwebページがある。
Terminal のURIスキームに対する脆弱性の対策としてTerminalを自動起動して悪意あるコードを実行されるリスクを回避するコード という対策をTipsページに掲げているが、これを実施していてもTerminal が勝手に開いてしまうという指摘をいただいた。
例のTipsは万能ではないのかというご質問だ。
これはその通りで、異常ではなくこれがtelnetについてのTerminal の仕様なのだが、ただURIスキームを通じた脆弱性が最初に問題になった2004年の春にも
afp、ftp、telnet等のプロトコルを通じてTerminal やヘルプ 等のスクリプト実行環境を自動的に開いて悪意あるコードを実行できる可能性が指摘されていた。
現実にはこの可能性はとても低いと思うのだが
「じゃ、絶対に安全か?」
と言われると
「そうとも言い切れない」
としか答えようがない。
当時Appleはこの問題をセキュリティアップデートで対応し「問題は終息した」と言い切ったが、何がどう終息したのかよくわからないまま話題にならなくなった。
昨2006年、Tigerのメタデータを通じて再びURIスキームを突くという新手の実証コードが発表されてこの問題は再燃したわけだが、今回も「問題は終息した」ということでなんとなく話題にならなくなっている。
しかし、こういう機能は便利だけども常に仕様が変わるたびにまたこういう新手の脆弱性の原因になるという問題も抱えている。それはInternetExplorer のActiveX等を見ていればよくわかると思う。
そういう弱点になりそうな機能は殺しておきたいと考えるなら以下の対策が可能だ。
以下2004年の6月の記事を抜粋する。
"今回のOSXの脆弱性はいくつかの要素が絡み合っている。
このうち私が一番問題を感じたのがこれだ。
試しにこのアイコンをクリックしてみてほしい。
勝手にterminal が起動しなかっただろうか?
このようにOSXのURIを通じて、webサイトからある種のアプリを操作することができてしまうということが問題だ。
これ単独でterminal にある種の引数を渡してユーザ領域内のファイルを削除したり、コピーを送信させるというようなことも不可能とはいえない。
そういう危険性があるのでこういう機能はやはり殺しておくべきだ。
これについて私も当初、webブラウザのダウンロードしたファイルを勝手に開くチェックを外すことで対応できると考えていたが、チェックを外していても関係無しにアプリの起動はできるというのが驚きだった。
このセキュリティホール対処法をもう一度まとめておく。
1)ブラウザのダウンロードしたファイルを自動で開く機能をオフにする。
Safari の場合は環境設定に入って「一般」タグに入り、
「ダウンロード後”安全”なファイルを開く」という部分のチェックを外す。
2)ダウンロードした覚えが無い怪しいファイルはうかつに開かない。
3)そういうことが判るためにダウンロード先をデスクトップではなく別の専用のフォルダーを作っておき、そこでチェックできるようにしておくこと。
これはダウンロードしたファイルを遠隔操作されないようにするためにも有効だ。
遠隔操作するにはそのダウンロードファイルのパスが分かっていなければならないので、ブラウザのデフォルトではダウンロード先はデスクトップになっているはずだが、とにかくデスクトップ以外の専用フォルダを作って、そのフォルダに自分しか分からない名前を付けること。
これで悪意ある侵入者からはダウンロードしたファイルの在り処が分からなくなるので、それを遠隔操作される危険性は半減するはずだ。
4)
Paranoid Android を入れて、悪意ある第3者に勝手にアプリを起動させないように常に監視しておくこと。
(アラートは全て英語で出てくるが、このアラートを読まないと意味が無い)
またブラウザが明らかにおかしいURLを自動で開こうとしているのもこれで防げる。
5)またちょっと不便にはなるがMisFox を使って
afp
ftp
disk
disks
telnet
などのプロトコルヘルパーを変更しておくこと。
これについては今問題になっているのはこの5つだが、OSXのセキュリティ情報に今後も常に注目しておいてほしい。これが増える可能性がある。
6)そして怪しげなサイトにはあまり行かないこと。
まとめてておくとこういう事になる。
今までOSXはセキュリティホールにほぼ無関心でいても問題なかったが、今後はこういう能動的な対策が必要だということだ。"
以上抜粋
このうちMisFox を使ってtelnetを殺しておくというのがこういう場合の対策になる。telnetはネットなどを通じてMacを遠隔操作したい時には便利な機能なのだが、そういうことをする可能性がないという人はMisFox を使ってtelnetのプロトコルヘルパーをテキストエディタ か何かのスクリプトを実行できない無害なアプリに変更してしまえば良い。
これが一番確実な対策になる。
MisFox を使ってプロトコルヘルパーを変更する
これでtelnetを通じてTerminal を起動されてしまうような
不安な仕様は止めることができる。
問題はtelnetを活用したいというユーザの場合だ。
telnetを有効にしておくと、以下の場合ちょっと不安を感じる。
1)Terminal を使ってsudoなどの認証を必要とするコマンドを実行する
2)その後5分以内にSafari 等を開いて上記のようなtelnetプロトコルを自動的に読み込ませるようなタグが打たれたwebサイトをたまたま開いてしまう
3)そこに仕込まれた認証を必要とするコードがTerminal で認証抜きに実行されてしまう
これは確率的にあまり高いとは言えないが、「あり得ない」と言い切ってしまっていいのかが私にはよくわからない。
そこでやはりTipsのページの
「未公認だが存在するTerminalの認証の弱点を防ぐ 」という項目で書いた「5分間のsudoの認証猶予を無効にする」という対策で対応できるのではないかと考えている。
ただし今のところ「考えている」だけで実証したわけではない。
いつかそのうちこの問題についてちゃんと考えようと思っているうちにほったらかしになっていたのだが、そこを「chabin」さんに質問されたので、とりあえず実証はともかく今考えていることを書いておく必要性を感じたので書いておく。
どなたかこの件についてアドバイスをいただけたら、ありがたい。
anchor
TunesTEXT (Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応
iTunes で演奏中の曲の歌詞を自動取得、ID3に焼き込みまでできるウィジェット。
これを起動してiTunes を演奏をかけているだけで良い。
SING365.comとうたまっぷから歌詞を収集する。
ところで日本の著作権管理団体の横やりで、日本語の歌詞の表示サイトは全てhtmlなどのテキスト表示からFLASH表示に切り替わっているはずで、そのためにコピペで歌詞を写し取ることができなくなっている。
うたまっぷもそのはずなのだが日本語の歌詞も取得できる。
これは不思議だ。どういう仕組みになっているのかわからないが、使えるんだからありがたいことだと思う。
ただこういうサイトで紹介してあまり有名になってしまうとまたJASRACあたりから横やりが入ってこういうウィジェットも配布不可能になるのだろうか。
歌詞も著作物だから無許可にコピーしたり記録物を定着させてはならないというのは、杓子定規に法解釈すればその通りなんだろうけど、JASRACも日本の著作権権利者組織も
「歌詞は音楽の付属物」
という重大な要素を完全に忘れている。
消費者は歌詞を買っているわけではない。歌詞と合わせて音楽を買っていて音楽産業はその音楽を販売した対価として収入を得ているのであって、歌詞を販売しているわけではない。
だからアメリカのように歌詞はどんどん検索サイトに公開させてその代わり音楽のダウンロード販売サイトにリンクさせれば良いのだ。
そうすれば音楽そのものの販売も伸びて、クリエータの著作収入も増えるはずだ。
「クリエータの権利を守る」
とか抜かすんだったら、クリエータの生活が立つように考えてやるのが権利保護団体の役目だろうに、日本の著作権管理団体はとにかく
「どうやって禁止するか」
ということばかり考えている。
そこで手間がかかっているので自分たちが中間搾取するのは当然だと言いたいのだろうか。
そういうボヤキはともかく、このTunesTEXT はなかなかの確率で洋楽も邦楽も歌詞を取得できるのがすばらしい。
TunesTEXT はジャケットアートも表示できるようになった
これ自体も楽しめる
またコピペが困難になった日本語サイトからも邦楽の歌詞を取得できる
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「うむらうす」さんのものすごいかたより2 というエントリに触発されて。
アクセスアナライザを導入したころはそういうことが気になって毎日そういうのを見ていたけど、最近ではもうすっかり見なくなっていた。
ほぼ2年ぶりくらいでアナライザの画面を開いてみると・・・
(以下2月の月間の数字)
トップページで見るとブラウザのシェアはSafari 、FireFox が上位で
このふたつだけを合わせてもシェア90%に迫っている
InternetExplorer は各世代合わせても4%にも満たない
世間のシェアとは完全に逆転している
OSのシェアはMacが旧OSも合わせて92%という極端なかたより方
やった! かたより方で「うむらうす」さんや「Woodenships」 さんに勝っているぞ!
(ってここは喜ぶところか?)
う~ん・・・、もとよりMacのトラシューページからスタートしているので最初から偏りはあったが、最初のころよりもかたより方が激しくなっているような希ガス・・・
「Woodenships」 」さんはMacの専門サイトだからそうかもしれないけど、当サイトはMacだけでなくいろいろな話題を扱う総合サイトを目指していたのでこのデータはちょっとビミョ~。
これはMacユーザがたくさん来てくれるようになったと解釈すべきなのか、Macユーザ以外からは見放されつつあると取るべきなのか・・・
さらにトップページだけでなく全ページのページビューを見てみると・・・
全ページのページビューで見てもSafari 、FireFox は85%のシェア
「InetrnetExplorer はサポートしません」と書いた成果かそのシェアは5%ほど
全ページビューで見るとMacOSは旧OSと合わせて89%のシェア
こっちはもうちょっと散っても良かったのにと思っていたのだが
ただUNIXの方がパラパラ見受けられようにはなっているが
それとEZwebって、この長大なサイトは見づらくないですか?
やっぱりこれは管理人の性格の偏りを反映しているのかなぁ。
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Last Tiger:タイガーの最終バージョン(と思われる)OS10.4.9にアップした
ラストタイガーと思われるOS10.4.9のアップデータをかけてみた。
特に新機能は無いようだ。内容的には30件のセキュリティパッチが中心の内容になる。
これまでも各バージョンの最終アップデートはセキュリティ上の修正が中心だったので、今回もそういうことらしい。
いくつか問題はあったが、そういう内容なのでこのアップデートは早めにかけておいた方がいいかもしれない。
しかし今回もアップデートに伴いいくつか不具合も出てきているので、注意が必要だ。
タイガーにはOS10.4.9のアップデートが出ている
またパンサーには同様の内容中心のセキュリティパッチ2007-003が発行されている
bashのバージョンが変わったのかsudoコマンドの時に出てくるアラートの文面が変わった
またこれまでのコマンド履歴が全て消えてしまった
シェルに関してもかなり修正が加えられたようだ
MainMenu がバージョン不適合のアラートを表示して使えない
同様のOnyX のようなアプリも多分使えないはずだ
そして数字は最終になった
次にイニシャルナンバーの10.5はどうなるのだろうか
<追記>
と思ったらもう翌日の15日夜にはMainMenu の対応バージョンが出ている。さすが対応が早い! また素早く情報を寄せていただいたnaoさんありがとうございます。
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