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2009 年 10 月 13 日




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Macに日本語をしゃべらせてみる

Macにはデフォルトで優秀な英語の読み上げ機能がついている。
なのだが、日本語の読み上げが弱い。
当初からOSXの日本語読み上げ機能の対応が望まれていたが、いっこうに対応しないままOSXのバージョンはもうv.10.6まで進んでしまった。

アップルジャパンの怠慢とばかりも言えない。

日本語というのは漢字仮名交じりの複雑な表記方式を持ち、文節の切り方も意味を把握しないとキチンと切れない。
最近汎用知的音声合成システム: ボイスソムリエというAI日本語読み上げソフトを扱っているのだが、こういう機械で日本語を読ませるソフトを使ってみてますます「日本語って本当に難しい言語だな」と思っている。

例えば「金」を「きん」と読ませるか「かね」と読ませるかで、意味は全く違ってくる。
しかしその区別は前後の文章の脈絡から判断しないといけない。
マネーという意味なのか、ゴールドという意味なのか、マネーと言う意味でも文脈で「きん」と読んだり「かね」と読んだりする。
日本語はちょっとしたオマケソフトでは手におえない言語なのだ。


以前iSpeechというソフトを取り上げたが、なかなか意欲的で読み上げた結果もかなり優れたソフトだったが、Leopardでは動かなくなってしまっている。

今扱っているボイスソムリエは数十万円する業務用のソフトで、しかもWindowsでないと動かない。
Macで動くソフトはないかと思っていたらSayKanaというソフトを見つけた。 さらにこのソフトを利用して、「ニコ動」のコメントを読み上げるNiconaMacommentというソフトも見つけた。

詳細やインストール方法については以下のサイトを参照してもらいたい。
私はこのSayKanaのGUIフロントエンドのVoiceunderを試すというところまでやった。

どちらかというとたどたどしい感じだし、あまり長文は読み込めないのだが、とにかく漢字仮名交じりの日本語を自動的に読み上げることができるようになった。
これは面白い。


<参考サイト>
NiconaMacomment・Voiceunderまとめブログ コメントビューアー・読み上げソフトインストールから運用まで



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NiconaMacomment
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

「ニコ動」のコメントを読み上げるソフト。

そもそものきっかけはこれ。
Macの日本語読み上げソフトを探していたら、このNiconaMacommentに出会った。
「ニコ動」はたくさんコメントがついてくると、いちいちコメントを読んでいると絵に集中できない。
しかしコメントを無視していると、たまにそのコメントが話題になっているときもある。
いちいち読んでられないから誰かが読み上げてくれれば良いのにと思っていたら、同じようなことを考える人はいるものだ。
そういうソフトを作ってしまった、ということらしい。

このソフトは日本語を発音するエンジンにSayKanaを使う。
これをGUIで扱うためにVoiceunderというアプリを使う。
これらのインストール法と使い方については後述するが、「Macで日本語が発音できて何の役に立つのか」という疑問の向きには、「こういう使い方ができますよ」というひとつの利用例ということだ。

私は今回はこれを試すまではいかなかったが、そのうちレビューも書く。
それにこれらの機能を実現するプロセスでいろいろ学ぶこともあったので、今回はこれをやってみてよかったと思っている。





NiconaMacommentのインターフェイス
コメントを読ませたいニコ動のページを入力して接続するだけというシンプルなフェイスだ
ただしこの機能を実現するために以下の手順が必要になってくる



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Voiceunder
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

日本語読み上げソフトのGUIフロントエンド。

とりあえずますこれをインストールすることで、以下のSayKanaをGUIでコントロールする。
SayKanaのインストールが完了しない間はこのようにエラーコードを表示する。
インストールしてエラーコードをちゃんと表示するところまでまず確認する。





Voiceunderは日本語読み上げのGUIフロントエンドだが
SayKanaをインストールしないとこのようにエラーコードを表示する



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SayKana(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~Vista対応 Linux対応

日本語の仮名文字を読ませるコマンド

Mac版はUNIXコマンドでコントロールする。
インストールしたらsakanaコマンドで、ひらがな文を読み上げる。
男声女声の使い分けができる、aiffに書きだし可能、スピードを変えられる・・・などの機能を引数でコントロールできる。
漢字仮名混じり文は読めないが、漢字の読み分けはこの後で解説するmecabで可能になる。





SayKanaはインストーラでインストールする
最近makeだのbuildだのの手順を踏まなくても
使えるモジュールが増えているのは本当に喜ばしい




インストールが完了したらさっそく日本語をしゃべらせてみよう
Terminalを起動してsaykanaコマンド、半角スペース、本文(仮名のみ)でコマンドを打ってみる
デフォルトは女性の声なので男性の声で読ませたい時には -v m1を引数に打ってみよう
またゆっくり読ませたい時には -s 80を引数に打つ(100が標準の速さ)
このままではひらがなしか読めないので次に解説するmecabで漢字も読めるようにパワーアップする



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MacPorts(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Macで利用できるUNIXリポジトリ。

SayKanaに漢字を読ませるモジュールのmecabはここで入手する。

これもMacのUNIXリポジトリの入手は昔finkでエラい苦労したように思ったが、今は随分楽になった。
次に解説するPorticusのようなGUIフロントエンドと組み合わせると、コマンドを一行も打たず簡単にモジュールのインストールが可能になる。
makeしないと使えないというUNIXのメンドクサさから解放されるというのがスゴい。

とりあえずMacの代表的なMacPortsのインストール方法を・・・といってもインストーラの指示に従うだけで、これも簡単。





MacPortsのインストールは簡単だ
インストーラの指示に従うだけだ




アップデートをチェックするか聞いてくるので勿論イエスと答えておく




Porticus Helperの修復をするか聞いてくる
修復と答えておけば良い



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Porticus
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

MacPortsを最近のLinuxのリポジトリのようにGUIで簡単に扱えるようにするアプリ。

検索して必要な項目を選んでインストールボタンをクリックするという、基本的にはGUIだけで完結するMacPortsフロントエンド。





Porticusを使ってMacPortsから漢字識別ユニットmecabをインストールする
検索窓にmecabと入力してmecabという項目をクリックする




プルダウンで出てくる項目で「sjis」だけをチェックを入れてインストールボタンをクリック




ここで問題発生
エラーリポートはbuild.cmdが見当たらないので実行できないといっている
buildはシステムインストールディスクに入っているXcode Toolに含まれている
私はXcodeをインストールしていたと思い込んでいたが実はインストールしていなかったらしい




さっそくOSXのシステムディスクをスロットにれてXcode toolをインストールした




今度は問題なくmecabのインストールは進行する
ビルドも進行しているという表示だ




次にやはりmecabと検索してmecab-ipadic-sjisを探してクリックする




これはuniversalにチェックを入れてインストールを開始する




ここまで完了したらVoiceunderを呼び出して漢字仮名交じり文を入力してみよう
ちょっとたどたどしいが日本語勉強中の外国人なみに自然な日本語で読み上げてくれる
あまり長文を入力するとクラッシュしてしまうので要注意
長文を表現したい場合はAiffに書きだしてオーディオアプリで編集して一本化するのが吉



ということで、以上の手順でMacに日本語の漢字仮名交じり文を読み上げさせることができるようになった。
『それが何になる』なんて冷めたことを言わないでほしい。
おかげでMacPortも使えるようになったし、mecabを入れておけば漢字を認識できるので何かに役立つ局面もあるかもしれない。

それにこういう仕組みでいろいろできるということを知るだけで楽しいじゃないですか。



2009 年 10 月 14 日




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iBook DualUSBのその後〜Macの内蔵VNC(画面共有)を試してみる(追記あり)

壮絶なLinux戦争の端緒になったiBookG3(DualUSB)は結局Linuxで再生することは意味がないことが判明した。
詳細参照:
2009 年 9 月 24 日
ことの起こりはiBook〜そしてFedora Core本格始動に向けて戦いは始まった・・・

そこで本来のOS10.2 Jaguarをインストールしてサーバとして使用できないか試してみたが、結局共有を開くことができないなどの問題があってサーバとしても役に立たないことが判明した。
詳細参照:
2009 年 10 月 7 日
OS10.2Jaguar+Classic環境復元計画始動!

これでiBook DualUSB本格退役かと思われたが、ダメ元で入れてみたOS10.4TigerでiBookの起動に成功。
デスクトップOSとして使うにはやや重すぎる印象だが、当時としては大盤振る舞いしたメモリ768MBのおかげで機能的には問題ない感じだ。
そこで再びiBook G3サーバ化計画が始動した。





OS10.4.11Tigerで起動しているiBook DualUSBのデスクトップ
最近まで使っていたTigerのデスクトップなのでClassic環境のように
「あれっ?ここどうするんだっけ?」ということもない




「このMacについて」を開くと燦然と輝く「OS10.4」のクレジット
ただ今一気にOS10.4.11にアップデート中


余談ながら、コンピュータの扱いというのは一度覚えたら一生忘れないというわけにはいかないようだ。
自転車や水泳は一度覚えたら一生忘れないとよくいうが、OS9の扱い方なんてあれだけ毎日徹夜するほどの激闘を繰り返したのに、きっちり全部忘れてしまっている。
当時ハマッたのと同じ場所でハマッている。
久しぶりにOS9と激闘していた頃のログを開いて読んでいたらちゃんと自分でインストールの注意点を書いていたにもかかわらず、そのことをもすっかり忘れていた。
かくして人間というのは全く進歩しないのだなと納得した。

ところでこのファイルサーバ化したiBook G3を何に使うかだ。

何に使うにしてもこのサーバをリモートで扱えるようにしたいので、久しぶりにVNC(Vine Server)を起動することにした。
問題はMacBook/intel/Leopardで使うVNCビュアー(クライアントアプリ)の方だが、ここで面白い発見をしてしまった。


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画面共有
(Bundle)
OS10.5Leopard対応

LeopardからOSに標準で実装されたVNC(バーチャルネットワーキングコンピュータ)というコンピュータをGUIでリモート操作するシステム。

このプロジェクトはVNC4XVine Serverの項目で触れたが、もともとAT&T研究プロジェクトとしてスタートし、オープンソースとして発展したコンピュータ同士をGUIのリモート操作で繋ぐというこのアプリは、今でもサーバ側、つまりリモートされる方はVine Serverというフリーウエアとして配布され、クライアントアプリ、つまりリモートする方はいくつかのフリーウエアが配布されている。

Leopardでもこれを使えるのかテストしていなかったので、久しぶりに試そうと思っていじりだしたところ、なんとLeopard以降のMacはこのVNCを既にOSに内蔵していることを知った。
何もインストールしないでLeopard以降のOSXはVNCサーバにもクライアントにもなれる。

サーバになる方法はシステム環境設定の「共有」に入って「画面共有」のところにチェックを入れる。
ここで「コンピュータ設定」に入って「VNC使用者が画面を操作することを許可」にチェックを入れてパスワードを設定する。
セキュリティに入ってファイアウォールで「画面共有」を許可する。

クライアントとして機能する場合はFinderの左ペインに現れたVNCサーバホストをクリックして「画面を共有」ボタンをクリックすることでサーバに接続できる。
当然途中で設定したパスワードを要求されるが、これで相手のコンピュータを操作できる。
これは勿論WindowsやLinuxにインストールしたVNCをリモート操作することもできる。

画面共有のアプリはシステムフォルダのCoreServiceとして格納されていて、直接触ることはない。
インターフェイスは上記の通りシステム環境設定とFinderだけだ。
簡単だし、システムと一体化していて違和感がない。





画面共有をスタートする方法
サーバ、つまりコントロールされる方になる場合はシステム環境設定の
「共有」に入って「画面共有」のチェックを入れる
「コンピュータ設定」ボタンをクリックしてパスワードを設定する
接続するクライアントを限定したい場合は下のリストでホストを制限できる




クライアントになる方はもっと簡単だ
Finderの左ペインに見えているVNCを起動しているホストをクリックして
ファイル共有と同じように接続ボタンをクリックするだけだ




設定したパスワードをこの時に要求される




この時「このセッションは暗号化されていない」旨のアラートが出る
SSHを使ってパスワードを暗号化する方法が示唆されているので
セキュリティ上必要な人はトライしてみると良い




今回はiBook DualUSBをサーバにしたので
Vine Serverを起動して先方のポートナンバー5900番を開いた
これで接続するとこのようにすんなりiBookのデスクトップをMacBook上に表示した



<追記>

大切なことを書き忘れていた。
画面共有をするにあたって、今回はiBook DualUSBの方でVine Serverを起動するだけでなく、VNCのポート5900-5902のどれかを開くことを忘れてはいけない。
私の場合は5900番を開いた。
これでMacBookの方から問題なく接続できた。





Vine Serverを起動したサーバ側(リモートされる側)の
環境設定を開いてファイアウォールにVNCという項目を追加する
方法は「新規」ボタンをクリックする




こういうタブが出てくるので上のプルダウンでVNCを選ぶ
するともうこういうプリセットが用意されている
通常自宅での使用ではこのままで大丈夫場なはずだ


2009 年 10 月 15 日




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iBook DualUSBのその後〜TigerのClassic環境って・・・

先日ちょっと触れたTigerをインストールしたiBookだが、ここはPowerPCの特権、Classic環境をインストールすることにした。
iBookのシステムディスクには、当時はまだキチンとClassic環境用のOS9がバンドルされていた。
実はJaguar環境でインストールしていたOS9のアップデートに失敗、再起動すると「?」マークのついたフォルダアイコンが表示されるだけで、OS9だけでなくOSX環境もぶっ壊してしまったようだ。

このJaguar環境では実はパーティションを切らないで、ひとつのボリュームにOSXとOS9をインストールしていたのだが、そうするとこういう問題が起きる・・・
ということが実は9年前の私自身のログを読んでいたら、書いてあった。
当時の私は
「OSXにClassic環境としてOS9をインストールするならパーティションを切って別パーティションにそれぞれのOSをインストールすること」
を強く推奨していた。
そおーだったんですね。
今の今まですっかり忘れていました。

それで結局アップデートインストールしたTiger環境もぶっ壊してしまったので、もう一度ディスクを初期化して今度はパーティションを切り直した。
最初のパーティションにTigerをクリーンインストール、起動するのを確認して2番目のパーティションにOS9をインストールし始めて、こちらも問題なく起動できることを確認した。

さらっと書いているがここまで半日を浪費

これが実現すればVNC経由ではあるがintelMacのMacBookのデスクトップにClassic環境が現れる・・・と思いきや、なぜかClassic環境起動に失敗。
「QuickTimeのバージョンが5だが6以上を推奨する」
とかいろいろなアラートは出てくるのだが、どれが原因なのかわからない。
しかしOS9.1というのがどうもダメな気がしたので、OS9.2.1、OS9.2.2のアップデートを順番にかけ直すことにした。
このOS9.2.1のアップデータがどうも壊れていたようで、再びインストール中にクラッシュ。
再度初期化して、OS9インストールからやり直して、今度はアップルのサイトからOS9.2.1のアップデータをダウンロードしてきた。
この時代にはComboアップデートはないのでOS9.2.2ダウンロードをかける前に、必ずOS9.2.1にアップデートしておかないといけない。

さらっと書いているがここでさらに半日を浪費している。

賢者は歴史に学ぶとはまさにこのことだ。

結論からいうとOS10.2Jaguarの時代には、Classic環境はOS9.1でも起動できたが、OS10.4のTigerの時代にはクラシック環境はOS9.2以上のバージョンでないと起動できないらしい。

OS10.4を2年近く使っていたがそんなことには全く気がつかなかった。
全く気がつかなかったということはとりもなおさず、2年近くクラシック環境を起動していないくても何ら不自由がなかったということを示している。
今頃になってそんなことに気がつくということは、やっぱりClassic環境は要らない環境だということもできる。
そんな要らない環境をいまさら復元して何の意味があるのだという疑問はあるが、目的は後から考えよう。
とにかく今は手段が先だ。

OS9.2.2アップデートをかけてやっとClassic環境は起動できるようになった。
とりあえずVNC越しにClassic環境も使えるようになったので、次のテーマにチャレンジしたい。
手製TimeCapsuleは無料で自作可能かというテーマだ。





リモート操作でClassic環境のインストーラをどんどんコピーしている
OS10.4TigerにClassicをインストールしてOS9も
使えるようにするというプロジェクトがスタートした




ところがClassic環境は起動途中で止まってしまいアイコンパレードまで進行しない




QuickTimeのバージョンが5は推奨されていないというアラートが出るがこれが原因なのかは疑問
というよりもどうやらTigerになって仕様的にOS9.1以下のシステムは
Classic環境のゲストとして起動できないということらしい




ここで不具合を出したOS9.2.1アップデータを
アップルのサイトからダウンロードしている待ち時間の間小休止
Monolingualを使って日本語、英語以外のリソースを削除する




Symantec AntiVirusをインストールしてウイルス定義ファイルを最新版にアップデート
これらの作業が余裕でできてしまうくらいアップデータのダウンロードには時間がかかった




ここまでやってやっとClassic環境の起動に成功した




やっとK'sGomokuMerry XMAS Vaccineの起動にも成功
ハイパカもちゃんと動いているようだ
ここまでの教訓としてやはりシステムは全て別のパーティションにインストールするということか
アップデートに失敗してボリュームを壊してしまっても他のボリュームに入れたOSは生き残る
いくらサポートされていても同一ボリュームに入れてしまうとその運命は一蓮托生だ

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iBook DualUSBのその後〜iBookサーバで自作TimeCapsuleは可能か?

TimeCapsuleについて、簡単に概要を。
Leopard以降MacはTimeMachineという強力な機能を持った。
FireWireなどで接続した大容量ディスクに、なんと毎時バックアップを取って、もしシステムに問題が起きたり、重要なファイルを誤って削除してしまったらこの外付けハードディスクから
「まるでタイムマシーンで過去に戻るようなインターフェイスで」
それらを復元できてしまうという画期的な機能だ。
私自身も、今ではもうこの機能が無いとMacを動かせないというくらい頼りっきりになってしまっている。

ところでこのTimeMachine機能は当初の発表ではFireWire接続の外付けハードディスクだけでなく、無線LAN接続のNASにもバックアップが取れるという話だった。
ところがAppleが無線LAN経由でTimeMachine機能を実現するTimeCapsuleという商品を発表。
これはこれでなかなか良いものだと思うが、いつの間にか無線経由のボリュームへのTimeMachine機能はTimeCapsule限定ということになってしまった。

技術的に問題があるからなのか、それとも単にTimeCapsuleを売りたいからなのか、その理由は知らない。
でもできるんじゃないかなと思っていたことが「できない」といわれると、どうしてもできるようにしてしまいたいという生来の天の邪鬼の虫が疼きだす。


実はこういうことに疑問を感じている人はかなり多いようで、ネットに自作TimeCapsuleを作ったという記事は結構上がっている。

最初に参考にしたのはこちら。
Desire for wealth - Leopard の Time Machine で無線 LAN 越しにバックアップする

要約するとTimeMachineのバックアップ先のルートには
.com.apple.timemachine.supported
という0バイトのファイルがあってこれがバックアップ先の指定の記録になっているようだとのこと。

FireWire接続で外付けハードディスクにTimeMachineバックアップ先の指定をしておき、これをサーバ側のMacに繋ぎ直して、ファイル共有で無線LAN越しにこのボリュームをマウントするという方法をトライした。





リンク先はAirMacDiskをTimeMachineの保存先にしたがこちらはiBookサーバを保存先にする
外付けハードディスクをLeopardにFireWireで接続してTimeMachine保存ディスクに指定
このディスクをiBookサーバにFireWire接続、ファイル共有で公開すると無線LAN越しにマウントできた
そしてアイコンを見るとTimeMachineアイコンでマウントされバックアップ動作が自動的に始まる




ところがひとしきり何かをやっていたが結局失敗という表示
「Mac OS拡張ではありません」と出ているが勿論「Mac OS拡張」だ
やはりAirMacDiskじゃなくてiBookサーバだからダメなのか
それともAppleが「こういうタダ乗りは許さん、TimeCapsuleを買え!」とばかりに
TimeMachineを改良してしまったのか理由はわからない
理由はともかくこの方法はダメだということだ



あと方法として出ていたのはこちらのサイト
IODATA の LAN DISK + 無線 LAN で Time Machine - 人生いきあたりばったりで生きてます@はてな

次回トライするために概要を書いておく。

TimeMachine用のディスクイメージを作る

hdiutil create -size $SIZEg -fs HFS+J -type SPARSEBUNDLE -volname "Backup of $MACHINENAME" $MACHINENAME_$MACADDRESS.sparsebundle

SIZEはハードディスクの1.2〜1.5倍、MACHIHNENAMEにはコンピュータ名、MACADDRESSにはMACアドレスを代入するとのこと。


作成したディスクイメージをHDDにコピーする。

cp -r mymachine_0017f2c8426b.sparsebundle /Volumes/MyBackup/.

魔法の呪文を唱える(^_^;)

defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1


Time Machine を設定

(「ディスクを変更」から対象 HDD の「disk」を選択する)

HDD を取り出す!

Time Machine スタート

(メニューバーの Time Machine から「バックアップを作成する」)
という手順で進行するらしい。 なぜ今すぐ自分で試してみないかというと、別の問題が発生したからだ。



上記手作りTimeCapsule製造法をさっそく試したかったが
その前に別ボリュームに無線経由でiTunesライブラリなどをバックアップ・・・
と思ったら所要時間が2〜3日と出てしまった
連休でもないと実用的にバックアップできないスピードだ
TimeMachineは通常5〜8GBのバックアップを取るので
計算すると7〜8時間バックアップに時間がかかることになる
家に帰ったら無線を通じてバックアップ開始というのを夢見ていたが
そのためには早く寝ろということらしい




同じ量のバックアップをFireWireでやると最長でも1時間
やはり有線に勝るものは無いようだ
これが「手作りTimeCapsule」作りでちょっとくじけている理由




ただしシステムバンドルの画面共有のおかげで自宅のiBook DualUSB、
Mac miniの2つを同時にオペレーションできる




これで複数環境で同時にバックアップを取った方が仕事が早く済むし
コントロール側のMacBookは待ち時間の間に普通にネットしたりメールしていても差し支えない
夢のタダ乗りTimeCapsuleよりもこちらの方が実用的か


2009 年 10 月 16 日




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Windows定期アップデートは今度は12項目

今月のWindowsアップデートは大盤振る舞いの12項目。
ユーザは心してかけるように・・・・





今月も第2火曜(現地時間)の定期アップデートが来た
なかなかやりがいがあるボリューム


2009 年 10 月 17 日




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SheepShaver
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~Vista対応

intelMac、Windowsなどの上でOS8.5〜OS9.0.4を起動できるエミュレータ。

前回のこの記事で無線LAN越しにiBookG3サーバのClassic環境を使えるようになった。
使えるようになってみると、何に使ったら良いのかそれが思い浮かばないのだが、WindowsやintelアーキテクチャのMacの上でもクラシック環境を起動できるSheepShaverというプロジェクトもあるのだということを知った。

BasiliskというWindowsなどの上でMacOSを動かすエミュレータは有名だが、これはSystem7あたりがターゲットになっていた筈だ。
一部のOS8は起動できたかもしれないがOS9は完全にアウトだったと思う。

今手許にあるシステムディスクはOS8.5.1とOS9.1これで使えるかどうか、このSheepShaverを試してみた。

最終的に結論を言うとSheepShaverを動かすにはいくつかの制約がある。
まず難関はMacOS8.5.1、8.6.1のMac OS ROMが必要だということ。
Mac OS ROMは旧環境のシステムフォルダの中に入っているROMイメージファイルで、これがないとOSが起動できないのだが、OS9をゲストOSにする場合でも、ROMはこれらのバージョンでなくてはならず、OS9のシステムフォルダに入っているROMは使えない。

以前はOS8は無料ダウンロードできたように思ったが、今公式に手に入るのはアップデータだけだ。
そのアップデータからOS ROMを抜き出すのはTomeViewerという開発用のアプリが必要だが、これもクラシック環境でないと動かない。

OS8のOS ROMは本当は起動している筐体から抜き出したいのだが、その起動している筐体がないからエミュレータを使いたいのだという自己矛盾に陥っている。
インストーラから抜き抱いたものはキャプチャーのとおり不具合を起こす。

ゲストOSもOS8.5.1〜OS9.0.4という微妙な対応だ。
OS9を使いたいからClassic環境の復元にトライしているのだが、OS9.0〜OS9.0.4って結構短い期間に通り過ぎてOS9.1に移行してしまってなかっただろうか。
世間にはOS9.0.4以下のパッケージディスクなんてそんなに流通しなかったような気がする。

すごく間口が狭くて、インターネットにはSheepShaverの情報が結構氾濫している割には、実際に使えている人はそんなに多くない気がする。
ウチの自宅でもMacのシステムディスクを総揃えしてみたが見つかったのはOS9.1だけだった。

これが対応OSがOS9.1以上に拡大してくれれば良いのだが、SheepShaverの開発は2006年以降止まっているようなので、これが発展する可能性も低いようだ。
レガシーOSの環境の開発に熱心になる人もあまりいないのかもしれない。
商売にもなりそうにないし。

どうやら環境を起動するところまではこぎ着けたが、ゲストOSをインストールするところまではいかなかった。
なので動いていたら実用に何か使えたかどうかも検証できていない。

以下が参考サイト:
羊用バリカンの使い方-SheepShaver

インテルマック上でOS9を動かす(2) 2009年版Sheepshaver|お宝広告館 【まれにみるみれにあむ】

SheepShaver:Classic Macエミュレータ

E-Maculation -- View topic - SheepShaver UB for Mac OS X with full screen working





SheepShaverGUIのグラフィックはこういうX-WindowライクなGUI
UNIX上でMacOSを動かすという趣旨らしく共有ボリュームはずばり「UNIX Root」という名称




まず用意するのがMac OS ROMというROMイメージファイル
OS8のシステムフォルダから取り出してSheepShaver本体と同じフォルダに入れておこう
パスを通すのが楽だからだがこのROMはOS9のものは使えない




ゲストOSをインストールするディスクイメージを指定する
旧OSのフォーマットでないといけないためOSXで作るよりも
ここの「Create」ボタンで生成する方が確実




ここでディスクイメージファイルのサイズも決定する
私は4000としてしまったが2GBまでしか認識できないという話もあり
ここは2000で充分だということがあとで判明




記述されたパスにディスクイメージファイルが指定のサイズで生成されているかを確認




システムインストールの時にはBootはCD-ROMにセットしておく
完了したら「Any」に戻す
「Disable CD-ROM Driver」のチェックも外しておく




ネットワークの設定はDHCP自動参照の場合このままで良いそうだ




ROMサイズはOS9を動かしていた当時のサイズを思い出して設定する
私は768MBも積んでいたがそんなに大きくなくても良いかも
128〜256あたりが最適か
ROMの場所もここで設定する




intelMacの場合はJIT Computerの項目のチェックを入れる




ということで起動をかけてみるがROMイメージがやはり
インストールディスクから取り出したものではダメだというアラート
それでも起動はできるようだが




システムディスクのCDをあらかじめマウントしておかないと
昔懐かしい「?」マークつきのフォルダアイコンが表示される




インストールディスクのマウント確認後に起動すると今度は「ハッピーMac」アイコンが表示される




インストールディスクからのブートは成功したような様子だ




インストーラディスクのデスクトップは表示された




しかしインストーラを起動しようとするとこの表示
どこで見かけたのか忘れたがインストール可能なのは「ジェネリックディスク」のみとのこと
つまり使えるのは汎用のパッケージディスクとして販売されていたものだけで
ハードについてきたシステムディスクからはインストールできないらしい
システムドライバーの問題だから組み合わせによっては
インストール可能な組み合わせもあるかもしれない
OS9.0.4以下のジェネリックディスクとなると持っている人は相当少ないような気がするが


2009 年 10 月 18 日




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Fedora Coreが壊れちゃった〜っていう時でもTime Machineがあれば安心・・・

ちょっと前からFedora Coreを起動するたびに
「カーネルにエラーがある、デベロッパーサイトの情報を見るか?」
というアラートがでるようになってしまった。

アラートが出てもそれでも動いているようだが、カーネルに関するエラーはMacでもひどい目に遭わされているので、なんとかクリアしたいと思っていたがその方法がわからない。

どうもこのアラートが出る直前おアップデートに失敗したのが原因らしい。
アップデートの時に「いくつかのアップデートのダウンロードに失敗した」というような警告が出ていた気がする。
逆にいうとそれくらいしか心当たりがないのだが、それならTime Machineで何とかなるんじゃないかと思い復元してみた。

仮想マシンがある場所は
~/Documents/Virtual Machines.localized/
でここにある該当の.vmwarevmを、問題のアップデート前に戻すことができればクリアできるのではないかとやってみたところ見事成功した。

Linuxの使い方として正攻法なのかどうかはちょっとビミョーだが、こんなに簡単に直るというのも仮想環境のメリットなのかもしれない。





Fedora Coreを起動するたびに禍々しいアラートがでるようになってしまった




「カーネルにエラーがある」というアラートだ
メンテナンスの手順を試してみたがいっこうに改善しない




Time Machineで過去の履歴を見てみる
ぎりぎりアップデート前の仮想マシンファイルが残っているようだ




歯車アイコンボタンで「〜を復元」というメニューを選ぶ




ちょっと待たされるが・・・




Fedoraの起動にかかる
前回サスペンドで終了したせいか「状態を復元」でにかかる




どうやら復元に成功! アラートも出なくなった
しかしカレンダーも復元した日時に戻ってしまった




再起動しても戻らないので設定を覗いてみたところNTPサーバ接続のチェックが外れていた
このチェックを入れて設定画面を閉じると「NTPサーバーに接続中です」というタグが出る




無事カレンダーの日時も現在の時刻に戻る




そして前回失敗したアップデートもかかってきた
今回は無事アップデートに成功、再起動後もカーネルエラーのアラートは出ない
原因は不明だがあまりネットワーク環境が良くないところ(ウチの会社のように
変態プロクシがかんでいるとか)でやたらアップデートをかけない方が良いのかも


2009 年 10 月 19 日




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PixelCity
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

夜景の都市を浮遊する攻殻機動隊のタイトルバックのようなスクリーンセーバ。

シェーマス・ヤングの都市を自動生成するコードをCプラプラ、OpenGLでOSXに移植したんだそうだ。
結構重いのでCoreDuoでもカクツくが、菅野よう子なんかかけながらセーバ画面にすると良いんじゃないかと思う。





PixelCityのセーバ画面
これがOpenGLというのはちょっと驚く
攻殻機動隊のタイトルバックそのものだ




設定でワイアフレーム風にしてみたりレターボックス(テレビの映画放送のような横長画面)
にしたりのフェクトでますます気分を盛り上げたりできる




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iBookでTimeCapsuleを企画:第2弾〜やってみたけど結局失敗

前回は方法を書き留めただけでトライしていなかった、iBook無線LANサーバ経由でTime Machineを実現する「自作無料TimeCapsule」計画を発動。

トライしてみたのだが、最近「失敗しました」という報告ばかりで申し訳ないのだが今回も失敗した。

以下のサイトなどを参考に少し手順を整理した。

IODATA の LAN DISK + 無線 LAN で Time Machine - 人生いきあたりばったりで生きてます@はてな

Mitzyuki's Blog -- Time Machine

この方法の要諦は
1)Time Machineのターゲットのボリュームを無線LAN越しにマウントする
2)Terminal
defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1
とコマンドを打つ
3)ディスクユーティリティでsparsbundleのディスクイメージファイルを作成する
この時の共有ホスト名とAirMac共有のMACアドレスをボリューム名ではなくファイル名につける
4)このディスクイメージファイルをターゲットボリュームにコピーする
5)アンマウント、あるいは再起動をする
6)Time Machineで「今すぐバックアップを生成」でバックアップを作る


ということに集約されるようだ。
でこの手順でやってみたが「ディスクイメージの作成ができない」というアラートを出してTime Machineはバックアップに失敗した。

原因として考えられるのはディスクイメージのファイル名
私の場合ホスト名の「ibookg3」をつけているがシステムプロファイルの共有名は
「ibookg3 の ibook」
あるいは
「ibookg3-no-ibook」
なのでこの名前でないといけないのかもしれないということだ。

時間がなかったのでそこまで検証できなかったので次の課題だが、これがハズレだったらあとは「iBookがだめなんじゃないの」という一番考えたくない結論も見えてくる。
どうなんだろうねぇ・・・(´・ω・`)っ旦





今回はディスクユーティリティでディスクイメージを作ってみる
注意点はファイル名を「ホスト名」_「MACアドレス」とすること
ボリューム名は任意でもいいようだ
イメージフォーマットを必ずsparsbundleディスクイメージにすることくらいだ




生成されたディスクイメージファイルをターゲットの
iBookにぶら下げた外付けハードディスクにコピーする




そして例の「呪文」をTerminalに打って実行




Time Machineからターゲットのボリュームを指定する




ここでパスワードを訊かれるのでパスワードを入れておく




このボリュームをアンマウントしておく
再起動が必要との記述もあるので念のために再起動もしておく




そしてめでたくTime Machineはバックアップに・・・失敗
この瞬間がもっともがっくりくる時だ
最近続いているので敗北感もひとしおだ




念のためにボリュームのアクセス権なども調べてみたが問題ないようだ
この原因究明は次回の機会に・・・なんせ時間が無さ過ぎる・・・・






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青木さやか