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2011 年 7 月 31 日




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自鯖サイトのファイル一覧が表示される仕様をなんとかしたい〜Apacheの設定いじってみた

しばらく前から自宅サーバで個人的に盛り上がっている・・・というかこういう話題でLionフィーバーをやり過ごしたいと思っているのかもしれない・・・が、件の自宅サーバはこの数週間すこぶる安定している。

原因はG3/iBook DualUSBからG4/Mac miniに機種変更したためで、熱対策もできたおかげでドライブ最高温度は48度、平均は43度と許容範囲内に収まっている。
ハードウエアの問題をやはり軽視するべきではないという教訓か、あの毎週落ちていたのもおかしな振る舞いをしていたのも熱暴走だったということらしい。

WebサイトサービスもFTPサービスも非常に安定していて、こんなに安定するならあとは自宅の回線をもう少し速い回線にすれば実用的に使えるという感触も得た。

そうなるといろいろ気になってくることもある。

今までは実験サーバだから細かいことは気にしていなかったが、自宅サーバの場合URL欄でディレトリを指定するとその中身のファイルのリストが全部見えてしまうという問題が気になリ始めた。





例えばトップURLに続けてイメージファイルフォルダの「/images/」とかつけて
最後にスラッシュを置くと防護策を施していない自宅鯖の場合このようにファイルリストを表示する
こういうところからサイトの構造が分かってしまうわけで、実害はともかく
「セキュリティに気を遣ってない素人サイト」というイメージに見えても仕方がない




大抵のレンタサーバーサービスはこういう場合「アクセスが禁止された項目です」
というような表示を自動的に出してくれるようになっている
これは弊サイトのメインサーバの「MacServer」さんの表示
だからこのリスト問題は自宅鯖にほぼ限られる問題と思われる


このファイルリスト問題を始めApacheでWebサーバを運用するなら、いくつかやっておかなくてはいけない設定というのがあるらしい。

ファイルリストが見えて、どうしてセキュリティ上問題があるというのかは私には理解できない。
ソースは見えるわけで、ソースのリンク構造を解析すればサイトのファイル構造もほぼわかるわけだし(そういう解析をするツールも普通にフリーウエアで配布されているし)、それを直接ブラウザで見えないように隠したからって安全になるというものでもない気がする。

ただこういうものをそのまま放ったらかしにしていると
「安全に気を遣っていないシロウト鯖管」
というふうに見えてしまうのはその通りだと思う。
くみしやすしと思われて狙われるレピュテーションリスクの方が大きい気がする。
いずれにしてもこういうものを晒しっぱなしにしててイイことなんて何もない。

それでこの設定だが、よくありがちなのは各ディレクトリに.htaccessファイルを置いて制御するという解説。
私もそうするもんだと思っていた。
ところが本家のApacheの解説サイトには
「.htaccessファイルを使わなきゃいけないという思い込みが広まっているが都市伝説に近い」
みたいな意味合いの解説があったりして、.htaccessファイルを使わないべき理由も事細かに書いてある。

多分素人に分かりやすいのは.htaccessファイルの方だと思うのだが、これはサーバに負荷がかかるだけでメリットがないそうだ。
使わなきゃいけない場合は、<Directory>セクションの設定にアクセス権が無い場合で、そういう場合は大抵.htaccessファイルも制限されているわけだから実際には使わなくてはいけないケースってほとんどないらしい。

これについては以下のサイトが非常に参考になった。
Apache チュートリアル- .htaccess ファイル - Apache HTTP サーバ

@IT:Apacheでファイル一覧を表示させないようにするには

絶対外せない基本設定とサーバの動作(2-2)

で、その
<Directory>セクションの設定
って具体的にどうやるかってのを素人にわかるように解説しているサイトがまた少なくて
「<Directory>セクションの設定といえばもうわかるでしょ」
という感じでどんどん中身の話に入っていくから、私のような素人はついていけないんだな。





結局Apacheサービスの設定ファイルである「httpd.conf」の中の<Directry>
という括弧でくくられた領域を変更するのが<Directory>セクションの設定の正体
「httpd.conf」はSnowLeopardでは/etc/apache2/の中にあった




しかしTigerではこれは/etc/httpd/の中にあった
Linuxとかはまた違うらしいしきっとLionも場所が変わってるのかも




#で始まっている行は「コメントアウト」といってマシン的には無効な行で
人間だけが読める、あるいは一時的に無効にしておきたい設定コマンドにつけてある
サーバーネームなんてのもデフォで無効になっているが
ドメインが決まっているなら設定しておいた方がいいらしい
それで無限ループを防げることもあるらしい




ドメイン指定の方法は「#」を外して有効化しURLのhttp://とかを外した中身だけを記述する




コメントアウトを分かりやすくするためにコードエディタを使った
上書き保存にはroot権限のパスワードを求められる




なのでファイル共有から上書きするのは失敗した
VNC経由でサーバの中でエディットすることにした
そのためにPowerPC版のSmultronを探しまわる羽目になったが




緑はコメントアウトしている行
コンピュータ的に有効な行にはそれ以外の色がついている
不正なURLのリクエストが来たら404.htmlにリダイレクトして飛ばす404設定の
ErrorDocument 404 /404.htmlという文字列はデフォでコメントアウトされている
これも無限ループを防ぐためで、今回は404.htmlを表示したいので有効化する
パスは自分のサイト構造で書き換えること


この404はページが見つかりませんだが、「不正なアクセス」とかいろいろなケースがある。
私は
ErrorDocument 403 /404.html
ErrorDocument 404 /404.html
ErrorDocument 500 /404.html
の3つのケースを書き込んで3つとも404.htmlに飛ばすことにした。
私の場合はサイトの最初の階層に404.htmlを置いているのでこういう書き方になった。
errorというフォルダに入れているなら
ErrorDocument 404 /error/404.html
という書き方になる。

これを有効化した場合、必ず当該ディレクトリに404.htmlというページを置かないと無限ループのリスクがあるそうだ。
だからデフォではコメントアウトされているのだろう。





リストを表示させないためにOptions Indexes FollowSymlinks
という文字列のIndexesの前に「−」をつける
これで「ファイルリストを表示しない」という意味になるそうだ




この文字列は2カ所あって片方だけでいいのかもしれないが両方とも「−」をつけた




Terminalservice httpd restartと実行すれば
Apacheが再起動すると解説にあるがMacではこのコマンドは無効だった
結局OSごと再起動することに




こうして404.htmlが表示された
これはGeocities時代に使っていた古色蒼然の404ページ
画像やハイパーリンクは絶対パスでないといけないらしくリンクが切れている




あまりにもひどかったのでこの際404ページも作り直した
といってもやっつけだが少しマシ?
ファイルリストを表示しようとした場合もこのページに
飛ばされるようになって一応リストは見えなくなった




このhttpdの設定はWebサイトサービスだけの設定で勿論FTPサーバには影響ない
FTPサーバの方は今日もガンガンファイルのリストを表示している


ということで自宅鯖サイトのURL不正、ページが見つかりませんは404ページが見えるようになった。
この404ページは例の自宅鯖のURL
http://nmuta.dip.jp/
でディレクトリ表示すると見られる。
メインのMacServerのページでやっても見られないので、見たい方はそちらまで。







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QRこ〜でんネン!
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

2次元バーコード、いわゆるQRコードをジェネレイトするアプリ。

最近わけあってこういうものをいじり始めている。
理由はこういうことだ。

仕事でauのガラケーを使わなくてはいけなくなった。
10年以上前にiモードのヒットをきっかけに日本の通信技術が世界を変えるかもしれないというような趣旨の番組まで作ってしまったくせに、実はガラケーが苦手だ。

何が馴染まないってやはりあの親指変換の文字打ちが、どうしても馴染むことができない。
これまでもパソと親和性が高いPHSを使ってきたり、PHSに見切りをつけたらiPhoneに乗り変えてみたりで、ずっとガラケーから距離を置いていた。
しかしついに今回年貢の納め時というか、ガラケーを使わなくてはいけなくなった。

初めて使ってみるとガラケーってまさにiPhoneのようなスマホとは全く違う文化で、どなたかがこれを「箱庭文化」と名付けたのは至極名言だと改めて思っている。

それはともかく、このガラケーで長文メールを打たないといけないとなると感慨なんかに耽ってもいられない。
なんとかパソコンで文章を打ってガラケーに転送して発信したいものだと思うし、パソコンで収集したテキストをコピペしないといけないシチュエーションも出てきた。

こうなるとガラケーとMacの相性って結構悪いことに気がつく。
仕方ないか、MacとiPhoneなんて文化はやはり日本からは出てこないし日本と馴染めない文化かもしれない。
などと感慨にふけっている場合ではなくMacから長文テキストを渡したい。

それで思い出したのがかなり昔にテストした即答こ〜でんねんだった。
あのお手軽QRコードジェネレイト機能を使えば、QRコードリーダーが標準装備されているガラケーにはむしろ親和性が高いかもしれない。

と思ったら即答こ〜でんねんの作者さんのページが無くなってる・・・長年サイトのメンテナンスをさぼっているせいだな。
探しまわってやっと見つけた。
アプリの名前もQRこ〜でんネン!に変わっていた。
しかしつい先日Lion対応版を発表されたばかりで、開発は継続されているのが嬉しい。
そしてシェアウエアに移行していた。

久しぶりに使ってみた印象は、相変わらず簡単直観的オペレーションで使いやすくしかも随分高機能になっている。

試してみた感想は満足のいくもので、名刺につける名前、メールアドレス、サイトURL、住所、電話などのデータを直接ケータイに読み込んだり、メールの文章を作って直接ケータイに読み込ませてケータイのメールから発信するのも成功した。

QRこ〜でんネン!は長文メールの場合も、分割QRコードに書き出すことができるが、ガラケーもまた分割QRコードを普通に読み込んでひとつの長文メールに置き換えができた。
こういうところでのガラケーの技術ってすごいものがあると思う。
iPhoneでもこれできるのかな?
いまのところできそうにない感じだけど、そういうアプリはあるのだろうか?

これはビジネスなどの場面で利用価値が高いアプリだと感じた。





これはアドレス、住所などを一発で読み込ますことができるQRコードを
ジェネレイトできるモード
このQRコードをjpegか何かに書き出して名刺にでも載せておけば
渡した相手に連絡先を入力させる手間が省ける
ドコモ、au、vodafoneが選べるがiPhone(ソフトバンク)向けには
vodafoneよりも「混在タイプ」の方が情報が落ちないようだった




ホームページへ誘導するリンクQRコードもこのように生成できる
ポスターなんかの端っこによく印刷されているあれだ




そしてこれが今回一番ありがたかった機能のメール原稿渡しQRコード
このように送り先メールアドレス、表題、本文を書いてそのQRコードを読み込ませれば
新規メールの原稿をそのままガラケーに渡せる




いまだにvodafoneになっているが絵文字なんかも用意されている
私は絵文字を使ったことが無いのでこれがどの程度の精度なのかは伺い知る術もない




そしてメール原稿やテキストなどは長文になるとQRコード分割にも対応している
これをauのガラケーに読ませたらちゃんと認識・統合してひとつの長文メールの
原稿になり、そしてそのメール文は実際に発信することにも成功した
こういう地味にすごいというのが日本のガラパゴス技術というか
まだ世界に日本の技術のすごさは何割も理解されていないと思う
それは理解されにくいマニアックなすごさだからだとも言えるのだが


2011 年 7 月 29 日




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Desktop Curtain
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

ワンストップでデスクトップアイコンを隠すコマンドを実行するアプリ。

先日デスクトップアイコンを隠すアプリを作っていただいたのと、Twitterで頂いた意見も取り入れてそれを改造したアプリもここで公開したが、ほぼ同じ趣旨のことを考えていた人がここにもいたわけで、メールでedama2さんからこのふたつのアプリと同じ機能をひとつで兼ね備えるアプリを頂いた。

それでこれもここで公開する。

使い方は簡単でクリックすれば、ファイルフォルダだけ消すかボリュームアイコンもすべて消すかを聞いてくる。

すべて隠せばもう一回起動すると「すべて表示するか?」と聞いてくるし、ファイルフォルダだけ消せば「ファイル&フォルダを表示するか?」と聞いてくる。

いちいち確認タグが出るのが鬱陶しいというなら、アプリの名前の最後に「+」をつければいい。(必ず半角のプラスをつけること、全角ではダメみたい)
確認無しにすべてを消す。
その場合Finderを再起動するので、ToggleDesktopIcon2 の方と実質同じになる。

三者三様なので選んで使ってもらいたい。

なおedama2さんからToggleDesktopIcon用のアイコンも作っていただいた。
なかなかきれいなアイコンだ。
アイコン制作していただき、Desktop Curtainの再配布も快諾してくださった edama2さんに感謝。





Desktop Curtainを起動するとアイコンをすべて隠すか
フォルダ&ファイルだけにするか聞いてくる
すべて隠すならEnterキーでもOK




すべて隠した場合はDesktop Curtainをもう一度起動するとすべてを表示するか聞いてくる




フォルダ&ファイルを隠した場合はこんな感じ




いちいち確認タグが出る必要はないと思うなら
Desktop Curtainのアプリネームに「+」をつける
すると確認無しにすべてを隠すので機能的にはToggleDesktopIcon2と同じになる




そしてedama2さんがこのDesktop Curtain
前回紹介したToggleDesktopIconの為にこんな
すばらしいアイコンをデザインしてくださった
こういう才能がある人ってうらやましいな
ToggleDesktopIconもアイコン替えしたので
ダウンロード済みの人ももう一度落としてみて


<追記>

BBSに「edama2」さんからさらに追記を頂いた。
Desktop Curtainはアプリ名の最後に「-」をつけると今度は確認無しにデスクトップのファイルとフォルダのアイコンだけを隠す機能があるそうだ。

つまり
chflags hidden ~/Desktop/*
のコマンドをベースにしたToggleDesktopIconと同じ機能があるということだ。 ということは
Desktop Curtainが一つあれば、ToggleDesktopIconは必要ないということか。
やはり才能ある人は作り込んでますね。
恐れ入りました。





Desktop Curtainはアプリ名の最後に「-」をつけるとまた違う機能を持つ




フォルダアイコンとファイルアイコンのみを確認足に隠すことができる
再度クリックすると確認無しに表示する
作り込んでありますね


2011 年 7 月 27 日




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VNC合わせ鏡だ


深い意味はありません。
画面共有(VNC)でリモートを取った相手のMacから今度はクライアント側のリモートを取ると、このようにVNC合わせ鏡が完成。

夜中の12時にこれをやると悪魔を呼び出しますから要注意です。



2011 年 7 月 26 日




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ToggleDesktopIcon
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

先日Tipsで書いたデスクトップアイコンを隠すコマンドを早速アプレットにしていただいたのでご紹介。

デスクトップのスクリーンキャプチャーを撮る時にデスクトップに散らかったアイコンを隠すコマンドを紹介した。

隠すコマンドは
chflags hidden ~/Desktop/*

元に戻すのは
chflags nohidden ~/Desktop/*

これをTwitter経由で早速@kaoru_ariさんがアップルスクリプトにまとめていただいた。
さらにアプレットにもしていただいた。

またこのコマンドの場合ファイルとフォルダは消えるが、ボリュームアイコンが消えないためボリュームアイコンも消せるコマンドとして@gururiさんから情報を頂いた。

隠すコマンドは
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -bool false & killall Finder

元に戻すのは
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -bool true & killall Finder

こちらはボリュームアイコンも消えるのでさらにスッキリするが、毎回Finderが再起動する。

これもスクリプトとアプリにまとめてみた。
ToggleDesktopIcon.app
は上のコマンドを使っている。
ToggleDesktopIcon2.app
は下のコマンドを使っている。
同梱するのでどちらか好きな方を選んで使えばいいと思う。

注意点はデスクトップにアプリ本体を置いたまま起動すると、消えてしまうので元に戻せなくなる。
特にToggleDesktopIconの方はFinderのカラム表示でも見えなくなるので、うっかりやるとちょっと焦るかも。

その場合Terminalを起動して、それぞれの元に戻すコマンドをコピペしてEnterキーを叩けばいい。

使い方はドックに登録してワンクリックで動作できるようにする、あるいはPFKeyAvailerPrefに登録してファンクションキー一発で消したりもとに戻したりなんてのがスマートではないかと思う。





ToggleDesktopIconでデスクトップに散らかったアイコンを隠すことができる




ToggleDesktopIconの場合消えるのはフォルダアイコンとファイルアイコンで
マウントボリュームアイコンは消えずに残る




ToggleDesktopIcon2の方はマウントボリュームも消える
ただしこちらは毎回Finderが再起動する
どちらかいい方を選んで使おう




使い方はドックに登録してワンクリックで消したりもとに戻したり




あるいはPFKeyAvailerPrefに登録してファンクションキーで消す方法もある
この場合F5キーを叩けばデスクトップアイコンが消えたり、戻ったりする


@kaoru_ariさん、@gururiさん情報ありがとうございました。

ところで暫定アイコンなので、どなたかカッコいいアイコンを作ってくれると嬉しい。
アプレットだからアイコンはあまり関係ないんだけど、ドックに登録する時にはやはりカッコいいアイコンの方がいいだろうし。
よろしくお願いします。



2011 年 7 月 25 日




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デスクトップアイコンを隠すコマンド

Lionを入れようかどうしようか迷っている。

Lionを入れると騙し騙し使っていたOfficeXが確実に動かなくなる。
もうサポート期限切れだから。
他にもどういうアプリが動かなくなるか確認していて、今デスクトップのキャプチャーを撮る時に重宝しているDesktoppleが動かないことが判明した。
正確には動かないわけではない。
シェアウエア版の現行バージョンにアップデートすれば動くのだが、この物入りな時機に17ドルは痛いなと思って、代替の方法を探していたところTerminalからもデスクトップアイコンを隠せることがわかった。

隠すコマンドは
chflags hidden ~/Desktop/*

元に戻すのは
chflags nohidden ~/Desktop/*

これはデスクトップのファイル、フォルダのフラッグを「隠す」「表示する」に書き換えるという方法で、Desktoppleなんかがやっている方法とちょっと違う。
これで隠している間は、Finderのカラムからもデスクトップに有るものは一切見えなくなる筈だ。

まあ一瞬隠すだけならこれでも充分かもしれない。

ついでに前からやろうと思っていたことだけど、Terminalを一発で起動できるショートカットキーを設定した。
PFKeyAvailerPrefに登録してファンクションキー一発でTerminalを起動、カーソルキー、Enterキーでデスクトップアイコンを隠す。
悪くない操作性だと思う。





デスクトップに散らかったアイコンを隠してスクリーンキャプチャーを撮りたい
その時はTerminalを起動する




chflags hidden ~/Desktop/*と打ってEnterキーを叩くとデスクトップアイコンはすべて消える




元に戻す時のコマンドはchflags nohidden ~/Desktop/*と打ってEnterキー




するとこの通りもとに戻る
例によってTerminalはコマンド履歴機能があるから
次回からは上向きカーソルキーだけで過去に実行したコマンドを呼び出せる
Terminalってホント便利




その便利なTerminalをキー一発で呼び出せるようにPFKeyAvailerPrefに登録した
この場合はF5キー一発で起動できるしノートの場合はデフォでfn+F5キーで起動できる
これでますますTerminalが便利になると思う

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Safari5
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

Safari5.1バージョンアップが来た。

それで早速かけてみるととても困ったことになった。
SafariStandを読み込めないというアラートが起動時に出て、プチパニクった。
これがないとSafariは使えないというくらい私のSafariStand依存度は高いので、これは困る。

近日中にhetimaさんが対応してくれるんだろうけど、それまでどうやってつなごうか、特に30以上開いているタブが起動の度に消えてしまうのは困っていた。

調べてみるとSafari自身がタブの復元ができるように変わっていた。
これはFirefoxあたりではかなり前からできるようになっていたので、この差が気になっていた部分だ。

Safariの環境設定にそういう項目が増えているので、とりあえずはまたタブだらだら開きで使えるようになった。
ヨカッタ、ヨカッタ。





SafariStandは読み込めなかったという警告タグ
もう慣れっこになったけどその度にタブが消えてしまうのはつらい




と思って調べていたらForget Me Notのページで開発中止のお断りがあって
Safari自体にそういう機能があるのでもう必要ない」とのコメント
環境設定にSafari起動時」の項目で「最後のセッションの全ウインドウ」
が選択できるようになっていてこれがすべてのタブ保存もできる




相変わらずサイドバーが無いのは不便だがとりあえずタブの復元はできるようになった




あと目立った点では自動入力フォームを黄色く表示するようになって
パスワード入力の注意を喚起するようになった


2011 年 7 月 24 日




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Windows7のインターフェイスをいじってみる

世間がLionで盛り上がっているこの時期にWindows7いじりをしている。

このタイミングの外し方がなんとも。
Lionがなんぼのもんじゃい、オレだって欲しいわい・・・という古典的なボケはともかく今Lionを入れると間違いなくMS Officeが動かなくなるので、踏み切れないところ。
VMWare Fusion+WndowsXPなどの環境があるので、別にOfficeのファイルをいじらなきゃいけない場面でも困らないのだが、Mac上にOfficeが無いというのが心細いので。

それでそのWindows環境のうち入れたばっかりのWindows7をほとんど活用していないので、なんとかしたいと思うのだが、Windows7を起動するたびにこの腫れぼったい画面を見ると何故かげんなりするんだなぁ。

何がいかんってやっぱりこのタスクバーかな、腫れぼったい印象は。
Macのドックといっしょで、邪魔としか言いようがない。
Macの場合はドラッグ一発で小さくできるので、私は最小化して使っているが、Windowsの場合はどうしたらいいか探していたらやはり方法はあった。





ほぼデフォで使っている(いない?)Windows7のデスクトップ
なんとなく腫れぼったいイメージは分厚いタスクバーのせいかもしれない
Macでもデフォのドックは邪魔だと思う




コントロールパネルに入って「タスクバーとスタートメニュー」に入る




タスクバーに入って「小さいアイコン」を選択、ついでに場所も「上」を選んでみよう




細くてスッキリしたタスクバーが上についてMacみたい?
というよりLinuxのGNOMEみたいなイメージか
Linuxユーザならこの方が使いやすいかもしれない




タスクバーのボタンを「結合しない」にするとタスクバー表示はXPに近くなる
これだけでも随分使いやすくなると思う
本当はMacに対抗してこういう部分もMSのアピールしたいポイントなのかもしれないが
やっぱりもうユーザがXPに慣れ過ぎてしまったと思う




さすがにタスクバーは下に持ってきたがこれだけでも随分XPとかけ離れたイメージが緩和される




ところでWindowsUpdateがかかってきたので小休止




これが噂に聞くMicrosoftのWindows Defenderかと早速立ち上げてみる




が、定義ファイルをアップデートしたところで「このプログラムは無効です」の表示
AVGを入れているのでふたつ動かすことができないというセーフティがかかっているらしい
まぁ、Windowsに関してはそうであるべきかもしれない




折角なのでフォルダオプションの設定もいじる




隠しファイルやシステムファイルなど隠す系の設定は原則外すことにしている
拡張子はデフォは隠す設定になっていたと思うけどこれも表示する設定に




次にフォルダオプションで「常にメニューを表示する」にチェックを入れる




Windowsのウインドウのメニューバーが美しくないと昔散々文句を言ったのに
見えないとなるとそれはまたそれで不便なのでメニューが見えるようにした
なんだかんだでやっぱりXPのインターフェイスに慣れてしまったのかもしれない




もうひとつ7の不便さはExplorerが階層を表示しなくなってしまったこと
オマケに「上の階層へ」ボタンが無くなってしまったので
自分が今どこに居るのかわからなくなってしまう




そこで同じフォルダオプションでナビゲーションウインドウの項目ふたつにチェックを入れる




するとExplorerの階層表示ができるようになった
これも美しくないと思っていたが無いとなるとそれはそれで不便
あと「上へ」ボタンは復元の方法はないかなぁと思う


2011 年 7 月 23 日




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Cockpit
(Shareware)
OS10.6SnowLeopard対応

Macの操作感を統一してしまおうという壮大な構想(?)のコックピットアプリ。

という意図なのかどうか、この狭い操作空間に主なアプリのAPIを収めてしまう意欲的なシェアウエア。

面白いんだけど、Lion発売のこの時期にこういうアプリを取り上げる自分もビミョーだなと思う。
LionはiPadライクな操作パネルを標準で装備する。
ということはUIの統一を目指すこういう種類のアプリとはぶつかるかもしれない。

さらにこのアプリは自分でアッセンブルした操作パネルを使うことができるのだが、そのパネルの利用するAPIとはAutomatorファイルということになる。
AutomatorはLionでは結構仕様が変わるようなのでそのまま使えないかもしれない。
こういうアプリの作者さんが、OSのメジャーアップデートのたびに困らされるのは折角の作品のアプリがAPIの変更のために動かなくなってしまうということだ。
大抵は時間が解決してくれるが、中には永久に新しい環境に適応できなかったものもある。
過去に消えていったそういう「惜しい」アプリは結構たくさんある。

さらにこのアプリは、操作できるアプリの数をコントロールズを入手することでどんどん拡張できるという画期的な特徴も持っていた。
面白い!、面白いのだがそのダウンロードページは現在休止中になっている。
これもコンファブリケーターと同じような運命なのかな?
なかなか面白いフェイスだと思うのだけど。

シェアウエアのライセンスをクーポンだかで無料で手に入れて今まで試していなかったのだけど、いまさら面白いと思う。
こういうの流行ったら良いなと思うけど、タイミングがLionだもんなぁ・・・





なかなか洗練されたフェイスだと思う
ライトブルーモノトーンのコントロールされるアプリのアイコンは
切り替えの度に左右にスクロールする




例えばSafariのコントロールは戻る、進むと新規タブ、新規ウインドウ
以外にやはりブックマークの呼び出しなんかあったりする




さらに現在開いているタブを一覧で見せてくれて
自由にそのタブに乗り換えたりもできる
正直今のSafariの使い方ならこれで充分という気がする




iCalなんてシンプルそのもの




こちらはiTunes




そのアプリの切り替えはここからプルダウンで選択




iTunesなんかは勿論プルダウンでプレイリストを選択できる




ところでCockpitを終了したいとか環境設定に行きたい時はここから




それぞれアプリを選択するとそのアプリが起動するのでランチャーなんかも兼ねる
KeyNoteはプレゼンテーションスライドを開始したり進めたりできるので
ちょっと目立つコントロールになるかもしれない
意味があるかはともかく




設定に入るとそれぞれのコントロールの割り付けを見ることができる




そして自分でオリジナルのコントロールを作ることもできる
ここがこのアプリの売りだった筈だ




アクションを指定するのはAutomatorライブラリからアクションをドロップする簡単さ
プログラムのコードの知識なんか必要ない
実はこういう自由度はLion的なものとは
真逆の方向性だと思うのだがどちらに分があるかは自明かな
個人的にはこういう行き方の方が好みなのだが


2011 年 7 月 19 日




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旧型AirMacベースステーションをWDS(子機モード)でつないでみる

先日AirMacベースステーションを更新したので、旧型のAirMacベースステーションが浮いていた。
これを使って何かできないか考えているが、とりあえず2階の自室でWDSモードでつなぐことにした。

この設定は手こずるのかと思いきや、あっさり繋がった。
WDSリモートを選択すること、ブリッジモード、TCP/IP手入力で設定。
親機のMACアドレスも自動取得したので以上の設定で繋がった。

いまのところ用途としては、WPA2に対応していないために無線ネットワークから締め出されていたiBookG3を無線経由で再びつなぐことができたということぐらいか。
と言っても旧AirMacとiBookは有線イーサネットケーブルでつなぐわけだから、完全ワイヤレスではない。
室内に配線をしなくてもWPA2に対応しない機器をつなぐというだけのメリットだ。

これを使ってゲストネットワークでNintendoDSやPSPのネット接続なども考えたが、結局ソフト的にゲストネットワークを開くのと同じで、セキュリティリスクも同じなので、それは止めた。

iBookG3でまたネットに接続できるようになったといっても、先日サーバ運用は諦めたところだし、以前ファイルサーバとして自家製TimeCapsuleをやってみたところ、確かに成功したのだがG3の転送速度の遅さに実用性の面で限界を感じたので結局これも止めてしまった。

何に使えるかな?
また考えてみよう。





設定の肝はWDSリモート(リレーではない)を選択して
接続共有を切る(ブリッジモード)にすることくらい
ネットワークパスワードを入力すれば
WDSメイン(親機)のMAC アドレスは自動取得する




アップデートすると・・・




リモート画面で申し訳ない
先日サーバ化したMac miniのリモート画面の上に重なってiBookG3のリモート画面が現れた
iBookG3は(Tigerである故に)WPA2に対応していなかったのでワイアレスから締め出されていたが
これでWPA2ネットワークに参加してインターネットにも接続できるようになった




TechTool Proのローカルネットワークスキャンからも見える
おかげでiBook DualUSBは再び不死鳥のように復活したが、はて?何に使ったらいいだろう?


2011 年 7 月 18 日




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サーバルームやっぱり熱対策をすることにした

ここ数日サーバ化したMacと格闘しているという話を書いている。
最初にweb、FTPサーバ化したiBookが、初期の段階で毎週ダウンしていたのはおそらくソフトウエア的な問題だと思われる。
当時はまだ毎日の気温も大したことがなかったから、ソフトの組み合わせ、設定の問題で落ちていたんだと思う。

しかしここ数日のサーバがフリーズしていたのは完全に熱暴走だと思われる。
どうやらiBookを使った簡易サーバという魅力的なアイデアは、熱問題で頓挫した。

それでMac miniを入れて熱の推移を監視しているのだが、やはりほっておいていいレベルを超えている気がする。 熱対策をした。

といっても段積みしていたMac mini/G4、Mac mini/intel、AirMacBSを積み上げるのを止めて、縦置きにしてみた。

これだけでもSMARTヒートセンサーが2〜3度下がったから正解だったと思う。
希望を言えばもう2〜3度温度を下げたいところだ。
やはり扇風機は要るのかなぁ・・・





今日の午前まで段積みにしていたMac mini/G4、Mac mini/intel、AirMacBS




やはり熱が気になって段積みを止めた
Mac mini/intel、AirMacBSを縦置きにして
Mac mini/G4をiBookがいなくなった席に移動した




Mac mini/intelは段積みの時にはHDDの温度が57度とちょっと高め




元々強力なファンを内蔵しているのでそんなに変わらないが55度まで落ちた




下の階に移動したMac mini G4はやはりファンが非力なせいか効果が大きかった
ピーク49度から43度まで下がった



anchor

Sleipnir Mobile for iPhone
(Freeware, via App Store)

iPhone、iPad向けのwebブラウザアプリ

先日紹介したWindowsのマスターピース的WebブラウザでついにMac対応を果たしたSleipnirのiPhoneアプリ。

使ってみた印象は「Safariよりいいんじゃないの?」というところ。

同じようなタブブラウザなのだが、いいところはいちいち選択画面に抜けなくても直接違う画面に乗り換えられる工夫がされていること。
隣りのタブには画面をタップ、スライドするだけで移れる。
下に見えているタブをタップすれば隣り合っていないタブに直接移動できるし、タブを閉じる時もフリックで閉じる操作ができる。
使い勝手に関してはとても考えられている。

またタブ画面も8つに制限されていないのがいい。

Sleipnirの特徴のラベルやリボンも健在。

問題はMac版のSleipnirのブックマークなどをiTunesを使って同期できないことか。

ファイル共有とかの仕組みを使ってうまくできないのかな。
できればもうSafariを止めて移行してもいいと思った。
それくらいよくできている。





WebブラウザSleipnir Mobileの表示画面
下にタブが見えているのが特徴




タップスライドで隣りのタブに移動できるだけでなく
いちいち移動画面にいかなくても離れたタブに移動できる
また不要なタブはフリックアウトすることで直接閉じることができる




作業トレイ、リボンなどのブックマークの操作フィールドは健在




ブラウザからTwitterやFacebookなどへの連携も用意されている
これもSafariに不満を感じているところ




ラベルもちゃんと用意されている
MacのSleipnirのブックマークとシンクロできれば完璧なんだが


2011 年 7 月 17 日




anchor

家サーバーはMac mini G4が引き継ぐことになった〜今度こそ本当に引退の危機かiBook DualUSB

先日死んだと思われたサーバに仕立て上げたiBook G3 Dual USBだが、なんと一晩冷却したら起動できるようになった。

生き返ったということで、熱対策をすればまだ使えるのかもしれないと、HDD取り出し外付けで運用することを考えていた。

ところがいざバラそうかとふたを開けた時に、昔電気工作の時にさんざん嗅いだ電気部品が焦げる時のヤバい匂いが排気口やリドラッチのところから立ちこめていることに気がついた。
こいつはどこか溶けかけているのかもしれない。

火でも吹いたら困るので、さすがにiBook G3サーバーは諦めることにした。
残念!

そこでこの何年かほぼ、宛名職人専用機になっていたMac mini G4をサーバに転用することにした。
手順は前に書いたiBookをサーバにするのとほぼ同じだが、Mac miniには蓋が無いのでInsomniaXは今回はインストールしないことにした。

あとは固定IPを振ったAirMacのDHCPのIP予約のMACアドレスを、iBookからMac miniに変更したくらいで、Webサーバ、FTPサーバはすぐに復活した。

と作業はここまではトントン拍子で進んだのだが、思わぬところでツマづいた。

OS10.4Tigerに対応するウイルス対策ソフトのClamXavv.2.2をインストールすると、clamエンジンをインストールすることを求められるが、これをインストールしてClamXavを起動すると「エンジンをインストールせよ」と求められる。

またインストールして、ClamXavを立ち上げるとまた「インストールせよ」の無限ループ。
リムーバーでエンジンをアンインストールしてからやってもやらなくても同じ結果で、結局このバージョンを諦めることにした。

ClamXavv.2.1.1をインストールするが、何故かこのバージョンは時々ClamXav Sentryがエラーを出すんで信頼性はいまいちなんだなぁ。
もっと古いバージョンに戻すかな?
近日中にUpdateがあるみたいだけど、OS10.4は対象外のような情報もあるし。
どうなんでしょね?E-WAさん?

それはともかくシマンテックとclamのダブル体勢も整備したし、引き続きMac mini G4で家サーバー実験を進める。
今度はうまくいきそうな予感。

Webサイトのアドレスは
http://nmuta.dip.jp/
ftpは
ftp://pub@nmuta.dip.jp/
に変わった。

webサイトは当サイトのミラーに変わったので、前の写真サイトのURLは
http://nmuta.dip.jp/private/
に移った。
といっても誰も見ていなかったかな?

FTPに関しては接続にパスワードが必要なので、利用してみたいという方はご連絡いただければパスワードをお知らせする。





いきなりTemperatureMonitorがセンサーを見つけられないというエラー
これもインストールし直すことでクリアした




忘れやすいポイントとしてサーバのファイアウォールにも
PASVポートを開くというところくらいが注意点か
こうしてMac mini G4/Web site, FTPサーバーが完成した




ここで問題発生
セキュリティのために入れているClamXavが何回インストールしても
「エンジンをインストールせよ」というメッセージを残して終了する
仕方がないのでバージョンをv.2.1.1に落としてインストールした
ちなみにintel/MacのMacBook ProとMac miniの方は普通にv.2.2が動いている




3階建ての一番上がルータ兼用のAirMac、
下が家庭内ファイルサーバ兼音楽サーバのintel/Mac mini
一番下が今回Web・FTPサーバに仕立てたG4/Mac mini
そして下の網のiBook老人はいなくなってしまった・・・


ところで気になる温度だが、このMac miniもSMART温度センサー1個しか無いのが思いやられるが一応ここまでの運用では45〜48度というところなので、暑い盛りにどうなるかが注目だがiBookよりは耐性はありそうだ。

乞うご期待。


<追記>

その後VPNからMac miniサーバーも認識できて、iPhoneから外部からもサーバーをリモート操作できるようになった。

これでiBookに持たせていた機能はすべてMac miniに引き継がれた。
あとはiBookの処遇だなぁ〜問題は・・・





VPNからのリモートも受け入れる設定に成功
iPhoneからインターネット越しにサーバーをコントロールできるようになった

anchor

Sleipnir for Mac
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

Windowsユーザにはお馴染みのタブブラウザSleipnirにMac版が登場した。

Windowsでは試してみたことがあるブラウザで、そちらでは評価が高いブラウザがMacに対応したということだが、対応の仕方になかなかMacを研究しているなという感じがする。

まだアルファ版なのでこれから皆でバグ出ししていってよというバージョンだが、使ってみた印象は完成度が高く、ひょっとしたらSafariよりいいかもしれない。

タブの扱い、リボンやラベルの考え方、サムネール表示をピンチインで表示できたりサムネールをグループ分けしてそれを3本指スワイプで切り替えたりで、ブックマークに登録するまでいかないけど置いておきたいページの扱いに変革をもたらしそうな面白いインターフェイスだ。

3本指スワイプはデフォで「進む・戻る」に割り当てられているが、設定でタブの切り替えにもできる。
タブブラウザとしてはこちらの方が快適かもしれない。

表示は速く、操作は軽快でiPhone・iPad的な感覚だ。
これのiPhoneバージョンもなかなかよい。こちらは完全にSafariを凌駕したと思う。

エンジンはMozilla/Geckoだろうか?見た印象はwebkit的な感じがするが見た目の印象もとても良い。
URLバーを常時表示しているのだが、普段は目立たない表示にするなど細かい工夫もされている。





Sleipnirを最初に起動した時に目につくのはピンチイン、スワイプなどの操作の説明
感覚的にはとてもiPhone・iPad的だ




Flashのあるページを表示するとClickToFlashのブロックが効いていることに注目
Safari用にインストールしたプラグインだがこういうものをちゃんと認識している
アルファ版といいながら完成度は高い




表示は高速でブラウザ自体の振る舞いも軽いし表示が崩れることもない
軽いということはやはりユーザにとっていいブラウザだということだ




2本指をパッドの上でつまむようにするピンチインでサムネール表示に一瞬で変わる
この感じがとてもiPhone的




下に上のタブとは別のグループ分けタブがあるのでここで
開いているタブを分類して3本指スワイプで切り替えることができる
タブブラウザは便利だがすぐたくさん開いてしまいどこに
何があったかわからなくなってしまうのが難点
これならタブが何十個開いていても頭をスッキリクリアにできる




URLバーは普段は小さい目立たない表示だがURLを
ドラッグで取り出したい時にクリックするとフル表示になる




ブックマークはフォルダ以外にラベル、リボンなどで多重的に整理ができる
膨大なブックマークを整理したいが何から手をつけていいかわからないという人には
「こういう機能が欲しかった」というところがいろいろあると思う
例えばここでラベルを付けておくと




ブックマークバーのラベルからプルダウンで一気に呼び出すことができる
ブックマークの整理に一時置き場のようなクッションが欲しいなと思っていたのでこの発想はいい




ラベルは勿論新規に増やしたり削除したりが可能だ




ラベルを付けておいてリボンがついたものだけ表示ということも可能
役に立つかどうかは各人の工夫次第だがこういうものが用意されているのが面白い




もうひとつ面白いなと思ったのは環境設定で3本指スワイプを
「進む・戻る」から「隣りのタブに移動」に変更できることだ
この操作感はiPhoneやiPadに慣れてしまった最近のMacユーザには歓迎されると思う









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