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2011 年 11 月 29 日




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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜<番外編>結局クラウドになると何が便利なの?〜例えばiTunes同期の地味に便利な機能

先日iCloudの使い方をまとめて紹介した。

それで数週間実際に運用してみて、実際これは便利だなと思う。
自宅で無線LANを飛ばすならその便利さは飛躍的になるだろう。
さらにiPhoneやiPad等のデバイスとMacBook Air等のモバイル、自宅据え置きのiMac等のデスクトップ機と複数のデバイスを持てばますます便利になる

可能になるデータの同期は具体的には以下の通り
iCalとデバイスのカレンダーの同期
アドレスブックとデバイスの連絡先の同期
iPhotoとデバイスのフォトストリーム同期
iTunesとデバイスの音楽ライブラリの同期
iWorkのファイルの同期
iBooksの書籍の同期
など

こうして並べるとどれもiCloudが無くたって今までもできていたことばかりだ。

違いはUSBケーブルを差してやるかOTA(On The Air)でやるかだけの違いだ。

ところがこの僅かな違いが、大きな違いになってくる。
特に無線LAN環境を整備し、自宅でiMacやiPad、出先でiPhone、仕事現場でMacBookAirやMac Proを使うというような複数の環境を使い始めると、この便利さは飛躍的に感じることになる。

OTAというのは単にケーブルが要らないというだけでなく、いつ同期をするかをいちいちユーザが意識する必要が無いということだ。
ユーザが一々同期ボタンをクリックしなくても、無線LANが届く環境に入ると自動的に同期が始まって、出先でiPhoneでスケジュールを変更すると、職場のデスクトップや自宅のiPad等のスケジュールも勝手に変更されている

写真にしても無線LANで接続したらiPhoneで撮った写真が全てのデバイスでもう見ることができる。

このユーザに「同期の操作をさせない」ということがOTAの大きなメリットになってくる。





iPhoneで聴いていた音楽最後に再生した日が記録されるが
これもMacのiTunesライブラリに入っている曲に自動でOTAで同期される
「自動でOTAで」という意味はiPhoneを取り出して何か操作するとか
iTunesを操作するとかも不要でケーブルの抜き差しも不要ということだ
ただあらかじめMacを常時起動してiTuesをバックグラウンドで起動しておくだけで良い
スマートリストを使っていれば外で操作した履歴もすでに反映していることに気付く
これが全てのデバイスで起こるのがクラウドの真骨頂ということだ


キャプチャーではiTunesの再生履歴の例を挙げたが、これがお気に入りレート(☆マーク)とかスケジュールのチョットした修正とか、電話番号やアドレスの追加とかいったことが意識しないで自動的に行われる。
どの機器に同期してどれはまだだったかなんて考える必要もない。
iCloudを有効にしている全てのデバイスの全ての項目が同期される。

この機能の便利さが分かっていただけたろうか?








2011 年 11 月 27 日




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今度はメールサーバにチャレンジ〜とりあえずPostfix Enablerが一番簡単そう

さて先日も予告した通り、自宅のネットワークの整備をしていたらまたまた目についた老兵iBook DualUSB(G3)の再生化計画をまた紹介する。

この10年来のつきあいのiBookがあたらホコリをかぶって、博物館の展示品みたいに鎮座しているのだが、実は完動品なのだ。時々モニタスクリーンは真っ黒になってしまうが。

このiBookG3再生化計画はこれまで何度も企画され、その度に挫折してきた。
(以下の一連の記事参照。
ホコリをかぶっていたiBook DualUSBをWebサーバに転用してみた〜InsomniaXでフタ閉じノートサーバは危険か?<追記あり>
今度は自宅サーバでftpサーバを実現するぞ〜老兵iBook DualUSBにはもうひと働きしてもらおうか
さらにiBookG3を再生させるためにLinux/PowerPCをインストールしたりの悪あがきの記録はこちら
ことの起こりはiBook〜そしてFedora本格始動に向けて戦いは始まった・・・


折角あるんだから何かに使いたい。
WebサーバやFTPサーバなど結構リアルタイム性が要求されるサーバとして稼働させるのは、老兵iBook DualUSBにはスペック的に厳しいのなら、メールサーバなら動くかもしれない・・・メールが数十秒遅れたって誰も気にしない。
そうだメールサーバやってみよう!
と、こんないきさつで、主に勉強でやってみる。


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Postfix Enabler
(Shareware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応

MacOSXに元々インストールされているsendmail、postfixをGUIでアクティベートするアプリ。

勉強でやるっていうなら、ちゃんとTerminal起動してgccとか駆使してpostfix設定しろよ・・・というツッコミは無しの方向でお願いします。

昔一度メールサーバーにチャレンジしてあまりのメンドクサさとコンパイルした受信用ソースコードがちゃんと動かなかったり、いろいろ懲りていますんで、こんなに簡単に送受信メールサーバが構築できる方法があるということを知った時には狂喜乱舞したのでした(やや大げさ)。

実際これはすごく簡単というかTerminalでvi等を使う方法を知っているだけにこのシンプルさは驚くべきものがある。
よくこれだけシンプルにまとめたもんだ。
それでシェアウエアではあるのだけど、円高の影響もあって800円ほどのライセンスだし思わず買ってしまった。
途中で苦労するよりもその先に興味があったもので。





もうディスコンに近い古いシェアウエアなのでお試し版は無し
起動にはシリアルナンバーと管理者パスワードを要求される




Postfix Enablerを起動するとSend Mailタブの
Administratorに現在ログインしているユーザ名がもう入っている筈
それを確認して右下の「Enable Postfix」ボタンをクリック




下のActivityLogをクリックするとドロワが出てきて
「All Done」と出ればイネーブル完了




次にMailServerタグに移動するとこのようにIMAPの
オープンソースライセンスの同意を求められる
IMAPを使わない場合でもとりあえずAgreeしておく




使用するドメイン名を入れる
私はこちらの無料DDNSサービスを利用しているので
その取得したドメインを使用する
その上で右下のPOP3サーバを有効にするボタンをクリック
「All Done」と出るのを待つ




さらにその下の「Restart Postfix」をクリック
postfixを再起動する




「All Done」が出たらサーバ側の設定は完了




次はネットワーク関係の設定を進める
当然サーバはファイアウォールを立てているべきなので
メールに必要なポートを開いておく
システム環境設定「共有」に入って
「新規」ボタンで新しいルールを設定する




ここのプルダウンを開く




メールのプリセットはないので「その他」で新規ルールを作成する




開くポートは25、110、143
スペース無しのカンマ区切りで入力
説明は自分が分かりやすい適当な名前でいい




自宅ネットワークもセキュリティのためにルータを
噛ませている筈(ていうか噛ませないでネットにつないじゃダメだよ)
ルータにもポートマッピングを設定して外部からこのサーバに接続を誘導する
とりあえず固定IPでないテスト用IPを割り当てておく
そこにポート番号25、110、143をメールサーバのIPに割り当てる
割り当てるのはTCPだけでUDPは必要ない




説明は例によって自分が分かりやすい名前を適当に付ければいい




ポートマッピングの設定が完了したらルータをアップデートするために再起動




これで設定は完了!
動作確認のためにまずインターナルの受信テストのためにサーバでMailを起動する
アカウントを登録する他面設定へ




「説明」は例によって適当でいい
E-Mailアドレスはアカウント名@ドメイン名とする
ログインしているのがibookg3というアカウント名で
使いたいドメインがnmuta.dip.jpならibookg3@nmuta.dip.jpとなる
とりあえずインターナルのテストなので受信サーバは「localhost」でいい
ユーザ名とパスワードはログイン名、パスワードと同じ




送信サーバは下のサーバセッティングのボタンをクリック
こちらもサーバードメインは「localhost」でいい
認証は後日設定するのでとりあえず認証無しでいい




ここで別のMacBook Proでこの設定したibookg3@nmuta.dip.jp
というアドレスにメールを送ってみる




サーバ側で起動したMailで見事受信に成功した




今度は送信のテスト
サーバのMailからibookg3@nmuta.dip.jpにメールを送信してみる




そしてサーバのMailで受信に成功




今度はサーバのメールから外部メールホストにメールを送信してみる
試しに私が普段使いしているメールアドレスにテストメールを送信する




ここで問題が発生した
ログを見るとyahoo.co.jpのメールホストへの接続にオペレーションタイムアウトしている
セッションがうまくいっていないということだ


ここでメールの仕組みについておさらい。

非常に多くの人が誤解しているのだが、メールというのは自分のパソコンに直接ハガキのように届けられるわけではない。

パソコンのメールソフトのことを「メールクライアント」と呼ぶことがあるが、これはまさにメールソフトはサーバクライアントシステムのクライアント側で、メールの動作の本体ではないという意味では、とても正しい用語だと思う。

メールを送るという動作はどういうものか順を追って説明すると以下のようになる。

自分のパソコンのメールクライアントを起動してメールを書く、そしてメールを送信するボタンをクリック

メールクライアントソフトはとりあえずそのメールをテキストとしてアウトゴーイング(送信箱)に保存する

保存したテキストをアカウントの設定で指定したドメイン名のメールサーバにアップロードする

アップロードされたメールサーバーはそれをセンドメール(送出箱)に保存する

保存したメールを読み込んだメールサーバーはそのメールのヘッダ
(見出しというより宅配便の荷送り票のようなものと思った方が正確)を認識しその送り先のサーバに転送する

実際には相手サーバに直接届くわけではなくこの間にいくつかの中継サーバに転送リレーが展開される

転送されたメールサーバーはインカミング(受信箱)にそのメールを保存、メールはここに蓄積される

受信側のパソコンでメールクライアントを起動して「受信」ボタンをクリックする
(この操作は定時自動で行われる設定が多い/これがメールは自分のパソコンに直接届くという誤解の元になっている)

クライアントソフトのアカウントで設定したドメイン名のサーバにリクエストが送られる。するとそのメールサーバに届いたメールがクライアントソフトの受信箱にダウンロードされる

クライアントソフトでダウンロードしたメールテキストを開くと新着メールが読めるようになる

図式的に記述するとメールの送信と受信てこういうことをやっているわけだ。
まことにめんどくさいことをやっているのが分かる。

これに比べたらFTPなんて実に簡単だと思う。
しかも実際にはここでは端折ったが保存したテキストや添付ファイルの画像、音声、動画をMIMEのルールに従って転送可能なコードに変換して転送したり、転送を受けたクライアントはそれを還元したりとかのいくつかのメンドクサイプロセスがある。

サーバが受信したメールはここらあたりに保存されると思われる。
/private/var/mail/ibookg3
もしマルチアカウント化にチャレンジする場合必要かもしれないので。

今回はこのサーバ側の動作をiBookで展開しているわけだ。
Mailを起動して送受信のテストをしたのはサーバのサービスが正常に動いているか確認するためで、これはメールサーバの動作とは直接関係ない。

つまり上記の図式的記述を見ていただいたら分かるように、ここまでの設定でサーバ側の動作を確認したから、次はメールクライアントで送受信ができてこそメールの送受信の一連の動作が完成したことになる。

以下クライアント側の設定にチャレンジ。





とりあえず当初の予定通りクライアントの設定にもチャレンジ
ここでは愛用のMacBook Proで常用しているメールクライアントのGyazMailを設定する
説明は適当、名前、メールアドレス、アカウントID、パスワードはインターナルの設定と同じ
受信メールサーバ(ホスト)は今度はWAN経由で送信するのでドメイン名を入れる




送信用のサーバも説明は適当、サーバネーム(ホスト)はドメイン名、認証はなしでテスト




外部のクライアントから自鯖メールアドレスを差出人にしてとりあえず自分のメールを送る




そしてクライアントで受信成功
これで送信、受信共にクライアントからの操作だけで成功したことになる
メールサーバの設定としては一応ここで第1段階は成功となるのだが・・・




例によってYahoo!メールアドレスに向けて自鯖アドレスで送信すると・・・




SMTPプロトコルエラーコード554
これは「何らかの原因で相手ホストとの接続に失敗した」という
非常に大まかなコードで原因究明に役に立つような立たないような・・・


ということでメールサーバ自体は稼働に成功し、クライアントからの送受信も成功したのだが、Yahooメール、GMailなどのいくつかのアドレスへの送信に失敗した。

いろいろ調べてみた結果、このコード554はメールプロバイダーのセキュリティポリシーが原因だったようだ。

何年か前にYahoo!からメールのセキュリティポリシーでOP25Bを導入するというお知らせメールが来ていた。
その時はあまり気にもしていなくて、また大して意味も無いことをするのかなぐらいにしか思っていなかった。

ところが調べてみるとメールプロバイダーの大部分は今、送信のセキュリティポリシーOP25Bと受信のポリシーIP25Bを採用している。
IP25Bは端的に言うと身元がはっきりしない個人メールサーバを締め出すために動的IPアドレスが送信元とヘッダーに記述されているメールは拒絶するというもの。OP25Bはプロバイダーの身元保証のない個人メールサーバからの送信をシャットダウンするというもの。

スパムメールが2000年以降等比級数的に増えており、一説によると世界のインターネットのトラフィックの半分以上はスパムメールだというくらいになっている。

そのスパムメールの送信元を集計すると日本の場合、OCNとかYahoo!とか比較的ユルかったところが送信元になっているケースが多かったようで、こういうところが軒並みもう今ではセキュリティポリシーを導入している。

YahooやGMailの自分のメールアドレスに、自鯖メールサーバのメールが届かなかったのはこういう理由だった。

ドメイン名は固定だがIPアドレスはDDNS経由の動的アドレスだからだ。

IPアドレスは0.0.0.0から255.255.255.255まで組み合わせがある。(ひとつのオクテットが8ビットの数字を表現しているため)
オクテットの000と0は同じと看做す、010と10は同じと看做すなどルールがあるし使用目的が決まっている組み合わせもあるので、使えるIPアドレスは単純に見かけの数字の組み合わせでは1兆ぐらいありそうだが、実際には40億ぐらいしか無くて、世界中の人にひとつ割り当てることができない。

それである領域を動的なアドレスとして使うということで割り当てられている。

代表的というか、お馴染みなのは
192.168.0.1
10.0.1.1

から始まるブロックで、これはローカルIPアドレスとしてどこでも自由に使っていいことになっている。
同じようにインターネットプロバイダーも10万人加入者が居たら10万個IPアドレスをもらえるわけではなくて、実際には数百個の動的なNAT方式でIPアドレスを振っているようだ。

メールサーバはこの動的なIPアドレスから送信された場合、ヘッダに差出人のその動的IPアドレスが記入される。





メールのヘッダは表示しないクライアントアプリが多いが
実際には全てのメールの頭にはこういう情報がテキストで記入されている
その最初の部分にローカルIPとともにプロバイダーが動的に割り当てているIPも記入されている


どのIPアドレスが固定でどれが動的かはリストが公表されているから、プロバイダが採用しているIP25Bはそのリストを元に動的なものをカットするし、OP25Bは自社サービスのメールドメインを使わない、つまり身元が確認できないサーバの送信メールは弾くというのが今のポリシーらしい。

それでこの折角立てたメールサーバを実用的に使うには、メール用のプロキシみたいな方法を探すのか、ヘッダの偽装をする方法を考えるか・・・でもそんな手間かけるくらいだったら、素直にGMailやYahooメール使っている方が手間要らずで、簡単だしメリットがわからないな。

メールは誰かにクレーム入れたりする手紙ツール以外に、実は自動機器の動作をアラートとして飛ばす機能があるから、こういう事情があったとしても自鯖でメールサーバを運用するのには意味があると思う。
ちょっと専門的な使い道になってしまうけど。

もし普通に自鯖でコミュニケーションツールとしてメールを運用したいなら、固定IPを割り振ってもらうのが根本的な解決だと思われる。
固定IPを代価を払って導入するのは、ちょっと練習でやるには高価なのだがやろうと思えばやれることが分かったのは大きい。

勿論このままではセキュリティの問題があるので、現状iBookサーバは停止してある。
セキュリティがかかっていないメールサーバはスパム業者の踏み台にされるので。

その辺のセキュリティやマルチアカウントも近日中にチャレンジしてみたいと思う。



2011 年 11 月 24 日




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今度はメールサーバにチャレンジ(次回予告)

実は久しぶりにネットワークにぶら下がっている機器全部に電源を入れて棚卸しをしていてふと目に止まったのが、この夏にFTPサーバにしようとして、熱暴走のために諦めたiBookG3とそのiBookの無線化のために、つないでいる使わなくなったAirMacベースステーション。

何にも使っていないが、ちゃんとネットにも繋がるし動作は遅いとはいえ、正常に動いている。
夏に熱暴走の危険がある以外は特に問題もなさそう。

ここでまた悪い病気がむくむくと頭をもたげてきた。
この老兵iBookG3を何かに使えないだろうか・・・

ということで今度はメールサーバにチャレンジします。
実はすでに受信には成功したんだけど、詳細は次回。

ちなみに今後のロードマップを書いていくとPOPサーバローカル、POPサーバグローバルの受信に成功したら、リモート受信、マルチアカウントと進んで実用的なメールサーバを目指す。
その次にはWebDAVサーバにチャレンジという順番でいまのところ考えている。





ネットワーク棚卸し中にふと気がついたおむすびAirMacベースステーション
調子が悪くて時々ネットワークから認識できなくなるが再起動すれば普通に復帰する




そしてそのAirMacの向こうにはもう10年来のつきあいになる老兵iBookG3が居る
FTPサーバとして稼働させるのは残念ながら断念したが考えたら
メールサーバはそんなに動作にスピードが要求されないし
この老兵には向いた仕事ではないかという気がしてきた
ということで次回から自宅メールサーバにチャレンジするシリーズかな


2011 年 11 月 23 日




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VMware Fusion4
(Products)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

intelMacの上でWindows、Linux、UNIX他x68系のCPUで動く各種OSを動かす仮想マシンアプリのバージョン4

先日3から4にアップしたVMware Fusionがもう4.1.0がかかってきた。
アップデートした所いくつか改善点があったので、追記。





さっそくWindowsを起動するとメニューバーが左に表示されているのに気付く




このメニューバーは従来の物とほぼ同じ機能で上から
シャットダウン、設定、フルスクリーン表示のボタンアイコンが並ぶ
従来の上表示はRemoteDesktop等とぶつかるのでちょっと不便だった
これは良い変更点だと思う




デフォルトは常時表示だがプルダウンメニューで
マウスオーバーした時だけ表示にもすぐに変更できる




スクリーン上端にマウスを長置きすると従来とはデザインは違うがフレームのメニューが表示される

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Lion新機能のバージョンが遅ればせながら役に立ってしまった

Lionから実装された新機能にバージョンというのがある。

今までもMSOfficeとかに復元機能があって、エディット中にOfficeがクラッシュして落ちてしまったとしても、残っている保存ファイルから(運が良ければ)作業しかけたところまでのファイルを復元できることがあった。

FinalCut Proなんかにもこの機能があって、ある程度やりかけたプロフジェクトはクラッシュしても復元できるし、Adobe Photoshopなんかも(プロジェクトを保存するまでは)Command+Zキーでどんどん戻れるので、そういう復元機能はもう身近といえなくもない。

最近雑誌社とやり取りするのに、エクセルファイルで何回も修正したバージョンをやり取りすることがあって、エクセルだとバージョンごとに新規ファイルを保存するのが習慣だったのだけど、Lion移行でOfficeが(バージョンが古いために)動かなくなってしまっていて、iWorksNumbersで代用していた。

ふと前のバージョンまでどう書いていたか気になって、でもファイルを保存していなかったので
「しまった!」
と思ったのだが、
「そういえばバージョンってあったよな?」
と思い出して探してみた。
これは面白い。
これもTime Machine的なインターフェイスでまとめられていて使いやすいと感じた。

全てのアプリに対応していると面白いと思うのだがいまのところ純正アプリのみらしい。





iWorksNumbersで古いバージョンに用ができた・・・さあどうする?
そういう時はファイルメニューの書類を元に戻すをクリックすると・・・




このようにTime Machine的なインターフェイスで書類のバージョンを遡れる
オートセーブは5分ごとにバージョンは書類を開くごとに生成される
2週間変更しないと書類にロックがかかるが
ロックを解除するでまた編集ができるようになる

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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜購入したプリなどを同期/バックアップ/どこでもMyMac使い方6

さてそろそろ飽き始めているのだが、折角導入したのだから一通り使い方をマスターしておこう。

まだ紹介していない使い方として、購入したアプリ、ブックなどをOTAで同期する、iPhoneの内容をiCloudにバックアップする、自宅マックがWANでも開くことができるファイルサーバーになるどこでもMyMacなどを取り上げる。

まずは購入したコンテンツ(アプリ、ブック、さらに気になる音楽)等をオンライン、OTAで全てのデバイスで同期する機能。

アプリに関してはひとつのアプリがMacでもiPhoneでも動くということはないので、iPadと2台持ちとかの人以外はあまりメリットがないかもしれない。
ただアプリをアップデートしてバックアップするのに毎晩、USBケーブルでiPhoneをMacに接続しなくてはいけないという儀式から開放されるのは意味がある。

毎日することは普通のガラケーと同じようにコンセントに直差しして充電するだけになり、MacやPCに挿してバックアップということが基本必要なくなる。自宅で無線LANの環境さえあれば、勝手にバックアップを始めるので、何も操作しなくても良くなる。

結局充電ケーブルには差さなくてはいけないのだが、それでもバックアップの操作が一つなくなるのは意味があるかもしれない。

以下設定、操作の手順を。





まずiPhoneの設定に入ってStoreに入る




ここでAppとブックの自動ダウンロードをオンにする
その下のモバイルデータ通信は3G接続時も定期購読購入した雑誌の同期を行うかの設定で
iOS5で追加されたデフォルトiPhoneアプリのNewsStandで利用できる




アプリとブックの同期はiTunesの設定のStoreに入ってこちらのチェックも入れておく
これでアプリとブックは無線LANで接続されるだけでOTA同期する




試しにiPhoneの方でアプリをアップデートしてみる




この機能を利用するにはiTunesは常時起動が必要
ケーブルに繋げなくても自分のiPhoneなどのデバイスがマウントされていることに気がつく




アップデートが完了して暫く経つと自動的にiTunesの方でも
アプリがアップデートされているのが分かる
これで毎晩やっていたiPhoneとMacをつないで同期という儀式が必要なくなる




同期が完了すると古いアプリはゴミ箱に移動されるのも有線の時と同じ動き


これと同じようにストアで購入したブックもiTunesで同期される。
必要なのはiPhoneが接続できる無線LANが有ることと(自宅でなくてもかまわない)、iTunesを常時起動しておくことぐらいか。

こうなると気になるのところ、音楽データも同期してくれると価値があるのだがいろいろ問題がある。
Storeから購入した音楽については同期を実現する方向だが、全ての音楽となるとアメリカではサービスが始まっているらしいが、日本ではどうも著作権団体の圧力で実現が難しいそうだ。

音楽データまでクラウドで管理するというのはなかなか難しいところだ。

いずれにしても、実現しても大抵の人は追加のディスク容量を購入しないと5GBでは足りないだろうけど。





デバイスのバックアップは従来だと同期してるMacかPCに置いていたが
iCloudを利用することでネット環境さえあれば
どこでもバックアップを取って復元も可能になる
iCloudのストレージとバックアップに入る




ここで「iCloudバックアップ」をオンにする




iTunesの側でも「概要」に入ってバックアップの設定でバックアップ先をiCloudに変更する
復元速度に影響するだろうけどセキュリティのための暗号化も用意されている




先ほどのiPhoneのストレージの設定で手動で強制バックアップも可能




バックアップ進行中はこんな表示




このストレージ管理に入るとどんな項目をバックアップするかも選択できる


ところでこのバックアップ本当に確実な復元が可能なのかどうか、当然やってみたいところだ。
iPhoneの設定の「一般」に入って「リセット」→「全てのコンテンツと設定を消去」へと進めば誰でも試してみることはできる。

ただ、約2時間音信不通になるわけにもいかないので、実際に試していないが、AppBankさんがこちらの記事で実際に試しているので、復元法は参照いただきたい。
iCloud 上のバックアップから iPhone を復元する方法。(ほぼ)PC-Macに接続する必要はありません!

この設定をすることで、PCやMacに接続しなくてもバックアップや復元が実現できるわけで、iPhoneなどのデバイスは次第にそういうものから解放される方向に向かっているようだ。





これはMobileMeからあった機能だがどこでもMyMacもひきつがれている
WANを通じてどこからでもファイル共有を開いたMacからファイルを取り出せる
その設定はここのチェックを入れると詳細ボタンが現れるのでクリックで共有に飛ぶ




共有でファイル共有を開けば準備完了




クライアント側はFinderの設定で「どこでもMyMac」の
チェックを入れるとサイドペインから簡単にアクセスできるそうだ
近日中の自宅Mac miniをLionに上げたらまた検証する

ということでiPhone、iPadなどのデバイスはiCloudの導入でますますMacやPCから解放される方向に向かっているようだ。

このインターフェイスがもっと洗練されてきて、Macは単なる設定用のブートマシンになってしまうのかも。
その先には何があるのか?

iPhoneが出てくる前にこんな予想をしていたけど、その後のiPhone、iPadの方向性を見ているともうこの方向性に進むのは確実みたい。
引退の日は近いかな・・・

カンブリア紀以降の世界の鎮静
10年後のPCなど個人用情報機器の世界なんてのを軽く予想してみた



2011 年 11 月 21 日




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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜この際だから「デバイスを探す」に生まれ変わったiPhoneを探すも全て試す5

iCloudのもうひとつの機能のiPhoneを探すを今回いろいろ試してみた。

iPhoneのアプリとしてiPhoneを探すは前から、配布されていた。
これがiPhoneだけでなくiCloudに対応するデバイス全てを対象にするようになった。
ということはMacBook ProやMacBook Airもターゲットになるし、テストしていないけどMac miniなんかも探し出すことができるかもしれない。

そしてこれも前からある機能だけど、相手に警告音付きのメッセージを表示したり、ロックアウトしたり、さらに最悪の場合は個人情報を守るためにリモートでワイプで個人データを消去することができる。

このロックアウトだが、システムディスクで回避できるか試してみたが一応ファームウエアレベルでロックをかけているらしく、ストレートには回避できなかった。
クラックする方は総当たりでパスワードを試すことになるので、数回パスワードを変えてロックすれば大抵の人は根負けする筈だ。
これも絶対安全というわけではないがある程度強力なセキュリティといえるので、iCloudを導入したら、これも設定することを勧めする。

といってもiPhoneなどにiPhoneを探すをインストールするだけでいいし、MacBook ProなどからiPhoneにロックをかける時にはSafari等のブラウザがあればいい。


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iPhoneを探す for iPhone
(Freeware, via App Store)

iPhoneやiPadからデバイスを探す、メッセージを表示する、ロックをかける、個人データをリモートワイプするなどの操作が可能になるアプリ。





これはiPhoneからデバイスを探すことができるアプリ
場所はこのようにGPS等も使ってかなり正確に表示される




またiCloudの機能でWebからもデバイスを探すことができる




さらにこのバージョンから探すことができるデバイスはiPhone、iPadだけでなく
iCloudに対応するデバイスがターゲットになった
つまり紛失したMacもネットに繋がっているなら探すことができる




これは前からあった機能だったがメッセージをを表示する、
リモートロック、リモートワイプが可能




iPhoneからMacBook Proにメッセージを送ってみる




送信が完了するとこんな感じ




MacBook Proのデスクトップに聞いたこと無いような警告音が鳴って
このようにメッセージが表示された




またAppleIDで設定したメールアドレスに
デバイスにメッセージを表示した旨のメールが届く




リモートロックを試す
リモートロックは6ケタのPINナンバーパスワードを毎回設定できる




ロックが完了するとこういう表示になる




移行ロックがかかってどれくらいの時間が経過したかが表示される




ロックされたMacBook Proはすぐに再起動がかかって起動する時に
ログイン画面とは違うロック画面が表示される
これを解除するには先ほどiPhoneで設定したPINコードが必要で、
rootのパスワードでは解除できない




これもiCloudサポートからデバイスにロックをかけた旨のお知らせメールが届く




相手のロックが解除されるとまた「所在地を確認しました」の表示に戻る




さてここで実験
リモートロックがかかったデバイスにシステムディスクを
マウントしてこのロックを回避できるかやってみた
先ほどのロック画面に状態で起動できるディスクをマウントし
再起動をかけてoptionキーを押したまま起動する
すると起動ボリュームを選択できて回避できるかもと思ったが
ここでもパスワードを要求される
しかもこれはrootパスワードではだめでさきほどiPhoneから
送ったPINコードでないと解除できない




PINコードでロックを解除してやっと起動ボリュームにアクセスできる
これもファームウエアパスワードを利用しているようだが
Macのファームウエアパスワードの最大の弱点だったPRAMクリアで
解除できてしまうという問題は改善されているようだ
でも何か解除する方法はあるに違いないと思うので調べてみる
それはともかくとりあえず一応は安全と思われる


2011 年 11 月 20 日




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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜こりゃ便利!iPhotoアップデートしてフォトストリームとか試してみる4<追記あり>

引き続きiCloudを試してみる。

アップデートが有料で導入しようか迷っていたiPhoto9.2だが結局入れることにした。(1300円くらいでいちいち迷うなよという突っ込みは無しね)

それであのCMを見た人は、やはりあれを試してみたいに違いない。
OTAで写真が同期したら、それは楽に違いない。

私の場合デジカメラを持っているにもかかわらず最近写真はiPhoneでしか撮らない。
後の処理が楽だからだけど、それでも夜寝る前にUSBでつないでチャージしながらiPhotoで写真を取込むということをやらなくてはいけない。
他のカメラドライバも似たり寄ったりだから特別不便だとも思わないが、これが改善されるなら価値はあるかもしれない。

結論からいえばこれは楽しいかもしれない。
写真の取り込みというルーティン作業から開放されると、こんなに楽になるとは思わなかった。
これも体験してみないと分からない便利さだ。
ただ私はiPhotoで写真の管理を全部やろうとは思わないので、取り込みが自動化されるという便利さだけだけども。

やってみる価値はあると思うし、こういう便利さがあってクラウドの意味があると思う。





迷った挙句(迷うなよ>オレ)導入したiPhoto9.2からフォトストリームに対応する
これを利用するにはiPhoneの環境設定の「iCloud」に入ってフォトストリーム設定に入る




これでiPhone側の設定は完了




iPhoneを起動するとこういうスプラッシュが開く




Mac側の準備はシステム環境設定のフォトストリームにチェックを入れる
アップデート後一度iPhotoを起動してからでないとこの設定が有効にならない




早速iPhone側で写真を撮る、スクリーンショットを撮る等いろいろやってみる




すると見ている間にMac側のiPhotoのフォトストリームタブに写真がダウンロードされる
あのCMは少し誤解されそうだが写真を撮ったらすぐに同期されるわけではなく、
iPhoneが無線LANなどのエリアに入った時に同期が始まる
確かに3Gの時に写真のアップロードを始められたらちょっと迷惑かもしれない
よく考えられてると思う



<追記>
このフォトストリームについては面白い仕組みが分かってきた。

iPhotoからフォトスチリームフォルダの中身が見えるが、これは一ヶ月消去できない。
ここからローカルのアルバムやフォルダに写真を自由に移すことはできるし、iPhone ローカルにある写真は、従来通りMacにUSB接続した時に、消去することはできる。

ただMacにもデバイス側にもフォトストリーミングという項目ができて、削除できないファイルを持つというのは、それぞれにTime Machine的な安全策なんだけどディスク容量を圧迫しないかは気になるところ。





充電のためにiPhoneをMacにつなぐと読み込み済みのお知らせと、
iPhone内の写真を削除するか聞いてくる

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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜iCal同期はGoogleカレンダーを放棄、エクスポートにも失敗して何だかなぁ3

iCloudを利用してデバイスとクラウドストレージを同期するといろいろ便利なことがあるというのが今までは抽象的にしか理解できなかったかもしれない。

MobileMe等を利用していた人はOTA(ワイヤレスでほぼリアルタイムでカレンダーや住所録が同期する)を体験したかもしれないが、今までは外付けハードディスクと同じ物がWANの向こう側にもあるという程度の理解で、何が便利なのかよくわからないということもあったかもしれない。

ただ体験してみると劇的に認識が変わるということはある。
例えば無線LANもそうだった。

ケーブルが無いだけでできることは有線イーサネットと同じだったら何が便利なのか、有線の方がコストは安いし、セキュリティリスクも少ない。
でも実際には使い始めると無線LANには数限りないメリットがあることに気がつく。
デバイス同士の有機的な連動も可能になるし、機器のレイアウトに縛られないとか、WiMaxのような新しい技術にも結びつくとか、何よりも情報デバイスを使うのにデスクトップの前に貼り付いている必要が無いというのがライフスタイルを劇的に変えつつある。

それでOTAなどを可能にするクラウドは何が便利かというと、一言でいえば機器に縛られないという便利さだと思う。 かつてPDAというコトバが流行した時に、手のひらに乗る情報デバイスにスケジュールやアドレス帳、レジュメやブックマークなどが全部そこに入っているのが、その便利さのポイントだった。
ところが今は全く違う地平に居る。

もう機器は何でもいいのだ。
勿論Macでなければならないなんてこともないし、iPhoneもひとつのツールでしかない。
重要なのはデータも同期するサービスコードも向こう側にあるということでそれを開いて閲覧するのは、その場で借り物のWindows機でもかまわない。

そういう体験に向かって、そろりそろりと設定を進めていってます、第3弾です。

ところで私の場合iPhoneとMacのカレンダー同期にGoogleカレンダーを利用してきた。 その手順などはここで紹介した。
〜iPad、iPhone、iPodのカレンダーとMacのiCalを無線で同期させる〜しかも有料サービスのMobileMeを使わないで

どうもこれがうまく動かなくなっているので、今回Googleカレンダーは諦めて素直にiCloudを使用することにした。





先日かかってきたiTunes5.0.1のアップデータには
「iTunes In The Cloud」という表記が見える
購入したコンテンツはiCloudを通じてどのデバイスでも楽しめるらしい
となるとますますソフトバンクでいいのかという問題を感じるがそのうち試す




ここでちょっと問題が起きる
iCalで新規スケジュールを組むと時間変更や内容エディットするたびに
どんどん新規イベントが増えていってiPhoneカレンダーが
新規イベントだらけになってしまう




どうもiCloudとGoogle同期がぶつかっているのか改善策が
見つからなかったのでGoogleカレンダーを諦めることにした
そこでGoogleカレンダーのイベントをiCloudにエクスポートする方法を一応紹介しておく
まずはカレンダ右上の歯車型の設定アイコンからプルダウンでカレンダー設定に入る




カレンダー設定の画面がこれ
ずっと下の方にスクロールする




下の方にカレンダーをエクスポートという項目がある




これでエクスポートするとダウンロード先にZipファイルが作成される
これをまず解凍しておく




MacローカルのiColのファイルメニューから
「読み込む」でカレンダーファイルをインポートする




先ほど展開したzipファイルのフォルダの中に自分の
GMailアカウント名のファイルがある筈なのでそれを指定して読み込む




という手順でGoogleカレンダーからiCloudカレンダーに
イベントが移行できる筈なのだが私の環境の場合うまくいかなかった
仕方がないので手動でイベントをひとつずつコピペしてiCloudに変更していった
なんとなく情けないが向こう1ヶ月くらいのスケジュールなのでよしとするか・・・




ここでもうひとつ問題発生
コピペしたスケジュールをWebを通じてiCloudのカレンダーで見ると
昼間のスケジュールが全部深夜に移動している
この時間差から見てタイムゾーンの問題であることはすぐ想像できる




Webの環境設定はやはり右上の歯車アイコンボタンから




ここにタイムゾーン対応を有効にするという設定がある
多分これを無効にするだけでもいいのかもしれない




ただ他のアプリとの兼ね合いを考えると全体の設定を変更したいところ
そこでポータル画面の右上の自分のアカウント名のボタンから設定に入る




やはりここで見るとタイムゾーンはアメリカのクパチーノになっている




これを東京に変更することで問題解決




なんだけどカレンダーのイベントが自動的に昼に移動してくれるわけではない
それ以降登録したイベントは思い通りの時間に入ってくれるのだが
それ以前に登録済みのイベントはそのままなのでひとつずつ時間変更しないといけない
つまりイベントのインポート、コピーの前にタイムゾーンの設定をすませておけという教訓やね
後から分かっても意味ないけど・・・


2011 年 11 月 19 日




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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜とりあえずMac側で使えるようにする2

iCloud導入のためにiPhoneをiOS5.0.1に上げたいきさつは先週書いた。
今回は下準備としてとりあえずまずMacの方でiCloudを使えるようにする。

OSのインストール直後にも設定に関するウイザードがあった気がするが、とりあえずうっちゃていたのでここで改めて設定するのはまずシステム環境設定から、「iCloud」に入る。

後は手順に従って進めればいい。
特に難しさはない。
以下何ができるかも含めてキャプチャーで解説する。





とりあえずMacでiCloudを使えるようにするにはシステム環境設定iCloudに入る
ここでログインにAppleIDとパスワードを要求される
従来のIDがそのまま使えるしID未取得の人はAppleのサイトで無料登録できる




最初に聞かれるのはカレンダーなどのクラウド同期とiPhone、iPad、
Macなどのデバイスを探す位置情報サービスを使用するかどうか
ここでは両方使うことにする




位置情報は個人情報なのでこの確認が使用許諾になる




ここでどのサービスを使用するかを選択する
私の場合バンドルのMailを使っていないのでメールの同期は使用しない
テレビCMでも宣伝しているフォトストリームはiPhoto9.2以上が
必要なため近日導入するが今はチェックしない




これらのサービスをデバイスと共有するためにまずクラウド側の同期を確認する
Webサービスはこちらのサイトで普通のブラウザで利用できる
ここでもログインに先ほど登録したAppleIDとパスワードを求められる




もう開けばカレンダーなどはiCalと同期しているのを確認できると思う
一応試しにiCal側でスケジュールをエディットしてみたほうがいい
次の回で触れるがここでちょっと問題が発生した




アドレスブックもこの通り
なおこの通信はブラウザの南京錠アイコンで分かるようにSSLで暗号化されている




もうひとつのデバイスを探す機能
ここでどのデバイスを探すか選択する




iPhoneをどこかに忘れたとか、Macが盗難にあったとかそういう場合
相手がネットに接続していたらすぐに位置情報を割り出せる
例によって誤差は数メートル〜十数メートルというところ




フォトストリームはiPhone等で写真を撮ったら
すぐに離れた場所にあるMacやiPad等に写真が同期される機能
便利なんだがiPhoto9.2以上が必要で私の場合有料アップデートになる
ただ今導入を検討中
またワード、エクセルとも互換性のあるドキュメントのクラウド対応も
iWorkiOS版導入で実現する


2011 年 11 月 15 日




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iOSを5に上げて本格的にiCloud運用を始めてみる〜けど予想通り紆余曲折ありまくり1

Lion導入して、何がやりたいかというとやはりクライアントOSレベルでクラウドコンピューティングを実現したiCloudを試してみたい・・・と思いながらなかなか時間が無かったり、時間が有ってもやる気が出なかったりでうっちゃっていたのだけど、ここでなんとかすることにした。

iPhoneとMacなどのネットワークを、旧MobileMeのようなサービスを使ってOTA(On The Air、つまりMacやiPhoneでスケジュールやアドレス帳などの情報を更新すると、ケーブルでつないでわざわざ「同期する」とかしないでも、見てる間に無線を通じて同期するような動作)で結ぶようなAppleのサービスをクラウドコンピューティングと呼ぶのかどうかというところで、ある人と議論になった。
その人も含めてどうもクラウドコンピューティングというと、大掛かりな業務向けの外部ストレージとSaaSの組み合わせがそれなので、個人向けの軽便なサービスはそれに当たらないと思い込んでいるケースを見かける。

ローカルにデータやコードを置かないでそれをWeb上のネットワークで提供するのは全てクラウドなのだ。だからAppleのサービスもとっくにクラウドコンピューティングを実現していたといえる。

今回のアップデートで、サービスの内容も大きく改定して名前も「iCloud」と変更された。
かつてコンピュータを個人向けにメタモルフォーゼさせて個人コンピュータ(PC)という概念を追求したAppleが、今回も明確に産業向けサービスのクラウドコンピューティングを、個人向けに提供するという意気込みがこのネーミングから感じられる。


感じられるなさっそく利用してみたい。

前準備としてさっそくまずiPhoneのOSをiOS5にアップしてみた。 ハードはiPhone4。





iPhoneソフトウェアアップデートに話題の
iOS5がかかってきたのはちょっと前の話だった
すぐに対応できなかった(する気がなかった?)ために
うっちゃっておいたが先日漸くインストール




インストーラはなんと774MBCD-ROM一枚には収まらないサイズで
未だにADSLの身としてはダウンロードに小一時間かかるのはきつい




ダウンロード完了してさっそくバージョンアップスタート
新規ユーザとして使うか旧設定を引き継ぐか聞いてくる
まだソフトバンクは事情により解約しないので勿論バックアップに復元を選択




アップデート→バックアップから復元→再起動→iPhoneの設定という手順で進む筈だ




ところがどういうわけか復元に失敗したという表示
ウワサによるとAppleのサーバが非常に混雑しているらしく、
またアップデートの後どこかの段階でオンラインアクティベーションに
失敗しているようでこういう表示になるらしい




復元できませんでしたという表示なのでもう一度アップデートから始める




復元を継続する




結局復元に失敗して最初に戻る・・・このループを延々十数回繰り返してしまったが
実は復元に失敗したとかの表示を気にしないでそのままiPhoneの設定に進んでしまえばいい
再起動に進めるということは復元に成功しているらしい
こういうところちょっとらしくないグダグダ感




さて再起動に成功したら今度はiPhone側の設定に入る
といってもウイザードに従っていくつか質問に答えるだけだ




まずiCloudを使うかどうか聞いてくる
これは任意だが今回アップデートしたのは
これ目当てだから当然使う方にチェックを入れる




ローカルでTimeMachineのバックアップもとっているのだが
クラウドの向こう側にもバックアップを置いてくれるんだそうだ




これもいくつかある新機能
今まで別アプリだったiPhoneを探す機能は標準機能になった
勿論これも試すので使用する




これはAppleさんのデベロッパーチームに協力するかどうかで
ここで出した情報はセキュリティポリシーに準じた扱いがされる筈だ
私はオフにしたが




以上で設定は終わる
実にシンプル・・・




GPS機能で現在の自分の位置を割り出してスケジュール現在の天気、
株価スケジュールなどを表示する通知センター
iPhoneスクリーンの位置情報をタップしてダウンすれば出てくる




上の天気は横にタップしてドラッグすれば週間天気予想が現れる




さらにiOS5.0.1のアップデートが早々と出てきた
何でもiPhone4Sでバッテリー管理の不具合が出ているらしい
私の環境はiPhone4だから問題ないということかもしれない
起動後3時間連続でテザリングやらWebサーチやっている結果が
これだからマシになっているのかもしれない


とりあえずiPhoneのアップデートは完了していよいよ次回怒濤のiCloud導入編へと進む・・・



2011 年 11 月 8 日




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VMware Fusion4
(Products)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

intelMacの上でWindows、Linux、UNIX他x68系のCPUで動く各種OSを動かす仮想マシンアプリのバージョン4

OSをLionにアップデートして概ね快適な状態になってきたのだが、ひとつだけ困ったことがあった。バージョンアップを我慢していたバージョン3のVMware Fusionがとても重いことだった。

いつも重いのではなく時々重いので、対処のしようがある気はするのだが以前、ここでも取り上げたhiutilの暴走がどうも起こっているようで、アクティビティモニタで診るとVMware Fusionがフルアップしてることが多い。
(参考:Lionのシステムを軽くする〜hiutilの暴走を止めるには

ちょっと我慢の限界にきたというか、MSOfficeXがLionでさすがに動かなくなって、OpenOfficeはビミョーにクラッシュ癖があるので、Word、エクセルをWindows環境で編集せざるを得なくなった。
VMware Fusionを4の上げることにした。

私の場合USAから買ったので税込み4800円ほど。いい値段になってきたもんだ。

4になってかなりインターフェイスの雰囲気は変わってきた。





Lionアップ以降、頻繁にVMware Fusionがフルアップするようになった
ゲストOSを起動していなくてもこうなるんだからかなり重症
v3は公式にはLionをサポートしていないので我慢の限界だしv4に上げることにした




ダウンロードもカード払いも順調( ´・ω・`)
ライセンスキーを入れるとかなり雰囲気が変わったインターフェシスが立ち上がってきた
それぞれのゲストOSの起動時初回のみ最適化で少し待たされる




設定項目はそんなに変わらないのだが設定の雰囲気はちょっと変わった
Macのシステム環境設定っぽい雰囲気




プロセッサーやメモリなどの個別の設定は前のv3時代の物を引き継いでいた




Windowsの場合違うハードにインストールされたと認識するようで
アクティベーション認証を求められる




ということでとりあえずWndowsXPと7の窓が開いた
そうなるとぜひとも試したいあれ・・・そうあれにチャレンジしたくなってきた

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VMware Fusion4に上げたのでUbuntu11.10にチャレンジしてみた

VMware Fusionが最新バージョンになったら、まず試してみたいのは前回あきらめたUbuntu11にもう一度チャレンジしてみたいと思っていた。
やってみたのですよ、さっそく。

詳細はこちら参照
Fedora15、Ubuntu11を試してみたがまたも撃沈〜失敗続きでヘコミ中

要は新しいUbuntuのグラフィックの環境要件をVMware Fusion3は充たしていなかったため、インストールに失敗、というか起動できないので強制中断をされたというところ。
古い筐体でUbuntu11のチャレンジした皆さんもこういう悔しい思いをしたんだろうな。

Ubuntuの最新バージョンは10月末にリリースされた11.10。
インストール要した時間はダウンロードとアップデートインストール併せて1時間半というところ。
今回はUbuntu10からのアップデートに成功した。(9から10に上げる時には失敗してクリーンインストールする羽目になった)
インストールを進行する間、特に手順で難しいところもないが、2度ほど旧バージョンの設定をクリーンナップするか聞いてくるので、ちゃんと見とかないとインストールがそこで止まってしまう。





今回はUbuntu10から11.10にアップデートインストールにチャレンジした
前回9から10に上げる時は失敗したが今回はうまくいった




ダウンロードとインストールに要する時間は併せて一時間半ということろ




それでさっそくログインした印象はUbuntuのアースカラーを
引き継いでいるもののかなり雰囲気が変わっている
見た目はMac的というかWindows7的というか、でも一番近いのはNeXTSTEPかもしれない
上にタスクバー、左サイドにMacのドックのようなアクティビティ(ランチャー)が新設された
これがUnityと呼ばれる新しいデスクトップ環境だとのこと




一般的なクライアントOSとしての使い勝手にも考慮されていてWebを見る、メールする、
音楽聴く、画像を見る程度の使い方ならアクティビティから瞬息で起動できる




ちょっとびっくりしたのがダッシュホーム
Windowsキー長押し、VMWare Fusionを載せたMacではCommandキーの
タッチダウンタッチアップ時にアプリ、ファイルなどの検索窓付きランチャーが開く
そのスモークパネルのMac的なデザイン・・・とかはリナクサ的には禁句らしい




システムセッティングはWindowsのコントロールパネル的なデザインに変わった
MacやWindowsから乗り換えた人が違和感無く操作を覚えられるようにデザインされている
旧ユーザから見るとあまりコロコロデザイン変えてくれるなという思いもあるが




ソフトウエアセンターのデザイン
上の検索窓で検索して出てきた候補を選択するとこういう表示になる
内容を確認して問題なければ右のインストールボタンをクリック




インストールボタンが変形して現れたプログレスバー




システムアップデートは右上の
システムセッティングボタンのプルダウンから呼び出すようになった
これは面白そう、いろいろ使ってみたいUIになっている


2011 年 11 月 6 日




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リモートデスクトップから抜けられなくなった時の対処法

最近あった実話

VNCでリモートとっている端末からさらにネットワークの中の別の端末のリモートデスクトップをとって作業していた。
リモートデスクトップはMicrosoft社の純正PCリモートアプリで、Windows同士のリモート接続ではそれなりのパフォーマンス。

VNCというオープンなリモート接続の方がさらにパフォーマンスが高く軽いのだが、VNCは(リモートでスクトプもそうだけど)一台でサーバとクライアント両方になれないでの、ネットワークの安全を確保するために外部からのリモートを一台だけ許可して、その一台からネットワーク内の別の端末をリモートでいじりたい時に、両方あると重宝する。

ところが、このリモートデスクトップ、たまにリモートから終了できなくなることがある。
フルスクリーン表示でなければセッションをこちらから閉じることはできるのだが、特にWindows同士の場合、フルスクリーン表示でないと、ただでさえ見づらいアイコンや文字がますます見えなくなるので、フルスクリーン表示で使うことが多い。

フルスクリーン表示の時にリモートが言うこと聞かなくなったら最悪だ。
特に相手が遠隔の筐体に手が届かない場所にある端末だったら、なんとか遠隔でリモートを切る算段をしないといけない。
相手が個人持ちの自宅PCだったら、そのままセッションを切るとかケーブル引っこ抜くとかでもいいかもしれないけど、相手がサーバーでリモートセッション繋がりっぱなしだとまずい、かといってサーバーだから再起動もまずいという場合は手の施しようがない。

そこでリモートからの操作で相手側からリモートデスクトップのセッションを切断させて、相手は起動したまま、ログインしたまま、起動中のサービスも継続したままで遠隔を終了する方法は以下の通り。

こちらがMacなら、画面を切り替えてこちらサイドでセッションを切るとか方法はあるんだけど、Windows同士、特にXP同士だとどうにもならないので今後の備忘録のために。





リモートデスクトップのフルスクリーン表示だ
どういうわけかセッションを中止するバーが上に見えていない、
あるいは見えても操作できないケースをつい最近体験した。
リモートデスクトップの画面を片付けるためにWindowsキー+Dキーを叩いても
相手のデスクトップが片付くだけでこちらの端末を操作できない
さあ!どうする!?




そういう時は潔くケーブル引っこ抜くとか
相手の端末を再起動させるとかでいいならそれでよし
しかし相手がサーバーでサービスを中断することができない場合はヤバい
そういう時はまずスタートボタンから「ファイル名を指定して実行」




出てきたフォームに「cmd」と叩いてOK




そうするとMacでいうところのTerminalにあたるコマンドプロンプトが現れる




まずリモートデスクトップのセッションIDを調べる
WindowsXPの場合は「qwinsta.exe」、Vista以上の場合は「query session」
これでアクティブになっているセッションのIDを探す
この場合は2番がそれに当たる




そこでセッション中断のコマンド
tscon□2□/DEST:Console□/V(□は半角スペースを入れること)




そうするとセッションが中断されたという表示
お気づきの通りこれはMacのVMWare Fusion上のWindowsで
再現しているのでこういうMacスキンのポップアップだが
勿論実機ならWindowsネイティブのポップアップが出る
キャンセルでセッションを切断できる




VNCで相手を見るとログインしたままでセッション切断に成功して
稼働中のアプリやサービスも勿論停まらない
(正確には相手Windowsの乗っかっているVMWare Fusion
動いているMacにVNCをかけているややこしくてごめん)
この方法で相手を再起動せずにログイン画面にならずに
リモートデスクトップのセッションを切ることができる









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