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2015 年 8 月 30 日




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Windows 10再発進!〜今度はインストールメディアを使わずVMWareに直接インストールする〜仮想マシンのサイズを最小にする手順〜スクリーンサイズが変になるのでOS種別はWindows7のままがいい〜の3本をお送りします

前回、ホストのMac側のファイルシステムの問題で環境が壊れてしまったWindows 10は結局廃棄処分にしたことは前に触れた。

Windows 10のインストール時にMacごと落ちたのが原因かとも思ったが、結局バックアップから復元したWindows 7の環境も壊れていたので7のインストールからやり直しということになった。
かなり前から壊れていた可能性がある。
その7のライセンス認証でちょっとシクったのは秘密である。


Windows 7をインストールしたら大まかにアップデートをかけるのだが、最初の.Netや諸々のセキュリティパッチを当てたら、そのあとにSP1という巨大なアップデートが来る。
そしてSP1が終わったら、そのあとに200以上もの累積のセキュリティパッチがドバッと来て、何もアプリもインストールしないうちに仮想マシンのサイズは30GBを超える。
そこにWindows 10のアップデートをかけると40GBの後半、下手をすると50GBという巨大な仮想マシンができてしまう。

そこで今回は初期のアップデートだけかけてSP1をかけないでWindows 10をかけてみた。
これと旧システムのアーカイブを削除することで目覚ましいスリム化を達成できた。
その手順と成果が第1話。


第2話はインストールメデォイアなしの直接isoからインストールする手順。
BBSに「1cyan」さんから情報を頂いていたのだが、Parallels Desktopでisoファイルをインストールメディアかしないで直接インストールすることに成功したとのこと。
それはそうだ、その方法は確かVMWare Fusionにもあったはずだと気になっていた。
そこで今回は前回作ったインストールメディアを使わないでisoから直接インストールする手順を試してみた。
これも分かってしまえばどうってことなかった。


そして第3話。
VMWare Fusionでは、いや他の仮想化ソフトみんなそうだろうけど、ゲストOSの種別を設定するようになっている。
統合ソフトなどのホストとゲストのインターフェイスが組み合わせによっていろいろ違うからだが、Windows 7からWindows 10に切り替えない方がいいみたいだ。
その理由は?

この3本をお送りします
んがんんっ!





前回Windows 10のインストールでダウンロードしたisoファイルから
インストールメディアを作る手順を紹介した
BBSに「1cyan」さんからParallels Desktopでインストールメデォイアなしで
isoから直接インストールできたという情報を頂いた
VMWare Fusionでもできるはずだ…ていうかかなり前に
やったことがあったはずだ… と思って手順を考えてみた
まずMacに置いたisoのディレクトリをVMWare Fusionの設定でWindows 7に共有する
共有を有効にして下の+ボタンでディレクトリを追加する




ダイアログでisoの置き場所を指定する




Mac側の「仮想マシン」メニューのCD/DVDメニューで
ディスクイメージではなくCD/DVDを接続を選ぶのがミソ
これが前回わからなかった




するとコマンド+Eキーでコンピュータを表示するとDVDドライバーの
Dドライブがインストーラのアイコンに変わっている




開くと自動再生でsetup.exeを起動するかどうか聞いてくる
64bitと32bitのインストーラが入っているので7の環境にあった方を選択する




こうしてめでたくインストールが始まった




前回はWindows 7はSP1も大部分のセキュリティパッチも
当たったすでにブクブクに太ったOSになっていた
今回は思うところあってSP1を当てる前の段階でアップデートをかけた
どこかでWindows 7SP1以上がインストール条件と読んだ気がしたが
そう思って探してみるとどこにもそういう記述が見当たらない
考えたらSPが当たっていようがいまいがWin10の環境は完結しているはずだから関係ないはずだ
そこで今回はSP1以前をベースにした…更新プログラムのダウンロードを推奨されるが
今回も今は実行しない方を選んだ




ライセンス条項は同意する
同意しないと次に進めない




あとはひたすら「インストール」「次へ」をクリックし続けるだけ
ここまで来ればもう考えることは何もない




あとはひたすら忍耐




すぐインストールするかあとでインストールするか
という選択らしいがここまで来て後でインストールは無いと思う




新しいアプリも「いりません」という選択肢はない




はい、こんにちは(以下前回と同様なので大部分省略)




はい、それはよく知っています(以下略)




完了したというが、ここからが長い(以下略)




最後なんですね?(略)




少しなんですね?(略…ってもうええか)




今回も自覚があるらしい
なんだか今回は前回よりもステップが多い気がするが
考えなくてはいけないのは更新プログラムのダウンロードまでだ




そういうことで今回は前回よりもスムーズにインストールできた
メディアがなくても問題ない




ちょっとゴタゴタしたライセンス問題も今回は一発でクリアした




そしていきなりでかいアップデートと細かいパッチがたくさんアップデートに掛かってきた
相変わらずだ




さてこの時点で仮想マシンファイルのサイズは30GB
50GBを超えた前回に比べればかなりコンパクトになったが
ほとんどOSをインストールしたなりでソフトもファイルも
何も入っていない状態でこの大きさだからやはりデカい




この30GBオーバーのCドライブの中身だがSpyglassで見てみると
半分がWindows.oldつまり旧システムのアーカイブが占めている
つまりこれを削除すればサイズはさらに半分になるはずだ




Explorerで見るとこのWindows.oldは普通にCドライブ直下に見えている
これをゴミ箱に入れてしまえば…というほど簡単ではない
このディレクトリはシステムのアクセス権で守られておりユーザは削除できない




「すべてのプログラム」の中の「Windows管理ツール」の中にディスククリーンアップがある
このアプリの下に「システムファイルのクリーンアップ」ボタンがある




通常のクリーンアップメニューはゴミ箱やキャッシュなど無害なファイルばかりだが
このメニューはシステム関連のファイルの削除なので少し要注意だ
ボタンをクリックすると通常のスキャンと別にシステムファイルのスキャンを始める




ここに「以前のWindowsのインストール」という15GBほどのファイルがあった
これが例のWindows.oldなのでここにチェックを入れる




システムファイルなのでコンファームが出るが削除しても問題ない
どうせ一ヶ月経ったら消えるファイルだが今消えれば気分がいいかもしれない




前回50GBを超えた仮想マシンファイルは今回は15GBになった
劇的に小さくできた…これからいろいろインストールして増えていくのかもしれないが…




さてWindows 7にインストールしたので仮想マシンの環境設定のOS種別はWindows 7のままだ




これをゲストOSに合わせてWindows 10 64bitに変更したところ問題が起きた




モニターのスクリーンサイズを認識しなくなり左右に黒いブックシェルフ
のような領域ができてしまって設定では回避できない
こういうケースはVMWare Toolsを再インストールすることで
大抵は改善するのだが今回はダメだった




この問題は結局OS種別をWindows 7に戻すことで改善した
実機もWindows 7からアップデートしたPCのBIOSは
そのままだろうからこれが正解なのかもしれない
もっとも7と10の違いはVMWare Toolsの違いだけのようだから
Toolsをインストールしたらとっとと7に戻すという扱いでいいのかも







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Windowsのライセンスキーを入力しているのにライセンス無効になっている〜コールセンター電話番号を表示するオプションが見えない場合

Windows10をインストールする道すがらで、本筋とは関係ないのだが新規インストールしたWindows7がインストール時にプロダクトキーを入れたにもかかわらず
「30日以内にライセンス認証してください」
の表示が出るようになった。

これの原因が何かを調べていたらWindows7などの一部のアップデートの不具合で、正規のライセンスであるにもかかわらずライセンスが無効という表示が出る現象があるという情報に行き当たった。
詳細はこちら。
正規品の Windows 7 を使用しているのに 「この Windows のコピーは正規品ではありません」、もしくは 「Windows は正規品ではありません」 という旨のメッセージが表示される場合

今回の私の問題とは直接関係はなかったが、Windows7もいろいろと認証の問題を起こしているようなので後学のためにメモしとく。


コントロールパネルシステムの一番下にライセンス認証情報が表示されここの
「今すぐライセンス認証を行う場合はここをクリック」
で認証タグに入るとコールセンターに電話するオプションが表示されるはずだが、表示されない場合のコールセンター認証オプション画面を呼び出す手順はこちら。
mouse computer FAQ - アーカイブページ

だが結局私の場合このオプションが表示されないのは、プロダクトキーが一文字間違っていたためで、正しいキーを入れたら普通に認証できたし正しいキーならこのオプションもちゃんと表示されることが判明した。
このオプションが表示されない場合は、まずプロダクトキーを写し間違えていないかを確認するのが先決という教訓でした…チャンチャン。

私のケースは違ったが、興味深い情報なのでリンクは貼っておく。





コントロールパネルシステムの一番下のWindowsライセンス認証情報のところに
「◯◯日以内に認証を行ってください」と表示されライセンス認証が通っていないことが判明
この「今すぐライセンス認証を行うには…」というリンクをクリックすれば
オンライン認証や電話認証のオプションが表示されるはずだ
ところが今回新規インストールしたWindows7はこのリンクを開いても
「オンライン認証」「あとで接続」の二つしかオプションが表示されない




正しいプロダクトキーを打っているにもかかわらず
「他の端末で使用されているために認証できません」と
拒絶される場合はこの「その他の方法を表示します」という
オプションからコールセンターの連絡先などを表示できるはず




しかし正しいプロダクトキーを打っているにもかかわらずその他のオプションが表示されない場合もあるかも
その場合は「プログラムとファイルの検索」「slut.exe 4」と打って
コールセンターに問い合わせするオプション画面を表示できる
ただしこれはプロダクトキーが間違っていないのを確認しても「その他のオプション」
表示されない場合の対処法で、通常はキーが正しければオプションは表示されるはずだ
だから表示されない場合はプロダクトキーのどこかに写し間違いがないかを先に確認した方が良い
でないと私のようにサポートの人に問い詰められてバツの悪い思いをすることになる…(-_-)

anchor

VMWare Fusionの仮想マシンをスリム化してディスクスペースを節約する方法

少し前から思っていたことだが、VMWare Fusionの仮想マシンファイルが膨れ上がってディスクの容量を圧迫している。

先日破損したとここに書いたWindows7のボリュームは最終的に50GB近い大きさになっていた。
Windowsの仮想マシンを、WindowsXP、Windows7、Windows8、Windows10と並べているとそれだけでも100GBを軽く超える大きさになってしまう。

それでWindowsを7から10にするときは7は外してXPと10だけにするとか、検証目的に合わせていちいち入れ替えていたが、とても不便だった。

でも仮想マシンなんてOSと必要なアプリ、ファイルだけ入っていればいいので、必要最小限の大きさに絞ったら十数GBで済むはずだと思っていた。

ディスクの中身を掃除したら確かにそうなった。
あとは仮想マシンファイルを空いた容量の分だけスリム化すればいい。

VMWare Fusionの場合は以下のような方法で仮想マシンファイルのサイズを絞る。





WindowsXPの仮想マシンファイルは36.7GBのサイズになっているが…
仮想マシンライブラリで環境を選択してコマンド+Iキーで情報を表示
ここで仮想マシン内の空き容量が再利用可能な黄色い領域として表示される
これをスリム化するには「仮想マシンのクリーンアップ」をクリックする




例えば先日破損したWindows7を新規インストールしてSP1を当てて
そのあと累積のセキュリティパッチがなんと208個もあって
それを全部当てるとなんとOSだけで40GBを超えてしまった
なんという凶暴なOSなんだと呪いながら「仮想マシンのクリーンアップ」をクリックすると…




なんと27GB!スリムになっちゃった!
それでも30GB近いデカさだが…




実際にはファイルサイズはライブラリの表示サイズよりちょっと大きいが
それでも一つあたり十数GBサイズを節約できればOS一個分ぐらい余計にインストールできる




累積パッチを当てないSP1を入れたてのWindows7はこの通り17.5GBまでスリム化できた
このあとネーミングをWindows10に変更してWindows10に再度チャレンジする
先日チャレンジしたWindows10は実戦稼働していたWindows7に
アップデートをかけたので最終50GBを超える巨大な仮想マシンになった
今回はどれだけスリム化できるかにチャレンジする…という話は次回を刮目して待てw


2015 年 8 月 29 日




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Macから電話をかける〜iPhoneで電話の機能が使ってみるととても便利

とあるところから、案内メールが来てそこに電話しなくちゃいけない、iPhoneのメールにもそのメールは来ているのでその電話番号をタップすれば電話できるのだが少し前のメールを探すのは超メンドウ…

と思った時ふとMacから電話できる機能があるよねと思い出した。
この機能がYosemiteから追加されたことは知っていたのだが、使ったことがなかった。

そこでMacのGyazMailを起動して、問題のメールを探し出し電話番号を右クリック…
ここから電話ができた。
メールだけでなくただのシンプルテキストの場合も電話番号を選択して右クリックで一発でiPhoneから電話できる。

使ってみるとこれは超便利!

iPhoneのメールや電話帳のインターフェイスは良く出来てはいると思うんだけど、やはり小さい画面から目的の電話番号を探すのは億劫だと思っていたので、こういうことができるんだったら、これからは電話はMacからかけるというのが私のスタンダードになるかもしれない。

Yosemiteユーザには常識?
今更な話題だけど便利さに感心したので、いまさら書いてみました。





電話番号は電話帳じゃなくてもメールでもテキストでもなんでもいい
その電話番号を選択して右クリックすると「iPhoneから◯◯に電話」というメニューがある




クリックすると通知タグが出てきて発信・キャンセルを選択するようになっている




発信をクリックするとすぐにiPhone経由で電話をかけはじめる
このままMacのオンマイクで通話ができる




通話中はiPhoneのスクリーン上に「タッチして通話に戻る」という緑のメニューが出るので
これをタップすると通話をMacからiPhoneに引き継げる
Macから電話をかけて通話はiPhoneで…これは便利だ




タップすると通常のiPhoneの通話画面になる
iPhoneにかかってきた電話もMacでとって通話ができるので
今まで気にしていなかったがこの機能ちゃんと使えば何気に便利だ
Macユーザの特権でもあるし有効活用しよう…


2015 年 8 月 25 日




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FusionDriveの解消の仕方〜csコマンドで論理ドライブ、グループ化を解消して初期化…したのだが結局孤児ブロックは解消できず…しかも発生したのはもっと前?答えは…気にしない?

先日内蔵ボリュームに孤児ブロックが発生してしまいWindows10の仮想マシンが破損してしまった話を書いた。

このみなしごブロックが通常のDisk Utilityやfsckコマンドでは修復できないことを前回紹介した。
修復できないというより外部からの検索ではみなしごブロック自体を検出できない。
内蔵ボリュームから起動してfsck_hfsコマンドなどをrootでかければ検出はできるが、起動しているボリュームの修復はできないのは原則どおり。
ここで打つ手なしになってしまったので、一度FusionDrive化した内蔵ボリュームを解消して、SSDとHDDにバラしてひとつずつ通常の手順で修復することにした。

当然論理ドライブを解消した時点で中身のデータは消滅するので、もちろんTime Machineでボリューム全域のバックアップは取っておく。

あとで再度FusionDriveに戻したときにシステムは再インストール、ユーザファイル・設定はこのバックアップから戻すことになるので、作業は1日仕事になる。

とりあえずFusionDriveの解消は以下の手順でやる。
もしディスクが故障して交換が必要になったときも、このグループ化の解消は必要になる。





予告どおりFusionDriveの解消を実施、手順はこちらのサイトを参考にした
まずはインストールメディアから起動しTerminalを起動して
diskutil cs listとコマンドを打って論理ドライブ、ボリュームのUUIDを確認する
リザルトの最初にはグループ化された論理ドライブのUUIDが表示される




リザルトの最後には論理ボリュームのUUIDが表示される
起動ボリュームを「Macintosh HD」という名前にしていたなら
そういう名前のボリュームとして表示されているはずだ
私の場合は「FS1TB」という名前を使っているのでこのような表示になっている




まず論理ボリュームを削除する
先の最後に出ていたUUIDをコピーして
diskutil cs deleteVolume (コピーしたUUIDをペースト)
と打って実行
Fnishedと出たら統合ボリューム解除成功




次に先ほどのリザルトの最初に出ていた論理ドライブのUUIDをコピーする
diskutil cs delete (コピーしたUUIDをペースト)と打って実行




Finishedと出たらグループ化解除成功




ここで念のためにCoreStorageボリュームが残っていないか確認コマンドを売ってみる
diskutil cs listと打って実行
No CoreStorage logical Volume groups foundと出たらFusionDriveは解消されている




ここでDisk Utilityを起動して内蔵ボリュームを綺麗に消去しておく




なお念のためにfsck_hfsコマンドを実行してみたがやはり外からはみなしごブロックは検出できなかった




ひとしきり消去・フォーマット、ディスク検証・修復を実行したらまた
こちらの手順に従って内蔵SSDとHDDをFusionDriveにまとめる
まとめないで運用することも考えたが、ファイルの置き場所やバックアップで
いろいろ気を使いたくないのでやはり楽な方法を選んだ




FusionDrive化に成功しても当然元のデータは残っていないので先に消去しておいた
それで半日かけてTime Machineからユーザファイル全てを復元する




こうして復元にも成功、内蔵ボリュームから起動してrootでfsckコマンドをTerminalで実行すると…
みなしごブロックは残念ながら消えていない…
つまりこうなったらもう手の施しようがないということだ
手順は全て成功したが結果は惨憺たるものだ…




SMARTで確認してもエラーブロックは見つからない
しかしこのブロックは削除も上書きもできないということなら
もう気にしなくていいのではないかという結論に至った
少なくとも内部システムで起動してファイルを上書きしても
ここには書き込まれないということではないか…
と楽観的に考えることにした…というかそう思いたい…
いずれ近日中に内蔵SSDとHDDは破棄して交換することになるかもしれない
その頃には世代交代かな…




全ボリューム復元はできるだけやりたくない理由は幾つかあって
この通りエイリアスのアイコンは全部真っ白になってしまうこともある
こうなってみると結構アイコンをたよりにアプリなどを探していることを思い知る
これをちまちま修復しないといけないのがだるい…




ここで新事実が…
バックアップにWindows10のバックアップをコピーできないことは前回触れたが
今回その元になったWindows7の仮想マシンファイルをコピーしたところ
「このファイルは仮想ディスクではありません」というメッセージが出て
起動できないファイルになっていた
つまりWindows10のインストールの時にファイルシステムが
壊れたのではなくそのもっと前から壊れていたのかもしれない




結局Windows7の環境の復元は諦めざるを得なかった
Windows7はまた新規インストールすることになった
無くなって困るものもなかったので別に問題なかったが
ここにしかないファイルがもしあったら泣いているところだった
できればバックアップは一つではなく履歴でとるべきだという教訓を得た



こうしてFusionDriveの解消と再グループ化、システム復元は全て成功したが、内蔵ボリュームから起動した時のみ見えるみなしごブロック解消には失敗した。

こうなったら手の施しようがない…というかどうしたらいいのかもう何もアイデアが浮かんでこない。
根本的な解決策は内蔵SSD、HDDをごっそり交換してしまう…という方法しか思い浮かばない。

FSが壊れた理由はWindows10のインストールの時ではなくもっと前だったかもしれない。
Windows10のインストールをきっかけにFSの破損が可視化したのかもしれない。

もう思い悩むことはやめた…
何か問題が起きたらまたその時に対処するとして、それまでは何事もせっせとバックアップをとり続ける…ということにした。

それはともかくFusionDrive化したボリュームの片割れディスクが故障した時にはこの手順で論理ドライブを解消することで交換が可能になるので参考にしていただければと思う。

にしてもちょっとがっかり…Щ(º̩̩́Дº̩̩̀щ)



2015 年 8 月 22 日




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Windows10をインストールしたらMacBook ProのFusion Driveが壊れた〜CoreStorageの弱点なのか修復は今のままでは不可能、一度論理ドライブを解消しないといけないみたい…

ことの発端は、先日Windows7からWindows10にアップグレードしたVMWare Fusionの仮想マシンをバックアップディスクにコピーしようとしたことだった。

仮想マシンはパッケージ化されたファイルで、実態は中に仮想マシンの履歴を追記したイメージファイルを詰め込んだフォルダなのだが、これを何回バックアップしても
「一部のデータを読み込めないので操作を完了できません」
というポップアップが出てコピーできない。
アクセス権の問題ではない。





Windows10をバックアップするために外付けハードディスクに
コピーしようとしたところなんどやってもこの表示が出て失敗した
コード36のエラーが出ている




こちらのMacのエラーコードをTerminalで確認するコマンド
Tipsで調べたところコード36はI/Oエラーということだった
I/Oエラーというのは読み出しの方のディスクのボリュームが壊れているということだ




コピーしようとしたのはこれ
VMWare Fusionの仮想マシンファイルのWindows10の.vmwarevmファイル
そういえば思い当たる節があるのはWindows10アップグレード中にちょっと目を離していた時のこと…
なぜかWindows10インストールウイザードだけでなくVMWare Fusion
ホストOSのMac OS Xまで落ちて完全にシャットダウンしていた
そのまま起動してインストールをリジュームできたので気にしていなかったが
あの時にどうやら内蔵ボリュームがやられたらしい




試しにTerminalでcpコマンドを使ってvmwarevmファイルをコピーしたが
21番目のVMlogファイルのコピーで「Input/output error」が出てコピーに失敗した
どうやらこれが書き込まれている部分のディスクに不良ブロックができているようだ




ところがDisk Utilityで内蔵ディスクの修復をしても「問題ありません」の表示しか出ない
シングルユーザーモードでfsckコマンドを何回実行してもappears to be OKと「問題なし」の表示




ならば問題ないのかと思い内蔵ディスクから起動して普通にTerminalを立ち上げて
fsck_hfs -fnコマンドでボリュームチェックをするとorphaned block(孤児のブロック)が検出されて
読み書きができない、しかも切り離すこともできない不正ブロックができてしまい
これがファイルシステムのエラーになっているのを確認した
しかし「it is in use」となっているように起動ボリュームの修復はできない




OS Xのインストールメディアから起動して外部からDisk Utilityで内蔵ディスクを修復
またTerminalを起動してfsck_hfs -fnコマンドで修復を試みたが
外部からはやはりなんら問題がないという結果しか出てこない
外部からはエラーを検知できない、内務からならエラーを
確認できるが修復ができない…という自家撞着に陥ってしまった




仕方がないので内蔵ディスクを一旦消去してフォーマットし直すことにした
消去はあっという間にできるのだがこの後数時間かけてインストール、Time Machineからの修復を実施
これに数時間かかる




そしてバックアップからの復元には成功したがなんと起動画面のリンゴマークと
プログレスバーの画面で半分ほど起動したところでOS起動が止まってしまう
何度やってもセーフモードで起動しても同じなので例の破損したブロックに
起動に必要なシステムファイルが書き込まれてしまい読出しができなくなったと判断
再インストールを繰り返すこと3度目にやっと起動ができるようになった




起動できるようになったボリュームを再びDisk Utilityで診断したが問題なし
シングルユーザーモードのfsck -fyコマンドもインストールメディアからのボリューム診断も問題なし




ところが内蔵ディスクから起動してTerminalfsck -fyコマンドを実行すると
ブロックカウンターの値不正、修復が必要だが起動中のボリュームは修復できないという答え




オプションをfnにしてみたがやはりスレッドレコード数が不正で
無効な空きブロックがあるが修復できないとの表示




もう一度オプションfyで試してみたが毎回ブロック数などは違った結果…
何れにしても書き込みができない地雷原が内蔵ボリュームの中にあるということと
これはボリューム消去では初期化できないということが判明した
これを解消するには一度Fusion DriveでSSDとHDDをまとめた論理ドライブを解消して
一つずつ修復をかけてまた論理ドライブ化してシステム再インストールということしかなさそうだ
これを週末にやることにしたが気が遠くなりそうだ…




ちなみにシステムをTime Machineから復元するとTrimが無効になってしまった
他にもキーマッピングをことえり風に変更したTipsの設定も元に戻っていた これらをまた再設定する




Disk SenseiのTrim有効化はOS10.10.3以上が
サポート対象なのでインストールしたなりのYosemiteでは動かない
まずOSを10.10.5までアップデートしてやっとTrimがEverything looks superの表示になった
週末に論理ドライブ解消した後にはこの復元の手順をまた全部やらないといけない
なんとも億劫な…


ということでWindows10が凶悪なのかYosemiteがひ弱なのかはわからないが、Windowsアップグレード中に起きた事故のために内蔵ボリュームが壊れてしまった。
普通のHDDやSSDなら一旦内蔵ボリュームを消去して初期化すれば簡単に修復できるような問題だと思うが、FusionDrive化していたため、外部からは問題ないドライブにしか見えず内部からは不正ブロックが見えるが修復できずの無限ループに陥ってしまった。

これを解消するには一度Fusion Drive化した内蔵ディスクの論理ドライブを解消してSSDとHDDをバラさないといけない。
この論理ドライブグループ化はそれぞれのディスクを別にマウントして初期化しても解消されない。
GUIDの領域にグルーピングの情報が書き込まれているので、csコマンドを使ってCoreStrageを解消するコマンドを打ってやらないといけない。

その手順はこちらのサイトで見つけた。
これを明日にでも実行してSSDとHDDをバラしてから初期化する作業をたぶん明日あたりにやる…・゚・(つД`)・゚・



2015 年 8 月 15 日




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AirSupremacy
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応

リアルな航空ものコンバットシューティングゲーム。

3Dの駆動をリアルにグラフィックにした飛行機ものゲームで、スロットル開くはW、閉じるはS、左右ヨーイングはA、Dキー、ロールが左右カーソルキー、ピッチアアップ・ダウンが上下カーソルキー、フレアがFキー、カノンがスペースキー、単発AAMが¥キー、複数目標同時攻撃がEnterキーと、キーボードだけでもフルコントロールで遊べる。

ビデオゲームの例によって旋回などのビューの変化は早いので、照準は難しいがリアルな操縦感は味わえる。
というか空中戦はなかなか慣れないので最初はめくら撃ちになるのは仕方がない。
マルチターゲットモードでマクロス式の納豆ミサイルの面白さは体感できるが、レーダーロックオンとか、レーダーの敵味方識別情報とか速度や高度など気にしなきゃいけない情報は多いのでなかなかむずかしくはある。

それにしてもグラフィックが綺麗なのは特筆もの。





ゲームを開始する時にはまず操作法のチュートリアルを受ける
F18 Carrier Landingとはピッチのカーソルの向きが逆なので慣れるのに時間がかかった
ゲームコントローラーを使えば問題ないと思う




基本操縦、フレア、火器、特殊マニューバーなどの操作法を一通り学習したら
ミッションの説明がコミック風画面で表示される




離陸して敵とコンタクト、戦闘という流れのリアルなコンバットゲームになっている
使用機体によって使える武器は違う
クラシックな大戦期時代の飛行機は機関銃のみの表示だ
画面左に速度(Miles/Hour)右に高度(Feet)が表示されるのは標準のHUDと同じ
スクリーンをドラッグすると上下や後ろも見ることができる




戦闘中の操作はあまりにも忙しいのでキャプチャが撮れなかった
なので作者サイトから拝借
右に使える武器が表示されている
これを切り替えながらカノン、AAM、マルチターゲットミサイルを使い分ける
敵の居る方向は画面の端に矢印で表示され視界内の敵は赤いカッコでポイントされている
右上のレーダーでも位置を確認できる
ちなみに今これはレーダーで敵にロックオンされたのでフレアを撃って逃げているところ




ミサイルがロックオンしたら敵をポイントしているカッコが赤い三角に変わる
その状態を維持してミサイルを撃ったら自動追尾で撃破してくれるはず…
はずというのは失中も結構あるのがリアルだからだ
同じ3Dのフライトシミュレーターものだがストイックに操作法を習得するCarrier Landingと違って
とにかく撃ちまくれ…というストレス発散系のゲームかもしれない


2015 年 8 月 14 日




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iTubeDownloader5
(Shareware)
OS10.10Yosemite対応

YouTubeからHDや4Kなどの高画質動画をダウンロードできる画像ビュワクライアント、ダウンローダーアプリ。

以前にもフリーウエアとして紹介したが、バージョンも5まで進みYosemite環境では1080pのフルデータハイビジョンや4Kにも対応したということらしい。
ダウンロードもワンクリックだし、複数のファイルを複数ウインドウ開いてバッチダウンロードも可能。
使い方は直感的なので迷わずに使えると思う。





iTubeDownloaderの表示はますますシンプルになった
YouTubeのページの表示はWebブラウザと同じになった
左上のダウンロードボタンで表示中のビデオのダウンロードを開始する
ダウンローダーは同時に一つのクリップダウンロードしか表示できないので
複数クリップをダウンロードしたい時にはリンクを右クリックして新規ウインドウで開いて
そこでダウンロードボタンを押すことで複数同時ダウンロードが可能になる




ダウンロードボタンをクリックするとマルチフォームのクリップの場合
どのサイズのクリップを優先的にダウンロードするか設定できる
軽いものを優先すれば早く見られるしHD、4Kを選択すれば
そういうものが用意されている場合は高精細の画像をダウンロードできる
なお1080p、4Kに関してはYosemite以降の対応になる




設定画面では最初に開くページの指定、ログオン時に起動などの設定が用意されている




同じく設定のアドバンスメニューではスリープ時に
ダウンロードをポーズする設定などが用意されている
日本語のローカライズがちょっと変なのはご愛嬌


2015 年 8 月 9 日




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「iCloudストレージの容量があと少ししかない」という警告メールが頻繁に来るようになった〜ちょっと便利だったけどiPhoneのオンラインバックアップをやめた〜今度はドライブ空き容量がもったいない…

ここのところ数日おきに
「iCloudストレージの使用容量がもう少しで上限に達します」
というメールが飛んでくるようになった。

iPhoneのオンラインバックアップをiCloudで取っているからだ。
以前スクリーンガラスを落下で粉砕してしまった時に、サポートステーションで結局新品と交換になった時にキャリア設定だけやってもらったらそのあとは自動的にiCloudから個人設定をダウンロードし始めて出先でも環境が復元できたのが便利だった。
だからオンラインバックアップも捨てがたいのだが、環境をバックアップしたいだけならオンラインでなくても従来通りMacBook ProにiTunes経由でバックアップしても問題ない。

60GBのiPhoneの内容をTime Machineのように丸ごと取るわけではなく、アプリや音楽、ビデオなどはリストだけをバックアップしているようなので60GBのバックアップも4〜5GBというところだ。
ならば別にMacに取るということでいいかと思い、iCloud上のバックアップを削除した。





最近iTunesを起動するたびにiCloudの
空き容量がないという警告メールが送られてきていた




オンラインバックアップは出先でも壊れたiPhoneの環境を復元できて一度は便利な思いをしたが
そんなことってそうしょっちゅうあるわけでもないのでiCloudバックアップをやめることにした
設定はiTunesを起動してiPhoneをマウントしてここの
バックアップ設定をiCloudから「このコンピュータ」に切り替える




次にシステム環境設定を開いてiCloudに入り
下のストレージ管理をクリックするとクラウド側のドライブの内容を表示する
ここのバックアップの中にiPhoneが見えているはずなのでこれを下の削除ボタンで削除する
iPhoneのバックアップが消えるとiCloudのストレージの空き容量は一挙に4.9GBを超えた
なんだかもったいないのでこれの活用法を考える…




ちなみにiTunesからのiPhoneバックアップはここにある
~/Library/Application Support/MobileSync/Backup
またiCloudにバックアップを戻す時はこれを削除すればディスクの空き容量が数GB稼げる




そのMac内部のバックアップ削除はiTunesの設定からやる
デバイスに入ると同期しているデバイスのリストが見えるので不要なバックアップを選択して
「バックアップを削除」ボタンで削除する




iPhoneで撮影した写真やビデオをMacに同期するのに今のところOneDriveを使用しているが
こんなに空き容量があるんなら何かに使おうと思って今まで無効にしていた写真アプリの同期を有効にした




写真に関しては軽快に同期するのだがビデオも共有するとなっているのに
実際には動画はなかなかアップロードに成功しない




結局「0項目のビデオ」のままなので数日試してみたがやはり写真アプリの使用をやめた
なぜ旧iPhoto、写真アプリを使わないでOneDriveを使っていたのか理由を思い出した…




iTunesのiPhoneバックアップは結構容量を食うという印象があったが
これも数日運用してみた結果60GBモデルのバックアップで6GB程度なので大したことはない
実用の範囲内だと判断した




iCloudとiPhoneの設定で写真アプリの同期を殺した後
またOneDriveを常駐させることにした
メニューバーアイコンからローカルライブラリを開くことができる




iPhone側のOneDriveを起動するとすぐに残っていた動画のアップロードが始まった




ただしこれもデフォルトの設定のままだと自宅ネットワークの時しか
アップロードしないので位置情報サービスを許可する必要がある
iPhoneの設定プライバシー位置情報サービスに入る




OneDriveの項目が見えるはずなので「常に許可」をタップ
これで帯域に問題がない限りどこでもアップロードが始まる




位置情報を許可することででバックグラウンドでアップロードが可能になるという説明がある
これで出先でも少しずつでもアップロードを進めてくれれば同期が早い
バンドルアプリを使わないでこれを使っているのはこんな理由もあったことを思い出した




結局iCloudストレージはほぼ空き家の4.99GB空き
もったいないが使い道が思いつかないのでこのまま放置になった
なんとなく中途半端な容量だがIMのユーザ辞書とかがデバイス間で
共有できれば十分なのでこのままにすることにした

anchor

MacUpdate Desktop
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応 OS10.10Yosemite対応

アプリケーションフォルダの中のMac Update経由でダウンロードできるアプリをまとめてワンクリックで最新バージョンにアップデートできるデスクトップアプリ。

Macの場合システムバンドルのアプリだけでなく、App Store経由で入手したアプリはApp Storeを起動すると自動的に最新バージョンをスキャン、表示してくれてワンクリックでまとめて最新版にアップデートできる。

私のようなズボラなユーザにはまことに便利な機能だが、これの対象はApp Store経由で入手したアプリだけだ。

MacにはApp Store以前にMacのアプリをほとんど網羅しているMacUpdateという老舗サイトがある。
App Storeに無いようなアプリも大概ここで入手できるが、ここで手に入れたアプリは自動アップデートの対象外ということになる。

そこでMacUpdate専用のバージョン管理ソフトがこのMacUpdate Desktopということになる。

起動するだけでアプリケーションフォルダの中をスキャンして、最新バージョンがあるアプリをリストアップしてくれる。
ここまでは登録も何もなしでできる。
MacUpdateにアカウント登録(無料)をすると選択したアプリをワンクリックで最新バージョンにアップデートできるようになる。

フリーウェアバージョンは一回のスキャンで5つまでしかアップデートできないが、年間20ドルのシェアウエア登録をすると、100だろうが200だろうがワンクリックで一気に最新バージョンにアップデートできるようになる。
(それ以前に200も未アップデートを溜めるなというツッコミは無しの方向で)





MacUpdate Desktopを初回起動するとアプリをアプリケーションフォルダに移動するか聞いてくる
アプリケーションの自動インストールをパス管理で実行するのでインストールまでやるなら移動したほうがいい




起動を開始するとすぐにアプリケーションフォルダの中身をスキャン始める
老番のバージョンがあるアプリをMacUpdateサイトと引き合わせている




MacUpdateにアップデートがあるアプリをこのようにリストアップする
ここまでは登録も費用もかからないのでバージョン管理だけに使うならこれでもOK




フリーウェアバージョンの場合特定のアプリを選択して
アップデートボタンをクリックするとそのアプリを最新バージョンにアップできる




この場合MacUpdateサイトのアカウントを作ることを求められる
必要なのは名前とメールアドレスとパスワードで登録は無料




MacUpdate Desktopの表示機能としてドックアイコンに
未アップデートのアプリの数を示すバッジも表示できる
私の場合未アップデートのアプリが250もある…( ゚Д゚)・∵. グハッ!!




メニューバーにもアイコンが表示されここから未アップデートのアプリのリストを表示できる
ギヤアイコンボタンから設定画面呼び出しやアプリの終了ができる




設定画面はログイン時に起動するか、メニューバーアイコンを表示するかなどの基本的な項目が並ぶ
アプリケーションフォルダ以外の場所にもアプリを置いている場合は
左の登録フォームでそのディレクトリもスキャンさせることができる




インストールボタンをクリックするとこのようにプログレスバーが表示されインストール開始
フリーウェアバージョンの場合はあと何個アップデートできるか左下に表示される
アプリを終了してまた起動しなおしたら残り5個に戻る




一個ずつちまちまアップデートするのはカッタルイという人は
年20ドルでシェアウエア登録すればまとめてアップデートも可能
私のように200以上も未アップデートを溜めているズボラな人は登録をお勧めする


2015 年 8 月 8 日




anchor

Windows10の中のWindows7〜7復元データはここにあった〜1ヶ月したら自動的に消滅するのかな?…楽しみ

先日VMWare Fusion上のWindows7を10にアップデートしてその手順も紹介した。

その過程でWindows10の設定7に戻すというメニューがあることを紹介した。
10が気に入らなかったら1ヶ月限定でワンクリックで7または8.1などの旧環境に戻せるオプションが用意されている。

これについて触れたところBBSにも情報を頂いた。
ほぼ同時にこちらでもSpyGrassを使ってその位置を特定していた。
ここにシステムのバックアップが残っている。
C:\$Windows.~BT\Sources\WindowsOld.wim

復元は1ヶ月の期間限定とのことなので、1ヶ月経ったらこのファイルが自動的に消滅するらしい。
その様を観察することにした。
楽しみだ…


もちろん1ヶ月待つ必要なんかないという人はすぐにこれを消してしまえばいいと思う。
数GBのディスクスペースが節約できる。
情報を頂いた「1cyan」さんありがとうございます。





これだよ




上書きされたWindows7のシステムファイルはここにアーカイブ化されて保存されている
昔のMacOSで上書きインストールした時に「旧システム」という名前で
システムフォルダがアーカイブ化された感じに似ている
1ヶ月限定でWindows 10が気に入らなかったら簡単に7や8に戻せる
ただしバックアップされているのはシステムファイルとステータス関連のファイルだけのようなので
アップグレードの時に紛失したファルが戻ってくるわけではなさそう(一部そういう現象が起きているらしい)
MacのTime Machineのようなわけにはいかない




ファイルの場所をエクスプローラーで見てみる
ファイルはヘルパーの指定のないシステムファイルなので中身を覗くことはできないが
私の場合40GBの仮想ディスク使用済み領域のバックアップが5GBだったので
システムファイルだけしかバックアップしていないようだ
よって基本的なことだがアップグレードの前にディスク全域のバックアップを取ることをお勧めする


2015 年 8 月 2 日




anchor

【悲報】VMWare Fusion上でWindows 10は無償アップグレードできない〜ところが方法はあるものでそのインストールする手順〜Windows7や8のライセンスで無償アップグレードをかけるといろいろ落とし穴がある

Windows 10の無償アップグレード版の配布と有償版の販売が7/29から始まった。
世間のWindowsユーザは喜び勇んでインスコ祭り…というほど盛り上がっていないかもしれないが、なんせWindows7と8ユーザはタダなんだから結構食指が動いている人は多いに違いない。

それはVMWare FusionでWindows7を動かしていたMacユーザーも同じことだ。


発表日にWindows10のダウンロード予約をかけて、7/29を指折り数えて待っていた。
(なぜか今回はOS10.11 El CapitanよりもWindows 10の方がワクワク感が大きいのは不思議。El Capitanはバグフィックス版なのかもしれないし、アクセス権周りがまた一段と厳しくなるみたいでいろいろ興醒めなことが起きそうな予感しかしない)

そして迎えた29日にWindowsを起動して、ダウンロードしようとしたがなんだか様子が変。
「このディスプレーでは動かない」
という意味合いの警告が出てWindows 10のダウンロードすらさせてくれない。
テクニカルプレビュー版ではなんら問題がなかったのに…

どうやらVMWare FusionではWindows 10は動かないという一部の噂は本当だったのか…

同様の現象はVirtual Boxや他の仮想化ソフトでも起きているらしい。
ということはディスプレードライバーの問題ではないのではないか…

結論を急ぐが、結局そういうことらしい。
ディスプレーとの相性とかそういう技術的な問題ではなく、どうやらMicrosoftがVMWare Fusionを筆頭とする仮想化ソフトをWindows 10 無償アップグレードバージョンから締め出そうとしているらしい。
isoファイルさえ手に入れば普通にVMWare Fusionにインストールすることができるという情報を得た。

Windows 10のインストールメディアのisoファイルはこちらで手に入る。
Windows Insider Program
ダウンロードにはMicrosoftのアカウントをプログラムに登録(無償)する必要がある。
ダウンロードページ。
Windows 10 ISO





7/29が来てWindows 10がいよいよ解禁!
早速Windows7からダウンロードをしようとしたがこの表示
動作要件の問題はこれまでに数限りなく経験しているのでジトっと嫌な汗をかいた




詳細をチェックしたがVMWareのSVGA 3DがWindows 10を
サポートしていないためインストールできないという
しかし後述するがVMWareの方ではWindows 10対応の準備は
しっかりしていて今回の問題でもMicrosoftに問い合わせをしているが
明確な回答がないため対応できないとのことだ
詳細はこちらのMicrosoft Technetを参照




もう一度Windows 10のシステム要件などを確認したが
VMWare Fusion7でWindows 10が動かない理由がよくわからない
どうも技術的な問題ではないのではないかと思い始めていた




いろいろ調べる内にこちらの情報でMicrosoftのサイトで
isoイメージをダウンロードできることを知った
このisoをVMWare Fusionにマウントして新規でインストール、
Windows7のプロダクトキーでライセンス認証という手順を考えた
VMWare Fusionの左上のボタンをクリック
isoイメージをマウントしてインストール…という方法はうまくいかなかった




そこで新規仮想マシンをこのisoイメージで作ることにした
+ボタンで新規を選択




イメージからインストールを選択する




下の「別のディスクまたはディスクイメージを使用」をクリックしてisoイメージのパスを指定する
するとisoがインストールボリュームとしてマウントされる




VMWare Fusion7ならWindows 10の64bitがちゃんと準備されている
つまりVMWare FusionはWindows 10に対応しているはずなのだ




こうして仮想マシンを新規作成、新規インストールを開始する




ウイザードを終了するとすぐにインストール画面が起動してきてインストールを開始する




新規インストールなので、言語環境、キーボード環境などの選択が必要




今すぐインストールするか聞いてくる




ここでライセンスキーを求められるのでWindows7のプロダクトキーを入力する…




が、Windows 10は7のプロダクトキーではアクティベートできない
とりあえず一旦スキップして後でライセンスの問題を解決することにした




以下使用許諾を求められる…




インストールが完了してセットアップを開始する
その間ユーザパスワードまたはMicrosoftアカウントのIDパスワードを求められる




待たせているという自覚はあるようである…




こうしてインストールは完了し無事Windows 10でログインもできた
スクリーンの画角が変なのでVMWare Toolsをインストールする
VMWare Fusion側のメニューからインストールを選択




DVDドライブ(Dドライブ)にイメージはマウントされるが
autorunは無効なのでsetup.exeでインストール
32bit用と64bit用が用意されているので間違えないように選択して起動




Tera Termでsshも動作確認した
あとはテクニカルプレビュー版で確認していた通りでWindows7で
動くアプリはだいたい動くが一部の3Dグラフィックを使用するスクリーンセーバなどが動かない




これはWindows8でも既にそうなっていたかもしれないがMicrosoft Security Essential
Windows Defenderという名前に変わってシステムバンドルになった
これはこれでなかなか優秀なセキュリティソフトだと思うのでMacにもある程度こういう仕組みは
あるかもしれないがウイルス対策ソフトを最初からOSに組み込んだ珍しいシステムになった
便利だが逆にいうと他社のセキュリティソフトを使いたいというユーザには一手間増えたとも言える




ところでインストール時にぶち当たったライセンス認証の問題だがどうやら
新規インストールの場合はWindows7や8のライセンスを持っていてもアクティベートできないらしい
無償でアップデートできるのは7か8でインストーラを起動してアップデートした場合のみで
ディスクを初期化するならまず7か8をインストールしてから10を入れろということらしい
その10のインストーラのダウンロードが仮想化ソフト上だとブロックされてしまっている
結局この問題を解決するリンク先はWindows Storeになっていて
27000円払ってWindows 10のアクティベートキーを買えということらしい
この問題は単に仮想化ユーザが締め出されたということだけでなく
実機でインストールしたユーザも結局1年後以降はリカバリの時に金を取られるということかも…
この件ものちに詳述




Windows 10をメイン環境にする意欲は一気に低下してしまったがそれでも
この新しい環境について知っておきたいということもあるので新規インストールの
アクティベーションは諦めてWindows7にisoからインストールをすることにした
7環境が50GBに膨れ上がっていたので不要なアプリを
アンインストールしながらゴミや不要なファイルの掃除をした




50GBほぼパンパンだった仮想ディスクの中身に10GB程度の空き容量ができた
このWindows7環境にWindows10をインストールする手順は以下の通り…といってもそんなに難しくない

anchor

Rufus
(Freeware)
WindowsXP~7対応 Linux対応

Windows、Linuxインストーラのisoファイルから起動可能なインストールメデイアをUSBドライブを簡単に作るアプリ。

isoの焼きアプリはWindowsの世界ではいろいろなフリーウエアが出回っているが、前から一度使ってみようと持っていたアプリがこれ。
やっと使うチャンスが巡ってきた。
なかなか使い方がよく整理されたアプリだが、これでisoでUSBメモリをインストーラメディアに変えることができる。
Windowsの場合は途中でメディアから起動できないといけないが、それもクリアできる。
なお正式サポートではないらしいが、アドバンスメニューから外付けハードディスクをインストールメディアにすることもできる。





ダウンロードしたisoファイルでインストールメディアを作成する手順
今回は外付けハードディスクを使うので「フォーマット設定」の右横の三角ボタンをクリック
「USBハードドライブを一覧表示する」にチェックを入れると
一番上のデバイスのところに外付けHDDも見える




次にブートディスクを作るの右のフォームのボタンで
ダウンロードしたisoファイルを選択する
これで準備完了であとは下のスタートボタンをクリック




こうしてできあがったインストールメディアをVMWare Fusion上のWindows7にマウントする
そして開くと中にsetup.exeがあるのでこれをクリック




インストーラが起動してくるとまず更新プログラムを
ダウンロードしてからインストールすることを推奨される
しかし結論から言うとこのオプションを選択してインストールしたら
インストーラが落ちてインストールに失敗した
いろいろ落とし穴があるようだ
結局「今は実行しない」の方にチェックを入れてインストールしたらうまくいった




あとはインストーラの指示に従ってOK、OKで進めばいい




アップグレード版の場合のプログレスバーはこんなデザインで新規インストール版とちょっと違う




OSがコピー完了したらインターナルからの起動になってユーザ設定に移る
その時にユーザパスワードを求められる
複数アカウントを設定しているならここからあとをアカウント数だけ繰り返す
あと一息




「すぐに使い始めることができます」
はい、すぐ使い始めたいです




新しいアプリがインストールされるそうです




はい、こんにちは




はい、待っています




最後なんですね…




あと少しなんですね…




やはり自覚はあるらしい…




はい、始めましょう…
3アカウント設定している場合はこれを3回繰り返す…




Windows 10にログイン成功
デスクトップデザイン、アイコンサイズなど
Windows7時代のアピアランスの設定はだいたい引き継がれている
再度VMWare Toolsのインストールをかける
表示サイズがおかしい問題がまた起こったがVMWare Toolsの再インストールで解決した




すくなくともVMWare Fusion7はWindows 10対応を謳っている
VMware ToolsもWindows 10対応のものが用意されているらしい
ならばVMWareのディスプレードライブが非対応というMicrosoftの説明は余計解せない




web脆弱性を修正していないWeb Explorerのようなアプリが動かなくなった
Windowsを起動する理由の大部分はこういうMacにないアプリを使いたいということなので
これでまたWindowsを使う理由が減ってしまった
WindowsXPをいつまでたっても捨てられない理由も残った




Windows 10配布開始からわずか3日目なのに
早速Windows Updateがかかっているのはさすがだ




こうしてやっとWindows 10のライセンスの問題はクリアした
そしてVMWare Fusion上でWindows 10が動かない理由も
ライセンスポリシーの問題だけだということも判明した




Windows 10のインストールを完了すると仮想ディスクの空き容量が1GBほど増えた
Windows 10はWindows7よりもかなり軽量化されたOSだということらしい




Windows7のアピアランスを古いWindows2000タイプにしていたのは少しでも動作を軽くしたかったからだ
しかしせっかくだからWindows 10のアピアランスはデフォルトに近いデザインに戻した
見ための印象はなんとなくFedoraのgnomeに似ていないこともない




ウインドウのデザインもWindows7の時代の無駄な透明化、立体化を
排除して流行りのフラットデザインになっている
Yosemiteっぽいともいえる




Windows 10アップデートバージョンは設定
回復メニューからWindows7に戻すことができる
最初の一ヶ月のみ回復が可能とのことなのでどこかにキャッシュされているらしい
リカバリディスクからの復元だとライセンスが無効になるから?
この仕組みにはいろいろ謎がある…



ここまで手間がかかったのはVMWare FusionでWindows 10を利用としたいという条件があったからだ。
Windows7や8をプリインストールしたWindows実機を持っている人なら無償アップデートは簡単にできる。
ほとんど数クリックでアップデータの指示に従うだけでWindows 10にアップデートできる。

VMWare Fusionをはじめとする仮想化ソフト上の正式なライセンス登録をしているはずのWindows7や8が締め出された理由は不明だ。
おそらくリカバリも再インストールも必要なくただ仮想ディスクのファイルをバックアップからコピーするだけで元の環境が復元できる仮想化ソフトは、Windows10を期限付きで無償アップデート可にしたMicrosoftのビジネス形態にとって都合が悪いからだと思う。

1年後にWindows実機が壊れたら、Windows7や8のライセンスを持っていようが関係なく有償でWindows 10のライセンスを買わなくてはいけない。
リカバリだろうがなんだろうが認証はさせないということなのだろう。
その時に仮想化ソフトという抜け道があるのは都合が悪いということなのではないか?
つまり、MicrosoftがWindows 10を無償化した理由はAppleがMac OS Xを無償化したのとはかなり違う理由ではないかと思ってしまう。

某経済紙の記事に「MicrosoftはWindows 10を無償化することで『ウエアラブルやIoT(インターネット・オブ・シングス)といった未来の世界において再び主導権を奪い返す』という狙いがある」というのがあったが、とんだ勘違いだと思う。
Windows Vistaは完全にこけてなかったことになっているし、7や8も思ったほど更新が進んでいない。
それどころかユーザは未だにWindowsXPなんかを使い続けている。
こうした反省からまずWindows 10を無償で配布してとにかく普及させ、1年後にWindows 10のライセンス料を回収にかかるというビジネスモデルなんじゃないかと思う。

Microsoftの利益の柱はWindowsOSとMSOfficeのライセンス料がほとんどすべてで、その他のクラウド、オンラインサービス、モバイルOSなどの事業はほとんどトントンか赤字だ。
この体質は10年前から変わっていないし、おそらく10年後も変わっていない。

だから新しいオンラインサービスのビジネス普及のためなんかじゃなくて、まずWindows 10を使わせて後から金を請求するというライセンスビジネスモデルなのではないか…

そうでないなら仮想化ソフトを締め出す理由がわからない…定価で購入したWindowsなのに…

いずれにしても手間はかかったがこの手順でVMWare Fusion上でも普通にWindows 10が動いた。
おそらくVirtual Boxや他の仮想化ソフトでも同じだと思う。







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