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2005 年 3 月 1 日





AmSetFileTypeCMX1.2
(Freeware)

これはコンテクストメニューのプラグイン。
私の場合、マウスは3ボタンマウスを使い右クリックやスクロールボタンを便利に使っている。
iBook出先モードでも、SideTrack なんかを使って、スクロールコンテクストメニューを便利に使っている。

特に古いタイプのMacユーザの中には、伝統的に右クリックやスクロールに対して生理的嫌悪感を感じる人がいる。「Windowsみたいで嫌だ」というやつだ。

しかし実際に使ってみればこの右クリックというのは本当に便利に使える。
そういう食わず嫌いは止めて実際に試してみればイイと思う。
最近ではこの右クリックの便利さに目覚めた人が多いということなのか、web上にもコンテクストメニューのプラグインがオンラインウエアとして沢山配付されている。
使わない手はないと思う。

これはファイルタイプ、クリエータを変更するコンテクストメニューでクリエータを変更しなくてはいけない状況がそうそう頻繁にあるとは思えないので、コンテクストに入れておくほどの緊急性があるかは微妙なのだが、そういう独立したアプリでやっていたようなことを実行することができる。

私の場合は、ダウンロードしたてのディスクイメージファイルをデフォルトでFlashMountで開くという設定にしているが、これだとまれに開かないことがある。
そういう時にDisk Copyにクリエータを切り変えることで開くという操作をするがそういう時には便利なような気がする。





AmSetFileTypeCMX1.2は右クリック一発でクリエータ、ファイルタイプの変更をする
ファイル操作の場面では便利かもしれない




ファイルタイプ、クリエータ変更画面を呼び出すことで変更ができる


2005 年 3 月 2 日





Movmeter
(Freeware)

Movmeterがバージョンアップした。

これはiTunesのビジュアルプラグインで、音楽のテンポに合わせて指定した映像がジャンプするというアプリ。

デフォルトでもアンティークな映像が入っていたが、今回のバージョンからこのデフォルト映像のバリエーションが10種類に増えた。
映像の切り替えはテンキーで0~9を叩いてやるだけで良い。





Movmeterのデフォルト映像の種類が増えた
タイミングによってはなかなかひょうきんな雰囲気になってグッド





AmVisibilityCMX 1.0
(Freeware)

これもコンテクストメニューのプラグイン。

control+クリックまたは右クリックで出てくるコンテクストメニューでフォルダ、またはファイルを不可視にしてしまうというもので、なかなか役に立つんじゃないだろうか。

特にモバイルパソコンなどの中には知り合いや会社の住所録、個人IDのメモなど人に見られたらまずいものがいろいろ入っている。
そういう物をFinderでは見えなくしてしまう。

セキュリティという意味ではあって便利ではないかと思う。

デスクトップに置いた物の属性は変更できない。
それ以外のディレクトリのウィンドウを開いて操作し、一度ウィンドウを閉じて再び開くと変更が反映される。

問題点はOS10.3以降はFinderの属性の処理が変わったのか、再ログインかFinderを再起動しないと不可視属性の変更が反映されなくなったという点だ。
もう一点、このコンテクストメニューで不可視にしても、Coelaを使うとやはり見えてしまうということだ。
terminalを使ってリスト表示させても見えてしまうので、これで確保されるセキュリティはある程度限定的なものだということは知っておいた方が良い。





AmVisibilityCMX 1.0を使うと選択したファイル、フォルダをFinderで見えなくできる
簡便にセキュリティを確保したいならお手軽で使えると思う


2005 年 3 月 3 日





textArt0.91
(Freeware)

これはテキストのスタイルを変更したり、色を付けたりグラデーションを付けたりというアプリ。

こういう機能は勿論大抵のワープロ、エディターにもついている機能なのでわざわざこういう専門アプリを使う意味があるのかどうかということだが、このグラデーションなんてのはワープロのカラーパレットで実際にやろうと思ったら結構めんどくさいことになるので便利なんじゃないかと思う。

年賀状とか案内文とかのテキストレイアウトを一気にやりたいということであればこのアプリで一度加工しておいて、ワープロソフトにコピぺすれば良い。
そういう使い方はできるだろう。





textArtの編集画面
太文字、イタリック、アンダーライン、文字等級の変更、
カラーグラデーションなど一通りのパラメータはある


2005 年 3 月 4 日




AppleJack(Freeware)

OSXがトラブった時にログアウトとかを最初にやってみると思う。大抵の小さな不具合はそれで直るのだが、もしもGUIが起動できないという重篤なトラブル状況になった時にはどんな対処方法があるかというとそんなに多くはない。
シングルユーザモード(SUM)で起動してユーティリティコマンドを試してみるか、それでも駄目なら外付けディスクかシステムディスクから起動してみるくらいしか方法はないのだが、そのSUMの時のユーティリティコマンドを使いやすくまとめたのが、このアプリだ。

コマンドキー(リンゴ)+Sキーを押し続けながら起動すると真っ黒な画面に文字だけで、BSDの権利者クレジット、ブートシステムのパスの表示に続いてUNIXコマンドを実行できるCUI環境に入れる。

これで内蔵ディスクやそのシステムに異常がないかチェックするコマンドを実行できる。 aコマンドで全ての手順を自動的に実行することもできる。
幸いこれまでGUIで起動できないというような重篤なトラブルに見舞われたことがないので、これもどちらかというと保険のようなものだが入れておいても良いんじゃないかと思う。

といってもCUIでも起動できないという場合はこのアプリも役に立たないわけだが、その時にはむしろ内蔵電池とかマザーボードとか電源部とかの物理的故障を疑うということになると思う。





AppleJackはシングルユーザモードでディスクチェックなどを実行するハックアプリ
コマンドの引数が表示されているのが緊急時にはうれしい配慮だ


2005 年 3 月 7 日




自宅でほとんどサーバ化しているiMac DVSE 600MHzに重篤なトラブル。

1)起動中に画面がゆらゆら揺れるなどの徴候症状あり。
2)それで作業中に突然電源が落ちる。(文字どおり「落ちる」という表現がぴったり来るような何の前触れも無く突然電源が消えてそのままうんともすんともいわないという落ち方)
3)そこからリカバリするために再起動するが、何度も起動に失敗するということが続く。
4)最終兵器のリセットボタンを押すと復帰するがしばらく稼働しているうちにまた突然落ちて、 2)に戻るという感じだ。

その間にフリーズ(!)も起きて、起動画面の途中で止まって動かなくなるというバリエーションも挟む。

一応、ディスクチェック、PRAMクリア、システムキャッシュ削除、.DS_Storeファイル削除、prebindingなど思いつく通常の修復は一通りやるが全く症状は改善しない様子。


内蔵ディスクはつい最近交換したばかりだから、シロだろう。
それに「画面が揺れる」というディスクの不具合では説明できない症状も起きている。

そこで立てた仮説が内蔵電池切れ。
このMacは買って5年間経つが、内蔵電池の寿命がちょうど5年なのだそうだ。
そこで早速秋葉原に行ってきて、3.6V、1/2、810円というMac用の内蔵電池を買ってきて交換した。

ところが、症状はやはり全く改善せず。

ここまでは鼻歌まじりで対処していた私も、さすがにこの時点でちょっと眉間にシワが寄りはじめてきた。
「内蔵電池で絶対ビンゴだと思ったのになぁ」

まぁ電池の寿命はどのみち来ていたんだし、これはこれで必要な投資だったんだろうと割り切ることにして原因を究明すべく症例をネットで検索することにした。

この世代のMacにはFBT(フライバックトランス)なんかが逝かれると電源ボタンが緑に光って起動できなくなるGLOD(Green Light On Death) という有名な持病がある。
しかし私のiMacは一度も電源ボタンが緑になったり赤になったりしない。
ちゃんと起動しそうなそぶりを見せて、起動中に落ちるのである。

さらに検索を進めると
こういう情報を見つけた。
iMacDVシリーズは全て電源部に弱点を持っていて、コンセントの電圧が揺れると(一時的に低下すると)こういう症状を起こすということらしい。
それでそれに対処したファームウエアにアップデートしないといけないそうだ。

最新のiMacDVのファームウエアは4.19だが調べたところ私のiMacDVSEは4.13になっていた。
これこそ求めていた救いの道に違いない!と絶叫して、ファームウエアのアップデートにトライすることにした。


これは博打ではある。
ファームウエアアップデート中に電源が落ちたら2度と起動はできなくなる。そうなるとAppleに電話して、マザーボードお取りかえということになるだろう。
でもこのままでもどうせ使えないんだと割り切って、一か八かファームウエアのアップデートを実行することにした。

この世代のMacはOS9からでないとファームウエアのアップデートができない。
クラシック用のOS9.2で起動してアップデータに指示に従って、はらはらドキドキしながらもなんとかファームウエアアップデートに成功。

もう一度OSXから起動して....

なんと今度こそビンゴだと思ったのに、症状が改善していない。
システムプロフィールを見ると確かにファームウエアのアップデートには成功している。


この時点でますます私の眉間のシワが深くなることになる。

考えられることは全てやった。

ということは考えたくないことだが、やはり
「FBT、電源回路ボードがごっそり逝かれている」
という結論に行き着かざるをえない。

これを修理に出すと修理代は数万円か?
今日秋葉原を歩いていたら、露天商がiMacDVを2万4800円で叩き売りしていたぞ!
修理は諦めてそういう方向に行く方が賢くないか?

まさにここで、手は止まり思考だけがぐるぐる回りはじめた。


ここで思い出したのが電源電圧の変動に過敏なiMacDVに対してとれる対策として
「タコ足配線をやめる」
という記事があったこと。

電源コンセントをタコ足していると、当然何かの動作の度に電圧は変化しやすくなる。
今Macの回りにはDSLモデム、エアポ、プリンタ、スキャナ、電源内蔵スピーカ、USBハブ等が密集している。
しかしiMacを置いているリビングのコンセントは同じ分電器から電気をとっているので、iMac以外の機材を別のコンセントにもっていくのもあまり現実的ではない。
しかしタコ足の電源タップの一番末端に指していたiMacを壁コンに直にさして、それ以外の機材をタコ足の先に移すというのは多少意味があるかもしれない。

電気は水のように出口が多いところほど電圧が落ちやすくなるということを考えれば多少は意味があるかもしれない。
修理以外にはもうこんな方法しか思い浮かばないのだが、これではたして効果があるものなのかどうか、今日一日テストしてみることにした。

はたしてどうなることやら。




一難去らないうちにまた一難

iMacのトラブルの興奮も覚めやらないなか、今度はiPodがご臨終賜った。

iPodを接続すると自動的にボリュームマウントして、バックアップに使えるようにしている。
そのためにシステムもインストールして、iPodからiBookなどを起動できるようにしていた。
だけでなくiBookのユーザ領域を定期的にiPodにバックアップして、iBookの内蔵ディスクが死んでもそのまま続けてiPodから起動して仕事を続けられるようにしていた。

ところが今日起動中にiPodがクラッシュしてしまい、iPodがiBookのFinderを巻き添えにしてフリーズ。
やむを得ず再起動したところiPodのボリュームがマウントできなくなり、ディスクユーティリティで検証すると「不正なキー」という意味不明のアラートで、強制マウントするしかなくなり、強制マウントするとiPodの中身がきれいに消えてしまって、iPodは工場出荷状態に。

もう一度内蔵ディスクからiPodにバックアップを試みると再びフリーズしてしまう。
要するにiPodのボリュームが壊れてしまったということだ。

対応策は....
初期化してiPodファームウエアから再インストールする以外に無い。

初期化して、iPodファームウエアを再インストールして、3500曲のiTunesライブラリを再びアップデートして、OSXをもう一度インストールして、それを最新バージョンのOS10.28にアップデートして、ユーザ領域をバックアップして....

つまり今晩は徹夜確定ということだ。

全くトラブルというのは続く時には続いてくれるもんだ。
このログをwebに上げはじめて以来全くトラブルが起きないので、「このログはもはやMaxOSXのトラブルシューティングのログではない」というふうに開き直りはじめていたのに、そうなったら今度は連続してiMacとiPodのクラッシュお亡くなり事件だ。

全く「トラブルというのは予期しない時に訪れる」というのはけだし名言で、備えが万全の時にはトラブルは起きないということもいえる。

このトラブルについては前から「FireWireはUSBに比べるとトラブルが多い」ということを聞いていたのだがそれに当たるトラブルのようだ。
「そんなことは無いだろう」と聞いた時には思っていたが、どうもバックアップで大量のファイルをiPodにバックアップしていた時にこのクラッシュは起きたので、どうやらやっぱりFireWireを過信してはいかんということのようだ。



2005 年 3 月 8 日




昨日のトラブルシューティングの結果。

まずiMac DVSEの方は、結局試した方法は全て空振りだった。
今日一日検証のために外付けディスクから起動して同じ症状が起きるか試してみるが、もうほぼ間違いなくFBTなどの電源部がやられているということで確定だろう。
こうなると修理に出すか、また一か八かでジャンクパーツを買ってきて電源ボードを差し替えるという方法しかなくなる。
(そういうパーツ穫り用の中身無し側だけiMacがそろそろ中古ショップにも並びはじめている。たしか5000円くらいだったように思う。またここでも賭けをやってみるか?)


もうひとつのiPodのクラッシュだが、これは一晩かけてほぼ修復に成功した。

原因はやはりギガ単位のでかいバックアップはひとつずつ慎重にやらないと、ギガも中身が入っているフォルダをいくつもいっぺんにコピーすると、FireWireがクラッシュするということらしい。
そういう情報はエキスパートたちの情報交換BBSで聞いて知っていたのだが、「オレは大丈夫だろう」という思い込みで無視していたわけで、やはり先輩の情報は尊重しないといけないという教訓だ。


iPodを修復する時に、実はディスク初期化とソフトウエア再インストールにそれぞれ失敗している。
その失敗も初期化中に「失敗しました」とかアラートが出てくれるならまだ良いのだが、一応成功したような表示が出て、インストールもして音楽データを2000曲ほどアップデートしたところでフリーズして動かなくなるということをやってくれるのがたまらない。

この失敗で都合2時間ほど時間をロスしたが、一応iPodとしてのソフトインストール、iTunesライブラリデータ、iCalアドレス帳データ転送、OSXのシステムインストール、システムアップデート、アプリケーション、ライブラリ、ユーザフォルダの主要ファイルのバックアップというところまでは完了した。

昔、パソコンをいじりはじめた時にはディスクを初期化して再インストール、環境設定まで2晩かかっていたから、ずいぶん手際良くなったとはいえる。当時よりシステムはでかくなっているのも拘らずだ。
しかしそれでもやはり一晩徹夜は避けられない。
OS9の時にはしょっちゅうシステムがクラッシュして再インストールをやっていたので、ヨメさんにずいぶんにらまれたものだ。



2005 年 3 月 9 日




なんと、復帰したかと思われたiPodがまたクラッシュ、初期化の憂き目となってしまった。

昨日、システムのインストールまでやってそのシステムからiBookを起動して環境設定ペインのインストール、再起動というところで起動できないというトラブル。
内蔵ディスクから起動してディスクユーティリティで診断したところ、
「ディレクトリ構造が不正」
「ノードが不明」
などのおどろおどろしいアラート。
修復を繰り返しても改善しないので、敢えなく初期化という運びになった。

しかし泥沼はまだ終わらない。

このあとソフトウエアを修復して、iTunesと同期させるが、何度やっても途中でiTunesがクラッシュしてしまい、同期に失敗する。
この時にFinderも巻き添えにして結局強制終了せざるをえなくなるので、またiPodのボリュームデータが壊れてしまうという悪循環が続く。

どうも先日のiMacといい今日のiPodといい、こういう泥沼のようなトラブルが続くとさすがに消耗してしまう。

FireWireは確実性が低いといっても、昨年iBookから取り出したハードディスクをモモベイのケースに入れてバックアップディスクにしていた時には、毎日大量のファイルをバックアップしていたがこういうトラブルは一度も起こらなかった。
iPodのバックアップツールとしての確実性に今ちょっと疑問を感じはじめている。



2005 年 3 月 10 日




泥沼はまだまだ続く...

iMacに続いて、iPodがトラブっているということを昨日書いたが今度はフラッグシップのiBookがトラブりはじめた。
まさにトラブルのドミノ倒しだ。

先日来iPodにiTunesライブラリデータをバックアップしようとすると失敗する、初期化してソフトウエアを再インストールして、OSXバックアップシステムをインストールしようとするとハングしてしまうということを繰り返していて、iPodがバックアップディスクとしての用をなさなくなってきていることを書いたが、その作業を繰り返しているうちに、iBookのシステムが不調になってしまった。

ログイン画面が英語表示なったのは良いとしても、XBatteryが起動できない、terminalの過去に使ったコマンド履歴が消えてしまい再度履歴を残すように設定できない、FireWireでも頻繁にクラッシュを引き起こすなど全面的な不調に陥ってしまった。

システムキャッシュクリアなど考えられる手は全て打ってみたが、全く改善しないのでシステムが壊れたと判断してiBookの起動ボリュームを初期化してシステムのクリアインストールに踏み切ることにした。


それで昨日一日がつぶれたわけだがシステムクリアインストールをやってみて実感したことはやはり内蔵ディスクはパーティションを切らなくてはいかんということだ。

最近ではクラシックアプリを使うことが無くなってきてクラシックもOS9ネイティブ環境もめったに起動することが無くなってきた。
また最新機種ではOS9からの起動もできなくなっているので、OSX用のボリュームとOS9用のボリュームをパーティションで切る意味というのはあまり無くなってきたように思っていた。
起動ボリュームのサイズでヒヤヒヤしなくてはいけないんだったら、パーティションなんか切らない方が良いのではと思いはじめていたが、やはりこういうケースではパーティションを切っていたおかげで助かったという気がする。

40Gの内蔵ディスクを、OSXシステム用に10G、クラシック用に7G、ストレージ用に21Gというように切っていたわけだが、今回初期化はOSX用の10Gの部分だけで済んだので、環境復元の手間は半分で済んだと思う。
最新機種に乗り換えてもやはりパーティションは切った方が良いというのが今回の教訓だ。


ところで肝心の不具合の原因だが、iPodのソフトウエアの不具合も考えられる。
これを最新のものにアップデートしたとたんに不具合が起きたからだ。
だから今回はv3.01の付属ディスクのものをインストールした。

しかしそれは単なるきっかけで、OSXのシステムそのものが壊れたという考え方に傾いている。

いまiBookに内蔵している40Gのハードディスクは2年前にバックアップ用にケースに入れて外付けで使うために買った。
それを移植手術をして内蔵の10Gのディスクと交換したわけだが、その時に特にシステムの不調もなかったので2年前にインストールしたシステムをそのまま使っていた。
ずっと問題も起こさずに動いていたが、その間に1000以上のアプリをインストールしていろいろテストしていた。

なかにはシステムにかなりストレスをかけていた厳しいアプリもあったと思う。いくつかそういうものに心当たりがある。

このサイトのどこかにOSXにはアプリは無限にインストールできるというようなことを書いてしまった記憶があるが、現実には無限ではなくおのずと限界はあるということだ。
私のような使い方をしていると、2年でシステム再インストールする羽目になるということだ。
そういう奴は珍しい部類になるとは思うが。


現に今システムをクリアインストールしてみると、OS10.28のロートルなシステムでもテキパキと軽く動いている。
今回は面倒でもライブラリフォルダをごっそり移すということは止めて、アプリをひとつずつ前と同じ環境に手動で設定するということをやっている。
面倒だが、この方が余計なゴミを入れないで済むので結局は良いように思う。

とりあえずiBookは8割がた復帰しつつある。
この勢いでiPodも復帰できれば良いのだが。

なんにしてもこのログがトラブルの記録らしくなってくるのは本来の狙い通りなのだが、Mac2台、プラスバックアップディスク(iPod)が壊れて、外付けディスク1台にしかユーザデータが残っていないというのは、皮一枚で首が繋がっているような状態でかなりヒヤヒヤする。
今のバックアップシステムにした時、同じデータが4か所にあるなんて、過剰なリダンダンシーじゃないだろうかと自分でも思っていた。
しかし今回のようなことがあると
「バックアップはいくつあっても多すぎるということは無い」
という教訓が残る。



2005 年 3 月 11 日




iPod未だ復活せず

先日来のトラブルのさらに続き。
iMacはもう完全に諦めた状態でサポートに修理の見積もりを出してもらおうと思っているが、もし修理代が4万を超えるようだったらもういっそ修理はしてもらわないで、Mac miniを買おうかと思っている。
4万以上も出して旧iMacを修理しても、結局メインの用途はファイルサーバ、プリンタサーバで後は奥さんが音楽を聴いたりたまにPTA広報用の写真をプリントしたり、子供がゲームをしたりという程度の用途なので中古モニター+Mac miniという組み合わせでも充分かなという気がしてきた。

それでOS10.3に移行できたら、例のファッキューなAirMacExpressも使えるようになってリビングでもキッチンでも音楽が聴けるという構想も実現するし、その方が良い気がしてきた。

それでiMacは真剣に直そうという情熱が冷めてきている。


しかし頭に来るのはiPodだ。

iBookのシステムを入れ替えて、快調に動くようになってiPodに音楽データやスケジュール帳なども順調に移せてどうやら直ったかなと思ってOSXのシステムディスクから起動してインストールをしようとしたら、なんとiPodがマウントしていない。

何度か再起動を繰り返すと(インストーラから再起動をするのは内蔵ディスクのシステムに結構ストレスをかけるようだ。この前もそれでつぶれたのだし、今回もまたXBatteryが起動できなくなった。こういうことはあまり繰り返したくないものだ)マウントはできたが、結局インストールには失敗した。
どのみちインストールに成功しても、ちゃんとマウントできるかどうかは運任せなんていうバックアップディスクは全くバックアップにならない。

iPod40Gを買ったのはバックアップディスクとして使いたいからなのに、結局音楽を聴くためにしか使えないんだったらiPod miniで充分だったのに、どうしてくれるんだ!!!


というところでBBSでHOEHOEさんからヒントをいただいた。
この方も同じようにiPodが使用半年でマウントできなくなるという症状を経験されたそうだが、結局FireWireケーブルを交換することで直ったそうだ。

考えてみれば、iPodもiBookも初期化してソフトウエアをインストールし直したのに、同じ症状が出るということはソフトウエアの問題ではないということだ。

そうであるならもうハードウエアの故障としか原因は考えられないのだが、MP3プレーヤ、スケジューラとしてはちゃんと機能していることから見ると案外HOEHOEさんのいう通り、ケーブルの相性とかいう前近代的な原因を疑うしかないような気がしてきた。

Appleさんよ、しっかり品質管理頼んますよ。

ということでiPodについてはCarbonCopyClonerによる起動ディスク丸コピーにも失敗したことだし、それが成功しても確実にマウントできるかどうか判らないなんていうバックアップディスクは使い物にならないし、バックアップについては以前愛用していたモモベイのケース入りの元iBook内蔵ディスクを復帰させることにした。

近々HOEHOEさんのアドバイス通りケーブル交換は試してみようと思うので、その時の結果はまたここに書き込みます。





3DOSX
(Freeware)

ユーザグループが開発した、新しい考え方のMac用ファイルブラウザ。
私がなぜこのファイルブラウザに注目しているのかは ここに詳しく書いたが、その3DOSXのインターフェイスが若干改良された。

前よりもグラフィックはきれいになったと思う。
その分、動きも重くなって500MHzの非力なiBookでは動きはカクカクになった。

ちょっと疑問に思うのが立体眼鏡を使って3D感を出すというギミックをデフォルトにしたことだ。
サイトにもワンちゃんがかけている写真が出ているが、例の左右に赤と青のセロファンが入った眼鏡だ。
おかげで楽しいギミックにはなったと思う。

実際その眼鏡をかければ画面から、アイコンが飛び出してくるような立体感を感じられるだろう。
でももし実用的なファイルブラウザを目指しているんだったら、そういう機能は必要だろうか? 「もともとジョークソフトですよ」と言われてしまうのかもしれない。
でもUNIXもLinuxもジョークから生まれてきたOSだし、ジョークはジョークで良いんだけどこれが何かに化けないかなと考えるのは私だけだろうか?





3DOSXはグラフィックがかなり改良された
きれいだが動きもバツグンに重くなった




青赤眼鏡をかけるとアイコンが立体的に画面から
飛び出してくるというギミックも標準になった
楽しいけど、実用ソフトに必要かという疑問も残る


2005 年 3 月 12 日





Saybert
(Freeware)

テキストを操作ウィンドウに打ち込むと、それを音声にして読み上げるアプリ。
読み上げの機能はシステムのスピーチに依存しているので、読み上げた声のリアリティもシステムのものと同じだ。

ただし自分が打った文章を読み上げて、それをオーディオファイルのaifに直で変換してくれるので自分で好きなアラート文を考えて、システムのサウンドに組み込んだりすることができる。

ただしシステムのスピーチに依存しているので、読み上げることができるのは英文だけで日本語を認識できないのは同じだ。




Saybertはお手軽に文章を音声ファイルに変換できるアプリ
システムのアラートにもう少し色気のある文句をしゃべらせたい人向け




読み上げた文章は"Save"ボタンをクリックするだけで直にオーディオファイルに変換される
あまりの簡単さ、楽しさにオーディオファイルをたくさん作り過ぎないように要注意だ







日めくり2005R3 Ma
(Freeware)

これはデスクトップに日めくりカレンダーを再現するアプリ。
日めくりカレンダーといっても、洋風のあっさりした物ではない。

昔、酒屋さんや米屋さんが配達のついでに持ってきてくれたようなごつい日めくりカレンダーみたいに、節気や日柄、星座、月例、日の出日の入り、今日の言葉といった役に立つのか立たないのかよく分からないような情報が満載された日めくりカレンダーだ。

面白いのはカレンダーに載っている干支、星座、節気などの説明が別画面で用意されていて、これが結構勉強になったりする。
例えば日の出は「太陽の一部が地平線から出た時」、日の入りは「太陽が完全に地平線の中に隠れた瞬間」というふうに決められているのに月の出は「月が半分地平線から出た時」、月の入りは「月が地平線に半分かくれた時」というふうに決められているのだそうだ。

どうしてかは知らないがへ~と言いたくなるようなトリビアな知識も満載だ。




日めくり2005R3 Maはカレンダーの知りたいところをクリックするとその日の情報を表示する仕組み




それで呼び出されたスキンは、昔酒屋さんが持ってきてくれた日めくりカレンダーそのものだ
役に立たない情報満載だが、なぜか見入ってしまう




その説明文画面がこれ
こういう読みも知っているようでなかなか全部正確にいえる人は少ないんじゃないだろうか




カレンダー表示はこういう小さいものにもできる
実用性も多少あるけどもどちらかというと楽しんでもらいたいアプリだ


2005 年 3 月 14 日





portfinder
(Freeware)

インターネットに繋がったり、LANに繋がったりこういう通信形態をTCP/IPという。また機器同士やパソコン同士でデータをやり取りしているUDPという階層がある。
それぞれに9千数百番までポートを持っていて、それぞれのポート番号、何番にメールを割り当てるとか、ftpを割り当てるとか決められているし各自のパソコンごとに独自に割り当てられているものもある。

このポート何番に何が割り当てられているかというのを、ポートマッピングというがそのポートマッピングが実際には今どうなっているかというのを表示してくれるアプリがこれ。

全部を表示することもできるし、ポート番号や名前で検索することもできる。
ファイアウォールの何番を開いたら良いのかとか、ポートの設定に迷った時には役に立つんじゃないだろうか。




portfinderはポートマッピングを表示するアプリ
今実際の設定をスキャンしてくれるので、こういう設定をいじる人には便利かもしれない




iBook再インストールで環境再構築のため寝不足な日々

先日来iBookのクリアインストールをして、アプリをひとつずつできるだけソースのサイトからディスクイメージをダウンロードして環境を復帰させている。

その中でいくつか気がついたことが有ったのでここに書いておく。

まず大変有用なコンテクストメニューとして愛用していた、QuickAccessCM が動かなくなっている。
セットアッパーがOSのバージョンに不適合なので動かないのだが、これだけ旧バージョンに入れ替えても反応しない。要するに今のバージョンはOS10.28では動かないということだ。

WordLookupも新しいバージョンは日本語辞典の内容が大分変わって日本語読み方辞典になってしまった。
これは簡易な英和辞典としてなかなか役に立っていたのだが、管理者が変わってちょっとソフトの考え方も変わったみたいで、今のバージョンは我々日本人にとっては役に立たない。
(ひょっとして日本語辞書ファイルが壊れているという可能性もある。読み込みに異常に時間がかかったからだ)

私はいずれも旧バージョンに戻したが、このサイトを見た人の便に供するために旧バージョンを再配布できないか考え込んでいる。いずれもGPLソフトではないので、再配布は基本的に不可なのだがでもフリーウエアなら交渉の余地があるかなと今考えこんでいる。


あとCheckMateはインストールが起動できないという問題が起きた。
このインストーラが立ち上がらないと新規のインストールは全く不可能なわけで、困った問題だが旧システムのバックアップからCheckMateの本体をもってきてなんとか環境は再現できた。

Preference PaneでいえばWindowShadeX が困った問題を起こしてくれていて、環境設定ペインの中で異常に長いアイコンラベルを表示して隣のペインをクリックしてもWindowShadeX が起動してしまうという不便なことになっている。



Windowshade Xのええかげんにせ~よ状態のアイコンラベル
隣のペインまで重なって見づらいだけでなく、
隣をクリックしてもWindowshade Xが起動してしまう



ここのBBSで以前教えてもらった、「内容を表示」でPaneの中身に入ってResourceフォルダの中のInfoPlist.stringを書き換えるという方法をやろうとしたが、InfoPlist.string自体がその階層に無く、その下のEnglish.projの中のInfoPlist.stringを書き換えてみたが全く変化がない。

というよりアイコンラベル自体がまったくInfoPlistとは違う表示になっていて、どうしてこうなるのかが判らない。
別に注意してクリックすれば隣のペインも開くことは可能なので実用上は問題はほとんどないのだが、見た目が美しくないのでなんとかしてもらいたいもんだ。
もうシェアウエア料金を払っちゃったんで、Windowshade Xをアンインストールする気にもならないし。


ところでそれぞれのアプリをバックアップからごっそり持ってこないでひとつずつweb上のソースをダウンロードしてきてインストールしているのは、少しでもフレッシュなソースを入れたいということもあるが、このサイトのリンク切れの確認も兼ねている。
おかげでいくつかリンク切れも確認しているので、そういうリンクは気がついた時点で修正をかけている。

ここのサイトの良く使うアプリのコーナーがあるおかげで、今回のシステムの再インストールはずいぶん能率的に進んでいる。
「このサイトは皆さんの役に立てば」という目的で掲示しているが、そういう意味では今回は自分にとってずいぶん役に立っちゃってるといえる。
ありがとう>オレ
なんちゃって。



2005 年 3 月 15 日




たまにはやってみるもんです>クリアインストール

先日来から、iBookの初期化再インストールをやっているという話をずっと書き続けているがその中で、気がついたことがいろいろあって中には良かったという話もある。

例えば環境設定ペインのXoundsなんかがバージョンアップしていて、このサウンドコントロールは昔のOS9なんかのアピアランスデータのサウンドを取り込むことができるのだが、取り込んだサウンドを元のアサイン通りにOSXの動作に割り当てることができないという問題があった。

OSXとOS9ではAPIが全然違うので仕方がないといえば仕方がないのだが、OS9時代にネットで配付されていたOS9用サウンドアピアランスというのは良くできたものが多かったので、ちょっと惜しい感じがしていた。

ところが新しいXoundsではそこがちゃんと改善されていて、取り込んだサウンドセットの中身を分解してOSXの動作に自由に割り当てられる設定画面が追加された。



Xoundsのサウンドアサイン設定画面
これで何をした時にどんな音が出るか全て割り付けできるようになった



これはなかなかいけてるんじゃないだろうか。

あともう一点はこのiBookG3は使っているうちにどんどんSwapfileが増えて、20を越えたりするのでSwapボリュームとして用意していた1Gのパーティションでは全く容量が足りないし、Swapのクラッシュが原因と見られるログイン画面が起動できないとか、Finderが永久動作に入って抜け出せないとかの問題が解決できないままだったのだが、なんとこの問題が解決してしまったということがある。



Swapfileは通常でも3~7、いくら増えても10を超えないようになってきた
ずっと悩んでいた問題なのでこれはもうまったくの僥倖だ



前にも書いたと思うが、今回の再インストールはバックアップの前の環境のライブラリフォルダなどを新しい環境にまるコピーするということを止めて、ひとつずつアプリや環境をアクティベートして手で再設定し直すという方法を取っている。
めんどくさいが結局この方法の方が調子は良くなる。
このSwapの問題もそうで、前はどうしてあんなにSwapが増えたのかよく判らないが、何かがメモリリークを起こしていて今回はまだその何かをインストールしていないということなのだろう。

これからSwapに注意しながらアプリインストールを続けていれば前回あれだけ手を尽くしても判らなかったSwap激増の原因が掴めるかもしれない。



2005 年 3 月 16 日




先日ここで、「再インストールしたWindowShadeXのシステム環境設定ペインのアイコンラベルの表示が変だ」という記事を書いたところ早速常連の「た」様から情報をいただいた。
これもペインの本体の中身を右クリックの「パッケージの内容を表示」で開いて、Info.plistをテキストエディタで開いてCFBundleIdentifierの記述を書き換えることで解消することができた。

このラインの

       <key>CFBundleIdentifier</key>
       <string>com.unsanity.windowshadex.prefPane</string>

stringで囲まれたところがアイコンラベルとして表示されていたらしい。
これの影響でInfoPlist.stringにアイコンラベルを指定する記述を書き足しても無視されていた。



前はこんな感じで異常に長いアイコンラベルが
表示されて隣のペインに完全に重なっていた





Info.plistを書き換えることで表示が変わった
これで隣のアイコンをクリックしてもWindowShadeXが開くということも無くなった



どうしてこういうことになるのかは判らない。
しかしこれを書き換えることで、表示も変わるわけだしWindowShadeXも正常に動いているようなのでこれでよしとしよう。






MC Menus
(Freeware)

Cocoaアプリのメニューを強化するアプリ。

これで指定したアプリだけメニューをカスタマイズできる。
フォントの表示もWYSIWYGで表示できる。

面白い試みだが、これでフォントを表示させようとすると恐ろしい時間がかかってしまう。 その間フリーズしたようになってそのアプリは反応しない。
また、一旦閉じてもう一回表示させようとするとまた同じように長時間かけて読み込みを始める。 ちょっと気軽に使ってみようという機能ではないように思う。

まだβ版ということなので今後に期待というアプリだ。
メニューをカスタマイズするという発想はいいのでがんばってもらいたい。





MC Menusの設定画面では起動中のアプリが表示される
どのアプリのメニューをどうカスタマイズするか指定できる




フォントの表示は指定するとウィンドウ下に実際のフォントのスタイルがWYSIWYGに表示される
なかなか良いのだが、読み込みに時間がかかり過ぎるのが玉に瑕だ


2005 年 3 月 17 日





Preferential Treatment
(Freeware)

これは初期設定ファイル(.plistファイル)をチェックするアプリ。

OSXの設定ファイルの実体はカレントユーザは
~/Library/Preference/
の中に、オールユーザの設定は
/Library/Preference/
の中にある。

これの構文(シンタックス)をチェックするUNIX用のコマンドラインとして"plutil"というコマンドが用意されているが、このアプリはこの動作をGUIで実行しようというアプリだ。

今まで初期設定ファイルをチェックする(あるいはチェックして自動的に削除する)アプリというのはいくつか試してきたが、だいたい役に立たないか確実性に欠けるものだった。

これはUNIXコマンドとして一応オーソライズされた物なので、そんなことは無いと思うがこの手のアプリにはさんざん煮え湯を呑まされてきているので、削除はいきなりやらないでアプリの調子を見ながらにしよう。

シェアウエアの.plistファイルを削除すると当然、有料登録情報も消えるので再度ライセンスキーを入れ直さなくてはいけない。
そういうことも知った上で使おう。





Preferential Treatmentは初期設定に当たる.plistファイルをチェックする
操作はシンプルだしUNIXコマンドのGUI化なので一応信頼できそうだ


2005 年 3 月 18 日





System Prank
(Freeware)

あなたのMacにインストールされたOSXを削除して替わりにWindowsXPを、大量のバグとウイルスとともにインストールしてくれるという有り難くもお節介なアプリだ。

ご丁寧にインストーラまでついている(しかも無意味)というアプリだ。
是非起動してみてほしい。
そしてインストールに成功した人はBBSにでも、WindowsXPのレビューを書き込んでほしい。





System PrankはOSXを削除してWindowsXPをインストールしてくれるという驚くべきアプリだ。





MiniNewsCaster
(Freeware)

MiniNewsCasterがバージョンアップした。
といってもニュースのデータを取得できなくなっていた問題を解決したというマイナーリペアらしい。

yahooサイトからニュースの情報を取得するアプリなのだが、yahooのニュース表示のスタイルがしょっちゅう変更になるのでこの作者さんも大変だ。

ちゃんと動くようになったし、前はフローティングのティッカーニュースの窓の位置を変更できなかった不具合も解消されている。
他にも細かいところにも手が入っていて、作者さんのやる気が伺える。





MiniNewsCasterはニュースを受信するアプリ
写真も表示できるし要約をティッカーで表示することもできる




細かいことだがデータ取得の進行状況をドックアイコンに表示するようになった
円グラフが100%になったら受信が完了する
受信中動いているのか停まっているのか判らなくなることもあるので良いアイデアだ


2005 年 3 月 19 日





HenWen
(Freeware)

これはOSXで構築したネットワークへの侵入、クラッキングを警告してくれるというソフト。 OSXserverを運用している人や、自宅、会社などでftp、webサーバを上げている人には必要なアプリだろう。

作者も警告しているがFirewallに替わるセキュリティソフトではない。あくまで警告するだけでプラグを引っこ抜くのは自分でやってくれということらしい。

その設定項目はUNIXのセキュリティコマンドをかなり網羅しており、正直私にも使い方が判らない部分がある。
しかし付属のマニュアルは相当詳細にその動きとそれぞれの機能の必要性を解説しており、根気さえあれば使いこなせるのではないかと思う。
クラッキングソフトをそんなに持っているわけでは無いので、実地で効果を確認することはできないのだが、評価は高いようだ。





HenWenはOSXのネットワークへの侵入を警告してくれるアプリ
機能は充実しているようだ


2005 年 3 月 21 日





こういう物を買ってしまった。

はたと思い立って、その思い立ったいきさつは後で書くとして『思い立ったが吉日』という譬えもあることだし昨日Mac miniを秋葉原のソフマップで購入してしまった。

先日FBTの故障で起動不能になってしまったiMac DVSEの後継機ということで自宅リビングに据え付けて家族共用ということにした。

メモリは256MBのデフォルトのまま、クロックも1.25GHzの低い方にした。
ソフマップの店員は少しでも高い方を売りたいのか「クロックは1.4の上級機の方が良いですよ」とか「メモリは少なくとも512MB以上増設済みの物の方が良いですよ」なんて執拗に薦めていたが、

こちとらメインの用途はファイルサーバなのだ。

あとは嫁さんがたまにメールしたりweb見たり、子供がフリーウエアのゲームをするくらいのものだ。確かにFinal Cut Proのような大物ソフトを使うつもりならスペック不足かもしれない。
しかしその程度の使い道なら、何も増設していない低速機でも十分だ。
低速といっても600MHzのおむすび型iMacをだましだまし使っていた感覚からいえば、これでも十分なスピードだ。


急にMac miniを買いたくなったいきさつはこんなことだ。
実は先日お知り合いのnoanoaさんからSOSが飛んできた。
愛用のiMac rev.Bストロベリーがすごい音をたて始めて起動できなくなっているという。

電話で症状を聞いた感じでは私のiMac DVSEと同じような症状で、しかも電源ランプがオレンジに光ったりしているという。
早速レスキューしに自宅まで伺ったわけだが、予想通りというか私のiMacよりもっと判りやすいGLOD(Greeen Light On Death)だった。
電話の時点でGLODならば対処法は一般には手に入りにくいFBTの交換以外に無いことを説明していたので、noanoaさんには納得していただいてiMac rev.Bストロベリーの復活は取りあえず諦めてデータレスキューにかかった。

「iMacは多分助からない」という旨予告していたので、noanoaさんはiBookG4を新規購入したわけだが、ここにレスキューしたデータを取り込もうとしたわけだ。

方法はiMac rev.Bストロベリーの6Gハードディスクを取り出して、「これDO台」でFireWire接続した。



『これDO台』は3.5インチATAのハードディスクをFireWire接続できるアタッチ
むき出しなのがかえってお手軽で良いかもしれない
ハードディスクは消耗品だと理解した方が良いからだ


が、結局このハードディスクはすごい音をたてて空回りするだけ。
ディスクユーティリテイで見てもボリュームは認識しているがマウントができないという状態のまま進展しない。
結局データレスキューも諦めて、新型iBookを立ち上げてメールの設定をしただけで時間切れとなってしまった。

noanoaさんゴメンナサイ。
iBook起動しただけで、帝国ホテルの商品券は過分な謝礼でしたね。
この次はもっと時間がある時に呼んで下さいね。


ところでこのnoanoaさんのところで実際に触ったiBookG4というのがことのほか快調に動いていたので、新しいMacがいかに快適になっているかということに思いいたさざるをえなくなったわけだ。

やっぱりG4というのはダテやないね~。
きびきび気持ち良く動くので、「もう買わざるをえない」と思い詰めてそのまま夢遊病患者のように秋葉原に出てしまった。

目指すはiBookG4と思っていたのだが、なんと中古でPowerBookG4が11万円で出ていた。
これだとiBookで我慢する意味は無いかも。PowerBookはiBookと比べると性能差があまりない割には価格差が大きいなと思っていたので、もし価格がこれならiBookのアドバンテージは「落としても壊れない」という点だけということになる。
ちょっとこれは心が動いたのでもう少し悩むことにして、

先日壊れたiMac DVSEの後継機としてMac miniを買ってしまった。

キーボードとマウスはiMacの物を流用することにして、モニターだけは秋葉原の中古ショップでSHARPの中古品を16000円で手に入れてつないでみた。(中古といってもさすがSHARPです。結構画像はきれい)


これで私も晴れてパンサー(OS10.3)ユーザである。

(もうすぐ次が出るっちゅうに)

いろいろ細かい操作が変わったパンサーに困惑しながらも新しいMacの快適さに感心。
しかしOSもでかくなったね~。
クリアインストールでも10G超えるんじゃ内蔵の40Gハードディスクじゃ全然容量が足りないだろう。
私は外付けをデイジーチェーンで使おうとしているし、用途はファイルサーバだから良いのだが、これ単独で使うつもりなら、すぐにこの容量不足の問題は深刻になるはずだ。


それでパンサーのおかげで例のファッキューなAirMac Expressがやっと使える。
ところがこのAirMac Expressはパンサーをインストールした、しかもAirMacカードを内蔵したMacでないと設定ができないということが判明した。
一体どこまでファッキューなんだろうか?


AirMac ExpressはWindowsモバイルからは設定できるくせに
MacOS10.2からは設定も利用もできないファッキューなマシンだ
しかもAirMacカードか無線LANカードを通じないと設定できないという
徹底したファッキューぶりだ

仕方が無いのでパンサーを外付けのバックアップ用ハードディスクにインストールして(ここでも容量との格闘が展開されたのだが、詳細省略)iBookにつないで、iBookを外付けのパンサーから起動するという大掛かりなことになってしまった。
(iBookはまだしばらくOS10.28で運用することにした。パンサーではいくつかの重要な機能が使えないことが判ったからだ)

AirMac Expressはすでに使っているエアポのネットワークに組み込んでリビングのオーディオにiTunesから音楽を飛ばすのに使おうと思っていた。
昨年買ったのだが、なんとパンサーでないとセットアップができないということが判明して今までお蔵入りしていたのだ。

今回Mac mini導入を期にこのAirMac Expressもなんとか使えるようにしようと思い立ったわけだ。

ところがAirMac Expressのセットアッパーを起動して何度設定してもネットワークに認識できない。
結局何度もトライした結果、「既存のネットワークを拡張する」という設定にチェックをいれてやっと認識できた。
なぜそうなのかは判らない。
でも結局そういうことだ。

昔、無線LANの実技という本をちらっと斜め読みしたことがあったが、かなり分厚い本だった。
それが今ではつないで電源を入れるだけみたいな簡単さになっている。
しかしそれは「wepなどのセキュリティをかけない場合」とかあまり現実的でない条件が付いての簡便さだ。
実際にはwep程度のセキュリティくらいかけていないと危なくて使えない。

noanoaさんの家で、iBookを起動したらパスワードもかけていない無線LANが2系統も見えてしまった。私の自宅でも時々1系統裸の無線LANが見える。
こういうパスワードもかけてない無線LANを拾って歩くハッカーがいるそうだ。
世の中にはセキュリティに全く無関心な人って本当に多いんだと感心してしまう。
(しかもそういう人は、そんな自分を上級者だと信じ込んでいる)

しかもAppleなんかが、MacのGUIと同じように「無線LANも起動するだけで簡単につながる」なんてぶち上げるから、なんか安直に繋がるように思い違いしてしまうが無線のネットワークというのは実際は結構難しいのだということを再認識してしまった。


それはともかくMac miniも快調に動いて、ファッキューAirMac Expressも動き始めたしなかなか快適な無線LANライフになってきた。
それにしてもMac miniの小ささには感動する。
この弁当箱ほどのMacでもiMac DVSEよりずいぶん快適になった。


さてネットワークも順調(?)に繋がったことだし VNC4X も試してみることにした。
前は会社のMacをリモート操作するために使っていたが、会社のネットワークが変わってしまいMacからはWindowsXPが直接認識できなくなっていたので、しばらく使っていなかった。

iMac DVSEでも使えないこともなかったが、Mac miniではスムーズに動いている。



VNC4X は快調に繋がった
G4Macはスレーブとしても快適に動くのでこれを入れる甲斐もある


これは楽しい。



2005 年 3 月 22 日




Mac miniインストールでまたまた寝不足な日々

「Mac miniを買っちゃった」自慢を先日させていただいたわけだが、これが小さいくせに結構、一丁前なMacな訳でこれを環境整備して前のiMacの環境を再現することに今熱中しているわけだ。

iMacのでかい本体が無くなってSHARPの薄い液晶パネルと、光学ディスクドライブ程度の大きさしかないMac mini本体だけになって、パソコンラックが実にすっきりした。
(iMacだって買った当時は『本当にコンパクトだなぁ』と感心した覚えがあるのだが、時代の進歩にはすごいものがある。今ではiMacは『でかい』としか見えないのが不思議だ)

その中でMac miniのというよりもパンサー(OS10.3)の従来OSとの仕様変更によりいくつか使えない機能が出てきている。

いくつかシステム環境設定ペインに変更があってデフォルトのブラウザ、メーラの指定をするインターネットというペインが無くなってしまった。
デフォルトブラウザやメーラの設定はなんとSafariMailを起動しないと変更できないということだ。
しかもMailはアカウントの設定をしないとデフォルトブラウザの設定変更画面に行けない。
メンドクサクなって諦めたユーザがMailを使うようになるということを狙っているのかもしれないが、ハッキリ言ってマイクロソフト並のアコギさだな。
Appleがそれやっちゃいかんだろうが!

スクリーンセーバから抜ける時にパスワードを要求するという設定項目も無くなっている。
これは実はモバイルユーザには重要な機能だったわけで、これがあるから個人情報などもむき出してユーザフォルダにいれておくこともできたのだが、この機能が削除されてモバイルの画面は基本的には誰でも自由にアクセスできるようになった。(持ち運びの時にいちいちシステム終了していればそんなこともないが、そんな面倒なことしてられない)

スクリーンセーバにパスワードをかけるという機能は実はいくつかセキュリティホールが、過去存在したこともありジャガーの機能のうち問題がある部分ではあったのも事実だ。
おそらくスクリーンセーバやスリープの仕組みをパンサーは根本的に変更した可能性があり、それがこういう仕様変更になっているのかもしれないが、モバイルユーザにとってはやっぱりあれば安心という機能だったんだけどなぁ。


あと大変役に立っていたコンテクストメニューのQuickAccessCM が動かなくなっている。
どうもコンテクストメニューとしては見えるのだが、異動先のディレクトリを指定するタブを呼び出せなくなっている。新バージョンをアンインストールして旧バージョンも試してみたがどっちも同じで、このコンテクストメニューは今のところパンサーでは使えないということだ。

がっかりだなぁ、こいつはもう無くてはMacが動かせないというくらい私にとっては基本機能になってしまっているんだけど。


また、Macの数少ないセキュリティオンラインウエアのCheckMateもちゃんと動かない。
今回はインストールには成功したが、基本ファイルの情報を記録しようとしてもウんともスンともいわない。
当然スキャンしても異常を示すアラートが出るだけ。

作者サイトに当たったところこのペインは最近更新がされておらず、作者さんもサポートは中断しておられるようだ。パンサーに対応しているかどうかはどこにも書かれていないが、対応していない可能性が高い。


OS10.2、iBookでは環境設定ペインの中で異常に長いアイコンラベルを表示するという問題を起こしていたWindowShadeX は問題なくインストールもできて、ペインにもちゃんと普通の名前を表示している。
これも原因不明だが、異常ないわけだから良しとするかぁ。

他にもやっぱりというか、メニューエクストラに依存するアプリがいくつか異常を起こしていて、 SleepLessはドックアイコンからはコントロールできるが、メニューバーにアイコンを表示させようとするとその瞬間にクラッシュして終了してしまう。
別にドックアイコンでも良いといえば良いのだが、メニューバーからスリープするかしないかをワンクリックで変更できるというのが気に入っていたので、これはモバイルの時には特に便利な機能だったのだけど、パンサー以降ではAppleはメニューバーからサードパーティを締め出すという方針になったようだから、この問題は改善されないかもしれない。


パンサーになって良くなった部分もある。
パンサーはどうやらIM(入力法アシスタント、ことえりとかU.S.とかプルダウンで選ぶ例の入力モード切り替え)の仕組みが変わったようで、ジャガー以前のシステムはことえりを起動するのに結構時間がかかっていたし、各アプリごとにことえりだのIMを読み込んでいたので時々失敗することもあったし、いちいち時間がかかっていた。
パンサーはIMはアプリと切り離してシステムの専管事項になったようで、その切り替えでいちいち時間がかかることも無くなったのは良いと思う。

ただ残念なのはジャガー以前では使えていた~/Library/Dictrionaries/の辞書ファイルがどうやら認識できないようだ。
めったに使うこともなかったのだが、四字熟語とか役に立っていたのに残念だ。




こんな面白い記事を見つけてしまった。
なぁんだぁ、トーバルズ君もこういうの好きなんじゃない?
「これはMacとはいえない」
なんて強がり言ってるけど。



2005 年 3 月 23 日




昨日の記事でいくつか事実誤認が有ったので訂正しておく。

まずパンサー(OS10.3)にはスクリーンセーバから抜け出す時にパスワードを設定できなくなっていると書いたが、これは設定項目の場所が変わっただけでなくなったわけではないという点だ。
ジャガー以前ではスクリーンエフェクトのペインにあったこの設定はセキュリティというペインに移った。
ここの「スリープやスクリーンセーバを解除する時にパスワードを要求する」チェックをいれておけば良いということが判った。これでモバイルユーザも安心だ。

というかよく調べてから私もこういうことを書くべきなのだが。

情報をいただいたJJ様ありがとうございます。


それとパンサーのIMは
~/Library/Dictrionaries/
の辞書ファイルを認識できないと書いてしまったが、実は認識していた。四字熟語もちゃんと変換している。
これはうれしい。
ユーザ辞書には結構いろいろ良く使う変換を登録していたので、それがそのまま使えるというのは便利なことだ。


またデフォルトのメーラはMailを起動しないと変更できないということを書いてしまったが、なんと愛用しているGyazmailからでもできるそうである。
(私の使っているバージョンではできないが)
情報をいただいたhiyo様ありがとうございます。

これは別にAppleの手柄でもなんでもないが、やっぱりこういう設定はシステム環境設定からできるようにするべきだ。それが旧MacOS以来の伝統ではないだろうか?






RCDefaultApp
(Freeware)

このデフォルトアプリの設定について、いつも有用な情報をいただく"た"様から面白いペインを教えていただいた。

これは上記のデフォルトブラウザ、デフォルトメーラなどを、システム環境設定ペインで設定するプラグイン。

だけではない。
これでファイルタイプ、拡張子とURLが起動するアプリをここで集約的に管理することができる。システムデフォルトではそういうことはFinderの情報を見るタグでしかできなかったが、このやり方は直観的ではないというreadmeの説明には納得。

ほぼ同趣旨のコンテクストメニュープラグインのAmSetFileTypeCMX1.2も使っているが、確かに環境設定ペインで集中管理する方が合理的だ。

これはまさにOS9についていたコントロールパネルの"インターネット"や"File Exchange"が持っていた機能をここに集約するわけだ。

使用法は簡単で
"/Library/PreferencePanes/"か
"~/Library/PreferencePanes/"
に本体を入れるだけで良い。ログアウトしなくてもすぐに認識するはずだ。
これでパンサーの問題点、つまりいちいちSafariMailを開かないとデフォルトのブラウザやメーラを変更できないという問題が解消されるだけではない。

このペインを使えば昨年問題になったOSXのヘルプURIハンドラに関連する深刻な脆弱性の問題を解消する操作が容易になるかもしれない。
これに関してはセキュリティアップデータも出たし、パンサーは対応したという話だが、実際にはその対応の仕方は関連づけアプリを初めて起動する時に『本当にこのアプリを起動しても良いのか?』というアラートを表示するという程度に留まっている。

心当たりがないアプリを呼び出そうとしている時には拒絶すれば良いのだが、なんせアラートというものを一切読まずに機械的にOKボタンをクリックするユーザがあまりにも多いので、この対策はちょっとザルではないかなという気がしていた。

ファイルタイプやプロトコルヘルパーなどの設定をいちいちやっていくのは面倒なのでこのペインで集中管理できれば、対策になるのではないかと思った。

そう思って早速Helpとヘルプの関連付けを切ろうとしたら動かなかった。
なかなか難しいなぁ。





RCDefaultAppはインストールすればすぐにペインに現れる
ログアウトも必要ない




ここでデフォルトのブラウザなどを集約的に変更できる
パンサーでは無くなってしまった機能なので必要だろう




だけではない
プロトコルヘルパーなどURL関連付けも集中してコントロールできるので
セキュリティのためにもこれを入れておく方が良いと思う


2005 年 3 月 24 日





NeoOfficeJ
(Freeware)

これはマイクロソフトのOfficeスイート互換のOpenOfficeのMacOSX対応版ということだ。

当然OfficeWordExcelPowerPointを読み込んでエディットもできるということを謳っている。

OpenOfficeはWindows版だけでなくLinux版やUNIX版が存在しており、OSXでもX-Windowの環境をインストールしていればこのUNIX版が使えるわけだが、MacOSX版に関しては『死にかけのAPIに対応するほどマンパワーが潤沢にあるわけではない』という理由で切り捨てられてきた。

所詮はその程度の開発コミュニティなので、このOpenOfficeに過大な期待をすること自体が間違っていると思うのだが、開いてみた印象は『やっぱりその程度』という程度である。

いきなりインストーラを開いてインストールさせるのも神経を逆撫でされるが、起動はMSOfficeよりも遅く、動作も重く、しかもレイアウト崩れは当然あって、これを使いこなすのは苦労しそうだ。

MSOfficeを持っていなくて、4万数千円をMSに払うのなんか金輪際嫌だという人には薦められる。
しかしMSOfficeを持っている私には、これに乗り換えるメリットを探し出すことができない。


そうだ!
メリットがあるとしたら、Windows版のMSOfficeにすっかり慣れきっているWindowsユーザが最近Macにスイッチしてきたが、Mac版のMSOfficeの操作パネルがWindows版と違い過ぎて使いにくいという場合は、メリットがあるかもしれない。
Mac版のMSOfficeよりも操作パネルのレイアウトははるかにWindows版MSOfficeに近いからだ。





NeoOfficeJのフェイスはWindowsそのものだ
ファイル呼び出しのスキンもこの調子で、Windowsアプリから移植された様子がうかがえる




これはPowerPointを開いたところでなかなかちゃんと表示している
ThinkFreeOfficeなんていう製品版アプリよりもよほどちゃんとしている
しかしMSOfficeから乗り換えたいというほどのインパクトはない


2005 年 3 月 27 日




泥沼状態は終わったが....

先日来、iMac、iPod、iBookが一斉にトラブったという顛末をかなりスペースを割いて書いてきたが、結局落ち着くところに落ち着いてきたのでここで総括する。(というような大層な話でもないのだが)

まずことの発端(?)になったiMacだが、結局フライバックトランスの交換は諦めてMac miniを買ってしまったという話はここに書いた。
Mac miniはゴツめの外付け光学ドライブ程度の大きさで、しかもメモリ256M、1.25GHzという一番低いタイプながら、OS10.3もきびきび動き、勿論フリーズ、クラッシュなんか一度もないし、無線LANを通じてギガ単位のファイルを複数コピーするなんていう作業でも考え込むことも無くカーネルパニックも起こさないでスムーズに動いている。
それでいて値段はe-MachinesあたりのWindowsジャンクパソコンとそんなに変わらない。
これは本当に良い買い物をしたと思っているし、『やっぱり新しいハード、OSはそれなりに魅力があるよね』と思った。

それは良かったのだがiMacは結局見捨てられたような格好になってしまった。
フライバックトランスを交換すればまだ使えると思うと勿体ないのだが、いつも家の前を通る『壊れたパソコン、ラジカセがありましたらお声をかけて下さい』という廃品回収に声をかけてしまった。

ところが引き取り値は0円で「箱もシステムディスクもそっちで処分してくれ」ときた。
どうせキーボード、マウス無し、ハードディスク無しトランス故障というコンディションだから、値が付いたとしても1000円とか2000円とかのレベルだろうと思ってはいたのだが、それにしても「システムディスクも要らない」というのは恐れ入った。

全く粗大ゴミとしか見られていないということだ。

それでも秋葉原に売りにいってもどうせそういう値段しか付かないだろうし、ガソリン代も出るかどうかというレベルだし、ヤフオクにでも出せばもっとらしい値段が付いたかもしれないが送料など手間とお金を賭けたくなかったということで、このアパッチ族のようなくず屋さんに回収してもらうことにした。

長年愛用したiMac DVSEだけに、当時のiMacの中では一応ちょっとハイスペックモデルだったし、いろいろ手を加えてきたのでちょっと心は傷んだが、こういうところが私は真性のマカではないところなのだろう。
壊れたMacはさっさと退散してほしかったのだ。(家も狭いし、ヨメさんの眼も厳しいし)

ということでiMacは直りませんでした。

iPodはそのMac miniに接続して再度初期化、ソフトウエアインストール、OSXインストールにトライしてみたが、そこから起動できず外付けディスクとして使えないという症状は固定的に出ることを確認した。
「FireWireの相性ではないか」という情報もBBSでいただいていて、私もそうであってほしいと思っていたのだが、残念ながらこの個体の不具合であることを確認したので多分修理に出すと思う。

iBookの方はクリアインストールの後は実に快調に動いている。
前述の通りSwapfileがどんどん増えるという問題もどういうわけか解決してしまったし、快調に使えるので延命の見通しが出てきたというか、パンサーをインストールするという計画もしばらく見合わせて、このままジャガーで運用することにした。

iBookをそもそも世代交代させたいという思いで、今回一連の新器材導入に繋がったわけだがiBookはまだきびきび動いているので、やっぱりぶっ壊れるまで使い倒すかもしれない。

AirMac Expressも設定こそ戸惑ったが、その後は全く問題なくちゃんと動いているし一応これで今回の泥沼状態は収束の方向に向かっている。
iMacには心傷んだが、これで普通の日常生活が戻ってきそうだ。



2005 年 3 月 29 日




Portable8ScreenSaver(Freeware)
OS10.2Jaguar対応

システム6時代の画面を再現してくれるスクリーンセーバ。

システム6時代は勿論カラーモニタではなく白黒の世界だった。
しかしこの頃からMacのGUIはかなり完成されていたということも言える。
今の最新のGUIと根本的には考え方が変わっていないからだ。
この当時の先進的なGUIを是非スクリーンセーバで楽しんでほしい。

ところでこのスクリーンセーバはシステム6などのオールドMacのエミュレータを探していてたまたま見つけたものだ。
ここでもApple llのエミュレータを紹介したことがあるが結構こういうものってあるものだ。
皆オールドMacが好きで、できればOSXのような最新のGUIの上でこういうクラシックなシステムを動かしてみたいと考える人は結構多いのかもしれない。
昔のシステムには機能はなかったが夢があったということだろうか。





Portable8ScreenSaverのインストール画面
インストールからしていきなりこんなフェイスで来る




スクリーンセーバに入ると、古めかしい起動音とともに「welcome」の表示が現れる
これが無くなった時もユーザはずいぶん文句を言ったものだ




これはNetscapeを起動したところ
PPPのウインドウが懐かしい
といってもつい最近まではこんなだったような気がするが





Jacket
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応 OS10.3Panther対応

このiTunesのビジュアルプラグインは、MP3のID3レイヤーに記録されたジャケットデザインを表示するスグレ物のビジュアル。

ここではたびたび紹介しているが、OS10.2では解決された表示が完了してもCPUがフルアップしたまま開放されないというバグが、OS10.3で再び出てきていた。
iTunesを停止しても開放されないで、CPUは一杯一杯のまま、何か他のアプリを起動するとハングアップしたように動作が遅くなってしまう。

作者さんのサイトを見るとちゃんとこの問題を解決したOS10.3用のバージョンがアップされていたので、インストールしたところあっさりとこの問題は解決した。

OSXはまだいろんな部分のAPIが固定されておらず、バージョン間の互換性に大きな問題を起こしている。
この作者さんはいち早く対処しているが、アプリによっては対応が進んでいないもの、対応する気がない物、いろいろなのでこれからはジャガー対応、パンサー対応をアプリ紹介に掲げるかどうか今考え込んでいるところだ。

そうなるとひとつのアプリをふたつの環境でテストしないといけないので手間が倍になる。 厄介な問題だが、そういう情報はきっと必要なんだろうなぁ。
困ったもんだ。





JacketはパンサーではCPUを目一杯占拠して開放しないというバグが出ていたが
パンサー対応バージョンに入れ替えたところあっさり解決した


2005 年 3 月 30 日




こちらからまた新しいアイコンを手に入れた。 ここは相変わらずクオリティの高いアイコンが大量にアップされている。



このアイコンにピンときたらダウンロード
ただし抹殺されても補償はしません




美しいフレームの木目のレスポールだ




こういうアーティスティックなアイコンもアップされている




パンサーユーザは是非どうぞ


2005 年 3 月 31 日





WinSwitch
(Freeware)
OS10.3Panther対応

パンサーに標準装備されたファーストユーザスイッチはなかなかトリッキーなギミックだと思うが、複数のユーザアカウントを管理するシステム管理者に取っては有り難いギミックかもしれない。

複数のユーザに渡って設定を変更する時にひとつずつ各ユーザの環境を確認しながらやらなくてはいけない時があるが、そういう時にいちいちログアウトして他のユーザに移っていたらしんどくなることもある。
そういう時にはこのファーストユーザスイッチは有り難い機能かもしれない。

ただ、このスイッチの表示が長い名前の表示というのがいただけない。

そこでこのWinSwitchは切り替えのメニュー表示をアイコンにしたり短い名前に変更したりできる。
アイコンというのは良いじゃないだろうか。
ここに名前を表示されるとメニューバーのスペースを食われるし、何よりもスマートじゃない気がしていた。
こういう見た目も大事なのだ






WinSwitchはファーストユーザスイッチの表示をアイコンにかえる
メニューバーを節約できるし、見た目もスマートだ





メニューバーアイコンをプルダウンするとファーストユーザスイッチの切り替え画面が出てくる
好きな写真を貼付けてアイコンとして使うこともできる







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