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2011 年 4 月 16 日




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Mac買ったらこれだけはやっておけ!(追記3)〜個人情報は暗号化して保存せよ

10)中級編〜個人情報は暗号化して保存せよ

先日「Mac買ったらこれだけはやっておけ!〜Macのセキュリティ、アンチウイルス、8つの設定」という記事を書いたところいろいろ反響をいただいた。
そのなかでログインパスワードを設定して、個人情報を守れという話を書いたところ
「File VaultとOpenFirmware Passwordが必要なのでは?」
というコメントがあった。
実は前にもこういうテーマを取り上げた時に同じ話題になった。

まずOpenFirmware Passwordについてはこちらでも取り上げた。
OSXのrootパスワードはシステムディスクがなくてもリセットできる2〜じゃオープンファームウエアパスワードなら安全なのか!?〜セキュリティのシチュエーションを整理してみた

ログインパスワードは実はリセットできてしまう。
ここにも取り上げた通り、システムインストールディスクが手許になくてもリセットできてしまう。
しかもその手順は再起動して、シングルユーザモードで簡単なコマンドを打ち込むというものでさほど難しくもない。

そういうことができてしまうと、ログインパスワードではやはり個人情報は守れないのではないか、 それならば昔からのMacユーザには知られているオープンファームウエアパスワードが、実は今のMacでもまだ有効なので、こちらの方がいいのではないかという疑念は当然出てくる。

しかしこれはリンク先にも書いたが、結論からいうとオープンファームウエアパスワード(正確には今はFirmware Passwordというらしいが)は、これもログインパスワードとさほど変わらない強度しかない。
そのリセット方法は困難でもない。
テストしたところ、シングルユーザモードもディスクターゲットモードも無効になってしまうので、メリットよりもむしろデメリットの方が大きいと判断した。

ログインパスワードを有効にすることは勿論無意味とは思わないが、ログインパスワードやFirmware Passwordで個人情報を完全に守るということは不可能だと考えた方がいい。


ならば、実際の盗難や紛失といった事故の時にどうやって個人情報を守るか?
ここでFile Vaultということになる。

ところがこの機能は登場当初「Macにログインできなくなってしまった」というトラブルを頻繁に起こしていた。
最近はかなり信頼性が向上してきているのだという。
それでも私個人的な思いでいえば
「ユーザ領域を全域暗号化してしまうのはあまりにも危険」
と感じてしまう。
ここは主観なので、File Vaultが使えると思われる方は使っていけばいい。
私はそういうものにユーザ領域を預けてしまうのは抵抗を感じる。

それで個人的はこういうものを使っている。

各種ユーザID、パスワード、カード番号などの重要情報は
MacJournal
を使って暗号化。

個人ファイル、仕事上の機密事項を含んでいるファイルなどは
Exces
を使って暗号化。





MacJournalはメモノートアプリなのだが強力な暗号化機能がついている
ID、パスワード、カード番号などの重要な個人情報を
テキストファイルにメモって剥き出しで保存するのはいかにも危険だ
こういうメモアプリに記録してグループごと暗号化してしまう
ログインパスワードと違うパスワードを使えば安全性はさらに増す




Excesはフォルダごとディスクイメージ化するアプリ
これも強力な暗号化機能がついているので大量のファイルをフォルダごと開けなくできる
開いてディスクイメージの中を見るにはパスワードが必要だ




このようにして個人のファイルを必要な時だけ開く
システム全域暗号化するよりも安全だしOSバージョンアップして
開かなくなってしまったならTime MachineでOSを戻して
開いてバックアップを取ることも可能なので実はFile Vaultよりも安全性も高い

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Mac買ったらこれだけはやっておけ!(追記2)〜拡張子を表示せよ

9)中級編〜マルウエア対策で拡張子を表示せよ

先日「Mac買ったらこれだけはやっておけ!〜Macのセキュリティ、アンチウイルス、8つの設定」という話題を取り上げたが、一つ忘れていたので追記するので「9つの設定」になる。
今後も何か思い出したら随時増える。
最終的なまとめはTipsのページに置くつもり。

それで拡張子を表示する設定をする方法から解説。

これはシンプルにFinder「環境設定」から「詳細」に入る。





拡張子を表示する設定はFinderの設定から




「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れる




これでファイル、アプリなどの拡張子が表示される


「拡張子」が何かかわからないという方もいるかもしれない。なぜこの表示がセキュリティ上必要なのかも説明する。

拡張子というのはファイル名の後にドットを介して3文字〜数文字で表示される記号のこのドット以下の部分のことをいう。
例えば、
Macオンラインウエアのテスト記録.txt
というファイル名があると、このファイルは「Macオンラインウエアのテスト記録」というタイトルのテキストファイルであることがわかる。
Macの場合.txtの拡張子ならデフォルトでテキストエディタで開くのではないかということまでわかる。

かつては旧OSの時代、Macは拡張子とは違うデータフォーク(ファイルの本体)とは別の付属品でファイルの種類を認識していた。
しかしUNIXベースのOSXになってからMacでもUNIXの標準に従ってファイルの種別は拡張子を見るということになった。
しばらくはクリエーター識別と拡張子が同居していたが、段々拡張子に絞り込みつつあるようだ。

ところでこの拡張子によるファイル識別はWindowsも同じで、Windowsはクリエーター識別は拡張子しかなかった。
かつては拡張子が剥き出しだったWindowsは、見えない付属品で識別しているスマートっぽく見えるMacと見た目を同じにするために拡張子を隠すのが標準になってしまった。
その結果何が起きたかというと、ファイルの種類を詐称した偽ファイルのウイルス、トロイの木馬が流行する羽目になってしまった。

UNIXベースになったMacでも何をトチ狂ったのか、このWindowsのスタイルに準じてデフォルトで拡張子を隠すようになってしまった。

以下のようなケースがあるのでMacでもWindowsでも拡張子は表示しておくのをスタンダードにしておきたい。





ここにどこかからダウンロードしてきた「01 Highway Star」というmp3とおぼしきファイルがある




ところがこれをクリックすると時計が起動した




からくりはこういうことだ
これは「拡張子を表示する」設定にしてみると
「.app」つまりアプリケーションだということがわかる
ところがそれらしいファイル名にしてmp3のアイコンを貼付けるとmp3に見えてしまう
このようにして偽装して実行ファイルをユーザにクリックさせるということが可能になる
だからクリックする前に常に拡張子を確認する習慣をつけるべきなのだ


これで拡張子の表示と、常にクリックする前に拡張子を確認する習慣が重要だということがおわかりいただけただろうか。

このファイル種別の偽装はWindows世界ではほぼ日常的にウイルスなどのマルウエアで常用されている手口だ。
Macにはウイルスは無いから関係無いなんていっていないで、そういう手口から学んでMacでも是非気をつけてもらいたい。
この設定のことを思い出したので追記しておく。



2011 年 4 月 15 日




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Mac買ったらこれだけはやっておけ!(追記)〜Terminalが勝手に起動しない設定を日本語化した(追記あり)

先日取り上げた、
『Macのセキュリティ、アンチウイルス、8つの設定』
の話題で最後に取り上げたTerminalが勝手に起動されないために起動するか確認をする設定を日本語化した。

これを設定する方法はこちらの記事を参照願いたい。
Terminalを自動起動して悪意あるコードを実行されるリスクを回避するコード
基本的にはbashrcに以下の文字列をコピペするだけだ。

	
		
# keep my playground secure
echo "############################################################";
echo "##                                                        ##";
echo "## ターミナルが起動した理由に心当たりがないのなら以下の   ##";
echo "## 質問に'n'をタイプしてください。'y'をタイプすれば通常   ##";
echo "## 通りターミナルを使えます...                          ##";
echo "##                                                        ##";
echo "############################################################";
echo "ターミナルを起動しますか? (y/n)";
read -r -t 15 -e OpenTerminal
if [ "$OpenTerminal" == "" ] || [ "$OpenTerminal" == "n" ]; then
  exit 1;
fi;
if [ "$OpenTerminal" != "y" ]; then
  LastCommand="$OpenTerminal";
  echo "Open Terminal.app now (y/n)";
  read -r -t 15 -e OpenTerminal
  if [ "$OpenTerminal" == "y" ];then
    echo "This was the command that started Terminal.app:";
    echo $LastCommand;
    else
    exit 1;
  fi;
fi;
		
	




上のコードをbashrcにコピペしてTerminalを起動すると
このように起動確認の質問が日本語になる
なんとなく回りくどい言い回しがUNIX的ではないですか?




MainMenu等を使って不可視ファイルを表示する
そして"/private/etc/bashrc"にあるbashrc
テキストエディタで開き上記の文字列をコピペする


<追記>
このコードはTerminalでは正常に表示できるが、シングルユーザモードでログインすると、文字化けする。
bashは日本語を表示できるが、シングルユーザモードのシェルは日本語が表示できないからだ。
シングルユーザモードでも表示が止まったところで「y」キーを叩けば正常に使えるが、気持ち悪いと感じられる方はやはり英語で使い続けられることをお勧めする。

月に一度のメンテナンスの時くらいしかSUMは使わないから良いんだという気にしない方のみにお勧めできる設定だ。



2011 年 4 月 10 日




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Mac買ったらこれだけはやっておけ!〜Macのセキュリティ、アンチウイルス、8つの設定

これもWindowsからMacに乗り換えた時のシリーズかな。

最近やっぱり
「長年Windowsを使ってきましたが、Macのかっこよさが気になり、iPhoneとの相性もいいと聞いていますのでMacを使ってみたいと思っています」
という人が増えている。
そしてそういう人の質問はこう続く。
「アップルストアで聞いたら、Macにはウイルスが全くないのでウイルスソフトは必要ないといわれました。
Windowsを使ってきた感覚だとすごく違和感があるのですが、セキュリティのためにファイアウォールとかウイルス対策ソフトとか必要ないのでしょうか?」

これも過去に何回も書いてきたことなのだが、

「Macにはウイルスが無いからウイルス対策ソフトは必要ない」なんてデタラメを垂れ流すな

とまた強調しておきたい。


確かに現状Macにアクティブに感染するウイルスは見当たらないが、Macだって孤立しているわけではなくWindowsともファイルやメールのやり取りをするわけだし、Windowsのウイルスをノーチェックで渡していると立派な感染の媒介になってしまうのだ。

それにこれまで安全だったから、これからも未来永劫安全だと考えているようじゃ、福島の原発を批判する資格は無い。
Windowsの世界で流行したウイルスの傾向を見て、そこからどうMacを運用すればより安全になるかを学んでこそ、よりセキュアなシステムの運用といえるのだ。

さらにセキュリティリスクはウイルスだけではない。
そういう様々な状況への備えを考えると、残念ながらMacにだって脆弱性の原因になりかねない欠点がないわけではない。

そこでウイルス対策ソフトのことも含めて、Macを購入したら最初にやっておくべきセキュリティ向上の設定ということで、私が必ずやっていることを紹介する。


1)初級編〜自動ログインしないようにする





まずはいじるならここからが基本
システム環境設定はドックからアクセスできる
あるいは本体はアプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダの中にある




まずは「セキュリティ」に入る




これはモバイル必須、デスクトップ機でもやっておくべき設定
自動ログインを禁止することで紛失、盗難に遭った時に個人情報が漏洩することを防げる
実はパスワードはリセットできるというのは先日も取り上げたがそれでもこれは意味がある
世の中の98%の人はパスワードリセットができるスキルなんか持っていない


2)アカウントログインの設定





先の「セキュリティ」で自動ログインを禁止したのは複数アカウントにも対応するため
ここでは「入力メニューを表示」にもチェックを入れる
ログイン画面で英数文字が入力できなくなった時にこれで救われるケースがある


3)ファイアウォールの設定





市販のソフトをインストールする手もあるがOSXのシステムの
ファイアウォールもそれなりの機能を持っている




全ての接続をブロックすれば安全性は高いがいろいろ
ネットアプリを使いたい人は不便かもしれない
「署名されたソフト受信接続を自動的に許可」にチェックを入れて
その都度許可を出していくのが実用性が高いと思う


4)不要な共有などを閉じる





これも「直ちに危険性がおよぶ」わけではないがファイル共有、プリンタ共有など
必要としないものはできるだけ閉じておいた方がいい
特にリモートなどはパスワードの強度も含めて意識して運用した方がいい


5)Safariの問題ある設定を修正





Safariには7年ほど前に脆弱性が指摘された問題がある
この「安全なファイルを開く」設定のチェックがデフォルトで入っている
これでURIの脆弱性を攻撃するスクリプトを自動ダウンロードさせられるとアウトだ
URI脆弱性は解決したということかもしれないがやはりこの設定は外した方がいい
百害あって一利なし、ダウンロードしたファイルが
自動で開いて便利だと思ったことなんか一度も無いからだ




またフォームにパスワード、アカウント名を自動入力するこの設定は
パスワードを抜かれるスクリプトの餌食になるので外しておいた方がいい
あちこちのアカウントに自動ログインできて便利だがリスクはある




パスワードの自動入力を有効にしておきたいなら「詳細」でそのリストを管理する
銀行などダメージが大きいところは外した方がいい




またクッキーについてはデフォルトでそうなっているが
何でもかんでも吸い込まない設定にするのがいい


6)ウイルス対策ソフトを入れる





ウイルス対策ソフトについては散々これまでも書いてきたが
個人がMacを使うならフリーウエアのClamXavで充分だと思う
付属のClamXav Sentryが指定したディレクトリのウイルスを監視する




指定した領域の全域スキャンもできる
以前会社のネットワークと繋いでいた時にはNorton Anti Virusとふたつ起動していたが
個人使用ならこのClamXavだけで充分だ
「お薦めのウイルス対策ソフトは?」とたまに聞かれるが
アンチウイルスにあまり過大な期待を持たない方がいい
ならば実績もあるフリーウエアで充分だ


7)中・上級編〜ネットワークを監視する





ここからはできればやったらいいというセキュリティ
LittleSnitchをインストールしてネットワークを監視する
ファイアウォールは外から入ってくる接続しか監視できない
これで中から外に接続する不審な通信もあぶり出せる




見かけは取っ付きにくそうだがこのソフトは意外に分かりやすい
新規の接続を見つけると許可していいか聞いてくる
今回のみ許可するか今後ずっと許可するか許可しないかを選んでやる




また今通信を使っているアプリをリスト表示して
どのアプリが通信しているかもリアルタイムに監視できる
こういうものがあればスパイウエアなどを見つけることができる
見たこともないものが接続を求めてきたら疑ってかかればいい


8)Terminalを悪用するコードを実行させない





これは心得がある人にだけお薦めの設定
コマンドをTerminalで自動実行させないための設定法はここに書いた
さきのSafariのダウンロードしたファイルを開く機能と組み合わせて
悪意あるコマンドを実行されるリスクが相変わらずゼロではないと思う
保険のようなものだがやっておけば安心だ

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KH IconViewer2003
(Freeware)
WindowsXP~7対応

Windowsでアプリ本体からアイコンファイル.icoを取り出すアプリ。

弊サイトはスタート以来、オンラインウエアの紹介記事はアプリのアイコンもリンクイメージにするという方針で構成してきた。
アプリの紹介記事はやはりアプリのシンボルであるアイコンを掲げているべきだし、そのアイコンをクリックしたら作者サイトに飛べるというふうにリンクを張っていこうと、かなりはじめの頃からそう思っていてずっとそうしている。

それでアプリのアイコンファイルを取り出す方法は、Macではプレビューを使ったりパッケージの中身を表示したりで方法は確立しているが、Windowsをどうするかと思っていた。

最近WindowsもMacのような滑らかなアイコンを使うようになってきているし、Vista、7では256ドットのアイコンをどうするか悩んでいた。
今まで使っていたIconStarsは32ドットまでのアイコンしか扱えないからだ。
それで探したのがこれ。

何故か終了時に不正終了の表示を出すが、ちゃんと動作する。





インストールはインストーラの示す手順通りに進めればいい




アイコンを取り出す方法は左のエクスプローラーバーでアプリ本体を指定する
あるいはアプリ本体をこのウインドウにドロップする
ショートカットのアイコンイメージは取り出すことはできない




下のペインのアイコンイメージが表示されたら書き出したいものを
選択して「編集」から「選択したアイコンを保存」




ダイアログで保存先を聞いてくるので指定して「保存」




終了するとなぜか不正終了の表示が出る
なんとなくWindows7とのマッチングがいまいちなのかもしれないが機能的には動いている




256ドットのアイコンがうまく取り出せるかが問題だったがこの通り




取り出した.icoファイルをMacでプレビューするとこんな感じ
満足のいく結果だ

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動かないと思われていたXPモードにチャレンジ〜VMWare Fusion上のWindows7の上でXPモードは実は動く・・・すごくトロいが・・・

以前こちらで、VMWare Fusion3を導入してWindows7をインストール、その仮想マシンの上でWindowsXPモードは動かないという話題を取り上げた。
それはマイクロソフトが配布する動作チェックアプリが「動かない」と表示していたからであり、また日本の販売代理店のアクトツーのサポートページにも
VMWare Fusionで起動したWindows7ではXPモードは利用できません」
と明確に書いてあったからだ。
VMware Fusion3(Products)Macの上でWindowsXP~7、LinuxなどのintelPCのOSを動かす仮想化ソフト

しかし「ダメ」と書いてあってもやはり試してみないといかんなぁと思ったのは、ツイッターで
VMWare Fusion上でもWindows7のXPモードが動く」
という情報を見かけたからだ。

早速試してみた。





MSのダウンロードページの指示に従ってインストーラをダウンロードして起動したところ
合計700MB近いダウンロードになるので覚悟を決めて始めること




インストールが完了するとマイクロソフトの警告とは裏腹にXPモードはあっさり起動した
そしていきなり「このコンピュータは重大な危険にさらされている」
と警告し始めたのも健常なWindowsXPと同じだ
これは要するにOSXがリリースされた当時に同梱されていたクラシック環境にそっくりだ




その「クラシック環境」の起動の仕方も独特だ
「すべてのプログラム」のVirtualPCの中のWindowsXP Modeを起動する




終了の仕方はさらにユニーク
XPモードのスタートメニューには「シャットダウン」がない




ウインドウモードで表示している時にはウインドウの上の「Ctl+Alt+Del」をクリックする
終了メニューが上にあるなんてMacみたいと思いません?




こちらはフルスクリーン表示の場合
最近のVirtualPCの仕様でフルスクリーン表示でも上にメニューが常時表示される
「閉じる」ボタンでサスペンド、「Ctl+Alt+Del」で終了・再起動ということになる
セキュリティ上危険ということなので早速AVGをインストール




いずれかの「Ctl+Alt+Del」コマンドで終了オプションが表示される
この終了オプションも独特




ということなのだが動きが非常に重い
AVGをインストールしてパターンファイルを
アップデートするだけで小一時間かかってしまった




VirtualPCの設定で仮想メモリの設定を変更できそうな項目はあるが
メモリを増やしても次回起動時に設定は元に戻ってしまう
昔PowerPCのMacでVirtualPCを入れてWindowsを起動していた時のことを思い出した




このXPモードを起動して以来タスクマネージャで見ると
ずっとメモリもCPUも跳ね上がりっぱなし
ホストのMacの方はCPUはほとんど200%近くフルアップしたままになっている
冷却ファンも回りっぱなしで電力需給逼迫の昨今よろしくない状況だ




最初にWGAなどのMSの悪評高いアップデートをインストールすると
2回目のWindowsUpdateで律儀に68ものアップデートを検知してくれた
しかもこのアップデート途中でフリーズしてしまい
もう2回失敗して3回目のインストール中<イマココ


ということで全体の印象をいえば、この動作の重さは昔PowerPCの時代のMacにVirtualPCをインストールして、その上でWindowsXPを動かしていた頃を思い出した。
確かに動く。
しかし動くとは書いたが「使える」とは書けない。
辛うじて動いているという状態で、とてもスムーズとはいえない。

しかしこれはMacの上でVMwareという仮想環境を構築してその上にWindows7を起動し、さらにその上にVirtualPCという仮想環境を構築してWindowsXPを起動するというマトリョーシカのような構造になっている。
マイクロソフトに「動かない」といわれてさもありなんと納得していたので、むしろ動くことに驚きを感じる。


そういえばVirtualPCなんてかつてはMacユーザの方がなじみが深いソフトだった。
このソフトは出自が面白い。
Appleで68Kネーティブだった「MacOS」を新規開発したPowerPCというCPUに短期間で載せるという離れ業を演じた天才技術者がその後独立、VirtualPCという製品版アプリを開発販売し始めた。

PowerPC/Macの上でWindows98やXPを起動できるというアプリで、MacユーザがWindows機の実機を購入しないでWindowsを使えるほぼ唯一の手段だった。
(エミュレータソフトは他にもあったが、非常にバージョンが古いソフトしか動かなかったり、入手困難なブートローダーが必要だったりで、何もなしに最新バージョンが使えるのはこれのみだった)

そしてほぼ唯一の手段ながら、このVirtualPCも快適な環境というわけではなく「動いている」というだけの環境だった。

その後Macはintelに移行して、VirtualPCのようなエミュレータを使わなくてもBootCampでネーティブにWindowsが動くようになってしまった。
さらにEFIを利用した仮想環境というVirtualPCとはまた違った仮想化マシンの考え方を導入したVMWare FusionParallelsVirtual Boxのようなソフトが次々台頭してきて、Macの上でWindowsを起動して使うことは非常に容易になってしまった。
なおかつこれらの仮想環境のWindowsは、低スペックのWindowsネーティブマシンなら勝てるくらいに非常に快適に動き始めた。

そのころVirtualPCはマイクロソフトに買収されたりして、過去にMSに買収された会社はまるで立ち枯れのように結局消えてしまうのが通例だったから、いつの間にか「VirtualPC」というソフトのことはMacユーザにとってはすっかり忘却の彼方になってしまった。


今回のXPモードは、Windowsの上でWindowsを動かす仮想マシンで、買収前からVirtualPCWindows版もあったから、そのことは前の通りかも。 ただし構造も今風の仮想化ソフトになっているのかもしれない。

このソフトの名誉のためにいえば、おそらくネーティブなWindows7の上ならきっとスムーズに動くのだろうと思う。
私のところではWindows7は最初から仮想マシンとしてインストールしているので、検証できないが当方動いているということにむしろ感心している。

それよりも、これを事前同梱ではないとはいえ無料配布しているマイクロソフトの考え方に感じるものがあった。
このXPモードの印象は、何度も書くがOSXがスタートした頃のクラシック環境にそっくりだ。
実際Windows7いくつかのアプリが動かなくなっている。
.Netなんかを使うソフトが危ないのかと思うが、そういう7で動かないアプリを担保するという意味ではOSXのクラシックにそっくりだ。

かつてMacとWindowsを比較して、
「WindowsはOSのバージョンが上がってもアプリが使えるが、Macは切り捨てだ。だからWindowsの方が優れている」
なんていう議論も結構見かけた。
しかし、OSバージョン間の互換性を残すことはOSの開発にとって大きな足かせになった筈だ。
さすがにDOSのソフトは動かないにしても、95時代のソフトが動くなんていうのは、逆にいうとこの15年間WindowsのAPIは進歩していないともいえるのだ。
進歩していないからミドルウエアの開発には有利だともいえるが、XPをVistaや7に買い替えるメリットをユーザに感じさせることができないというデメリットも負ってしまった。

Windows7はかつてのMacが通った道をWindowsも通るぞということを宣言したOSなのかもしれない。
古いAPIは捨てる。
動かなくなったソフトはクラシック環境でしばらく動作は保証する。

しかしMacだってクラシック環境を捨てるのに随分時間がかかったし、ユーザの反発も強かった。
intel換装というビッグイベントがあったから、ユーザが納得した面があると思うがマイクロソフトはどうやってユーザに納得させるつもりだろうか。
Windowsの未来はなかなか険しいなと、ふと感じてしまった。
以上、XPモードの動作とはあまり関係ない話。



2011 年 4 月 9 日




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VMWare Fusion上のWindowsからBootCamp上のWindowsにVNCでつないでみた

以前ここでVNC等を使ってMacやWindows、Linuxなどをリモートでつないで遠隔操作する方法をいろいろ取り上げた。
知れば便利なオンラインリモート操作法いろいろ6〜Apple Remote DesktopやらVNCやらを使ってMacやWindows、Linuxを仮想KVM風に一元管理する

ここでいろいろなアプリやシステムの機能を使っていろいろなOS間でデスクトップのリモートをとる手順を紹介したが、RealVNCを使って、WindowsのリモートをWindowsで取るという組み合わせだけは試していなかった。

理由は複数のWindows環境がウチになかったからだが、先日も書いたように自宅の家族共用にしているMac miniにVMWare FusionでWindowsXPをインストールしたので、これをMacBook ProのBootCampでインストールしたWindowsXPをVMWare Fusionから起動してリモートを取る実験をした。

すごくややこしいのだが、ポイントは
1)双方ともVMWare Fusionの仮想環境で起動したWindowsであること
2)そのうち片方はBootCampでインストールしたWindowsであること
3)この環境でネットワーク越し、VMWare Fusionのブリッジ越しに接続

というところで、それでもちゃんとVNCはリモートを取れた。

こういうネットワークやプラットフォームの柔軟性には感激するものがある。
最近の仮想化技術はすごい。
これもちょくちょく書くことだが、最近のサーバー技術者が何でもかんでも仮想化したがる理由がよくわかる。





これはMacBook ProのBootCampにインストールしたWindowsXPでRealVNCを起動して
無線LAN越し・VMWareのブリッジ越しにMac miniの
VMWare Fusion上で起動したWindowsXPのリモートを取った図
ややこしい話で申し訳ない&Macにカンケーないというご批判もあろうが
使っているのは全てMacということで許してください
肝心の使い心地だがネーティブなみのスムーズさで充分実用に堪える




RealVNCは一つでサーバもクライアントも同梱されているのでビュアを別に用意する必要はない
インストールするとサーバはもうスタートアップ項目に入って次回ログインから自動起動している
ビュアもこのクライアントの項目を起動すればいい




その設定は簡単だ
サーバの設定はここらにチェックを入れればクライアントを起動して
IPアドレスを入れるだけで接続する
あとは設定したパスワードを入力すればいい

anchor

Pochitter201
(Freeware)
WindowsXP~7対応

Twitterのフォロー、フォロワーの関係を表示してくれるWindowsアプリ。

以前ここでそういうフォロー、フォロワーの関係を表示してくれるwebサービスを紹介した。
Twitterのフォロー、フォローられの関係は一覧で表示してくれるwebサービス

ところがこのサイト、その後非常に人気が出てしまいアクセスが殺到。
サービスも非常に重くなってしまったのでサーバを強化することにしたらしい。
そのために一回1ドルの有料サービスになってしまった。
と思ったら有料表示が外れている。
ひょっとして不評を買ったのか?
それはともかく本来私はオンラインサービスではなくアプリでそれを実現できないか探していたのを思い出した。

それで見つけたのがこのアプリ。
Pochitterはほぼ私の希望通りの内容なのだが、残念ながらWindowsのみの対応でMac版はない。
Macでもこういうことができないか引き続き探してみるが、当面はこういうものを使うことにする。

このアプリでできることは、ツイッターの自分のアカウントのフォロー、フォロワー全数を
相互フォロー、こちらからの一方的フォロー、相手からの一方的フォロー
に分類してくれる。

相変わらず「ハウトゥーTwitterでビジネス」とか書いて
「フォロワーを増やすために無作為にフォローをかけて、しばらくしたらフォローを外す。
フォローを外したかどうかをリアルタイムで表示する機能がTwitterには無いため、フォロワーを増やすには有効」

なんてガセ情報を垂れ流しているゴミのようなTwitterコンサルがいて、そういう情報を真に受けているガキが意味も無くフォロー、リムーブを繰り返している。

最近は100%フォロー返しという方針は撤回したので、もうどうでもいいのだがそういうフォロー、リムーブを繰り返す鬱陶しいガキだけは排除したいなと思っていた。
そういう目的でもこのツールは使えると思う。





最初にPochitterを起動するとTwitterアカウントの認証を要求される
初めての起動なら「新規ユーザ」を選択する




Twitter公式ページのOAuth認証ページに飛ばされる
ここでアカウント、パスワードを入れて「許可する」をクリック




すると任意の数字列を表示するのでそれを下の「PIN」に入力する




すると自分のアカウントのフォロワーの分類が表示される
最初に相互フォローのリストが表示される




下にスクロールしていくと今度は先方からのみのフォローのリストが続く
さらにその下にこちらから一方的にフォローしている人のリストが続く
相互フォローの筈がいつの間にかこちらからの一方的フォローになっている人も一目瞭然だ




さらにウインドウを拡大すると最近のツイートや自己紹介なども見ることができる


2011 年 4 月 3 日




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TepcoMeter
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

東京電力の有志が作ったAPIを利用して電力の需給状況、計画停電の予定と実施状況を表示するメニューエクストラ。

これはつとにツイッターなどで話題になっていたが、計画停電の実施予定に合わせてMacを自動終了したり、AppleScriptを自動実行したりのオプションがついたので試してみることにした。

実は、家族共用のMac miniがちょっと心配で、これにTime Machine用のハードディスクもぶら下げている。
停電の時にきちんと終了させてもらわないと、Mac本体だけでなくHDDまでやられてしまう可能性がある。
そういう注意を奥さんや長男にもしているのだが、きちんと守られているのかいささか心許ない。

それで停電が実施される時に自動的に終了してくれる機能があると少しは安心だ。
残念ながら気休めかもしれないが、自分でいつも停電のときに監視できるわけではないのでこれを入れて設定した。

ところでこのアプリの元になっている計画停電情報のAPIは東京電力の社員さんが手弁当で作って運営しているものなのだそうだ。
会社公認のAPIではないので、その情報の正確性については保証できないとのこと。
ここらをキチンと理解して使用して欲しい。

ゆめゆめこの情報が実際と違っていても東京電力に直接抗議したりするようなバカなことはしないで欲しい。
そういうことが一件でもあると、今の自粛ブームに乗って東京電力がAPIの勝手公開禁止とか言い出しかねないし、そうなると結局こういうアプリを利用しているユーザが損害を被るだけで誰も得しない。
そういうこともわからないで「東京電力」と聞くと脊椎反射のように叩きたがるお子様が大勢いるので、そういう人は是非このアプリを使用しないことを強くお願いしたい。





TepcoMeterGrowlやメニューバーアイコンで電力の需給状況を表示する
この%が高いほど電力需給は逼迫し予期せぬ大規模停電の危険性が高まっているということだ
大規模停電が一度起きてしまうとどれくらいで復旧できるかは不明なのだそうだ




メニューバーアイコンをプルダウンすると消費電力、
供給電力量、計画停電の実施の有無、設定などに入れる




設定画面は自分の地域を入力して検索、25グループも検索できる
詳細住所を入れれば検索は速い




出てきた候補地を選択する
ここに25グループも表示される




下のシステム終了のチェックを入れればMacを終了できるらしい
この何日か計画停電が無いので実際に検証できていないのだが









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