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2010 年 12 月 31 日




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radikoro
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

事業化された地上波ラジオ局のIPサイマル放送「radiko」を聴くことができるあるいは録音できるクライアントアプリ。

首都圏と関西で試験放送が始まった地上波ラジオ局のインターネット放送「radiko」は画期的な成功をおさめて従来型のメディアでもネットを通じて成功できる可能性を感じさせた。
実際すっかりラジオ離れしていた視聴者が、パソコンやiPhone等の端末を使って再びラジオにハマり始めているというのは希望を感じさせる光景だった。
radikoを視聴できるクライアントアプリ(受信アプリ)はいくつも公開されている。

このradikoroもそうした受信アプリの一つで、これでラジオを聴くことができるだけでなくタイマーソフトなどと組み合わせて、特定の時間に指定した局の番組を自動再生開始するような使い方もできる。

さらに他に必要なものがあるが、ラジオ放送を録音してmp3等に書き出して保存ということも可能になる。
以前にも他のアプリと組み合わせてラジオ放送を録音する手順を紹介したことがあるが、このアプリは必要なものをインストールすればこの本体の操作だけで録音が可能になる。
そうなるとむかしの「FMエアチェック」のような楽しみ方がまた復活するかもしれない。

その必要なものはXcode(デベロッパーツール)とffmpegとrtmpdumpということになる。
これをそれぞれインストールしないといけないが、その手順は以下に解説する。
ここではMacPortsPorticusを使ってインストールする手順を取り上げる。
XcodeはAppleのサイトからダウンロードして、インストールして欲しい。
ダウンロードにはAppleの「開発者ID」を登録する必要があるが、登録自体は無料で可能だ。


録音したファイルは個人として楽しむ以外の用途には使用できないことを肝に命じておこう。
ここで録音したファイルがファイル共有ソフトなどで流通し始めると、またぞろ著作権権利者が「アプリやパソコン、iPhone等から徴収金を取る」とか言い始めるかもしれないからユーザのモラルも問われる。
(radikoの試みも最大の障害は技術的な問題点ではなく番組の隣接著作権をどうやってクリアするかというところだったと思われる。だから視聴地域を限定するような技術が確立されたのだろう。隣接著作権というのは、音楽の著作権だけでなくタレントなどの人格権などにまで及ぶ。)

この試みが成功すればネットテレビというような方向にも活路が見出せるかもしれないが、そういう「補償金問題」のようなつまらない話がこじれだすと日本のコンテンツ産業の頓死に繋がるような問題だと思う。
だから個人的な使用に留めるモラルもユーザに求められる。
そういうことも知った上で利用してもらいたい。





インターフェイスは一般的なradikoブラウザ
右側の選局ウインドウの「録音ボタン」が光っている




録音したファイルをどこに保存するか、flvのままで保存する、
かmp3に変換するかなどの設定が用意されている




ただしそのままでは録音はできない
録音にはrtmpdumpを、mp3書き出しにはffmpegをインストールするように求められる




rtmpdumpとffmpegrとはUNIXの
ソフトウエア資産であるコマンド(GUI環境のアプリのようなもの)の一つ
最近のMacにはMacPortsという便利なUNIXソフトインストールソフトが用意されている
まずこれをインストールする




さらにそのMacPortsをLinuxのリポジトリのように
コマンドを使わないでグラフィックインターフェイスだけで
使うことができるPorticusというGUIフロントエンドも用意されている
こういうもののおかげでコマンドを一行も打たないでUNIXソフトが利用できる
最初に起動すると「Repairするか?」と聞いてくるので「する」で進行する




管理者パスワードを要求されるので入力してさらに進行




さてまず検索窓にrtmpdumpと入力して検索
該当項目がでてくるので左上の「インストール」ボタンをクリック




関連項目も出てくるので必要と思われるならチェックを入れて
必要なければ何もしないで下の「インストール」ボタンをクリック




後はダウンロードとmake、buildを自動的に進行してやってくれる
このプロセスでデベロッパーツールのXcodeが必要なので
これはあらかじめインストールしておくこと




次にmp3書き出しに必要なffmpegを検索して該当項目を選択してインストールする




ffmpegも関連項目がたくさんリストアップされるが
radikoroを利用するだけだったらどれも必要ないと思う
ただしこのインストールとビルドはかなり長い時間待たされるので気長に待とう
小一時間はかかるのではないかと思われる




さて今度は右の「録音ボタン」をクリックすると
指定のディレクトリにflvファイルが生成される




録音を終了すると自動的に変換が開始されmp3に変換される
他のソフトを何も起動しないでこの作業ができるのでこれは楽だ







2010 年 12 月 29 日




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YahooBBモデムの設定変更手順

これも忘れそうなので書いとく。

ADSLをいまだに使っているので接続ポイントはADSLモデムを介している。
その下にルータ兼用でAirMac Extremeをイーサネット接続している。

そこから一部の端末は無線LANで、一部は有線イーサネットで接続している。
最初はADSLの口からiMacまで1対1だったから別に悩みもしなかったが、今では1番から11番までIPアドレスを使うようになった。

いろいろ問題が出てくる。
例えばNATの設定をどうしていたかな・・・とか。

YBBのDSLモデムの設定のいじり方を。

AirMacなどを全部外して、MacとADSLモデムを直接イーサケーブルでつなぐ。
私はSafariを使って、一応Internet Explorerが動作条件なので開発メニュー(debugメニュー)からエージェントを選択、Internet Explorer7あたりで操作してみる。
(このあたり操作的に妥当なのかどうかは不明(u_u,)゛)

URLウインドウに
http ://172.16.255.254/
と入力、ID とパスワードを求められるので、両方とも
YBBUSER
あるいは
USER
と入力すると設定メニューに入れる。





効果があるのかないのか分からないけど一応設定は
Internet Explorer5.5以上のみとのことなのでエージェントを詐称してみる




URL、ID、パスワードを入れていくと設定画面に入れる
入り口は「簡単設定」「詳細設定」と選択するようになっている
これは詳細設定画面に入ってNATの設定をいじっているところ


モデムの設定は失敗するとネットに接続できなくなるので、失敗した後でググって復旧法を探すということができない。
よく注意して、確信を持ってからいじること。
というかLAN、無線LANの設定って今でこそWPSとかDHCPの普及のおかげで
「名前とパスワードさえ入れれば誰でもできるんじゃないの?」
と皆思い始めているけど、本当はすごく難しいものだった筈だ。
むかし無線LANの、技術解説書を読んだことがあるけど結構分厚い本だった。

注意してやること。

一応自分用のメモとして。
セットアップマニュアル(Yahoo! BB ADSL サービス)|接続と設定|Yahoo! BBサービス|ADSL・光・ブロードバンド|SoftBank


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EPSONの無線LANプリンタの設定ができない

これは実は今日初めてのトラブルではなく、以前にも同じ問題で引っかかっていたのだがその時どうやってクリアしたかをここにもどこにも書いていなかったので、また同じ問題で今日もエラい苦労したという反省から書いとく。

機種はエプソンの無線LANプリンタで、最近黒木メイサがやたら宣伝しているあれの一世代前のモデル、PX201だ。

そう、つまりもう年賀状の季節だから、どこの家でもお父さんはプリンタや年賀状ソフトの不具合に苦しめられている頃だと思うが、ウチでもご他聞に洩れずその両方に今苦しめられている。

無線LANのネットワークの設定が変わったので、プリンタが無線で繋がらなくなっていた。


そもそものことの起こりは、某Mac雑誌さんからネットワーク機器のレビューを頼まれてそのテストをしていたところ、自宅のLANの設定の問題なのか障害が起きていたので、その設定をいじっていたというところから始まる。
このネットワーク機材が外部にポートマッピングできない原因が、先日のVPNの設定に失敗したのと同根の原因ではないかと思いいろいろいじっていた。
(ADSLモデムとAirMacExtremeで二重NATになっているのではないかという疑いは見当違いで、モデムのNAT設定はオフになっていた。7年前のオレがしたのかな? よく思い出せないな)

そんなこんなをいじっているうちに今度はネットに接続できなくなってしまった。
AirMacは認識しているし、内部LANは問題なく接続しているがWANが全く見えなくなってしまった。
今までだとADSLモデムとAirMac Extremeを再起動すればクリアできていたのだが、今回は何度再起動してもネットに接続できなくなってしまった。

仕方なくAirMac ExtremeとAirMacExpressを全部初期化してイチから設定をやり直した。
そうしたところ今度は難なくWANにも接続できた。
(Mac◯◯◯◯さん、この通り頑張ってますんで締め切りはゆるめでよろしくお願いします)


それはいいのだが、ネットワークの設定が変わると無線LANプリンタのEPSONがネットワークから認識できなくなってしまった。
このエプソンの無線LANプリンタは、セットアップする時にいちいち同梱のドライバインストーラディスクからインストール手順を全部やらないといけないという大変面倒な仕様になっている。
勿論ドライバインストール済みのMacでももう一度全てインストールをやり直さないといけない。

それでMacBook Proにインストールを一式やったところでやっと「無線LANプリンタ設定」に進めたわけだが、これがいくらやってもMacBook Proからエプソンが認識できない。
有線LANのPINGは通っているし、システム環境設定の「プリンタ追加」からはエプソンが見えているので、接続不良ではない。
なのにいっこうに認識しないので設定に進めない。
これがネットワークプリンタの面倒なところで、USB接続ならチェック項目はケーブルがちゃんと差さっているかしかないのだが、ネットワークプリンタは認識しないとどうにも前に進めない。

そういえば自宅の無線LANのセキュリティをWEPからWPA2にアップしたときも、このプリンタの設定でえらく苦しんだ覚えがあるのだが、その時はどうやってクリアしたのか全く憶えていない。
過去記事にそういうことを書いていないか調べて見たが、最近そういう細かいトラブルについて書かなくなっているため、見当たらなかった。
元々このサイトはそういう細かいトラブルの解決手順ログとしてスタートしたのだが、最近は皆さんに役に立つ情報をと意識し過ぎて、自分用の細かいメモがおろそかになっている。
しかし細かいトラブルといっても、この問題でこの年末の貴重な時間を数時間ロスしているわけだからこれは反省せんといかんとと思ったわけだ。

ググってみてもそれらしい記事は見当たらないし、数ヶ月前の自分はどうやっていたのか必死で思い出してみた。
というよりオプションは必死に考えなくてもそんなに何種類もなかったのだが。

EPSONの無線LANプリンタは
「アドホックモード」
で設定できると取説にも、ウイザードにも書いてある。
アドホックモードというのはMacとPX201を直接有線のLANケーブルでつないで設定できるというもの。
しかしここでいくらやっても認識できないので次の手順に進めない。

アドホックモードを止めればいいんじゃね?と思いつくまでに何時間かロスした。
ルータ経由で有線LANで接続して設定するモードも用意されている。
それをやってみたところ、一発で認識してそれ以降の無線LANプリンタの設定も順調に進んだ。

Macではアドホックモードはできない!!!
ということを忘れていた。
できるかのようなことが書いてあるができない!!!
次回もきっと同じところでハマると思われるので何回も書いておく。
Macではアドホックモードで設定はできない!!!!!!
これだけ書いておけばGoogle先生の検索にも引っかかるかもしれない。
今のオレに感謝しろよ、>数ヶ月後のオレ





Macとエプソンの無線LANプリンタをイーサケーブルで
直つなぎする「アドホックモード」だとここまでたどりつけない
何度やっても「認識できるプリンタなし」という結果になる
前回もこれで苦しんだにもかかわらずすっかり忘れて同じミスを繰り返す年の暮れ




接続ポイント(有線LANルータ)経由で接続すると難なく認識できる
ここから有線でネットワーク設定したらケーブルを抜いて無線LAN設定に進む
認識に成功したら後は手順通り簡単なのだが・・・
それにしても毎回設定の度にドライバのインストールから
やり直さないといけない仕様もどうかと思うが


2010 年 12 月 28 日




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WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問28〜Windows同様に使える半角入力の設定はどうする?<追記あり>

最近、あちこちで長年のWindowsユーザがMacを使い始めるという話題を見かけるという話を書いた。
そういうブログを読んでいると
「なるほど、Windowsの上級者はこういうところでMacに不便を感じたり困ったりするのだな」
という発見がある。

例えば
「半角入力の方法が分からない」
という疑問は長年Macを使っているとそういうことで不便を感じたことがなかったので、新鮮。

今回は総論的な話ではなく、こういう細かいスイッチャー的Tipsをいくつか。


〜Windows同様に使える半角入力の設定はどうする?〜

WindowsではF10、F7、F8キーを半角入力、変換関係で使う。
これも先日の伊藤洋一サンのところの疑問でこれと同じことをMacでやるとどうなるだろう。


1)まずすでに入力してしまった単語、センテンスを半角にしたい場合

例えばこんなセンテンスをすでに入力済みで、まだ変換を確定していない場合。
カタカナ2011

ことえりのかな入力なので数字は全角数字だが
control+Aキーで全て英数半角に変わる(Fキーに機能割当がない場合はfn+F10でも可能)
katakana2011

あるいはcontrol+Jキーで全角ひらがなに変わる
かたかな2011

カタカナに戻したい時にはcontrol+Kキーで元に戻る。
カタカナ2011

いやいや、さうぢゃない!カタカナを半角にしたいのだよというネラーの皆さんの場合、カーソルキー(アローキー)の上を叩く
変換候補の1番目か2番目あたりに半角カナがある筈だ
カタカナ2011

(追記:メールで指摘いただいた。
半角カタカナにするショートカットキーはcontrol+;キー
カタカナ2011
こんな感じ。情報ありがとうございました)


2)すでに入力して変換も確定してしまった単語、センテンスを半角にしたい場合

すでに変換も確定してしまったこういうセンテンスがある。
カタカナ2011

これを半角に直したい場合いちいち打ち直さなくてもいい
再変換したい範囲を選択して「かな」キーを二度押しする

すると変換候補が現れてもう一度変換が選べる
一度閉じてしまった変換候補ウインドウをもう一度開く場合はスペースキー、あるいはcontrol+Eキーでもう一度呼び出せる


3)最初から半角カナで入力したい


ここまでは手軽に全角で入力したものを半角に変換する手順だったが、最初から半角カナで入力する方法も用意されている。





システム環境設定に入って「言語とテキスト」を選択
「入力ソース」タブに入って「ことえり」の
入力にある「半角カタカナ」にチェックを入れる




そうすると入力補助の選択肢に「半角カタカナ」という項目が増えている




IM(入力補助)の切り替えは私はかなキーと英数キーで通常やっているが
英数入力(U.S.)とひらがな(ことえり)以外の項目を使いたい時には
コマンド+スペースキーで切り替えている
これでいちいちメニューからプルダウンしなくても
ショートカットキー一発で半角入力に切り替えられる

<追記>

ツイッターに指摘をいただいたのだが、fnキーを使わないでもFキーが本来の機能で動く設定があるのを書こうと思っていて忘れていた。

システム環境設定に入って「キーボード」に入る。
「F1、F2などの全てのキーを標準のファンクションキーとして使用」
という項目にチェックを入れる。





システム環境設定のここにチェックを入れると
F1〜F12(フルサイズキーボードの場合はF15?)キーが
fnキーを押さずにファンクションキーとして機能する


これを入れておくとこういうことができる。
ひらがな
と入力してF7キーを叩くと
ヒラガナ
とカタカナに変わる。

さらにF8キーを叩くと
ヒラガナ
と半角カナに変わる。

さらもさらにF6キーを叩くと
ひらがな
とひらがなに変わる。

この操作感は、Windowsそっくり。
ここまでいろいろクダクダ書いたけど、Windowsユーザにとって一番使いやすい設定はこれかもしれない。

MacBookなどのノートに関してはF1〜F12キーはデフォルトでは「キーボードライトの明るさ」「Exposé」「Dashboard」「画面の明るさ」「iTunesのコントロール」「ボリューム調整」「エジェクト」等の機能が割り当てられている。
これらの機能は上記の設定をすると
fn+F1〜F12キー
に入れ替わる。
どちらが自分にとって使用頻度が高いかを考えて割り当てたらいい。

ちなみに私はPFKeyAvailerPrefを使ってF1〜F12キーにアプリケーションの起動を割り当てて使っている。

もうこの設定がOS9時代から手に馴染んでしまっているので、私はこれを変える気はないのだが新規ユーザはいろいろ試してみたらいいと思う。


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WiFi Scanner
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

名前の通り無線LANをスキャンしてどういうネットワークが見えるかを表示するアプリ。

最近の無線LANの普及はすごいものがある。
キャプチャーは渋谷のオフィス街でスキャンした結果だが、数十メートルしか飛ばない筈の電波のネットワークがこんなに密集している。

昔であるならばこういうアプリはウォードライバーが不正アクセスのために利用するというのが相場だったが、これだけ無線LANが普及してくると事情が複雑になってくる。

例えばiPhoneやiPad向けにYahooBBがあちこちで無線LAN接続ができるホットスポットサービスを拡大している。
Yahooだけでなく提携サービスもある。
そういうところで無線につないで個人情報に類する通信もすることがあるとどうだろう。
それがマクドナルドの店舗の中とかいう分かりやすい場所ならともかく、どこかの往来で無線LAN接続できて、それが偽装ホストでパスワードなどをフックする偽サービスネットワークだったらどうだろう。
iPhoneでは大して秘匿すべき情報をやり取りしないかもしれないが、MacBook等のモバイルを持ち歩く時にはやはり用心した方がいい。

接続の時にホスト名を確認する習慣のある人はどれくらいいるだろうか?
そういう人のために無線LANに接続するときはこういうアプリを、デスクトップに常駐させておいたらいい。
自分が今つないでいるホストのサービス名がおかしいことに気付いたら、不正アクセスを防げるかもしれない。
こういうアプリは今ではそういう防衛的な目的にも使えるかもしれない。

このアプリはダウンロードに際しては、住所氏名やメールアドレスなどを登録するよう求められる。
実は適当に書いてもダウンロードページに行けるというのは秘密だ。





都心のオフィス街でスキャンをかけるともう数十という単位でホストが見える
ほとんどのところはセキュリティがかかっているが
いまだに何もかかっていないネットワークもある




現在は802.11nも普及しているのでチャンネルは
1〜14だけでなく36〜140チャンネルなんてある
これだけホストが増えてきたら確かに16チャンネルでは全然足りなくなる


2010 年 12 月 26 日




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VPN Activator
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

SnowLeopardの隠れた機能VPNサーバをアクティベートするアプリ。

VPNとはインターネットのネットワークと暗号技術を使って仮想的なプライベートネットワーク(秘匿通信用の私的専用回線)を構成するという技術。

インターネットは元々秘匿性のないオープンなネットワークで、そこで通信されるデータはメールも含めて基本的には他人に覗かれても文句がいえない葉書のような通信だと考えたらいい。
しかしその葉書の文面を暗号化することで、封書と同じ効果を狙おうというのがVPNの概念。

今は暗号化技術が進歩し解読に成功していない暗号も普通に利用できるし、SSLなどそうした暗号技術を通信に実装できる技術も普及している。

Macでも実はVPNが利用でき、それをアクティベートできる。
手順は以下の通りだが、何故か私のところではAirMacの設定に成功しなかった。
AirMacのバージョンの問題かもしれない。
これについては引き続き情報蒐集中だが、弁当箱型のAirMacを使っている人は簡単に設定に成功するそうだ。





VPN Activatorの設定はこんな感じ
利用する2つ程度のIPアドレスのレンジ、DNSサーバのIPアドレス
(事例ではGoogleDNSサービスのアドレスを使用)、ユーザネームとパスワード、
L2TPのパスワードを設定




左下のスライドボタンをON にするとパスワードを要求される




VPNのアクティベートに成功したらこのような表示になる




次にユーティリティフォルダの中のAirMacユーティリティ
起動してルータ兼用のAirMacを設定する
「手動設定」に入る




「詳細」の「ポートマッピング」に入って「+」ボタンで
L2TPの設定をするのだがここでなぜかUDPのポート設定に成功しなかった
原因は不明だがなんとなくAirMacのバージョンの所為ではないかと思う
そこをクリアすると外部インターネットから自宅のMacに接続するということが実現する筈だ

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WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問27
〜Macを使い始めるときの注意事項・最初にするべき設定は?

最近エコノミストの伊藤洋一さんがMacBook Airを入手されたようで、Macを初体験しておられる様子をツイッターでつぶやいておられる。

もともとヘビーなWindowsユーザで、intel/Macが発表された時にも
「これからのAppleの動向に要注意だ」
と評論されておられたわりには、ITデバイスの相当なアーリーアダプターであるにもかかわらず一向にMacを触ってみようともされなかった。
やはり長年のWindowsユーザはすぐにMacに飛びつくには、いろいろ抵抗感があるのかなと思っていた。

ところが最近iPhone、iPadを次々入手してやがてその母艦が欲しくなったということなのか(一台WindowsノートPCが壊れたからだと書いておられるが)ついにMacBook Airを入手されたとのことだ。

最近本当にこういうケースが増えてきていると思う。
ITニュースメディアはいつまでも
「MacOSのシェアは5%前後」
なんていう無意味かつ根拠のない記事を書いている場合ではないと思う。


ところでその伊藤サンがまた典型的なWindowsからスイッチしてこられた人の疑問を連発しておられる。
それも含めて最近見かけたスイッチャーの疑問にまたしても勝手に答える。
先方さんがこのサイトを見ているかいないかにお構いなしにだ。


〜Macを使い始めるときの注意事項・最初にするべき設定は?〜

1)Macは右クリックがない?

Macを使い始めて最初に何に面食らうって、特にMacBookあたりだと、トラックパッドがクリックボタンと一体になっていて右クリックボタンがないことだろう。

Windowsユーザの非常に多くの人達が誤解している点として
「Macには右クリックがない」
というのがある。
Macが右クリックをネイティブでサポートしてそろそろ10年経とうとしているのにだ。
これは驚くべきことだ。

右クリックで呼び出す吹き出しメニューを
「コンテクストメニュー」
という。
Windowsの場合は、このコンテクストメニューが非常に多くの局面で操作の重要なプロセスに関係していて、これが
「Macには右クリックがないので不便だ」
という不満に繋がってくる。

Macの基本的なUIはコンテクストメニューを使わなくても、必要なメニューは全てメニューバー、ツールバーにそろっているという考え方なのだが、旧OS時代の後期からそれ以外にコンテクストメニューもサポートしていた。

旧OS時代には専用のドライバーやプラグインをインストールすることで、2ボタンマウスも使えるようにして、右クリックでこのコンテクストメニューを呼び出すということをやっていた。

しかしOSXになってから、何もインストールしなくても普通に右クリックボタンは使えるようになっていた。
Macに同梱のマウスが結構永らくワンボタンマウスだったから、それも
「Macは右クリックができない」
という誤解の原因になったのかもしれない。
しかし実際には市販の3ボタンマウスをそのまま接続すれば、右ボタンは普通に使えていたし、いつからだったか中央ボタン・スクロールホイールも普通に使えるようになっている。

それでもMacBook Airのようなトラックパッドのみの場合、クリックボタンは一つしかない。
やはり右クリックできないではないか・・・という不満には
「cntrol+クリックでコンテクストメニューを呼び出せる」
というTipsがある。
これは何もいじらずに普通にできるので、簡単だが
「右クリックの度にいちいちcontrolボタンを押すのが不便」
という不満もあるかもしれない。

その場合は「仮想右クリックボタン」の設定がある。
システム環境設定に入って「トラックパッド」に入る。
ここに「副ボタンのクリック」という項目があるので、ここにチェックを入れると、トラックパッドの右下を押すと右クリックになる。
これでWindowsと同じだ。

「いや、WindowsノートPCにはトラックパッドの右端を撫でるとスクロールというのもあるぞ、Macでこれができないのが不便だ」
とまだ不満をおっしゃる向きには、システム環境設定のトラックパッド設定の少し下に「スクロール」という設定があるので、ここにチェックを入れもらえばどうだろうか。

二本指でトラックパッドを撫でるだけでポジションを気にしないでどこでもスクロールできる。
しかもこの「慣性あり」の設定は一度体験すると病みつきになるに違いない。
iPhoneやiPadで体感できるあの感じが、MacBookあたりでも経験できる。





システム環境設定の「トラックパッド」に入る




「副ボタンをクリック」のチェックを入れ4隅のどこに副ボタンを置くかも設定できる
右クリックボタンなら右下だろうけど
あるいはツーフィンガータップで右クリックの代わりもできる
実用にはこちらの方が便利だと思うけどWindowsユーザにとって使いやすいのはどちらだろう?



2)PDFメーカーを買わなくちゃいけない?

WindowsでPDFファイルを作るとしたら、一般的にはAdobe Acrobatを購入することか。

他にPDFCreatorというフリーウエアをインストールするという手もある。

Mac版のAdobe Acrobatは当然あるのだが、PDFCreatorのような便利なフリーウエアはないのだろうか?

結論からいうと「ありません」ていうか「必要ありません」。

なぜならMacはデフォルトでPDF書き出しをサポートしているからだ。
Macでテキスト、画像などプリントアウトできる種類のファイルはすべてPDFに書き出すことができる。





PDFファイル作成の手順はこんな感じ
例えばブラウザで表示中のページをPDFに書き出す
通常の印刷と同じ手順でコマンド+Pキーなどで印刷ダイアログを呼び出す
左下に「PDF」と書いてあるプルダウンボタンが・・・




これをクリックするとPDFでいろいろゴニョゴニョできるメニューが出てくる
EverNoteをインストールしているとダイレクトに
EverNoteに保存」というメニューもプラグインされている
これが便利でなくして何を便利というのか




例えばファイルとして保存してみる
ここに「セキュリティオプション」というボタンが・・・




これもPDFのメリットなのだが閲覧にパスワードが必要とかテキストをコピペするのに、
あるいは印刷するのにパスワード入力を要求するなどのセキュリティがかけられる




デスクトップに書き出したPDF
何もインストールしなくてもデフォルトでこれらの機能が利用できる


MacとPDFがこんなに親和性が高くなったのはOSXから。
プリントの送出ファイルがPDFが基本になっただけでなく、スクリーンなどのグラフィックの表示もPDFをベースにする仕様に変わったということをどこかで読んだ記憶がある。

とにかく2次元のものは基本PDFを使えると記憶しておこう。
またMacではPDFは特に重くもならないので、気軽に使える。




3)MacでFTP、WeDAVどうやる?

Macでファイルをwebサーバーにアップする(FTP、SFTP)、あるいはweb経由でファイルを共有して共同作業をするwebDAV(HTTP、HTTPS)はどうすればいいのか?

これはフリーウエアで探すならCyberduckが対応している。
そちらを参照願いたい。





Cyberduckはほとんど全てのwebのファイル転送プロトコルに対応している
新規接続ボタンをクリックすると新規接続の設定でプロトコルを選択できる




SFTPS、HTTPSなどファイル転送、WebDAV等に必要な一式が用意されている




WebDAVはシステムデフォルトのFinderでも接続できる
「移動」メニューから「サーバへ接続」をクリック




すると接続履歴のブラウザに入れる
WebDAVの相手のURLを入力、ログインのID、パスワードを求められ接続できる
このようにFinderはただのファイルブラウザではなくシステムの様々な機能を持たされている



4)初期設定時にしておいた方がいいこと。これだけはしちゃだめだっていう操作方法

Macを使うにあたっての注意事項は、実はそんなにない。

WindowsPCには大抵分厚い取扱説明書がついてきて、特に国内メーカー産のPCには電話帳のような取扱説明書がついてくる。
そこには膨大な注意事項、禁止事項、使用に当たっての手順が書かれている。
(その膨大なマニュアルには「故障かなと思ったらコンセントが差さっているかどうか確認しましょう」というジョークのような項目もいまだに残っていたり・・・)

Macの取扱説明書は一時期数ページしかないという時期があった。
最近ではさすがに初歩的な使い方の解説で80ページほどのマニュアルがついてくるようになった。
しかしそこに書いてあるのは本当に初歩的な起動の仕方、アプリケーションの起動の仕方、アップデートの仕方等の使い方の解説で、やってはいけない禁止事項としては
「湿気の多いところで使わない」
「バッテリーの交換を自分でやってはいけない」

という2点だけだった。
(MacBook Pro2010モデルの場合)

湿気の多いところで使うなというのは、お風呂でインターネットするとか、そういう使い方はしてはいけないということ。
バッテリーの交換は以前は自由にできたが例のソニー製バッテリーの発火事件以来、バッテリー内蔵モデルに各機種とも切り替わっており、バッテリーの交換はAppleに依頼するしかなくなった。
交換用のリチウムイオンバッテリーさえ手に入れば自分でできなくもないが、サポート対象外になるそうだ。
サポート対象外ということは、もしもバッテリーを自前交換した場合、ハードウエアトラブルが起きると有償でも修理はできないという意味だ。

しかし、「やってはいけないこと」というのはそれくらいしか注釈がない。


自分でOSをクリーンインストールできるし、その場合変なやり方をしたら壊れるということもない。
(というかインストールで失敗するような選択肢がそもそもないので、誰がやってもうまくいくと思う)

昔の旧OSだとコンフリクトを起こしてシステムが死ぬようなアプリケーションの組み合わせというものもあって、そういうコンフリクト情報をまとめているサイトもあった。
しかしOSXに切り替わってから、アプリケーションのコンフリクトが深刻な問題を引き起こすケースはほぼ考えられなくなって、そうした情報交換のコミュニティもすっかり衰退してしまった。

やってはイケないことって何かあるかなぁ。
例えばTerminalを起動して
sudo rm -rf ~/
みたいなコマンドを打つとか・・・
(初心者にこういうことを教えてはいけない:参考 sudo rm -rf ~/.Trash/* :ゴミ箱の中身を強制的に削除する

敢えていうならスイッチャーの皆さんにお勧めするのは
「Windowsと比較しながらMacを覚えるな」
ということか。
「Windowsならここでこうすると◯◯できるのにMacは違う・・・不便だ」
というのはよく見かける不満の書き方だが、こういう気分でMacを使っても楽しくないと思う。
Macに限らずLinuxでもOS/2でも何でもいいのだが、違う環境を使うならまっ白な初心者になってイチから覚える方が楽しいと思う。

「オレはWindowsのオーソリティなんだからな、なめんなよ」
とか思いながらMacを使っていたって楽しめないと思う。


それにインターフェイスが違っているのは必ずその背景に何か理由があるからだ。
それはなぜだと思いながら使うのが違う環境を使う楽しみだと思う。

例えばウインドウのフルスクリーン表示。
Windowsではメールでもwebブラウザでもワープロソフトでも皆フルスクリーン表示が可能なのに、Macでは「ウインドウの拡大縮小」ボタンというのはついているが、それをクリックしてもウインドウはフルスクリーン表示にはならない。
「だから不便だ」
ではなく、
「フルスクリーン表示にならないのは何か理由があるのか?」
というふうに考えるべきだ。

Macにはもともとウインドウのフルスクリーン表示というカルチャーがない。
最近でこそ一部のソフトがそういう表示をサポートしているが、元々はウインドウを拡大しても画面の片隅でデスクトップを一部表示しているというのがそのGUIの基本的な考え方だ。





Macのウインドウを拡大するとどうなるか
Windowsの場合はウインドウの上の拡大ボタンはフルスクリーン表示を意味する




しかしMacでは左上の3つ並んだボタンのうち緑色のボタンが「拡大」を意味するが
これをクリックしてもフルスクリーン表示にはならない




ウインドウを拡大していてもデスクトップの一部を常に表示するのは
Macのドラッグアンドドロップのカルチャーに由来する
例えばFinderのタイトルバーのアイコンをドラッグしてデスクトップに落とせば
今表示中のファイル、あるいはディレクトリをそのままデスクトップに移動することができる
こういう便利な使い方を知るとウインドウがフルスクリーン表示にならない理由も理解できる


あとやっておいた方がいい設定というのは、各人各様の使い方だし先輩からいろいろ
「こういう設定をしておくと便利だよ」
という知恵を募ればたくさんの知恵が出てくると思う。

そういうのを工夫しながら使いこなしていくというのもMacの面白さなので
「いろいろな設定を試してみたらいい」
というのが私からのアドバイスだ。

一つだけ敢えていうなら、デフォルトのWebブラウザのSafariの設定で
「ダウンロード後、『安全な』ファイルを開く」
という設定を必ず解除するということくらいか。

このデフォルトの設定はセキュリティリスクになるだけで別に便利でも何でもないので、必ず外すようにしてもらいたい。
最近では
「インターネットからダウンロードされたファイルだが開いてもいいか?」
という警告タグが一応出るようになっているが、これもフールプルーフにはならないので問題の設定を変更した方が安全だと思う。





Safariの設定で「一般」に入って
「ダウンロード後、『安全な』ファイルを開く」というこのバカな設定を必ず外すこと
これがまた脆弱性になる日が来ないとも限らないのでこういうものはさっさと外す


<追記>
ツイッターに指摘をいただいた。
もうひとつやっておくべき設定としてシステム環境設定「セキュリティ」に入って 「ファイアウォール」をオンにするというのを忘れていた。

今Macに関してはネットワーク経由で感染するウイルスというのは見つかっていないのだが、ネットワーク経由のクラッキングということは考えられるので当然この設定はオンにしておくべきだ。
というかなんでいまだにデフォルトでファイアウォールがオンになっていないんだぁ?
何考えてるんだ>Apple





もうひとつMacを導入するなら必ずやっておかなくてはいけない設定を思い出した
システム環境設定「セキュリティ」に入る




南京錠ボタンをクリックして認証しておき「ファイアウォール」を開始にしておく




ファイアウォールは「全ての受信をブロック」が一番安全なのだがこれはちょっと不便
少し心得が有るなら自分でルールを積み上げていく「署名されたソフトウエアが受信接続・・・」
というオプションにチェックを入れる
以降通信を必要とするアプリが起動するたびに
「許可するか?」と聞いてくるがよく考えて許可すること


2010 年 12 月 23 日





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WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問26
〜Macの外付けハードディスク、パーティションについての疑問

WindowsからMacに乗り換えた時、あるいはこれから乗り換えようという時意外に混乱を招くのはMacとWindowsのディスクボリュームの扱いからくる疑問だと思う。

例えばMacとWindowsではパーティションの切り方は違うのか・・・とか
外付けハードディスクにはどれくらいの容量のどんなものを選んだらいいのか・・・とか
MacからWindowsにファイルを渡す、あるいは逆の場合どういうメディアを使ったらいいのか・・・とか
その辺のありそうな疑問を例によってエスパー力を総動員して勝手に応える。



〜Macの外付けハードディスク、パーティションについての疑問〜

まず非常に初歩的かつ根源的な疑問から。

Windowsで使っていたデータ保存用の外付けハードディスクはそのままMacでも使えるのか?
その場合Windowsで作ったファイルはMacでもちゃんと見えるのか?

結論からいうとWindowsで使っていた外付けハードディスクはそのままMacでも使える。
そこに収められたファイルも同じ名前でMacからも見える(OS Xの場合。昔のMacOSの場合はここの互換性に苦労したが)。

同じハードディスクを使っているんだから同じようにMacでも使えるのは当たり前ぢゃないか!?・・・というのはちょっと違う。結論はそうだがこの中身は結構複雑な事情がある。

WindowsではかつてFAT32というファイルシステムが使われていた。
今でもUSBメモリやメモリカードなどでこのファイルシステムは利用されている。
その理由はどういうプラットフォームでも読み書きができる互換性が高いからだ。

もしWindowsでFAT32を使ってフォーマットして使っていた外付けハードディスクならMacでも同じように読み書きができる。
ファイル名の文字数制限とかファイルサイズが4GBまでとかいろいろ制約はあるが。

そういう制約がほぼ無くなった(というかあるのだが現状実用的には気にしなくていいようになった)ファイルシステムとして、今のWindowsはNTFSというファイルシステムを採用している。
このファイルシステムならファイルサイズの制限も気にしないで、Macで読むことができる。

ただしここにも問題がある。

MacでこのNTFSでフォーマットされた外付けハードディスクはマウントもできるし、中身を見ることができるのだがそこに何かを書き込むということができない。
リードオンリーということだ。
もしこの外付けハードディスクをMacとWindowsで共用したい場合、WindowsからMacにはファイルを渡せるがMacからWindowsにディスクを介してファイルを渡すことはできない。

このようにファイルシステムの違いは、常に微妙な制約をもたらす。


しかしどんな問題にも解決法はあるものだ。

こちらで紹介したNTFS-3Gというファイルシステムプラグインを使うと、MacでもNTFSの書き込みが可能になる。
このNTFS-3Gはオープンソースのフォーラムで配布されているフリーウエアと、事業化された会社から配布されているシェアウエア版がある。

あるいはこのハードディスクをNASとして使うという手段はある。
たとえフォーマットがMacでは書き込みができないNTFSであろうと、Windowsの共有でネットワークにこの外付けハードディスクを公開してしまえば、イーサネットを通じてMacからも書き込みができる。
この方式の弱点はイーサネットの転送速度がUSB2.0等に比べると遅いという点と、Windowsの設定がやや初心者には難しいということくらいだ。


もしファイルをWindowsとMacで共有したいという事情がないのならば、いっそこの外付けハードディスクをMacでフォーマットしてしまえばいい。
その方が後々便利ではある。

この場合のフォーマット法はユーティリティフォルダのディスクユーティリティを使って
Mac OS 拡張(ジャーナリング)
を選択して消去することでフォーマットできる。この場合のファイルシステムはHFS+というシステムになる。
この場合ディスク内のファイルはすべて消えてしまうので、必要なファイルは別のボリュームに退避させておくこと。

Windowsで使わないならと書いたが、このファイルシステムでフォーマットしたディスクはWindowsにUSB等でつないでも認識できないから、当然読み書きができない。
それでもいいなら、これが一番シンプルな解決法だ。




Windowsで使っていた外付けハードディスクをUSBでMacに接続してみる
ディスクユーティリティで見てみるとFAT32でフォーマットされていることが分かる




FAT32のディスクはWindowsで使っていた時と同じようにそのまま読み書きができる
このフォーマットは互換性が高いのでUSBメモリやメモリカードなどで広く使われている




最近のWindowsはNTFSというファイルシステムが標準になっている
外付けハードディスクもNTFSでフォーマットした方が便利なためそういうケースが多いと思う
ところがNTFSはMacにUSBでつなぐと見ることはできるが書き込みができない
それでこのNTFS-3GというプラグインをMacに入れることで書き込みもできるようになる




外付けハードディスクをWindowsと共用する必要がないのであれば
Macのファイルシステムでフォーマットしてしまう方が便利だ
ディスクユーティリティ「消去」タブで「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」
を選択して消去でMac用のHFS+というファイルシステムにフォーマットできる




さらに外付けハードディスクにインストールしたシステムから起動することができる
FireWire(iLinkまたはIEEE1394)からは勿論だが
intel/MacになってからUSB2.0からも起動できるようになった
この場合外付けハードディスクのパーティションはGUIDパーティションテーブルでないといけない
「パーティション」タブに入ってパーティション数を決めて「オプション」をクリック




「GUIDパーティションテーブル」はintelMacの起動ボリューム
「Appleパーティションマップ」はPowerPCMacの起動ボリューム
「マスター・ブート・レコード」はWindowsの起動ボリュームの設定
必要に応じて選択して「OK」で適用される



Windowsでは内蔵ディスクをC:、D:、E:ドライブにパーティションを切っていたがMacでもパーティション切りをした方がいいか?
その時の注意事項は?

Windowsで内蔵ディスクをCドライブ(起動システム用)、Dドライブ(バックアップ領域用)、Eドライブ(ファイル置き場)というようにパーティションを切るというのは、業務用機のセッティングでよくやるし、上級者でもそういう使い方をしている人もいる。

何かクラッシュが起きて、あるいはウイルスなどにやられてシステム全滅という時に、ファイル置き場を分けていれば簡単な検疫で救出できる。
Cドラはディスクイメージから全上書きさせるとか、そういう手段でリカバリが可能だからだ。

Macではそういうことをしないのかというと、かつてはそういうことをやっていた。

OS9以前の旧MacOSの時代にはパーティションを細かく切って、
システム用、
システム用2(バックアップシステム)
アプリケーション用
ファイル用

なんていう感じで分けていた。
OS9は本当によくクラッシュするOSだったし、結構な頻度で「お亡くなり」になっていたからメインが死んでももうひとつ起動できるシステムがあるとか、起動ボリュームが壊れて認識できなくなってもファイル用ボリュームだけは生き残らせるためにという目的でこういうパーティション切りをやっていた。

またOSXも初期の頃はOS9をインストールして「クラシック環境」という使い方をしていた。
この場合OS9からも起動できるようにするには、やはりOS9のパーティションを切った方が安全ということがあった。
いっしょにしているとOS9がクラッシュしてOSXごと認識できなくなってすべてがパー・・・ということもあり得たからだ。

ところで今私はどういうパーティションの切り方をしているかというと
OSX用
BootCamp用

このふたつのパーティションだけだ。

つまり結論は
「現在のMacOSX ではパーティションを細かく切る意味はない、むしろ細かく切るデメリットの方が大きくなっている」
ということになる。

今のMacはユーザが主に使うファイルは
~/
というホームフォルダに格納されている。
もし万一システムがクラッシュして起動できなくなったとしても(最近ではまずお目にかかれない現象だが)、システムディスクから起動するなり、システムをインストールした外付けハードディスクから起動して、このユーザ領域の中身を取り出すことができる。

あるいはTキーを押したまま起動してディスクターゲットモードで起動して、他のMacからサルベージして修復なり初期化なりなんなと回復手順がある。
この柔軟性のおかげで、今では細かくパーティションを割る意味は失われてしまった。

あるいは最近のMacがもうOS9エミュレートの「クラシック環境」をサポートしなくなり、OS9という異物を入れることもなくなったのも、パーティション切りの意味の減少に繋がっている。





Tキーを押しながらMacを起動すると画面がこうなる
これがディスクターゲットモードでそのままFireWireで
他のMacにつなぐと外付けハードディスクのように認識できる
後は必要なファイルをサルベージしてリペアするなり初期化するなり自在だ


むしろ細かくパーティションを割ることで起動ボリュームの空き容量が少なくなるデメリットの方が大きい。

ここらのリンク先の記事でも書いたが、Macが採用しているファイルシステムはある程度自動的にファイルの断片化を解消する仕組みがある。
「あっ、パソコンがバグった」・・・確かによく聞きましたよね〜デフラグは必要か?というはなし

MacOSXでフラグメンテーションのチェックをするには?
またはフラグメンテーションの対処はした方が良い?

Windowsでは定期的デフラグは効果があるが、MacOSXに関しては起動ボリュームの空き容量さえ気をつけていればフラグメンテーションを気にする必要はないということを書いた。

ところがパーティションを細かく割っていくと、どうしても起動ボリュームの空き容量を大きくとることができなくなってくる。
それならば起動ボリュームもデータ用ボリュームも全部一つにしてしまい、空き容量をたっぷりとった方が断片化を防ぐという意味でははるかにメリットが大きい。

それで最近はパーティションは切らない。
BoopCampは別ボリュームに切らないと起動できないので、渋々切っているが、これだって本当は許されるなら一つのボリュームにまとめてしまいたいくらいだ。
(Windowsネーティブで起動するBootCampは必要ない、VMWareのような仮想化ソフトで充分というのならそれは可能だ。ただ私はやっぱりネーティブ起動の選択肢を残しておきたいのでパーティションを切っている)





今の私のパーティションの切り方
250GBの内蔵ディスクを216GBのOSX領域と34GBのBootCamp領域に割っている
シンプルそのものでしょ?



Time Machineを利用してバックアップをしたいが外付けハードディスクはどれくらいの容量が必要か?
あるいはもっと有効なバックアップソフトはあるか?

Time MachineとはLeopard以降のMacOSXの目玉機能で、要は自動バックアップソフトだ。
毎時自動的に起動ボリュームの全域をバックアップしていく。
Windowsにも「復元」機能があるが、このTime Machineは外付けハードディスクを認識すると自動的にバックグラウンドでバックアップを取っていき、万一必要なファイルが失われた時にはあたかもタイムマシーンで過去に戻るようなインターフェイスでファイル、あるいはディレクトごと復元できる強力な仕組みだ。

かねがね書いていることだが、パソコンを使うにあたってバックアップというのは絶対に必要だ。
トラブルはいつ起こるか分からない。
というよりも大体起こって欲しくない時に起きるものだ。
例えばバックアップを取っていない時。

なので意識しなくても自動的に毎時バックアップを取ってくれるTime Machineは、その一点で強力だと言える。

ただ毎時バックアップを取るというのが
「ディスク容量は大丈夫なのか」
という不安を感じさせるかもしれない。

250GBの内蔵ディスクを500GBの外付けハードディスクにバックアップすると、2回で終わってしまう・・・とはさすがに思わないかもしれないが、差分バックアップでも毎時取っていたら大変な量になるに違いないと不安になるのだろう。
Time Machineの毎時バックアップを取る設定を変更できますか?」
という質問も結構見かける。

この質問の答えは
「バックアップの頻度を変更することは可能だ」
ということになる。
TimeMachineScheduler
TimeMachineEditor
あたりがその答えになるが、それ以前に
「バックアップの頻度を落とすことは必要か?」
ということをアドバイスしたい。





Time Machineの実体は外付けハードディスクの
「Backups.backupdb」というフォルダの中にある
ものすごい勢いで起動ボリューム全域のバックアップを
作っているのですぐに容量が逼迫しそうに見える




しかしTime Machineの実際の過去のタイムラインを見たら分かるように
4月分のバックアップは毎日取っていたにもかかわらず4つしか残っていない
つまりものすごい勢いでバックアップを作っているがものすごい勢いで間引きしているのだ


正直なところ250GBのMacのTime Machineで500GBの外付けハードディスクは使えないこともない。
ほぼ問題ないが、できれば1TBくらいあればもっと問題ない。
でも500GBでも充分問題ない。
バックアップを取る頻度を特にエディットする必要もない。

むしろ直近の作業のファイルを紛失して青くなるというのがTime Machineが役に立つケースだから(あるいは何かをインストールした直前の状態に戻したいとか)、それを考えると1時間おきぐらいのバックアップは適切じゃないかと思う。

それでもTime Machineのバックアップが大きくなって外付けハードディスクの空き容量が心細いというならこういう方法を試してみるといい。
Time Machineのバックアップをコンパクト化するTips


Time Machine以外にバックアップソフトは何かあるかという疑問に対してだが、いくつかそういうソフトはある。

例えば、
Carbon Copy Cloner
とか
SyncTwoFolders
あたりを私は使っている。
いずれも一定の時間でバックアップを定期的に取ったりの設定も可能で Carbon Copy Clonerは起動ボリューム全域を、SyncTwoFoldersは特定の領域をピンポイントでバックアップするのに向いていると思う。

でも基本今はTime Machineの使い勝手に満足しているので、そちらをメインにしているが。










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青木さやか