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2008 年 10 月 1 日





anchor

Adeona
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

コンピュータが盗難にあった場合、盗まれたパソコンから盗んだヤツのIPなどを取得して(・∀・)タイーホの手がかりを得られるかもというフィジカルなセキュリティアプリ。

「パソコンなんか盗まれるのはノートブックを持ち歩いているヤツだけ」
なんてたかのくくり方をしているバカなねらーは車でも自宅でもパソコンの盗難に遭う確率の高さを全く知らないでこういうものをバカにしている。
持ち歩いていれば勿論置き引きに遭う可能性も高いが、自宅や会社に置きっぱなしにしているパソコンだって結構な確率で盗難に遭っているのだ。

こういう趣旨では以前、Wimpというアプリをここでも紹介したことがある。
これも毎時IPアドレスを取得して設定したメールアドレスに送信するアプリだったが、いくつか問題があった。

盗んだヤツが上級者だったらメールデーモンの振る舞いを逆追跡されるというのは杞憂だとしても、剥き出しのメールでやり取りされるIPアドレスの安全性の問題もあるし、特定のサーバにデータが集中するのでそのサーバに負荷がかかりすぎるとサービスが維持できるのかとか、そのサーバがクラックされたらどうなるのかとかの問題があった。
さらに単純にIPアドレスだけで、そんなに盗んだヤツを特定できるのかという問題もある。
Wimpは意欲的な実験サービスとしてスタートしたが、残念ながらこれらの問題をクリアできないために結局継続が困難になったようだ。

それでこのAdeonaだ。

これも考え方は非常に似ている。
しかし、ワシントン大学の教育と研究のために開発されたというこのアプリは、最初からこの問題を解決することを目的としている。
つまり「盗んだヤツを捕まえる」ことが主眼ではなく、この個人情報を第三者だけでなくサービスの運営者からすら守り、見えなくしてしかもトレースの精度も上げるということが主眼になっている。

このアプリをインストールして運用するとアップロードされる情報は
ローカルIPアドレス
WANでのIPアドレス
アクセスポイント
経由する最寄りのルータ

などとなっている。
正直IPアドレスだけだと気休めみたいなもので、固定グローバルIPを持つ間抜けな泥棒がwebにつなぎっぱなしでMacを起動してくれればいいが、そうでない場合はIPアドレスで特定できる範囲は「県単位」というくらいで、他にヒントがあれば追跡できるかもしれないがIPアドレスだけではどうにもならない。
ところがアクセスポイントやルートまで特定できると、その所在をかなりの精度で特定できる可能性が出てくる。

このAdeonaはLinux版、Windows版が用意されているが、さらにMacOSX版のみの特典として面白い機能が追加されている。
毎時のアップロード(10〜30分のランダムな間隔で行われる、この不定期性も泥棒に発見されにくい工夫らしい)の度にiSightを搭載しているMacBookとMacBook Pro、iMacなどではこれが起動し、犯人の顔も撮影してアップロードする。
これらが決定的な証拠になって、泥棒はかなりの確率で特定できるだろう。
(このサービスにはisightcaptureのインストールが必要、これについては後述。
またiSightが動くたびにカメラ横のLEDが緑に光って、かえって泥棒に気づかれてしまうと考える人もいる。そういうカメラを使用したくない人にはカメラ機能無しバージョンも配布されている)

これはMacユーザの特典で決定的な証拠になって良いのだが、普段から動かしていないといざという時に役に立たないし、かといって普段は自分の顔を自分のIPアドレスやルート情報といっしょに流すわけだから一層のセキュリティが必要になる。

それに対してこのAdeonaは分散型・非集中型のネットワークにアップロードされる。アップロードの課程は暗号化される。これらがユーザのプライバシーを保証するということらしい。

実際使ってみた感想をいうと確かにこれはよくできている。
動きはなかなか確実だし、確かにIPアドレス、アクセスポイント、顔写真などを取得できる。
ルータに関しては私の環境では確認できなかったが、ランダムなIPアドレスを取得するDNSなら取得できそうだ。
しかもこの情報を取得するには、インストール時に生成される
adeona-retrievecredentials.ost
という鍵ファイルが必要だ。
これを持たない者はこの情報を傍受することはできない。

ただし開発者も注意しているが
「この情報を基に自分で泥棒を追跡しようと考えないこと、追跡は司法機関に任せなければならない」
ということなので、自分でやるのはこの保険を開いてみるところまでにしよう。


インストールはMac版とWindows版に関してはインストーラの指示にしたがってインストールしていくだけだ。
途中でパスワードの設定などを要求される。
このパスワードをハッシュ値化したものが、先ほども触れた
adeona-retrievecredentials.ost
だと思われる。


情報の取得はアプリケーションフォルダにインストールされるAdeonaフォルダの中の
adeona-retrieve.term
を起動する。
これは専用コマンドを実行するターミナルになっている。
この時に
adeona-retrievecredentials.ost
を選択するダイアログが出てくるので、指定することでパソコンの現在位置の情報を取得できる。
IP情報はすぐにアップロードし始めるが、その他の情報はやや時間がかかる。


アンインストールはやや複雑だ。
Adeonaクライアントの活動を止めるコマンドをTerminalで実行する。

sudo launchctl stop edu.washington.cs.adeona

sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/edu.washington.cs.adeona.plist


さらにAdeonaの関連ファイル削除のコマンドをTerminalで実行する。

sudo rm -rf /usr/local/adeona

sudo rm -rf /Applications/Adeona

sudo rm /Library/LaunchDaemons/edu.washington.cs.adeona.plist

sudo rm -rf /Library/Receipts/adeona.pkg


このコマンドの下の3つはFinderでも可能だし、一番上のは不可視ディレクトリを扱えるアプリならGUIでも可能だ。






Adeonaをインストールする
元々はLinux用として開発されたようだがMac版はインストーラで簡単にインストールできる





必要な空き容量は692KBと表示される
最近の巨大化したアプリに比べると非常にコンパクトだ





この課程でAdeonaから情報を取得するときのパスワードの設定を求められる
このパスワードはシステムを管理する時に必要なrootのパスワードと一致していなくてもよい





インストールが完了するとデスクトップにadeona-retrievecredentials.ostというファイルが生成される
これが情報取得の鍵ファイルになる





このキーは自分だけが取得できて他のパソコンでも取得できるように自分あてのメールに添付しておくとか
自分専用のwebストレージやUSBメモリに入れておくなどの方法で保管すること
守りたいMacBookの中にいれるような車の中に鍵を入れておくような間抜けなことにならないように注意





受信は"/Applications/Adeona/adeona-retrieve.term"というアプリをクリックして起動
この時に先ほどのadeona-retrievecredentials.ostファイルを
要求されるのでダイアログで場所を指定する
次に出るこのフォームでいつからいつまでの情報を取得したいか設定(空欄でも可)





あるいはもっとも最近のものとか、直近の2つを取得というような指定もできる





取得に成功するとデスクトップにこういうフォルダが生成される





中を開くとこの通り
jpegで怪しいヤツの顔写真とテキストでそいつのIPアドレス、
アクセスポイント、最寄りのルータなどの情報が取得される
このキャプチャの場合は固定IPなのでアクセスポイント、ルータの情報は取得されていない





こちらは別の場所からつないでみた
アクセスポイントは無線LANネットワーク名になった
ランダムなIPアドレスをふられる場合はDNSサーバのIPアドレスも取得すると思われる
写真とあわせてこれでかなり犯人を特定できる





ちなみにテキストに出ているワシントン大学のcgiのURLにアクセスすると
ほとんどリアルタイムにIPアドレスだけは追跡できる
これはインストール直後のIPアドレス





すぐ別の場所に移ってみると同じcgiに出ているIPアドレスがそこのものに変わっている





もっと手っ取り早く動いているのか確認したい時には
ps aux | grep adeonaというコマンドをTerminalで打つ


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isightcapture
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

TerminalからコマンドラインでiSightを起動させて写真を撮るコマンド

勿論そういう作業は通常は、GUIでムービーアプリなどから操作するのだが、例えばAdeonaのようなオプションから操作するにはCUIで動かす機能があった方がよい。
AdeonaのMacOSX版はMacを盗んだヤツの顔をパチリと撮影してアップロードする強力な機能があるが、この機能を利用するためにはisightcaptureのインストールが必要になる。

作者サイトにはインストール方法などの説明が一切ないが、作者さんは
「他の仕事で手一杯なのでこのisightcaptureについては私に質問するな」
と書いておられる。

インストールにはいくつかの方法があるが私は一番簡単な方法でやった。
つまりMainMenuCoelaなどの不可視ディレクトリのファイル操作を可能にするアプリを使って
"/usr/bin/"
isightcaptureというUNIX実行ファイルを直接放り込んでやった。

デフォルトでここはパスが通っているから、この方法なら後でパスを通す必要がない。
(「パスを通す」項目を参照)

写真を撮るには
isightcapture image.jpg
というコマンドをTerminalに打ち込んでやるだけでいい。
シェルは通常ホームディレクトリがカレントディレクトリになっているので
~/
に写真が生成される。
デスクトップに写真を生成させたい時には
cd ~/Desktop
というコマンドを最初に打っておいてカレントディレクトリをデスクトップに移動しておけばいい。

これをインストールすると上述のAdeonaのMac版写真ありバージョンは写真のアップロードをはじめる。






isightcaptureをインストールする
私はお手軽な方法でMainMenuを使って不可視ディレクトリを表示、
"/usr/bin/"にバイナリを入れてやった





isightcapture image.jpgというコマンドをTerminalに打ってやる





ホームディレクトリの最初の階層に怪しい男の写真が・・・ってそれは私です


2008 年 10 月 2 日





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LiteIcon
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

OSXのシステムアイコンなどのお決まりアイコンを気に入ったアイコンに差し替えるアプリ。

というようなものをこれまでもいくつか紹介してきたが、これの気に入ったのはリストアに力が入っている点。
なぜならこれまでのこの手のアプリで、アイコンが元に戻せなくなったというトラブルを毎回体験して後悔することしきりだったからだ。

変更できるアイコンはドキュメント、アプリケーション、サイトなどトータルな共通アイコン、各種フォルダアイコン、Firewire、USB、インターナル、光学ディスクなどのデバイス関連、ゴミ箱、Dashboardなどのドックアイコン、エイリアス、プライベートなどのその他アイコンで、かなりのバリエーションになる。

アイコンコレクターだが、使い道がないと嘆いておられる方は試してみるといい。

ところでこのリストア機能だが、全体を一気に直すものと、ひとつずつ右クリックで直す方法と2つ用意されている。
それでもこれまでシステムアイコンをいじっている途中にクラッシュして元に戻せなくなったというトラブルを経験している。
このLiteIconが一番良いと思ったのは、iContainersファイルをサポートしていることで、これで保存されたアイコンセットを読み込んで全部のアイコンをその内容に変更できるという機能を持ったことだ。

最初に何も変更せずにデフォルトアイコンをiContainersセットとして保存することをお勧めする。 これでリストア機能に不具合が出てもデフォルトに戻せる。
この手のアプリを使用するときの大事な注意だと思う。






LiteIconを起動するとまず現状のシステムアイコンなどを結構な時間を使って読み込む





使い方は簡単でそれぞれのアイコンボタンに新しいアイコンファイルをドロップさせる
下のApplyボダンをクリックすると変更完了となる
ファイルアイコンなどは一度Finderなどを終了しないと変更が反映されない
ご丁寧にFinder再起動ボタンも上に用意されている





アイコンセットはiContainersファイルとして保存できる
変更をする前にまずデフォルトのセットを保存することをお奨めする





名前、作者情報を付加してiContainersファイルを保存する





すると指定したディレクトリに.icontainerという拡張子を持ったファイルが生成される





変更できるのはエイリアスや読み出し禁止アイコンなどかなり広範にわたっている
面白いアイコンをつけて自分なりのセットを作ってみるのも良いと思う





またリストアは全部リストアだけでなくひとつだけ右クリックからリストアできる
右クリックにはアイコンプレビュー機能も用意されている





右クリックで開いたアイコンプレビューはこんな感じ
Leopard以降アイコンはますますきれいになったので
いろいろこれで迷いながらセットを組み替えていくと良い


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MacNicoPlayer
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

ニコ動専用プレビューブラウザ

専用というだけあってプリセットでタブは検索、ランキングとなっていて「マイページ」「マイリスト」にも直接接続できて確かにwebブラウザでも便利だ。
私はニコ動のヘビーユーザではないので普通のwebブラウザでも不便を感じないが、世の中には全くテレビを観ないで、空いた時間は一日中ニコ動やようつべを観ている人も多いらしいから確かにこういう軽い単機能のブラウザは意味があるかもしれない。
動画を観るときのキャッシュの堪りようも半端ではないし。

ニコ動を観るだけでなく「保存ボタン」でダウンロードもできる。
ニコ動も画像はflvなので他のアプリで観る場合はそれなりの変換手続きも必要かもしれないが。






MacNicoPlayerを使ってみる 検索はキーワード検索が勿論可能だしランキングで今観られている動画をチェックできる こうして見比べるとYouTubeと随分傾向が違う





動画を再生
ニコ動の2ちゃんねるスレを動画にしたようなあのスタイルを再生する
左上の保存ボタンをクリックすると動画をダウンロードできる(こともある)


2008 年 10 月 3 日





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Shadow
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

クリップボードを拡張してネットワークで共有したりしなかったりできるメニューエクストラ。

例えばWindowsからMacにスイッチしてきて、Macのクリップボードがひとつのことしか覚えられないことに不満を感じる・・・という人は多い。
私は実はあまり不便を感じていないのだが、定型の文章を沢山書く人はクリップボードに決まり文句を一杯貯めて、文章を書くのをスピードアップしたいと思うかもしれない。

またhtmlのエディットやコードを書く人の場合、確かに同じようなコードのひな形がクリップボードに沢山入っていたら便利だとというのは感じる。

そこでMacでそういうことを実現するアプリはいくつかあるのだが、このShadowの面白いところはそれをネットワークで共有したりできることだろうか。
使い方のイメージとしては外で作業したMacBookなどのクリップボードのうちプライベートなものは非公開グループに保存して、会社などのネットワークで使いたいものは公開グループに保存、MacBookのクリップボードを公開して会社のネットワーク上にあるデスクトップ機でそのクリップボードを使って作業の続きをするという感じか。

公開したものはパスワードで守ることもできるし、非公開グループに入れたものはネットワークからは見えない。
いろいろ面白い使い方が考えられそうだ。

クリップボードのパレットを呼び出すホットキーはデフォルトでは設定されていないが、私は
コマンド+shift+Cキー
を設定した。パレットを消すのもこれで可能だし、メニューバーアイコンからプルダウンでもパレットを呼び出したり隠したりができる。

環境設定もメニューバーアイコンからかパレットのハンマーアンドスパナアイコンから呼び出せる。

ネットワークへの公開の設定はクリップボードのグループ名のところをクリックすると可能。






Shadowを最初に起動するとスプラッシュとともに
「ネットワークへの接続を許可するか」というシステムのセキュリティコンファームが現れる
クリップボードの共有をしないなら拒否をクリック





コピーを繰り返すとデフォルトで最大20のクリップが保存されていく
下には検索フォーム、設定画面呼び出し、ネットワーク公開、
グループ削除、追加のボタンアイコンが並ぶ





このパレットは普段隠れているが呼び出しはホットキーでもできる
私はコマンド+shift+Cキーを設定した
このキーの組み合わせは設定で変更できる





設定でクリップをいくつ保存するか、ログイン項目に入れるかも設定できる
使いやすい数は案外10くらいのような気がする





パレットの呼び出しはメニューバーアイコンからもできる





このShadowの面白いところがこれ
ネットワーク公開はグループごとにも設定できる
グループ名をクリックして呼び出して公開のところにチェックを入れる
パスワードの設定もできる





ここで許可をすればネットワークにクリップボードは公開される





別のグループを作ってこちらは「ネットワーク公開」チェックを外す
これで「非公開グループ」になる





グループの間でクリップをドラッグアンドドロップして複製することができる
元のクリップを消せば移動したことになるのでこうして公開と非公開グループを使い分ける





Tiger/iBookG4からこの公開クリップボードをのぞいてみた
公開名とアドレスブックで設定した顔写真まで見えている
私の顔はあまりにも男前過ぎてお見せできないのが残念だ





写真の横の鍵アイコンをクリックするとパスワードを
設定している場合はこのようにパスワードを要求される
キーチェーンに覚えさせて毎回手入力するのを省くこともできる





するとこの通り公開グループのみクリップボードの中身が見える


2008 年 10 月 4 日





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ShapeOnYou
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

3Dの図形を難しい数学的パラメータ操作をしないでも簡単に直観的に作れてしまう&アニメーションもできてしまう3次元お絵描きアプリ。

こういう3D画像の構築はこの手のパソコンではもっとも得意とするジャンルであるにもかかわらず、本職のCGデザイナーをのぞいて身近には3D画像を作って遊んでいる人なんて見かけたことがない。
その理由はそういうものが非常に難しいからで、この手の3DCGソフトには素人がちょっといじってみて遊んでみようなんてことを許さないようなストイックな厳しさがある。

だからこれもちょっと目には取っ付きにくそうに見えるのだが、実際に触ってみるとそういう3DCGの予備知識なんかなくてもデタラメにパラメータをいじっているだけで、面白い図形が自然にできてしまう。

昔、MacOSには六画大王という3DCGソフトがあったが、あれを思い出してしまった。

いろいろ形を作って、それをデフォルメさせて、色を着けてさらにそこに影をつけたりアニメーションにしたり面白いパラメータが用意されているし、形はプリセットで用意されているので気軽に入れると思う。






ShapeOnYouを触ってみる
わずか数分で自分なりの形を作る方法が大体飲み込めた
これは簡単だ





形は「Shape inspector」で作るが幾何学の知識が無くても全然問題ない
右の「Type」のプルダウンでたくさんあるプリセットから作りたい形に近いものを選ぶ
左のトレイにある「Type」プルダウンでどういう種類の3次元図形にするかを選ぶ
これだけでも普通に3次元図形になってしまう





本体画面でこれに色を塗ってみよう
それぞれの面ごとに色を塗れるし背景にも色を付けることができる





ここまでわずか数分でこんな感じになった





これに影をつけてみよう
光源の位置、影までの距離、影のシャープネスなどいじれるパラメータがある





アニメーションの方向やデュレーションなどを決定して
2つ目のボタンでアニメーションを生成する
見事にぐりぐり動く





またアニメーションにしなくてもメイン画面でグリップしてぐりぐり動かすこともできる
勿論影も陰影も方向にあわせて変化する
できた作品はいつでも保存できるので保存しながら作業を進めれば失敗してもすぐに元に戻れる
気に入った形ができるまでデタラメでもいろいろいじってみると面白いと思う


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機材故障の季節

お知り合いのブログがMac故障のために次々更新中断に追い込まれている。

「ヴェアダル」さんの
ブログ更新をちょっとお休みします | Macの手書き説明書
というエントリや、「E-WA」さんの
MacBook 復活 - E-WA’S BLOG
というエントリのように皆さん機材の故障でブログの更新にまで支障が出ているようだ。
ハードさえ治れば皆さん再開されるだろうから、ここは「Stay waiting patiently」ということなんでしょうな。

ただこういうのはひとつのアノマリー(根拠はないがなぜかはっきり出る傾向のこと)というか、機材の故障というのは同じような時期に固まって起きるようだ。

先日から書いているが、私自身も旧環境のTiger/iBookG4の起動ボリュームが壊れてしまい結局修復もできなかったので、クリーンインストールをして、環境もイチから再構築してやっとほとんど戻ったところというのが今の状態。
昨日まではメインで使っているMacBookが唯一の頼みの綱だったわけだ。

会社で私が管理しているMacも次々と不具合を起こしてXServeRAIDは一台ハードディスクお亡くなり、もう一台のXServeRAIDはやはりボリュームインデックスの不正でマウントできず、結局修復にも失敗で初期化、Power MacG5が一台光学ドライブお亡くなり、さらにPower MacG5一台メニューエクストラお亡くなり、FinalCut ProとベーカムデッキをつないでいるインターフェイスのI/O AJADriveが2台とも半死など次々と問題を起こしてくれて、先週は全く仕事にならなかった。
何だか先週は公私ともにずっとMacを直していたような一週間だった。

アノマリーというのは、根拠はないが統計を取ると明らかにはっきりした傾向が出る現象のようなことを言うのだが、この季節の変わり目にMacが壊れるなんてのもひとつのアノマリーではないかという気がする。

夏の間の熱に耐えてそのストレスが秋口に症状となって現れるのだ・・・という理屈は無理矢理付けられないこともないが、それは別に冬でも春でも良さそうなものだ。同じような時期に固まるのはやっぱり不思議だ。

などと客観的に評論をしている場合ではない。
直さなければいけないMacの数が増えると、それだけ私にかかるストレスも増えるのだが。



2008 年 10 月 6 日





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前々から気になっていたトラックボールを使ってみる


Marble Mouse

こういうものをお買い上げ。

買う時に同じロジクールの親指ボールタイプ(TrackMan Wheel)とどちらを買うかかなり迷ったが、いろいろ考えたが長時間使用するにはやはり親指よりも人差し指でトラックボールを操作するタイプの方が使えると判断したからこちらにした。

これなら手首が怠くなってきたら手のひら操作だってできないこともない。

それでさっそくMacBookにつないでみた感想なのだが、なんでもっと早くこれを試さなかったのだろうかと後悔するぐらい快適だ。
マウスを長年使い慣れた感覚を捨て去るには少し時間がかかる。
「トラックボールは使いにくい」
という人は大体最初のこの違和感で食わず嫌いしているのだと思う。

このMarble Mouseの場合はセンターにポインタ移動のための大きなトラックボールがあり、左にクリック、右に右クリック用の第2ボタンがある。
さらにスクロール用に左右のボタンの上部にミニボタンがある。
OSXはこのトラックボールを何もインストールしなくてもデフォで認識するが、ミニボタンには機能は割り当てられない。
USBOverdriveも試してみたが、このボタンにコマンドキーやcontrolキーを割り当てることはできて、これはこれで便利なのだがスクロールが使えないのは不便なのでロジクールのドライブを探すことにした。

付属のインストールディスクにはWindows用のドライブとMacOS8.6〜9用のドライブしか入っていない。
そこでこちらのサイトでOSX用のドライブをダウンロードしてくる
Logicool サポート&ダウンロード
Leopardにも対応とのことだ。

これをインストールすることで、ミニボタンの左をスクロールダウン、右をスクロールアップに割り当てることで、通常のマウスの機能を全て利用できる。
私はMacのワンボタンマウスには全くこだわりがないし、今の時代になってもワンボタンマウスにこだわるのは愚の骨頂だと思っているので4ボタン、5ボタンとまでは言わないが最低この程度の機能は欲しいのだ。






Marble Mouseのボタンの機能
トラックボールと左右クリックボタンはドライブをインストールしなくてもデフォで認識するが
ミニボタンはロジクールから専用ドライブをインストールしないと正規の使い方ができない





ドライブのインストールはインストーラにまとめられているので簡単だ





インストール先はシステム環境設定
ここに「Logicool Control Center」というペインができているのでそこを開いてみる
表示されているデバイスを選択すると設定に入れる





左右クリックボタンにも違う機能を割り当てることもできる
左右対称のデザインとも相まって左手での操作にも対応できる
左利き対応と考えてもいいし、右手はテンキー用として空けておきたいという場合にも使える





ミニボタンに「クルーズ」を割り当てる
この「クルーズ」がスクロールの設定になる
私は速いスクロールが好みだ





「一般」の方に入ればトラックボールのスピードも設定できる
私はマウスは高速なのが好みだが、トラックボールは低速に設定するのが使用上のコツだと感じた
トラックボールはソフトウエア的に加速を設定しなくても物理的にボールを加速できるので
精密な作業ができるように低速にあわせる方が良い
これがトラックボールを使う最大のメリットだ



トラックボールはマウスと比べ使いやすいか使いにくいかについて、いろいろいわれているがメリットでメリットを考えてみた。

メリット
1)マウスのように本体を動かさないので机の上のスペースが狭くてすむ
2)径の大きなボールを使えばそれだけ微細な作業が可能
3)低速の細かい作業をしながら、ボールを指で加速するように投げ回しすればデスクトップの端から端まで一瞬で移動できるなどの動作を、ソフトウエア的ではなく物理的にできるので人間の感覚に合っている
4)左右対称のデザインなので左手での操作も可能
5)マウスはマウスパッドの端まできたら一度持ち上げて元に戻さないと移動の続きができないがトラックボールは永遠に回し続けて移動が完遂できる

デメリット
1)手首を動かさずに指先で全て操作するのでデザインによっては疲労、腱鞘炎などがちょっと心配
2)クリック、スクロールなどの操作法が3ボタンマウスと違うので最初は操作に戸惑う
3)マウスで本体を動かす癖がついているのでとっさの時に思わず本体を動かそうとしてコーヒーカップをヒックリガエしそう
4)ボールのところがやはり(光学式だろうが)物理的な機械なのでここに故障が起きそう

こんなところではないだろうか。
よくいわれるのは1)の机の上のスペースが狭くても使えるというメリットだが、そんなことよりもメリットのウチで私が最大だと思ったのは、3)の細かい作業と大きな移動を物理的な感覚でできるというところだ。
このメリットは実際に使ってみると想像以上に大きい。
細かい作業には向いているので、CADとかグラフィック系の仕事をしている人でトラックボールを使っている人が多いということは納得できたのだが、逆に絵を描くというような大きなそして繊細な線を引くという作業には向かないかもしれない。
CADのように幾何学的な線を引くには最高だが、フリーハンドで微妙な線を引くのは難しい気がした。 そういう作業はやはりペンタブを使うべきなんだろう。

デメリットのウチで私が一番深刻だと思っているのが1)の腱鞘炎などの疲労障害が起きないかということだ。
この一両日はずっとMarble Mouseを使ってMacBookを動かしてその辺りをテストしている。
正直ノートを動かすのはトラックパッドの方が楽かもしれない。
少し右手の手首が重くなってきている。
ただ、繰り返しになるがCADや動画編集などの目的では、使えると踏んでいる。

私が会社で管理している機材はPhotoshopやFinalCut Proなどで常時作業する環境なので、Photoshopはともかく、FinalCut Proではトラックボールの方が作業しやすいと思う。
マウスでも腱鞘炎などの疲労障害が出るのは、その手のソフトの場合は同じことだ。

2)のデメリットの問題は、「使っていれば慣れる」のひとことだ。
実はこのロジクールのMarble Mouseを買う時にTrackMan Wheelとどちらを買うかを迷ったと書いたが、TrackMan Wheelなら、トラックボールを使ったことがない人でも使い方に迷うこともない。
こちらなら2)のデメリットはあまりない。
クリックと右クリックを人差し指と中指でやって、3ボタンマウスと同じスクロールホイールも真ん中についているので、マウスしか使ったことがない人でも使い方を説明する必要はない。

それに対してこの人差し指ボールのトラックボールはやはり慣れが必要だし、初めて使う人には若干の説明も必要だ。
そこが「食わず嫌い」の人達にも使わせる上で実際には想像以上の障害になることもよく分かっているのだが、それでもやはりこのセンターにボールがあって、左右対称で人差し指の微細なコントロールを活かせるというのはメリットが大きいと考えてこちらにした。
結果的には正しいチョイスだったと自分では思っている。

3)のでメリットは笑い話のようなものだが、膝の上でそう割いているとやはり思わず本体を動かしている自分がいる。
長年の習慣というのはなかなか簡単には抜けないということだ。

4)については使い込んでみないとわからない。
機械部分といってもボールのを認識しているのは光学で、ボールを転がしているローラーはタダのベアリングでここに機械的なセンサーがあるわけではない。
ただ機械部分であることは間違いないのでレーザーマウスと比べると故障が多いのは仕方ないかもしれない。

ここまで使ってみた感じはこんなところで、なかなかよいので個人環境でもこれの導入を検討しようと思った。
とりあえず会社機への導入だが、問題はユーザの皆さんがこれに馴染んでくれるかどうか・・・そこが一番の問題・・・






ただ今ユーザの一人から評価をいただいて、要望は
「スクロールなんか要らないからクリックロックとアプリケーションの切り替えを」とのこと
それでミニボタンの左にクリックロック(ワンクリックでドラッグが可能)、
右にアプリケーション切り替えを割り当てた
確かにこの方が便利だしクリックロックでスクロールタブをつかめば
スクロールホイールと同じようにトラックボールでスクロールが使える





その結果操作の割当はこんな感じ
もう一度これで評価してみるが確かにこの方が便利そう


2008 年 10 月 7 日





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JollysFastVNC
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

Windows、Linux、UNIX、MacOSXなどプラットフォームに関係なく別のコンピュータの画面をオンラインで操作してリモート操作することができるvncのクライアントアプリ。

VNCのアプリの最初のプロジェクトは、シェアウエアに移行してサーバ側、つまりリモートコントロールされる側のアプリはフリーでダウンロードして利用できるがクライアント側はシェアウエアになった。
それなりにコストと手間のかかったプロジェクトだから納得はできるのだが、以前にはクライアントもフリーで使えていたのでこだわる人もいるだろう。

フリーのクライアントアプリのChicken of the VNCは今でも使えるが、これはウインドウ表示すると、ウインドウにあわせてサーバ側の画面を縮小して表示してくれないという弱点があった。
このために画面の端にあるドックやメニューバーはいちいちスクロールしないと操作できないのが面倒だ。
なかなか確実に動くアプリなのだが、ここがちょっと残念。

これに対してやや安定性に問題はあったが、ウインドウ表示の大きさに合わせてサーバ画面を縮小して表示してくれたVNCThingはなかなか良いアプリだったが、intelMacで動かなくなっていた。
このVNCThingが対応してくれるのを待っていたのだが、違うところからこの問題を解決してくれる人が出てきた。

このJollysFastVNCはやはりウインドウの大きさに合わせてサーバ側の画面を表示してくれるので、メニューバーを操作するのにいちいちスクロールするストレスがない。
さらに必要なのはパスワードだけでスクリーンネームなども自動で取得してくれるので、操作が非常に簡単になった。

これはこれから愛用させてもらうことにした。






別の個体でVNCサーバを起動しておくとJollysFastVNCを起動するだけでサーバが見える
接続は下のコネクトボタンをクリックするだけ
細かい設定も可能だが普通はデフォルトのままで良いと思う





するとパスワードを要求される
サーバ側で設定したパスワードを入力
頻繁に使う人のためにキーチェーンへの登録もできる





接続に成功するとこの通り、ドックからメニューバーまでデスクトップ全体が見える
Tiger/iBookG4のデスクトップを覗いているが勿論相手はWindowsでもLinuxでも可
見るだけでなくキー操作もマウスでの操作もできる
ショートカットキーは利いていないようだが


anchor

AIR iPhone
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 Windows2000~XP対応

ひとつのコードでWindowsでもMacでも動くプラットフォームに依存しないAdobe AIRランタイム上で開発されたエアーなiPhone

この夏の日本でのiPhone販売開始以来お知り合いのMacレビュー系サイトは、みんな「iPhoneアプリレビューサイト」になってしまった。
いまだにiPhoneを持っていない&当分購入予定のない私としては、話に全くついていけないのが悔しい。

どこかにOSX上で動くiPhoneのテストベッドはないものかと思っていたら、こういうものがあった。
そういうときのためのエアーだ。先日紹介したAIR エアギターのように、何でも「あるつもり」になれるのがAIRだ。(なんのこっちゃ)

このAIR iPhoneは、勿論iPhoneっぽい動きをするというだけでダミーの機能がほとんどだ。
ただwebkitブラウザは実装しているので、自分のサイトがiPhoneでどう見えるかというチェックぐらいには使えそうだ。

もうひとつ実装している機能があって、このiPhoneは実は電話がかけられる。
といってもRibbitにレジストしていればの話だが。
Ribbitはシリコンバレー発のIP電話会社でSkypeやAndroidなどのライバルということになる。
ブリティッシュテレコムが買収したことで話題になった。
このRibbitの電話クライアントとしては実際に機能するので、登録してMacから電話かけまくるのも面白いかも。






AIR iPhoneを起動するにはAdobe AIRのインストールが必要
こんな感じで立ち上がってくる
操作開始はロック解除が必要なのがリアル





iPhoneユーザにはお馴染みのこういうスクリーンが現れる
残念ながらほとんどの機能がダミーでポインタを重ねても進入禁止マークが出る





音楽機能にはこんなギミックがついている
これでiTunesライブラリなんか聴けたら面白いのだが残念ながらこれもダミー





しかしこれはダミーではない
実際にwebサイトを表示できるしURLを打ち込んでやればどこにでもいける





矢印アイコンをクリックすると回転させることもできる
回転に合わせて表示が変わるのもお約束





電話機能は残念ながらこのままでは使えない
しかしRibbitにレジストすると実際に電話として使えるそうだ
意味があるかどうかは別として面白い機能だと思う


2008 年 10 月 8 日





anchor

PhoneFinger
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

AIR iPhoneなんかと組み合わせて使う「フィンガータイプ」(?)のマウスポインター

iPhoneのUIは指で操作することを前提に作られている。
だから指で操作しよう。
といってもデスクトップで動くAIR iPhoneiPhoneSimulatoriPhoneyなどはスクリーンを指で押しても操作できない。
そこでこのPhoneFingerの登場となる。

これの芸が細かいところはクリックしたところに指紋が残ってくところだ。
デスクトップをクリックしまくっていれば、デスクトップが指紋だらけになってさながら掃除してないMac、iPhoneそのものになる。
iPhoneのツルテカの表面には指紋が残りやすいので、リアリティにこだわったとも言える。
そういうのが嫌だという人にはメインウインドウで指紋を拭き取る設定にもできるし、指紋がつかない設定にもできる。
終了もメインウインドウからする。

使いやすいか使いにくいかと訊かれれば、どちらかというととても使いにくい。
ポインタの正確な位置が判らないからだ。
使い心地を追求するアプリじゃなくて「持たざる者」の自己満足のためのアプリだ。
(iPhoneを持っていないし当分導入する予定もないので)






PhoneFingerAIR iPhoneを操作する
使いやすいとは言えないが大きさ的にはちょうどかもしれない
デスクトップやiPhoneに指紋がベタベタついているのが判るだろうか





その指紋を掃除するのはこちらのボタン
指紋がつかない設定にしたい場合はチェックを外す


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Stainless
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

Google Chromeに対抗してMac用に開発されたシンプルかつ高速なwebブラウザ。

Google Chromeを意識しているのは、その名前ですぐ判る。 Googleがクロームならこちらはステンレスだというようなことだろう。
ただ開発の目的はかなり違うような気がするが。

Google Chromeと似ている部分はタイトルバーの下がいきなりタブバーでツールバーがないことと、URLフォームと検索ウインドウがひとつになったなどの見た目のシンプルかがはかられたということ、同じwebkitエンジンでweb描画していることぐらいだと思う。
このStainlessGoogle ChromeのMac版が先送りにされたことへのMacユーザの反抗なのかもしれない。
Mac版のGoogle Chromeもおっつけ出ると思うが、今日現在ではまだ「近日中」ということになっている。

Macユーザは無いなら自分で作ってしまったということなのかも。
しかしGoogle Chromeとこれの決定的な違いはブックマークの扱いだと思う。
Google Chromeは履歴とブックマークを一元化して扱うことができて、これらを全て通してキーワード検索できる。
これがwebの検索とシームレスに繋がって、ますますGoogleの検索の閑占化をアシストするのかもしれない。こういう目的を持ったGoogle Chromeと無邪気にMacでも似たような機能を持ったブラウザは実現できるのだという証明のために作られたStainlessでは、根本的に似て非なるものなのかもしれない。






Stainlessを起動して当サイトを表示して見る
webkitなのでSafariと表示は基本的に同じだ
ツールバーがないシンプルな見た目がGoogle Chromeと同じ





URLフォームに検索ワードを入力して検索するシンプルさもGoogle Chromeと同じだ





設定といってもホームページ(起動した時に最初に表示するサイト)のURLと
検索エンジンの選択の2つだけだ





ブックマークもないシンプルさだが別ウインドウのタブを
ドラッグしてひとつのウインドウに統合する機能はちゃんとある


2008 年 10 月 9 日





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Delicious Library 2
(Shareware)
OS10.5Leopard対応

書籍、CD、DVDなどのコレクションを簡単に管理するデータベースアプリ。

それぞれの(言語環境で設定された国、あるいは環境設定で指定した)国のAmazonなどからISBNナンバーなどで、蔵書のカバーデザイン、出版情報、レコメンド、Amazonのレビューなどを自動取得することができる。
さらにバージョンが2にあがってLeopard専用となってしまったが、このバージョンからCoreアニメーションなどLeopardの呼び物機能を利用するようになって、インターフェイスの雰囲気は垢抜けしているとのことなのでLeopardにアップできるならこのバージョン2をお進めしたいというのが作者さん談。

蔵書やCDが現れる時には上から水のように降ってくるアニメーションで現れるし、削除する時には燃えて消える。
このアニメーションが面白くて無意味に登録したり削除したりを繰り返したくなる。

もうひとつ呼び物の機能は、MacBook、MacBook Pro、iMacなど内蔵カメラやiSight用カメラと組み合わせて、バーコードの自動読み取りができることだ。
カメラの前に本やCDをかざすだけでいい。
上手く位置があったらその瞬間に読み取りが開始され、自動的にAmazonの情報を取得して棚に本やCDが現れる。

あまりにも快調なので、どんどん登録したくなるが背景が白くないバーコードは上手く読まないようだ。
ここら専用のレーザー式バーコードリーダーと同等というわけにはいかないが、かなりいい線はいっていると思う。

シェアウエア登録しないと最大30アイテムまでしか登録できない。
登録後は無制限になる。






Delicious Libraryで本などのアイテムを登録する
このように蔵書やCD、DVDのカバーデザインを自動取得してくれる





出版社や発行日、価格、ジャンルなどの出版情報も取得する





Amazonからレビューなども取得してくれるのが面白い





レコメンドにはシリーズ作品などが並ぶことが多い





こうしていろいろ取り込んで並べると書店などの棚を見ているようで楽しい





ウインドウ下のカメラアイコンをクリックするとバーコードリーダーのiSightが立ち上がる
ここに本やCDをかざすだけで認識して自動的に情報を取りに行って棚にカバーデザインを出現させる
キーボードを全く触らないで次々と登録できるこの簡単さが面白くて病み付きになりそうだ


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Books
(Freeware)
OS10.3Panther対応 OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

蔵書などのカバーデザイン、データなどをAmazonその他のソースから取得してデータベース化できるアプリ。

そういう意味でDelicious Libraryを取り上げたが、その売り物のiSightを使ったバーコード読み取り機能は以前にも紹介したBooksにもちゃんと実装されていた。

以前はこれをISBN番号でデータを取得すると書いてしまったが、私の蔵書は古い本が多くその大部分はバーコードなんかついていないのでこの機能に気がつかなかった。
以前CDのジャケットにデカイバーコードがついたのを見て、
「こんな見苦しいものをジャケットにつけるなよ!美的センスを疑うぞ」
と思ってしまったのだが、実際のこのバーコードリーダーを使い始めるとこの便利さは病み付きになる。
バーコードリーダーがPOSに革命を起こしたというのもうなずける気がする。

ISBN番号を調べたり、入力したりしなくても本をカメラにかざすだけでどんどん本のカバーデザインやデータを取得してくれるんだからこれは確かに楽だ。
残念ながら私のところではバーコードがついている蔵書は1割にも満たないのだが。

Delicious Libraryと比べるとAmazonのレビューやレコメンドは取得してくれないとか、カメラからISBN番号が判るだけでデータ取得は手動でするとか、アイテムを追加したり削除する時に面白いアニメーションが無いとかの違いはあるが、バーコードの読み取りはこちらの方が快調のような気がする。
夜の自宅の部屋で特にそれ用の照明も焚かなくても普通にどんどんバーコードを読み込んでいたから実用性は高いと思う。

何よりもこちらはフリーウエアなので、ドネーションをしてもしなくても何万アイテムでも好きなだけ登録できる。






BooksのクイックフィルはISBN番号が分かっていればデータを取得できる
ISBN番号は一番下のフォームに入力するようになっていてその右のカメラのアイコンが
バーコードリーダーのiSight呼び出しボタンになっている





クリックフィルボタンをクリックするとこの通り即データを取得
これをデータベースに入れたい時には「保存」をクリック





データベースはこのようにリストで表示することができる





カバーデザインをサムネール化してこのようにギャラリー表示することもできる





カメラアイコンからバーコードリーダーを呼び出したところ
横線が並んでいるエリアにバーコードを収めるのがコツで特に灯りがなくても快調に読み込む
これでISBN番号をどんどん取得できるので後はクイックフィルの手順でデータを取得する


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ベーカム

WAOさんのお見立て通りです。
バレてしまったかぁ・・・ヽ(`Д´)ノ
ってこことかあちこちに結構本業に関連した記事とか書いてますけどね。
ただwebの世界ではあまり評判よくない商売なので・・・
別に隠してはいませんが、積極的に公開もしていません。



2008 年 10 月 10 日





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この11ヶ月の人気記事ランキング〜結構意外なところが上位に来ている

昨年RSSがどういう見られ方をしているか知りたくて導入したFeedBurnerだが、しばらく忘れていた。
それで今日11ヶ月目の全期間を久しぶりに集計してみた。
なぜ期間が1年じゃなくて11ヶ月という中途半端な期間なのかというと、たまたまこの集計のことを思い出した今日が11ヶ月目だったというそれだけのことだ。
12ヶ月になったら1年分の集計を出すかどうかは、私がそのことを憶えているかにひとえにかかっているといわざるをえない。(何オサマってんだか(^_^;))

それで最初の2週間目も1月目もふた月目も人気記事ランキングの上位はずっと同じで、最初にヒットを取った記事がずっと残るんじゃないだろうか?
それだったらランキングなんて意味ないな・・・
と思ってずっとうっちゃっておいたのだが、11ヶ月目になってみると面白い結果になった。

最初はこのサイトに来られる方は時計アプリなどの便利ものガジェットアプリやシステムユーティリティに興味があってこられるのだと思っていた。
最初の2ヶ月目まで上位にふんぞり返っていたのはそういう記事だったからだ。

ところが1年経ってみると(まだ11ヶ月しか経っていないが)、上位に来ているのは意外に読書のレビュー記事、Googleのブラウザの記事、webサービスの話、パソコンの雑感なんかが入っていたりする。
システムユーティリティや便利ものアプリも結構根強いが、MacBarfXのようなオバカグッズが上位に入っているのを見ると嬉しくなってしまう。
結構幅広い興味で来られているのだなということが判って、これは参考になった。

今後も頑張ります、応援よろしくです。






過去11ヶ月間のRSSのヒット、ビュー、サブスクライバ、クリックスルーの推移
8月3週目に極端にヒットしているので全体はとても見づらいグラフになってしまった
しかしその8月のヒットも1日で竜巻のように通り過ぎてしまった
一体何だったんだろう?





ページビューなどを見ても相変わらずボラティリティが大きいというか全然傾向が見えない
沢山見られている日もあるし全然見られていない日もあるというくらいしか判らない





ひとつだけ傾向がはっきりしているのは
サブスクライバ(定期購読者)はだんだん増えていることぐらいか
ありがたいことだ



こちらがランキング
順番はそれぞれの記事のビュー(何回見られたか)とクリックスルーを掛け合わせた乗数のようだ。
面白いのは意外なことに最上位を取ったのはオンラインウエアのレビュー記事では無かったということ。
最新アプリの情報が目的なら私のサイトよりも情報が早いところはいくらでもある筈だが、それでも新しものにも人気はやはりあるということ。
最初のころはデスクトップにカレンダーやシステムステータスを表示する便利グッズやシステムユーティリティが上位を独占していたので、当サイトに来られる方の興味の対象はそうなのかと思っていたが、こうして11ヶ月目のランキングを見ると傾向はバラバラだということ。

これで何が判るかというと、皆さん幅広い興味で来られているのだなということか。


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Alert Expansion X
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応

システムのアラート音にオリジナルの音を沢山追加するアプリ。

どこにインストールするのか不明だが以下の音源をシッステムアラートに追加する。

* Military Alarm
* Dog Bark
* Basketball Dribble
* Basketball Swish
* Beacon Bass
* Beacon Violin
* Bowling Strike
* Boys Choir 1
* Boys Choir 2
* Boys Choir 3
* Boys Choir 4
* Camera
* Car Lock
* Chimpanzee
* Coin Toss
* Computer 1
* Computer 2
* Computer 3
* Computer 4
* Crowd Cheer
* Electronic
* Golf Hit
* Helicopter
* Hydraulics
* Jungle
* Loon Calls
* Race Car
* Real Morse Code
* Record Scratch
* Jet Take Off
* Tennis Hit
* Water Drop
* Water Splash

多分Panther以下のOSXでも動くと思われるが、動かない時にはAlert Expansion Xを「パッケージの内容を表示」で開いて中の音ファイルを
"~/Library/Sounds"
などにコピーしてしまえばよい。






Alert Expansion Xを起動すると音源を自分専用に
インストールするかオールユーザでインストールするか聞いてくる





インストール完了するとシステム環境設定の「サウンド」でアラート音が増えている
「システムが共有されています」の表示が異様だがちゃんと使える






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