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2012 年 11 月 28 日




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マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる5〜容疑者は絞り込めた〜あとはどこまで切り分けができるか

この数日来トライアンドエラーを繰り返してきた朝方に外付けハードディスクがアンマウントできなくなる問題だが、昨日また再発した。
そしてこれで概ね原因が絞り込めた。

先日の対策でSpotlightを除外項目にし、Time Machineボリュームをデイジーチェーンから外した。
それでデイジーチェーンには120GN、320GBの二つしかぶら下がっていない。
その状態でまた再発したので、今度は320GBの稼働を止め120GBのみの稼働とした。
つまりデイジーチェーンを止めた。
この状態で再発しないならデイジーチェーンが怪しいし、再発するならデイジーチェーンの問題ではなく120GBのディスクが単独で不具合ということになる。





先日Time Machineボリュームの1TBをデイジーチェーンから切り離しUSB接続とした
そのデイジーチェーン側でまたディスクのアンマウント失敗という障害が起きた
そこで320GBの電源を切ることでデイジーチェーンを解消し様子見とした
これで再発するようなら120GBが単独で障害を起こしているBBSに情報をいただいた状態と言える




そして昨日その120GBはやはりアンマウント失敗
書き出し失敗という問題を起こした




ディスクユーティリティで修復を試みたが失敗
結構重篤な状態のようなので中身のバックアップを別のボリュームに退避させた
ディスクに問題があったために今回の障害が起きたのか、障害が起きので強制再起動、
強制アンマウントを繰り返したためにディスクに問題が起きているのかは微妙だが
心当たりがありすぎてどれが本当か分からない




ディスクはデバイスを選択して取り出しもできず…




結局今回も強制アンマウントをするはめに
この赤い警告タグを見るのは気分が良くないだけでなく
物理的にディスクのストレスになる
次はこの120GBを止めてデイジーチェーンを復活させるか



この問題を起こした120GBはもう退役してスクラップになった初代iMac(DVSE、おにぎり型)の交換ディスクを取り出したもので、当時としては大容量だったしディスク自体は筋は悪くない。

ただ2004年6月26日の記事で紹介した「これdo台」という製品でむき出しでずっと使ってきたので、ディスクのコンディションとしてはいいとは言えないかも。
ディスク自体もそろそろ10年か11年目で、寿命がきてもおかしくない年数でもあるし。

これを外せばおそらくアンマウント失敗の障害はもう再発しないと思うが、デイジーチェーンを復活させて再発するかテストするかは思案中。
それができるのは1TBのTime Machineボリュームをデイジーチェーンに戻すしか無く、ここにあまりストレスかけたくないのも事実。
トラブルの原因は知りたいけど、再発は嫌だな〜、ここは思案のしどころ。






2012 年 11 月 27 日




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セキュリティ対策はたった五箇条で十分か?〜やっぱり必要だと思うことだけ押さえとくね23箇条になっちゃったけど

ネットで巡回していたらこういう記事を見つけた。

ウイルス感染から身を守るための「セキュリティ対策五箇条」を公開(マカフィー) | ScanNetSecurity (脅威、脅威動向のニュース)

その五箇条の内容は
一、OSやソフトウェアは常に最新パッチを適用すべし!
一、ウイルス対策ソフトを導入しただけで安心するべからず!
一、身に覚えのないメールは開くべからず!
一、怪しいWEBサイトは閲覧するべからず!
一、拾い食いはするべからず!

ということなんだそうだ。

この内容には異議がない。
異議はないのだが、これだけで十分か?というとどうなんだろう。
こういう記事にいちゃもんつけしたってしょうがないし、いちゃもんつけようと思ったらいくらでもネタはあるのだが、そうじゃなくって一般的なユーザが普通にパソコンやMacを使うにあって気をつけなきゃいけない、少なくともこれだけはやっておけというのは何があるだろうか、洗い出してみた。

まず、何をやらなきゃいけないかということを考えるために、どういうリスクがあるかを考えてみる。


MacやPCを使う場合の脅威の種類を大別すると
1)ウイルスの脅威
2)クラッキングの脅威
3)ワンクリック詐欺、ランサムウエア、ハニートラップなどネット詐欺の脅威

あるいはこれの組み合わせになる。
先日話題になった遠隔操作ウイルスはこの1)と2)の組み合わせになる。

それらが起こるステージは
一般的なインターネット(WAN)
構内LAN
個人使用の無線LAN
Hot Spot

となる。

まずウイルスの潜入経路はかつては起動ソフトが入ったテープから始まりメールや、USBなどのリムーバブルメディア、ネットワーク経由、インターネットから直接とだんだん高度化、悪質化していたが、最近またメールなどに先祖返りしているようだ。
その代わり無料ソフトや有名ソフトの偽アップデート、FacebookなどのSNSでリンク誘導と組み合わせたりと、だんだん手口が巧妙化している。
Winnyなどのファイル共有ソフトもウイルスの温床になっていることにもう少し注意を払うべきだろう。

クラッキングの侵入経路もかつてはウイルスと組み合わせてバックドアを仕込むという手口が主流だったが、最近は堂々と玄関から押し入るような持続的標的型攻撃も増えてきた。
まだ個人が標的になるケースは少ないようだが、応用はできるのでいずれ遅かれ早かれ個人もターゲットになるだろう。

ツイッターやFacebookでよく見かけるアカウントを乗っ取られて、スパムメッセージをフォロワーに飛ばしているアカウントがある。
これの手口は「あなたの悪口を言っているサイトを見つけた」とか「週に200ドル稼げる秘密のバイトがある」、「アメリカの有名女優の秘密の写真を入手した」というようなメッセージがある日飛んできて、何気なくリンクを踏むと「ここにその写真が(メッセージが、金儲けの秘密が)ある」というリンクを通過する時にOAuth認証とか抜かれて、気がつかないうちにアカウントを乗っ取られて、数日経ってから上記のスパムメッセージを自分のアカウントが連投し始めているという流れになる。

相変わらず古典的な手口としてはmp3ファイルやムービーファイルを偽装して実行ファイルをクリックさせて、知らない間にトロイの木馬・ダウンローダーなどをインストールされて、知らないうちにバックドアやキーロガーを仕込まれていたというものがある。
古典的ではあるが、イカタコウイルスの実例が示すようにいまだにこの手口は有効であることが分かる。
また最近はスマホ、タブロイドの普及とともに自宅での無線LANなどのネットワーク導入率も飛躍的に増えており、これらのネットワークのセキュリティ管理についても知識が足りないために、自宅のネットワークを踏み台にされて、2chに脅迫的コメントを書き込まれて、身代わりに逮捕されるなんてケースも考えられる。
この場合きっちり冤罪事件として訴追されてしまうことは、最近の遠隔操作ウイルス事件で目の当たりにしたので、踏み台被害にも注意が必要だ。


解説ばかりしていても仕方が無いのでまとめるが、以上を考慮に入れると以下のような注意事項になる
1)OS、ソフトウエアは常に最新パッチを当てるべし

2)ただしメールのお知らせリンク先のパッチは絶対に当てるな

3)ポップアップのアップデートも一度閉じて、ベンダーの本家サイトに自分のブックマークで行って、そこでアップデートを取ってくること
(AdobeなどのフラッシュやReaderなどのアップデートは非常に危険、そのうちきっと偽アップデートが現れて問題になると思う)

4)ウイルス対策ソフトは信じるな(必要だが必要最低限の安全しか確保してくれない。ましてや詐欺サイトフィルター機能はおまけ機能程度に理解しておくこと)

5)ウイルス対策ソフトを入れてもウイルスパターンソフトが最新でない場合は何の役にも立たない(ライセンス切れのウイルス対策ソフトはむしろ害悪でしかない)

6)身に覚えのないメールを開かないのはもちろんだが、身に覚えがあるメールもヘッダを確認して差出人のドメインくらいは確認すること

7)メーラはhtmlなどシンプルテキスト以外はフィルターする設定でプレビュー、それ以外の形式では開かない
(メール添付のPDFを偽装して実行ファイルを送ってくる手口も確認しているので、テキストで送れないものはメール以外の手段で送れと友達、取引先にも徹底するべき)

8)怪しくないWebサイトも最近では乗っ取り、ウイルス注入の踏み台にされているので AdobeのFlash、Reader、OracleのJavaなどは常に最新バージョンになっているか注意すること

9)同じ理由でFirefox、GoogleChromeなどの「サードパーティブラウザ」を使っている場合は常に最新バージョンになっていることを確認すること

10)Windowsではフォルダオプションで「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す。
MacではFinderの環境設定で「全てのファイル名拡張子を表示」のチェックを入れる
クリックする前に拡張子を確認する習慣を身につけること、実行ファイルをクリックする場合はその出元を思い出せるものだけにすること

11)Macの場合はSafariの「ダウンロード後、"安全な"ファイルを開く」のチェックを外す

12)MacもWindowsも何か警告、アラートのポップアップが出たら「OK」ボタンをクリックする前に必ずその内容を読むこと
(たとえ英文であろうが、急いでいようが読んでからOKする。ウイルスやクラッカーなどにやられる時は必ずこういう予兆があるはずなのだが多くの場合「なんでもかんでもOK」というクリックハッピーなユーザのためにフールプルーフは何の役にも立っていない場合が多い)

13)Winnyはインストールするな

14)無線LANのセキュリティはWPA2でAES以上の暗号化を必ずかけること
(WPA-TKIPも脆弱性が指摘されている。ましてやWEPだけのセキュリティは丸裸同然で数秒で破られてしまう。破られた無線LANをつかってネットに殺害予告などを書き込まれたらどうなるかは先日の遠隔操作ウイルス事件で明白になったはず。
余談ながら無線LANでMACアドレスフィルタリング、SSIDフィルタリングは単独では全く無意味なのでかならずWPA2の暗号化を!)

15)WPA2の暗号化をかけていてもAirMacなどのゲストネットワークを開いていると、セキュリティホールを公開しているのと同じ。ゲストネットワークは絶対に使うな

16)自宅のネット接続には必ずルータ(無線LANルータでも可)をかましてNAT経由で接続、PCやMacなどを直接ターミナルにつながない

17)ルータにもある程度ファイアウォール機能はあるが、全ての端末に個別でファイアウォールを立てること、不要なポートはすべて塞ぐことを励行すること

18)パスワードに名前、住所、電話番号、誕生日は絶対に使わない
それを逆順にしたり組み合わせても安全性はほとんど向上しない

19)ネットでついうっかりワンクリック詐欺サイトを踏んで「すぐに金払わないと弁護士事務所より法的処置をとる」という脅しポップアップが出るようになっても絶対に相手に連絡を取ってはいけない
(連絡を取らせるためにマルウエアを使ってポップアップを出しているので、「身に覚えが無い」「やめてほしい」とか抗議の電話、メールをするのは連中の思うつぼ。ポップアップを出しているライブラリを駆除するか、いきなり警察に相談するのが可)

20)ネット喫茶などのPCはキーロガーが仕込まれている場合があるので、そういう場所でパスワード、カード暗証などを絶対に入力しない

21)OpenFirmWareパスワード、ログインパスワードは過信するな
(個人情報は専用ソフトを使って暗号化することを励行する。OS備え付けのFileVaultやログインのブロックは使って悪いことは無いが過信しないことだ)

22)システム、デフォルトブラウザのダウンロード先はデスクトップなど気がつきやすい場所に (Windowsではデフォルトはマイドキュメントのダウンロード、Macではユーザフォルダのダウンロードフォルダがダウンロード先になっているが、ここを常に監視する習慣にしているなら良いが、たいていの人はそうではない。バックグラウンドでファイルをダウンロードされている時に気がつかないことも考えられるので、いっそデフォルトのダウンロード先をデスクトップに変更する。意図しないおかしなファイルをダウンロードされたら気がついきやすいようにするため。以前にも書いたがMacでも拡張子を偽装することは可能なので、やはり変なもの食らった時にすぐ気がつくというのが大事だと思う)

23)USBメモリなどのメディアオートラン機能は原則殺す
(これは主にWindowsの問題だがAutorun機能でかなりの端末がやられた。今はAutorunファイルではなくメディアごとに振る舞いを決定する仕様に変更されているが、これも全てのメディアで「エクスプローラーでフォルダとして開く」を選択しておくこと。ここで自動で再生とかやっていると結局今度はその設定を狙われることになると思う)

ということで、23箇条のセキュリティ対策になってしまった。
本当はまだコマンドラインの自動ログインを防ぐ方法とかいろいろやっておきたい対策はあるのだが、あくまで細かいことは抜きで一般的ユーザが、普通にできる対策のみということで絞り込んだ。
やはりこれくらいしないと安全とは言えない気がする。

ましては「シマンテックインストールしてるから安全だよ」なんていまだに言う人がいるけど、ナンセンスの極みだと思う。
セキュリティ対策をするためにパソコンを買ったわけではないだろうけど、やはり最低これくらいは必要だと思うので…



2012 年 11 月 26 日




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マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる4〜やはり複合的原因か、今度はSpotlightが最重要容疑者か

さて長いこと問題を起こしていた宵越しで外付けハードディスクをマウントしたまま一晩越すと、朝方にディスクがアンマウントできなくなって、強制再起動する羽目になるという問題だが、また再発した。

今回はTime Machineのボリュームではなく別のハードディスクが問題を起こした。
昨日のデイジーチェーン+Spotlight+Time Machineの対策おかげか今日はTime Machineのバックアップボリュームは問題無く、アンマウントもできた。
しかしデイジーチェーンの別のボリュームがアンマウントできない。

そしてこの問題が起きるとやはりTime Machineのバックアップも止まっている。
どうやら先日睨んだ通り原因は、単にTime Machineの不調とかのシンプルな問題ではなく複合的な原因かもしれない。

デイジーチェーンがいけないのかもしれない。
BBSに「edama2」さんより情報をいただいた通り、問題のディスクの不良かもしれない。それも心当たるがあるから厄介だ。
でも、今回はSpotlightのメタデータ作成のプロセスが怪しいと睨んだ。

詳細はキャプチャーだが、対策としてシステム環境設定Spotlightに入って「プライバシー」で全ての外付けハードディスクを除外領域に登録する。
この設定は前にもやった気がするのだが、先日の強制再起動騒ぎで設定が消えてしまったのかもしれない。

もう一つの方法としてこちらのサイトで紹介されていたTerminalを使う方法も並記する。
Mac Spotlightで検索インデックスの作成を停止する裏技





宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできない問題がまた再発した
ただし今度はTime Machineボリュームではなく別のバックアップディスクだった
Finderからもゴミ箱でも、ディスクユーティリティを使ってもアンマウントできない




今回もWhat's Keeping Me?を使って何がアンマウントを
阻害しているか探ってみたが何も出てこない
先日のTime Machineボリュームがアンマウントできない問題とは別原因らしい




今回問題を起こしたのはFirewire接続のデイジーチェーンの親ディスク
親ディスクだった1TBをデイジーチェーンから外して
USB接続にしたのでこのディスクがデイジーチェーンの親になった
このことからデイジーチェーンそのものが原因とも考えられるし
BBSに情報をもらった通りディスクそのものの障害とも考えられる




アンマウント失敗するためFinderを強制再起動すると
そのまま反応なしになるのも先日来の障害と同じ
ここから抜ける方法はMacを電源ボタン長押しで
強制再起動するかケーブルぶっこ抜きしかない




問題のディスクはぶっこ抜きを繰り返したせいかディスクの修復に失敗する
これが原因とも考えられるしこれは原因ではなくて結果だとも考えられる




そしてこの障害が起きている間はTime Machineのバックアップが止まっているのも同じ
Time Machineボリュームは特に障害を起こしていないのでアンマウントはできるが
このバックアップが止まることからメタデータのプロセスとTime Machineの衝突を疑った




システム環境設定Spotlightに入って「プライバシー」
外付けハードディスクをSpotlightのメタデータ作成除外領域に指定する
この設定は前にもやった気がするのだがなぜか消えている




同じことだがこれをTerminalからやる方法もある
sudo mdutil -i off "/Volumes/ボリューム名/"でEnter
キャプチャーのようにマウントしていない時にコマンドを
実行しても「パスが不正」と出るのでディスクをマウントして実行する
成功すると下のようにdisabledという表示が出る


2012 年 11 月 25 日




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マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる3〜Time Machineディスク初期化も効果無し、原因はデイジーチェーン+Spotlight+Time Machineなど複合的か

朝起きたら宵越しのMacBook Proに接続しっぱなしの外付けハードディスクがアンマウントできなくなってしまう障害の続き。

Time Machineのバックアップをかけている大容量ディスクを初め数台の外付けハードディスクをマウントしたまま朝を迎えると、ボリュームをアンマウントできなくなっている

→強制解除するとTime MachineFinderが虹色ボールぐるぐる回したまま反応しなくなる
Finderを強制終了してログアウト
→ログアウト画面が立ち上がってこないまま止まってしまう
→結局大容量ボリュームをマウントしたままMacを強制終了
→ディスクが壊れていないか心臓バクバクしながら起動してボリューム修復…

と毎度同じプロセスをたどる。

これまでに.DS_Storeなどを削除したり、Time Machineディスクを初期化したりの対策をしたが効果はなかった。

マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる〜ディスク外すたびに強制再起動の鬱陶しさを解消できたかも〜.DS_Storeなどの不可視ファイルが悪さをする

マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる2〜やはり改善しなかったのでTime Machineディスクを初期化

前回のTime Machine設定ディスクの初期化も甲斐無く、また昨日アンマウントできないという問題が再発した。

それでもう少しいろいろ調べてみると、このTime Machineが途中で止まってしまうというのが結構な頻度で発生していることに気がついた。
そういえば過去のアンマウント失敗は、みんなTime Machineが止まっているというのが同時に発生している。
また今回は強制再起動しないでTime Machineボリュームを強制的に引っこ抜いたのだが、そしたら他のボリュームもアンマウントできるようになって、普通にログアウト、再ログインもできるようになった。
Time Machineの容疑は固まったようだ。
(例の「ボリュームが破損した可能性がある」という赤いアラートは気分が良くないが…)

止まり方は寝入りばなに一回だけバックアップに成功してそれっきりの場合、百数十KBほどバックアップを取ったところで止まっているケース、バックアップ準備の検索を一晩中延々と続けているケースなどいろいろだが、Time Machineが止まっているのが共通している。

それでTime Machineが止まっているで検索するとOS10.7.5のバグを筆頭に、たくさんの事例があった。
そして経験者が自分は「この方法で治しました」という経験談がそれぞれバラバラで、あまり傾向というものが無い。

ただSpotlightのメタデータとTime Machineのバックアップデータベース作成のプロセスがぶつかって止まるというような傾向はあるようだ。

ここで見つけた事例が私の場合はぴったり符合した。

10.8のtimemachineバックア...- Apple サポートコミュニティ

Time MachineのバックアップディスクはFirewireで接続しているが、これがデイジーチェーンで接続されていて、Time Machineバックアップ時に他のディスクに書き込みが発生するとスタックする可能性があるというもの。





これは朝7時頃のキャプチャーだが1時間ごとにバックアップを
取るはずのTime Machineのバックアップが1時半で止まっている
他にバックアップが始まったところで止まる〜バックアップ準備の検索を
延々一晩中やっているなどスタックのタイミングは様々




外付けハードディスクの構成はこんな感じ
Time Machineの大容量ディスクのFirewireに
デイジーチェーンでディスクを二つぶら下げている
他にUSBに2台の外付けをつけている




Time Machineボリュームとディジーチェーンのボリュームの書き込みが
同時に起きると問題が起きるということなのでTime Machineのディスクを
デイジーチェーンから切り離しUSB接続とした




今回はわざとTime Machineのバックアップを取りながらTime Machineボリュームと
Firewireボリュームの読み書き、Spotlightのメタデータ初期化を同時にやった
今のところTime Machineが止まる、アンマウントできないなどの問題は
起きていないがこのまましばらく様子を見てみることにした



このまま数日様子を見ることにした。
これまでの経験則から言えば10日ももてば問題は解決したと判断して良いんじゃないかと思うが、その時はまた報告する。
しばらくは毎晩盛大にバックアップ大会といきますか。



2012 年 11 月 24 日




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WiMAX~URoad SS10を入手〜ソフバン3Gに嫌気がさしたらWiMAXもひとつの選択肢だと感じた

いろいろいきさつがあってこういうものを入手した。

WiMAXを利用することになったので、WiMAXのモバイルルータとしてURoad SS10が手元に来た。

これによってau/iPhone5、Softbank/iPhone4、2台持ちという構想は無くなったので、ソフバンの超低速iPhoneをどうするかは後日検討する。
多分解約してauに乗り換える。

それはいいとして、WiMAXだ。

WiMAXについてはいろいろ評判は聞いていたし、LTEが本格始動するこの時期になんでWiMAXなのかということもあるのだが、そこをあえてWiMAX。
WiMAXの3G/LTEに対してのメリット・デメリットは以下のようになる。

1)最大のメリットは転送量帯域制限がないこと
2)一度接続設定してしまえば3Gと同じ使い勝手
3)テザリングの設定が不要/自宅WiFiとシームレスに使える
特に利用者が自分だけなら固定線環境を解約してWiMAXに絞ってしまえばコストメリットもある
4)転送速度はどの条件でも3Gより上回る/噂ではLTEより上回る
5)テザリングではないので出先でiPhone、iPad、MacBook Pro同時使用も可

これに対してデメリットは
1)地下構内、ビルの深部、高層階ではつながりにくい
ただしJRなどの地下駅ではむしろソフバンの3Gなんかよりつながる
2)モバイルルータのバッテリの持ちはスマホには負ける

一つずつ説明するとメリット1)に関しては私にとっては絶大で、現在ソフトバンクのiPhone4をソフトを使ってテザリングもやっているが転送量が常時制限を超えているようで、昨年の夏からはずっと低速状態が続いている。
買った当初は「無線LANと比べても遜色ない」と思った3Gだったが、今では常時PHS並みの低速環境になっている。
これについては昨年の夏に約款が変わって、ソフトバンクの帯域制限が厳しくなったということが関係しているらしい。
プラチナがどうとかいったってつながった後のスループットが遅いんじゃ仕方がない。

これに対してWiMAXは今のところ転送量制限がないので一ヶ月に何TB送受信しようが、現在のこの速度は保証されていることになる。
auに乗り換えしてLTEで全て解決するということも考えたが、auもソフトバンクほどシビアじゃないにしても帯域制限があるのは同じことだし、むしろデータ通信はWiMAXに全て任せてケータイキャリア波で飛ばすのはモシモシハイハイだけでも良いんじゃないかという気がしてる。
今現在はそういう設定にしている。

そうなるとモシモシハイハイのためにLTEだの3Gだのは意味がないので、iPhoneの契約を打ち切って通話専用にPHSを復活させるかと思ったりもする。
iPhone、iPad、MacBook ProはすべてWiMAXでデータ通信、電話だけ電話機でという感じか。
そうするとコストメリットも出てきそう。


メリット2)の設定後は3Gと同じ使い勝手というのは、キャプチャーで設定の説明をするが、これをやってしまえば出先、自宅などの接続の切り替えも意識しなくて済むので3G+WiFiの時と同じように何も気にしないで使える。
詳細はキャプションを。


メリット3)今まではこちらのソフトを使ってiPhone4でテザリングを実現して来た。
これは結構お世話になったのだが、接続には毎回設定が必要なのが面倒だった。
LTE+テザリングならそんな面倒はないのかもしれないけど、WiMAXはルータと端末の接続は普通のWiFiだからもうテザリングの設定も不要だし、切り替えも意識しないでいい。

自宅で別の無線LANを使っているなら、そっちが優先設定になっているなら自然にそっちに切り替わる。
これは特にMacBook Proなどで接続する時にメリットになる。


メリット4)の速度と接続状況については気になる人も多いと思う。
接続状況をいえば事前に聞いていた悪評は、それほどでもないと思っている。
確かに地下構内や、高層階では一部つながらないところがある。
ただしJRの地下駅ではどこでもソフトバンクの3Gよりも遥かにスムーズにつながるしつながるエリアも広い。
駅間の線路上ではつながらないのは同じだが、結局つながっている時間は3Gより長いし、つながっているエリアではどこでも3Gより速度は速い。
噂ではLTEよりも速いと書いたが、ベンダーのホームページに明確に固定線ADSL+無線LANよりも高速と謳っているので、当然LTEよりも速いことになる。

また郊外で使えるかという問題も、思った以上に大部分のエリアでは使える。
私の自宅は結構な田舎だが、アンテナは3本しっかり立っている。
エリアや接続状況は3Gと見劣りしないかも。
地下街で使えないのが問題かなと感じるくらい。


メリット5)に関しては例のテザリングソフトは1対1のアドホック接続だったし、接続にプロキシを使うのでセキュリティのかかったメールの認証ができない、VPNの認証ができないなどのデメリットもあったが、この問題も解消した。
同時に10までのデバイスを接続できるのでMacBook Pro、iPhone、iPad、iPod touchまで同時使用可能だ。


デメリット1)については、やはりキャリアー波の特性なのか基地局の数の問題なのか、地下構内やビルの奥、高層階はつながりにくい。
ただ心配した高速移動中のハンドオーバーの問題はほとんど感じない。
なので地下でどうするかという問題さえクリアできたら我慢はできる。
今までは地下だろうが、地上だろうが重いリンクは全てパスして来たので3G高速通信のメリットがほとんどなかったのだが、それに比べたら「使えるエリアが拡がった」というのが実感だ。


デメリット2)のバッテリの持ちは確かに問題だ。
公称では接続しっぱなしで9時間は持つとなっている。
実際に使った実感は7〜8時間程度か。
待機状態で20時間の意味が分からないが、接続状態のままネットにアクセスしないと確かにバッテリーの持ちは長いようなので、全く使わなければ20時間は持つのかもしれない。

スリープ状態、電源オフ状態なら一回の充電で2週間は持つらしい。
これはそのうちテストするけど、本体に触らないで接続を回復できるのがWiMAXのメリットなのに、スリープ状態からの回復は本体のスリープボタンを長押ししないとダメなようだ。
ここらはちょっと何とかなってほしいところだが、旧WiMAXユーザにいわせるとこのバッテリー寿命は「ずいぶん改善された」ということらしい。

一つメリットがあるのは、iPhoneの3Gオン、WiFiオンの状態でもモバイルデータ通信をWiFiのみに制限すると、iPhoneのバッテリー寿命が結構延びるということか。
3Gのデータ通信は想像以上に電力を消耗するようなので、それがないだけでiPhoneが長持ちする。





URoad SS10を起動するとMacからもiPhoneからもそのホストが見えている
SSID1に振られたホストを選択して本体シールに
書かれたネットワークキーを入力すれば接続できる




URoad SS10には二つのSSIDが振られていてそれぞれに
5つずつ動的ローカルIPが振られてDHCP接続が可能
SSID1はデフォでWPA-TKIP、SSID2はWPA2-AESのセキュリティが割り当てられている
接続してマニュアルに書いてあるIPをSafariに入力するとSS10のルータ設定画面に入れる
ここでWPA2のSSID2のキーも確認することができる
セキュリティのためにはWPA2を使うことを強くお勧めするし
可能ならSSID1もWPA2に変更してしまった方がいいと思う




iPhoneのSafariで上記のようにルータローカルIPに接続すると
このようにバッテリーのステータスなどをリアルタイムで表示できる
また後述するがこれは専用アプリでも表示できる
下のボタンでルータの電源オフ、スリープ、上記のルータ設定画面にも入れる




iPhone、Android向けにはこのバッテリー管理などの専用アプリも用意されている
それぞれのApp Store、Marketからダウンロードしてくる
ログインはブラウザと同じくデフォルトはユーザ名admin/パスワードadminだ




デフォルトのルーターのファームウエアでは
このアプリの接続に対応していないためにこのような表示が出る
Safariで接続してルータ設定画面でアップデートもできる
これが出たらアップデートしよう




アップデートはブラウザの設定画面でバージョン情報に入ってここでかけられる




接続が成功したアプリの画面
ブラウザと少し違うのは設定画面ボタンが違うのと再起動ボタンがあること




設定画面は下の歯車アイコンから入れる
ここでそれぞれの項目の設定を変更できる




さて実際に使ってみたWiMAXは私が活動しているほぼ全域で
ソフトバンク3Gよりも接続領域、速度で好成績だった
ということはソフトバンクの3Gデータ通信はもう要らないことになる
ならiPhoneの環境設定から「一般」→「モバイルデータ通信」に入って
「モバイルデータ通信」をオフにすることでデータ通信はWiMAX、
「モシモシハイハイ」はソフトバンク3Gという割り振りができる
これをするならデータ定額の契約も必要ないかもしれないが…




WiMAX移行のメリットの一つは今までプロキシ設定を利用するアドホックテザリングだと
セキュリティ制限のかかったVPNには接続できなかったのが可能になったこと
仕事ではこれは必要なのでメールの送受信やレンタルサーバーへの
FTP接続が可能になったことも合わせて利用範囲が広がった



ところで、問題はこの後だ。

iPhone5導入を機会にau乗り換えを検討していたのだが、キャリアーに求めるのがモシモシハイハイだけなら別にauに乗り換える意味は無い。
ソフトバンクのデータ定額だけ解約して、通話プランの一番安い奴に切り替えればコストメリットも出てくる。
ソフトバンクを解約してPHSも買って、PHS、WiMAXルータ、WiFi専用iPhone、仕事用ケータイの4台持ちも検討したが、さすがにそれは邪魔かも。

しかしソフトバンクの請求書が毎月
請求額504000円
値引き500000円
差引請求額4000円

となっているのを見ると、データ定額を解約してもし万一iPhoneの上記設定が何かの弾みでモバイルデータ通信オンに変わっているのに気がつかないでいると、この正価のパケット代の請求書が来ることになる。
これは恐ろしい。
ひと月でパケ死決定だ。

それを思うと安全にPHSに乗り換えた方がいいのかもしれない。
au/iPhone5はまだ捨てきれないのだが、データ通信を使うとどうしてもコスト的にダブりは出る。
悩ましいところだ。



2012 年 11 月 20 日




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XLD
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

おもだったフォーマットはサポートするロスレスで音声ファイルをデコード、変換、リッピングできる強力なアプリ

音声ファイルの変換はいくつか選択肢があるが、Ogg、Flac、.ape、.wv、.TTA、m4a、TAKなどあまり見かけない形式もサポートする。

日常的に良く使うのはWAVやAIFFとmp3、AAC辺りの変換だろうと思う。
またサポート外の組み合わせもオプションのプラグインをダウンロードしてインストールすることで利用できるようになる。
またCDのリッピングはiTunesでも標準でできるが、噂によるとCCCDなんかもリッピングできるとのことなので、使い道はあるかもしれない。





ファイルメニューからCDをマウントさせるとこんな感じ




メタデータをこのボタンから取得させるとCDDBから候補を見つけてくる
最も近そうなものを選択する




こうして曲名やアルバムジャケットアートなど各種のデータを取得した




メタデータをファイルに保持しながら曲別にファイルに書き出すのはここ




書き出したファイルを再生チェックもできる




書き出しは設定のここで形式を選択できる




変換時にbit数も変えられる
基本は「オリジナルと同じ」でいいしあまり使うことはないだろうが
でかいPCMを小さくする時に弄りたくなるかも
小さいのを大きくするのはあまり意味がない




CDDBやジャケットアート取得先で希望があるなら
ひいきのところを設定することもできる




データCDと兼用のCDの場合はディレクトリ構造を残したい場合もあるかもしれない
あまりないことと思うが




面白いのはエラーの時の処理をどうするかの設定が細かいことだ
通常のフォーマット変換くらいでは滅多にエラーは出ない
必要だとするとコピーコントロル絡みだと思う




作業の内容はログに残されるので後でエラーの分析などもできるかもしれない
いろいろ使い勝手は良さそうな変換アプリだと感じた
ビデオならHandBrake、オーディオならXLDという感じか


2012 年 11 月 19 日




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Mountain LionとXcode4.5.2で高解像度HiDPIモードを試す〜しかもMid2009の古いMacBook Proで…

世の中はiPadだけでなくもうMacBook Proまで高画質のRetina(網膜)ディスプレイの時代だ。
店頭で見るRetina/MacBook Proは実に表示が鮮明できれいだ。

すばらしい。
すばらしいが現行のMacBook Pro/Mid2009がまだ当分実用で使えるので、おいそれと買い替えるわけにもいかない。
しかしRetinaきれいだったなぁ…
なんとかしたいなぁ…

と鬱屈していたらヴェアダルさんのブログでこんな記事を見つけた。
早速これはやってみずばなるまい!
むちゃくちゃ綺麗なHiDPIモードを有効にする - Macの手書き説明書


用意するもの…
このヴェアダルさんの記述はXcode4.1の時代のもので、現行のXcode4.5.2ではDeveloperToolは標準でついてこない。
Downloads for Apple Developers
のページでGraphics tools for Xcode Developerをダウンロードしてこないといけない。
今回Mountain Lion対応のプレビュー版が出ていたのでそれを試した。

それと解像度のコントロールでQuickResが必要になる。


anchor

QuickRes
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

モニターの解像度をメニューバーからプルダウンでワンステップで切り替えられるメニューバーアプリ。

システム環境設定のディスプレイに表示されないオプションの解像度も表示される。





メニューバーアイコンに常駐しそこからプルダウンでスクリーンの解像度を変更できる




しばらくXcodeを触っていなかったのでアップデートを
ダウンロードしたままでインストールされていなかった
まずこれをインストールする




以前はXcodeに標準でついていたDeveloperToolsだが最近これはオプションになった
でかくなったから遠慮しているのかもしれない
Xcodeを起動してDeveloperサイトへのリンクへ飛ぶ




ログインするにはAppleDeveloperのアカウントが必要だ
ログインしたらダウンロードページからGraphics tools for Xcode Developerをダウンロードしてくる
最新版はMountain Lion対応のプレビュー版




ダウンロードしたディスクイメージを開いたらルートボリューム辺りに
適当な名前でフォルダを作ってそこにコピー
ここでQuartz Debugを起動する




ウインドウメニューからUI Resolutionを開く




Enable HiDPI display modeというタグのチェックを
入れると設定変更を反映するためにログアウトを求められる




HiDPIモードはこれで有効になっているのだが
なぜかシステム環境設定のディスプレイの切り替え設定では見えない
そこでQuickResを使う




こうしてディスプレイはHiDPI表示になった
HiDPIは1ピクセルの解像度が2×2の4倍になる高解像度モードで
アンチエイリアスの文字がにじまないこの解像度が旧式ディスプレイでも実現できる
ただし表示領域はディスプレイの性能に依存するのでディスプレイの
性能に限界があればこのように表示領域は狭くなってしまう
Mid2009の960×540は残念ながら実用的な表示領域とは言えない
アイコンは小さくすれば我慢できるがメニューバー、ツールバーの
太さなど設定で変更できないものはどうしようもない
でもこういうことができることが分かっただけで少しRetinaの溜飲が下がった




さてここから脱出する時にメニューバーアイコンは切れて表示できないのでQuickResは操作できない
システム環境設定のディスプレイを呼び出して標準に戻してやらないといけないのはちょっと間抜け
いいんです…できるということが分かっただけで満足なんだから…


2012 年 11 月 18 日




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マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる2〜やはり改善しなかったのでTime Machineディスクを初期化

先日こちらの記事で書いた、朝外付けハードディスクがアンマウントできなくなる問題がまた再発した。
マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる〜ディスク外すたびに強制再起動の鬱陶しさを解消できたかも〜.DS_Storeなどの不可視ファイルが悪さをする

BBSにもedama2さんから情報をいただいたが、特定の不良ボリュームがあると一晩経過すると書き込み禁止状態になってアンマウントできなくなるというケースがあるらしい。

私のところでは今朝の症状を観察するとTime Machine「バックアップ領域がほぼいっぱいのためバックアップが継続できません」という趣旨の警告を出しており、これを閉じてアンマウントしようとするとメニューエクストラのTime Machineアイコンの上でビーチボールが回りっぱなしになり開くことも解除もできなくなる。

システム環境設定のTime Machineペインも同様にビーチボール状態で操作不能に。
そしてFinderからアンマウントをかけると今度はFinderがビーチボール状態になり、強制終了すると操作も不可になる。
それで全てのアプリを強制終了して再起動をかけようとすると、ログアウトに失敗してそこで止まってしまい、結局強制再起動になるといういつもの経路をたどってしまった。

つまりそもそものことの起こりはやはりTime Machineの領域不足で、それがトリガーになってTime Machineの動作不良のまま終了、アンマウント動作は無限ループに入ってしまうというパターンのようだ。

クラッシュリポーターを毎回調べるのだが、これといって直接の原因になっていそうなクラッシュがないのはそういうことらしい。

そこでやはりTime Machineの環境を改善することにした。
1TBの外付けハードディスクにTime Machineのバックアップを取っているのだが、その空き領域に仮想マシンのバックアップも取っていた。

しかしTime Machineの中に当然同じものがあるので、もうそういうのは気にしないことにして、この1TBはTime Machine専用ボリュームにした。

これで領域不足はまず解消されると思うが、やはりbackupdbフォルダや.DS_Storeファイルが引っかかってアンマウントできないという先日の結果もふまえて、不良ファイルが残らないようにこのディスクを一度初期化することにした。

こうしてHFS+でまっさらにした1TBに490GBのMacBook Proの中身を取り続けて数時間、先ほどやっと初回のバックアップが完了した。

まずはしばらく宵越しのマウントはこのディスクだけにして様子見、問題がないようだったら他のすねに傷を持ったディスクを一つずつマウントしていって、どこで問題が再発するかをテストしてみることにした。





外付けハードディスクのアンマウントに失敗して
そのまま強制再起動に追い込まれるという問題が再発した
そこで空き容量を確保して不良データベースファイルを
きれいにするためにTime Machineボリュームを初期化した
これでダメなら今度はディスクの完全初期化も試すが今回はこれでやってみた




当然Time Machineは最初からバックアップ取り直しとなる
表示では13時間と出ている




実際には5時間ほどでバックアップは完了した
2回目以降は数分で完了する




昨日このアンマウントができないという再起動を
繰り返した時にネットワークの設定がきれいに飛んでしまった
イーサはともかく無線LANやVPN/PPTP、VPN/L2TPなどの
設定もきれいに無くなったので再設定は結構めんどくさい




なぜかプリンターの設定もきれいに飛んでしまった
ここらは別に面倒でもないがファイルシステムの異常で強制再起動すると
こういう所の設定が飛んでしまうのはMacらしい不具合と言えば言える




ところでこの再起動失敗事件でもう一つ気になっているのは
本来見えないはずのRecovery HDが見えるようになっていることだ
それ自体は別に害でもないのだがそのバックアップをTime Machineがせっせと取っている
こういうのは領域の無駄だしこれがまた不具合の原因になってもいやなのでこれを解除する




システム環境設定Time Machineの設定に入って
オプションボタンで除外領域に入りこのRecovery HDを追加する




ついでにTime Machineに入り過去のバックアップからこのRecovery HDを削除する


2012 年 11 月 14 日




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Paragon NTFS for Mac OS X
(Products)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

MacOSXからWindowsのNTFSボリュームをマウントして読み書きができるようにするシステムファイル拡張ドライバセットの製品版

先日紹介したFUSE for OS X(OSXFUSE)を使って記述の通りMacからWindowsでフォーマットしたNTFSの外付けハードディスクやBootCamp領域、USBメモリやMOなどあらゆるものがマウント後書き込みも可能になる。

すばらしい

すばらしいが若干問題もあって、FUSE for OS X(OSXFUSE)にはオープンソースのフリーウエアにありがちないくつかのデメリットもある
1)オープンソースなのでアップデート情報は取りにいかないと親切に教えてくれない
2)〇〇をインストールする前に△△をインストールしないといけないなどインストールが煩雑
3)しかもそういう技術情報はほとんど英語でしか入手できない
4)さらに本体も日本語化されていなくてほぼ英語版のみ
5)つまり基本英語が分からないと使いこなせない

こんな感じで、フリーであることはタダであるということなのだが、同時に使う人にも努力が要求されているということでもある。

さらに
6)サポートは基本ない
オープンソースのフォーラムはあるがそういうところで初心者が初歩的な質問をすると「ggrks」「過去ログ嫁」という冷ややかなな反応が待っている。

オープンソースはもうちょっと初心者に親切になってもいいように思うが、彼らも基本無償のボランティアなのでそこは仕方がない。

こういう時に選択肢として挙るのは、パッケージ化されたシェアウエアまたは製品版アプリということになる。
FUSEに関しては以前紹介したTuxera版もあるし、このParagon NTFS for Mac OS Xのようないくつかの流れがある。

製品版を使うメリットはまさにフリーウエア版とは逆で
1)アップデートはプッシュ方式
2)ワンストップでインストーラの「続ける」ボタンをクリックして再起動するだけですぐ利用できる
3)日本語のマニュアルも用意されている
4)本体のインターフェイスも日本語化されている
5)英語がわからなくても使える
6)一応サポートもある

ということになる。

そのかわり2000円かそこらの代金は支払うことになるわけで、この値段を安いと思うか高いと思うかはユーザの必要性によると思う。
私個人はこのパッケージは良心的な価格だと思うし、不安定なオープンソースフォーラムのためにフリーウエア版のFUSEが現れては消えて開発が途切れたり、四散五裂するのを見ていると、このparagonというベンダーがきちんと今後も面倒を見てくれるのなら、製品版を使うのもありだと思う。

同社にはWindowsからMacのHFS+に書き込みができるParagon HFS+ for Windows 9という製品もあり、これとParagon NTFS for Mac OS Xをセットで割安で購入できるという選択肢もある。

頻繁に大容量のファイルをMacとWindows間でやり取りする必要がある人には、このセットは有用だと思う。





Paragon NTFS for Mac OS Xはインストーラとアンインストーラがセットになっている
製品版アプリだが10日間無料でお試しができるので気に入ったら
購入すればいいし必要なければアンインストールもできるので安心だ




インストールはインストーラの「続ける」ボタンをクリックするだけでいい
「先に〇〇をインストールしないといけない」とか「そのバージョンをそろえないと動かない」
とかいう煩わしさはなくワンストップでインストールができる




再起動後システム環境設定ペインのレジストが開くが
何もしなくても10日間は無料で試用できる
気に入ったらオンラインで購入してここにレジストキーを入力すればアクティベートできる
気に入らなければここにもアンインストールボタンはある




設定はシンプルそのもの
再起動時Windowsから起動したい場合はこの「起動ディスクとして指定」をクリックする




これはNTFS-3GFUSE for OS X(OSXFUSE)で書き込み可能にしたボリュームの情報タグ
フォーマットは「NTFS-3g」になっていてアクセス権はカスタムになっている
もちろんこれは書き込み可能




全てのドライブをアンインストールしたデフォルトの情報タグはこんな感じ
「Windows NT ファイルシステム(NTFS)」という表示でアクセス権は読み出しのみ




Paragon NTFS for Mac OS Xをインストールするとファイルシステムは
「Windows NT ファイルシステム(NTFS)」のままだが
アクセス権は「読み出し/書き込み可能」となる
機能は同じだがドライブは皆違うことが分かる




そして当然NTFSでフォーマットされたWindows向けディスク、
パーティションに書き込み、ファイル渡し、削除が可能になる




さらにディスクユーティリティの消去/新規フォーマットのプルダウンには
「Windows NT ファイルシステム」「Windows NT ファイルシステム(Compressed)」
が追加されてMacからもNTFSのフォーマットが可能になる
なおParagon NTFS for Mac OS Xでフォーマットした外付けハードディスクなどは
Windowsに接続しても認識しない場合がある
その場合はディスク管理でドライブレターを割り当ててやればいい


2012 年 11 月 13 日




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FUSE for OS X(OSXFUSE)
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

Mountain LionでWindowsのNTFSボリュームをマウントしたり書き込んだりを実現するFUSEファイルシステム拡張

MacがMountain Lionになって一つ不便になったことがあった。
WindowsのスタンダードなファイルシステムのNTFSのボリュームの読み書きができなくなったことだ。
BootCampでWindowsをインストールしている場合、ファイルの受け渡しは特にそれ用のボリュームを作らない限り、Macの方からWindowsのボリュームに読み書きすることになる。

このためにBootCampのボリュームをFAT32というWindowsからもMacからも読み書きできるフォーマットにしていた時期があるが、これはいろいろ不便なことがある。
連続したファイルサイズは4GBまでに限られるし、ボリュームサイズは2TBまで、さらにWindowsXP以降標準になった各種のアクセス権などのセキュリティも一部利用できない。

BootCampにWindowsをインストールするのは、真剣に利用したいケースだろうからファイルシステムが仮説のFAT32ではいろいろ都合が悪い。
それでNTFSというスタンダードなファイルシステムでインストールするのだが、このNTFSはMacからは書き込みができない。

さらにLion、Mountain LionあたりからMacのntfsカーネルも変更があったみたいで、前はマウントはできていたし読み出しだけなら概ね問題無かったのだが、Mountain LionでついにNTFSボリュームのマウントもできなくなってしまったようだ。

そこで以前NTFS-3Gを使っていた。
しかしこれはMacのファイルシステムを拡張するFUSEのリビジョン、MacFUSEの開発が止まってしまい、以前入れていたOSXFuseのリビジョンもMountain Lionで動かなくなってしまったために、MacとWindowsのNTFSは直接書き込みでファイルを共有することができなくなっていた。

FUSEについておさらいすると、これはもとはUNIX系の各種ファイルシステムに対応するために拡張ファイルシステム
Filesystem in USErspace
からきている。
これのMac対応版がMacFUSEということになる。

Macの場合やはりLinuxやWindowsをインストールした場合のそのボリュームに自由に読み書きしたいという需要があるのだが、オープンソースで始まったこのMacFUSEはマネタイズしようとか、そういう理由のためか内紛があったのかフォーラムが四散五裂して、各リビジョンバラバラになってしまった。
それに伴ってあちこちいっぱいできてしまったリビジョン、クローンもそれぞれ短命で気がついたらなくなってしまったり、どこをたどっていったら安定して使えるのか分からない状況になってしまった。

今現在の最新の環境に対応するのはこのFUSE for OS X(OSXFUSE)ということになる。
これがあればTerminalからファイル操作ができるし、GUIでFinderでファイルのやり取りをしたい場合は、NTFS-3Gと組み合わせればいい。

NTFS-3Gは以前こちらの記事でも書いたが、こちらのリンクにある2010.10.2版がMountain Lionでも使える。

これも開発が止まっているので心細いことだが、こういう面倒さがいやならシェアウエア版を使うという手もある。

このNTFS-3Gをインストールしていたのに、Mountain LionになったらNTFSとのファイル共有ができなくなってしまったというひとはこのFUSE for OS Xをインストールすればいい。





NTFSのWindows/BootCampボリュームをマウントして読み書きをしたい場合NTFS-3Gが必要だ
もし入れていない場合はこれを先にインストールしておく




既にこれを入れている人もMountain Lionにアップ後
Windowsのボリュームがマウントできなくなっているはずだ
Mountain Lionでまたファイルシステムのライブラリが変わったらしい
ディスクユーティリティで強制的にマウントしようとしても
こういうエラーが出てマウントできない




そこでMacFUSEの最新互換バージョンのFUSE for OS X(OSXFUSE)をインストールする




この時の注意点としてカスタムインストールで必ず
MacFUSE Compatibility Layerにチェックを入れてこれもインストールすること
これを入れると旧バージョンのMacFUSEを削除して新しいOSXFUSEのファイルに書き換える




FUSE for OS X(OSXFUSE)システム環境設定ペインとしてGUIに現れる
見た目は以前のOSXFUSEと変わらない
不要になったら「Remove」ボタンで機能を留めてアンインストールができる




こうしてMountain LionでもNTFSボリュームはマウントできて
そこに書き込みもできるようになった



<追記>
Mountain LionでNTFSボリュームをマウントできなくなったとと書いたが、不可視領域を探っていたら
/sbin/mount_ntfs
というバイナリを見つけた。
つまり、OSXはMountain LionでもNTFSボリュームのマウントをサポートしているということだ。
テストでなぜNTFSボリュームの強制マウントに失敗したのか不明だが、MacFUSEバイナリが残っていたのかもしれない。
今回OSXFUSENTFS-3GMacFUSEなどを一度全部インストールしてアンインストーラできれいにして、そのあとバイナリやライブラリが残っていないか確認してテストし直したところマウントはできることを確認した。

やはり書き込みはできないが、読み出しはできる。



2012 年 11 月 12 日




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VMWare FusionにインストールしたWindowsのディスク容量を増やしたのに反映しない場合の対処法〜Windowsディスク管理の使い方

現在私のところではMacBook Proの上のVMWare Fusionの上にWindowsXP、Windows7、Windows8が仲良く並んでいる。

このうちWindows7はOSがでかいのか、40GBもディスク領域をとったにもかかわらず、もう仮想ディスクがいっぱいになってしまった。

それで今回初めてVMWare Fusionの設定でディスクの容量を大きくしてみた。
いままで容量が足りなくなるというケースがなかったので、実は今回が初めての体験ということになる。

設定自体はスライドバー設定でディスクの大きさを変えるだけで難しくも何ともないのだが、これだけでは起動ボリュームというかCドライブが自動的に大きくならないことを知った。
そこでその対処法を以下のキャプチャーで開設する。





事の起こりはVMWare Fusion5.0.2のアップデート
Windows8など新しいOSの互換性の向上などが見込めるそうだ




で、アップデートをかけたのでゲストOSをそれぞれ起動してアップデート、
VMWare Toolsの再インストールを実施していたところ、
AVGが2013年モデルにアップデートしろと言って来た
もうそういう季節になったんですね




ところがディスクの空き容量がもう数十MBしかないのでインストールできないというエラーが出た
それでVMWare Fusionの仮想ディスクの設定に入ってディスクの容量を10GB増やして50GBにする
VMWare FusionはこのようにゲストOSをインストール後も容量の変更ができる…はず




ところがどういうわけか再起動後もWindows7のディスクは40GBしかなく
AVGのインストールに相変わらず失敗する
そこでコントロールパネル管理ツールの中のコンピューターの管理に入る




見ると増やした分の約10GBが起動ボリュームではなく未割当の不明な領域になっている
ドライブレターが割り当てられていないのでExplorerなどの
Windowsアプリからは見えない領域になっているらしい




このパーティションテーブルを変更してボリュームを統合する
統合される方ではなくくっつけたいボリューム(この場合Cドライブ)の方を右クリック
ボリューム拡張を選択する




ボリューム拡張のウイザードが出てくるのであとはこれにお任せして「次へ」で進行




このインターフェイスがとても分かりにくいというかいかにもマイクロソフトセンスなのだが
要はくっつけたいボリュームが右に出てくるので異存がなければそのまま「次へ」でよい




こうしてCドライブは10GB増えて50GBになった




ということでめでたくAVGもインストールできる運びとなった




ところでどうでもいいことだがAVG2013版はそのインターフェイスも
Windows8に合わせて見た目がメトロになった
使い勝手にはほとんど影響しないが…


2012 年 11 月 11 日




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マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる〜ディスク外すたびに強制再起動の鬱陶しさを解消できたかも〜.DS_Storeなどの不可視ファイルが悪さをする

これはLion時代からちょくちょく起こっていたトラブルだったが、最近Mountain Lionのバージョンが進んで来て顕著に起きていたトラブルだ。

外付けハードディスクをUSBなりFirewireで接続している。
これをすぐに外す分には問題は起きない。
なぜかこのディスクが朝方にアンマウントできなくなる。
このせいで何度遅刻しそうになったか分からない。

どうもMountain Lionなどのバージョンのせいではないように感じていた。

この問題が発生した時に何がディスクを掴んだままになっているのか調べてみた。
その結果Time Machineのデータベースと、.DS_Storeなどの不可視ファイルが原因になっているっぽいことが判明した。
そういえばTime Machineを使ってバックアップしていると、このアンマウントできなくなるということが起きる気がしていた。

これが起きると、ディスクを外すことができない。
ディスクを外すために再起動しようとすると、ログアウトのプロセスでシステムが止まってしまう。
結局大容量ディスクをマウントしたままシステムを強制再起動しないといけない。
まことに心臓に悪い。

これをするくらいだったいきなりUSBやFirewireケーブルを引っこ抜いてもディスクにかかるダメージは同じという気がする。
しかし例の「ディスクが正常に取り出されませんでした」というあの赤い警告を見ると、いい気分はしない。
しょっちゅうやっていると本当にディスクが壊れてマウントできなくなると思う。

この問題を解決することにした。





朝、ディスクをアンマウントできなくなった時にWhat's Keeping Me?
使って何がディスクのアンマウントを止めているのか調べてみた
するとFinderBackups.backupdb.DS_Store
というファイルを開きっぱなしになっているという謎の表示




こういう症状が起きている時にTime Machineのプロセスを見てみると
通常はデータベースを作るのは数分で完了してバックアップをとり始めるのだが
発生時はこのデータベース作成中のまま何時間でも時間が経ってしまう
原因のひとつはこれのせいでTime Machine実行中のディスクを外すことができないということらしい




このデータベースがどうも表示があった.DS_Storeのせいで遅延しているらしいことが
判明して来たのでこれをディスクに生成しない設定を探してみた
Terminalを使って ネットワーク上のファイルサーバに.DS_Storeを残さない設定を実行した
しかしこの設定は自分でも書いているがLANなどのネットワーク上のボリュームに
.DS_Storeを作らないがUSBなどの接続先のボリュームに対しては無効らしい
この設定をしたあともUSB外付けハードディスクにはやはり.DS_Storeができてしまう




これができるアプリということでTinkerToolBlueHarvestなどを試してみた
しかしいずれも結果は思わしくなかった




BlueHarvestは詳細設定の方で各ボリュームを登録して
それぞれにどういうファイルを禁止するかを設定できる
ここで詳細に設定してみたが同じAPIを使っているらしくLANに対してのみ有効で
USBやFirewire接続のディスクにはやはり無効だということが分かった




こうなったら全域で.DS_Storeファイルを削除することにした
Terminalを再び起動してsudo find / -name ".DS_Store" -deleteとタイプして実行した
通常は内蔵ディスクのみに対してかけるのだがディスクをマウントしたまま全域で掃除した
例によってパスワードを間違えないと死んじゃう病気なの?というくらい間違えている




実行のプロセスでTime Machineのデータベースフォルダの中は
アクセス権がないためにDS_Storeファイルを削除できないという警告が大量に出てくる
この領域はハードリンクが絡み合っているのでroot権限でも削除できない
それ以外の領域はやってしまわないといけないのでそれは我慢しないと仕方がない




さらにググって見るとiTunesのライブラリのバックアップにcom.apple.timemachine.supported
というファイルがあるがこれが悪さをするという記述も見つけた
これはマニュアルで削除する




本体のiTunesのライブラリからもこのcom.apple.timemachine.supportedを削除した




こうしてTime Machineのバックアップを生成する様子を見ると
数百MBから数十GBくらいのバックアップなら数分でとり始める
この状態で数日様子を見ているがディスクがアンマウントできない症状も起きていない
まだ経過観察中だが一応成果があったのではないかと思っている



ということで、.DS_Storeファイルとcom.apple.timemachine.supportedファイルの徹底削除でこの問題はクリアできたようだが、問題はこの.DS_Storeファイル削除のメンテナンスはどれくらいの頻度でやらないといけないかだ。

確かに最近かなりこのメンテナンスはさぼっていたのだが、全くやらないでも問題無いというもんでもないようだ。

一応3ヶ月一回の大メンテナンスの時には実行するというルールにして様子を見ることにした。



2012 年 11 月 6 日




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ControlPlane
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

いろいろなネットワークにつなぐ時にいちいち設定を変更しなくてもルールを関知して自動的にそのネットワークの環境に切り替えるアプリ。

モバイルを持ち歩いている人にとって、面倒なのは出先のLANにつないだ時にいちいちネットワーク環境やセキュリティレベル、常駐アプリなどを切り替えなくてはいけないことだ。

最近じゃ自宅と勤務先の切り替えだけじゃなくて、行きつけのカフェの無線LANとか出張時の空港や新幹線の無線LANとか、ホテルの構内LANとかいろんなシチュエーションが考えられる。
もちろん手動で切り替えればいいのだが、自動でやってくれるならなおいい。

このControlPlaneはそれぞれのネットワーク(コンテクスト)の認識する材料(エビデンス)とその状態(ルール)を入力してやるとその規定で自動的に各種設定を切り替えてくれる(アクション)。

判断材料としては、
起動中のアプリ、電源、ネットワークの種類、IPアドレス、Firewire機器の種類、モニターサイズ、USB機器、外部スピーカー、Bluetooth、Bonjour
などの他に周囲の明るさや曜日時間、時間などまであって、これだけあれば誤認はまずないのではないかというくらい豊富に要素がある。

それぞれ場所によってどうなっているかをルールに入力してやれば、今の場所を決定しそこで必要なアクションを実行する。

アクションは、アプリケーションを起動・終了したりマウント・アンマウント、Keychainのロック、メールサーバーの切り替え、ネットワークの場所に切り替え・ファイアウォール・Wi-fi・VPNの切り替えなどこれも広範にわたる。

分かりやすいUIだし、手動でも自動でも切り替えられるので便利だと思う。





ControlPlaneはメニュバーに常駐するアプリ
プルダウンで手動切り替えもできるしここから設定を呼び出せる




切り替えたい場所の種類はコンテクストで設定する




コンテクストの認識でどういう要素を使うかはエビデンスでチェックを入れて決めていく




それぞれのエビデンスがどう変わったらどの場所かを決める
DNSの割当IPアドレスや曜日、時間帯、電源がACかバッテリーか、
MACアドレス、割当SSIDなどがここで入力されている




左下の+ボタンをプルダウンして新規のルールを追加していく
過去に接続したことがあるネットワークならプルダウンに選択肢があるはずだ




次にそれぞれの場所で何をするかをアクションで決める
一番役に立つのはネットワークの「場所」の切り替えだと思う
ネットワークの「場所」でコンテクストの場所と対応させとけば
固定IPかDHCPかなどの切り替えが自動でできて便利だと思う
他にも常駐アプリの切り替え、共有の開閉など自動でできる


2012 年 11 月 5 日




anchor

Kitabu
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

電子書籍のフォーマットの一つePubファイルをデスクトップでプレビューするリーダーアプリ。

使い方は実にシンプルで、ウインドウにePubファイルをドロップするだけでいい。
表示はオプションボタンで変更できる。
選択肢としてはテキストのサイズと背景色のみというシンプルさ。

その他ツールバーでフォント、カラムの数などを切り替えられる。

カラムの表示に関しては一部正しく表示されないというかちょっと隠れてしまうので、ただシンプルに文字を読みたいだけならシングルカラムで使うのがお勧め。

ePubってタブロイド優先でMacなどのパソコンは冷遇されている気がするので、シンプルなリーダーが欲しいと思っていたところだった。
これは簡単でいいと思う。





Kitabuのフルスクリーン表示
ePubファイルをウインドウにドロップするだけで登録できる
表示の画像は書庫のアイコンになっているのでスクリーンサイズに
合わせて大きくなったりはしない




でも文字を読むだけの目的だったら十分かも
目次のリンクも正しく処理されている




ちょっと問題を感じたのは一部の素材でカラムの
陰に文字が隠れて読めなくなってしまうこと
ツールバーのカラムボタンをクリックしてローテイティングで3カラム、
2カラム、シングルカラムが選択できるのでそこでこの問題は解消できる




オプションボタンをクリックするとスモークパネルの表示オプションが出てくる
フォントサイズ、背景色をここで調整できる




背景色、文字サイズなどを調整したフルスクリーン表示




画像表示なども問題無いようだ

anchor

江ノ島線シミュレータ
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

電車の運転を仮想体験できるシリーズ江の島線版。

懐かしいなぁ、これ。OS9時代にずいぶん遊ばせてもらいました。

コンピューターゲームの中で一ジャンルを形成しているものに「電車でGo!」タイプの電車シミュレーターというのがある。
要するにお馴染みのローカルな路線で時刻表通りにぴったりの時間に各駅に停車して停車位置もぴったり定位置に止まれて、しかも急ブレーキなどでお客さんを不快にさせない運転が高得点を狙えるという内容のゲーム。
自由に飛び回れるフライトシミュレーターなんかが大好きな人から見たら「こんなもん何が面白いんだ?」と思うようなゲームなんだけど、鉄道マニアってストイックな人多いからなぁ。
電車で思いっきり暴走してみたいなんて思わないんだろうなぁ。

このシリーズはOS9時代のバイナリも今でも手に入るみたいだけど、MacがIntel化してから動かなくなってしまった。
ところがこのシリーズのうち江の島線と池袋線だけIntel/Mac対応となってよみがえった。

画面もワイドになって映像サイズも大きくなったんだそうだ。
前は無かった機能として、初心者向けアシスト機能というのがついた。
電車の運転って車なんかとは結構違うから、どこで加速を止めてどこでブレーキかけるとかアシストしてもらうと
「へ〜こんなに早くからブレーキかけるんだ」
とか発見があって面白いと思う。





起動時のスプラッシュ兼メニュー画面はこんな感じ
運転モード、見学モード、再生モード、設定などのメニューが用意されている




設定画面はこんな感じでリアルに遊びたい人は全部オフ、初心者は全部オンでいいと思う




運転席のデザインは少しモダンになった?
窓の外の画像はきれいになった気がする




フルスクリーン表示でもこのようにウインドウ表示でも画面のサイズは変わらない

anchor

池袋線シミュレータ
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

同じく電車シミュレーターシリーズの池袋線シミュレーター。

このシリーズをこれから順番にIntel/Macに対応させて行くということなのかもしれない。
今のところIntel/Macでは動かないが、このシリーズの千歳線は駅の数が少なくて間が離れているので、ぶっ飛ばせるのが好きだった。

シリーズが順次対応してくれるとうれしい。





池袋線も復活
このシリーズがIntel/Macに対応してくれるとうれしい


2012 年 11 月 4 日




anchor

Mountain LionでAHT(アップルハードウエアテスト)を利用できるようにする

MacのインストーラディスクにはかつてAHT(アップルハードウエアテスト)が標準で入っていた。

ところが、Lion(OS10.7)からAppleはDVDディスクでのOSの販売・配布を中止しOSはプリインストール以外はダウンロードかUSBメディアでの販売に切り替わった。

ここで気になることがある。
このダウンロード販売のMac OS Xにはハードウエアテストがついていない。
大体ダウンロードしたらインストーラはアプリケーションフォルダにインストールされて、インストール後はインストーラアプリ自体が消えてしまう。
一体どうしたらハードウエアテストが実行できるのか?

この答は意外にシンプルだった。
このDVDメディアが廃止になったLion以降はプリインストールされているMacは、ネットにさえつながっていればオンラインでAHTを実行できる。

具体的には2010以降(一部機種は2011以降)のバージョンからオンラインで、ハードウエアテストが実行できる。
(それ以前の機種はインストーラDVDが付属していたはずだ。そこからハードウエアテストが可能だ)

ただ気になるところはハードウエアテストの項目はマザボ、グラボ、メモリーテストとWi-Fiカードも入っていたと思う。
またマザボには当然有線のイーサネットが項目に入っているはず。
そこの異常を検出するテストをオンラインで実行するというのは一種の矛盾だという気もする。

そこでインストールDVDディスクに代わるメディアが欲しいところだ。
ハードウエアテストを出先で実施するためにインストーラDVDを持ち歩く必要も無くなる。
バックアップの起動ディスクを持ち歩くなら、そこのAHTも入っていればなおさら安心だ。
この答はこちらのサイトのこの記事が参考になった。
インストールディスク無しで Apple Hardware Test を使えるようにする方法 | Macとかの雑記帳

この方法を使えばUSBメモリや外付けハードディスクにハードウエアテストを入れることができる。
「Macとかの雑記帳」さんの場合はTigerでの検証だが、こちらは懸案のMountain Lion(OS10.8.2)でテストした。

なお「Macとかの雑記帳」さんの追記ではインストーラに移植した場合、起動しないとあるが当方で試した結果インストーラでも起動した。

ハードウエアテストがどういう時に必要になるかというシチュエーションは以下のようなケース。
通常のメンテナンスと違って定期的に実行する必要は無い。
どちらかというと問題が起きてから、その原因の切り分けにハードウエアの要素をチェックするという使い方になる。

該当する症状は
・負荷がかかっていないのにフリーズ
・意図しないシステムダウン、カーネルパニック
・ネットワークダウン
・スクリーン表示の異常

こういう症状が起きた時に、ソフトウエア的な問題も考えられるがハードウエアが原因になっているケースもあり得る。
その切り分けにハードウエアテストは有効となる。

最近Macが遅くなったとかそういうケースはあまりハードウエアは関係ないと思う。
やはりこうしたシステムクラッシュ、カーネルパニックが怪しい。





AHT移植の準備はMacBook Proの付属ディスクを光学ドライブに挿入
こちらの記事の方法で作成した外付けハードディスクインストーラディスクに移植する




インストーラDVDにも中にシステムフォルダがある
/Volumes/Application Install Disc/System/Library/CoreServicesの中にある
.diagnosticsという不可視フォルダを取り出す
不可視フォルダをオペレーションするのでMainMenuなどの
ユーティリティを使って不可視ファイルが見えるようにしておく




外付けハードディスクのパーティションに
作っておいたインストーラにハードウエアテストを入れる
/Volumes/Mac OS X Install ESD/System/Library/CoreServicesの中に
.diagnosticsを入れる




Dキーを押しながら起動すると機器の構成を読み込むのに1分ほど待たされて
このような言語の選択ウインドウが現れる




AHTの操作画面
テストは右のテストボタンで開始する




簡易テストはそのままテストボタンをクリックでスタートする




異常なしの場合の表示はこの通り
所要時間は59秒
説明にもテストの目安時間は「3分またはそれ以上」とある




さらに詳細なハードウエアテストを実施する場合はここにチェックを入れる
説明によると所要時間は1時間またはそれ以上となっている




実際走り出してみると1時間半経って3分の1弱
ここは落ち着いて犬の散歩ということになった




実際には所要時間は3時間弱でやはり異常無しの表示
異常がある場合はWindows式の16進数のエラーコードとはまた違う
Apple独自の体系のエラーコードが表示されるようだ
Appleがそのコードの体系を公表していないので何か出たらAppleStore、
サポートなどにそのコードを報告してサポートを受けるしか無い
自分でなんとかするというのはほぼ不可能と思う




このMacBook ProにはrEFItをインストールして別パーティションにLinux(Ubuntu)も入れている
UbuntuなどのLinuxリビジョンには標準でMemtest86がついてくるので
これでメモリーのハードウエアテストも可能だ




このMemtest86はWindows機の世界では結構ポピュラーなハードウエアテストだ
Ubuntuを入れているとLiveCD無しにこのテストが実行できる
停電などの電源異常が無いのに知らない間にOSが落ちるとか
カーネルパニックとかの症状はメモリーの劣化なんかが原因していることがあるので
このテストでも異常を発見できる可能性がある









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