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OSXのtips6-11

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。

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Lion新機能のバージョンが遅ればせながら役に立ってしまった

Lionから実装された新機能にバージョンというのがある。

今までもMSOfficeとかに復元機能があって、エディット中にOfficeがクラッシュして落ちてしまったとしても、残っている保存ファイルから(運が良ければ)作業しかけたところまでのファイルを復元できることがあった。

FinalCut Proなんかにもこの機能があって、ある程度やりかけたプロフジェクトはクラッシュしても復元できるし、Adobe Photoshopなんかも(プロジェクトを保存するまでは)Command+Zキーでどんどん戻れるので、そういう復元機能はもう身近といえなくもない。

最近雑誌社とやり取りするのに、エクセルファイルで何回も修正したバージョンをやり取りすることがあって、エクセルだとバージョンごとに新規ファイルを保存するのが習慣だったのだけど、Lion移行でOfficeが(バージョンが古いために)動かなくなってしまっていて、iWorksNumbersで代用していた。

ふと前のバージョンまでどう書いていたか気になって、でもファイルを保存していなかったので
「しまった!」
と思ったのだが、
「そういえばバージョンってあったよな?」
と思い出して探してみた。
これは面白い。
これもTime Machine的なインターフェイスでまとめられていて使いやすいと感じた。

全てのアプリに対応していると面白いと思うのだがいまのところ純正アプリのみらしい。





iWorksNumbersで古いバージョンに用ができた・・・さあどうする?
そういう時はファイルメニューの書類を元に戻すをクリックすると・・・




このようにTime Machine的なインターフェイスで書類のバージョンを遡れる
オートセーブは5分ごとにバージョンは書類を開くごとに生成される
2週間変更しないと書類にロックがかかるが
ロックを解除するでまた編集ができるようになる



2011年11月23日









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御要望いただいてWindows7 on BootCampを試してみた〜が結局元に戻した

ちょっといきさつを書くとこういうこと。

私のMacBook ProではOS X Lionの上にVMWare Fusionを入れて各種OSを駆動しているが、BootCampに関してはデフォで一種類だけインストール可能ということで、WindowsXPをインストールしている。

仕事の関係で・・・と言っていいのかな。
要するに未だに専用機環境でメインのOSってWindows7でもVistaデモなくて圧倒的にWindowsXPでネットワークで何かをどうこうするのにXPを使えなきゃどうにもならないし、何か検証する時にXPのネイティブ環境はあった方が心強いから、BootCampにXPをインストールしてWindows7は仮想ディスクにインストールしてVMWare Fusionでのみ使っていた。

ところが某雑誌社から記事執筆を頼まれた時に
「今回は狙いはBootCampです」
といわれ、MacでWindows使っている人は大部分は用途を考えるとParallelsVMWare FuionVirtualBox で使っているはずで、BootCampを使っているのは開発やっている人くらいじゃないのかな?なんて抵抗してみたけど
「これからWindowsを体験したい人はBootCampから入るはず」
と、企画の前提がそれなのでBootCampで検証しなくてはいけなくなった。

さらに今からWindowsを導入する人は、当然Windows7でXPではないだろうということで、Windows7をBootCampにインストールしなくてはいけなくなった。

さあ大変、ということでひょんなことからWindows大インストール大会が始まってしまった。





久しぶりにWindows7を起動すると緊急性の高いアップデートが5つ
やっぱりXPがあれば7は基本必要ないんだけど堪りたまったアップデートは
もちろん無視してBootCampへと進んだ




さてBootCampアシスタントを起動するとまず
Windowsサポートソフトウエアのダウンロードを要求される
以前のバージョンでこのダウンロードを完了するとまたダウンロード
を求められるというループをしていたバグありバージョンがあったが
今回はそうではなく本当に必要らしい
ただダウンロードに小一時間かかるでかいソフト上なんだが




さてダウンロードが完了してそれをCD-RかFAT32フォーマットの
外付けハードディスクに保存できたらインストールに進めるはずなのだが
この通りグレーアウトしてインストールに進めない




サポートソフトウエアの保存先を変更してダウンロードをやり直したがやはり同じ
またあのループバグの悪夢の再来かと悪い予感がしたが
マニュアルを熟読するとそうではなかった




BootCampアシスタントはWindows7のインストールに関しては
パーティションを切っていないボリユームしかサポートしていないそうだ
つまり旧Windowsが使っていたBootCampボリュームをそのまま使うことはできない
そこでボリュームをひとつのまとめる必要があるのでディスクユーティリティを起動して
不要なパーティションを「マイナス」ボタンで消して残り領域に起動ボリュームを延ばす




そして「適用」ボタンでパーティションマップは上書きされるはず・・・




なのだが何故かパーティションの統合には失敗して
読み書き不可能な領域がディスク内に数十GBできてしまった




さらにパーティションマップが壊れて起動ボリュームからの起動にも失敗するようになった
Windows、Mac共に起動できない・・・要するに「カタログツリーが壊れた」という状態か
結局内蔵ディスクを初期化して全てインストールし直す羽目になってしまった
修復用の外付けハードディスク(Lionインストーラディスク)で起動して
Time Machineを使ってまずMacを修復する




こうしてやっとBootCampアシスタントの「Windows7をインストール」に進めるようになった
チェックを入れて続ける




そしてここでやっとBootCampのパーティションを切れるようになった
XPから7にアップデートする時にはボリュームサイズもフォーマットも
変えないケース以外はこういう問題が起きるということか




Windowsのインストーラに入ってしまえばあとは手順通りだ
何も考えずにインストールは進む
こうしてMacもWindowsも全領域の修復となったわけだがすぐに作業にかかれるわけではない
ここで29個のアップデートがかかってきた


こうしてWindows7をBootCampで起動できる環境が完成した
印象をいうとWindowsXPよりも7の方がBootCamp環境ではテキパキ動く

どちらでもいいからWindowsをMacで快適に使いたいならWindows7をお勧めする。

しかし感想はそれだけだ。
バックアップができない不便さがある。
SnowLeopardから起動しないといけないという不便さはあるが、Wincloneを使えばBootCamp領域をまるまるバックアップして復元できるが、これはWindowsXPまでしかサポートしていない。
これまでのようにOS壊してもいいからウイルスぶっ込んだりなんて無茶もできない。

ならばWindows7はやっぱり仮想ボリュームにインストールした方が良い。
そっちならドラッグするだけでOSが復元できる。XPはWincloneから復元することにしてBootCamp用のOSにする。

これを機会にメインをWindows7にとも思ったが、結局元の構成に戻ってしまった。
いまからXPを新規インストールするというのも億劫だったしね。

ということでここからは復元編。





結局BootCampにはWindowsXPを戻すことにした
Wincloneで戻すので外付けハードディスクで
SnowLeopardから起動(Lionでは起動できない)
このSnowLeopard/XPの組み合わせのみBootCampの
丸ごとバックアップができるWincloneは是非開発再開してLionにも対応してもらいたい




イチからWindowsXPをインストールするよりもはるかに速い
最初にBootCampを実行で最適化が始まる




起動の過程でインストーラが起動




VMWare Toolsのインストールはフルバックアップではあるがやり直しになる
しかしこれが終われば前回使っていた状態からまたすぐに使い始められる




さてこれでWindowsをまた使い始めるわけだがLionにOSを
アップしてから今までどうもWindowsが重くて使うのが億劫だった
DualCoreではあるがCPUはシングルコアに設定していたがあまり軽くならない
それでSwapは増えるという副作用があるがメモリを盛大に奢ってやることにした
WindowsXPには約2GB、Windows7には4GBのメモリを設定した
MacBook Proの実メモリは8GBだからほぼ上限だと思う




最近Windows7のベンチマークになっているXPモード
実用性は低いがOSに負荷をかけて処理能力を見るのにとても役に立っている




これぞMacOSX Lionの上で動くVMWare Fusionの上で動く
Windows7の上で動くVirtualPCの上で動くWindowsXPのマインスイーパ
親ガメの背中に子ガメを載せて・・・みたいだが動いているので前より軽くなったということだ




やや重かったFirefoxも軽快に動くようになった
そのかわりWindowsを起動しているとMac側のSwapがすぐ2GB、3GBと増えていく
痛し痒しだなぁ



2011年12月21日









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WincloneでNTFS、Windows7をバックアップ復元してみる1〜その前にまずBootCampにWindows7インストールしないとね(WindowsがiCloud同期に失敗する場合の対処法)

先日紹介したNTFS、Windows7に対応したWincloneを使ってWndows7をBootCampにインストールした環境をバックアップすることに挑戦する。

まず下準備として、WindowsXPをインストールしていたBootCampボリュームを削除して、Windows7をインストール、他に最低限使っているいくつかのアプリをインストールした状態でディスクイメージにバックアップするという手順で始める。

と言葉で書けば2〜3行で済むのだが、ここまでにほぼ2日要した。
先日専門誌の依頼で、記事を書くためにこれと同じことをやったのだが、その時もやはり下準備で2日近くかかってしまった。
この手間を省くためのWincloneだ。
一度ディスクイメージが取れてしまえば、環境の復元は、数十分で済んでしまうはずだ。
まる二日と数十分では、大きなアドバンテージがある。

途中でiCloudに関する問題も解決したので、同様の問題で悩んでいる人は参考にして頂ければと思う。





とりあえず今までのWindowsXPのBootCampボリューム34.03GBを削除する
ディスクユーティリティのパーティションタブに入って
Bootcampボリュームを選択、したの「−」ボタンをクリックすると削除できる




そしてMacの起動ボリュームを一番下までドラッグで延ばして
内蔵ディスクをパーティション無しのワンボリュームに変更する
右下の「適用」ボタンでパーティションマップが書き換えられる




一応ディスクをFirstAidで診断
ほとんどCoreServiceのリモート関係のエラーなので気にすることはない




さてここでユーティリティフォルダのBootCampアシスタントを起動
すでにサポートソフトはダウンロード済みなので上のチェックは外す
Windows7をインストールしていく




パーティションはWincloneで後で大きくできるそうなのでとりあえず50GBで切る




Windows7のインストール自体はスムーズに進むのだがそこから先が長いのだ
とりあえずまず94個のアップデート、パッチをこなさなくてはいけない




それが済んだらアップルソフトウエアアップデートをかける




SafariiTunesQuickTimePlayeriCloudなど全部インストールする




今度はVMWare FusionでBootCampを起動してVMWare Toolsをインストールする




さてここからが大変、XPモードを利用するためにVirtualPC
WindowsXP、XPパッチをダウンロードしてインストールする
BootCampで使えるようにする目的の半分はこれを使うためかもしれない




このWindowsXPにまた大量のアップデートをかける




フルスクリーンのWindowsXPモード
ここまでの準備にほぼ一日かかる




FFFTPPochitterなどWindowsで愛用しているソフトをインストールしていく




iCloudを使ってMacのスケジュール、アドレスブック
をWindowsのOutlookに同期するがこの同期に失敗した
Outlookの設定エラー、予期しないエラーのため、
設定を開始できませんでした」のメッセージで何回やっても同期に成功しない




セキュリティソフトのAVG Freeバージョン
インストールしているがこれのメールプラグインを疑った
しかしこれをアンインストールしても同期にやはり失敗する




結局MSOfficeもアンインストール、再インストールしてみたが改善せず
フォーラムを見ているとiCloudをアンインストールして
再インストールせよとあったのでこれを試してみた




これでやっと同期に成功




Macのアドレスブックの住所録、iCalのカレンダー、
MailのメールがWindows7のOutlookに同期した




Outlookの住所録がアドレスブックに同期した様子




ここまでほぼ2日間の時間を浪費してしまった
さていよいよWincloneを使ってバックアップするが
ここでインストールした構成を反映するために20〜30個の更新をインストール
もうWindows7って超不便、なかなか本題に入れないことをぼやきながら後編になだれ込む



2011年12月27日









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WincloneでNTFS、Windows7をバックアップ復元してみる2〜いろいろ問題ナキニシモだがとりあえずバックアップには成功した

先日に続いて、有志によって引き継がれたWincloneのNTFS/Windows7、Lion対応版をやっと本格的にテストしてみた。

マニュアルでは非圧縮の標準ディスクイメージ(スパースバンドル)と同梱されているプラグインを使う「スペシャル圧縮イメージ」を使う方法が紹介されていて、前者だと圧縮がかからないとあるだけだが、試してみたところ、多分前者ではバックアップはうまくいっていない。
その理由はキャプションを見ていただくとしてやはり、設定で「スペシャル圧縮イメージ」を使う設定にしてバックアップすることをお勧めする。

それでも一部のファイルは壊れてしまったかもしれない。
そう思う根拠もキャプション参照だが、この数日動かしてみてWindows7はちゃんと動いている。
これから継続的に何回かバックアップと復元をやってみて、壊れて来ないものなのかどうかをプルーフテストしていくが。一応ここまでは使えると判断した。





さてやっとインストールも完了した50.76GBの
BootCampのボリュームをバックアップしていく




Windows7のNTFSボリュームをバックアップするにあたって
先にボリュームを圧縮する方法があるというので試してみた
メニューからボリュームを圧縮をかける




パーティションの圧縮に成功したときの表示




50.76GBが35GBまで圧縮された
このまま非圧縮でバックアップしてもこのサイズにはなるということだ
再び50GB以上に伸張するには「スペシャル圧縮イメージ」を使う必要がある




ところで非圧縮になるという標準のスパースバンドルイメージを
使うとどうなるか実験してみた




圧縮に成功というような表示が出る




ところができ上がったディスクイメージはなんと3.19GB
いくらなんでも35GBが3GBまで圧縮されるはずがない
復元してみるかどうかちょっと迷ったが
絶対壊れているに違いないと思いこれは放棄した




ちなみにログで見ると一応全域書き出しに成功しているように見える
が、いくらなんでも35GBが3GBまで圧縮できるということは
ないと思えるのでこれは失敗と判断した




Wincloneの設定に入ってNTFSパーティションを
「スペシャル圧縮イメージ」で記録にチェックを入れる




それでも半分以下の「15.83GB」まで圧縮された
これで成功したのかちょっと半信半疑




ログ見ても成功にしか見えないがこれが当てにならないことは先ほど実感したところ




考え込んでいても始まらないのでえいままよと、
このイメージでWindows7を修復してみる
やはり完了してもプログレスバーが最後まで進まないバグは前回と同じ




ボリュームをチェックしてみると修復前と
同じ容量に復元されているように見える




ディスクユーティリティでチェックすると問題なさそうだったが
ボリューム修復ではパーティション破損のエラーが出た




それでも押して起動してみる
早速Windows7起動時のスプラッシュが壊れていた




さらにディスクも修復を要求された
もう求められるままに進行・・・




しかしそこから後は問題なく起動
ログインまでもログイン後のプロセスも特に問題を感じない




フラグメンテーションをチェックした
Windows7ではディスクデフラグはアクセサリから消えて
管理メニューのディスク管理のサブメニューになった
さらにデフォルトでは定期的かつ自動的にデフラグをかける設定になったようだ
その上フラグメンテーションを視覚的に表示する機能もなくなっている
要するにこれもユーザに触らせないという考え方になっているらしい
WindowsもMac的になってきているということなのかな?




立ち上がりが結構重いのでWindows7もちょっと軽量化することにした
といってもコンパネのシステムからシステムプロパティをパフォーマンス優先に変更しただけだが




見た目はこんな感じに変わったWindows7
エアロだったか何だったか忘れたけどやたらギラギラした透明パネル表現を殺して
クラシック調のトーンになったが、やはりWindowsにはこの殺風景さが似合う
見た目だけでなくこれは明らかにパフォーマンスが上がるのでお薦めの設定だ


ということで、評価としては今のところWincloneは実用的に使える。
ただし復元の確実性に関しては何とも言えない。
当方では1週間以上運用テストして見たが今現在も起動スプラッシュ画面が壊れたままで、起動画面が壊れているくらいなら別にどうでもいいが、システムの心臓部がやられたりしたらやはり全て失うことになるかもしれない。
無くなったら困る重要なものは、この方法でバックアップしないであくまでこれはBootCamp/Windows7の環境を確保する手段と割り切った方がいいかもしれない。

もう少し評価してみるがそうはいっても私のところでは充分使えているので、今後はBootCamp環境もXPと7の両刀使いになると思う。




2011年12月30日









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先日来試しているWincloneを日本語化する

先日からBootCamp領域のWindowsを丸ごとバックアップできるWincloneを取り上げているが、これについて情報をBBSに頂いた。

Wincloneは分かりやすいインターフェイスを持っているから、英語のままでも充分使えると思うけど、日本語大好きな私としてはやはり日本語化されていると安心する。

日本語リソースはこちらからダウンロードする。
Ticket #27010- Winclone 用日本語リソース - Localize Helper - SourceForge.JP

2.3.3に関しては修正版の方をダウンロードすること。
インストールの方法はキャプチャーを参考にしてもらいたい。

情報頂いた「kentaro」さん、ありがとうございます。





日本語リソースキットインストールの手順
Wincloneアプリ本体を右クリックして「パッケージの内容を表示」で開く
 




その中の「Contents」フォルダの中の「Resource」フォルダの中に
Japanese.lprojというフォルダを丸ごとコピーする




そしてWincloneを起動するともう日本語化されているはずだ




ソースだのターゲットだの意味を間違えると取り返しが
つかないことになるソフトだから日本語化されているとやはり安心する




環境設定パネルも日本語化されて意味が分かりやすくなった
ここが一番分かりにくいところだからありがたいリソースだと思う



2011年12月31日









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今度はVMWare FusionにWindowsXPをインストールする

先日有志が引き継いだWincloneをテストして、Windows7も見事にボリュームごとバックアップできることを検証した。
7でこれができれば、7も無茶できる環境になるわけで、OSなんて壊れるのを怖がっていたらいつまでも使いこなせないと思っている私としてはこれは必要なことだ。
壊れないのがよい使い手ではなく、壊れてもすぐ直せるのが上級者への道だと思う。

何代もOSをぶっ壊してきてその経験則で言っているわけだが、やはりOSぶっ壊すくらいの無茶を相当やってないと上級者の道は遠いと思う。
その意味で仮想化マシンソフトとかWincloneみたいなボリュームごとディスクイメージにバックアップできるアプリがあると、とても心強い。
これのおかげでもう、どれだけWindowsXPをぶっ壊してきたか、ウイルスのテストもガンガンやっている。

後でちまちま修理するのではなく、丸ごと初期化してバックアップからごっそり戻せるのがいい。 時間も一時間もかからない。
先日から紹介しているように、7のクリーンインストールからアップデート、なんやかや環境を整備するまでにほぼまる二日かかるので、それが1時間以内に短縮できる恩恵はデカい。

それでWindows7もWincloneでバックアップできることが分かったので、しばらくこのWindows7/BootCampという体制で使い倒そうと思っているのだが、そうするとXPがBootCampにもVMWare Fusionにも無くなってしまう。

未だに仕事で使う環境は圧倒的にWindowsXPだし、企業が主力で使っているもXPだ。
これだけはマイクロソフトとMS信者がどんな歪曲した数字を言い募ろうが、覆せない事実だと思う。

自宅でXPが使えない。
これはとりあえずXP環境がメインになる仕事をしている私の場合、とりあえず問題ではある。
VMWare FusionにXPをインストールすることにした。

考えてみればVMWareとの付き合いも長いのだが、VMWare Fusionに直にXPをインストールするのは今回が初めてだ。
手順をメモしていく。
といってもBootCampとそんなに変わらない。





Windowws7にサービスパック1があたった
このOSはインストール以来再起動の度に何回もアップデートを要求する
もう何回アップデートしたか分からない
それはともかくBootCampで起動するこのWindows7は思いのほか軽快で
しばらく使ってみたくなったのでXPをVMWare Fusonで試すことにした
もっともBootCamp自体起動するのは半年ぶりでどっちでもいいと言えばいいのだが




考えたらXPをVMWare Fusonに直にインストールするのは今回が初めてだった
一応手順を・・・といっても特に迷うことはない
Windowsのインストールディスクをドライブに挿入して「新規作成」をクリック
このディスクをインストールに使うか聞いてくるのでそのまま「続ける」で進行




ここでログインアカウントのパスワード、プロダクトキーなどを聞かれるので
インストールを簡潔にするためにもうここで全部済ましておく




WindowsをVMWare Fusonで使う場合エミュレーター風とユニティモードが選択できる
ユニティモードは昔のMacOSXでOS9を動かしていたクラシック環境みたいなもので
ウインドウ単位でOSX上でXPアプリを表示できてファイルのやり取りも仮想的ながら可能
リスキーなこともやるので私の場合は安全性の高い隔離された右の分離モードを使うが
そういう使い方をしない人はユニティモードも面白いかもしれない




インストールを開始するとブルースクリーンが始まる




仮想ディスク領域をフォーマットし始める
基本オマカセで進行する




ということで1時間もしないうちにWindowsXPが立ち上がった
久しぶりにやるけどWindowsもここまでは簡単だね




起動するとさっそく元気に更新パッチを当て始めた
まずは挨拶がわりの3個




そして再起動後は親の仇のように77個の更新パッチがかかってきて
これがインストールよりもはるかに時間がかかる




ここでdot-NET、ActiveX、WindowsSDKなどをインストール
これらが仕事で必要なのでこれは避けて通れない




ここでグラフィックの負荷テストでWinnyの作者さんが手慰みに作ったという
納豆ミサイル打ちまくるマクロスシュミレーターを走らせてみる
前から思っていたことだけどVMWare Fusonで走らせるOSは
BootCampよりも仮想環境にインストールした方が軽い
XPもこちらの方がBootCampよりも軽快だった




dot-NETとWinsdkを入れたらWindbkのテストを
あらかじめこれ用のシンボルもインストール済み
詳細はこちらのクラッシュダンプの読み方〜WinDbgを使ってみるを参照




こちらも問題なく動くことを確認




というところでdot-NET関連などのアップデートがここでさらに30ほどかかってくる
軽く泥沼感があるが終わらないアップデートはない・・・と信じでひたすらインスソール



2012年1月7日









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Mac OS X LionからWindowsのBootCampボリュームに書き込みができるようにする

さて先日来BootCampボリュームにWindows7をインストールしていて、直面した問題がある。

MacからBootCampボリュームにファイルを渡す時に、VMWare Fusionの昨日の共有を使えばファイルの受け渡しはできる。
しかしMac側からWindowsのボリュームのウイルスキャンをかけたり、操作をすることもあるわけでその場合書き込みができないのはやや不自由ではある。

さらにWindowsXPを運用していた時にはFAT32でBootCampボリュームをフォーマットしていたのだが、さすがにWinddows7をFAT32にインストールするというのはないだろうということで、今回はデフォルトのNTFS(WindowsNTの標準ファイルシステム)でフォーマットしたところ一部のディレクトリがMacから見えないことが判明した。

これはやはりFUSE(UNIX系OSのファイルシステム拡張モジュール/Filesystem in Userspace)をMacに最適化したMacFUSEを復活させたい。
MacFUSEについてはNTFS-3Gの項目で書いた。

ところがこのMacFUSEはオープンソースでフリーウエアなのはありがたいのだが、オープンソースにありがちな開発コミュニティが分裂したり、マネタイズしようとした勢力と対立関係が起きたりして頓挫状態になるというお決まりの問題が起きているようだ。
MacFUSEの本家ページは2009年の年初から更新されていない。

それで本家の最新版はLionでは動かなくなっていてしばらく使用を諦めていた。

ところがBBSにも情報をいただき、自分でも探してみたところあちこちに有志の継承版が存在する。
とりあえずMacFUSEに関してはLaCieがハードディスクのサポートウエアとして無料配布しているが、これも製品のサポートが打ち切られたらダウンロードもできなくなるだろう。

以下に有志継承版のふたつのMacFUSEを紹介する。


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MacFUSE(Tuxera)2.2
(Freeware)
OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応OS10.7Lion対応

これはGoogleで配布されているMacFUSEの本家とは別の流れのバージョンらしい。
最大の特徴は64bit対応とLionでも動くようになったこと。
現在はこれが使えるので、これでWindowsのNTFSをマウントすることができる。

またUIのNTFS-3Gと組み合わせてNTFSボリュームに書き込むが直接できるようになる。その件は後述。
機能的には問題ないが、有志版でいつ消えてなくなるかも分からない。
とりあえずバイナリを確保すべきソフトのひとつ。





MacFUSEはシステム環境設定ペインという形でインストールされるが
インストール先は/Libraryなのでインストールにはインストーラを使う

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OSXFUSE2.3.8
(Freeware)
OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応OS10.7Lion対応

これは別のグループがアップしているMacFUSEの最新版。
こちらもLionで動く。





Windowsの標準ファイルシステムNTFSボリュームはMacにマウントできる
読み出しも可能だが書き込みを使用とするとこのように禁則マークが出て拒否される




今度はFUSEにOSXFUSEを使ってみる
インストールはこれもインストーラでインストール先は/Library/PreferencePane/




インストール中の注意点はカスタムインストールで必ず
MacFUSE Compatibility Layerをインストールすること
一部の互換性に関わる部分が実装されていないためで、
MacFUSEの旧版を先にインストールしておけば最初からここにチェックが入っている




インストールが完了したらした準備完了

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NTFS-3G for Mac OS X
(Freeware)
OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応OS10.7Lion対応

そしてこのNTFSをGUIで操作できるようにするためにはこのNTFS-3Gを使う。

こちらもシェアウエア化の影響で開発が止まっているが、2010.10.2版がLionで使える。

上記リンク先のページの中段あたりにバイナリのリンクがある。





これもインストーラでカスタムインストールを選択する




MacFUSEはすでに入っているのでこちらはMacFUSEのチェックを外す




インストールが完了しらシステム環境設定ペインを開く
NTFS-3GをEnableにするボタンがあるのでそれで開始して一度再起動する
キャプチャーの「Disable」はサービスが開始している状態




こうしてNTFSでフォーマットしたBootCampのボリュームにも書き込みが可能になった
だけでなくボリュームルートの見え方も変わっていることに注目
NTFSはセキュリティ的配慮から他のファイルシステムからいろいろ隠す仕様になっているらしい
書き込み可能になったら前には見えなかったものがいろいろ見えるようになった
Mac側からウイルス対策ソフトで手を突っ込むならこのプラグインは必要と思われる



2012年1月8日









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Mac mini、1TB化計画発動〜あっさりことは成った

タイトルの通りで、家族共有機兼ファイルサーバとして稼働しているMac mini/intelの内蔵ハードディスクを現行の160GBから1TBに更新した。

ハードディスク交換の手順は以前ここでも紹介した。
MacBook Proの流れでMac miniもメモリ増設〜ディスク増量には失敗

今回は交換すべきディスクを取り違えて、最初前の160GBのままで組み上げるというトラブルがあったが(マヌケww)それ以外は特に問題はなかった。

ディスクは日立製の1TB、5400rpm、SATA、9.5mmのもので秋葉原で1万1千円で入手した。
最低価格ではないがかなりそれに近い。
1TBが1万1千円!これもまさに隔世の感がある。
今から8年前くらいだったか、職場でXserve 1.5TBを導入した時には、一式価格は70万円くらいだったっけ?
(当時としてはこれもRAIDサーバーとして画期的な安さだったが)
今では1万そこそこの投資で自宅Macがテラバイトサーバーになってしまう。

話題のSSDを試してみたいという気持ちもあったが、今回の大容量化は別の目的があったためで、SSDで多少サイズが上がっても追いつかないかもしれないので、HDD1TBを選択した。
その目的は次回紹介する。

とにかくディスクマウントから旧環境復元までが3時間ほどで完了してしまった。
この手軽さもTime Machineのおかげか。
昔はディスク換装となるとデータバックアップから、復元、環境復元で1週間かかったものだけど、これも隔世の感。





Mac miniの分解法は上記リンクを参照、
難しいのはパティシエナイフでふたを開けるのと無線アンテナの各ケーブルを
抜けないように上下ユニットを結合するところくらいで意外に簡単
ディスクは手前がデフォの160GB、奥が1TBでいずれも日立製




前にも書いたが組み上がったらいきなり蓋を閉めないで
一度起動してハードウエアのテストをすること
蓋を閉めてから問題に気がつくのは精神的ダメージが大きいからだ
今回この時点で交換すべきディスクを取り違えて前の160GBが入っていることに気がついた
蓋を閉めたあとだとこの脱力感は計り知れない




問題なければシステムディスクから起動してディスクユーティリティを起動する
ディスクを消去することでフォーマットできる
このプロセスもちょっと心配だったのだが問題なく1TBを
認識して問題なくフォーマット、あとの診断も問題なかった




次にTime Machineに入って過去のバックアップ履歴から最新を選択
「続ける」ボタンで復元を開始する




インストール先はもちろん内蔵の1TB
「復元」ボタンをクリックして約3時間後、4人分のアカウントの環境や
VMWare Fusion上のWindows環境も含めて問題なく復元した
昔OS9時代にはディスク換装は1週間仕事だったのを思うとこの速さはどうだろう!
Mac miniが陳腐化してると感じたらトライしてみてはどうだろうか?
たった1万円だし…



2012年4月14日









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AppleTVを導入したよ

こういうものを導入してしまった。

何故今AppleTVかというと、当方もついにディスクメディアに見切りをつけたということだ。

かつて貯め込んでいたカセットやVHSなどのテープメディアをどんどん捨てていたのだが、最近になってそれがDVDにも及んでいる。
テープメディアは70年代にVHSが普及して40年で姿を消したがDVDは20年も寿命が続かなかった。
後継規格のBlu-rayはどれくらい保つかというと、その時代は非常に短いと思っている。
というかMDのように過渡的なメディアとして短期間に消えると思っている。

その次に何がくるかというと、もうメディアという考え方が終わると思っている。

今放送業界では急激にテープメディアが消滅し、ディスクメディアとメディアサーバーが両立しているが、放送に必要なスペックの問題でしばらくディスクメディアは残るかもしれない。
ただ遅かれ早かれ結局ディスクは絶滅してファイルベースに規格は統一されるだろう。
民生機でももうその方向は始まっている。

AppleTVはいうなればMacやPCを「擬似的」なメディアサーバーに変えてしまう。
そのiTunesライブラリに入っているファイルを、「送出」させてAppleTVが繋がっているテレビに高画質の動画を表示する。
「擬似的」と書いたのは、メディアサーバーを映像信号を送出できるサーバーと定義するなら、AppleTVとiTunesの組み合わせはその定義から外れるからだ。

AppleTVは要はそれ自体にライブラリを持つ仕組みを前回のアップデートで止めてしまい、ネットやMac/PCとテレビをつなぐ機器に徹しているのだが、その構造はiPhoneやiPodと同じように無線LANでデータを出し入れできるNAND型メモリが主要部分で、違いはそれをHDMIで送出できるコンバーターを持っているというくらいの構成になっている。

映画の再生を始めると、AppleTVはMac/PCから映画のファイルをダウンロードし始める。
20〜30秒ほどバッファーしたら再生を始めるので、待ち時間はVHSやDVDとさほど変わらない。
しかし再生とダウンロードを同時進行に進め、再生が完了したところから消去しているということを毎回やっているところが、メディア、あるいはメディアサーバーと大きく違うところだ。

「擬似的」なメディアサーバーと書いたのはここのところで、厳密にはコンバーターは「コネクター」側のAppleTVが持ち、ライブラリをファイルサービスするMacやPCの側にはコンバーターを持たない。
なので大きな映像信号が無線LANで流れるわけでもない。

これが可能になったのはやはりH.264のような圧縮率が大きいMPEG規格のおかげで、データの流量がフルHDよりも非常に小さくなったということが大きいと思う。
このおかげで無線LANは旧式の802.1a/bのような低速規格でもハイビジョンの映画を(720pという日本ではやや不利な規格ではあるが)視聴することができる。

これは面白い。
それでさっそくDVDをどんどんリッピングして、DVDメディアをもう捨ててしまいたいと思っている。
元々ジャケットアートや、ライナーノートには愛着は無い。
昔はそういうものにこだわりがあったが、LPレコードがCDに変わった時にそういうこだわりは全部捨てた。
だからCDを捨てるのも全然抵抗がなかった。
今もDVDを捨てるのに、いささかもためらいが無い。
ましてやBlu-rayのディスクメディアなんて一枚も買いたくない。

前回のMacBook Proなどのマイナーアップデート発表の時に、ファンからMacがBlu-rayを搭載しなかったことに失望の声が聞かれたが、私の勘ではMacにBlu-rayが搭載される時代は来ないと思っている。
99年のiMacはいきなりフロッピーディスクドライブを搭載していないことで世間を驚かせた。
MacBook Airは光学ドライブを搭載しないことで世間を驚かせた。
Appleはどうやらディスクメディアには未来はないと思っているようだ。
そしてホームネットワークとiCloudのようなオンラインサービスの統合を、全てファイルベースでやろうと考えている節がある。
その帰結がMacにはBlu-rayが搭載される時代は来ないということになる。

日本の家電メーカーにはさらに厳しい世界観なんじゃないかという気がする。
日本の家電メーカーの行く末に思いいたしたことも今回一つあった。
その詳細はキャプションで。

それはともかく、これ自体は実に楽しい機械だと思う。

Mac側に映画などの動画情報を持っておきたいために、そのための前回のMac mini1TB化だった。
実際やってみると、これって非常にラク。
VHSからDVDに変わった時に「観終わっても巻き戻しが必要ない」というメリットに「巻き戻しくらい面倒がらずにやれよ」と思ったが、実際にはこの作業がないのは本当に楽だった。
今、ディスクメディアが無くなったらディスクの後片付けも必要なくなった。
これも「片付けぐらい面倒がらずにやれよ」と思われるかもしれないが、観たら観っぱなしでテレビの電源を消してMacをログアウトするだけ、というのは本当にラク。





AppleTVの背後アクセスパネル全景
左から電源ケーブルソケット、HDMIプラグ、その下がミニUSB、光学ケーブルプラグ、LAN
大きさは大きめのシガレットケースほどで非常に小さいのに驚かされる




設定も非常にシンプルで直感的
まず使用言語を選択する




自宅の無線LANネットワークを選択する
次のステップで無線LANのWPAなどのセキュリティのパスワードを要求される




設定のネットワークで設定一覧は確認できる指示誤に変更することもできる




繋がるとさっそくアクティベートを開始




ここでオンラインの映画をプレビューしたりダウンロードしたり
海外テレビメディアのビデオプログラムを視聴したりのメニューがもういきなり見える




さてここからが本題のホームシェアリングの設定だ
起動したなりでもMacやiPhoneなどからAirPlayで
ビデオをAppleTVに送出することは可能だ
だがそちらから何も操作しないでAppleTVからビデオを
再生したい場合はホームシェアリングの設定が必要になる
ここに希望のAppleIDのメールアドレスを入力して送信する




次にサーバ化したいMac(PC)でiTunesを起動して
「詳細」メニューから「ホームシェアリングを入にする」メニューに入る
ここでも同じAppleIDとパスワードを要求される
この機能にはiTunes10以上が必要




こうしてMac miniを1TB化した意味が出てくる
かつてのように年間200本近い映画を観るような無茶はもう今はしないが
時々観たくなるような映画はここに溜めていこうと思っている
そしてディスクメディアはどんどん捨てていく方向だ




ところでこのAppleTVのリモコンがまた印象的な作りだ
アルミ削り出しボディは手のひらに隠れる失くしてしまいそうなサイズでボタン類は3つだけ
日本製テレビリモコンは30から多いものでは100近いボタンがついているものもある
実は今回の設定で一番難儀したのはシャープ製のAQUOSの
外部入力に「AppleTV」という文字を表示するよう設定することだった
結局その設定メニューを探し出すのに取説と首っ引きで1時間かかった
AppleTV本体設定よりも時間がかかっているのだがこの日本の家電の
インターフェイスの分かりにくさはもういい加減なんとかならないものだろうか?



2012年4月16日









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新しいiPadを導入しました〜それに伴いクラウド群テストのためMacBook Proを1TB化、Mac miniをLion化を実行

新しいiPadを購入した。

モデルはWi-fi、16GB、筐体は白のタイプ。

本当はMacBook ProもiPhoneも(Mac miniのモニタも)クロで来ているので統一したかったのだが、先日秋葉原に買い出しにいった時に、白しか即渡の在庫が無かったので白にした。
巷では白の方が人気があるのかな?
使ってみると黒の方が見やすいと思うのだが。

なぜWi-fi、16GBモデルかというと、持ち歩く気はなくて家族の共用機として使おうと思っているため。
使用環境は主に自宅の無線LANの環境になるし、本体の中にはできるだけ音楽や動画を入れないで使いたい。
今その方法を研究中だが、写真もMac miniの共有に入っている写真を、利用したいと考えている。

そのインストールしているアプリとか、設定については後述するけども、iPad導入に伴い以下の工事をした。

・Mac miniのLion化
これまでMac miniはVNCの互換性とかの問題で、SnowLeopardで運用していた。
しかし、Lionから利用できるようになったiCloudを利用して複数のアカウントによる共有をテストしてみたいので、今回Lionにアップデートすることにした。
これも詳細後述。
結論からいえばやはりこういうクラウド、共有は複数のホスト、アカウントが集まればますます快適になる。
ただしこれで我が家からSnowLeopardの検証環境が無くなってしまった。
基本TigerとLionしかないことになってしまった。

・MacBook Proの1TB化
Mac miniを本格的にファイルサーバとして利用するために先日1TB化したことは書いた。
これの成績が予想外に良かったため、これに合わせてMacBook ProにもHITACHIの1TBのHDDを入れることにした。
理由はiTunesの音楽、動画の管理で、ライブラリの内容をMacBook ProとMac miniで完全に同期したいということだった。

以前はファイルサーバの容量が大きくて手許のiBookの容量が小さかったので、iBookのライブラリはコンテンツを絞り込んで、ファイルサーバのMac miniにたくさんのコンテンツを入れるという非対称の運用をしていた。

これをすると、不便なことがあってiBookで新しい音楽を大量に入れたりすると、一個ずつファイルを相手に転送しないといけなくなる。
マージしてバックアップするようなソフトもあるが、それだと今度は不要になったファイルの削除を反映してくれない。
長年やってきて一番シンプルなのは、やはり容量をいっしょにしてそのままミラーリングが簡単だと悟った。
差分バックアップで同期も飛躍的に速くなるし。

おそらくAppleがTime Machineでたどりついた結論もそういうことだったんだろう。
なので今回MacBook Proも1TB化することにした。
これの顛末は別エントリーで。
ちょっとだけ波乱もあったし。

・複数アカウントのiCloud共有の実現
これが今回の最大の狙い。
iCalOutlook、iPhone、iPadのカレンダーでスケジュールを共有するだけでなく、複数アカウントの、閲覧制限付き公開も試す。
これでちょっとしたサイボウズのような、グループウエアのようなこともできることを検証したい。


ということで、ワクワクしながらiPadをいじっている。
公約した通りiBooks Authorを使ったブックの作成も本腰でやってみたいし。
またまた楽しんでます。





iPad導入時、最初にロックを開くと出てくるスプラッシュ
派手好きなAppleの印象とは裏腹にシックな感じ




まずは言語を選ぶ
といっても最初から日本語が選択されているのでそのまま進むだけ




まずは無線LANの設定とアクティベーションを求められる
といっても必要なのは無線LANのパスワードだけで
アクティベーションは自分のアカウントを作るだけ
自分のMacBook Proと同じにしないで家族共用のアカウントを作った




あとは自由自在に設定をどうぞ
さっそくこのアカウント専用のiCloudのアカウントを登録した



2012年5月6日









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MacBook Pro大増量化計画発動!〜交換したディスクは500GB外付けバックアップディスクに

さて前回触れた通り、iPad導入に伴いマルチアカウント、クラウド実用実験…平たくいえば家の中で無線で大容量ファイルが飛び交う環境を実現するためにMacBook Proを大増量することにした。

最近秋葉原で、Mac mini用に購入したHITACHIの1TB、2.5inch、SATA、9.5mmmが大変成績がよく5400rpmでありながら明らかに速度が向上したので、これをMacBook Proに導入した。

MacBook ProのHDD換装の手順はここでも触れたが、別に難しくないので誰でもチャレンジできると思う。
MacBook Proのハードディスクを500GBに換装、Windows7を導入してみた
まずはディスク交換〜andついでに先日死んだと思われたディスクを復活させた

取り出したディスクについてはバックアップディスクとして試してみたいことがあるので、例によって外付けHDDケースを色違いで買ってきた。





準備した1TB内蔵HDD
老いの繰り言かもしれないがこのサイズで1TBというのは隔世の感がある
ほんの8年前には一式100万近いばかでかいX-Serveが1.5TBだった
ところが今回も秋葉原で1万1000円で購入してきましたとさ




HDDの交換手順は上記リンク先のページで詳しく触れた
といっても詳しく触れるまでもなく誰でもチャレンジできる簡単なカスタマイズだと思う




昨年250GBから増量した500GBの内蔵ディスクと今回換装する1TBのディスク
今回は前回のような取り違えがないように旧ディスクを取り出してから
新しいディスクの封を切ることにした




取り出した500GBはもちろん外付けHDDとして活用するためにHDDケースも購入済み
準備万端である…わははははっ




ちなみに前回は銀色のセンチュリーを買ったが
今回はひとめで区別できるように赤のケースにした
いずれも上代980円なりと何でもお手頃になって
これではいつまで経ってもデフレ脱却は無理かも…(余談)




さて、Lionインストールディスク化したUSB外付けハードディスクから
起動したところこのような表示が
まだ初期化もしていないディスクだから当然ではある




ディスクユーティリティで内蔵ディスクを初期化する
このあとLionインストーラから起動してTime Machineで内蔵ディスクに
最後のバックアップそのままの環境を復元すると言う手順になる




新しい起動ボリュームに「Lion1TB」なんて名前をつけて
フォーマットしようとしているがTime Machineでボリュームごと復元すると
ボリューム名も前と同じに書き換えられてしまうのを忘れていた…マヌケw




こうして外付けハードディスクのTime Machineバックアップから前の環境を復元
表示では9時間と出たが実際には4時間くらいで完全に復元できた
さすがにファイルがでかくなっているので時間はかかっているが
ディスク換装が4時間あまりで完了してしまうというのも隔世の感はある



2012年5月6日









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先月1TB化したMac miniをLionにアップデートする〜「起動ディスクには使用できません」問題の対処法<追記あり>

先日も書いた通り、iPad導入、マルチアカウントのiCloud導入、MacBook Proの1TB化、MacBook ProとMac miniのライブラリミラー化を進めている。

MacBook ProとMac miniのiTunesライブラリなどをミラーリングして、SyncTwoFoldersのような同期ソフトのクリック一発で、大量の音楽、映画、ブック、アプリなどの情報を同期しバックアップも兼ねるという構成にしようとしている。
(MacBook Pro、Mac miniにはそれぞれ外付けのHDDにTime Machineでバックアップを取っているので、結果どの系統のディスクが死んでもどこからでも復元できる。)

すでにそれは実現しているのだが、iCloudに対応するためにMac miniもLionにアップデートすることにした。

まずはLion外付けハードディスクインストールディスクから起動する。
このLionインストールディスクの作り方はここでも解説した。
Lion準備完了〜潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな〜外付けHDDでインストールディスクを作成

ここで問題が発生した。
新規で換装した内蔵ディスクは起動ボリュームとして使えないという表示が出る。
今回はクリーンインストールではなく、MacBook Proでの運用成績が非常に良好だったので、SnowLeopardからLionへの上書きでインストールしたい。
しかしインストーラに「このディスクは使えません」と拒否られる。

「はてはHITACHIのHDDには相性問題が存在したのか?」と一瞬青くなったが、これは既知の問題らしい。
対処法はキャプチャーで解説する。

その問題さえクリアすればインストールは(時間はかかるものの)スムーズに進行した。

こうして我が家からはSnowLeopardの検証環境は消滅した。
TigerとLionしかなくなってしまったので、今後はアプリの互換性の質問にはお答えできなくなってしまった。
あしからず。





あらかじめLionインストールディスク化しておいた外付けハードディスクをマウント
そのインストーラボリュームにある「Mac OS X Lion インストール
というアプリを起動するとインストーラからの再起動がかかる




お馴染みLionのインストール開始の画面




ところがここで問題発生
先月1TBに換装したMac miniの内蔵ディスクは
起動ボリュームとして使えないのでインストールできないという表示
同じ問題はMacBook Proでも確認した




この対処法はAppleのサイトでもリリースされていた
要はディスクユーティリティで内蔵ディスクの先頭ボリュームを128MB以上小さくしておいて
どのボリュームにも属さないスペースをディスク内に作らないといけない
EFIがどうもそういう領域を要求するようだ




300MBほど先頭ボリュームを小さくしてパーティションを作成
ところが結果的にはこれはうまくいかなかった
何度やっても元に戻ってしまう




結局ディスクユーティリティのパーティションのところをドラッグして空きスペースを作った
この方法だと1TBディスクの場合3GB単位でしか刻めないので
およそ2.8GBが無駄なスペースになってしまった
貧乏性かもしれないがもったいない




これでやっと内蔵ディスクがインストール可能なディスクになった




以下インストールは順調に進む
所要時間は1時間ほど




再起動がかかるとすぐにLionスタートのスプラッシュが出てくる




さてここで統合アップデートなどがソフトウエアアップデートでかかってくる
実はこちらの方がOSアップデートよりも所要時間を要する
サイズもデカい




内蔵ディスク使用できない問題をクリアするとあとの問題点は「根気がいる」という点だけだ

<追記>
これらディスクを換装して、インストールも完了したものは必ず一段落ついたら「ディスクのアクセス権修復」を実施することをお勧めする
私のところではFeederのフィード書き出し、Doropboxの同期が全て失敗するようになってしまった。 その原因を探っていたら、なんとユーザフォルダの中のアクセス権がぐちゃぐちゃになっていて、一部自分のフォルダなのに書き換えにいちいち認証が必要な領域ができてしまっていた。



一部のユーザ領域が「書き込み不可」になっていた
ユーザフォルダを一度全域「書き込み可」にしておいてアクセス権修復を試みるといいかも



2012年5月7日









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ディスク交換したMacBook Proが全面的不調に〜everyoneのアクセス権が二つになって「カスタム」が出る場合の(ACLの)解除法

ユーザフォルダなどのあらゆる場所で、everyoneのアクセス権が「カスタム」と通常の「読み/書き」などと二つできてしまう奇怪な現象が起きた。

先日ここで紹介した通りiPad導入をきっかけに、いろいろ思惑もあってMacBook Proの内蔵ディスクを1TB化した。
その過程でまっさらなディスクにTime Machineから旧環境を復元したのだが、最初は好調に動いていたのだが途中で段々振る舞いがおかしくなって、しまいにはあらゆるアプリの挙動が異常になってOSXをクリーンインストールする羽目になった。

最初はサイトの画像フォルダがおかしくなってこのサイトの素材のローカルプレビューができなくなったあたりから始まる。

そのうちDropboxが同期できなくなって、しかもログイン時にいちいち「Dropboxフォルダに変更を加えようとしている」という意味の警告タブを出して管理パスワードを要求してくるようになった。

やがてTemperatureMonitorの表示がおかしくなって、何回治しても起動のたびに元に戻ってしまう、SMARTReporterも毎回起動のたびにパスワードを要求するようになる、OrderOfLaunchがログイン後起動できなくなって、無意味に起動する予定のアプリのリストだけを表示するようになる、Camouflageでデスクトップが隠せなくなる…要するにあらゆるアプリの挙動がおかしくなる、全面的なシステムの不調に陥ってしまった。





通常のユーザフォルダの中のファイルはアクセス権はこんな感じで
大体自分とスタッフとエブリワンの3つのアクセス権が設定されている




ところが今回いろいろおかしくなってしまいその原因を調べていて
ユーザフォルダのアクセス権がおかしくなっていることに気がついた
このようにeveryoneという権限がもうひとつできて「カスタム」というアクセス権になる
しかもこれは「-」ボタンがグレイアウトしてクリックできないために削除できない




これはLeopardから導入された新しいUNIX式のアクセス権でMacでは
OSXServerで有効にできるアクセス権設定らしい
といっても私が使っているのは普通のクライアント版のMacOSXだ
fcaclctlというコマンドで制御できると解説しているサイトを見つけてやってみたが
fcaclctlというコマンドは見当たりません」という返答が返ってくるだけだ
これはやはりOSXServerのみで有効なコマンドらしい




もちろんアクセス権の修復は試してみたがディスクユーティリティ
ディスクアクセス権修復はユーザフォルダは対象にしていないそうで
しかもこのACLは無視する仕様らしい




そのうちDropboxが毎回全削除、全ファイル新規保存をしないと
同期できない完全に使い物にならない状態に餡ってしまった




同じユーザフォルダのなかでもこの「カスタム」アクセス権の
everyoneがあるファイルとないファイルがある
旧環境から引き継いだファイルがなっているっぽいので
もう一度Time Machineから環境を復元してみた




今回もしばらくまともに動いていたが今度はメニューバーアプリの
起動順序を制御してくれるOrderOfLaunchがまともに仕事してくれなくなり
起動のたびに虚しく起動予定のアプリのリストだけを表示するようになってしまった




さらにClamXav Sentryが暴走し始める、SyncTwoFolders
フォルダ同期できなくなる、TemperatureMonitorの表示色の設定を
いくら変更してももう一度起動すると元に戻ってしまう、
MainMenuで不可視ファイルが表示できなくなる、など
もうありとあらゆるアプリがおかしくなってきた
アプリがおかしいというより明らかにOS全体がおかしい




このfsaclctlコマンドのエピソードを頼りに調べていくと
このACLは設定状況をTerminalで確認できることを知った
コマンドは「ls -l」でその階層のディレクトリのうちACLがかかっているところは
行頭のアクセス権の記述の最後に「+」記号がついている




こちらはLion導入後問題なく動いているMac miniのホームフォルダの中のアクセス権
上とかなり違っていることが分かる




cd /でルートボリュームの第1階層に移動してコマンドls -lをかけてみた




こちらはあまり大きな違いはない
やはり問題の原因はユーザフォルダの中にあるようだ




Time Machineの中のファイルは正常なアクセス権になっているように見えたので
復元をかければ治るのではないかと期待して全域をもう一度復元した
確かにおかしかったファイルのアクセス権が治った




ところがフォルダのアクセス権を「内合している項目に適用」というメニューを実行すると…




この通りまた「everyone カスタム」というアクセス権ができてしまう
何も治っていない
大量の写真のアクセス権をエディットするのにここから変更する情報は有効だったのだ…
クリーンインストールにもチャレンジして見たがこの症状はおさまらなかった




結局一日半を費やして原因が分からず、最終手段の
再インストールでも改善しないという最悪の展開
ここでAClアクセス権を削除する方法が判明した
sudo chmod -R -N /ACL削除したいディレクトリのパス」というコマンドで
例えばミュージックフォルダなら「sudo chmod -R -N ~/Music」となる




これでホームフォルダの中を覗いてみると例のACLのアクセス権が綺麗に消えている
これでようやく問題の症状は治まった




TwitterでE-WAさんから頂いた情報でBatChmodでもACLの削除はできることを知った
BatChmodは最初に浮かんだアプリだったが私がアップデートをサボっていたため
旧バージョンにはこの設定がなかったので見過ごした


このACLというアクセス権制御は通常のアクセス権とは全く別の体系で管理されていて最近のUNIX系、Windows系サーバでは流行っているアクセス管理らしい。

MacではLeopardから導入された。
実はクライアント版アプリでも走っていて、アプリケーションフォルダやユーティリティフォルダにアプリをドロップすると「Finderに変更を加えようとしています」というような警告を出して、パスワード認証を求められることがあるが、あれがそうだと思えばいい。

最近はMacもマルウエア作者に狙われるようになってきて、先日もFlashの脆弱性を狙う新種発見の報が流れてきた。
そういう脅威に対してAppleが悠々としているのはこういうセキュリティを進めているからだろう。
アクセス権も通常の「読み/書き、読み出しのみ、書き込みのみ、実行権」の4つのステータスと違い細かくアクセス権を設定できるらしい。

ただこれが動いているのはLionサーバで、クライアント版OSの通常のLionの場合はバックグラウンドで見えないところで設定されるということらしい。

それが今回はいやが上にも目立つ形になってしまい、アプリの不具合を生じた理由は不明。
直接的には私がサイトフォルダやユーザフォルダで「内包する項目に適用」をやってしまったからで、それをやったディレクトリのファイルが全部おかしくなっている。
でも問題はなんでそういうところにACLがかかっていたかだと思うが。

それはともかく今回の問題はchmodコマンドで解決する。 またTerminalは苦手という人は、このBatChmodというアプリを使えばいい。


2012年5月9日









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たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法

Macに付属しているディスクユーティリティにはディスクのRAID管理機能がついている。
こんなスグレモノ機能が標準で付いているなら使わない手はない。

前々から考えていたことだが、私の場合の活用法はこんな感じ。


これまで、iMac、iBook、Mac mini、MacBook ProなどいくつかのMacを使ってきて、結構その都度手狭になったハードディスクの換装をやっている。

で、取り出したディスクは捨てるのはもったいないので外付けハードディスクケースに入れて活用している。
最近ではそういうケースが2.5インチなら1000円くらいで手に入るから、手軽になったもんだ。

それはいいのだが、石器時代から歴代のハードディスクが外付け化されているので、数はやたらあるのだが容量がそうとう断片化している。
40GBから500GBまで全くまちまちで。
緊急用の起動ディスクは一つあれば充分だし、あとはTime Machineのバックアップディスクにするのは容量が小さ過ぎる。
40GBなんて十年前には広大な大きさだと思ったのだが、今じゃ半端すぎて使い道がない。


そこでこれらのディスクを連結してひとつのボリュームとして使うことで、Time Machineなどの大容量を必要とするバックアップディスクに仕立て上げる。

RAIDというと専門的な話と思うかもしれないが、やってみると簡単だ。

手順は以下のキャプチャーの通りで、家に外付けハードディスクがたくさん転がっている人ならすぐに試せる。

注意点は連結したハードディスクをばらばらにマウントしないこと。
常に同時にMacに接続して同時にマウントさせること。
そうしないとリビルドがかかってしまい、この構成の場合は中のファイルが破損する可能性がある。

私はFirewireデイジーチェーン(Firewireのアウト、インの口を利用してハードディスクを数珠つなぎ)とかUSBディスクも二つ差してどの程度使えるかテストしているが、できればパワーサプライ兼用のUSBハブくらいは購入して、Macにはケーブル一本でつなぐという構成にした方が安全だと思う。

まあ、活用法としては捨てるよりはマシということで。





歴代の外付けハードディスクをデイジーチェーンなどもフル活用してMacに満艦飾でマウントした
このように細かいボリュームがたくさんあっても見た目は楽しいが実用性は極めて低い
速い話Time Machineのバックアップディスクに使えるディスクはひとつもない




そこでディスクユーティリティを使ってこれらの
外付けボリュームを全部連結してひとつのボリュームにまとめてしまう
ディスクユーティリティRAID「連結されたディスクセット」を選択して
まとめたいボリュームをここにどんどんドロップしていく




作成ボタンをクリックすると作成の確認タグが出る
これらのディスク上にあるデータは全て消去されるので必要なデータはバックアップしておくこと




フォーマットに不整合があると「読み取れないディスクです」と
警告してくるが気にしないで初期化ボタンをクリック
中止したい場合は「取り出す」で




こうして細々した雑魚HDは連結されて突然1TBの外付けハードディスクが出現した
Time Machineなどコンタクトが頻繁な用途にどの程度使えるかはこれからテストする
皆さんも自己責任でチャレンジしてみて欲しい



2012年5月9日









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RAIDでまとめたバックアップディスクは快調〜だけどRAIDについて知っておくべきこと

先日ここでも紹介した、外付けハードディスクのボリュームをRAIDで一つにまとめるtipsの続報。
たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法

RAIDでまとめておよそ1TBになったボリュームを、Time Machineのバックアップに利用する、過去のバイナリのバックアップに使ったりしている。

Time Machineの受けディスクに使うと、当然ディスクコンタクトがかなり多くなるので、そこがストレス的に大丈夫かというところが関心あるところだった。

まだ数日試し始めたところだが、速度も不満はないし、読み出し書き込みともに特にエラーはないようだ。
ここまでのところは使えるという印象を持った。

以下のキャプチャーで印象を。





4つのディスクをまとめておよそ1TBになったのでこれと前の1TBを交互に
Time Machineのバックアップ受けディスクにすることにした




今手持ちのDVD、CD全廃棄作業をやっているので古いデータもエンコードし直している
そのためにここ何週間かのバックアップの量は
結構半端でないのだがRAID1TBも問題なく稼働している




エラーも特になくバックアップの速度もディスク1個もののHDDと変わらない
なかなか満足のいく結果となった


と、運用してみた感触はいいのだが、この記事に関して何人かの反応があった。

まずやはり気になるのは「古いディスクを使うのだから信頼性はどうにもならないのでは?」という疑問。

これは実はおっしゃる通りである。
というよりディスクは水物でいつ死ぬかは誰にも予想できない。
確かに古いディスクが新しいディスクと比べると頓死する確率が高まることは致し方ない。
しかしディスクは古いものから順番にやられていくかというとそんなことはない。
事実私のところでは10年上も全く問題を起こさずに動いているディスクがいくつもある。

ディスクはある程度の歩留まりでトラブルが起きるものなのだ。
それは古いディスクだから起きやすいというような単純なものでもない。
10年問題なく動くディスクもあれば、数時間で死んでしまうディスクもある。

ディスクが全体的に何に影響されやすいかという話は以前にここにも書いた。
ハードディスクを長生きさせる方法/死亡の予兆の見分け方〜は結局都市伝説の一種だった

結局有為な影響があるのは熱だけということらしい。
逆に言えば熱にさえ気をつけていれば、ディスクのトラブルは確率で予想できる。

だからこそのリダンダンシーなのだ。

私のところでもこの一本化した1TBはリアルな1TBのバックアップディスクのさらにバックアップとして稼働している。
このRAIDのディスクに命を預けるような運用をもし考えている人がいたら、それはお勧めできないとあえていう。

RAID1はほとんど冗長性がない、ディスクの頭とお尻をくっつけて単純に容量合計した大きなディスクを仮想的に作るだけのRAIDだ。
4つのディスクをくっつけたらトラブルが起きる確率は単純に4倍になる。
もしも4年に一度の歩留まりでディスクの故障が起きるとしたら、4倍の確率で1年に一回はトラブルが起きて中身は失われると考えた方がいい。


それでもこれをする意義はお手軽に大容量ディスクをもう一個作ることができて、バックアップのバックアップができてしまうことだ。
バックアップは常に2つあった方がいい。

本番機とバックアップが同時に死ぬことはあり得る。
事実私はそういう体験をしている。
しかし2つのバックアップが同時に死ぬことは、ほぼあり得ない。

そのうちの片方が結構故障の確率が高いとしても、その二つが同時ということはあり得ないのだ。
だからバックアップの意味は十分ある。

最近のサーバーのRAIDは4とか5とか深い数字を使う。
パリティで冗長性を持たせた上に、そのアレイを複数持っていてミラーにしている。
なので同じアレイの中のディスクが同時に二つ死ぬなどという確率的にほぼあり得ないようなトラブルが起きても、中のデータは安全に守られる仕組みが確立している。

家庭のバックアップはそこまで厳重な冗長性を持たせる必要もないと思う。
ただこういうRAID0でもいいから構築して大容量ディスクで、メインのバックアップディスクのミラーをすれば業務機並みの安全性は得られるだろう。

このTipsは、こういうこういう目的で使ってもらいたい。
ゆめゆめこのRAIDディスクに命を預けるようなことはしないでもらいたい。

でもそういうことが解っていればこれは本当に使えると感じた。




2012年5月14日









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「認証が必要です」という表示が出てiTunes Storeで購入したビデオがAppleTVで視聴できない

表題の通り、iTunes Storeで購入したHDの映画のビデオをAppleTVを通じてテレビで視聴することができないという問題が起きた。

キャプチャーの通り「認証が必要です」という表示が出て再生が始まらない。

この症状についてはネットやAppleのサポートにもいくつか症例があったが、認証をし直すことで解決するという記述ばかりだ。
母艦側のMac miniの認証を一度解除して、もう一度認証をする。
ホームシェアリングもリセットされるから設定し直す。この時にAppleTVのホームシェアリングのアカウントと違ったりしてないかを確認する。

これでこの問題は解決する…と書いてある。

ところが相変わらず「認証が必要」という表示で再生できない。
この問題はすべてのクリップで起きている訳ではない。
というより本日購入したHDの映画だけが視聴できなくて、それ以外のDVDなどからリッピングした映像やiTunes Storeから購入したSD作品、HD作品はすべて視聴できる。

QuickTimeには4GB制限とかいうバグがあるということを聞いたことがあるが、チェックしてみると再生できるHD画像の中にはいくつか4GBを超えているものがある。

そういうソフトウエア的な問題ではなく、クリップの問題なのかもとも疑った。
購入ビデオなので再変換はできないが、AirPlayでストリーミングをしてみたら再生できるかやってみた。

予想に反してこの方法なら正常に再生できる。

ということはクリップが壊れているとか、ストリーミングがオーバーフローしてるとかそういう問題でもないし、認証に失敗している訳でもない。

訳が分からないが、とにかく再生はできることがわかった。
すべてAppleTV側で操作して再生…というわけにはいかなくなったが、どうせMac miniもVNCで操作することが多いので、まあ問題はない。

ただ認証がすっきり通らない、再生できないというのは気分があまり良くないが。





本日購入したHD映画をAppleTVで再生しようとするとこの通り
認証が必要ですと出るが、もちろん母艦側のMac miniのiTunesでは普通に再生できる
一度認証を解除して再認証するとかAppleTVを再起動するとかの方法がWebにあったが
どれも試してみたが同じことだった




認証やクリップの破損を確認するためにiTunes側からAirPlayで再生してみた
iTunesで該当クリップを再生し右下のAirPlayボタンでAppleTVを選択する
AppleTVが見えない時にはAppleTVの設定の一般に入って「AirPlay」の設定を「入」にする




再生中のiTunesはこんな画面になった




AppleTVのリモートをとっているiPhoneから見るとこのように
正常に再生中表示なってもちろんテレビにも正常な映像が出ている
認証に失敗しているなら映像が出るはずがないしクリップが壊れている訳ではなさそうだ
対策は見つけられなかったがこの方法で視聴はできるので今回は仕方がないと納得する
このコピーコントロールの信頼性の低さは何とかならないのかなぁ
感じてるのは私だけだろうか?



2012年5月20日









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落雷騒ぎで悲喜こもごも〜画面共有の監視モード〜「認証が必要です」で見られなかったビデオの顛末〜まとめてウプ

昨晩からニュースで関東地方の落雷のニュースが大きく報じられている。

落雷のシーズンになると心配なのは、PC特に自宅に鯖たてている人たちのサバの電源をどうするかという問題。

本格的にサーバを運用するなら雷ガードとUPSを設置して誘電対策をするべきなんだろうけど、趣味で運用しているサーバだしね。

一時期雷が自宅から非常に近いところで鳴っていたので、さすがに昨晩はサーバをはじめおもだった電気製品を落としてコンセントを抜いた。
サーバは連続運用記録に挑戦中だったが、150日ほどで今回は止まった。
残念。

でもいろいろいいこともあったので、まとめて報告。





昨夜は強烈な雷の帯が北関東から南関東まで縦断する形でうちも非常に近いところで鳴っていた
実際落雷の誘電で火災が起きて死者も出るほどの強烈な雷だった




およそ150日快調に動き続けていたwebサーバのMac miniは残念ながら電源ぶち抜き
後でメンテナンスをやったけどここからまたどれくらいいけるか再度チャレンジする




ところで画面共有でこのサーバMac miniをいじっていて気がついたけど
最近のアップデートでこの画面共有もいろいろ機能が追加されたみたい
表示領域をマウス追随にできたりもそうだし「監視モード」というのも追加されてる
もともとVNCにある機能だがそれがプルダウン一つで切り替えられる
監視が目的なら余計な負荷とエラーをなくすこのモードがいいかも




「認証が必要です」という表示が出てiTunes Storeで購入したビデオがAppleTVで視聴できない
問題が起きていたがこれがなぜか今日から視聴できるようになっている
昨晩のAppleTV、AirMac停止、起動のプロセスでライセンスが通っちゃったらしい
しかしAppleTV再起動もやってみたのにどうにもならなかったのが、
全部落として起動したらいけたということか
そういえばLAN接続の再設定を求められたけどあれでクリアになったのかもしれない
原因はともかくできるようになった…めでたし…かな?



2012年5月30日









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外付けハードディスクの緊急起動システムもLionにアップしていよいよスノレパとの縁は切れた…

以前にも書いたと思うが、外付けの2.5インチハードディスクケースに換装後の内蔵ディスクを入れて緊急用の起動ディスクにしている。

かつてはこれがサルベージシステムになって、結構な数のピンチを救ってくれた。
Lionになってからインストーラは光学ディスクではなく、リムーバブルディスクに自分で焼くようなルールに変わって、これ自体がレスキューシステムの役割も兼ねているから外付けハードディスクにシステムをインストールする意味はあまり無くなったかもしれない。

それでも緊急用の起動ボリュームは常に用意しておくという旧MacOSからの習い性により、今でも外付けに起動できるシステムをインストールしている。

このバージョンをずっとSnowLeopardに据え置いていたが、いろいろ問題ありそうに見えたLionもすっかり落ち着いたので遅ればせながら、これもアップデートした。

これでSnowLeopardとは完全に縁が切れたことになる。

Lionのインストーラは一度購入すればApp Storeで何度でもダウンロードできる。
ダウンロードしたインストーラで、外付けハードディスクに、インストーラを焼く手順はこちらを参照
Lion準備完了〜潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな〜外付けHDDでインストールディスクを作成

そういうものもありながら、起動できるシステムも持っている。
そんな必要はないかもしれないが、
「バッテリに命を預けるのはアホのすることだ」
という考え方に共鳴しておりますので。





Lionを一度購入するとApp Storeから何度もダウンロードできる
ダウンロードしてきて上記手順でUSBメモリ(4.2GB以上)または
外付けハードディスクにインストールしてリカバリメディアを作っておく
それで本当は外部の起動ボリュームは必要ないかもしれない




でも外部起動ボリュームも結局温存でLionにアップデートしてしまった
やっぱりあると安心だし内蔵ディスクが死んでもそのまま作業ができるとか
ディスクユーティリティ以外の修復手順もいろいろ試せる等のメリットもある




いいことばかりではない
いきなりアップデートで2時間近い時間を要求される
今回はクリーンインストールしたので統合アップデートなどのほかに
Flashback駆除ツール等も初回アップデートでかかってきた



2012年6月5日









anchor

RAIDにかましていたディスクが一つお亡くなりに〜やっぱり素性の怪しいディスクを使っちゃいかんということか…

先日こちらの記事で紹介した、細かいサイズのディスクをひとまとめにしてバックアップのバックアップディスクとして使うというTipsだが、障害が起きてしまった。
たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法

3つまとめたディスクのうちの一つがマウントできなくなってしまい、RAIDマウントもできなくなった。
何回か一つずつマウントして修復するうちにRAIDの復元にも成功したが、書き込みができなくなってしまった。
正確には書き込みに成功したような動作をするが、書き込みが完了したファイルはすぐに消えてしまい保持することができない。

RAIDを構成している一部のセクターが読み書きできない状態になっていると思われる。

3つのディスクをまとめたうち一つが問題を起こしているが、このディスク、元々問題を起こして修復かけたら復活したのだけど怪しいので勤務先から払い下げられた品だった。
やはりこういうクリティカルな部分に、出自が怪しいディスクを使うなということか。

このディスクを外して、RAIDを組み直す方向で検討中。





RAIDでまとめたディスクのうち一つがマウントできなくなった
修復は成功したがRAIDボリュームに書き込みができなくなった
やはりこういうところに出自が怪しいディスクは使うなということかもしれないが
もう一つ教訓を引き出すならこういうことはままあるのでこうしてまとめたディスクは
やはりバックアップのバックアップという用途にとどめるべきだ
間違えてもこのディスクに命を預けるような使い方はしてはいけない



2012年7月1日









anchor

山ライオン導入しました〜Mountain Lionここが変わった〜ちょいレビュー

3日前でしたっけ、Mountain Lion(OS10.8)がリリースされた。

いつもなら新OSは様子見で、バージョンが一つか二つあがってから(バグとアタリがとれてから?)インストールするというのが恒例だが、今回は発表と同時にダウンロードを開始、ダウンロード完了した翌日にはインストール開始といういかにも「世の中の浮かれ騒ぎに乗った新し物好き」っぽく入れてしまった。

前評判では、今回のMountain Lionはこれといった大きな不具合もないし、以前のバージョンと違って入れることであれが動かなくなるこれが動かなくなるということも少ないという評判を聞いていたからだ。

それにLionの何となく安定しない動きにはちょっとげんなりしていたので、今回は速攻インストールということになった。

Leopardがコードを大幅改変したバージョンで、SnowLeopardがLeopardのバグフィックス版、Lionはコード大幅改修版という流れをみると、今度のMountain LionはLionのバグフィックス版となりそうな感じだ。

実際Lionでずっと気になっていたバグが修復されていたりもするが、Mountain Lionの一番の売りはやはりiCloudなどネットサービスとの本格的な連携を形にし始めている感じで、何となく過去記事に書いた世界に近づいたような気がする。
カンブリア紀以降の世界の鎮静
10年後のPCなど個人用情報機器の世界なんてのを軽く予想してみた

それはともかく、Mountain Lion入れてみて、大きな不具合も今のところないし、いろいろ動きも軽くなっているし、何よりも値段が1700円と、ちょっとしたシェアウエアくらいの値段でいろいろ新機能を導入できるので、お得だしお勧めしたい。

あ、それとClamXavのアップデートがまだならやった方が良い。
LionでClamXav Sentryが正しく動かないのでアップデートをスルーしていたのだが、これがMountain Lionでフルアップしやすいようだ。
アップデートしたら直った。

何が変わったのかとりあえずのところを以下、キャプチャーで説明していく。
そのうち何かあったらまた追記するかもしれない。





Lionが無くなるとのことだったので今回は
山ライオンダウンロードよりもLionインストーラのダウンロードを優先した
所要時間3時間強とのことで山ライオンもそれくらいだろうし
寝てる間にやっといてもらうことにした




並行してソフトウェアアップデートをかけると
Safari6とiWork9.2、iPhoto11などがアップされていたのでアップデート




ちなみに各所からMountain Lionは購入に失敗するという噂を聞いていたが私は一発で成功した




明日の朝には拝めるであろうMountain Lionを楽しみに寝る




ちなみに一足お先にアップデートしたSafariiPhotoはLionで動かすとどうにも重い
しかもSafariはRSSリーダーとして使えなくなってしまった
Safariのタブを大量に開いてRSSリーダーとして使っていた私には痛い仕様変更だ
当座Lionで様子見する人たちはこの辺のアップデートはスルーした方が良いかもしれない




さて一夜明けたので落ちてきた山ライオンのインストーラを起動




この状態で出かけてしまったのでこの後何が起きたか全然知りません(´・ω・`)
最近のOSインストールは上書きが主流になりもう完全にお任せになってしまった




帰ってみるとインストールは完了しており普通に山ライオンで動いているのだが
いきなりJavaランタイムのインストールを要求された
これがないとAdobeのCS4(PhotoshopIllustrator)が動かないそうだ




こうしてとりあえず開いたMountain Lionのデスクトップ
相変わらずの宇宙イメージシリーズだが青基調になったのはよい
紫っぽいデスクトップは何となくジャラジャラしたイメージだったので
遠目に見るとあまり変わっていないように見えるが
細かく見ると何やらいろいろ変わっている




例えば私の場合ドックを最小サイズで表示していてアイコンの視認性をあげるために
ドックの背景を透明に設定していたのだがドックの設定スキームが変わったようで
標準の磨りガラスっぽい背景に戻ってしまった
いくつか設定用アプリを試してみたがいずれもまだ山ライオン未対応のようだ




そのアプリをダウンロードしようとしたらこの表示
Apple純正アプリかAppleが認定したデベロッパーのアプリ以外は
インストールを禁止するというのがデフォルトの設定になったらしい
これが噂の新機能Gatekeeperらしい




その設定はシステム環境設定セキュリティとプライバシーの中にある
ここで従来通りインストールの判断をユーザに取り戻す設定も可能だが
これからはiPhoneアプリと同じようにAppleが認めた物以外は脱獄しないと
インストールできないという方向に進んでいくのかもしれない
そうなった時が私がMacと縁を切る時かもしれない
最近のマルウエアの傾向とユーザの無思慮ぶりを考えると仕方ないかもしれないが




ドックの設定で面白い項目があった
従来はウインドウをドックにしまうとドックの一番右に入っていくようになっていたが
これを起動中のアプリアイコンに格納できる設定が追加された
これで大量のウインドウをしまってもドックがやたら伸びて小さくなったりしなくなる
(この機能はLionからの機能でした、BBSに情報いただいたthomaさんありがとうございます)




例えばSafariはこのようにSafariのアイコンにしまわれる




ドックアイコンを長押しあるいは右クリックすると
このように仕舞われているウインドウのリストが表示される




リストのアイコンの左にあるマークはチェックマークがアクティブなウインドウ、
菱形マークがドックに仕舞われているウインドウ、何もないのがそれ以外のウインドウとなる




前からここにあったかは定かでないが(あった気がする)
サーバへ接続フォルダへ移動などのメニューもここにある




山ライオンでも先日開通したWebDAVにもすんなりつながった




Lionではもっさりした動きだったSafari6は山ライオンではテキパキ動く
そのSafari6は結構変更点満載だ
見た目のフォントはヒラギノ明朝(システムベース)になりブラウザの設定は無くなった




そのツールバーにはいくつかの新しいボタンアイコンが見られる
おなじみの雲アイコンはデバイス間でタブの共有をすると説明されている




どうやらこういう物が予告されているがこれと関係するのかもしれない




さて山ライオンではリマインダーというアプリが追加された
以前はiCalにあったToDo、リマインダが機能的に今一だったので
これを分割して別アプリにしたようだ




この機能はiPhoneなどのiOSデバイスのリマインダーと同期できる
こうでなければリマインダーの意味はない




メモというアプリも追加された
これはメモを書く止めておけるだけでなくWebサイトの丸ごとコピーなんかも可能だ
暗号化はできないがちょっとしたメモとしては充分な機能だ




そしてこれもiOSのメモアプリとiCloudを通じて同期できる
上記のリマインダーもこれもOTAでケーブルをつながなくても
入力後数分以内に自動的に同期する
こうであって初めてメモもリマインダーも意味を持ってくると思う




メッセージiChatが廃止されiOSデバイスのメッセージアプリと同じく
iCloudクライアントのメッセージソフトになった




システム環境設定音声入力と読み上げというメニューが追加された
読み上げはヴォイスオーバーとしてあったユニバーサルの機能が独立した
音声入力はSiriと同じサーバで人の声を認識し自動的にテキストに変換してくれる




デフォルトではfnキー二回叩きでオンオフする設定になっている
プライバシー条項があるのはAppleのサーバーを使っているため




各テキスト系のアプリの「編集」メニューにも
「音声入力を開始」というコマンドが追加された
ただしついているが機能しないアプリもある
幣サイトの更新に使っているFraiseは入力できなかった
できればこのサイトも音声入力でやりたいところだった




音声入力中はこんな表示になる
「改行」を認識するのはとても嬉しい
実用的に使えるかもしれない




終了するとこういう表示になってテキストが入力される




その誤字脱字率はOCR辺りとほぼ一緒ぐらいか
95%は超えているだろうからSiriの様な目的には
良いかもしれないがテキスト入力にはビミョーかも…
でもこういうことができるというのが素直にすごいと思う
そのうちMacでもSiriが使えるようになるかもしれない




各デフォルトアプリの「開く」メニューにはiCloud連携メニューが追加された
左上のiCloudボタンでネットの向こう側のファイルを開いたり保存したリが可能になる
これはPreviewのファイルダイアログだが編集中の素材を地球の裏側と共有することも可能になる
共有条件は同じAppleIDでiCloudにログインしていることだけだ




ところでスクロールバーがLionより太くなった
特に普段表示しない設定にしているとiOSと同じ細いバーではクリックしづらい
ここは改善されて少し先祖返りしたということらしい




Safariのもう一つのボタンはメールやメッセージにURLを送れる
だけでなくこの通りツイッターにも対応した
これは便利だし今後ますますこういうWebサービスとの連携が各アプリで進むと思う




ユーザ領域のライブラリを表示する設定にしていたのだが
山ライオンインストールとともに元の表示しない設定に戻ってしまった
こちらで紹介したTipsに従ってまたTerminalで見えるようにした




ところでMountain Lionを入れて一番うれしかったことはFinder
サムネールプレビューで画像ファイルのサイズがちゃんと表示されるようになったことだ
Lionではなかなかこれが表示されないというバグがあり最終バージョンでも改修されなかった
これのためにサイト更新でいつもどんだけイライラさせられていたかを
ちゃんと動くようになって改めて思い知らされた
これが表示するかしないかでサイト更新の作業能率が倍違うと思う
この一点だけでもインストールしてよかったと思う



2012年7月29日









anchor

Mountain Lionのインストールディスクを外付けケースに入れたハードディスクに作ろう

山ライオン(OS X v.10.8)を入手してうはうはしている諸君に、新星Macブログとして躍進著しいyucovinさんから厳しい警告だ。
ちょーーっと待った! Mountain Lionをインストールする前にやっておきたいLionのインストール用ディスク(USBメモリ)作成。 - もっと知りたいリンゴあれこれ

OS X Mountain Lion をクリーンインストールする方法、手順 〜インストールディスク制作編 - もっと知りたいリンゴあれこれ

そこでインストールディスクはインストール完了後すぐに作っておいた方がよいというお話。
(できれば完了前にでも作った方がなお良いのだが、君たちはうれしがって何も考えないでもうインストールしてしまっているだろ?)


Macが動かなくなった時の対処法というのはいくつかパターンがあって

1)リンゴマーク、デイジーギアまでは正常に出るがログイン画面が出てこない
→外付けハードディスクの起動ボリュームまたはインストールディスクから起動して、ボリューム修復、
またはセーフモード、シングルユーザモードで起動して各種診断、修復

2)フォルダアイコンに「?」マークがついたマークが出てリンゴマークが出てこない
→外付けハードディスクの起動ボリュームまたはインストールディスクから起動して、ボリューム修復、
またはセーフモード、シングルユーザモードで起動して各種診断、修復
ターゲットディスクモードで起動して他のMacで診断修復

3)画面が黒いまま
→外付けハードディスクの起動ボリュームまたはインストールディスクから起動できるか確認
PRAMなど各種リセット
ハードウエアテスト

4)電源が入らない
ノートの場合電源アダプタを換えて起動してみる
外付けデバイスをすべて外して電源投入
PRAMなど各種リセット
だめなら諦めて修理


おおむねこういう対処法になる。

この対応ツリーを見ると多くの場合、起動ディスクまたはインストールディスクが必要になることがわかる。
また起動はできたのだが、内部のユーザ領域が壊れてしまったという場合(その場合はまずディスク交換をお薦めするが)外部のTime Machineのバックアップからディスクの中身全域を修復することになるので、やはり起動ディスクが必要になる。

ところがAppleはLionからインストールディスクの販売をやめてしまい、ダウンロード販売がメインになってしまった。
もちろんUSBメモリスティックのインストールメディアは販売されているのだが、買っている人は少ないと思う。

さらに先日ツイッターでユーザとやり取りしていて気づいたのだが、Lion以降がプリインストールされたMacを買った場合、インストールメディアは何がついてくるのかが気になった。

ユーザの答えは
「何もついてこない」
とのことだった。

つまり今の新しいMacユーザは、プリインストールの(ディスクイメージ簡略インストールされた)システム一つが命綱で、それが壊れたら後は泣いて修理に出すしかないということだ。

最も本当にどうしようもないわけではなくこちらのサポートページに、内部システムがダメで外部起動ボリュームを持たない場合のネットブートを利用したインターネット経由の起動と修復の方法が書いてある。
OS X Lion:Lion 復元について

これはこれで、ディスクが故障したという想定で修復が可能か近日中に試してみようと思っているが、これにはDHCPのLANまたはWi-fiでネットにプロードバンドで接続していることという条件があって、いつでもどこでも利用可能というわけではない。
最近は会社のネットワークはDHCPではない、あるいはSOCKSなどが噛んでいるとかいうところも増えてきているので下手すると出先でも職場でも使えない、自宅でしか利用できないという環境もあり得る。

それにインストールディスクが一つあれば、修復するのも諦めて再インストールするのも、Time Machine復元するのも同じメディアでできるので結局便利だと思う。

Lion、またはMountain Lionプリインストール機を購入したら、アプリケーションフォルダにOSXインストールアプリが無いかを確認してほしい。(Mountain Lionプリインストール機はまだ無いだろうけど)

私はプリインストール機を弄ったことが無いのでよく知らないのだが、もしインストーラがアプリケーションフォルダに無いのなら、上記のインターネットからリカバリーHDをダウンロードする方法か、AppStoreでLionを購入するしかない。

とにかくプリインストール機ユーザも、OS購入ユーザもLion、Mountain Lionを購入したら、まずインストールディスクを作るべし。

作るならついでにバックアップ起動ボリュームを作るべし。
これで完璧だと思う。

手順は、以前Lionの時に紹介した手順と、ほとんど変わらないがもう一度キャプチャーで書いておく。


<メディアの選択について>
多くのサイトでは4.4GB以上のUSBフラッシュメモリスティックを使用することを推奨している。

それで問題ないと思うが、手持ちのUSBは4GBまでの物ばっかりだ。
この4GBあたりがUSBの採算点らしく、4GB以下の物は安価で手に入るが大きい物は種類も少なく価格も安くない。
カードメディアという手もあるが、カードはもっと採算性が低い。

そこで外付けハードディスクを使用することにした。
それもiBook DualUSBに搭載していた交換ディスクの2.5インチHDDを市販のポータブルケースに入れたもの(Firewireのインターフェイス)を利用することにした。

どうせ40GBという中途半端な大きさがバックアップディスクとしても使いにくくて、持て余していた物だ。
この10年前のディスクがまたここで活用できる。
(お気づきかと思うが、私は相当物持ちが良い人である)

40GBは5GB強のインストールディスク領域と、Mountain Lionをインストールした緊急作業用ボリュームにパーティションを切ることにした。
とりあえず修復をするためのインストーラボリュームと、修復よりも作業の続きを優先するために普通のMountain Lionで起動できるボリュームと二つ持つためだ。





以前にも紹介したことがあるがiBook/G3で使っていた40GBのディスクを
入れたモモベイのケース(販売終了品、Firewire接続)に
インストールディスク/緊急用システムを作ることにした




Mountain Lionはインストールが完了するとインストーラが消えてしまうので
App Storeを起動して再びMountain Lionインストーラをダウンロードする
インストール済みとなっているがクリックすればダウンロードできるはずだし、
できないならOptionキーを雄ながらクリックを試すことでクリアできると思う




低速DSLでも2時間強のDL時間だそうだ
ここでいったん犬の散歩に…




ダウンロードが完了すると自動的にインストーラが起動するが
いったんこれを閉じて終了する




ディスクユーティリティを起動して外付けハードディスクを初期化する
フォーマットはもちろんMac OS 拡張(ジャーナリング)で大文字/小文字を区別がついていない方




ついで40GBをインストーラ領域と緊急起動ボリューム領域にパーティション切りする
インストーラボリュームのサイズは4.5GB以上必要(Mountain Lionの場合)
私は少し余裕を見て5.2GBを切った
オプションでパーティション方式を指定する




二つのパーティションはいずれも起動ボリュームとするので
GUIDパーティションテーブルを選択する
ちなみにインテルMac以前のMacを起動させるボリューム、
あるいはデータ専用がAppleパーティションマップ、
Windowsを起動させたいボリュームはマスターブートレコードとなる




適当な名前を付けてパーティションは切ってもかまわない
インストーラをインストールするとインストーラボリュームはどうせ指定の名称に変わる




パーティションを切っても良いかの確認が出る
もちろんパーティションの方をクリック




パーティションを切ったらそれぞれのボリュームをFirstAidで修復しておこう




次にアプリケーションフォルダの中のOS X Mountain Lion インストールというアプリの中身を展開する




方法はアイコンを右クリックして「パッケージの内容を表示」を実行




バッケージの中のContents/SharedSupport/InstallESD.dmgを開く




マウントするとこの中にインストールアプリの本体があることがわかる
外付けハードディスクにはこのディスクイメージを「復元」機能でコピーする




再びディスクユーティリティに戻ってディスクイメージをインストーラボリュームに復元する
復元タブでソースに先ほどのディスクイメージ復元先に外付けハードディスクをドロップする




復元ボタンをクリックすると確認タグが出てくるが消去で進む




所要時間は数分というところ




こうして外付けハードディスクにインストーラディスクができた
パーティション名が「Mac OS X Install ESD」という名前に変わっていることに注目
この中のインストール.appがインストーラ本体になるのでこれをクリック




ここから起動したインストーラは見た目はアプリケーションフォルダの中の
インストーラとそっくりだがLionの場合はリカバリHDを生成しない
Mountain Lionの場合はまた変わったようだ(後述)




インストール先は先ほどパーティションを切った外付けハードディスクの残りの領域を指定




新規インストールの場合はインストールを構成するのにおよそ25分




完了すると再起動を求められる
ここからの所要時間はおよそ30分
もう一度犬の散歩に出かける…




帰ってみるとユーザ名、パスワードの設定等のウイザードに進んでいるので設定
バックアップなので本体と同じユーザ名、パスワードが作業しやすいと思う
ログインするとまっさらなシステムが出来上がり




Optionキーを押しながら起動すると外付けハードディスクにも
インストーラ(Mac OS X)とは別にリカバリHD(復旧10.8)ができていることを確認
ならばインストーラのパーティションは必要なかったかもね
持っておいても悪くはないと思うけど




ちなみに最近のMacはUSB2.0が標準だがFirewire400の外付けハードディスクから
インストーラパーティション、リカバリHDともに起動できることを確認




起動ディスクでGUIから指定できるのはこの3つのボリュームになる



もし家に使っていないハードディスクが転がっているなら、外付けハードディスク用のケースなんて今は1000円を割る値段で販売されているので、有効活用をお勧めする。
新規に大容量USBを買うよりお手軽だし、容量に余裕が持てる。
上記の手順で緊急作業用起動ボリュームも一緒に持てるので、安心感が高いと思う。




2012年7月31日



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外付けハードディスクにインストールディスクを作らなくてはいけない理由〜やっぱりインターネット復元は使えない

前回の記事で
Mountain Lionのインストールディスクを外付けケースに入れたハードディスクに作ろう
という話を書いた。

インストールディスクを光学ディスクで本体と一緒につけなくなったLion以降、インストールディスクは自分で作らない限り、手元には何も無いことになるからだ。
そしてインストールディスクが手元に無い状態は、トラブルが起きた時に結構困ったことになるということは前回書いた。

ところがAppleはLion以降ネット経由で、システムを修復する「インターネット復元」というサービスを始めた。
インターネットを通じたネットブートのようなことになる。

これを使えばインストールディスクは必要ないかもしれない。

試してみたが、私のMacBook Proではこれが起動しなかった。
どういうことかこちらのページをようく読みかえしてみた。
OS X Lion:Lion 復元について

このページによおく見ないととわからないリンクでこういうリンクがあった。
ソフトウェアアップデートを実行して Lion インターネット復元を使えるコンピュータ





以前MacBook Proから取り出した250GBのディスクをディスクユーティリティを使って初期化する




このディスクを外付けハードディスクケースから取り出す




現在使用している1TBの内蔵ハードディスクと交換する
これで起動しようとするとネットに接続できる環境があるならネットから
復元HDをダウンロードする基本的なAPIが起動するという説明がサポートページにある
つまりインストールディスクが無くてもシステムが無いMacを復元できそうだが…




実際にはこういう「システムが見つからない」というシンボルの
クエスチョンマーク付きフォルダアイコンが表示されて起動できない




サポートページをよく読むとこの「復元ディスクを
使えるコンピュータ」というリンクがあった
MacBook Proは2011年モデル以降、
つまりLionプリインストール機以降しかこの機能は使えない



どういうことかこのリンク先のページを見て理解した。

ネットからシステムを復元するインターネット復元はファームウェアで制約をかけている。
これを利用できるMacは2011年以降のモデルのMacBook Pro、iMac、2010年以降のMacBook、MacBook Airなど、おおむねLionプリインストール機以上でないと使えない。
それはおそらくライセンス保護のためで、本当はそれ以前のマシンでもできるのかもしれないが、Lionを無料でダウンロードされてもかなわないので制限をかけているということかもしれない。

ということはたとえLionやMountain Lionを購入した正規ユーザでも、この機種に該当しないならインターネット復元は使えないということになる。

なので前回の記事でお勧めした通り、オンラインでLionやMountain Lionを購入してインストールしている人は、ぜひ外部メディアにインストールディスクを作成して有事に備えてほしい。
USBメモリやカードメディアでも良いが、前回の記事でも書いた通り私個人は外付けハードディスクがお勧めだ。

とにかくインストールメディアを持つことは絶対必要だということは強調しておきたい。
ディスクがお亡くなりになってリカバリHDも使えない、結局ディスクを交換したというシチュエーションで、インストールディスクを持っていなかったら処置なしだ。
SnowLeopardをもう一度インストールしてそこからアップデートしないといけないかもしれない。




2012年7月31日









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Mountain Lionのアップデートインストール法〜hiutl暴走再発

Mountain Lion導入後の最初のアップデート、OSX 10.8.1がリリースされた。

Mountain Lionになって以来、アップルメニューから「ソフトウエアアップデート」のメニューを選択するとソフトウエアアップデートではなくApp Storeが起動するようになった。
ソフトウエアアップデートは廃止ということらしい。

今回もアップデートがかかってくると、アップデートするボタンでApp Storeが起動する。

その一番目に「ソフトウエアアップデート」としてOSX 10.8.1アップデートがリストアップされてきた。
今後はセキュリティパッチもプラグインアップデートもすべてこのスタイルで配布されるということらしい。





「ソフトウエアアップデートあり」とのことだったのでクリックするとApp Storeが起動してきた
その一番目にOSのアップデートがリストアップされていた
上のすべてアップデートボタンでインストール




ところでこれは今回のアップデートの問題なのか前から有った問題なのか不明だが
Lionの初期の頃に発生していたhiutilの暴走の問題がまた再発していた
何も作業をしてないのにCPUが50〜80%にフルアップ近い状態で暴走している
hiutilをkillしてもまたしばらくしたらすぐ復活してきて暴走し始める
今回はリンク先のTipsと同じで上位プロセスのhelpdをkillしたら止まった
しかし今後しばらく様子見して頻繁に出るようだとまた対策が必要かもしれない
どうもOSXって一度解決した問題があるバージョンから再発するデグレが非常に多い気がする



2012年8月26日









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VMware Fusionの5が新登場2〜Mountain Lionの上にMountain LionをインストールするMac On Macにチャレンジしてみた

先日紹介したVMware Fusion5の新機能について続きを。

VMware Fusion5の目玉はやはりグラフィックスも含めて高速化したという点で、これは入れれば体感できると思う。

ところでこのVMware FusionはインテルのCPUで動く各種Windows、Linux、NovelNetware、SolarisなどをゲストOSとしてサポートしているが、昔からMacでこのアプリを使っているユーザの間で繰り返し言われている疑問が有る。
「インテルCPUで動くOSをゲストとしてサポートしているならMacOSXはサポートしていないのか?」
ということだ。

過去のあるバージョンからMacOSX Serverはサポートしている。
だからサーバを隔離環境で運用したい場合は、Macの上でOSX Serverを起動して運用することはできた。
しかしもっと簡易にサーバを立てるとか、あるいはサーバ目的外の隔離環境が必要な場合、あるいは昔から一定の比率で存在するエミュレータ大好きっ子の需要のためには、サーバではない普通のクライアントOSのサポートが求められていた。

エミュレータ大好きっ子と馬鹿にするなかれ、VirtualPCなんていう今ではマイクロソフトに買収されてWindows上でしか動かないソフトは、元々はMacのソフトとして出発し、Macの上でWindowsを動かしたい人々の唯一の希望の光として、ファンの応援を受けて進化し続けていた。

ファンというのはMacの上でWindowsの窓マークが表示されるとウキウキするとか、エミュレータ上で古い68KのMacの古いリンゴマークが表示されると涙がチョチョギレルとか、強力な圧力団体として存在していた。
何を隠そうかくいう私もそのファンの一人でもある。

その涙チョチョギレたい願望を持ったファンは
「Macの上で各バージョンのMacがエミュレートできたら、何らためらうことなくMountain Lionに移行するのになぁ」
とつぶやいてきた。
OSX ServerだけをサポートしたVMware Fusionの前のバージョンを見て
「なんでServerだけだなんだよ?」
とつぶやいていた。

とりあえず今回のVMware Fusion5はOS10.8 Mountain LionとOS10.7 Lionのみをサポートした。
希望をいえばSnowLeopard、Leopard、Tiger辺りまでサポートしてほしいところなのだが、リソースの問題とかライセンスの問題とかで簡単ではないのだろう。

現に今回のVMware Fusion5ではキーボードやマウスポイントの統合は今ひとつの印象だ。
しかしOS自体は順調に動いていて、それもそれなりにテキパキ動いているので今後のVMWare Toolsの開発に期待したい。

仮想マシンのMacOSXが実現すればもう怖いもの無しだ。
システムがぶっ壊れるような実験をいくらやっても数分後には復元できるので、どんな無茶だってためらわずにできる。
これは楽しい。





VMware Fusion5にMountain Lionをインストールする手順を紹介する
まずApp StoreからMountain Lionのインストーラをダウンロードする




ダウンロードが完了したらアプリケーションフォルダの
中にあるインストーラのアイコンを右クリック
「パッケージの内容を表示」メニューでその中身を見る




コンテンツの中の「SharedSupport」の中にInstallESD.dmgという
ディスクイメージが入っているのでそれをデスクトップ辺りにコピーする
コンテンツはドラッグでしてもエイリアスになるだけなのでコマンド+C
コピーをかけてデスクトップでコマンド+Vでペーストすることでコピーできる




VMware Fusion「新規」メニューで新規仮想マシンアシスタントを呼び出す
アシスタントの「ディスクを使用せずに続行」をクリック
インストールメディアのページで「オペレーティングシステムのインストールディスク
またはディスクイメージ」を使用」
にチェックを入れて「イメージを選択」を選択する




選択ダイアログでデスクトップに置いたディスクイメージを選択する




ディスクイメージをマウントする準備ができたら
これでインストーラから起動できるようになる




次にインストールするOSに合わせて仮想マシンを選択
Macも各バージョン細かく分かれている




OSバージョン、サイズ、メモリ割当等をここで確認できる
終了すると新規仮想マシンが所定の場所に保存されライブラリにアイコンが現れる




そのアイコンを起動するとこのウインドウの上にリンゴマークの起動画面が表示される




起動するとインストール手順が始まる
以下のインストールの手順は実機のMacと同じだ




言語を選択するとユーティリティ等が選択できる
インストールを選択してMountain Lionのインストールを開始する




お久しぶりというほど昔でもないがまた逢ったMountain Lionのインストーラ
手順に従ってここから小2時間ほどインストール




インストールが完了するとなんだかんだ設定を訊いてくるのも実機のMacと同じ




一通り設定が済んでこうしてMacOS10.8の上で動くMacOS10.8が実現した




マウスの統合、ホストとのファイルの共用等を実現するためVMWare Toolsをインストールする
VMware Fusion「仮想マシン」メニューからインストールする




インストールにはVMWare Toolsのイメージを仮想マシンにマウントする必要が有る
マウントを開始するのはこのインストールボタンから




ここで「CDドライブがロックされていてVMWare Toolsのインストールができない」という警告
MacのインストールディスクイメージはCDドライブのUIを通じてマウントされているため
この設定を外すかアンマウントしないとインストーラのイメージをマウントできない




マウントに成功するとVMWareのインストーラが入ったイメージが表示される




以下インストーラの示す手順に従えばいい




キーボードのCapsLockが逆スイッチになっているとか
@を打てないUS配列のままになっているとか時々マウスがいうこと聞かないとか
VMWare Toolsの出来にまだ問題は有るがMacのOS自体は非常にテキパキ動く
SafariのWeb表示も問題なく表示は速い




Mountain LionのAbout表示を見るとこの通り
CPUが不明になっているのが面白い




続けて今度はLionをインストールしてしまった




こうして仮想マシンライブラリにはWindows、Linuxの各バージョン、リビジョンと並んで
MacOSXのMountain LionとLionが並ぶことになった
昔からのエミュレータマニアにはたまらない光景ではある




仮想マシンはデフォルトでは~/Documents/Virtual Machinesの中に保存される
この中の.vmwarevmファイルをバックアップすれば敵無しになる




例えばTerminalを起動して「sudo rm -rf /」なんて打ってみよう




Terminal「不適切なsudoコマンドが入力されて
データが失われる危険性がある、control+Cキーでキャンセルせよ、
強行する場合はパスワードを入力せよ」
と表示している
勿論気にしないでパスワードを入れて強行…いくつかの実行できない
ディレクトリを表示してそのままフリーズw




上記の表示の後システムはフリーズ、ファイルシステムも起動できなくなり
再起動してもこの表示から先に進まずシステムファイルも失われた状態




SnowLeopard以前のMacならここでまたフリーズするかカーネルパニックを
起こすのだがLion以降のMacはこの通り自動的に復元ボリュームから
起動し直して再インストールを促すという動きに変わった
どのみちユーザファイルも大部分失われているので実機なら再インストールよりも
この状態からTime Machineバックアップから復元する羽目になる




ところが仮想マシンなら「なるほどこういう動きをするのだな」ということを
確認したらバックアップから仮想マシンファイルを上書きしてくるだけでいい
USB2.0、FireWireなら十数GBのシステムも数分で復元できる
再インストールやTime Machineからの復元とは比べ物にならない




こうして数分でぶっ壊れたOSは元に戻った
こういうことが可能になると少々の無茶な実験や
ウイルス感染テストだって平気でできるようになる
現にこれまでこの方法でWindowsのウイルスの動作を確認したりしてきた
それと同じことがMacでもできるというのがうれしい
今のところ確認する被検体が手元にないのだが…



2012年8月28日









anchor

未解決の疑問〜内蔵バッテリーにチャージ失敗〜低電圧?

先日のできごと。

朝電車の中でMacBook Proを取り出して、いじっていたら10分ほどで内蔵バッテリーが25%を切ったというSlimBatteryMonitorの警告表示。

あれ?毎晩満充電にしているはずなのに、なんで10分でバッテリーが要注意水域になってしまうんだ?
はてはハードトラブルか?
バッテリー関係のトラブルは基本的に、ごっそり交換しかないということは過去の経験則で知っているので、すごく憂鬱に…

ところが、帰宅後同じ条件で同じアダプターをつけて充電してみたが問題なく充電完了。
充電中に何かが暴走して負荷がかかって、充電できなかったのかもと思いずっとCPUが100%に張り付くような負荷をかけ続けてみたけどやっぱり普通に充電できた。

結局再現しないので原因は分からずじまい。

そのうち何かのきっかけでひょいと不具合の原因が判明するかも。
とりあえずメモ代わりに記録。





この日の前日バッテリーがチャージされずに結局35%位しか充電されなかった
10分ちょっと使っていたらバッテリ残量が25%を切ったという警告が出てびっくり
そしてこの日帰ってからチャージすると普通にチャージに成功している
よく見ると前日はチャージではなくトリクル充電状態で少しずつバッテリーにチャージされている
とするとバッテリー側の内蔵回路かファームウエアの不具合かなぁ…




しかし翌日以降いろいろ条件を変えて充電のテスト
を繰り返しているが問題なく満充電になっている
全然チャージされていないのに満充電と誤認するようなソフトエラーなら
再現しそうなもんだが結局再現しないので原因も分からずじまい…



2012年9月10日









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Mac miniファイルサーバー兼家族共用機をMountain Lionにアップデート〜デスクトップのカスタマイズは最小〜それとAirDropを有効化するコマンド

Mountain Lionを導入して1ヶ月半、様子を見ていたがこれといって大きな不具合も無いようだし様子見待ちでアップデートを控えていたMac miniもMountain Lionにあげることにした。

Mac miniは2台持ちだけど、そのうちWebサーバ用途のMac mini/PowerPCG4はこれからもTigerで運用することになるが、もう一台のファイルサーバー兼家族のアカウントがある共用マシンはこれまで、Lionで運用していた。

OSのバージョンをバラバラで運用するのは実は結構めんどうなので、最近ではできるだけそろえるようにしている。
といってもMountain Lionが導入できる機種は打ちにはこの2代しか無いのだが…

所要時間はインストール、アップデート後処理も合わせて一時間というところ。
これでウチではSnowLeopardについでLionの検証環境も無くなってしまった。





こちらのMountain Lionのインストールディスクを外付けケースに入れたハードディスクに作ろう
というTipsで作成したインストールディスクのHDDをFirewire800で接続してインストール開始




ディスクアクセスも速いのでインストールは一時間もかからない




こうしてあっけなくライオンのMac miniはMountain Lionに




アップデートすると例によってユーザフォルダの中のライブラリが見えなくなってしまうので
こちらで紹介したTipsのようにTerminalchflags hidden ~/Library
というコマンドを入れて見えるようにする




Mac miniに入れていたVMWare Fusionが古いバージョンだったために
このカーネルエクステンションが「互換性のないソフトウエア」として隔離された
こういう機能がMountain Lionにはあったらしい




インストール後はすぐにソフトウエアアップデートをかけてMountain Lionをv10.8.1に上げる




ドックは例によって不透明になってしまうのでDockDesignerを使って透明化する
私の場合、カスタマイズといったらこれくらいで後はほとんどどノーマルで使っている




メッセンジャー添付ファイルのようにネットワーク内のMac同士でファイルのやり取りが
できるAirDropがLion以降の新機能となっていたが私のところではなぜか使えていなかった
Mac miniの方がどうもサポート外の古い機種ということらしいが
Macin' Blogさんの記事でこれを有効にするコマンドがあることを知った
Terminalにこのコマンドを入力してEnter
defaults write com.apple.NetworkBrowser BrowseAllInterfaces 1




FinderのAirDropにMacBook Proが見えたので早速ここにファイルをドロップして送信




受信側のMacBook Proでも受信するとアイコンが見える




そして受信したファイルをどうするか聞いてくる
デフォルトの保存先はダウンロードフォルダになる
ただこの機能はMac miniからMacBook Proへの一方通行で
対応機のMacBook Proから未対応機のMac miniに対しては送信できない
MacBook Proのファイル共有を開きたくないのでこれでも便利なのだがちょっと残念



2012年9月18日









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MacのOSを10.8.2にiPhoneをiOS6にアップデートして、目についたことを手当り次第に書いてみる

MacとiPhoneのOSをアップデートした。

Macに関しては今回のアップデートはFacebookとのUIの統一等が話題になっているが、Facebookを真剣に利用してない私にとってはそこら辺はどうでもいい話題だった。

Macで一番気になっていたのは、Mountain Lionにあげてから発熱の問題が再発していてMacBook Proがまた電熱器のように熱くなる、内蔵ファンが回りっぱなしになっているという点。

このMacのモバイルの熱問題は旧OS時代からの宿業病みたいなもんだけど、Mountain Lionで一段ひどくなった気がしていた。
CPUも結構メーターが上がりっ放しだったし、特にSafariを起動しているとファンの回転が上がったままで、どうもパワーサプライの管理がうまくいってないんじゃないかという気がしていた。

今度のアップデートで改善されるという噂が流れていたから、Appleも問題点として認識していたのかもしれない。

結論から言うと、ちょっと改善されたようだ。
ずっとファンが回りっぱなしということは無くなった。





例によってソフトウエアアップデートをかけると App Storeが起動して
かなり待たされて10.8.2アップデートがかかってくる
ダウンロードサイズはCD並のおよそ700MB
ダウンロード完了してからこの再起動のボタンが出てくるまでもかなり待たされる
根気づよく待とう




今回はMac miniとMacBook Proを一気にあげた
夏の間中熱問題でファンが回りっぱなしになっているのに嫌気がさしたからだ
放置していると筐体の寿命にも影響があると思う



iPhoneのiOS6、変更点はたくさんありすぎて書けないのだが…

iPhoneもマップが大まかすぎて使い物にならないという噂が聞こえてきたが、先日こちらのTipsで取り上げたGoogleマップのアプリ化がうまくいって、テストでも実用で使えることが判明したので、後顧の憂い無くiOS6にアップした。
iOS6マップがおおざっぱすぎて使い物にならんとお嘆きのあなたに〜Googleのマップをアプリとしてホーム画面に置く

iPhone4ではパノラマも使えないしSiriも使えないので、あまりメリットが無いような感じだが、それでも新機能は200もあるそうなので、いくつか変化には気がついた。





iOS6はUSB接続してiTunesでアップデートサーチするとかかってくる
これもサイズがでかいので発表直後ほどではないけどダウンロード失敗もあるし時間もかかる
根気づよく待とう



早速目につくのはPassbookなんだけど、これは日本では時間かかるんじゃないのかな?あまり興味ないのでパス。

それよりApp Storeでオプションの新アプリを無料でダウンロードできる。


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Podcast
(Freeware, via App Store)

Podcastは文字通りポッドキャストを更新しながら聞くことができるアプリ。

以前はiTunesの中にあったが、独立して新しいアプリになった。
使い方はNewsstandなどのように購読を登録して、それをこのアプリで開いて聞くというもの。
早速ポッドキャスト登録





なんとあの「虚構新聞」がポッドキャストになった




早速登録!これからもガセネタをせっせと仕込む予定だ!

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iTunes U
(Freeware, via App Store)

iTunes Uは大学の通信コースを聴講できるブックアプリ

最近向学心に燃えている私は、いつか余裕ができたら大学にまた行きたいと思っている。
何を勉強するかとか具体的な話ではないのだけど、「ものを知るというのは楽しいことでしょ」というのは川本裕子さんに言われた言葉だったかな。

それでこのアプリには期待しているけど、今のところ英語の教材ばっかり。
英語を真剣に勉強して…というほどの根性は無いが今後日本語コンテンツの充実を期待&希望。





ブラウザできます
コンテンツは意外に充実してますがほぼ英語のみ

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友達を探す
(Freeware, via App Store)

文字通り連絡先に登録されたお知り合いの住所にアクセスして、それらの人物が位置情報を許可しているなら現在位置を表示してくれる。

この機能が発表された時に無作為に位置情報が知られたら、プライバシーの問題が起きないかという懸念も出ていたが、実際にはiCloudにインバイトした人にしか自分の位置は見えない。

こうして位置表示を許可し合った友達がたくさんできれば、不意の飲み会のお誘いも増えるということかもしれない。
リア充向けの機能である。
(爆発しろ!)





お友達を探すにはAppleIDでログインする必要がある




友達と位置情報を交換するには自分の位置情報が人から見えるようにしないといけない
「設定」に入って「プライバシー」の「位置情報サービス」に入る
ここに友達を探すが見えているのでオン




友達を探すのは下の友達タブから友達候補をタップ




すると自分の「連絡先」に登録している人のうち
何人か位置情報を公開している人が見える
メールで招待するとお互い位置情報の許可が可能になる
今ならまだこの機能が始まったばかりなので誰が
アーリーアダプターかもチェックできる




まだ招待した友達がいないので表示はこんな感じのイメージで
リストの中から表示したい人をタップすると詳しい地図上の位置がマップで表示される



Googleマップは予想通りちゃんと表示している

今回のアップデートの懸念事項だったGoogleマップが使えなくなるという問題は、こちらのTipsで解決した。
iOS6マップがおおざっぱすぎて使い物にならんとお嘆きのあなたに〜Googleのマップをアプリとしてホーム画面に置く

このアプリ化したGoogleマップがiOS6アップ後も使えるかが懸念だったが、問題なく使えて現在位置のリアルタイム表示もできていることを確認した。

ただ上記の友達を探すような機能の表示画面として連携していないのが、やはりつらいところだ。
これはAppleの地図アプリの進化を待たないといけない。





Googleマップはちゃんと動いた
もちろん現在位置を起点にした経路検索も問題ない。




他にRSSリーダーとして使っているNetNewsWireなど
現在使っている大部分のアプリも問題なく使えている
今回は作業環境的には影響の少ないアップデートだった



インターフェイスもいろいろ変更になっている

今回は200もの新機能が盛りこまれたとのことだが、まだ到底チェックはしきれないし何よりもiPhone4では新機能も半分も利用できない。
iPhone5の導入を急ぎたいところだが、そのうち書くけど理由あってしばらく様子見。

なので目についたところだけぱらぱら書いてきた。
その中で面白いなと思ったのは写真などの共有ボタンの中のメニュー。
リスト表示だったのがアイコンに変わって、コピーだのフォトストリームだの新しいメニューも増えた。





写真に入ると下の共有ボタンで開くメニューが
いくつか増えてアイコン表示になった




そのフォトストリームの機能が面白い
iCloud.comを通じてWebで写真を公開できる
個人的な趣味の写真サイトがもう一年近く更新できていないが
html手打ちで写真の公開は作業の負担的に無理だと最近思い始めてる
これでアップロードするだけで公開できるならこちらで再開しようかと思い始めている



2012年9月25日









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ホコリをかぶっていたiPod Photoで音楽を聴いたらiPhoneよりも音が良かった…

以前から聞いていた噂で、一度真偽を確かめないとと思っていたものがある。
音楽を聴くならiPhoneよりもiPodの方が音がいいという噂だ。

最新のiPod touchならきっとそうだろうと思うけど、iPod touchは長男のものになってしまったしiPod nanoは次男に回ってしまった。
見回したところ私が自由になるのは、初期の頃のホイールがついていたiPod Photoしかない。

iPod Photoのスペックをおさらいすると内蔵ドライブは32GBのHDDだった。
音楽の再生と、写真の表示、アドレス帳などが表示できる。
ホイールは初代の回転式ではなく、タッチパッド式の回転しないタイプだがリストの移動をする時にホイールをぐるぐる回すような操作をするのが特徴だった。

要するにかなり古い世代のiPodだ。

さすがにこれはどうかと思ってiPhoneで使っているイヤフォンをつけて持ち出してみた。
これで音楽を聴くのは数年ぶりだったが、聴き比べてちょっと驚いたのはこの世代のiPodでもiPhoneよりは音がいいと感じた。

やや感覚的だがiPhoneと比べて低音がしっかりしており、またリバーブ等の空間の広がりも感じられた。
f特とかダイナミックレンジとかの基本的なスペックは、iPhoneもこのiPodも同じはずだし、実際同じだと感じたがやはりiPodの方が音がいいと感じた。

初期の頃iPhoneは電話機能付きiPodとか言われて、そう信じ込んでいた人も多かったが実際には別物ということらしい。
iPhoneは電話機、デジタル情報端末としての性格が強いため、音楽再生機としての性能はある程度犠牲にしているという噂は本当だったのかもしれない。


そうなると次のiPhoneのスペックをどうするかが問題。
前回iPhone4を買った時に、iPodとの2台持ちが嫌だったので32GBにこだわった。
でも音楽はiPodで聴く方がきれいというなら、iPhoneはもう16GBでいいんじゃないだろうか。
どのみち両方ともiTunesのライブラリに入っている音楽は全部入らないんだし。

むしろiPhoneにはもう音楽は入れない、iPodを持ち歩くという考え方の方が合理的かもしれない。

でも電車の中でiPod Photoなんか取り出したら目立つだろうなぁ。
「まだ動いてるんですか?」なんてね。





久しぶりにiTunesと同期したiPod Photo
32GBのハードディスクはそれなりの大きさだったがもう一ジャンルの音源しか同期できない
それはiPhoneでも同じなのでもうiPhoneは最小の容量にして
音楽はiPodをこまめに入れ替えるということで良いんじゃないかと思い始めている



2012年9月25日













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