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OSXのtips1-7

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

anchor

Safari復活!〜&トラブルも復活(-_-;)〜追記あり、さらに追記あり〜さらに最終的には完全解決・・・皆さんのおかげです(T-T)

OS10.4.11、Safari3.0.4に上げて以来、Safariが壊滅的に使い物にならないということをここでたびたび書いた。
それについては過去にいろいろな方法を試してきたということを以下の記事でも書いた。

参照
2007 年 11 月 21 日
Safari3.0.4での異常なモタリを解消する方法〜途中まとめ、解決したとはいえないが一応の成果は上げられたので(追記あり)

2007 年 12 月 7 日
Safariのキャッシュ生成を禁止する設定〜これでSafariの虹色ボールを防げる・・・ところまではいかなかったが少し効果はあった

結局ほとんど改善されないので、1月一ヶ月間iCab+RSSビュアーとしてFirefoxを使っていることも書いた。
その結果システムが異常にモタルとか、Swapがどんどんできてレインボーボールが止まらないなどの症状はほぼ治まった。
この異常はSafari3.0.4+OS10.4.11の組み合わせでないと出ないことはほぼ確認できた。

それでこのiCabFirefoxという組み合わせで何ら問題なく使えるのならこのままも良かったのだけど、やはり使い慣れたSafariでないと不便だという面が出てきた。

最大の問題はシステムのキーチェーンとの親和性。
iCabFirefoxではセキュリティがかかっているサイトのうち、どうしてもログインできないページが出てくる。
またログインできるのだけど、どうしてもそのパスワードをフォームオートフィルで覚えてくれなくていちいち手打ちしないといけないとか、「使えない」というほどでもないのだけど微妙に不便なところが結構多い。

またページスクロールの場合はSafariならhtmlだろうがxmlのRSSだろうが
コマンド+上下アローキー
でページの一番上(下)に一気に飛ぶし
option+上下アローキー
でページの次の上(下)領域に移動するという操作が統一されている。
しかしFirefoxではそうではないし、iCabにいたってはRSSにも対応していない。

この微妙な不便さはストレスとして積もり積もっていた。

「そうだ!やっぱりSafariを使おう!」

昨日突然思いついて、Safari復活と相成った。
ただし前の環境でそのままSafariを起動してもまた半日後にSafariが反応しなくなって強制終了するしかないに違いない。
実際試してみるとやはりそうだった。
(試してみないと納得せんのか・・・君は)






Safariを久しぶりに起動
相変わらずCPUはガンガン使ってSwapガンガン作りまくって半日で沈没した



それでテスト用のその名も
「test」
というアカウントを作ってここでSafariのテストをすることにした。

ただし、本当はコントロール(条件を変えた比較実験を同時に行って、ある現象の原因や効果などを突き止める科学実験の考え方)のためにまっさらの状況でSafariをしばらく走らせるべきだったが、半日走らせる必要があることから、ある程度このアカウントでも仕事ができるような条件を整えておこうと思った。

具体的にはログイン項目でメニューエクストラ、コンテクストメニュー、システム環境設定ペイン、メーラ、アドレス帳、メモノートアプリなど仕事で使っているファイルや、アプリのplistファイルの移植などをやった。

この時点で以前Safariで表示しているリンクを
コマンド+クリック
で新しいタブで開くという機能が死んでしまったことも書いたが、この機能が生き返っている。
この機能はここまで移植していないなにかが原因になって、動いていないのだろう。






Safariをテストするために「test」というユーザを作った





イチから設定を始めたためにデスクトップもスッキリ片付いていい気分





さい先よくスタートしてSafariも快調に動いていたのだが、半日でSafariクラッシュ!
ちょっと間抜けな結果になってしまったがここまで移植した何かに原因は特定された?



ここで今日半日テストした結果、なんと前の通りSafariがまたまたクラッシュ。
この検証の結果何がいえるかと言うと、このSafari3.0.4は昨日移植した設定、常駐アプリの中のどれかと問題を起こしてクラッシュしているか、もともとOS10.4.11と組み合わせることでクラッシュする性向があるのかどちらかだということだ。

本当は新しいアカウントで何も設定していない真白な状態で半日走らせていれば、上記の二つの要因のうちどちらかも断定できた筈だ。
基本的な設定と常駐ソフトだけだから、きっとクラッシュは出ないだろうと考えていたのが甘かったのだが、逆に言えばそういうものが原因の場合は昨日からやってきた設定変更や常駐アプリに原因は特定されたわけだ。
(逆に例のリンクを新規タブで開けない問題は上記のどちらも原因でないわけだからちょっと面倒だ。まあいい、その件はいずれ対処する)

純粋に原因を究明したいならやはり、真白なアカウントでテストをスタートして、問題が起きるか様子を見ながら一つずつ設定を戻していくというやり方をしなくてはいけないのだろうが、やはりデイリーの仕事機なのでなかなか思うに任せない。
設定を変えたらすぐに結果が出ればいいのだが、一つ変更するごとに半日負荷をかけ続けないといけないというのが、問題を複雑にしている。


さらに本日ユーザ領域の「システム環境設定ペイン」を全て外してテストするが、やはり問題が起きたため、この領域はシロと断定。
APEFruitMenuは結構怪しいと思っていたのだが、このあたりはあっさりシロになってしまった。

そこで現在はSparkを起動項目から外してテスト中。
しばらくはこうしたdaemonや常駐アプリを一つずつ外して様子を見ていく。


今度の休日にはもうひとつテスト用のアカウントを作って今度は真白な状態でテストをする。
その状態でやはり問題が出たら、やはりこのシステムは見捨てるということになるかも。
もう世間はLeopardなのだし、いつまでもTigerの延命にこだわっても仕方がないのだが・・・






ところで不思議なことがあるのだが、テスト用に複数のアカウントを作って
両方にログインするとなぜかスクリーンが青っぽい色になってしまう
システム環境設定ペインの「ディスプレイ」を見るとなぜか
液晶の標準プロフィールの「カラーLCD」が消えている
再起動すると「カラーLCD」は復活するので
消失しているわけではないのだが複数ログインするとまた消える
原因は分からないがこれも一つの挙動不審だ



<追記>

いきなり結論が出てしまったが、Sparkはシロだった。
このまま一つずつ順番に常駐アプリを外していく愚直な方法をとってもいいが、私がLeopard搭載機に買い替えるまでに間に合う確信がなくなってきたので、怪しいものから順番にテストしていくことにした。

そこでかねてから怪しいと感じていたAPE Managerのframeworkの方を外してみることにした。場所は
"/Library/Frameworks/ApplicationEnhancer.framework"
ということになる。

それに関連して
"/Library/Application Enhancers/"
に入っているいくつかの全アカウント向けAPEを全て隔離した。
APEはLeopardでも問題を起こしていたので、それがヒントになっているのだがどういう結果になるだろうか・・・






これは私がよくやる手
frameworksや支援ファイルなどを隔離したい時に元のディレクトリのすぐ隣りに
「◯◯使わない」というようなディレクトリを作ってそこにそのファイルを移動する
OSXはパス管理なのでゴミ箱に移動しなくてもこんな簡単なことで無効になる
また元に戻したい時にファイルのあった元の場所が判らなくなることもない



<さらに追記>

上記Application Enhancerのframeworkを外してみるテストの結果が出た。
結論からいえばこれもシロ、つまりこれを外しても同じようにシステムを巻き込んだSafariのモタリは発生した。
引き続き違う方法を試してみる。

BBSでSafariのファビコンキャッシュがメモリリークの原因ではないかというヒントをいただいたので、これをテストしてみる。




<さらにさらに追記>

上記ファビコンキャッシュの禁止は結局効果がなかった。
少しレインボーホイールが出るタイミングを遅らせることができたかもしれない。
そこらは再評価の必要があると思うが、これも解決にはいたらなかった。




2008 年 2 月 4 日


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Safariがもたつく問題が一応解決したような・・・こんな解決法で良いのかと思いつつ・・・

先日来Safariがもたつく問題についてずっと検証していて、一応の原因と解決法が判明したので。

まず発生条件だがSafari3.0.4、とOS10.4.11という組み合わせで、これ以外の組み合わせでこの問題は起きないらしい。LeopardとSafari3.0.4の組み合わせでやはりもたりやSafariが落ちるなどの症状が出ているそうだが、それがこれと同じ問題なのかは未検証。
これは同じSafari3.0.4でもLeopard版とTiger版ではビルドナンバーが違うことと関係があるのかもしれない。

Safariを起動して普通に小一時間ほど動かしていてもこの問題は起きない。
私の場合タブを30以上開きっぱなしにして起動しっ放しにしてRSSアグリケーターみたいな使い方をしている。
この問題が起きる人と起きない人があるというのが、この原因究明のネックになってきていたのだがひとつはこのSafariにかける負荷の大きさも関係あると思う。
普通の人は時々Safariを起動してパラパラネットを見るくらいだとしたら、それくらいの負荷では問題が起きないものと思われる。
私の場合はOSが起動している間は基本的にブラウザは起動しっぱなしで、しかも上記のように30以上のタブを頻繁にリロードしているのでかなりの負荷がかかっていると思われる。
以下の話はこの条件下で起きる問題ととらえてほしい。

この負荷がつづくと大抵は一日で、早い時には半日でSafariを操作しようとするとレインボーボールが回りっぱなしになって数分間どんな操作も受け付けなくなる。
数分経つと復帰することがあるが、いくつか操作をするとまたレインボーボールが回り始めるので結局Safariを強制終了→再起動した方が早い。
時々この負荷でOSまで動作が激オソになることがあるので、OSとの複合的な問題かと疑っていた。

しかし以下の検証により、これはやはりSafariの単独の問題と断定した。
BBSで「けけ」さんからかなり早い段階から「JavaScriptを無効にする」と動作が軽くなるという情報をいただいていた。
この問題にもっと注目するべきだった。
調べたところSafariは恐ろしい速度でJavaScriptのログを吐き出していることが分かった。






BBSでSafariのdebugメニューから「Log JavaScript Extentions」のチェックを外すと
システムイベントログへの書き出しが激減するという情報をいただいていた
確かにこの操作でシステムログへのコンタクトは激減するのだが
その下の「Show JavaScript Console」をクリックすると・・・





JavaScript Consoleが表示されここにものすごい速度でログを書き出していることが分かった
メッセージの数はなんと一晩で70万〜100万行におよぶ
何ら操作をしていない時でもものすごいスピードでログを吐き出し続けている
この頻度でディスクにアクセスしていたら遅くなるのは当たり前という気がした
下の「Clear」ボタンで一応リセットできるがそれで数分待たされる
リセットしてもまたスゴい速度で書き出しが始まるので解決にならない
ちなみにこのコンソールを呼び出すホットキーはコマンド+shift+Jキー





根本的解決は「けけ」さんの情報通りコマンド+「,」キーを叩いて設定を呼び出し
セキュリティタブで「JabaScriptを有効にする」チェックを外すしかない
これではJavaScriptを使っている最近のサイトは皆表示が崩れてしまうので
その読み込みの動作をする時だけこのチェックを入れる
非常に不便だが今のところこれしか有効な解決法がない





こうしてSafariが書き出した仮想メモリは一晩で1GBに届く
こういうのをメモリリークというのじゃないだろうか



一応これで原因と対策は分かった。
ちょっとメロメロな感じだし、この不便さを受け入れるかSafariを諦めるかという選択は迫られそうだが、Safariを使うなら使えないことはない。

この問題が何か別の条件と複合的に起きているのかは引き続き検証する。
先日作ったテスト用アカウントを削除してやはりまっさらの状態で一度テストすることが必要なようだ。
明日からの3連休でこれにトライする。




2008 年 2 月 8 日


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Safariがモタル、虹色ボールぐるぐる、強制終了という問題が完全解決した

昨日Safariのモタリを解決するのにJavaScriptのチェックを外すということを書いたが、さらにBBSで「Multy」さんから
「mutaさんのところだけは、確かに、ものすごい勢いでログを吐き出し続けます」
という情報をいただいた。確認したところこのログをものすごい速度で吐き出し続けるところはこのサイトのトップと「よく使うアプリケーション目次」、最新ページの3カ所だけと分かった。

さらにこの3カ所で共通のJSコードを探してみたところ該当するものは2〜3に絞られたので、これを順番に外してみたところ、なんと
Mac onlineware search
のコードが「安全でないJavaScript」として認定されており、またサーバとのマッチングに問題があるというアラートを毎秒数十回の勢いで猛烈に吐き出していることが分かった。

Safariのタブで開いていた私自身のサイトが問題を起こしていたというのが、全く恐縮というか慚愧のいたりだったのだが、この問題は現時点では全て対処したので、安心いただきたい。

これはGoogleのガジェットのコードを貼っていたものが、こういう問題を起こしていたので、
Mac onlineware search
を貼っていただいているサイト管理者さんにはSafari対応のために、このリンク先のGoogleのガジェットのコードではなく、これの作者の「ハル」さんの「うむらうす」のこちらのページからコードをコピペして貼っていただきたい。
「ハル」さんのコードは何ら問題を起こさないので、これで問題は解決する。

この問題に興味を感じてあちこちリサーチしてみたのだが、どうも一部のGoogleガジェット、Amazonアフィリエイトなどのコードを貼りまくっているサイトで問題が起きているようだ。
それ以外にも該当するケースはあるかもしれないが、これらのコードはSafariの旧バージョン、あるいはweb kitの旧バージョンのエンジンではなんら問題が無かったのだが、最新バージョンから
「安全なJavaScript」
の定義が厳しくなったらしく、そういうものに当たるとログを猛烈に吐き出し始めるという仕様になったらしい。

なので対策をまとめると
まずweb管理者さんは
1)自サイトをSafariで表示してみてCPU等がフルアップしないかチェックする。
フルアップしている場合はコマンド+Shift+JキーでJavaScriptのログを吐き出していないかチェックする
吐き出している場合は問題のJavaScriptコードを特定する。
2)「Mac onlineware search」に賛同いただいて、この検索ウインドウを貼っていただいているサイト管理者さんは、必ず「うむらうす」のこちらのページから「ハル」さんのコードをコピペして貼っていただくこと。
Googleのページからガジェットのコードが得られるが、これは使わないこと。

という対策をお勧めする。

またweb閲覧者に関しては
1)Safariでwebを巡回する時にはCPUが突然フルアップしないかを注意してみておくこと
2)フルアップした場合はコマンド+shift+JキーでJavaScriptのログを見ること
そこで
「Unsafe JavaScript attempt to access 〜〜〜」
というようなログを大量に吐き出しているようだったらコマンド+「,」キーで設定を呼び出し「セキュリティ」タブで「JavaScriptを有効にする」チェックを外す
3)念のためにJavaScriptログをクリアしておく
4)問題のサイトを閉じたら再び設定の「JavaScriptを有効にする」チェックを入れる

というような対応で、この問題は解決すると思う。

久々に長期間苦しめられた問題だったが、これで一応の解決を見た。






当サイト提唱の「勝手にオンラインウエア情報サイト共闘」の金字塔、
Mac onlineware search」だったが今回はこれが問題を起こしていることが判明した





これはGoogleサイトのからもらってきたガジェットコードだったのだがこれがダメだったらしい
Mac onlineware search」については「ハル」さんのコードは問題が無いので現在は全て張り替えた





このコードを削除すると例の「JavaScript」ログを猛然と吐き出し
一晩で1GBの仮想メモリを書き出すという動作も停まる
このことから以下のようにビジタも対策ができる





Safariでwebを閲覧する時には常にMenu MetersなどでCPUを監視しておく
急にCPUがフルアップしたらコマンド+shift+Jキーで「JavaScript」ログを確認する





このように「Unsafe JavaScript attempt to access 〜」というようなログを
猛烈に吐き出しているようだったらコマンド+「,」キーで設定を開いて
セキュリティタブの「JavaScriptを有効にする」チェックを外す
その上で念のために左下の「Clear」ボタンをクリックしてログをクリアしておく





問題のサイトを離れる時には再びコマンド+「,」キーで設定に入り
セキュリティタブの「JavaScriptを有効にする」チェックを入れておく
これでJavaScriptが入っていないことで多くのサイトの表示が崩れてしまう不便さを防げる



<余談>

なおこれを機会に前々からやっておきたいと思っていたことだが、「Mac onlineware search」の検索フォームをトップページだけでなくデイリー記事のページや「よく使うアプリケーション」の全ページ、ShortcutとTipsの全ページに貼りたいと思っていたのをやっと今回実現できた。
個人的にはこれがうれしい。




<後日追記>

さらに確認テストを続けているがSafariが1GBの仮想メモリを書き出すというのは、この対応をしても同じことだ。
今までは1日で1GBになっていたが、2日以上かかるようになったというだけだ。
やはりずっと起動しっ放しだと、Swapがどんどん増えることには違いがない。
ただ、それでSafariがレインボーホイールを回しっぱなしにして反応しなくなるとはなくなった。
この二つの問題は別の問題なのか。いずれにしても際限なくSwapを書き出すSafariの仕様も不完全なものを感じる。
改善されると良いのだが。




2008 年 2 月 10 日



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Safariの不調はIPv6を切る」というおまじないのような方法が「Jekylle+」さんのところでは効果があったそうだ

「Jekylle+」さんの
Safariの不調
というエントリによると
「IPv6を切るとSafariの不調が治まった」
とのこと。
「どこで読んだか思い出せないが」
とのことだが、ひょっとしたらここかもしれない。

OS運用記録11月3「Safari3.0.4での異常なモタリを解消する方法〜途中まとめ、解決したとはいえないが一応の成果は上げられたので(追記あり)」

ここで「2ちゃんねるのうわさ」として「IPv6を切るとSafariの不調が治まった」という話を取り上げた。

当時は私もSafariの不調の真っ最中だったので、ワラをも掴む思いで2ちゃんねるのウワサまで集めてきて考えられることをすべて試していた。
それで私の場合はIPv6の無効化は全く効果がなかったので、
「やっぱり根拠がないウワサか」
思っただけだったが、「Jekylle+」さんの場合は見事に効果があったそうだ。

今にして思うとあのSafariの不調はひとつだけの原因ではなく複合的な原因が重なって起きていた気がする。
その中にはIPv6の問題もあったかもしれない。
これはそれぞれ個人の環境にも起因する。

私の場合は関係なかったが、人によってはアクセスポイントから先、常駐しているサイトとかどこかにIPv6のトンネルがあるというケースもあるのかもしれない。
その場合なぜかSafariが「過剰な反応」を起こしてスタックしたり落ちたりするということが起きるのかもしれない。

一応私のところでは一旦は解決した問題だが、この問題の解決法は一様ではないかもしれないという話だ。
最近はSafariをほとんど使わないでもっぱらFirefoxばかりなので、今どきの事情はよくわからないのだが。




2009 年 1 月 8 日

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IPv6を外さない方がインターネットが速くなるという件について

先日「Jekylle+」さんのところではSafariがやたら落ちる問題をシステム環境設定のIPv6を切ることで解決したという話を取り上げたところ、BBSに「Hide」さんから情報をいただいた。

「私の環境(DSL)ではシステム環境設定でIPv6を無効にすると激遅に、network.dns.disableIPv6の無効は効果無しでした...」

あれっ?と思って私のところでもさっそく試してみた。
最近Safariといわず、MinefieldFirefoxも皆表示が遅くなっていたような気がしていたからだ。
キャッシュが溜まっている所為だろうと思ってキャッシュクリアをするのだが全然改善しない。
「どうしてかなぁ?気のせいか?」
と思っていたのだが、システム環境設定に入ってIPv6を「自動」に戻してみるとなんとMinefieldの表示がまた激速になった。

まだSafari等は試していないが、どうもこの設定は「Hide」さんがおっしゃるように一筋縄ではいかないようだ。

ただ疑問なのは、この設定変更はSafariからMinefieldに乗り換える前にした筈で、Minefieldは導入当時は激速表示をしていた筈だから、いつからこの設定が悪影響を及ぼし始めたのかちょっと記憶が曖昧なところだ。
OSのアップデートとも関係があるのかもしれない。

結局原因も意味も全く分からないのだが、結果オーライということで特定のDSL環境ではIPv6の設定は入れておく方がネットの表示は速くなる。






システム環境設定の「ネットワーク」から今つないでいるネットワーク設定に入って
「IPv6の構成」を「切」から「自動」に変更する
これだけでMinefieldの表示が驚くほど速くなった



2009 年 1 月 8 日





システムメンテナンスのtips

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Safariでコマンドクリックでリンクを新規タブで開けない問題が解決した・・・ていうかオレのケアレスミスじゃんそれ(^_^;)

先日来再びSafariを起動してテストしているという話を書いている。
それでSafari3.0.4/OS10.4.11のモタリの検証は現在進行中なのだが、その過程で以前から気になっていたトラブルが解決した。
Safariでリンクをコマンド+クリックするとリンク先を新規タブを開いて表示する」
という便利な機能がある。
この機能は重宝していたのだが、いつからかコマンド+クリックしても何も起こらなくなっていた。
Safariのバグか、はたまた何か常駐アプリとのコンフリクトかと思っていたが、原因を掴みかねていた。

昨晩Application Enhancerを外すテストをしていたところ、この問題が解決する条件があることに気がついた。
一つずつやってみるとWindowDragonを外すとこの機能が復活することに気がついた。
これとのコンフリクトかと思ったが、設定をよく見ると
「複数のウインドウを一気にドラッグする:コマンド+クリック」
という設定を自分がしていることに気がついた。

この機能自体忘れていたのだが、Finderのウインドウがデスクトップに散らかった時に便利かなくらいに思ってこうしていたのを思い出した。
このショートカットキーが、Safariの新規タブのホットキーとぶつかっていたわけだ。

なんだ! 要するにバグでもコンフリクトでもない、単なる私の設定ミスじゃないか!!

ということでこの解決法はWindowDragonを外すということでも良いのだが、せっかくの機能なのでApplication Enhancerで除外するアプリケーションとしてSafariを設定すればいい。

同じく
option+ドラッグ

「ウインドウのどの部分を掴んでもリサイズ」
という設定をしていたが、これはFinderの「ウインドウの外にドラッグで複製」という操作とぶつかることに気がついていたのでこちらは解除していた。
これもFinderを除外すれば使えるわけだ。
これでSafariの問題も解決してちょっと便利になる。






システム環境設定ペインのApplication EnhancerWindowDragonの設定に入る
ここの「Application」タブで適用除外するアプリを設定してホットキー衝突を防ぐ
その方法はリストで除外したいアプリを選択して下の「+」ボタンをクリックする
リストで赤線が入ったアプリが機能適用を除外されているし再び解除は「−」ボタン






システムメンテナンスのtips

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さらに今回のSecurity Update 2008-001でシステムのモタリも解決〜3ヶ月の激闘にどうやら終止符か?

先日かかってきたセキュリティアップデート2008-001でなんとなくもたっていたOS10.4.11Tigerの動作が軽くなったという情報を、BBSで「EEE」さんからいただいていた。
それで昨日からテストしていたのだが、どうやら有為の差があるようなので、このTiger最終バージョンのモタリで困っている全てのユーザにこの
Security Update 2008-001
は適用することをお薦めする。

このセキュリティアップデートの詳細はこちらの
Mac OS X 10.5.2 のセキュリティコンテンツおよび Security Update 2008-001 について
というページに書かれている。

アップデートの中身は大部分はOS10.5Leopardのセキュリティパッチなのだが、一カ所注目すべき記述がある。


「オープンディレクトリ

対象:Mac OS X v10.4.11、Mac OS X v10.4.11 Server

影響:NTLM 認証要求が常に失敗する可能性がある。

説明:このアップデートでは、Mac OS X v10.4.11 で発生した非セキュリティ問題を解決しました。オープンディレクトリの Active Directory プラグインにおける競合状態により winbindd の動作が停止し、NTLM 認証が失敗する可能性があります。このアップデートでは、winbindd を停止させる競合状態を修正することで問題を解決しました。この問題は Active Directory を使用するように設定されている Mac OS X v10.4.11 システムのみに影響します。」


ということである。

このNTLM認証については今のところお勉強中なので、これの中身について評論できない。
ただ昨日から、これを当てた感想は
「長時間起動しっぱなしで使っているとなんとなくモタってくる感覚が無くなる、
だけでなくSwapの生成も、あるレベルで止まる」
システムに特に負荷をかけていない時でも、CPUがフルアップすることもなくなった。
Safariを一週間も起動しっぱなしで使うということをしなければ多分ずっとログインしっぱなしで、2ヶ月やそこらはOSを運用できると思う。

つまり以前の安定したTigerにほぼ戻ったということだ。

Appleはこういうバグフィックスのパッチを発行するのなら、セキュリティアップデートにかませてこっそり修正するのではなく、
「今までバグがあったけどこれで問題が解決する筈だ」
と明言した方がユーザは安心感があると思うのだが、なぜこのようなことをするのだろう?

それはともかく私のところでは3ヶ月ほど苦しめられたSafariとシステムのモタリから解放された。
最初に
「これはSafariとシステムの複合的な要因のモタリに違いない」
と直感的に思ったのだが、それは正しかったわけだ。
もう少し自分の勘を信じるべきだったとも思うが、とにかく解決してよかった。
情報をいただいた「EEE」様ありがとうございます。






昨日のSecurity Update 2008-001パッチを当てて以来
Swapは際限なく増えたまま高止まりすることがなくなった
最大6個、2GBまで増えてもプロセスを終了すると
このようにメモリを解放してSwapの数も減るようになった
これだけでも大進歩だ





以前は「kernel_task」「DiskManagementTo」「WindowServer」などの
プロセスがめまぐるしく上位に上がってきてCPUが頻繁にフルアップしていた





しかし今回のパッチを当ててからそういうものは合計でも10%を超えなくなった
何も負荷をかけないとCPUは普通に静かに落ち着いているようになった
勿論こういうことはシステムの動作の体感速度に大きな影響がある



2008 年 2 月 14 日





システムメンテナンスのtips

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アクティビティモニタ
(Bundle)
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

最近圧倒的にお世話になっているアクティビティモニタ。 OS10.2までは確か「プロセスビュア」というような名称だったと思うが、OS10.3Pantherあたりからかなり機能が充実してきて名称も変わった。

アクティビティモニタ
"/Applications/Utilities/Activity Monitor.app"
にある。このパスは英語標記になっているが、Finderのパス表示の英語化をやっていない状態で使っている人には
アクティビティモニタ
という日本語のアプリ名で見えている筈だ。

このアクティビティモニタの目的は
1)現在起動している全てのプロセスを監視する
プロセスのCPU、メモリ使用量、プロセスのユーザ、PIDを監視する
2)ディスクアクセス、CPU使用状況、メモリ使用状況、ディスクの空き状況、ネットワークアクセスを監視する

ということになる。

実戦的にはこれをMenu Metersコンソール(Console)と組み合わせて検証に使う。

システムのステータスをリアルタイムに表示するためにはMenu Metersのような補助的なアプリを使うことで、様々な状況でこれを監視できる。
Menu Metersが表示しているステータスはほとんどアクティビティモニタが表示しているものと同じだ。
アクティビティモニタは起動しているだけで例えばiBookG4の場合CPUリソースを10%以上消費してしまうので、正確なCPUの状況を知りたい場合はアクティビティモニタを止めてMenu Metersを使うことが多い。

この状態でCPUなどが突然フルアップしたら、アクティビティモニタを使ってどのプロセスがその時にCPU使用状況の上位に跳ね上がったかを見る。
この観察でシステムのモタリや異常などの原因をかなりの確率で見つけることができる。

これにコンソールを組み合わせる。
コンソールはシステムやアプリ、バックグラウンドのdaemonやプラグインなどの過去の活動やネットワークなどの状況など広範な範囲の動きをログとして残しているので、アクティビティモニタなどでいつ異常が起きたかをキャッチしたら、コンソールを開いてその時に何が起こったかを見ることで、さらに精度の高いトラブルシューティングができる。

コンソールの項目で注目すべきなのは、システムログやクラッシュリポート、ディスクレコーディング、Java、各アプリのログなどで、ここで異常な動作をしているものの正体を突き止めたことも何度もある。


OSXはこうしたシステムの状態を表示する、あるいはログを残すなどの機能が格段に充実していることが、あまり取り上げられないがそれ以前のレガシーなMacOSと違って、際立った利点だ。
旧MacOSは機能拡張を一つずつ外して、システムの動きを見るという非常に勘に頼った、ある意味職人芸的なトラブルシューティングの手法が主だったが、OSXになってから、特にOS10.3Panther以降のOSXはこうしたステータス監視、記録機能が充実してきているので勘に頼らない論理的なトラブルシューティングが可能になっていると思う。
せっかくのこういう特徴を持ったOSなのだから利用しない手は無い。
システムに標準で付いているのだし。






アクティビティモニタはプロセスのリストを見るのが主な使い方だが
そのリストも必要な条件でソートできるようになっている
表示のプルダウンで必要なリストに絞り込んだり階層表示したリが可能





これはデフォルトの全てのプロセスをリストで表示
これはCPU使用率順でソートしている
この機能を使えばシステムやアプリの不具合を発見できる





これは全てのプロセスを階層表示している
プロセスの上位下位でこれで階層が分かれ
開いたり閉じたりすることで整理して観察が可能





また「自分のプロセス」を選択するとGUIで起動しているアプリだけが表示される
全てのプロセスを開くと数が多すぎて全体像が分からない時にはこうして絞り込むことができる





逆にこれはプロセスのオーナーが「root」のものだけを表示
「mds」とか「lookupd」とかバックグラウンドに問題があるのではないかと思ったら
この表示で監視することでGUIのアプリにまぎれて見落とすことが無い





こちらは活動しているプロセスだけを観察するというリスト
これならリアルタイムで影響を及ぼしているものだけが表示される





CPUの履歴グラフはオマケ程度のものだがもう少し精密に観察したという時には
クリックすることでフローティングウインドウでも表示できる
コマンド+3キーでも表示できる





緑ボタンをクリックすることでフルスクリーン表示も可能





またCPUの使用量を表示するグラフは3種類が用意されている
デスクトップの隅に表示できるように工夫されたものもある
OS10.0でプロセスモニタとして独立したアプリだったフローティングの
青いインジケータもこのアクティビティモニタに統合されている





他にディスクコンタクトの履歴も大雑把にではあるが表示できる
これでディスクに異常にコンタクトが多くなるとかの問題も観察できる
この機能はMenu Metersでも表示可能





メモリの使用状況も表示可能
私の場合はこれもMenu Metersで常時監視している





滅多に使うことはないがディスクの空き容量の比率も視覚的に見ることができる
一般的にいって空き容量が20%を切ると起動ボリュームも
そうでないボリュームも断片化が起きやすくなる





ネットワークなども監視できるのでUDPの異常なパケット増加
というような問題にも気づくことがあるかもしれない
私の場合はこれもMenu Metersで常時監視している





リストのそれぞれのプロセスをクリックするとそのプロセスの詳細を表示できる
これはプロセスごとのメモリの使用状況を表示している





このプロセスが開いているファイルなどのリストをみていると
何がプロセスに関係しているのかが分かる
これでどんな問題が影響するのか関係性を発見することもある





プロセスの差分表示も可能だ
プロセスを選んで前回のスキャンよりそれぞれのステータスがどれくらい増減しているかを表示
実メモリ0バイトというのは変化無いということで使っていないという意味ではない
リアルタイムな変化を知りたい時にはこの表示の方が便利なときもある





この差分表示はメニューコマンドからもできるしコマンド+option+Jキーでも表示できる
またツールバーをカスタマイズすることでツールバーアイコンからも切り替えが可能





さらにこれは開発者向けの機能なのかここまで来ると私にも目的がよくわからないのだが
プロセスのサンプル収集というような機能も付いている
メニューコマンドかコマンド+option+Sキーで表示
誰かエラい人、これの使い方を教えてください






システムメンテナンスのtips

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外付けハードディスク、ディスクイメージなどボリュームがなぜかFinderから見えなくなってしまった

ここ数日の現象なのだが、Finderから外付けハードディスク、ディスクイメージなどのボリュームが見えなくなってしまった。
外部の共有フォルダや内蔵ディスクはちゃんとマウントする。
Finderのサイドバーにもデスクトップにもそれらのボリュームのアイコンが見えなくなってしまった。
Finderの設定が変わってしまったのかと思ったが、設定や表示オプションを見てもそれらしいところはない。
設定の「一般」「サイドバー」の「外部ディスク」「サーバ」の項目にもちゃんとチェックは入っている。

ディスクユーティリティで見てみるとこれらのボリュームは見えているのでマウントに失敗しているわけではない。
それでディスクユーティリティの項目を右クリックして
Finderに表示」
で開いてみるとちゃんとこれらのボリュームは壊れているわけでなく見えている。
ディスクユーティリティで検証しても異常は出ない。

コマンド+Iキーで情報を見るが「不可視」に関する設定項目がない。
ボリュームの不可視属性を変更する方法を後日リサーチしてみるが、GUIで直接変更はできないようだ。
AmVisibilityCMXのようなものでも変更できない。

マウントしたボリュームが見えないのはちょっと不便だが、ディスクユーティリティから見えているので、ここからも開くことができるしMenu Metersのようなメニューエクストラの「ディスクメーター」からも開くことができるので実用上の問題はあまりない。

原因の心当たりとしては先日、外付けハードディスクを外す時にちゃんとアンマウントしないでFirewireケーブルを抜いてしまったことがあるので、それが関係あるかもしれない。






外付けハードディスク、ディスクイメージなどマウントしているのに
Finderにはオンラインの共有ボリュームしか見えていない
Finderから外付けディスクにアクセスできないということが数日続いている





ディスクユーティリティで見るとマウントはしているようなので
そのアイコンを右クリックして「Finderで開く」とこのようにちゃんと中身は見える





応急措置として外付けディスクはMenu Metersのディスクメーターから開くことにした
プルダウンして見えるアイコンをクリックするとボリュームの中身をFinderで表示できる



2008 年 5 月 1 日






anchor

デスクトップにボリュームをマウントできない〜やっぱりボリュームヘッダの破損ということでいいようです

昨日、Leopard導入以来続いている数々の細かい不具合を一挙に解消しようと、もろもろテストからシステム再インストールまで大掛かりなこともやったのだが、例によってプロセスまで細かく書いていると、面白おかしくなるかもしれないがまた長大な文章になるのでここから以下は、そのテストの途上出てきた結果だけ書くことにする。

それでなぜか消えていた300GB外付けボリュームとExcesで暗号化した書類フォルダだが、結局ボリュームヘッダの破損と断定した。

2008 年 5 月 1 日
外付けハードディスク、ディスクイメージなどボリュームがなぜかFinderから見えなくなってしまった

こちらの記事が発端で、Finderに表示されるボリュームと表示されないボリュームが有って、最初に直観的に
「ボリュームが壊れたか?」
と思ったのだが、いくらディスクユーティリティなどをかけても何ら改善しないし、異常があるという表示も出さないので、違う問題かもとも思っていた。
しかし最初の直感を重視すべきだという教訓か。

問題のボリュームをフォーマットし直したら何とアイコンがデスクトップにマウントされるようになった。
Excesフォルダもそうだ。

思い当たる節はこれらをマウントしたままシステムを強制再起動させたことが有るということか。
多分あの時に壊れたのだろう。

直し方が分かったらなんてこともなくなったが、この外付けボリュームが不可視というのもなかなか便利だなと思った。
それなら人に見せられないムフフなファイルも保管しやすくなるのだが意図的にそうする方法はないのだろうか。






いままでデスクトップにアイコンも見えずFinderからも
見えなかったボリュームを再フォーマットかけてみる





するとちゃんとマウントした時にデスクトップにアイコンが見えるようになった
結論は「ボリュームヘッダが壊れていた」ということに尽きると思う
全くディスクユーティリティなどで異常を表示しなかったが





Finderのサイドバーにも表示できるようになった



2008 年 5 月 13 日









システムメンテナンスのtips

anchor

環境設定で言語モードを英語優先にするだけでシステムのスピードがとても速くなった(追記あり)

こちらの
shiology- 962-070619 MacOS Xの言語モード
というエントリで知ったTips。

以前ここで言語モードを日本語だけに絞り込むと少しシステムを高速化できるというTipsを紹介したが、こちらはもっと劇的な効果がある。

方法は
「システム環境設定」に入って「言語環境」から「言語」
へと進む。
ここで各言語の優先順位が表示されていて、日本語環境で使っている場合は普通
日本語
English
Francaise・・・

というような順番になっている。
この「日本語」をドラッグして「English」の下に移動させるだけ。

あとは再起動なり、再ログインなりすればこの設定は有効になる。
戻すときはこの逆で日本語を上にすれば良いだけだから、簡単に復帰できる。

やってみた感想はベンチマークを取ったわけではないが、取らなくても断定できるくらいシステムのスピードが明らかに速くなった。
特にFinderででかいファイルをどんどん手繰ってプレビュー画面に表示するとか、Safariで新規ページをどんどん開くとか、日本語環境だとすぐに虹色ボールが出そうな操作をしても全くストレスなく動く。
この方法はPPC/Tigerでも有効だそうだ。

つまりアプリやシステムがいろんな局面でもたつくのは、日本語環境等の言語環境をその都度読み込んでそれがモタツキになっているということが言えるようだ。
ということは英語圏の人達はこんなストレスを感じずに快適な環境でMacを使っているということだ。

日本人の我々は結構これまでMacの虹色ボールについて不平不満を言ってきたが、そんなことを感じているのは日本語とかハングルとか中国語とかの2バイト文字環境の人達だけなのかもしれない。
そういえばアメリカやヨーロッパの人達の書いているもので、
「虹色ボールがいちいち出てモタツキが苛つく」
というような内容のものを読んだことが無い。

こういうことを我々2バイト文字文化圏が感じていることを案外クパチーノのApple本社では知らないのかもしれない。
このTipsを書いておられた方も
『日本のユーザーからのフィードバックは他国のユーザーに比べて極端に少ないとのこと。アップル社内で製品を改善する優先順位は、おおむねユーザーからのフィードバックの多寡によって決定されるそうです。当然、フィードバックが多い事案は優先的に解決努力がはかられます。だから、日本のユーザーからのフィードバックが少ないと、そのバグがどんなに重要であっても、他の「声の多い」事項に埋もれてしまい、後回しにされてしまいます。従って、何か問題に気付いたら、きちんとアップルにフィードバックを返すことがとても大切。そういう声が集まれば、アップルもきっと動いてくれるはず。』
と書いておられる。
こういう問題では、アップルジャパンがまじめに仕事しているとも到底思えないし。
(ハンバーガー屋になっちゃった前社長はカッコつけてるだけで何も仕事しなかったしね)

英語は困るという人は、下記の方法で特定のアプリだけ日本語表示することができる。
それで実際に使ってみるとメニューやアラートが英語になるだけで、特に不便はない。
コンテンツ等の中身は普通に日本語で表示されるので、実際にはそんなに違和感がない。
これなら別に英語環境でも良いかと思い始めている。

余談だが
Macの便利なFinderオペレーション〜キーボードショートカットでランチャーにもなる
という記事でも紹介したようにアプリケーションフォルダでキーを2〜3叩くだけで簡易ランチャーのように使えたりというような機能はやはり英語表示の方がスムーズに使える。
この設定は思わぬ副次的効果もあるのでお薦めだ。






システム環境設定/言語環境/言語と入って一番上の
「日本語」をドラッグして「English」の下に持ってくる
あとは再起動なり再ログインなりすればすぐに変更は反映される





これはファイルをコピーしようとした時にFinderが出す
「コピー先に同名のアイテムが既にあります。上書きしてコピーを続行しますか?」
というアラート





Safariのメニューもこのように全て英語になる
ただwebの表示や履歴等はちゃんと日本語で表示されるので実際にはそんなに違和感はない





それでも英語は困るという場合はFinderでアプリを選択して
「More info(詳細情報)」をクリックすると言語環境をアプリごとに選択できる
日本語以外のチェックを外すとそのアプリだけ日本語表示になる





このようにSafariは日本語環境に戻った





しかし実際には英語の方が便利なこともある
以前から不満を感じていた「Library」や「Music」などのディレクトリが勝手に
「ライブラリ」や「ミュージック」に変更される問題はこんなことで解決してしまった
ターミナルTerminalという表示になって探しやすくなった
UNIXのパス表示とこの余計なお世話のローカライズが混乱をするので
これは是非やめてもらいたいのだがやめてくれないならこうして
環境を英語にしてしまうのが手っ取り早い



<追記>

英語環境にしてもほとんど不自由が無いと書いたが、実際には少しあった。
Safariの右上のGoogleウインドウにキーワードを入れて検索すると米国Googleサイトの検索に飛んでしまう。
それでも良い時もあるが、日本語サイトを探している時にはヒット数が多いサイトしか検索にかからなくなってしまう。
「日本語サイトのみ検索」
に絞り込むこともできない。
これがちょっと不便といえば不便。

その解消のためにSafariのみ日本語環境で運用する手もあるが、日本版Googleのトップページをブックマークしておけばいいのかと思い直して、そのままだが。

それとメールで情報を寄せていただいたのだが、AdobeのFlash CS3は英語環境にすると起動に失敗するそうだ。
これに関連する情報は元ネタサイトのコメント欄にもちゃんと書いてあるが、Adobe関連のPhotoshop、Illustratorなどは日本語版に関しては英語のリソースを含んでいないため、英語環境にすると起動に失敗するまたはメニュー等が文字化けしてしまうという症状が起きるそうだ。

Adobe製品英語版は日本語環境で問題なく使えるが、逆はできないらしい。
私は今のところレパのみでしかこれを試していないが、レパはフォトショもイラレも動かなくなってしまったので、試しようがなかった。
G4iBookならAdobe関係のアプリも動くので近日中にテストしてみるが、今のところいろいろ問題があってG4/Tiger環境の検証までは手が回らない。












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