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2006 年 5 月 11 日





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ツールバーセット
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

Finderのウインドウツールバーにあったら良いなというメニューを追加するアプリ。

FinderはMacOS8以来のMacのインターフェイスの一番使う部分だが、ファイルブラウザとしてみた時にその使い勝手に不満が出ている部分でもある。
デフォルトではツールバーには何もないような状態だが、私はここをカスタマイズして
「パスを表示」
「ファイルを削除」
「ボリュームをアンマウント」
などと追加している。
最近ではPath Finderのアイコンも追加した。

このツールセットはさらに
「上のフォルダへ移動」
「新規ウインドウを開く」
「新規でアイコンウインドウを開く」
「ウインドウを同期して開く」
などのメニューがツールバーに追加できる。
やり方はこのアプリアイコンをツールバーにドロップするだけだ。
逆にツールバーから削除したい時には、そのままドラックしても消すことはできない。
メニューバーから「ツールバーをカスタマイズ」を実行してツールバーをエディットできる状態にしないと削除はできない。

この上のディレクトリに移動したり、アイコンウインドウで開くなんていうのはなかなか便利で大量の画像アプリや、アプリケーションがあるフォルダ内をさっとアイコンデザインで探したい時には重宝するだろう。

また感心したのはこの「ウインドウを同期する」というメニューで、これをクリックすると新規に開いたウインドウは元のウインドウの表示に同期する。
どういうことかというと元ウインドウで、どんどん違うフォルダを選択していくと新しいウインドウもそれに合わせて選択されたフォルダの中身に切り替えてくれる。

これはWindowsのリストプレビュー表示と似たようなレイアウトもできるし、Switch組には懐かしい操作感なのではないだろうか。

もうひとつ付属の
「ターミナルでls」
は現在表示しているフォルダをTerminalを起動して、
ls -lv
のコマンドを実行するというアプリ。
これは便利かどうかちょっと微妙だが、GUIからTerminalのCUIにさっと移行したい時にはスマートなやり方かも知れない。
なぜ引数が-lvなのかはよくわからないが。

これでFinderの使い勝手にバリエーションができることは間違いない。面白いアプリじゃないだろうか。






ツールバーセットをツールバーに登録するとこんな感じ
ツールバーにドロップするだけでカスタマイズできる
アイコン表示のまま上の階層のフォルダに移動できたりなかなか便利





「ウインドウを同期して開く」をクリックするとこういうタブが出てくる
新しいウインドウを手動で開いたり自動で開いたりいろいろ面白い設定がある





例えば元ウインドウでフォルダを選択するとこのように新しいウウインドウでアイコン表示する





そこで思い浮かぶのはリスト表示とこの機能を使って
大量にある静止画ファイルから探しものをするというような使い方だ
ちょっとウインドウをレイアウトするとこういう感じになる
いいんじゃないだろうか





「ターミナルでls」はTerminalを起動してリスト表示をするメニュー
コマンドは不可視ファイルも含めてすべてをアクセス権、
所有権、ファイルサイズも含めて表示するというもの



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BBSで「nao」様より情報をいただいた。

マイクロソフトがGoogle EarthやYahoo Mapsに対抗しようとしているのかどうか、3D的地図サービスのテストを開始したようだ。
このテストの様子はこちらのサイトで見ることができるがMicrosoft Virtual Earthというタイトルがついている。
ただしSafariでは見ることができない。MacではMozilla系を使うとかなり重いがなんとか動く。

これは車を選んで(選択肢には「歩行者」なんてのもあるが)その車種に合わせたダッシュボードのデザインの向こうに街の風景をテクスチャーのように貼付けた擬似3D表示で街の風景が流れていく。衛星写真と2画面で表示してナビゲーションサービスというかそういうものを視野に入れているんだろうと思われる。
今はシアトル市内の幹線道路沿いだけだしゲームのように車(歩行者?)を動かして街の風景を楽しむだけの機能だ。

Google Earthなどの他のサービスと決定的に違うのは衛星写真をベースにしたレンダリングではなく街の写真を実際に取り込みまくってそれをコマ落としムービーみたいに見せることだろう。
フロントウインドウとサイド3枚の写真を常時表示するわけだから、たったこれだけでも膨大な情報量だ。

この画面を見ていて思い出すのはバーチュアルヘルシンキという試みだ。
この試みは1999年にフィンランドに取材に行った時に初めて知った。要するにOpenGLを使ったグラフィックでヘルシンキの街と同じ仮想空間をサーバの中に構築して、それをヘルシンキ市民に通信サービスで利用してもらおうという試みだった。
ユーザは電話会社が運営するこのサーバに接続すると、ヘルシンキ市内の自分が行きたい場所に仮想空間で行くことができる。その街を歩いていると街角には実際と同じ場所に旅行会社があり、そこに入ると旅行プランのカタログをオンラインで見たり、航空券の予約ができたりする。
またレストランも実際と同じ場所にあり、そこに入ってディナーの予約ができたりする。
街を歩いていると実際と同じ道にトラム(小型の路面電車のような交通機関)が走っているのに時々すれ違って、これを伝ってトラムの路線図も確認できる。

こういうプッシュプルの地図サービスが実に6年も前にフィンランドで既に実用試験に入っていたということが、今から考えると驚きなのだが何となくその画面を思い出した。
それで当時は私はITに関しては無垢に近いぐらい無知だったから、このOpenGLベースの3D地図サービスに素直に感動していた。
さらにこの試みを日本でも実行する「デジタル京都」なるサービスももうすぐ試験運用されるという情報も聞いていた。単純に私は期待していたが、その後これらのサービスはどうなったか?

「デジタル京都」のプロジェクトは確かに立ち上がって、実際に試験サービスもされたが、現在ではもう中止されている。
本家のバーチャルヘルシンキも
「通信回線の改善にあわせて今後グラフィックの精度も、盛り込む情報の量もどんどん付加していく。」
という当時聞かされた担当者のビジョンとは裏腹に6年経った今日でも当時のグラフィックや内容と全く変わっていなくてこの計画はやはり頓挫しているように見える。

99年という年代はITバブルがはじける前だったから、「バーチャル」とか「インタラクティブ」とかいう言葉がまだ神通力を持っていた。
このコンピュータの前に居ながらにして実際の街を歩き回るような「バーチャル」なサービスを「インタラクティブ」に利用するという試みがなぜうまくいかないのかということを、このMSの新サービスのテストと思われる画面を見て考え込んでしまった。

多分答えはすごく単純なことなのだろうと思う。
本物そっくりの街の風景なんてユーザは必要としていないのだ。
そういうのはその街に土地勘がある人でないと使いこなせない。土地勘があるならそういうサービスは必要ないし。
我々は街を歩く時に街の風景でナビゲーションをしているわけではない。普通は俯瞰的に街のつながりが書かれた「地図」という2Dな紙切れを持って歩き回る。
これは紙しかメディアが無かったから仕方なく2Dだったというわけでなく、実際には我々人間という動物には3Dのバーチャル空間よりも2Dの平面地図のような空間の方が使いやすいということがあるのかも知れない。

これについては「方向音痴はなぜ道に迷うのか?」という大脳生理学の話を思い出した。
道に迷わない、あるいはすぐに道を覚える人は空間の把握力が高い人で、迷う人はその逆だとという話だ。
道を歩く時に、車で走っていても良いのだが迷わない人は常に自分の頭の中で地図をぐるぐる回していて、今自分が北を向いているか南を向いているかを把握している。
普通地図は北を上に書かれるから、南を向いている時には上下が逆になった地図が頭に思い浮かんでいるわけだ。

ところが道に迷う人は「右に行って3番めの四つ角を左に入ってさらに信号を超えてタバコ屋の角を右」というような地図の中に入ってしまって手順で覚えてしまうから、その手順がひとつ狂うと道に迷ってしまうことになる。
これを空間把握力というのだそうだ。
つまりちょっと逆説なのだが、3Dな街の風景に頼っているのは実は空間を把握し切れていなくて、空間を把握している人は常に地図を見るように俯瞰的に頭の中では考えているというのだ。

さらにこれに根拠を与えるのは我々人間という動物が、2次元的に空間を把握する動物ではなく3次元的に空間を把握する動物だという定説だ。
我々人間はもともと樹上生活をしていたメガネザルのような仲間から進化した動物だ。
樹上生活をしていた名残りは目の構造に残っている。
我々人間を含む多くの霊長類は眼球が顔面の前に二つ並んでいる。これは物を立体的に見て空間を把握し、木から木へと飛び移るのに必要だからだ。

しかし元々草原で進化した動物は眼球は頭部の側面についている。
その方が前だけでなく後ろも見えて、四方八方から来る天敵の動きを把握できる。
生活環境は平原なので空間把握力は重要ではなく、全周囲の状況を把握する力の方が重要になる。

我々人間は元々そういう性質の生物として進化したので、太古の昔に樹上生活をしていたプロコンスルが分かれて草原に適用した結果、2足歩行を始めたりと独自の進化を経てはいるが、やはり空間的に物事を理解するという脳の構造は1000万年程度では変化しない。

つまり俯瞰的に物事をとらえるのが我々人間の本能であるのなら、3Dのバーチュアル都市というのは、見た目はカッコいいが結局は人間向けのインターフェイスではなく犬向けのインターフェイスなのだということがいえるのかも知れない。
そして人間にとって便利なインターフェイスは相変わらず平面的な地図なのだ。

その意味ではGoogle Earthは衛星写真をつかってシームレスにレンダリングをしながら空間を俯瞰的に見せることに特化している点が合理的だといえるし、MSのこの新サービスと思われる画面は見た目は楽しいドライブゲームになるだろうが、それ以上の実用性は無く結局は「バーチャルヘルシンキ」や「デジタル京都」と同じ運命が待っているような気がする。

実際に写真を使った分だけそれらよりも重く、解りにくくなっているし。

それに「インタラクティブ」という幻想についていえば、ユーザは思ったほど「プッシュ型サービス」を歓迎していないのかも知れない。必要なお店の情報を地図で調べたいが、その周辺にどんなお店があるかなんて情報はどうでも良いということだろう。
そういうこともあって、こういうサービスは意外に効率が悪いのでサービスを提供する方はインフラをできるだけ簡便にする必要があるという、テクノロジーとはあまり関係のない課題があるような気がする。

しかしMSさんはもし本気でこれでGoogle Earthに対抗する気なのだったら、そういう前例についてちゃんと調べているのだろうか?
チャンスがあれば聞いてみたいところだ。
MSさんはWindowsのライセンスとMSOfficeの収益で、世界一の金持ち企業になっているがしかしその二つの事業以外で成功している事業がひとつもないという希有なビジネスモデルを持った企業だ。
何となくその理由が解った気がしたが。






Microsoft Virtual Earthという何となくGoogle Earthを意識したような試験サービスが始まっている
残念ながらSafariで見ることはできないがFireFoxでは動くことを確認した





車を動かせば街の風景がそれにつれて変わっていく
スキンを変更すれば「スポーツカー」や「歩行者」も選択できる
面白いサービスだが実用性を考えるとどうなんだろうか?


2006 年 5 月 12 日





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Volume Logic
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

iTunesで取り込んだ、音圧レベルがバラバラの音源を整音して聞きやすくするプラグイン。

そういう趣旨のiTunesプラグインということで前にもiVolumeを紹介した。これは目的は似ているが考え方は全く違う。

iVolumeは事前に音ファイルを読み込んでおいて、音楽の整音プロセスを組み上げたアルゴリズムに従って適正音圧レベルをスキャンして、その補正レベルをmp3のID3などのデータレイヤーに記憶しておいて、iTunesやiPodなどがそれを再生する時に読み込んで自動的に補正音圧に調整するというプラグインだった。

このVolume Logicはそれとは根本的に違ってどちらかというとFMラジオ局などが出力の最終段に噛ませているリミッターをiTunesにつけるようなものだといえば解りやすいだろうか。
これもファイルそのものを書き換えたりしない。
ただ、事前にファイルを読み込んでスキャンするということもしない。
再生の時にボリュームが小さいところは音圧を持ち上げて聞きやすくするというのが基本的な考え方だ。

これも前に書いたことだと思うがiTunesも音圧レベルを調整する機能は実装している。
しかし残念ながらiTunesのその機能は完成されているとは言いがたい。
おかげでiTunesで取り込んだ音源はそのまま聞いているとボリュームが結構バラバラな印象を受ける。

その解決法として、このVolume Logicはラジオ局のリミッターのようにピークをある程度つぶして、音圧が低いところを持ち上げて聴感上のバラバラ感を解決しようとしている。
しかしこの方法はいうほど簡単ではない。
これも前に書いたことだが、デジタル機器の記録レベルはピークを基準に決められているが、人間の耳はピークよりもVUという音圧の積和を音の大きさとして感じている。
それと同じピークでも高音と低音では耳で感じる音圧が違う。
一般的に高音は音圧は低く、低音は音圧は高く感じてしまう。
高音にピークが来ている時に機械的に音圧レベルを下げて調整すると、音が小さくなってしまう。
それでこのプラグインは帯域を5つのバンドに分けてそれぞれにAGC(オートゲインコントローラ)を噛ませて独立でリミッターレベルを決定する

iTunesは整音プロセスで音圧を下げる時にそのままレベルが下がってしまうのに対してこのVolume Logicを使うと全体にダイナミックレンジがつぶされたような形になってそれで音圧を稼いでいる印象だ。

実際に聴き較べをしてみた印象をいえば、このプラグインは説明書に書かれているようにラップトップパソコンの内蔵スピーカーや、PC用の小型モニタ用スピーカーと組み合わせて使うなら大きな効果を発揮するだろう。
しかしもしAirMacExpressなどを使って外部の大型スピーカを装備したオーディオセットに転送して聴くのならこのプラグインはオフにしておいた方が良いかもしれない。
これはやはりダイナミックレンジをつぶして音圧を稼ぐリミッタと同じものだと感じた。

そういう性格のものだからiPodには調整が反映しない。
またこれをオンにしていてもCDなどに焼いた場合、この音圧補正は反映されない。

それともうひとつ注意点を書くなら、正確な動作を期待するならメンドクサイがiTunesのボリュームは常に一杯に上げておいてボリュームを上げたり下げたりはこのプラグインの方のボリュームでやるようにした方が良い。その方が正確な動作が期待できる。
Volume Logicのウインドウをアクティブにしておけば、カーソルキーの上下キーでボリュームレベルのコントロールができる。
ちなみに追記するなら左右キーでイコライジングのプリセットを選択できるし、+-キーでオーバードライブを調整できる。
オーバードライブとは要するに音の潰れ具合をコントロールするスライドで、小型のスピーカーになればなるほどこれを強めに、大きな出力に余裕があるスピーカーならこれを下げめに使ってむしろアクティブなイコライザとして利用するというのが適正な使い方ではないかと思う。

しかし、小さなスピーカーで音楽を聴くことが多い人にはこのプラグインはお薦めだ。
シェアウエアではあるがその価値はあると思う。






Volume LogicをインストーラでインストールするとiTunesのメニューにアイテムが増える
これをクリックするとVolume Logicの本体ウインドウを呼び出せる





本体はシンプルながら必要な操作は組み込まれている
好みのサウンドタイプを選んで、低音をどの程度
持ち上げるかなども設定してあとは聴いてみよう





これは付属readmeについていた波形モニターのキャプチャー
iTunesは20dbの音圧差を全く解消できないがVolume Logicなら4.5dbまで解消できる」
とあるがこれはちょっと手前味噌
iTunesはここまで悪くないしVolume Logicはここまで
ドライブを深くしてしまうと音の印象が変わってしまう
しかしそれでも確かに効果はかなりある



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Since When
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

ある特定の期日から何年何ヶ月何日何分経っているか表示する単機能なWtdget。

上の窓に年号、月日を入れてenterで経過時間が出る。
また未来の期日を入れればカウントダウンになるので、これでワールドカップ日本戦まであと何日とやるのもいいだろう。

また自分の生年月日を入れて
「オレはもう2560万分も生きているんだ」
としみじみするのも乙なWidgetである。






Since Whenは経過日数、あるいはカウントダウンを表示するWidget



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Mac縁日
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

ヴェアダルさんのサイトで知った情報。

多分MacのOS9を入れた当時に最初に見つけたフリーウエアのゲームソフトがこのMac縁日だったと思う。

そのMac縁日がかなり前の話だがOSXに対応していることをヴェアダルさんのサイトで初めて知った。

懐かしいのでついしばらく遊んでしまった。
これは要するに縁日の屋台にはゼヒモノの金魚すくいと射的をMacで楽しむというゲーム。
オジサンに百円を渡してゲームスタートという、リアルなインターフェイスとなっている。
金魚すくいは破れてくるまでに何匹すくえるかで、金魚が一カ所に重なる瞬間を狙うのがコツだ。

射的はコツがよくわからないが、やたらぶっ放しても面白いんじゃないだろうか。
リアルな縁日ではこんなゲームに何千円も突っ込めないからいつも「不完全燃焼感」が残ってしまうが、このゲームなら財布を気にしないでできるのが良い。

同じ作者さんのサイトにある金魚鉢というゲームも懐かしい






Mac縁日は縁日の屋台を再現したゲーム
オジサンに百円を渡してゲームスタート





金魚が重なり合う瞬間を予想して狙うのがコツ
重なるのを見てからすくっていては遅い





縁日の超定番アテモノ屋台「射的」もセットされている





コルク弾が無くなってしまったあとも虚しく流れていく景品を
眺めていなくてはならない寂寥感は本物そっくり


2006 年 5 月 15 日





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ここで以前紹介したMPEG Exporter WMVで扱えないファイルタイプを読み込ませようとすると、こんなアラート画面が出ることがわかった。
扱えないファイルを読み込ませようとするといきなり画面が真っ赤になって、デスクトップがこんなに変わってしまうので最初はちょっと面食らうが、といってもだからどうということも無いのだが。
この画面は「エヴァンゲリオン」が制御不能になってしまった時に出るアラート画面とそっくりだ。
この作者さんもアニメファンなのだろうか。






MPEG Exporter WMVはWindows Mediaファイルを
変換するアプリなのでRealPlayerファイルは読み込むこともできない
うっかりやるとこういう画面になるので最初は面食らうが、こういう仕様なのだ


2006 年 5 月 16 日





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Footagehead
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

画像をディレクトリ単位でブラウズして、速攻で見たり要らないものを捨てたりなどできるフォトブラウザ。

ディレクトリは、普通に選択できるし履歴も残るので違うフォルダを見比べて同じ写真が無いかとか探す時にも便利だ。
読み込みも速い。

またこれの面白いのはローカルディスクの中のディレクトリだけでなくweb上のフォトもプレビューできることだ。
web上のピクチャーもリストでどんどん見ることができる。
このまま保存できるようにしてくれればダウンローダにもなりそうな感じだ。

それはともかく、私はかつてはこういう機能のアプリをシェアウエアを買って使っていたが今はこういうものがフリーで手に入る。これもオンラインウエア興隆の恩恵だ。






Footageheadはフォトブラウザ、フォトセレクタアプリ
左のペインからディレクトリを選んでいくことで
フォルダ単位の指定でピクチャーファイルを見ることができる





また不要な写真は即決でゴミ箱粋にしたりズーム、回転表示
Finderで元ファイルを表示など至れり尽くせりの機能が実装されている





このフォトブラウザの面白いところはローカルディスクだけでなくweb上のフォトもブラウズできることだ
表示したいサイトのURLを入力するとインラインとリンクの両方あるいはその片方を表示できる





試しに自前サイトのピクチャーを表示してみた
これで一気に保存できたらダウンローダにもなりそうだが
さすがにその機能はないがこれは面白いんじゃないだろうか


2006 年 5 月 17 日





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MenuShade
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

メニューバーにシェイド(影)をかけるアプリ。

メニューバーを隠すことでデスクトップの見え方の印象を変えることができる。
それ自体に実用的な意味はあまり無いかも知れないが、実際にやってみるとメニューバーでデスクトップの何分の一かが隠れていることが、Macのデスクトップの印象を決定していることがよくわかる。
実際Windowsや標準的なLinuxのGUIにはデスクトップの上にメニューバーなんか無いが、その印象の違いがここから来ていることに気がつく。

設定ではシェイドの色調を変更できる。
デフォルトではスモークのようなグレーになっているが、赤や黄色など好きな色にできるし、その透明度やマウスポインタを置いた時の元に戻るスピードも変えられる。
またこの効果を除外するアプリも指定できるので、操作上邪魔な時には指定しておくとそのアプリがアクティブな時だけシェイドの効果が出ないようにできる。

もっと面白いのは設定のフェイクトランスペアレンシーというチェックを入れた時だ。
デスクトップピクチャーの模様をカメレオンのようにまとって、まるでメニューバーが透明になったような効果にできる。
透明度をゼロにすれば完全にメニューバーを隠すこともできる。
そうするとあとはアイコンを左側においてタスクバーがあれば本当にWindowsみたいなデスクトップになってしまう。

とりあえずそうやってメニューバーをいろいろ変えて面白がるアプリだが、こうやってメニューバーを隠してみるとなぜかデスクトップが広くなったような気になるから不思議だ。
視野角にすると1°とか2°というような小さなメニューバーだが、それが隠れただけでデスクトップが広くなったような錯覚に陥るというのは面白い感覚かも知れない。






MenuShadeはメニューバーにスモークのような効果をかけるアプリ
アプリが起動している間だけこの効果が出る





その設定項目でシェイドの色、透明度、効果が消える時のスピード、
消えた時の透明度などを設定できる
また効果が出ないように除外するアプリも指定できる
メニューバーにコンタクトしておきたいアプリを使う時に
いちいち設定を変えなくてもいいのが良い





メニューバーを赤くしてみたらこんな感じ





メニューバーを透明(というかカメレオンのように下地の模様をまとっている状態)
にしてみるとこんな感じ





これがメニューバーを透明にした時のデスクトップの全景
それだけのことだが随分デスクトップが広くなった気がしないだろうか


2006 年 5 月 18 日





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PandoraMan
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

以前このサイトのBBSでどなたからか情報をいただいたPandoraという個人の趣味嗜好の情報を学習してくれる「パーソナル」webラジオ局サービスを、アプリで聴取する単機能アプリ。

このサービス自体は普通はwebブラウザで見る構造になっているがそのインターフェイスが、独立したアプリに移し替えられたという印象だ。
だから基本的には使い勝手もwebブラウザを使った時と同じだ。

仕組みはまず最初にアカウントを登録して、自分のカスタムチャンネルを作る。カスタムチャンネルはいくつでも作れるようだ。最初は自分の好きなアーティスト名または曲名を入力するとそのキーワードの名前のチャンネルができる。
そのチャンネルを開くと、キーワードに雰囲気が近いアーティスト、曲が流れる。
その曲を聴いて「この曲が気に入った」とか「この曲は嫌い」とかを投票していくと、Pandoraサービス側のサーバに個人の趣味嗜好の傾向がだんだん蓄積されていき、ユーザ個人の好みにあった選曲を自動的にしてくれるというインターネットラジオになっている。

しばらく使ってみた印象では、確かに傾向的にはそれらしい曲に収斂していくという傾向はわかったが、自分の好きなよく聴いた曲が出てくる頻度が高くなるというわけでもない。
何となく曲の雰囲気の似たような感じの曲が多く流れるようになるという感じだ。

利用に当たってはアカウントを作らないでも聴けるが、この状態だと曲数に限りがあってあまりたくさん聴けない。
それでアカウントを作るのだが、残念なことにアメリカのZipコード(郵便番号)とアメリカ国内のプロバイダのメールアドレスが必要になる。
それで私はダミーでアメリカのアカウントを作ってしまった。
Zipコードは「10174」(ニューヨークの住所)、メールアドレスはyahoo.comのものをでっち上げたところこの登録は通った。
不正登録だが、それで何かものを買うわけでもないのでまぁいいだろう。

このアプリの本来の目的はiTMSやAmazon.comに誘導して、そこで音楽を買わせようということらしくそこに飛ぶリンクも用意されている。
自分好みのプライベートラジオができるかどうかはともかく、この音楽販促サービス自体はいいアイデアだと思った。
これはぜひ日本にも進出してもらってiTMSJapanやAmazon.co.jpとも連携してもらって、音楽を買いやすくするというようなサービスを展開してもらいたいものだと思う。
しかし頭の固い日本の著作権管理団体ならびに音楽業界は、webに音楽が流れるということ自体にアレルギー反応を起こすだろう。
だからこのサービスはきっと日本では実現しないだろう。
しかたがない。音楽著作権に関しては日本は未開国~超低開発国なのだから。

何も新しいものを受け入れない団体と業界によってこういう新しいビジネスシードはどんどんつぶされていくだけだろう。そしてこういうものはアメリカやヨーロッパだけで発展していき、またひとつこの分野でも日本はIT後進国への道を突き進んでいくわけだ。

それはともかくこのアプリはそういうサービスを簡単に受けられるアプリなのだが、日本ではそういう音楽を視聴できるというだけの利用になる。それでもそれなりに楽しいアプリではある。






PandoraManを起動すると「新しいラジオチャンネルを作れ」という表示が出る
方法はここに自分の好きなアーティスト名、または曲名を入力するだけだ





そうするとそのキーワードそのものズバリ、またはそれに雰囲気が近い曲を
サーバが自動的に選曲して次々と流してくれる





「Guide Us」ボタンをクリックするとこういうページに入れる
ここで「この曲気に入った」「この曲嫌い」など投票すると
そのデータが蓄積され次回からの選曲にその傾向が反映されるという





「この曲気に入った」と投票すると
「いいね!あんたがこの曲気に入ってくれてうれしいぜ、
もっと似たような曲をじゃんじゃんかけるからね」
とご丁寧な挨拶を返してくれる





ラインに上がった曲のジャケットアートをクリックするとこういうタグが現れる
ここからiTMSやAmazon.comに飛んでその曲を買うことができるという仕組みだ
これは日本でも実現して欲しいサービスなのだが・・・



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ClamXav
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

ClamXavがしばらく前から「ClamXavまたはエンジンを最新バージョンに更新せよ」というアラートを表示していた。
そのClamXavの最新バージョンがやっとアップされてたようだ。
変更点は細かいバグフィックスも含めかなりたくさんあるが、面白いのはメニューエクストラのClamXav Sentryからもウイルス定義ファイルを更新できるメニューが新設されたことだ。
これでますます本体を起動することが無くなるかも知れない。

シマンテックなどを使う気にはなれないので、Macに関してはこのClamXavはもう手放せない。セキュリティでの頼みの綱になっているのでこれがますます便利に確実になることは大いに歓迎だ。






ClamXavを起動すると「最新バージョンに更新せよ」
というアラートがしばらく前から出ていて気になっていた





やっと出た新バージョンではメニューバーに常駐させるClamXav Sentry
「ウイルス定義ファイルを更新」するメニューが新設された
これでますます本体を起動することが少なくなってしまうかも


2006 年 5 月 19 日





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escapepod
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

OSXはUNIXがベースになった。
それ故にUNIX由来のシステムの安定性、絶対に落ちない堅牢性を手に入れた・・・っていうじゃない~。

でもそれはUNIXカーネル部分だけの話で、その上のGUIやアプリは落ちますから・・・残念!

てちょっと古かったかも知れないが、実際こういう違和感を感じたことは無いだろうか?
UNIXカーネルは確かに落ちない。どんな状況になってもベースのカーネルは確かに動いている。
しかしデスクトップから見えているGUIがフリーズしてカーソルだけは動くが一切の操作を受け付けないとか、あるいはドックがフリーズしてドック上のアイコンをクリックしてもアプリの切り替えができないとか、あるいはアクティブになっているアプリが完全にフリーズして脱出できなくなるとかの症状は経験したことがある人が多いはずだ。

確かに公称通り絶対にフリーズしたり落ちたりしないカーネルをMacは手に入れた。
しかしそのデスクトップから操作できる部分が全てフリーズしていたら、結局同じことではないかという不満はある。

OSXはバージョンが進むにつれてそこいらの安定性も確かに高くなってきているし、最近ではそんなにGUI部分のフリーズに悩まされているわけではないのだが、それでもネットワーク関連、USB関連の動作不全でスリープから抜け出せなくなったり、ログインウインドウがクラッシュしたりとかのGUIの不具合は時々起こる。

そこでこのアプリはバックグラウンドで起動していて緊急終了のショートカットキーを有効にするというアプリだ。

アクティブになっているアプリを強制終了させるコマンドは
Control+Alt+Delete
ドックが反応しなくなった時にドックを終了させるコマンドは
Shift+Control+Alt+Delete
GUIアプリを全て終了して強制的にログアウトするには
Command+Control+Alt+Delete
を叩けば良い。

ドックはDashboardFinderの動作に深く関わっているので、これが反応しなくなるとやはりGUI全体が動いていないような状況になる可能性がある。
またフロントエンドのプロセスを終了できない、あるいは終了しても改善されない場合はやはり強制的にログアウトするしかない。

GUIが全てフリーズしているような状況でこれがどの程度有効かは次にフリーズした時まで、実地に試すことができないので何ともいえない。
しかし今までは、そういう状況になると強制終了以外にとるべき手段がなかったのだが、ひとつ試すことができる手段が増えたのは歓迎すべきことだ。

なぜなら強制終了は確実にハードディスクの寿命を縮めるからだ。
どんなケースでも強制終了は最後の手段にしておきたい。
だからこういうユーティリティは必要だと思う。

ただし注意点は、このアプリが実現するショートカットキーのコマンドはあくまで緊急手段としておくべきということだ。
なぜならこのコマンドはプロセスの強制終了をともなうので、毎回このショートカットキーを使ってログアウトなんかしていたら必ずシステムの動作不全につながると思う。
数回試してみるくらいはどうってことは無いだろうけど、そういう時には必ず後で再起動をすることをお勧めする。
これもあなたのMacのディスクを長生きさせるためだ。






escapepodを最初に起動するとこういうスプラッシュが表示される
どういうキーを押すとどんな動作をするか書かれているので確認してもらいたい
後は基本的にバックグラウンドで起動しているだけだ
次の緊急事態が来るまでこれが有効かどうかは確認できないのだが・・・


2006 年 5 月 20 日





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Portable VLC
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

ほとんどのmpeg系の動画フォーマットに対応しているVLCのポータブル版。

つまり外付けハードディスクやiPod、USBメモリなどの容量の限られたボリュームにインストールしておけるアプリだ。
オリジナルのVLCはフォルダごとの容量は37MBということになるそれにたいしてこれは35MBだから大幅に容量の節約になっているわけではない。
試してみたところ、オリジナルVLCの持っている機能はほとんど全て持っている。
アプリのレイアウトは若干違うが、ちゃんとフルスクリーン再生やスロー再生などの最近実装された機能もついているので大きさもそんなに変わらないということなのだろう。
なぜポータブルなのかよくわからないが、少しでもディスク容量を節約したい時には、2メガでも大きいということなのかも知れない。






Portable VLCはオリジナルの機能をほとんど全て実装している
だからコンパクトさにはそんなにインパクトはないが2メガ程度は容量節約ができる


2006 年 5 月 21 日





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mRX-8000
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

J.S.Machさん経由で知ったアプリ。

これはwebラジオを受信再生するアプリなのだが、なんといっても面白いのはこのフェイスだろう。
昔懐かしい70年頃に流行ったマルチバンドのアナログラジオのスキンを持ったwebラジオだ。 チューニングやボリュームコントロールはなんとセンターのホイールをドラックして、ぐりぐり回すというあえて不便なインターフェイスに作り込まれている。
正直操作しやすいとはいえない。
しかもボリュームはちょっと反応が遅いので、深夜に自宅で大音響を流してしまった。
奥さんのひんしゅくを買うこと大である。

しかしそれでもこのフェイスには興奮してしまうのはやっぱり男の子なんだろう。

このチューナーをいじってみて初めて知ったのだが、今世界にはこんなにたくさんのwebラジオ局があるのだ。ポップスも80年代ミュージックも70年代ロックも、インド音楽のようなアジアのポップスもあるしJポップも3チャンネル受信に成功した。

面白いのはチューニングのホイールを回していると、規定の周波数から離れたところにも倍数周波共振のようなピークがあるように作り込まれていることだ。
もちろんこれはwebなのでパケット通信ベースのデジタルラジオだ。だから周波数でチューニングしているわけではないし、それ故に中心周波数の上下にゴーストのようにやや低いピークがあったり、信号がないところではホワイトノイズが乗るなんてことはあり得ないはずなのだが、このラジオはあくまで「アナログ」をイメージして作られているのでそういうところまで凝って作り込まれている。

実用性がどうこういうよりも、昔ソニーのサイテーションとかああいう短波も受信できるようなマルチバンド高級ラジオに憧れた世代には堪らないものがあるんじゃないだろうか。

またAirfoilを使ってオーディオハイジャックすることにも成功したので、このラジオをAirMacExpressを使って家庭のオーディオに飛ばしたりということもできた。
これは楽しいんじゃないだろうか。

はっきり言ってかなりリソースを食っている。
愛用のiBookG4 1.33GHz+OS10.4.6でもかなりきわきわのスペックで、冷却ファンが廻りまくっている。
しかもOS10.3では起動すらできなかった。
それでも楽しいから許せちゃうんだろうなぁ。






mRX-8000は昔懐かしい短波ラジオというような面構えをしている
フェイスだけでなく中央のホイールをぐりぐり回して
受信ポイントを探す不便さがアナログそのものだ





ラジオの下部のディスプレイにはオシロやスペアナのような波形グラフが出る
これだけでもイタイケオジンを悩殺するには十分だ





また放送中のプログラムナンバー、曲目やジャケットアートまで表示できたりする
これはデジタルの特権だ





ドロワーを引き出すと今受信できる全てのラジオ局の放送中の番組が表示される





Airfoilを使ってオーディオを無線LANで飛ばすことにも成功した
リビングのオーディオでインターネットラジオが聞ける



anchor

セキュリティ向上のための簡単なまとめ

セキュリティを向上させるために何をやっているかということをいつかまとめようと思っていた。
世の中にはシマンテックをインストールして後は全てデフォルトのままという状況も多いようだし、専門雑誌でも
「あなたのパソコンは狙われている!そこでシマンテックさえ入れていればもう安心」
なんていうような低レベルな記事があまりにも多過ぎる。

シマンテックの製品の性能の問題のことを言っているのではない。しかしシマンテックだけ入れて後はデフォルトのままというのであれば、それは裸でいるのとあまり変わらないと思うのだ。
ここで簡単に私が何をやっているかをまとめるのは少しは意味があるのかも知れない。

1)起動ボリュームの名称を変更する
2)ファイヤーウォールを起動する
3)Safariの「ダウンロードした安全なファイルを開く」チェックを外す
4)URI自動呼び出し実行機能をブロックするユーティリティを使う
5)ウイルスチェッカーを使う
6)htmlを自動プレビューするようなタイプのメーラを使わない
7)ポート監視ユーティリティを使う
8)パスワードについて
9)個人ファイルを暗号化する
10)紛失時の変更IPを自動通知する機能を導入する
11)WAN接続はルータを噛ます


1)起動ボリュームの名称を変更する
まずインストールの段階から言えば、起動ボリュームの名称を変更しておくことだ。
これはOS8時代にftpファイルを偽装してデスクトップにダウンロードされたとたんに、マウントされている「MacintoshHD」という名称のボリュームを探しその中に自分自信を自動コピーして繁殖するというウイルスが流行したからだ。

このウイルスの対策はファイル名で定義するワクチンソフトを実行することと、起動ボリュームの名称を変更しておくことだった。とにかく「MacintoshHD」という名称を使わなければ良い。
OSXではこういうタイプのワームは発見されていない。
だから現状この設定は無意味ではあるのだが、過去にそういう対策をしていたからもうこれはMacを扱う上では習慣のようになっている。
一応「OSXでもそういうタイプのワームが出て来ないとも限らない」という対策だ。

問題はOSXのボリューム名称の変更はOS9以前と違ってシステムインストールの事後に変更することをお勧めしないということだ。
OS9では気楽に起動ボリュームの名称変更をしていたが、OSXではパスを通すタイプのシステム動作が多い。
UNIX的には起動ボリュームは「/」だからその名称をいじっても影響はないとも言える。しかし実際にはどんな影響があるかわからないので試してみる勇気がなかなかない。
結局起動ボリュームの名称変更はシステムインストール前のパーティション設定の時にやるのが一番安全ということになる。

余談だが、私はデータファイルを入れておくボリュームを起動ボリュームということでディスクをふたつに分ける形でパーティションを切っている。
その方がシステムが飛んだ時に全部入れ直しにならないから助かるためだ。
ただし、OS9とOSXはもうパーティションを分けていない。
OS9で起動できなくなった時点でその二つを分けることに意味を感じなくなったからだ。
以上余談。






システムをインストールする前にデスクユーテリティ
パーティション設定で起動ボリュームの名称を変更しておく
名称は何でも良い、とにかくデフォルトの「MacintoshHD」を使わなければ良い





それでデスクトップにマウントされる起動ボリュームの名称を変更できる
また複数台のMacでネットワーク上に共有を開くときにも
混乱を防ぐために名称は一台ずつ違う方が良い



2)ファイヤーウォールを起動する
これはここの「UNIXのルートを有効するに先立って実行しておくべきセキュリティ」という項目でも書いたが、OSXにデフォルトでインストールされているファイアーウォールを起動しておくことだ。

3年前に世界中で猛威を振るったWindows向けのウイルス「Blaster」とその亜種のウイルスは従来の大多数のウイルスとは際立った特徴があって、それまでの流行種はほとんどメールなどに添付されるとか偽装ファイルとしてwebからダウンロードさせたりというものが大部分だった。
だからメールボックスさえちゃんとスキャンしてくれればそういうものは防げるので、シマンテックのようなウイルス対策ソフトである程度効果も上がっていた。
しかしこの「Blaster」というタイプはメールに全く依存しない。
webブラウザの欠陥を利用しているわけでもない。
まさにネットワークに繋っているだけで、pingの通っているところにはどんどん自分のコピーを自動生成してそこでまた新たに次の繁殖先を探すために異常にpingを大量に打ち始めるというタイプのウイルスだった。

このウイルスのためにネットワークには非常に大きな負荷がかかってサーバが落ちたところもある。 しかしこのウイルスは従来のものとは振る舞いが全く違ったのでセキュリティの意識が低いユーザにはなかなか対策が浸透しなかった。相変わらずシマンテックさえインストールしていれば安全だと信じ込んでいるユーザが過半数だった。
Windowsのファイアーウォールがお世辞にも使いやすいインターフェイスではないという問題もあった。
そのためにこのウイルスは相当長期間に渡って猛威を振るっていた。
(しかもインターフェイスのデザインの問題だけでなく、Windowsはファイアーウォールを立てるとLAN内のサーバに認証できなくなるとかの問題も起こしていた。これもWindowsローカルルールの変な通信規格、認証規格のおかげだ。だから私の職場でも社内の全機のファイアーウォールを起動することができたのはWindowsXP SP2以降の話だ。「Blaster」の被害の拡大はユーザの意識の低さだけの問題で片付けるべきではない)


このウイルスもOSXに対しては全く無効だったが、OSXもシェアが伸びていることだし今度はOSXをターゲットにしたこういうタイプのウイルスが出て来ないとも限らない。
その一番有効な対策はファイアーウォールを起動することだ。
それもネットワーク全体を包囲するファイアーウォールだけでなく、個々のマシン一台一台のすべてがファイアーウォールを立てるべきなのだ。

このウイルスはネットワークを通じて増殖できなければ、威力は大幅減少するのでこの対策だけでもかなり有効なはずだ。というよりも「Blaster」以前にはWindowsの世界ではそういう対策も困難だったというところにおおいにプロダクトとしての問題点を感じるのだが。

MacOSXもインストールしたなりのデフォルトではファイアーウォールが起動されていない。
それはユーザの専管事項だという考え方もできるが、MacというGUIの性格を考えると相当な初心者も使うことが考えられるので、「Blaster」のような騒ぎを他山の石とするためにもこれはやはりデフォルトでファイアーウォールを起動してあるという状態にして欲しいものだ。
ただ現状でもそうなっていないので、OSXユーザにはこの対策はぜひとも実行することをお勧めする。

やり方は非常に簡単だ。
下記の通りシステム環境設定ペインの共有でファイアーウォールを起動するだけだ。

少なくともこれだけで「Blaster」のようなタイプに出会い頭でやられるリスクは大いに減少するはずだから、ぜひとも実行してもらいたい。






システム環境設定ペインで「共有」を開きファイアーウォールを「開始」するボタンをクリックする
たったこれだけのことでネットワーク上のリスクは大幅に減少する


3)Safariの「ダウンロードした安全なファイルを開く」チェックを外す
これも放置しておくのは非常に危険だと私は考えている。
今年はじめのOSXのURI周辺で大量に見つかった「深刻な」脆弱性の話も、最初の発火点はSafariのこのデフォルトの設定だった。

何が問題なのかというと以下のようなプロセスが成立してしまうからだ。
Safariがダウンロードしたファイルはデフォルトではデスクトップに置かれるようになってる。
デスクトップでSafariは勝手にこのファイルを解凍展開してしまう設定になっている。
一昨年のURI脆弱性騒ぎの時には、この時に勝手にTerminalHelpiCalなどのスクリプト実行環境を起動してしまい、そこにある種のコマンドを渡してしまって、ユーザの意思とは関係なく外部からコマンドを実行できてしまうということが問題になった。
これを利用すれば、ディスク上の好きなファイルをコピーして送信したり、削除したり場合によってたrootになってリモートを実行してしまうとか、要するに完全に乗っ取られてしまう可能性が出てくる。
またその可能性を証明した実証コードも公開された。

この時の対策ではある種のファイルが未登録の初めてのURIを開く時には「本当に開いても良いのか?」とユーザに注意を喚起する改良が行われた
そういう対策が講じられてもユーザがアラートも読まずに何でもかんでも機械的にOKボタンをクリックするようなセキュリティ白痴だったらそれも意味が無いのだが、一応この時にはこの問題は解決したかに見えた。

しかし今年はじめからずっと続いているURIの脆弱性の問題は、この時の問題がまた再燃していることがことの本質だ。
要するにメタデータがURI呼び出しをブロックする対策の抜け穴になっているということが最大の問題らしい。
タイガー(OS10.4)から採用されたSpotlightは全てのファイルにメタデータを忍ばせることで高速のファイル検索、ファイル操作を可能にしているが、このメタデータというのは検索データだけでなくある種のスクリプトを忍ばせてここで実行させてしまうことが可能だということが判ってきた。
これも実際に実証コードを見たが、確かにこれだと解決したかに見えた例のURI脆弱性を再び突くことが可能なことがわかった。

だから今年に起こった脆弱性の問題はタイガー固有の問題で、メタデータを採用していないOS10.3以前のバージョンではこの問題は起きない。

この対策はいくつかあるが、まずAppleのセキュリティアップデートは常に最新の状態にしておくことと、このSafariの自動展開の機能を切っておくことというのがSafariユーザには有効だ。

Safariでwebサイトを表示しただけで勝手にある種のファイルをダウンロードさせることはできる。
そしてダウンロードしたファイルをSafariが勝手に展開して、それをメタデータ実行環境を通じて実行されてしまうと、ユーザはこれを止めるすべが無くなってしまう。
このプロセスをどこかで一度止めてユーザに
「このファイルは開いても安全だろうか?」
と考えさせるステップが無いといけない。
それがこの設定のチェックを外すということだ。

このチェックを外しておけば勝手にSafariがダウンロードし始めたファイルもとりあえず実行されずにデスクトップにとどまる。
そのファイルネーム、出所を確かめてこれは開いても良いファイルかどうかを考えれば良い。
そして怪しいファイルは基本的には開かないことだ。

そのためにはダウンロード先もデスクトップではなく専用のダウンロードフォルダを作っておき、後述のウイルススキャンアプリに監視させるということが望ましい。
その方が問題を切り分けやすいからだ。

これもぜひ実行をお奨めしたい対策だ。






Safariの環境設定に入って「ダウンロード後"安全"なファイルを開く」チェックを外す
なぜなら「"安全"なファイル」を見分けるすべが無いからだ
またダウンロード先はデフォルトでデスクトップになっているがこれも変更するべき
これもOSXユーザは必ずやっておくべき対策だ



4)URI自動呼び出し実行機能をブロックするユーティリティを使う
これも上記のURIの脆弱性に対する対策ということだ。
これはシステムにもある程度そういう機能が何回かのセキュリティアップデートで実装されているが、Paranoid Androidでは全ての実行環境を未登録のファイルが起動しようという時に確認のタグでブロックしてしまおうというものだ。
ユーザが許可したもの以外は、自動的に呼び出された機能はそこで止まってしまい前に進めない。
なのでこのアプリを使うとiTafのようなiTunesを時間になると起動して演奏を開始してくれる目覚ましアプリなど、便利な自動機能がほぼ全滅的に死んでしまう。

しかし初心者も含めた不特定多数のアカウントを管理しなくてはいけないような管理者には、この対策は勧めておきたい。
セキュリティの問題は常に便利をとるか安全をとるかという天秤にかけることが必要になってくるが、そういう条件のシステム管理者はやはり安全を優先した方が良いからだ。

ただこれも頻繁に書いているが、アラートを一切読まないで機械的にOKボタンをクリックするセキュリティ白痴には無意味な対策であることには変わりはないのだが。

もう少し便利をとりたいというシステム管理者、あるいは上級ユーザはSafairyを実行することをお勧めする。
これは要するにSafariが何かをダウンロードしようとしている時に「それは実行ファイルですよ。本当にダウンロードしても良いんですか?」というアラートで一度止めるというもの。

自動機能はやはり便利に使いたいが、ブラウザに勝手なことされては困るという人はこれを実行しても良いと思う。これは実行してしまうと解除の方法が無いのだが、私は別にそれでも良いと思う。
自動的にダウンロードファイルを開く設定など便利だと思ったことが無いし、ケアレスミスを防ぐためにもそういうことでブロックできるなら良い。

もうひとつのURIブロックの対策はここの記事でも紹介したTerminal自身に自動起動ブロックのタグを表示させる方法だ。

これも自動機能を全般的に殺したくない時には有効だと思われる。
なぜならこういう脆弱性を狙ってくるクラッカーは最初に狙いをつけるのはTerminalだと思われるからだ。ここにはrootを有効にするコマンドやsudoコマンドで相当なことができる環境が完備されている。
何かの弾みでパスワードもクラックすることができたら本当に好き放題のことができるからだ。

その方法はリンク先に詳述しているが再度転載する。

##############################

"/private/etc/bashrc"
または
"~/.bash_profile"
に以下の文字列を追記する。
こういう時のUNIXの作法は
echo export
というコマンドを使うということになるが、GUIでSmultronを使って安直にやる方法をアドバイスいただいた。

方法は Coelaなどの不可視ファイルも操作できるファイルブラウザを使って上記bashrcをSmultronにドロップするだけだ。
(なんとMac的な!)

そうするとテキストとして開くのでその文末に以下の文字列をコピぺするだけで良い。
上書き保存にはルート権限を要求されるが、これはパスワード認証できる。



# keep my playground secure
echo "############################################################";
echo "##                                                        ##";
echo "## If you do not know why Terminal has launched, answer   ##";
echo "## 'n' to the following question. Otherwise, hit 'y' to   ##";
echo "## open Terminal as usual...                              ##";
echo "##                                                        ##";
echo "############################################################";
echo "Open Terminal.app now (y/n)";
read -r -t 15 -e OpenTerminal
if [ "$OpenTerminal" == "" ] || [ "$OpenTerminal" == "n" ]; then
  exit 1;
fi;
if [ "$OpenTerminal" != "y" ]; then
  LastCommand="$OpenTerminal";
  echo "Open Terminal.app now (y/n)";
  read -r -t 15 -e OpenTerminal
  if [ "$OpenTerminal" == "y" ];then
    echo "This was the command that started Terminal.app:";
    echo $LastCommand;
    else
    exit 1;
  fi;
fi;



そうすることでTerminalが起動する時にキャプチャーのようにアラートを表示するようになった。
これでもある程度の安全性は確保できるはずだ。
問題点はOnMyCommandCMのようなコンテクストメニューを使ってTerminalでmanを自動表示できなくなったということか。






Ceolaを使って"/private/etc/bashrc"をSmultronにドロップ
そしてこういう文字列を追記する
上書き保存にはrootの認証を要求される





そうするとTerminalを起動するたびにこういうアラートを表示するようになる
これで悪意あるコードを勝手に実行されるということは防げる
Terminalに連携する自動機能は使えなくなるという不便はあるが・・・



5)ウイルスチェッカーを使う
セキュリティ対策というとまず第一番目にこれが思い浮かぶ人がかなり多いんじゃないだろうか。
実際私の周辺でも
「シマンテックのアンチウイルスをインストールしているから大丈夫でしょ」
という人がかなり多い。
しかし私の個人的な感想を言わせてもらえば、そういう人こそセキュリティ白痴というのだと思っている。

見ての通り私のところではこれは5番目の項目だ。
その理由はここまで読み進んで来られたあなたなら理解していただけると思う。
もちろんそういうウイルス対策にワクチンソフトを使うことが「全く無意味」だとは言わない。多少は効果はある。
しかしウイルス定義ファイルを元にしたワクチンソフトというのはあくまで対症療法なので、これ単独では万全という状況からはほど遠いと考えている。
それはClamXavのようなフリーウエアを使おうが、シマンテックやマカフィーを使おうが全く同じことだと思っている。これらは他の対策と組み合わせて使わないとあまり意味が無いのだ。

それでこのウイルスチェッカーのようなソフトに関しては何を使っても良いと思うし、お金をかければより安全だということは全くない。
それどころかある種の製品版対策ソフトは、システムに重大な負担をかけるので使うべきではないと私は考えている。
ウイルス対策ソフトに関しては私はClamXavのようなフリーウエアで十分だと思っている。完全かどうかはわからないがこれまで運用してみたところ、確かに効果はありそうだと思える経験をしているので私はウイルス対策はこれ一本でいっている。

というかWindowsの場合はそんなこと言ってられないだろうけど、Macの場合はこれで十分だ。お金をかけるのならもっと他の部分でかけるべきだと思う。




6)htmlを自動プレビューするようなタイプのメーラを使わない
これも再三にわたって書いていることだが、html自動プレビューというのは悪意あるコードの実行環境として利用される可能性が無いとは言えないので、メーラでそういうものを標準にしているようなものは基本的に使わないことだ。

具体的にはOutlook ExpressOutlookEntourageなどのMS製品がその筆頭になるわけだが、私はApple純正のMailもあまり信用していないので使っていない。
最近は改良されたのかも知れないが、わざわざそんな出自が怪しいメーラを使うよりも最初からセキュリティ重視で開発されているGyazmailThunderbirdを使うのが正解だと思っている。




7)ポート監視ユーティリティを使う
これについては有償無償、製品版アプリまでいくつかのものがあるが、私が一番使いやすいと思ったのがLittleSnitchということになる。

ポートを監視する意味は外からのクラッキングに関してはファイアーウォールが有効な防御になるが、内部からの攻撃に関しては逆にファイアーウォールだけでは不足があるからだ。
具体的にはこれはトロイの木馬のようなスパイウエアを想定している。

このアプリは何かのアプリが新たにポートを開こうとするとそのことを警告して、それを許可しても良いのか訊いてくるという機能だ。
システムが正常に動いている時にはどんなポートを開いているかというのは自ずと決まっているのだ。
だから変なアプリが変なポートを開こうとしている場合は、こういう監視アプリのアラートがスパイウエアの存在を知らせてくれる。

これの良いところはTCPだけでなくUDPも監視してくれることだ。システムのステータス通信を偽装してスパイ活動をしようというトロイの木馬もちゃんとこれなら引っかかる。
ただこういうものの性格として、誰にでもお勧めするというわけにはいかなくてこれはある程度の 通信に関する基礎知識が必要になる。
しかしこういうものを使えば安全度は高まることは間違いない。




8)パスワードについて
これは初歩的な心得のようなものだが、パスワードの扱いにはある程度の要領がある。

これはクレジットカードのパスワードと同じことだが、要するに名前と生年月日を組み合わせたようなパスワードを使うなということだ。
パスワードクラッカーは最初に名前や会社名、組織名の並べ替えをテストする。
次にトライするのはあなたの名前と生年月日の組み合わせなのだ。

あるいはOSXの場合はメインユーザとrootのパスワードを変えるというのも手だ。
そうして隔壁ごとに違うパスワードが設定されていると、それだけでもクラッカーの意欲を殺ぐことができる。

とにかく一番いけないのは名前そのままのすぐ想像できるパスワードで、ログインからrootから全てを統一して、しかもそういうパスワードをディスプレイにメモ書きして貼ってあるなんていうのが一番最悪のセキュリティ状況だと言える。




9)個人ファイルを暗号化する
これは私の場合特にiBookというモバイルを使っているので、もし本体を紛失した場合、盗難にあった場合などのケースも想定しておかないといけない。
そこでまず仕事上で使うメモなど守秘義務がかかってきそうな話は全てMacJournalに書き込むようにしている。
このメモ帳ソフトはメモのエントリーを暗号化することができるからだ。

それを開く時にはパスワードを要求される。
保存先のファイルはテキストとして保存されるが、それを開いて解読するすべは無い。

またメモ以外のファイルは全てExcesで生成した暗号化したボリュームに保存しているようにしている。
これもボリュームをマウントする時にパスワードを要求される。
その暗号精度も非常に高いものだ。


最近では例のWinny騒ぎで、情報の保有の厳格さが問題になっている。
すごく短絡的な批判として
「会社や官庁の重要情報を個人のパソコンに入れて、それをWinnyで垂れ流しているセキュリティ意識に低さが問題だ」
という言い方が随分マスコミでもネットでも見受けられた。
しかしこの批判は正論ではあるがそれを言っても何もならないと思うのだ。

これは結局個人の資質だけが問題だという矮小なところに議論を持っていこうとしているが、会社のデータを個人のモバイルでもシームレスに利用できてこそネットワークのメリットを享受できるというもので
「それを禁止すれば問題は解決されるのだ」
なんていう安直な批判は時代に逆行しているだけだ。

実際今回は情報漏洩はWinnyという違法性の感じられるソフトで起こったが、Winnyのような落とし穴はもっと他でも起こるかも知れない。
「Winnyをインストールしたパソコンにそういう情報を入れていたのが悪いのだ」
なんていう批判は正論ではあるが何の解決にもならない。
それよりもこういう暗号化ソフトで自分の守るべき情報は自助努力で防衛することだ。

これもやれば万全ということではないが、こういうことをマメに実行することでリスクは少しでも減らすことができると思っている。




10)紛失時の変更IPを自動通知する機能を導入する
これも物理的な紛失に備えてということだ
私はWimpを使っている。

これはモバイルが盗難にあった時に、その窃盗犯がwebに繋ぐと新しいIPアドレスを送信してくるというアプリだ。
完全にバックグラウンドで常駐しているので、デスクトップ上では何も変化は起こらない。しかし実際には接続しているネットで与えられるIPアドレスが変化するたびにそのIPアドレスを指定のメールアドレスに送ってくるので、警察がプロバイダの通信記録とつきあわせれば結構な確率で窃盗犯を追跡することができるだろう。

セキュリティといえば、ウイルス対策ばかりが思い浮かぶがこういう物理的な対策も必要なのだ。




11)WAN接続はルータを噛ます
もうひとつ忘れていたので追記。
自宅で特にADSLなどの常時接続環境でWANに繋いでいる時には直接続はさけるということだ。

ADSLモデムからパソコン本体までをLANケーブル一本で繋いでいる状況というのはやはり危険な状態だ。
以前あるBBSで
「プロバイダから支給されるADSLモデムには何らかのセキュリティが施されているか?」
という初心者の質問があった。
「◯◯プロバイダーの接続はセキュリティも安心」
なんてカタログに書いてあるからそういう誤解をしたんだと思うが、結論からいうならADSLモデムにはセキュリティ機能など全く無い。
また接続するだけで安心なプロバイダなどこの世には存在しない。
どういう形態で接続しようが、結局それはWANに直接つながってしまうわけだから「安全なプロバイダ」や「安全なモデム」なぞこの世には存在しないと思っておけば良い。

またプロバイダーによってはADSLの家を数件まとめてひとつのノードにして、そのノード間はLANのような接続スタイルにしているところもある。
一時期よく言われたことだが
「隣の家のパソコンがネットワーク上に見えるだけでなくその共有フォルダの中身まで見えてしまう」
ということが起きるわけだ。

だからもし本気でそういう環境をクラックしようと思えば、そういうパソコンはクラックできてしまうケースが結構多いんじゃないかと思う。
今のところあまり個人が狙われないのは、相変わらずハッカーという連中は愉快犯が多いからで
「どうせ狙うなら大きい目標を」
とかいって政府系や企業サイトをクラックしているわけだが、こういう連中がいつ愉快犯からクレジットカード番号を抜いたりする経済犯に変わらないとも限らない。

個人といえども防御はしているべきだ。
となるとやはりADSLモデム(光モデム)とパソコン本体の間にはルータを一発置くべきだ。
このルータのIPマスカレードで少なくともネットワークの外からはルータしか見えなくなる。
パソコンはその陰に隠れて見えなくなるので、一段安全性が向上するはずだ。
これも実行を推奨する方法だ。




以上セキュリティに関する雑感を織り交ぜながら、今私がセキュリティに関して何をやっているかをまとめてみた。
前々からいつかは書かなくてはと思っていたことなので、やっと果たしたという感じだ。

本当はもっと有効な対策があるかも知れないし私も見落としていることがあるかも知れない。
それにやっていることは大体書いたように思うが私自身も忘れている項目もあるかも知れない。
思い出したらまた何か追記するかも知れない。
また
「もっとこんな方法があるよ」
というご意見やアドバイスは歓迎だ。



2006 年 5 月 22 日





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以前こちらでiCalにリアルタイムの週間天気予報を表示させる方法というのを紹介させていただいたが、このサービスが停止になっている。
どういうことかと作者さんのサイトを見に行ったら、なんと
「情報ソースのライブドアのホームページ自体がiCalに完全対応したのでサービスの必要が無くなった」
という既述が。

それで早速ライブドアのウエザーサービスのページを見に行ったところまさにwebcal形式で天気予報の配信を始めたことを発見した。
これはすばらしい!
というかライブドア、久しぶりに褒めてとらすぞ!

そういうことなので早速こちらを再登録した。
iCalは快調に天気予報を表示している。
これは利用してみてはいかがだろうか。






ライブドアの当該ページの登録したい地域のwebcalリンクをクリックすると
iCalが起動して「これを登録していいか?」と訊いてくる
OKすれば自分が欲しい地域の天気予報が自動配信される
便利だ!


2006 年 5 月 23 日





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Tate
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

縦書きの文書作成に特化したテキストエディタ。

縦書きのテキストというが、日本語の縦書きフォームには漢文古文があり現代文でもルビがあり、実は日本語は世界でも最も複雑な文章フォーマット体系を持った言語だと言える。

これらの全てのルールを例えば代表的なMS社のワープロソフトで実現可能なのかよく知らない。
できるのかも知れないがおそらく恐ろしい手間がかかってしまうだろう。
いずれにしてもただのテキストなのに、プレインテキストの数十倍から数百倍にもなるファイルサイズのワープロソフトなぞ何かの強制力が働かないと到底使えるものではない。

このテキストエディットはこうした日本語の複雑なテキストのルールをほとんどカバーできるし、その保存形式はリッチテキストの.rtfというのが合理的だ。
もちろん一部の機能は他のテキストエディタでは表示できないが、このテキストエディタが標準になってくれれば良いのだ。

少なくとも学校のプリント製作や、模擬試験プリント製作で苦しんでいる古文と漢文の先生には朗報だろう。

このテキストエディタはルビを振れるだけでなく、漢文で使われる返り点を打てるのが素晴らしい。
フォーマットの問題で返り点とルビは同じ文章には同居できないという問題点がある。
しかし傍点のフォームでルビは打てるので実用上は問題はない。

これが青空文庫の標準ビュワーになってくれれば、論語や春秋戦国なども読めるようになるので助かるのだが、採用してもらえないだろうか。






Tateは縦書き日本語フォーマット完全対応を目指すテキストエディタだ
ルビや送り、返り点など古文漢文に必要なフォームが入力可能だ
私もうろ覚えでちょっと打ってみたが間違ってなければ良いのだが



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Macのオンラインウエアのレビューサイトのリンクを増補したところ、増やしたリンク先のひとつのうむらうすさんのところでも賛同のエントリーをいただいた。

とはいっても言い出したくせに何一つ具体的なアイデアもプランも考え出せずにいて、私自身ちょっと困っているのだが皆さんがいろいろアイデアを考えていただいているようなのでありがたいことだ。
アンテナを使えば良いじゃないかというプランもいただいていて、今のところこれが一番実用的かなと思っているのだができれば私のデイリーのログの最後に共闘関係サイトの最新エントリーをリスト表示するような形にすれば利用者は利用しやすいだろうなと思っていた。

しかしどうすればそうできるのかがわからなかった。
(もちろん手作業で全部リンクを集めてきて、私がそれをhtmlで打てば問題は解決するのだがそれはきっと三日坊主になる自信があるし)

うむらうすさんはGoogleの検索機能を利用したフォームを提案していただいた。
これで「日本語サイトのみ」も条件に織り込めればかなり良いかも知れない。
トップページに置くのには良いアイデアだ。
手元にあるバイナリをどこのサイトの情報でゲットしたのかが簡単に調べられるからこれはこれで便利だ。



ユーザにキーワードを要求するのは、漫然とフリーウエアあさりをしているビジターには使いにくいかも知れない。だからもう一案書いていただいているRSSを横断的に収集して表示するという方法が一番いいのかも知れないが、言われて気がついたが確かにこれって「いぬりんく」に似てるかも知れない。別に似たらいけないということも無いのだが。

<追記>

この「ハル」さんが書いていただいたGoogle検索のタグをちょっとエディットして当サイトのトップに採用させていただいた。リンク先のサイトの検索だけでなく、懸案だったこのサイト内の検索も実現できてしまった。これはなんとかしたいとずっと思っていたのでかなりうれしい。
「ハル」さん、ありがとうございました。




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Vroom Vroom !!!
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

昔懐かしいというか、テーブルゲーム時代の雰囲気のレーシングカーゲームだ。

こういうゲームでも当時は結構熱くなっていたりしたなぁ・・・なんて感慨まじりにプレイするのが正しい楽しみ方だ。

フルスクリーンモードがデフォルトだが、起動時の設定でウインドウモードにもできる。
なぜかコースの選択ができないとか、2回目から各車コースアウトしまくるとか奇妙なバグがあるが、こういうの好きだった人にはお薦めだ。






Vroom Vroom !!!はアーケードゲームというか、昔のテーブルゲームの雰囲気一杯だ


2006 年 5 月 24 日





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SetAlphaValue
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

Cocoaアプリのウインドウのアルファ値、つまり透けてる度合いを設定するプラグイン。

インストーラを起動すると
"~/Library/InputManagers/SetAlphaValue/SetAlphaValue.bundle"
というプラグインをインストールする、インプットマネージャを利用するプラグインで、ウインドウがアクティブな時、アプリがフロントに選択されているが別のウインドウがアクティブになっている時、完全にアクティブでない時のそれぞれ別の透明度を設定できる。

作者さんはフランス人、またはフランス語圏の方らしいがこのプラグインはオモシロ半分で作ったので実用性は無いと書いておられるが、実用性は全く無さそうでもない微妙な感じのプラグインだ。

注釈の通り透明度を設定できるのはCocoaアプリだけだ。
それでウインドウをいくつも開いている時に、時々どのウインドウがアクティブになっているのか見失うときがある。そういう時にいちいちexposeでウインドウを散らして確認するよりはぱっと見で確認できた方がいい。
そういう実用性は多少あるが、あまりウインドウをたくさん開いているとやはり訳が分からなくなってしまうのは一緒だ。

それよりも作者さんの言う通り、アクティブになっているウインドウがパッと不透明になったり、アクティブじゃなくなったウインドウが透けたりという様を見て
「面白い」
と思うべきプラグインなのかも知れない。






SetAlphaValueはアクティブではないウインドウを透明にするプラグイン
この通りアクティブになっているウインドウをが解りやすいケースも





設定を変えたい時にはCocoaアプリのメインメニューに現れた
「SetAlphaValue」という項目をクリックする





設定画面で「アプリがフロントだがウインドウがアクティブじゃない場合」
「アクティブな場合」「完全にアクティブじゃない場合」のそれぞれの透明度を設定できる





透明度を上げていけばこんなイメージになる
実用性は微妙だが、楽しいんじゃないだろうか



anchor

うむらうすさんに作っていただいた
「Macオンラインウエア情報サイト大コロニー横断検索フォーム」
(だんだん名前が長くなっていく)をちょっと書き換えた。

追加でリンクに入れた2サイトを検索対象に取り込んだからだ。
それとうむらうすさんが作っていただいたフォームのコードには私のサイトが入っていないことに気がついたからだ。
もし参加されるサイト管理者の方が、自分のサイトのこのフォームを貼っていただけるのならこちらを採用していただけるとありがたい。

それから今回このサーチに入れたサイトの管理者の皆さんにお願いしたいのだが、リンクが切れてしまうとあちこちに作ったフォームを全部直すのが大変なので、皆さんのサイトは末永く活動を続けていただくことを切にお願いしたい。
でないと採用サイトが無くなっちゃったら直すの大変なんですよ。
よろしくお願いいたします。





このフォームでトップページのリンク先のサイトは全部検索できる。
そのコードは「ハル」さんのものにこういう追記をしてみた。



<!-- Macオンラインウエア検索フォーム ver 1.1.2 -->
<form method="get" action="http://www.google.com/search">
<input type="text" name="q" size="25" maxlength="200" value="調べたいソフト名は?">
<select name="hq">
<option selected value="inurl:mac.egoism.jp OR dpsmac.com OR blog.goo.ne.jp/seireik OR www003.upp.so-net.ne.jp/woodenships OR veadardiary.blog29.fc2.com">最初の5サイト</option>

<option value="inurl:x-osuk.seesaa.net OR kkbizmac.blogspot.com OR darrel.knutson.com/mac/www OR www.dashboardwidgets.com/showcase OR osx-navi.main.jp">次の5サイト</option>

<option value="inurl:d.hatena.ne.jp/E-WA OR www.02.246.ne.jp/~yingming/macclinic OR www.geocities.jp/akamayu2 OR mac.page.ne.jp OR www.practise.jp">その次の5サイト</option>

<option value="inurl:www.geocities.jp/nmuta2003/ OR www.geocities.jp/nmuta2005/ OR www.geocities.jp/nmuta2004/ OR waka.littlestar.jp/blog OR pisces-319.seesaa.net">そのまた次の5サイト</option>

<option value="inurl:adv.ktplan.jp/macx OR f38.aaa.livedoor.jp/~lovemac OR palmlife.exblog.jp OR homepage.mac.com/tnakamula OR soap.kdn.gr.jp/umu">最後の5サイト</option>

</select>
<input type="submit" value="検索"
<input type="hidden" name="num" value="50">
</form>



このコロニー計画にご賛同いただけるのなら、こちらのコードを貼っていただけるとありがたい。



2006 年 5 月 25 日





anchor

DockArt
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

iTunesのビジュアルプラグイン。

といってもアプリ本体ウインドウのビジュアライザーの画面には何も表示しない。プラグインの名前の通りジャケットアートをドックアイコンに表示する。
そういう機能の独立したアプリがあったが、これはiTunes本体でやるところが新しい。

またこれの機能はこれだけではなく、デスクトップに壁紙のようにジャケットアートを一杯に表示する機能も持っている。
これはなかなか面白い。

私はこれは結構使えると思っているのは、ジャケットアートをせっかくほとんどの曲に収集しているのにそれを表示する機会が少ないと感じているからだ。
iTunesで音楽を聴いているときも、デスクトップでは仕事をしているかも知れないし、このサイトの記事を書いているかも知れない。
そうするとデスクトップはブラウザやテキストエディタや、グラフィック加工アプリのウインドウで埋め尽くされて、せっかくのiTunesのビジュアライザなんか表示するスペースが無い。

そういう時にドックアイコンに小さく表示しているとか、バックグラウンドのデスクトップに表示してくれるとジャケットアートを時々ちらちら見ながら作業ができる。
せっかく集めたジャケットアートだから、それを見ながら音楽を聴きたいのだが実際には何も作業をしないでジャケットアートを見ながらじっくり音楽を聴くなんていう時間が取れないのだ。

そういう私と同じような時間欠乏症で、しかも音楽やジャケットアートには思い入れがある人にはこのプラグインはあれば良いと思う。






DockArtはドックアイコンにiTunesで演奏中の曲のジャケットアートを表示するプラグイン
iTunesのおなじみのアイコンの替わりにジャケデザインが現れる





またiTunesの右上に付いているビジュアアライザの設定アイコンをクリックすると
デスクトップにジャケットアートを表示するかどうか訊いてくる





OKするとデスクトップにデザインを表示する
時々デスクトップを片付けて眺めることができる
iTunesの窓を開いておくのと違って作業の邪魔にはならないのが良い



anchor

J.S.Machさん経由で知った面白いサイト。

虚構新聞というジョークサイトというかなんというか。
要するに毎年4月1日になると
「APが伝えるところによると、先ほど米国・シアトル市在住のマイクロソフト社会長のビル・ゲイツ氏が暗殺された模様。暗殺についての詳細は不明だが、シアトル市内の病院で死亡が確認された。なおアルカイダを支援するグループから犯行声明が出されているが、事件との関係は不明。」
というような外信が流れてきて、翌日には
「エイプリルフールでした。」
なんてやっているが、それを一年中やっているようなネットニュースサイトということになるか。


このサイトの中で面白かったのは、『「音痴」は差別的 呼称の言い換えを検討』という2005年11月28日の記事。

要約すると
『「音痴」という言葉には差別的な意味が含まれるとして「日本音痴学会」(?)という学識者団体がこれに代わる呼称の提案を検討している。』
というものだ。
音痴という言葉に含まれる「痴」という言葉が歌が下手な人を差別しているのではないかという議論につながり、「歌が不自由な人」という言い換えが検討されているという。

この「虚構新聞」の主幹のUKさんという人物はどういう人なのか知らないが、私はこの「新聞ならびにマスコミの文体に慣れた文章のスタイル」からプロではないかという気がしている。

この記事で吹き出してしまったのはこの「歌の不自由な人」というくだりで、UKさんをプロではないかなと思ってしまったのは、こういうマスコミにはびこる下らない差別語パージの実態を良く知っていないとこういうパロディは書けないのではないかと思うからだ。

マスコミでは使ってはいけない言葉がある。
昔から差別語として使われてきたそのものの言葉がもちろんそれに入る。
しかし最近ではその反差別の議論が行き過ぎた方向になって、しかも差別の本質を理解していないクレーマーのピントのずれたクレームを差別の本質を理解していなピントのずれたマスコミ人が受けて見当違いも甚だしいルールをスタンダードにしはじめている。

例えば「皮切り」ということばだ。
この言葉は被差別部落民の多くが動物の皮を剥ぐ仕事に従事させられていたという連想から「差別語である」という変な濡れ衣を着せられている。
しかし広辞苑を見ると「皮切り」の意味は
「最初にすえる灸、転じて物事のしはじめ、手始め」
となっていて、被差別部落民の職業とは何の関係もない言葉だということが判る。

しかしニュースなどでこの「皮切り」という言葉を使うと
「皮切りという言葉は差別語ではないのか?」
とろくに調べもしないで、日本語の意味も解りもしないでクレームを入れてくる馬鹿が必ずいる。
そしてあまりにもこういうクレームが多いので最近はマスコミでも
「『皮切り』は差別語ではないが使用が望ましくない、まぎらわしい用語」
ということになってしまったらしい。

こういう例は枚挙にいとまがない。
「片手落ち」なんてのも抹殺されつつある用語だし、最近では「ちょん切る」という言葉に反応したアナウンサーもいた。
チョンガーやバカチョンは使ってはいけない用語だから、単純にそういう発想をしたのだろう。
これらの用語は「五体満足でない様」「韓国北朝鮮切る」などと言い換えられるのかも知れない。

この調子で相撲用語の
「右よつ」
なんて言葉も早晩禁止されるだろう。
「右四肢が組み合わさった状態」
なんて言い換えが必要になるはずだ。

「目の不自由な人」「耳の不自由な人」などという言い換えはもうすっかりスタンダードになってしまった。
痴呆症も禁止ワードになって「認知症」といわなくてはならない。
そのうち本当に「歌が不自由な人」という言葉がニュース用語のスタンダードになってしまうかも知れない。

こういう日本語の語源なんかなんにも知らないで、ろくに調べもしないで「差別語ではないか?」なんてクレームを入れてくるバカもバカだが、それをいちいち真に受けてろくに調べもしないで「禁止語」にしてしまうマスコミ人の信念の無さにも大いに問題がある。
「片手落ち」を差別語として解釈するのは日本語の理解の仕方として間違っているというのなら
「それは間違いだ」
とはっきり言えば良いのに、なぜか差別人権問題には触れたがらないという体質があって、結局こういう用語は
「可能な限り使わないように」
というタマムシ色の決着になってしまう。
(「可能な限り使うな」というのは事実上の禁止なのだ。正面切って禁止というと物議をかもすから「勧告」のようなスタイルをとっているが、じゃ使っても良いのかというと使えないわけだから結局「禁止」なのだ。この信念の無さはいったい何なんだろうか?)

この「歌が不自由な人」という用語も笑い事ではないかも知れない。
本当にニュース用語として何年後かにはスタンダードになっているかも知れない。
そうすると運動音痴や方向音痴も
「運動歌が不自由な人」「方向歌が不自由な人」
という言い換えが必要だろうか。
それとも「運動が不自由な人」「方向が不自由な人」?
とにかく日常会話では絶対に使わないような言葉が、どんどんスタンダードになっていくのだ。

そのうちニュースは英語で読んでくれた方が解りやすいなんてことになるのかも知れない。




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QuickTVCalendar
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

インターネットからテレビ番組のラテ記事を自動取得してiCalに表示するアプリ。

テレビ局は今では地上波もBSもCSも皆EPGという電子番組表を配信している。
これはソニーのビデオデッキの自動録画予約用に開発されたインターネット番組表のフォーマットがベースになっているが、Gコードなんかと違って最大の特徴は番組タイトルと番組の開始時間、終了時間、番組のジャンルだけでなく番組の出演者データ、番組の内容解説のラテ記事などのサブデータも配信することができる。

これは一般的にはケーブル局や衛星放送のセットトップボックスで表示されるような利用のされ方をしているが、実はこういうところを見るとwebでも配信されていることがわかる。
しかし一般的にはその配信データのファイル形式は.epgで、このままではiCalで利用することはできない。

そこでこのアプリはその.epgファイルをダウンロードしてきてこのアプリに読み込ませ、iCalに登録して番組の時間だけでなく内容まで表示させようという本来のEPGの使い方ができるようにする。

前出のEPGを扱っているweb番組表サイトから、チェックしたい番組のEPGなどのアイコンをクリックして.epgファイルをダウンロード、これをQuickTVCalendarに読み込ませる。
iCalにはあらかじめ「テレビ」というような項目を作っておいた方が良いだろう。

後はQuickTVCalendarの指示に従って、iCalに登録すれば良い。
iCalの情報ドロワーで番組の詳細を見ることができるし、iCalの基本機能のアラートを利用できるので、番組の放送時間の30分前にアラートを表示するということもできる。

と、アプリの出来自体は非常に良いのだが、残念ながらEPGというフォーマット自体が私には使いやすいとはいえないのでこれを愛用するかどうかはビミョー。
一般的に言ってEPGの番組表でテレビを見ているという人は非常に少数派なんじゃないだろうか。
テレビの最もメジャーな視聴態度はやっぱりザッピングだと思うからだ。






QuickTVCalendarで取得したい局のデータを最初に登録する
チャンネル番号、チャンネル名、URLが必要





こういうweb番組表のiEPGのリンクなどから見たい番組のEPGデータをダウンロードしてくる
大抵のサイトではiEPGというアイコンをクリックするとダウンロードできるようだ





iCalにはあらかじめ「テレビ」という項目を作っておくと良い
そうすれば他の仕事用のメモなどとごっちゃにならない





登録に成功するとこういう感じでiCalのスケジュールに番組が現れる





その情報ドロワーを見るとこの通り番組のサブタイトルなどを取得できる
アラーム機能を使って番組を見逃さないように知らせる設定にもできる
Macに夢中になっていて見たい番組をよく見逃す人にはお薦めだ


2006 年 5 月 26 日





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XScreenSaver
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

LinuxならびにX11(X-window)を装備したUNIX向けに開発されたスクリーンセーバをMacOSX向けに移植したスクリーンセーバ集。
その数は実に200を超える。

それを全部紹介することはできないが(それ以前に私もまだ全部試したわけではないが)中からいくつか面白いものをピックアップして以下のキャプチャーを紹介する。

アイコンが違うので振る舞いが違うのかと思ってしまうが、実際にはOSXネイティブのスクリーンセーバと扱い方は全く同じだ。
"~/Library/Screen Savers/"

"/Library/Screen Savers/"
のどちらかに入れるだけなのだが、フォルダごと入れると認識しない。全てフォルダから出してこの階層に入れることぐらいが注意点か。






AntInspectはワイヤーフレームのボールの中を同じような
テクスチャーの"アリ"がゆるゆる歩くというセーバ
なぜか"アリ"関係のセーバがいくつかあって、こだわりがある人がいるらしい





BSODは"Blue Screen of Death"つまり「死の青画面」のことだ
このセーバはこういうサッドマックやWindowsの青画面など
様々なOSがスタックしたときの画面ばかり集めたセーバ





Windows95を使い始めた時にはこのスクリーンに何回苦しめられたことか
滅多にそういうものが出ないOSXだから楽しんでられるが
趣味が悪いスクリーンセーバだ





Bumpsはデスクトップをエンボス風に変えて
それをスポットライトで微妙に見せるセーバ





Cageはエッシャーの騙し絵風の空間が変化しながらぐるぐる回転する
騙し絵は動かなければ良いが、これはじっと見ている時分が悪くなりそうだ





Carouselはピクチャーフォルダに入っている写真を表示するセーバ
回転しながら一枚ずつ入れ替わっていく面白いピクチャーセーバだ





Endgameはチェスが詰んだ状態をOpenGL風の美しいグラフィックで見せるセーバ





Engineは様々なスタイルのガソリンエンジンの構造を見せるセーバ
水平対抗やV8エンジンのクランクやバルブのタイミングが作り込まれている





Flying Toastersはギャラクティカしているトースターとトーストのセーバ
いやスターウォーズの反乱軍の艦隊というべきなのか





Mountainは何の意味も無くひたすら"ピーク"(山)を描き続けるセーバ





Sonarは水中に潜む潜水艦を索敵する音波探知機のことだ
これはネットワークの認識できるホストを"コンタクト"として表示する
アクティブソーナーのレーダーのような画面で索敵はオマカセだ(意味不明)





Xjackはキューブリックの異色ホラー映画『シャイニング』の
主人公ジャック・ニコルソンがタイプしていた「小説」を表示するスクリーンセーバ
この奥さんがニコルソンのタイプ紙に目を通すシーンは背筋が凍るほど怖い場面だった
他にも面白いセーバがたくさんあるので試してみてはいかがだろうか



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ChibiNinjaFree
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 Windows2000~XP対応

メイルの本文ならびに添付ファイルを暗号化するChibiNinjaMailがシェアウエア化したために新たにこのChibiNinjaFreeというフリーウエアバージョンがでた。
といってもこのフリーウエアバージョンとシェアウエアバージョンの違いを探す方が難しいくらい、基本的な必要な機能は全てこちらで利用できる。

このChibiNinjaFreeのメールクライアント風のフェイスで作った暗号化メッセージを送信(実際の送信はデフォルトのメールクライアントで実行する)、受信した方はそのメッセージ部分をChibiNinjaFreeをつかって復号すると本文と添付ファイルが現れるという仕組み。

メールクライアント風のメッセージ作成窓は暗号化の鍵を選ぶ手順以外はメールそのものだ。
部外に洩れると問題が起きる個人情報などを扱うことがある人は導入を勧めたい。
個人情報流出は刑事罰をともなうほどの大きな問題になってきているからだ。
かといってそういうものの通信を一切禁止するなんていう社内規則を作っている会社は、ネットワークの意味を理解していない。
こういうクライアントを利用することで、こうした問題の解決に近づけるはずだ。

Windows版も用意されているので、仕事でも導入がしやすいのではないだろうか。






ChibiNinjaFreeを最初に起動する時にマスターのパスワードを設定する
これは後々暗号化クライアントや復号パネルを開く時に
必要なのできちんと使えるパスワードを入れる





メールクライアントとして使うためにSMTPの設定をする
設定が正しいかどうかテストすることができる
問題なければこういう表示が出る





後は普通にメールを書くように本文を書いてタイトルを書く
違うのは暗号のパスワード設定をすることだ





添付ファイルもメール一本につき一個だけ付けることができる
もちろん添付ファイルもメソードに乗っ取って暗号化される





暗号化された本文はデフォルトのメーラに自動的にコピーされ送信可能な状態になる
この時点で本文も添付ファイルも128bitの暗号に変換されている





受信した方はこの暗号文をコピーしてChibiNinjaFreeの復号パネルをクリックすれば良い
この時に暗号化した時に使った鍵を入力する必要がある
つまりこの暗号は公開鍵ではなく共通鍵暗号なので
鍵を相手に直接渡せないとこの暗号は意味が無い
もちろん自分の会社のパソコンから自宅のパソコンに
送信する場合には問題ないだろうが





この通り本文のテキストと添付ファイルのjpegが復号化されて開いた


2006 年 5 月 27 日





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Go Go Redball!
(Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.4Tiger対応

スーパーボールのように弾む赤い弾をDashboardに表示するWidget。

ドラックして上下左右に投げてみよう。子供の頃初めてスーパーボールを見たときと同じ驚きを感じられるはずだ。
しかしただそれだけの機能のWidgetだ。
天気予報や株価を表示するわけでなく、システムのステータスを表示するわけでもない。
バッテリ切れを知らせてくれるわけでもない。
要するに何の役にも立たないわけだが、こういうアプリも必要だと思う。
役に立つものばかり集めていると時々息が詰まりそうになるからだ。

ちょっと疲れた時には惚けたようにこれを投げて脳みそを解放する・・・これがこのWidgetの正しい使い方だ。






Go Go Redball!は赤いボールがスーパーボールのように強烈に弾むWidget
それだけしか機能が無い
そこが貴重だ


2006 年 5 月 28 日





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Ozawa-Ken
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

格闘技系タイピングソフト。
タイピングソフトというとパソコンをいじり始めた当時は、いくつか試してみたが実際には真剣にやったものは無い。
おこがましいようだが、私は今までいくつかの職場を体験しているがそのどこでも、職場で一番タイプは速かった。
自慢するようだが、我流ではあるものワープロ専用機からタイピングのスピードだけは自信があったし、ワープロ時代は私よりも速いタイピングができる人を見たことが無かった。

パソコンに移行した当時、パソコンのキー操作がワープロ専用機とあまりにも違うのでトレーニングのためにいくつかタイピングソフトを試してみた。
Windows用もMac用もだ。

するとどのタイピングソフトでも私の成績は相当悪い。
正確性、スピードともに誰にも勝てないくらい最悪の成績になる。実戦とこういうトレーニングにどうしてこんな差が出てしまうのかよくわからない。
とにかく私にとってはタイピングソフトは無用の長物だというのが結論だった。

ところでそのころ試したことが無かったが、確か「Ozawa-Ken」と銘打った格闘技系のタイピングソフトという「?」なソフトがあることは知っていた。
その頃は製品版ソフトだったように思った。

ところがこれが今ではフリーウエアで手に入るという。

この情報はBBSでいただいていた。
それでバイナリだけは手に入れていたのだが、なかなか試す機会が無かった。
今回バージョンアップを機会にちょっと試してみることにした。

それで結論からいうと相変わらず私の成績は悪い。
これはズバリ表示された言葉をタイプして、その正確性とスピードで格闘に勝つか負けるかという判定をするわけだが、まず親指シフトまがいの変換に慣れていないせいか、やられっぱなしだ。
しかし繰り返すようだが、今の職場でも私は最もタイピングが速いのだ。

「タイプなんて実戦で使い物になればなんだって良いじゃん」
なんて思っている人だから、相変わらず真剣に訓練しようとも思わないのだが。
このソフトはそういう訓練ソフトと思ってやるより、単純にゲームソフトと思ってやった方が面白いと思う。

ところで製品版には最強のボスキャラの「おばはん」というのがあったはずだが、これにもあるのだろうか。






Ozawa-Kenは選択したキャラと戦うタイピングソフト
ひたすら表示された言葉をタイピングして敵を倒す


2006 年 5 月 29 日





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MacSaber
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

前の世代のPowerBook、iBookG4あたりから、Macモバイルはモーションセンサーなるハードが追加されている。
これの本当の機能は、落下の衝撃でハードディスクが死ぬのを防ぐということだ。

起動した状態でモバイルを持ち歩く時の最大のリスクは、その衝撃でハードディスクの表面に傷がつくということだ。
なんせハードディスクの情報記録密度は飛躍的に大きくなっている。
昔ハードディスクが内蔵されているかいないかで、Macの本体価格に10万円も差がついてしまった時代があったが、その時のディスク容量は数メガだったように記憶している。
カセットレコーダ(絶滅種)とどっこいというかフロッピーディスク(絶滅種)の数枚分というところだ。

それがいつの間にかMO(絶滅危惧種)の容量を超え、メモリカード(絶滅危惧種)の容量も超え数百ギガのディスクが1~2万円、大きさも昔のディスクの数分の一というところまで高密度化されてきた。
高密度化されると何が起きるかというと、ディスクの記録面と録再ヘッドのギャップはどんどん小さくなっていく。
つまりヘッドとディスクの表面の距離は小さくなっていき、今では肉眼ではその隙間は視認できない数十ミクロンから数ミクロンという距離になっている。

この金属製の磁性体ヘッドが毎分4500回転とか5400回転という高速回転している鉄製のディスクにぶつかったらどうなるだろうか。
その瞬間にそのトラックには何周分もの傷が入ってしまい、そこに記録されたデータは失われてしまう。
そういうことがシステムの重要部分で起こったらどうなるだろうか?
そのディスクからはもう二度と起動できなくなり、その傷が入った場所は不良アロケーションとして永久に使用不可のまま残ってしまう。

そこでディスクそのものもディスク面や磁性ヘッドのアームの剛性を可能な限り高くするという改良が重ねられている。
昔のハードディスクは非常にデリケートなもので
「うかつに動かしてはいけない」
と注意を受けたが、今ではiBookに内蔵されてどこでも持ち歩くだけではなくiPodなんてmp3プレイヤーに内蔵してなんと音楽を聴きながらラップを踊ったりしている。

そういう意味ではハードディスクの耐性は高くなったのだが、それでも起動した状態でiBookなどを机の上ぐらいの高さから落下させれば、いくら剛性が高くなったといってもディスクが死んでも何ら不思議ではない。
そういうデリケートなハードウエアなのでWindowsの場合は、スリープ状態のままモバイルを持ち歩けないようにそうするとわざとシステムがスタックするように作ってあるという。
マイクロソフトさんは普段は不親切きわまりないくせに、時々こういう異常なおせっかいをしてくれる。

問題は起動したまま持ち歩いてもスタックしないOSXの場合なのだが、冒頭で触れたモーションセンサーなるハードを内蔵してこれを解決してくれた。
簡単に言えばこれは何かのモーション、つまり加速がかかるとそれを感知してその瞬間にディスク面へのコンタクトを止めて録再を中止し、磁性ヘッドをアームごとサヤの中に格納してしまうという物だ。

モバイルの場合落下で壊れるのは筐体とモニター面のヒンジ部分も結構多いが、最も可能性が高い「ハードディスクが死ぬ」というトラブルはこれで防ぐことができる。

長々と前置きを書いてしまったが、モーションセンサーというのは本当はそういう目的でiBookなどのモバイルに装備されているが(そういう性格の物なのでiMacなどのデスクトップには内蔵されていない)それを遊びに使っちゃおうというアプリのひとつがこれ。

前のバージョンではintelMacのMacBook、MacBook Proでないと動かなかったようだが、このバージョンではiBookG4、PowerBookG4などモーションセンサー内蔵のPPC機でも機能する。
モバイルの筐体をつかんで、振り回すとスターウォーズのライトサーベルを振り回した時のように
「ブ~ン」
と動作音がする。
モーションセンサーのおかげで振り回す動きに完全に音がシンクロするので結構夢中になってやってしまう。
激しく振れば、サーベル同士が激突する音も出る。
面白いんじゃないだろうか。

何の役にも立たないアプリだが、一発芸で受けは狙える。Macユーザしか知らないわけだから宴会芸で使える可能性は十分ある。
ただし、あまり激しく振り回して本当に落下した場合の破損は作者さんも私も補償することができないので自己責任で使用するように。

前述のようにモーションセンサーで保護できるのはハードディスクだけで
「モニターパネルが取れちゃった」
というようなトラブルに対しては無力であることは言うまでもない。






MacSaberはただスイッチを入れるだけというシンプルなフェイス
そのフェイスでロール(回転方向)ベクトル方向の加速(フォース)を表示する
このフォースというのがスターウォーズという連想につながったのかも


2006 年 5 月 30 日





anchor

少年少女オデッセイ
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

QuartzComposerを使ったスクリーンセーバ。

これは確かグーテンベルク以降から現在までの歴史を題材にしたスクリーンセーバだったように思う。
美しいグラフィックに「ナイトモード」も加わった。
お勧めしたい。
またQuartzComposerファイルをiTunesのビジュアライザとして使えるiVisualizeのリソースとしても使えるので、こちらで音楽を流しながら見るというのもなかなか良い。






少年少女オデッセイに夜の静寂も表現されるようになってますます美しくなった



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Number String
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

加減乗除の計算をするパズルアプリ。

日本の算数の教え方は
1+1=?
という答えを導きだす教え方をする。
それに対してイギリスなどの英語圏の初等数学は
1?1=2
?に入るのは?
あるいは
?+?=2
?に入るのは?
という教え方をする。

どちらが実用的かというと日本式の算数だろうけども、どちらが子供の興味を魅くかというとイギリス式の教え方だろう。
なぜならイギリス式は自分で考えないといけないし、そのプロセスで答えは常にひとつとは限らないということも自然に学ぶからだ。

という余談はともかくこれは5つ並んだ数字を加減乗除とカッコの組み合わせで等式を成立させるというゲームだ。
しかし実際にやってみるとすごく難しい。
というか頭が老化しかかっているなということが自分でわかってしまうからイヤになる。
最近流行している脳年齢じゃないけど、頭を柔らかくしてチャレンジしてみて欲しい。

ちなみにstringには列、文字列というような意味もあるそうだ。
UNIXではおなじみの言葉かも知れない。
数字の列という意味なのかも知れない。何となく奥が深そうだ。






Number Stringは左の5つの数字を+-×÷()を組み合わせて右の数字を導きだす等式を完成させる
実際にやってみると組み合わせは無限と思われるくらいたくさんあってかなり難しい





正解するとこういう風にボードの色が変わって、点数をくれる



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TableTennisProLite
(Shareware)
OS10.4Tiger対応

擬似的3Dな卓球ゲーム。

ラケットを左右に動かして、ロブを打ったりスマッシュを打ったり選択して相手を翻弄する(される?)というゲームだ。

擬似的と言ったのはグラフィックは3Dなのだが、実際のラケット操作は前後左右だけで上下が無いためで見た目は立体的だが、プレイをした感想は昔のテーブルゲームの平面的なピンポンに似ている。






TableTennisProLiteは擬似3次元的な卓球ゲーム
愛ちゃんも人気がでてきていることだし卓球にはまってみるも良いかも


2006 年 5 月 31 日





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SerieFoot
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

このアプリは世界中のサッカーリーグ、いわゆるセリエの結果を表示するアプリ。

もちろんあと2週間足らずで始まるドイツワールドカップの結果も表示できるようにもう既に準備されている。
ワールドカップは付属のcompetitionフォルダに用意されているマッチデータのアイコンをクリックするだけでアプリが起動して、対戦成績をwebから取得して表示するようになっている。
ここに入っていないゲームもアプリのホームページにマッチ情報のファイルのftpが用意されていて見たい物をダウンロードしてくれば良い。

気になるのは日本語の表示の文字化けだが、ヴェアダルさんの情報によると、環境設定に入って「interface」タブの「Header」「Titles」「Date」のフォント指定をデフォルトのGenevaからヒラギノフォントに変更すれば良いとのこと。
確かにこれで文字化けは解消された。
(もちろんOsakaフォントでもOK)

また寝不足のサッカー週間が始まる。戦いに備えよ!






SerieFootには予選リーグの結果だけでなくリーグの勝ち点表も用意されている
これは日本チームがエントリーしているF組予選結果表だ





もちろん各国のレギュラーリーグの結果表も用意されている
サッカー好きには手放せないアプリになるだろう





見たいリーグのリンクをクリックすると
こういうアイコンのリーグデータがダウンロードされる
それをクリックするとこのアプリが起動して上の結果表を表示するわけだ





デフォルトのままでは日本語表示は文字化けするが
これは環境設定のこの項目を変更することで解決する



<後刻注>

昨夜この記事を上げた直後くらいからこのアプリのサイトのサーバがずっと落ちているのか全くつながらなくなっている。仕方が無いのでリンク先はミラーサーバに張り替えておいたが、ミラーサーバからアプリをダウンロードできても肝心のマッチデータをダウンロードできなければこのアプリは持っていても意味が無い。推測だがどうもワールドカップを目前に控えてこのサイトは世界中からアクセスが殺到して、サーバが持ちこたえられなくなってしまったのではないだろうか。アクセスが集中するなんてことは作者も予想はしていたのだろうが、それが想定のレベルを超えたということかも知れない。なんせレフェリーの判定に不満を感じたファンが暴徒化して死者が出るほどヨーロッパと南米のサッカーファンは熱狂的で過激なのだ。サーバが復帰するかしばらく経過を見ることにする。




anchor

TX6864
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

1977年にインベーダーゲームが大流行したあと、ブームは2年ほどで潮が引くがごとく消えてしまった。喫茶店にはどこでもゲームテーブルがあったし、パチンコ店を廃業してゲームセンターになったところは随分あった。
何しろ景品を出さなくていいので、パチンコ店から転業したところは最初はボロ儲けだと思ったに違いない。

しかしインベーダーゲームに皆が飽きてしまうと、喫茶店のゲームテーブルは単に足がつかえるだけの邪魔なテーブルになってしまったし、ゲームセンターは今度はどんどん貸しレコード屋などに転業していった。

ゲーム屋さんは生き残りをかけていろいろい新しいゲームを作ったが、しばらくはインベーダーゲームのようなフロック的なヒットは出なかったから相当苦しんだろう。
ゲーム賭博に走ってヤクザ屋さんに取り込まれるゲーム屋さんも続出した。

そんな中で比較的ヒットしたというか、まあそこそこだったのがこういうタイプの縦スクロールシューティングゲームだった。
このゲームはBBSに書き込みをいただいたnekojinさんの「Macでフリゲ!」というサイトで見つけた。
TX6864はそのものズバリではないがかなりあの時代の雰囲気にで作られている。ピクセルの目が粗いグラフィックもそうだ。
なんとなく斜陽の雰囲気のゲームセンターで黄昏れながらゲームをやっていたあの頃の気分を思い出しながら堪能している。
こういう単調なゲームの方が波長に合うゲームアプリユーザもいるのだ。






TX6864はひたすら単純に敵をよけながら撃ちまくって
最後に出てくる母船を撃破するというだけの
惚けたような縦スクロールアユーティングゲーム
この雰囲気はアルカイックと言えばいいのだろうか



anchor

gura3
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

nekojinさんの「Macでフリゲ!」というサイトで見つけたゲームアプリを続ける。
今度はTX6864よりやや世代が進んだ感じの横スクロールシューティングゲームだ。
nekojinさんのサイトでゲームの博物誌のようなことをやってもらえると面白いと思う。

このゲームにはMSXユーザが開発したようなことをにおわせるクレジットが出る。
当時は簡易なマイクロコンピュータのバリエーションとして一時期MSXが勢力を持った。
このMSXは実はテレビの世界でのビデオエフェクト内蔵の編集機コントロール部分として一時期100%近いシェアを持ったこともあるが、メインの用途はコンピュータオタクがゲームを楽しんだりゲームを開発したりというところが最もメジャーだったのではないだろうか。

このゲームは実際1980年代初頭のシューティングゲームの匂いがプンプンするアルカイックなゲームだ。プレイヤーはひたすらスペースキーを叩き続けなければいけないので、左手の手首がだるくなる。あまり我慢していると腱鞘炎になることは請け合いだ。
そういう楽しいゲームなので一度体験してみると面白いと思う。






gura3は横スクロール撃ちまくり左手麻痺シューティングゲーム
これもアルカイックな味わいだ



anchor

RollOut
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

さらにnekojinさんのサイトで見つけたゲームを続ける。
2Dの上から迫ってくるエイリアンを撃ち落とすインベーダーゲームから縦スクロールシューティングゲーム、そして横スクロールシューティングゲームへとゲームが移り変わり80年代が過ぎたあと多分90年代の頭からこれらの2Dゲームの後継機として3Dゲームが出てきた。
その原始的な形は、ジェット戦闘機のパイロットになってミグを撃ち落としまくるというシューティングゲームだった。

その変形がこういうRollOutのような3D格闘ありシューティングゲームだろう。最初は戦車戦のような物にバリエーションが広がっていき、射撃ゲームとかにバリエーションを拡げ、確かにこういうタイプの物も登場した。
こういうタイプの物というのは、これはガンダムのようなヒト型決戦兵器を操り、またこのガンダムもどきがマクロスもどきのように半飛行形態に変形したりする。

こういう物からやがて格闘系ゲームに発展していったように思うが、インベーダーゲームを体験しているオジサンたちはこのあたりからついていけなくなった。
それでゲームセンターからも足が遠のいていったに思う。

今でも子供のゲーム機をちょっと触るが、3Dのゲームには全くついていけない。オジサンに理解できるのは横スクロールゲームだけだ。
その分かれ目の時期は確かにこんな感じだったよなと追体験させてくれるゲームがこれだ。






RollOutはヒト型決戦兵器を操り
ホーミングミサイルを駆使して敵のクラフトを撃破する





ヒト型兵器は飛行形態に変形できる
ここいら辺りになるとオジサンにはついていけないなぁ







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