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マウスポインタを大きくして見やすくする〜Mountain Lion、Mavericksの場合は?
以前に紹介したTipsだがMacの場合マウスポインタをを大きくして見やすくすることができる。
参照記事
マウスポインタを大きくして見やすくする
私の場合スクリーンの解像度が大きくなってからすぐにマウスポインタを見失うようになってしまった。
特に大きなスクリーンの時はマウスをグルグル動かさないとどこにあるのか分からなくなってしまう。
そこで上記の方法でポインタを大きくするのが常時の設定なのだが、このユニバーサルアクセス の設定画面が、確かMountain Lionあたりからかなり変わってしまった。
ここにマウスポインタの大きさを変更する設定が無くなってしまった。
前の設定を引き継いでマウスポインタが大きいままだから良いようなものの、Mavericksでマウスポインタを大きくするのはどこで設定したらしいのかそのうち探そうと前々から思っていた。
そしたらその設定がこんなところに移動していた。
ユニバーサルアクセス はアクセシビリティ と名称を変えたのだが、その中のディスプレイ の項目の中にカーソルのサイズ というスライドの設定キーがあった。
なんだ、すぐ近くに有ったじゃないの!
ということで最近老眼が進んだのでもう一段カーソルを大きくしたのであった。
ひとつ課題が片付いてすっきりした。
以前のバージョンのOS Xだったらマウスカーソルの大きさはシステム環境設定 の中の
ユニバーサルアクセス の中のマウスとトラックパッド の設定項目で変更できていた
ところがMountain Lionあたりからユニバーサルアクセス がアクセシビリティ と名前を変えて
マウスやトラックパッドの設定画面からこの項目が消えてしまった
何か裏技が必要なんだろうか…と思っていたらその設定項目は
アクセシビリティ の中のディスプレイ に移っていた
このスライドを右に動かすとカーソルが大きくなる
キャプチャーソフトの都合で元の大きさのカーソルと重なって表示されているようなキャプチャーに
なっているが実際の画面ではカーソルがそのまま大きくなるだけだから安心して設定してほしい
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VPNサーバとして使っていたMac miniのハイブリッドディスクがまたもや2ヶ月でお亡くなりに〜Macとは相性が悪いのかもしれない
さて前回予告していた、もうひとつのMac miniサーバがお亡くなりになった件。
前回記事でも書いたようにWebサーバとして上げていたMac mini G4が157日の連続稼働の後、GUIで虹色ボールグルグル&事実上操作を受け付けない、システムをクリーンインストールしようにもインストールディスクを受け付けない…などの問題を起こして、ほぼ寿命を思わせる状態になってしまった。
その復旧作業として、長男から返ってきたのでファイルサーバ化したiBook G4を兼用でWebサーバとして統合した作業を行っていたこことも書いた。
その作業自体はスムーズに進んだのだが、その作業中に家族共用機兼AppleTVメディアサーバ兼VPNサーバのMac mini/intelがお亡くなりになった。
Macのトラブルというのは起こってほしくない時に起こるし、なぜか新しいMacを購入するとか役割を交代するとか考えた時に起こるというジンクスはMacユーザには広く信じられているが、今回もその両方が起きてしまった。
それでその原因なのだが、あまり悩むこともなくすぐに判明した。
突然システム全体がフリーズして何も操作できなくなった…
画面がまっ白のまま起動できない…
放置しているとシステム修復ユーティリティが起動してディスクの初期化を促す…
しかし内蔵ディスクは一向にマウントせず、外付けハードディスクから起動しても内蔵ディスクは見えない…
ということでどうやら内蔵ハードディスクがお亡くなりになったらしい。
2ヶ月前に起こったトラブルと全く同じだ。
以下参照。
2014 年 4 月 19 日
Mac miniに入れたハイブリッドドライブがわずか2ヶ月で死んでしまった〜結局いろいろ検討して同じものを交換部品として入れて様子見中
問題は2ヶ月前のディスクも今回のディスクも新品の東芝製ハイブリッドディスクだということだ。
今回も問題を起こしたのは前回と同型の東芝製ハイブリッドディスク1TBだ
これでかなりシステムは高速化するし東芝自体は実績もあるメーカーなのだが
残念ながらMac miniとは相性が悪いのかMac mini自体に何かハードウエア障害があるのか
ちょうど2ヶ月半ずつで2台続けざまに故障したということは
単なる歩留まりと軽視するわけにはいかない数字だ
原因として単なる歩留まりの問題、不良ロットにたまたま当たったなどの可能性も考えられなくはないが確率は低いと思う。
それよりどちらもちょうど換装後10週間でSMARTエラーもなしに突然無反応になってディスクがマウントできなくなるなどの症状が全く同じ…ということを考えると東芝製ハイブリッドディスクはこのMac miniとは相性が悪いのか、あるいはこのMac mini自体にディスクを壊してしまうようなハード障害があるのか…ということの方が可能性としてはあり得る。
問題は相性問題なのかハード故障なのかということだ。
そこでこれを切り分けるために、今度はハイブリッドSSHDではなくWDの普通のSATAハードディスクに換装することにした。
WDのハードディスクはハイブリッドを入れる前の何ヶ月かは正常に稼働していたので実績がある。
これで問題が起きなければ相性問題という可能性が高くなる。
問題が起きれば、今度はこのMac mini/intelの引退を検討しなくてはいけなくなるという局面になる。
手持ちのハードディスクが東芝製SSHD1本とWD製HDD1本の2台しかないのと、その換装したいWDのHDDは外付けハードディスク用ケースに入れてまさにこのMac miniのTime Machine 用ディスクとして使っていたので、修復はちょっとややこしいことをした。
まず内蔵ディスクをもう一台の東芝製SSHDに換装して、外付けハードディスク(WD製HDD)からTime Machine で修復。
次に内蔵ディスクを外付けハードディスクケースのHDDと入れ替えて、Time Machine バックアップを消去してフォーマット、
Mavericksインストール用に作った別の外付けハードディスクから起動して、システムをクリーンインストール。
その後移行アシスタント で外付けハードディスクの東芝製SSHDに復元したシステムを内蔵HDDに復元←イマココ
このあとしばらく環境復元、動作などを確認して外付けハードディスクの東芝SSHDは初期化してTime Machine 用に転用する予定。
口絵の通り突然Mac mini/intelがフリーズして強制再起動をかけたら画面がまっ白のまま進まなくなった
修復ボリュームからも外付け起動ディスクからも内蔵ディスクの修復はできない…
ていうか何度トライしても内蔵ディスクが見えなくなっている
見えないものは治しようがない…
結局これは4月に起きたSSHDお亡くなり事件の再発と判断した
このディスクはまたサポートセンターに修理を依頼するとして
手始めに修理済み品のもう一台のハイブリッドSSHDに換装した
Mac miniのディスク交換作業は何度もやっているので20分かからない手際良さw
これも見飽きたユーティリティ画面で新しいSSHDを初期化
初期化したSSHDは勿論未使用ディスクとしてあっさり認識した
まずここの外付けハードディスクのバックアップからTime Machine でシステムを復元する
起動ボリューム全域をTime Machine から復元するには起動ディスクが必要なので
Firewireでインストールディスクにした別のハードディスクをつないでそこから起動
USBバックアップ用の外付けハードディスクから内蔵ディスクに最新の状態で復元する
表示は11時間だったが実際にかかった所用時間は6時間程度
以上が完了して各アカウントの正常動作、ユーザファイルの確保を確認したら
内蔵ディスクとTime Machine バックアップディスクを
入れ替えて今度は内蔵ディスクにしたWD製HDDを初期化、
ここに先のインストールメディア化したハードディスクからシステムをクリーンインストールする
システムのインストールが完了したら移行アシスタント を使って外付けハードディスクに
入れ替えたSSHDの環境をそっくりそのまま内蔵ハードディスクにコピーする
この作業はちょっと時間がかかって十時間あまりを要した
その時の結線の様子
起動用のインストールメディア化した外付けハードディスクを
Firewireでつないでいるのが左に伸びる白いケーブル
そしてデスク下に伸びている黒いのがTime Machine 用として使っていた
USB接続の外付けハードディスク
さて、以上の方法で家族4人分の環境が復元され内蔵ハードディスクはWDのHDDに変わった。
大体相問題なしなのだが、なぜかVPNをアクティベートしても外からVPNにつなげない。
パスワードやIPなどのパラメータを何度見直しても接続できない。
何度か設定を変更して再起動を繰り返しているうちに、なぜか接続できるようになってきた。
なぜそうなのかよくわからないがVPN Activator を最初に試したときもそうだった。
何回か接続を試すうちにアタリがとれていくというか、そういうことらしい。
機械ものならともかく、ネットワークなどの接続でアタリが取れるというのも変だがそういう感じで接続できるようになった。
すったもんだはあったが外部からVPNにも接続ができることを確認した
こうして内蔵ディスクをHDDに変更してしばらく様子を見ることにした
今から10週間後というと9月の上旬だがその頃に泣いているかどうか…
もし問題ないなら次はSeagateのSSHDを試してみたい気はするが…
と思うくらいハイブリッドディスクの使用感は快適だったので…
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Webサーバ今回は157日で落ちる〜Mac mini/G4で立てたWebサーバーはどうやらハード障害でお亡くなりになったようなので3代目・iBook G4に引き継いだ
このサイトのバックアップなどを上げているhttp://nmuta.dip.jp/ のサーバとして使っていたMac mini G4が連続稼働157日で停まってしまった。
初代のiBook DualUSB(G3)はサーバとして安定することなく、結局休眠状態だったMac mini G4を当てることでやっと安定した。
しかし安定はしていたが当初からなぜか動きが遅いということを感じていた。
VNC 経由で遠隔操作していても、同じようなスペックのiBook G4と比べて格段に遅い感じがした。
特に100日以上連続稼働して久しぶりにGUIにエントリすると、ウインドウの切り替えから、アプリの起動から動作ひとつひとつが遅く、虹色ボールが回り続けてメンテナンスに異常に時間がかかるようになった。
Webの表示もだんだん遅くなってきていた気がする。
そこでデスクトップピクチャーをソリッドカラーに変えることから、ウイルス対策ソフトの2重起動を止めてClamXav だけにしたりなど、徹底的に軽量化をした。
しかしほとんど効果がないことから、一度ディスク交換を初期化してシステムをクリーンインストールすることにした。
ところがインストールディスクを何度挿入してもマウントしないで排出してしまう。
いきなりTigerを入れたからかもしれないと思いMac miniの付属ディスクを入れたがやはり排出してしまう。
ディスクを診断しても特に異常はないが、これはどちらかというとファームウエアの問題かもしれないと思いりNVRAMリセットをトライしたところで、起動するアプリが全て「反応なし」になってしまうという重篤な状態になってしまう。
外付けDVDドライバーから起動してみようとしたがマウントはしたが、これがなぜか起動できるディスクとして認識しない。
ファイルサーバとして構築したiBook G4のサーバは概ね良好な動作だが、
なぜかCarbon Copy Cloner で外付けハードディスクにバックアップを
取ると特定のファイルのエラーが出続けていた
これはサーバの問題ではなくバックアップが壊れていたからで
VMWare Fusion の仮想マシンのバックアップを取り直したら治った
つまり全ての問題をクリアした
これに気を良くして157日で連続稼働が途切れたMac mini G4サーバを軽量化することにした
前から気になっていた動作の重さだがついにアプリの切り替えの度に「反応なし」の表示が…
Webの表示も遅くなっていてしかも外からWebの更新するのに
なぜかシャクリ(2回接続操作をしないと接続できない)などの問題に悩まされていた
そこでメンテンスだけでなく徹底的にシステムを軽量化する作業をやってみる
余計なサービスを全て止めるとかからデスクトップピクチャーを止めるとかまで…
しかしほぼ効果がなかったためにシステムを初期化することにした
考えたらこのシステムはサーバ化する前からデスクトップとして使っていたOS
いろいろストレスも堪っているだろうしゴミもたまっているにちがいないと思い
クリーンインストールで軽量化を期待したがなんとディスクをマウントせず排出してしまう
Tigerをいきなり入れるからダメなのかと思い付属ディスクを試したがやはりダメ
ファームウエアの問題っぽいのでMacBook Proから取り出したUSBのDVDドライブを試したが
マウントはするものの起動ディスクとして認識しない…
つまりもうディスクを初期化したらシステムをインストールする手段がないということだ
内蔵ディスクの問題ではなくROMのファームウエアが壊れている…
としたらもうハードウエアの問題なのでバラさない限り治らない
打つ手なしでもうハード障害と判断してWebサーバを先日なんとか軌道に乗せたiBook G4に移した
Webサーバとして設定をしているのでそれも移した
404ファイルなしや禁止領域を表示しないhttpdの設定も実施
詳細はこちらを参照『自鯖サイトのファイル一覧が表示される仕様をなんとかしたい 』
この設定の結果余計なディレクトリ表示がWebから丸見えにならずに
ローカルでもちゃんと404表示するのを確認
Webのコンテンツも移動して表示できるのを確認したあと
WebサーバをMac miniからiBookに移す作業を開始
ルータとして使っているAirMacをAirPort Utility 5.6.1 Launcher で再設定、
ポートマッピングを変更するだけでサーバーを切り替えられる
その方法もとても簡単
DHCPの予約でIPアドレスを固定しているので10.0.1.201で固定しているMac miniから
10.0.1.205で固定しているiBookにWebサービスもマッピングのIPアドレスを変更するだけでいい
こうして新しいサーバからこのURLにWebコンテンツを表示しているのを確認
中ではサーバは入れ替わっているのだが勿論外から見るとURLも何も変わっていない
そこで今度はこのiBook G4をできるだけ軽量化した
その結果Webの表示は結構高速化した
今まで遅かったのは回線の問題かと思っていたが
このMac miniの動作が立ち上がりが遅いという問題もあったようだ
同じようなスペックなのにiBook G4の方がGUIもWeb表示も格段に速い
webサーバの結果がなかなか良かったので…それとサーバはやはり
できるだけ数を少なくするべき…というプリンシパルを昔どこかで読んだ
だからこのMac mini G4サーバは廃止することにした
相変わらず虹色ボールがぐるぐる回るのでMacBook Proからsshで最後のhaltコマンドを打った
こうして老兵iBook DualUSBに続いてMac mini G4も引退ということになってしまった
考えたら我が家に来てちょうど10年…
前半はデスクトップ機として、後半はサーバとして稼働してきたのでよく働いたと思う
さて次回予告…このWebサーバをファイルサーバに統合して引っ越しの途中、メディアサーバ、VPNサーバとして使っていたMac mini/intelの内蔵ディスクが死んでしまった。
なんと前回に続いて2ヶ月でハイブリッドディスクが壊れてしまった。
こうなるとハイブリッドディスクとMacに相性問題があるとしか思えない。
現在その対応中なのだが、これについては次回詳細報告。
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Degrees (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
メニューバーアイコンに現在地の気温と天気を表示するシンプルなメニューバーアプリ。
使い方もシンプルで、起動したら自分の現在地を検索をかければいい。
なぜかTokyoとかのザクッとした地味では検索にかからないがシステム環境設定 の「日付と時刻」 のところでセットアップされている地名を入れれば問題ない。
その地域のズバリのローカルウエザー情報をWebから取得して気温といっしょに表示する。
摂氏か華氏かという設定システムに殉じるから基本的に触る必要はない。
前のバージョンでなぜかこの地名の検索ができないというバグがあったが、完全にフィックスされたようだ。
窓のない作業環境でとりあえず外の天気と気温が知りたいだけならこれで充分だ。
Degrees を起動した時に表示される画面
現在地を検索するフォーム、気温の単位、
気温・天気の表示オンオフ、ログイン時起動などの項目が並ぶ
温度だけの表示も可能だ
現在地の検索は自動はなぜかうまくいかなかった
システム環境設定 の日付と時刻 で選択した地域名なら設定できる
時刻なんてどうせ日本中いっしょだとして適当にOsakaにしている人も多いかもしれないが
実はいろいろな都市名が選択できるのでできるだけ最寄りを探してみよう
アイコンはこんな感じのモノクロイラストでなかなかシンプルだがお洒落
曇り時々晴れは時刻によって雲に隠れる月になったり太陽になったりする
プルダウンで英語だがテキストで天気も確認できる
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iTunes のどこかのバージョンからAirMac ExpressにAirPlayに統合されたAirTunesが接続できなくなった〜再設定で一応繋がるようになった
かなり前からAirTunesで音楽を聴かなくなっていた。
AppleTVがとても便利で快適なので、最近は音楽もテレビで聞いていたがやはりオーディオ専用機には一日の長がある。
久しぶりにAirTunesでつなごうとしたら、繋がらなくなっていた。
iTunesの10あたりだと思うがAirMac Expressを通じて外部のオーディオ機器に無線で音楽を飛ばせるAirTunes機能はAirPlayと統合された。
このためiTunes から音楽をリモートで飛ばせるようになって、その操作はiTunes のAirPlayボタンでできるようになった。
AppleTVを導入したので、その辺りから音楽を飛ばさなくなったので気がついていなかったが先日家族から音楽が聴けなくなっているといわれて今日確認してみたらオーディオ機器への無線LANが全く接続できなくなった。
いろいろ試行錯誤したのだが、結局これはネットワークの設定の問題ではなくAirPlayに完全に対応しきれないAirMac Expressの問題という気がする。
旧設定を引き継いでAirPlayを使用する設定になっているのだが、実際にはAirPlayに全く繋がっていない。
設定を一度外して再起動、もう一度設定を入れ直して再起動で繋がるようになったが、iTunes を落として起動し直すとかなりの確率で初回は接続に失敗する。
数回接続を試みると繋がるのでコンディションのレベルの不適合だと思うが、なかなか快適にというわけにはいかない。
AirMac Expressは最初の世代のヤツなのでそろそろ買い替えろということなのかもしれない。
事の起こりはこれ、iTunes からAirPlayに統合されたAirTunesで
久しぶりにオーディオアンプ経由でスピーカーで音楽を聴こうと思ったら接続できない
メッセージはいつもこれ
「接続中にエラーが起きました」というとってもざっくりしたエラー表示
ググってみるとファイアウォールの設定の問題だとかいろいろな情報が飛び交っていたが
私の場合はAirMac Expressのバージョンの問題らしかった
ウチのAirMac Expressは初代なのでファームウエアも最新ではない
AirTunesがAirPlayに統合された時に設定がちゃんと引き継がれなかったようだ
そこでAirPlayの設定を一度外して入れ直すのだがAirMacユーティリティ も
最新版ではこの古いAirMac Expressに接続できない
そこでAirPort Utility 5.6.1 Launcher で古いユーティリティを起動してそこから設定の入り切りをする
この画面のAirPlayの設定を外してAirMac Expressをアップデートボタンで再起動、
起動後もう一度AirPlayのチェックを入れてまたアップデートボタンという手順で設定を更新した
これでやっとiTunes からAirMac Expressに接続できるようになった
しかし2つあるAirMac Expressのうち片方ずつにしか接続できない
どうやらiPhoneアプリのアップデートが大量にあったので
そのダウンロードで帯域を喰っていたためと判明した
どうもAirPlayに統合されて以来この機能はかなり帯域を喰うようになったらしく
AirMac Expressがすぐ片方繋がらなくなる現象が起きている
また初回に接続に失敗する癖も治らない
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DropVox (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
簡単な操作でMacのマイクで録音したmp3をDropbox で共有できるシンプルなアプリ。
操作はシンプルで赤い録音ボタンを1回クリックすると録音開始、もう一回クリックすると録音終了、2回クリックすると録音中断でポーズ状態になる。
キーでも操作可能で、スペースキー1回で録音開始、もう一回で録音終了、2回叩くと録音中断となる。
ファイルの保存先を自由に指定できるので、Dropbox の共有フォルダに保存すれば録音した音源を即座に別のデバイスと共有できる。
パブリックに入れれば公開も可能。
これはMac版だがシェアウエアのiPhone版もあるので、そちらも入れれば双方向に録音データをやり取りすることができる。
設定は実にシンプルで基本的な用途は録音を共有するということだろうが、面白いのはログイン項目に入れてログオン時録音開始という設定もできるので、memoryIO やMacを探す などと組み合わせれば相手の顔、声、場所を特定できて盗難防止になるかもしれない。
(特定したら自分で解決しようとしないで司法機関に任せること…各種盗難防止アプリには必ずこの注意書きがある)
録音ボタンは赤い丸ボタン
これをクリックすると録音が始まるが初回のみどこに保存するか聞いてくる
Dropbox で共有したい場合はDropbox 共有フォルダを指定する
録音中はタイムコードが進んでいく
録音をやめたい時はクリックまたはスペースキーを1回
ポーズの場合はクリックまたはスペースキーを2回
もう一回クリックまたはスペースキーを叩くと同じファイルに続ける形で録音を再開する
デフォルトではドックアイコンを表示しない設定に
なっているのでアプリケーションメニューも表示しない
設定はこのギヤアイコンボタンからする
録音ファイルの保存先変更、起動時アップデート確認、
フローティングウインドウ(他のウインドウより常に前に表示)
効果音あり、起動時に録音開始、ドックアイコンを表示
などの設定のみのシンプルな構成
録音されたファルは即座にDropbox でアップされ
そのファイルをiPhone版のDropbox で確認、
これを再生することができる
再生中の様子
iPhone版も入れれば録音データをDropbox を通じてやり取りすることもできる
シンプルだが工夫次第で面白い使い方が考えられそうだ
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Windowsからのスイッチャー必見〜Macの定番ウイルス対策ソフトClamXav を使いこなす〜アップデート・インストール・ウイルス監視のセットアップ
最近Macを使い始めた…特にスイッチャーの皆さんが頭を悩ませている問題にウイルス対策ソフトは何を使ったらいいか…という問題があると思う。
Macをこれから使おうという人によく聞かれる質問で
「Macにはウイルスがほとんどないということなのでウイルス対策ソフトは必要ないと言われましたが本当に要らないんでしょうか?」
というのがある。
答えは「否」 だ。
MacはiPod、iPhoneのヒット以来今まで使っていなかった人もユーザになり、出荷台数では全機種の中でも常に上位に入るコンピュータになった。
「シェアがないからウイルスに狙われない」
というおかしな理屈をいう人は、シェアが上がってきている今のMacはリスクが高くなっているということも言わないとおかしいのにそういう人達は口を拭って黙っている。
ウイルスが少ないMacといえども世界から隔絶しているわけではない。
現実にはビジネスユーザも趣味のユーザもWindowsなどとファイルのやり取りは頻繁に行っている。
ウイルス対策ソフトを入れていないと、当然Windows向けウイルスの媒介者になってしまう。
そうしたことを防ぐためにもMacだけでなくWindows向けウイルスの定義ファイルがしっかりしたウイルス対策ソフトを入れることは必須だと思う。
ならば何を選んだらいいか…というのが次に多い質問だ。
宣伝が派手なのでいろいろ目に付く製品版ソフトを買って既にインストールしている人も少なくないと思う。
しかし高額なウイルス対策ソフトを入れるのが悪いとは言わないが、本当に必要だろうか。
中にはインストールすることによってMacの動作が重くなってしまうソフトもある。
お金をかけて重いソフトを入れて、そういう煩わしさから解放されたいためにWindowsからMacにスイッチしてきたのに結局Macでも同じことをやっている…なんてことに矛盾を感じたなら、Macの定番フリーウエアウイルス対策ソフトのClamXav を試してみればいいと思う。
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ClamXav (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
UNIXコマンドベースのオープンフォーラムなウイルス対策ソフトclamavを、UNIXの知識がなくてもMacで使えるようにしたGUIフロントエンド
clamavはUNIXのサーバー世界だけでなくWindows向けの簡易ポータブルウイルス対策ソフトClamWinPortableとしてフィールドエンジニアではユーザが多いアプリ。
この実績があるアプリケーションをMacでも普通のアプリとして使えるようにしたのが、このClamXav ということになる。
インストール法は2段階になっていて、ダウンロードしたディスクイメージから一式をアプリケーションフォルダの中に新規フォルダを作ってコピーする。
その中のClamXav .appという本体を起動すると初回のみ
「エンジンのインストールをせよ」
と言ってくる。
これが本体のclamavのことで、インストールは基本的にインストーラの指示に従ってOkで進むだけだ。
だからアップデート法もちょっと他のアプリと違っていて、付属のエンジンリムーバーでclamavをアンインストールしないといけない。
別に難しくはないのだが、ひと手間多いので注意が必要。
詳細はキャプチャーで説明している。
このアプリの日本語ローカライザーはお知り合いでこのサイトの恩人でもあるE-WA さんで、そちらが日本語版公式サポートブログということになる。
なので公式な使い方の解説はE-WAさんのClamXavサポートブログ を参照してほしい。
私の方は個人ユーザとして私はこういう使い方をしているという個人の例を説明する。
アプリのコーナーでこのClamXav は何度も取り上げて来ているが、過去ログを改めて読み返してみると、記述が古くなってきて調子が悪かったころの記事が最後になっているので、
「ClamXav って動きがあまり良くないアプリなのではないか?」
という誤解を与えそうなので、ちゃんとしたレビューも書くことにした。
今のClamXav v.2.6.3はとても調子良く動いています。
ClamXav Sentry もほぼ問題なしです。
ClamXav をダウンロードすると本体以外にエクストラ、プラグインなどいろいろおまけがついてくる
アップデートの場合はまずClamAV Engine REMOVER でエンジンをアンインストールしないといけない
初めての使用の場合はこの手順は飛ばしてSTEP5からはじめる
ClamAV Engine REMOVER を起動するとClamAVをアンインストールしてもいいかと確認してくる
STEP2:Continueで進む
不可視領域にコマンドとして本体は保管されているので管理者パスワードを要求される
STEP3:パスワード認証する
アンインストールが完了したらこのような表示が出る
STEP4:完了したらOKでリムーバーを終了させる
そしてSTEP5:本体のClamXav を起動する
後述するがかつて調子悪かったClamXav Sentry を強制起動させるスクリプトを
使っていた関係で私はアプリケーションフォルダの最初の階層に
ClamXav を移動しているが今のバージョンはそんなことをする必要はない
他のエクストラなどといっしょのフォルダにまとめてアプリケーションフォルダに格納すればいい
初めての使用時、あるいは上記の手順でエンジンリムーバーをかけた場合は
初回のみ「エンジンをインストールせよ」と言ってくる
勿論ClamXav を使いたい場合はインストールをクリックする
OKをクリックするとclamavのインストーラが立ち上がってくる
基本的には全てOKで進んでいくだけだ
インストールが完了するとClamXav はウイルス定義ファイルの更新を求めてくる
継続使用の場合でもエンジンを新しくすると定義ファイルは
一度クリアされてしまうので必ず更新しておくこと
ClamXav は指定した領域を手動でスキャンしてウイルスを発見するだけでなく
ウイルスファイルが監視領域に置かれただけで自動的にウイルスを
検出する「Sentry(歩哨兵)」というモジュールが付属している
これがあるから製品版ソフト並みに便利に使えるのだが初期の頃は
知らないうちにこれが落ちてウイルスに気がつかないということがままあった
そこで私はこのモジュールのエイリアスをドックに登録している
フォルダに入れてワンクリックでまた起動できるようにしていた
直接ドックに登録してもいいかもしれないが最近のバージョンでは
ClamXav Sentry はまず落ちなくなったのでこれも念のためというほどの意味しかない
ClamXav の設定法について
ClamXav はウイルスを発見して感染ファイルを削除または隔離するまでがその仕事
ウイルスとファイルを分離する検疫はその機能に含まれない
なのでウイルスを見つけたら削除するか隔離するか、
隔離の場合は隔離先のフォルダを指定しないといけない
私はいきなり削除されると大切なファイルを失うことになるかもしれないし
個人的にウイルスサンプルを収集していることもあって隔離を選んでいる
初期の頃は起動時にインターネットに繋がっていないとログイン項目に
入れているClamXav Sentry がクラッシュしてそこで起動が停まるということがあったので
起動時にウイルス定義ファイルは更新しない設定にしていた
スケジュールでも更新できるし後述の方法で気軽に更新は可能だから問題ない
ただ最近のバージョンはClamXav Sentry も滅多にクラッシュしないので気にすることはない
ClamXav Sentry が監視する領域も設定できる
私の場合はシステムフォルダとウイルス隔離フォルダ以外の
GUIで見ることができる全域を設定している
私は可視領域だけを設定しているが
念を入れたいなら不可視領域のバイナリやキャッシュを
置くディレクトリも監視してもいいかもしれない
ClamXav Sentry はメニューバーに常駐する
ここからプルダウンで監視している領域を確認することができる
ウイルス定義ファイルを更新したい場合もやはりここからプルダウン一発で操作できる
clamavのスキャンログは~/Library/Logs/clamXav-scan.log、
~/Library/Logs/ClamXavSentry-scan.log に書き出されコンソール で確認することができる
ClamXav Sentry がウイルスを検出した場合デスクトップに
このようにウイルス検出のポップアップを表示する
隔離している場合は隔離フォルダを確認するよう促される
感染ファイルをGUIで開かなくても置くだけで検出してくれる
Growl にも対応しているので警告画面でウイルスファイルの場所とウイルスの名前も表示してくれる
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Webからダウンロードしてきたファイル、どこからダウンロードしてきたファイルかを一発で開いて確認する方法〜情報を見る機能の活用
インターネットから毎日大量のファイルをダウンロードする人達には、時にそのファイルをどこからダウンロードしてきたのかを確認する必要がある場合がある。
ダウンロードフォルダから忘れかけた頃に、ヌコの面白い写真を見つけて
「これを落としてきたサイトには他にも面白い写真があるに違いない!」
と思っても、どこでダウンロードしたかサイト名もさっぱり思い出せない…なんてことはないだろうか。
またアプリのディスクイメージやzipファイルなどを大量にダウンロードしているが、そのアプリの出元がまともなサイトなのか確認するというのもセキュリティ上でも必要なこととなる。
最近はメンテナンスアプリを装ってスケアウエアやスパイウエアなどをインストールさせる悪質な手口も広がりつつあるので、ダウンロード元で作者情報を確認するのは大切なことだ。
AppleのApp Storeでダウンロードしてきたから安全というわけではない。
App Storeも最近は盗作アプリを堂々と認証してしまったりして、その審査能力にも限界があることを露呈してしまっているのでやはり自分で安全な作者なのかどうか、Webレピュテーションも含めて確認することは大事だ。
出元の作者についてよく知らない場合は、App Storeのサポートサイトのリンクから作者サイトを開いて、さらに作者名で検索をかけるとポイズンカラー(緑色の顔とか)が引っかかって来ないことを確認する必要がある。
ところが作者を確認しようにもそもそもダウンロードしてきたURLの記録が残っていない場合、しかもそのアプリがありふれた普通名詞だった場合、例えばClock のような普通名詞の場合は問題だ。
Clock はMacのアプリでは人気が高いアプリなのでMacスペースClockで検索すればすぐに作者サイトに行き当たるが、同じような新しいアプリの場合はググっても見つからない場合がある。
ダウンロードしてきたzipやdmgファイルを選択して
コマンド+iキー
あるいはファイルメニューから「情報を見る」 で詳細情報 にファイルのダウンロード元のURLと作者サイトのトップページのURLが記録されている。
ただこのをドラッグで選択してコピーでブラウザのURLフォームにペーストしても良いのだが、もっと便利に右クリック、あるいは二本指タップ三回を試してみよう。
URLをデフォルトブラウザで直接開くことができる。
この機能はOS9時代(あるいはもっと以前)からあり、OS Xになってから一時期廃止されたり復活したり、復活しても情報を見るタグで表示されるURLが選択できなかったりでそれをコピーできるプラグインを一時期使っていたこともある。
ただ最近のOS XではこのURLはダウンロードした時に情報についてくる。
また現在のバージョンのOS X(Mavericks)はそれを選択したりコンテクストメニューで直接ブラウザにURLを置いて開くことができる。
(おそらくもっと前のバージョンから…今は確認できないが)
これは便利なので覚えておいて損はないと思う。
Webからダウンロードしてきたファイルにはダウンロード元URLと
作者サイトトップページのURLが記載されている
これを右クリックまたは二本指タップ3回をするとマウスオーバー
している方のURLをデフォルトブラウザで直接開くことができる
これで作者サイトを確認できるのでwebから落としてきたバイナリは
出元を確かめる習慣を身につけてほしい
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新設のiBook G4ファイルサーバはさっそく外付けハードディスクがクラッシュして巻き添えクラッシュした〜また、お前か…RAIDやめました
♪バックアップ飛んだ〜♪
♪予備まで飛んだ〜♪
♪予備まで飛んで〜♪
♪壊れて消えた〜♪
♪メインは飛ぶな〜♪
♪バックアップ直すまで〜♪
というポストをツイッターで見かけた。(後半は私が追加)
ということでバックアップが飛びました…
先日ここで取り上げたiBook G4のファイルサーバにつなげていた予備バックアップが完全に飛んでしまった。
前々から怪しい動きをしていたRAID連結の1TB(250+300+500GB)のボリュームだ。
これをマウントしたまま一晩放置しているとMavericksのMacBook Proがシステム終了失敗を起こすことは何度か書いた。
同じボリュームをiBook G4上でCarbon Copy Cloner でコピーを取っているとボリュームに書き込みができなくなって、アンマウントもできない、Tigerが終了に失敗する…という強力なトラブル要因になってしまった。
RAIDデータを消去してiBook G4でRAIDを作り直したがやはりシステムは凍ってしまって、システムの修復が必要になってしまった。
この3つのディスクのうちのどれかひとつが重大な障害を持っているということだ。
どれかは概ね見当はついているのだが、ここはひとつテストも兼ねてRAIDを解消してCarbon Copy Cloner の自動バックアップ機能を使って3つのボリュームに分割してメインバックアップのコピーを作ることにした。
Carbon Copy Cloner を使うなら何も無理にボリュームをひとつにつなげる必要もない。
RAIDの連結モードを使って3つのボリュームをひとつにすると、リスクは3倍になる…このことは自分で書いていたが図らずも自分で実感することになった。
RAIDでまとめたバックアップディスクは快調〜だけどRAIDについて知っておくべきこと
ということで現在3つにわけた予備バックアップにCarbon Copy Cloner でバックアップからのコピーを作成中。
写真;Mila Zinkova, edited by Alvesgaspar
iBook G4につないでいた3つのハードディスクを連結した1TBバックアップは
何度バックアップをとっても途中でクラッシュしてシステムを巻き込んで凍ってしまう
そこでRAIDを解消して3つの外付けハードディスクとして使うことにした
こうすることでどれが障害の原因になっているのか明確になるかもしれない
概ね見当はついているのだが…
ということで3つにわけたハードディスクにCarbon Copy Cloner の
スケジュールバックアップ機能を使ってバックアップのコピーを作成中
うまくいけば予備バックアップが復活するしダメなら多分原因がはっきりすると思う
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Platypus (Freeware)
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
シェルコマンド、perl、ruby、pythonなどのスクリプトを簡単にアプリ、ドロップレットに変えてしまうラッパー作成ユーティリティ。
例えばUNIXのコマンドをどんどんアプリ化していき便利に使うという用法が考えられる。
ひとつの用法として、作例にも入れたが.DS_Storeファイルを削除したい…これはシステム全域に数百〜数千あるディレクトリのひとつずつに全部あるので不可視ファイルを表示できるようにしてGUIのFinder でひとつずつ削除…なんてやっていたらとんでもない作業量になってしまう。
こちらに記事にも書いたが、この.DS_Storeというファイルは長年放置しておくとだんだんMacの調子が悪くなってくる。
sudoコマンドはシステムメンテナンスで非常に良く使う
そこでTerminal を起動してリンク先の記事で取り上げたコマンドを実行すれば一発で.DS_Storeをクリアーできてリフレッシュできる。
できるのだが、このメンテナンス頻繁にやる必要もなくて半年に一回とか一年に一回程度の頻度でも充分というくらいのものなのでコマンドを忘れてしまう。
Terminal の履歴を辿るのもかなり前になるのでなかなか不便。
ワンクリックでこのコマンドを実行してくれるアプリがあれば良いのにと思っていた。
このPlatypus を使えば一発でそれができてしまうではないの?…ていうかまさにそういう目的のために作られたアプリのようだ。
このDS_Store削除アプリは下記で詳述。
で、このコマンドラッパーユーティリティのPlatypus だが、かなり古いアプリで以前に見た時も面白いアプリだなと思ったが、作者サイトが閉鎖されてしまいなんとなく紹介するタイミングを逸してしまっていた。
それが今回VUWER というアプリをチェックしていて、そこにこれが同梱されているのを見つけたので、本題のVUWER はそっちのけでずっとPlatypus で遊んでいた。
Platypus 、便利だ。
(ていうかVUWER の方はMacの盗難防止アプリとしてユニークなんだけど、ファームウエアにパスワードをかけるという取説の記述を読んで一気に気持ちが冷めてしまった…なんとなく微妙なアプリで、ここで紹介するかどうかはもうちょっとテストしてみないと分からない)
面白いのはやはりプログレスバー表示、ログ表示、メニューバーステータス表示、表示無しなどの出力の仕方を手軽に選択できるとか、ルートのパスワードを要求するフォームをチェックひとつで追加できるなどの機能で、root権限を要求するシェルコマンドも手軽にアプリ化できる。
久しぶりに童心に返って「あっ、動いた!」なんてMacでやっているのが楽しい。
なお作者サイトは閉鎖されているが、GitHubは細々と続いている らしい。
でもダウンロードはVUWER のサイトが便利だろう。
Platypus を使う上でいくつか肝というか勘所がある
コードは上でシェルかperlなどの環境を指定、コマンドを下に書く
途中のコメントアウトはPlatypus の設定の説明だから自分一人で作るだけなら書かなくてもいい
コマンドはパスが通っているものも必ず絶対パスで書くこと
それとroot権限が必要なコマンドもsudoは必要がない
ここがちょっとはまりやすいポイント
絶対パスはコマンド本体を探してそのパスを書かないといけない
大抵は/bin、/sbin、/usr/bin、/usr/sbinあたりに本体はあるが
中にはclamavのように/usr/local/clamXav/binみたいなユーザディレクトリにあったりする
私はMainMenu で不可視領域を表示して探しているが
不可視領域を表示するコマンドもあるのでそれをまたPlatypus でアプリ化するという手もある
以上のテキストのソースを書いたらそれをPlatypus に読み込ませる
Selectボタンでファイルを読み込み、Outputでプログレスバー表示か、メニューバー表示か
テキストウインドウ表示かドロップレット書き出しか表示無しかなどを選べる
さらに重要なのは下の「詳細」で「ルート権限パスワードを要求」
「処理終了後もウインドウを閉じない」「バックグラウンド処理」などの動きが選択できる
「Create」ボタンをクリックすると保存場所を聞いてくる
アプリ名はソースファイル名そのままだがここで
変更できるので気が利いた名前を考えること
こうして出来上がったアプリがちゃんと想定通りに動くと
動くのは当たり前だと思っていてもやはり無邪気に嬉しい
パソコンいじりの原点はやはりこれだと思う
ということであまりにも面白かったのでいくつか調子に乗って作ってしまった。
以下のアプリをセットで皆さんに無料でお頒けします。
よかったら使ってください。
セットにはソースコードも同梱しましたので、気に入ったらエディットして使ってください。
こんな面白いもの作りましたという情報もいただけると嬉しい。
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DSStoreClean (Freeware)
上記でも取り上げた.DS_Storeファイル削除アプリ。
この.DS_Storeファイルはウインドウサイズやアイコンサイズ、ディレクトリアイコン、背景色などを記録しておくMac独特のファイルで、これがあるからMacのデスクトップ表示は自由度が高いのだが、長期間使っているとこの.DS_Storeファイルが壊れてきてウインドウサイズを覚えないとかアイコンが消えてアイコン無しファイルが出てくるなどの問題が起きる。
そこでたまにはこの.DS_Storeファイルを削除してリフレッシュした方が良い。
ただしデスクトップに置いたアイコンの位置はこれを削除するとクリアされてしまいアスキーコード順に右から並ぶデフォルト仕様になってしまう。
DIM 2 なんかと組み合わせて使うと便利になると思う。
デスクトップをはじめMacのボリューム内のあらゆるディレクトリにこの.DS_Storeファイルが存在する
正確にはFinder で表示したことがあるディレクトリのみだがそれでも膨大な数になる
これをリフレッシュするためにこのDSStoreClean を作った
ワンクリックで全てのディレクトリの.DS_Storeファイルを削除する
.DS_Storeファイルはホームディレクトリだけでなくシステムフォルダや
システムライブラリなどあらゆるところにできる
なので全削除にはルート権限を求められる領域もある
そこでパスワードを要求する設定にした
rootパスワードを入れればシステム領域もきれいになる
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duroot (Freeware)
起動ボリュームのファイル容量を表示するアプリ&メモリ解放。
昔からよく知られている話だが、このduコマンドはもともとカレントディレクトリのファイルリストをサイズ込みで表示するコマンドなのだが、なぜかMac OS Xにはこれを実行するとメモリが解放されるという変な癖がある。
なぜそうなるのかはよくわからないし、正しい仕様なのかどうかも分からないが実際効果があるんだから使っている…という人も多いと思う。
メモリ解放ユーティリティというジャンルは今では沢山アプリがあるが、私もその列に加えてもらうことにした。
このアプリは起動ボリュームのルートディレクトリのファイルリストを表示するようにした
他のディレクトリを表示したいという場合は同梱のソースにパスを追記してPlatypus で書き出せばいい
ホームディレクトリを表示したいというニーズもあるかもしれない
そしてメモリもチビッと解放される
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ShowLibrary (Freeware)
Lionで非表示になったユーザディレクトリのライブラリフォルダを表示するアプリ
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HideLibrary (Freeware)
ShowLibrary で表示したユーザライブラリをLion以降のデフォルト通り非表示に戻すアプリ。
この2つをセットで作った。
Lion以降のライブラリを隠す設定は、ユーザに余計なところを触らせないという配慮なのかもしれない。
初心者ユーザも触る可能性がある共有機の場合は、それもありがたい仕様なのかもしれない。
しかしライブラリフォルダの中身もどんどんいじるヘビーユーザには実にありがた迷惑な仕様変更だと思う。
問題はこのライブラリを表示・非表示に切り替えるコマンドは、滅多に使わないのですぐ忘れるということだ。
そこでこれをアプリ化したので、忘れてもいつでも表示・非表示を切り替えられる。
初心者と同じデスクトップを共有せざるをえない上級者の場合、とても重宝するんじゃないだろうか。
Lion(OS10.7)以降ユーザフォルダの中のライブラリは表示されないのがデフォルトになった
しかしキャッシュを削除したりplistファイルを削除したり
いじったりするユーザにはこの仕様はとても不便
そこでShowLibrary でライブラリを表示できる
HideLibrary をワンクリックすれば再び非表示になって上の状態に戻る
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PathTitle (Freeware)
Finder のタイトルバーに現在のディレクトリのパスを表示するアプリ
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NoPathTitle (Freeware)
PathTitle でパスを表示するようにしたFinder の表示をシステムデフォルトに戻すアプリ。
Finder のタイトルバーはデフォルトではこの通り現在のディレクトリの名前だけを表示するのが仕様
PathTitle を使えばカレントディレクトリのパスを表示してくれるので
道に迷いそうな深いところにいる時もとても便利
元に戻したい時にはNoPathTitle で上の表示に戻る
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Permissions (Freeware)
起動ボリュームのアクセス権を修復してくれるアプリ。
これはディスクユーティリティ の「ディスクのアクセス権の修復」メニューと同じ。
アクセス権修復中にディスクユーティリティ を使えなくなるのは不便なので、これをTerminal にやらせてディスクユーティリティ は自由にしておくということをよくやっている。
それと同じことが可能なアプリ。
修復しているファイルが表示される
プログレスバーが停まってボリューム名が最終ラインに表示されたら作業完了
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RefreshClam (Freeware)
ClamXav のウイルス定義ファイルを最新状態にするコマンドを実行するアプリ。
ClamXav には勿論スケジューリングで定義ファイルを更新する設定があるのだが、私が個人的に自分でクリックしないと気がすまない派なのでいつもメニューバーのClamXav Sentry からプルダウンしてウイルス定義ファイルを更新している。
こんな簡単な作業ですら
「めんどくさい」
と思うのが人間の性である。
そこでプルダウンも必要ない…ドックにでも登録してワンクリックでClamXav のウイルス定義をclamavサイトからダウンロードしてきて最新状態にリフレッシュしてくれるアプリがこれ。
ものぐさは発明の母なのである。
クリック一発でClamXav のウイルス定義ファイルを最新状態に更新する
応用編でユーザフォルダをワンクリックで全域スキャンしてくれるアプリというのも考えられる
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halt (Freeware)
システムを終了するアプリ。
クリックするとパスワードを要求する。
強制終了ではないがワンクリックでシステムを終了できるので、GUIがあまりいうことを聞かないような状況でシステムを終了させることはできる。
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reboot (Freeware)
同じくシステムを再起動させるアプリ。
これもルートのパスワードを要求する。
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AppNapKill (Freeware/ただし使用注意)
Mavericksの呼び物機能のApp Napをシステム全域で無効にできるアプリ。
App Napはメモリ、CPUパワーの有効活用のためバックグラウンドのアプリのリソースを押さえることで省エネルギーを実現できるというモバイル向けの機能だが、App Nap有効のまま動画編集アプリなどのレンダリング・書き出しなどをバックグラウンドでやると失敗するという事例も報告されている。
また私の場合個人的にはスリープ解除失敗の遠因になっているのではないかと疑っている。
それでシステム全域でApp Napを無効にするコマンドがあるので、それをアプリ化した。
ただしこのアプリの使用は注意してもらいたい。
一点はまずこのアプリの効果を私のところでは確認できていないということだ。
もう一点はこのコマンドは実行するとApp Napは無効にになるのだが元に戻し方が分からないということだ。
コマンドの条件をYESからNOに書き換えて実行すると再び有効になるかというとそうはいかない。
NSGlobalDomain.plistというファイルにAppのスリープを無効にする文字列を追記するのだが、それを消せば再びApp Napが有効になるわけではないということだ。
そういう事情で私のところでApp Napを有効にできないのでこのアプリが本当にApp Napを無効にできるかも検証ができない。
以上を了承いただいてどなたか人柱になった方から報告をいただけると嬉しい。
余談追記〜このシリーズを起動し続けた結果ドックの
履歴フォルダの中がHexleyアイコンでにぎやかなことww
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iBookG4のバックアップサーバーはそんなに速くなかった〜ならばCarbon Copy Cloner などのバックアップアプリはそこで走らせてしまえ…と思いついた
無線LANファイルサーバを立てる話を先日ここでも書いた。
ファイルサーバ自体は成功だったのだが、問題はその転送速度で日常のバックアップぐらいなら何とかなるがバックアップフォルダをクリーンアップしてごっそりやり直すとなると「残り時間3日」とかの表示が出てこのままではメイン機のMacBook Proを持ち出せないだけでなく、このサイトの更新もままならない。
やはり低速無線LAN+G4 PowerPCの組み合わせでは速度も遅いし、ファイルシステムも安定しない。
そこでバックアップをさらに予備バックアップにミラーリングしているCarbon Copy Cloner はクライアント側のMacBook Proで動かすのではなくiBook G4で常駐すれば良いということを思いついた。
定期的にCarbon Copy Cloner のスケジュール機能を使って、1TBバックアップを1TB RAIDの予備バックアップにミラーリングしている。
こういう作業こそ、サーバ向きぢゃないか…ということでそちらにCarbon Copy Cloner をインストールすることにした。
G4のTigerでは現行のCarbon Copy Cloner 最新バージョンは動かないので作者サイトで旧バージョンのv.3.4.7をダウンロードしてくる。
これでスケジュールバックアップを実行中。
MacBook Proからバックアップは明日の朝には完了する見通し。
ミラーリングは来週明け荷は完了する見通しかなwww
Tigerで動かしているファイルサーバに合うバージョンCarbon Copy Cloner の
旧バージョンをダウンロードしてきて予備バックアップにコピー実行中
こういう作業をメイン機から解放するためのサーバーでした
何も操作しなくも常にサーバ側でミラーリングができるように
スケジュールバックアップもセットアップした
こういうことをやらせるためのサーバぢゃないか!www
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LiteIcon (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
システムアイコン、ドックアイコン、アプリアイコンやクリエーター規定のファイルアイコンなどを自分の好みのアイコンに入れ替えるアイコンユーティリティ。
使い方は簡単でシステムアイコンなどそれぞれのページでアイコンウインドウに自分の好みのアイコンをドロップすればいい.icnsファイルだけでなくアイコン付きフォルダも認識するようだ。
Macのディレクトリを示すアイコンはよく考えられていると思うが、ずっと同じアイコンを見ているとやはり飽きるという人はこれで気分を変えるのも良いと思う。
アピアランスをいじるアプリはリスキーなものがたまにあるが、このアプリは別にそんなこともなくシステムデフォルトに戻すのもワンクリックでOKなのでお手軽だと思う。
LiteIcon を起動するとそれぞれのカテゴリーの現在のアイコン設定が
表示されるので変更したいものに手持ちの好みのアイコンをドロップしていく
これはシステムフォルダ、ホームフォルダなどのディレクトリのシステムアイコン
ドックアイコンのFinder 、Dashboard 、ゴミ箱なども
ずっと同じものを見ているので飽きたという向きにはこんなふうに変更可能
デスクトップなどに表示されるデバイスのボリュームアイコンなども変更可能
例えばゴミ箱のイメージをがらっと変えてみた
こちらはゴミが入った状態のゴミ箱
こんなことでも随分目先が変わる
システムデフォルトに戻したい時には「Tools」 メニューから
「Restore All System Icons」 をクリックして再ログインすると戻る
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Pingbar (Freeware/Shareware)
OS10.9Mavericks対応
指定のIPアドレス・ホストの指定のポートに対して指定の間隔でpingを打ってネットワークが切れたら通知センター に記録を残してくれるメニューバーアプリ。
こういうユーティリティってWindowsではよく見かけるのだが、Macでなかなかぴったりなのがない。
どういう用途かというと、接続が怪しいネットワークの状態を監視する常駐アプリとして使える。
接続が落ちているネットワークなら別にpingを一発飛ばせば確認できる。
ところがお化け電球のように「大体繋がっているのだが時々接続が切れる」というようなトラブルが一番厄介だ。
ちょっとチェックしただけではネットワークの異常に気がつかなかったりする。
そういう怪しい経路がある場合は定期的に自動的にpingを飛ばしてどれくらいロストしたかを見ないと本当のネットワークの状態が分からない。
このPingbar がそういう場合に使えると思う。
使い方はとても簡単でターゲットのIPとポート番号を入れて、pingの間隔を決めるだけでいい。
あとはどんどんpingを飛ばす。
デフォルトは5秒に1本pingを飛ばし続ける。
ネットワークに負荷をかけたくない時には、もっと間隔をあけてもいいと思う。
ネットワークに異常がない場合は、メニューバーアイコンのプルダウンにチェックのついたIPアドレスを表示し続けるだけだ。
異常がある場合は通知センター のポップアップで表示、通知センター のログにも接続に失敗したメッセージが残る。
MavericksのAPIを見事に活用したユーティリティで、これは使えると思う。
なお6月15日まではフリーウエアとのこと。
Pingbar を起動するとメニューバーアプリとして常駐する
このアイコンをプルダウンすると設定に入れる
その設定はとてもシンプルだ
ターゲットのIPアドレスとポート番号を指定する
ちなみに80番はWeb、WebDAVなどのポート
間隔はデフォルトは5秒になっている
sshリモートなどを確認したい場合はポート22番に飛ばす
「通知センター を使用する」 のチェックを入れるとそのポップアップ機能が使える
設定が完了するともうすぐにpingを飛ばし始める
メニューバーアイコンのプルダウンに接続状況と
次のpingまでのカウントダウンを表示している
この表示の時はネットワークは正常ということだ
「通知センター を使用する」 のチェックが入っていたら
パケットロスがあるとこのようにポップアップが表示される
接続に失敗している間はメニューバーアイコンも「!」マークが表示される
通知センター にも接続が失敗したログが残る
これでずっとにらんでいなくてもお化け電球のような
ネットワークトラブルも発見することができる
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システム終了失敗問題を解決したところで、スリープ復帰失敗問題も解決したのではないかと思い設定を少しずつもとに戻している
ここのところ何回か書いているが、Mavericksに上げて以降100%に近い確率でログオフ・システム終了失敗が起こっていた問題は、結局問題を起こしていた外付けハードディスクの切り離しとシステムのクリーンインストール・ユーザ設定を手動でイチからやり直すということで解決した。
この一ヶ月ほど負荷テストを重ねてきて、うっかり問題の外付けハードディスクをつないだまま寝落ちした2回をのぞけばシステム終了失敗は起きていない。
今度こそこの問題は解決したと断言していいと思う。
残念ながら「これが原因だ!」という特定はできなかったが…
ところでシステム終了失敗と時期を同じくして、起こっていた問題にスリープ復帰失敗というのがあった。
ちょっと目を離したらスリープになって(それはデフォルトの設定だから当たり前なのだが)そこから復帰しようとしても画面が真っ黒のままカーソルも何も表示されない。
バックライトは点灯しているのでシステムはちゃんと起動しているようだが、画面が黒いので何もできない。
ログアウトのショートカットキーも利かない。
結局電源ボタン長押しまたはsshでhaltなどの強硬手段でシステムを終了する以外に脱出方法がない…という困った問題だった。
その対策として
1)スリープを禁止する
2)スリープ解除の時にログインパスワードを要求しない設定にする(スリープしない設定にしていてもふたを閉じればスリープするため)
3)「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」の設定のチェックを外す
4)スリープ解除のログインパスワードのセキュリティの代替として
handyLock で画面にロックをかける
という設定変更をしてこの問題に対処していた。
しかしこれは3)以外は対症療法に過ぎない。
3)は効果があったのかどうか今ひとつ不明だ。
ところで同じMavericksを入れているMac mini/intelではこのスリープ復帰失敗の問題は一度も起こっていない。
デスクトップとラップトップの違いはあるにせよ、この違いは何なのか気になっていた。
今回クリーンインストールでシステム終了失敗の問題が解決したので、ひょっとしてスリープ解除失敗の問題も解決したのではないかと考えている。
そこで今回上記の対症療法的設定をデフォルトに戻して、再発するか様子を見ることにした。
これで再発しなければ、このスリープ解除失敗の問題も移行アシスタント と上書きインストールを何世代も重ねてきたのが原因といえる。
そしてこれも原因は不明だが、クリーンインストールで解決ができるという切り分けにはなる。
MacBook Proで頻繁に起きていたスリープ解除に失敗して画面真っ黒のまま
強制終了以外の一切の操作を受け付けなくなる問題の対症療法的な対策として
システム環境設定 のセキュリティとプライバシー に入って
「スリープ解除/スクリーンセーバ解除にパスワードを要求」 のチェックを外していた
今回システムをリフレッシュして設定も移行アシスタント を使わずに
復元したところシステム終了失敗問題が解決したのを見て、スリープ解除失敗も
解決したかもしれないと思い検証するために設定を元に戻すことにした
このスリープ解除の時にパスワードを求めるセキュリティは結構煩わしいのだが
実はパスワードを要求し始めるタイムラグを設定できる
これでスクリーンに向かっている時にもスリープに入って
いちいちパスワードを要求されるという煩わしさから解放される
私の場合はスリープに入って1分後からパスワードを要求する設定にした
それからおまじないかもしれない「可能な場合はハードディスクを
スリープさせる」 を外す設定は元に戻した
パワーマネージメントに関係するかもしれないので
無意味ともいえないかもしれないが効果は今ひとつ分からない
クリーンインストールで解決したならこれを戻しても影響はない筈だ
対症療法的にスリープをしない設定にしていたがこれも戻した
電源アダプタの時だけCPUはスリープしない設定にしているがあとはデフォルトだ
そしてスリープ解除時にパスワードを要求する設定を復活させたので
代替機能として使っていたhandyLock は起動項目から外した
これでしばらく運用してみてまた結果はここで報告する
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7年ぶりに手許に帰ってきたiBook G4を使ってファイルサーバを立てた〜これもシステム終了失敗問題対策のひとつです
表題の通り長男に貸与していた(ぶんどられていたともいう)iBook G4が7年ぶりに帰ってきた。
この春入学祝に長男にはFMV/Windows8のノートパソを買った。
なので、これまで占拠されていたiBookが不要になったためにこれが解放されたといういきさつからだ。
このiBookだが、Mactracker でスペックを見るとこちらの世代の機種だった。
iBook G4 (Mid 2005)
SOFTWARE
Original OS Mac OS X 10.4.2 (8D37)
Later OS Mac OS X 10.4.4 (8G32)
1.33GHz PowerPC G4
Built-in Memory 512 MB
Maximum Memory 1.5 GB
Storage 40, 60, 80, or 100 GB 4200-rpm
で回収時点でのスペックは
メモリ1GB(512MB×2)、ハードディスク80GB、OS10.4.11
という状態だった。
このiBookを活用することを考えていた。
といっても2世代も古いMacなので、ラップトップパソコンとして活用するのはさすがに厳しい。
(当時はそう思わなかったが、今見ると筐体が分厚い!
とても持ち歩く気にはなれないしさすがに今見るとスゴいモッチャリ感が…)
そこでサーバとして活用することを考えていた。
OSはSnowLeopardで…と思ったらOSのマックスはLeopardだった。
パッケージを持っていないし、あまりメリットもないので結局このiBookもTigerたんで運用することにして、バックアップボリュームをここにまとめてしまうファイルサーバにすることにした。
7年ぶりに手許に帰ってきたiBook G4
さすがにちょっと垢汚れて黄ばんだ色をしていたので整備中・掃除中の様子
当時ははさほどに思わなかったが今見ると異様に分厚い
この10年ほどでモバイルは本当にコンパクトになったもんなぁ
7年ぶりに自分のアカウントでログインすると当たり前だがデスクトップは当時のまま
こんな感じで使っていました…確かに
名残惜しいがここでやることは何もないのでさっさと内蔵ディスクを
初期化してTigerをクリーンインストールした
サーバ化するにあたってすることは余計なリソースの消費を抑えるため設定の変更、クリーンアップ。
言語環境で英語と日本語以外の言語はリストから外し、英語で起動するようにする。
入力アシスタントもほとんど必要ないのでU.S.の英語とことえりひらがな以外は全て無効にする。
Monolingual でアプリなどの英語、日本語以外のリソースを削除してしまえばディスクスペースも結構節約になるし、若干だがメモリも節約になる。
他にBluetoothなど使わないサービスは全部止める。
省エネルギー設定は、ディスクはスリープするがCPUはスリープしない設定が基本。
WakeOnLanは勿論有効。
Dashboard もDashboard Switch
を使って無効にした。
スクリーンセーバーも起動しない設定にする。
あと勿論ファイアウォールをオンにして、逆に起動時ログインパスワードは要求しない設定にする。
デスクトップOSとしてセットアップしてあるMacはサーバとし見たら随分無駄が多い
例えば英語と日本語以外の環境は必要ないので「Edit List」 で後は削除してしまう
また起動環境は英語優先にするとこれだけでも随分軽くなる
Dashboard もサーバには要らない機能なので殺しておく
今ならさしずめMainMenu あたりかコマンドを使ってやるところだが
この時代はこのてのユーティリティでDashboard を殺してもすぐに復活してしまう問題があった
Dashboard Switch のセットのKill Dashboard を使って殺す
残念ながらこのアプリはもう作者サイトがクローズになってしまった
あとはファイルサーバとして必要な共有サービス、
ssh、Apple Remote Desktopを開いたら出来上がり
これに1TB、500GB、300GB、250GBのデスクを接続してファイルサーバ運用
セットアップが完了したら遠隔からアクセス権の修復、.DS_Storeなどのゴミファイルの掃除
メンテナンス手順一式を実行
運用開始したら基本的にVNCやリモートデスクトップでは入らないので
sshでログインできるように認証をしておく
最初の作業はClamXav の定義ファイル更新などのルーティンワークの確認
ここでプチトラブル
MacBook Proで作成したRAIDボリュームが認識できなくなってアンマウントできなくなってしまった
例のMacBook Proのシステム終了失敗の原因になっていた500GBの
外付けハードディスクのスピンドルが回っていないようだ
結局ソフトウエア的にはクリアできず、数回再起動を繰り返していたら
起動後一発で回転して認識できるようになった
目論見通りというか考えたら当たり前かもしれないが
SnowLeopardのMacBook Proで作成しMavericksに引き継いだRAIDボリュームは
G4PowerPCのiBook・Tigerでもあっさり認識した
この互換性はスゴいともいえるしRAIDの規格なんかこの7年変わっていないともいえる
そしてこれがやりたかったことなのだがiBookにマウントしたバックアップ用の
外付けハードディスクは無線LAN経由のMacBook Proからもちゃんと識別した
アクセス権をグループに許可する必要はあったがそれ以外は特に問題はなかった
このファイルサーバで何をやりたかったかというとMacBook ProのバックアップとしてUSBで接続していた外付けハードディスクを切り離すということだった。
このRAID構成のUSB外付けハードディスクが、どうやら最近悩まされていたシステム終了失敗、ログオフ失敗の原因のひとつだということは突き止めていた。
つなげば終了失敗になるのならつながなければいい…ということでこのディスクをマウントして共有する役目は、帰ってきたiBook G4にやらせようというのが目論み。
これを防壁にしようということだ。
ただ無線LANバックアップに関してはかつて苦い記憶がある。
このiBook G4を導入する前に使っていたiBook DualUSBの復活策として、iBookを使って擬似Time Capsuleを実現するテストをしたことがある。
iBookのTime Capsule化自体は見事に成功したのだが、速度の問題が障害になって結局このTime Capsuleは実用にはならなかった。
詳細は以下を参照。
iBook DualUSBのその後〜iBookサーバで自作TimeCapsuleは可能か?
iBookでTimeCapsuleを企画:第2弾〜やってみたけど結局失敗
iBookでTimeCapsuleを企画:第3弾〜今度はやっと成功、失敗の原因は単純なことだった
今回は実用になるのかが、一番気がかりなところだった。
今回のサーバ導入でやりたかったことはメイン機のMacBook Proに
ぶら下げていた外付けハードディスク群を整理したかったということだ
これまでTime Machine 用の2TBと退避用の1TB、そのバックアップのRAIDのディスクが3つぶら下がっていた
Time Machine 用の2TB以外のディスクをiBookにつないで
無線LANで共有してバックアップをするという構成に変更する
なぜ無線LANかというと置くスペースが2階にしかなく
ルータのある1階にケーブルを取り回せないからだ
概念図で書くと退避用1TBのバックアップとして1TBのRAIDがぶら下がっていた感じが…
1TBもRAIDもiBookに移動した感じ…
これでバックアップをマウントしたままでもMacBook Proはシステム終了失敗を起こさない
成績が良ければTime Machine 用の2TBもiBookに移して
また擬似Time Capsuleをやってみたい気もするがまず速度が実用的かどうかだ
さてその無線LANなのだが残念なことにこの世代のAirMacカードは5GHzのWi-Fiに対応していない
なので従来の低速無線LAN接続と相成った
これがバックアップにどう影響するか…
ところがやってみると意外にこれが快適だった
Carbon Copy Cloner を使って1TBのバックアップから
1TB/RAIDの予備バックアップに同期するのに20分程度で完了してしまった
数十GBの更新ファイルを置いてみたがやはりこれぐらいのスピードだった
iBook DualUSBの擬似Time Capsuleの悪夢再び…ということにはならなかった
サーバは知らない間に増殖する…というIBMの昔の広告を思い出した
我が家のネットワーク概念図なのだがVPNサーバ、メディアサーバ、
Webサーバ、WebDAVサーバ、ファイルサーバと知らない間に増えてしまった…
いや、知ってるのだが…
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Fliqlo (Freeware)
OS10.9Mavericks対応
WindowsXP~7対応
Macのスクリーンをフリップクロック(数字がめくりボードになっている時計)にするスクリーンセーバー。
もう見たままだが、文字が大きいしMacが遠くからでも視認性抜群の時計になる。
さらに設定で文字の大きさは微調整が可能。
シンプルだけど、文字盤がめくれるアクションもちゃんとついていてリアル。
Fliqlo の画面はこの通りシンプル
動きは1分に1回文字盤がめくれるアクションだけでスクリーンの焼き付きを防ぐという
スクリーンセーバーの本来の機能はもう跡形もないかもしれないが時計としては実用的だと思う
インストールはセーバー本体をクリックするだけ
それでスクリーンセーバーとしてインストールするか聞いてくる
システム環境設定 のスクリーンセーバーペインで設定変更が可能
赤で囲ったところで12時間/24時間の表示切り替え、
その隣りのスライダーで文字のサイズの微調整が可能
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SMART Utility (Shareware)
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
システムが表示できない内蔵ディスクのSMART情報を詳細に表示してくれるディスク健康診断ユーティリティアプリ。
SMARTとはSelf-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology、直訳すると自律監視、分析、記録技術ということになる。
ハードディスクなどのストレージの健康状態を自律的にデータを取ってチェックする仕組みで、最近の世代のハードディスク、SSD、ハイブリッドドライブには全て組み込まれているがMacなどのグラフィカルなインターフェースを持つ多くのOSは、その詳細情報を表示する機能がない…というような解説は何度か書いた。
問題はこのSMARTが何の役に立つかだ。
SMARTはディスクの健康状態を診断して故障を予測すると期待されていたが、SMARTは当てにならないという説も随分聞く。
このSMART Utility を開いて作者サイトの解説も読めばこのSMARTは実に詳細なデータを集めてディスクの診断をしているのに、これが当てにならないんじゃ報われない気がする。
このために結構なリソースも割いている筈だ。
で、結局のところ私なりにMacやPCだけでなく各種サーバの面倒も見ながら感じている実感をいうと
「SMARTのデータが良好でも死ぬディスクは死ぬ。だからその意味ではSMARTは当てにならない。
しかしSMARTがアラートを出しているディスクは、遅かれ早かれ結局は死ぬ。だからその意味ではSMARTは当てになる」
という感じになる。
ディスクの詳細な健康状態のデータはアトリビュート(Attributes)と呼ばれる。
このSMART Utility もAttributesという項目を持っている。
中身を見るとCRCエラーレイト(巡回冗長性のチェック)、不正ブロック(読み出し不可として切り離されたブロック)などのお馴染みのチェック項目も見える。
こういうものを技術解説を読みながら詳細に追っていくのも興味深いが
『詳細は要らない、結果だけ知りたい』
という向きには、このアプリを起動してスキャンが完了したら右下のランプが緑で「PASSED」 になるか黄色点灯で「FAILING」 になるかだけをチェックしてもいい。
デフォルトではSMARTチェックの結果をその都度Growl に表示する設定になっているし、メールで発砲する設定も用意されている。
大量のMacをサーバ運用している時にはこれを常駐させてSMARTアラートをメールで出させることも可能なので、そういう業務用用途の時には便利なアプリになると思う。
SMART Utility を起動するとシェアウエアのリマインドが起動するが
29日の間に4回までフリーで体験できる
起動するとさっそく内蔵ディスクをスキャン開始する
メニューから手動スキャンもできるしデフォルトでは
1時間おきにスキャンする設定になっている
こうしてスキャンした結果はそれぞれの項目に詳細が表示されるが
「細かいことはいいから結果だけ表示してくれ」という向きには
右下のランプが緑点灯で「PASSED」 になっているのを確認するだけでもいい
ちなみに作者サイトにあったSMARTエラーがある場合の表示のキャプチャー
こんな感じで黄色点灯で「FAILING」という表示になるらしい
このMacBook ProはFusionDriveになっているので論理ドライブと
物理ドライブのSSD、HDDの3つのドライブが見えている
それぞれに結果を表示する
こちらは物理ドライブのHDDの結果
そしてこちらは物理ドライブSSDの結果
CRCエラーが9回出ているのが分かる
そのSSDのAttributes(計数値とでも訳すのか)を開くとエラーの詳細が表示される
CRCエラー(巡回冗長性)で複数回エラーが出てデータが破棄された形跡があるが
不正ブロックはゼロなので単発のエラーで深刻なものではないと思われる
確かなことはファームウェアの設計者にしか分からないが
ドライブの詳細の表示画面
ドライブの名前、ほとんど変更できないが設定などが表示される
ところでAttributesだがSSDとHDDでは表示項目が違う
ハードに合わせて何番の項目をチェックされるかが決まっているらしい
設定項目でエラーが何個でたら警告を出すかも設定できる
本当のところ何個が適切かはファームウェアによるがメーカーは
詳細な情報を出してくれないからデフォルトを信じるしかない
またディスクスキャンを1時間おきか1日おきか1ヶ月おきかの設定も可能
スキャン結果はGrowl でも表示されるのでバックグラウンドで常駐させるという使い方もできる
設定でメールを飛ばすこともできるので大量のMacをサーバ運用しているが
ディスクの健康状態を監視したいという時にはこれは使える
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