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2014 年 8 月 31 日




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mySitemap
(Shareware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応

Googleクローラーボットなどに対応したXMLサイトマップやHTMLサイトマップをスキャンして作成するWebクライアントアプリ。

自分でブログやサイトを運営している人は、そのサイトをGoogle検索などに早く捕捉して欲しいというのが一般的だと思う。
SEOがどうたら言わなくても、せっかくサイトを更新したんだから最新記事をそこ士でも多くの人に読んでもらいたいというのが一般的な感情ではないかと思う。

その時にサイトにサイトマップを置けばGoogle検索のクローラーボットに捕捉されやすく、早く検索に更新が反映されるというようなことをSEOにアドバイスなどで見かける。
早く捕捉されても、その分検索の上位に上がるわけではないのだが、それでもせっかくそういう作法があって Googleクローラーなどのボットに捕捉されやすくしとけば人の目に留まりやすいかもしれない…というのならやってみても損はないと思う…

と、思ってこの数年Website Explorerというアプリを使っている。
このアプリはこういう目的のためにほぼスタンダードなアプリらしいのだが、残念ながらWindows専用のアプリで、しかもWindowsの古いアプリにありがちな独特のスパゲティUIで一般的なユーザにとってとても使いやすいとは言いがたいアプリだった。
それでもオンラインウエアではほぼ唯一のアプリなのでこれを愛用していたが、このmySitemapを使えば、Macネイティブで、それも非常に簡単に分かりやすくサイトマップが作成できる。

ただしシェアウエアだが$13.99というお値段なので、いちいちバーチャルを起動してWindows7を起動して、いくつものステップを踏んでフリーウエアのWebsite Explorerを使い続けるか…という選択で悩むほどの価格でもないと思う。

出来上がったものを見るとHTMLのサイトマップにはやや違いはあるが、XMLに関してはヘッダが違うだけでほぼ同内容のものができるようだし、Googleクローラが見ているのはXMLだけのようなので、こちらで問題ないと思う。





mySitemapにまず更新情報を作成したいサイトを登録する
左下の追加ボタンを押して出てきたフォームにサイトの名前(表題)とURLを入力しSave
これだけで登録完了、この操作は初回のみ必要だ




次にスキャンを開始するボタンをクリックして待つこと数分〜数十分(サイトのサイズによる)
完了したらHTMLに書き出すボタンかXMLに書き出すボタンをクリックしてサイトマップを作成する
とてもわかりやすい整理されたUIだ




HTMLのサイトマップに関してはカラム数やリンク先の設定を聞かれるが
いろいろやってみて自分でしっくり来るものを選べばいいと思う
HTMLサイトマップは結局人間向けでクローラボットは一般的にはXMLしか見ないらしい
(検索順位を上げるにはアンカーテキストを増補しないといけないので
ツールを使うhtmlはあまり意味がないという情報をどこかで読んだ)




ちなみにWindowsで愛用しているWebsite ExplorerのUIはこんな感じ
視覚的には面白いサイトなのでが書き出しのメニューが数段
深い階層に入っていく感じで最初は意味が分からないと思う




そのWebsite Explorerの書き出したHTMLサイトマップをQuickLookで見てみるとこんな感じ




それに対してmySitemapの書き出したHTMLサイトマップはこんな感じ
Website Explorerの書き出したサイトマップよりビジュアルではないがこの方が一般的な形らしい
ツールバーのHTML sitemap、XML sitemapをそれぞれクリックするとプレビューできる




XMLに関してはヘッダ以外はほぼ違いがなかった
Googleに登録しておけばクローラの捕捉が早くなる(可能性がある)







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Owly
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

Macをずっと、あるいは特定の時間だけスリープさせないようにメニューバーアイコンからワンクリックで変更できるメニューバーアプリ。

モバイルのMacBook ProとかMacBook Airとかを持ち歩いて、外で使う時にはやはり省エネルギー設定ということでスリープする設定にするのが普通だと思う。
バッテリーを長持ちさせたいからだが、そのままプレゼンのプロジェクターにつないでいると、プレゼン中スリープしたりして、スリープを復帰させるために操作したらプレゼン画面が崩れてあらぬものがスクリーンに表示されてしまった…なんてのよくあることだと思う。

勿論システム環境設定を開いてスリープの設定を変更すれば良いのだが、そうすると今度は設定を戻すのを忘れて持ち歩きの時にあっという間にバッテリーが無くなって戻し忘れに気がつくなんてことも…あるあるだと思う。

このOwlyシステム環境設定をいちいちいじらなくても、メニューバーアイコンからプルダウンしてワンクリックでスリープしないようにできる。

さらに戻し忘れということも内容に、指定の時間だけスリープしないということもできる。
例えば1時間のプレゼンなら、時間が押すことも計算に入れて2時間スリープしないようにしておけば、時間が過ぎれば自然にスリープするように戻っている。

便利で気軽に使えるシンプルなソフトだが、さらにバッテリー残量によってはスリープしない設定していてもスリープする設定も用意されているなど細かいところに配慮されている。





Owlyを起動するとメニューバーアイコンの位置を示す吹き出しが表示される
次回から表示しない場合は下のスライドボタンをオフにする




モノクロのカップに入ったフクロウのアイコンをプルダウンすると設定・終了メニューと
スリープしないモード開始メニューなどが並んでいる
スリープはずっとしないか5分〜5時間の指定の時間だけしないリストから選べる




スリープしない設定になるとメニューバーアイコンに色が付き
時間を指定した場合はカウントダウンが出る




Owlyの設定画面
ショートカットキーでスリープ無効を開始する・ログイン時起動・ドックアイコン表示
起動時説明を表示・カウントダウンを表示・無設定の時のデフォルトの指定時間
バッテリー残り何%を切ったらスリープ許可する
…などの設定が用意されている




ドックアイコンを有効にするとそこにもスリープ解除残り時間を表示する


2014 年 8 月 30 日




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popCalendar
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

Macのカレンダーと同期してiCloud、Googleなどのカレンダー予定も表示できるメニューバーアイコンからポップアップする手軽なカレンダーメニューバーアプリ。

Macの同梱のカレンダー(旧姓iCal)はスケジュールを視覚的に管理して予定の追加変更などが簡単にできるとてもよいアプリだと思う。
Macの同梱アプリには出来が良いものともひとつのものがあるが、すくなくともこのカレンダーは愛用している。

iCloudも使えるようになってiOSデバイス間でスケジュール同期ができるようになってますますこのアプリは手放せなくなってきたのだが、若干弱点もある。

Macの同梱アプリにありがちなことで、どうもこのカレンダーはデカくて重いので起動するのが億劫だ。
起動しっぱなしで使えば良いのだが、カレンダーをそうしょっちゅうイジルわけではないし、大体Macで入力して出先で確認する時はiPhoneで見るという感じだと思う。

そんな風なのでふと、Macで来週のスケジュールを確認したくなったとか、今月の祝日がいつか知りたくなったとかの時に、カレンダーを起動するのが面倒で、iPhoneを探しまわったりとか本末転倒なことをしている。

昔愛用していたメニューバーからミニカレンダーをデスクトップに呼び出せるpopCalendarのようなアプリがやはり必要だな…と思っていたらそのものズバリpopCalendarが今でもフリーウエアで利用できることを知った。

UIのデザインは随分変わった。
母艦のカレンダーのイメージに合わせて、iCal風デザインから変化してきている。

メニューバーアイコンをクリック、または設定したショートカットキーでミニカレンダーを呼び出せば、カレンダーで設定した種類の色で日付の予定の有無を表示する。
その内容はカレンダーと完全に同期している。
さらに簡単なスケジュールならpopCalendarで追加、入力することもできる。

popCalendarで追加した予定はカレンダーを起動しなくてもiCloud経由でOTAでiPhoneに同期したりするので、ますますカレンダーを起動する回数が減るに違いない。

popCalendarでざっと忘れないうちにスケジュールを入力しといて、後でカレンダーでスケジュールの詳細やアラームの出し方を設定する…という使い方が理想的か。

表示は1年のカレンダーと一ヶ月のカレンダーをワンクリックで切り替えられるので、これも便利だと思う。

なお、App Storeから入手するとシェアウエアになるが、スタンドアローン版はフリーウエアで利用できる。





popCalendarを起動すると連絡先へのアクセス許可を求められる
カレンダーとの完全同期をしたいので許可する




そしてカレンダーのスケジュールデータへのアクセス許可も求められる
これも当然許可




するとスケジュールの種別の色がついた予定がポップアップしたカレンダーに表示される
このカラーはカレンダーで設定した色と同じなのでわかりやすいと思う




日付をクリックするとその日のスケジュールが吹き出しに表示される




このスケジュール表の右肩の「+」マークをクリックすると新規スケジュールの追加ができる
打ち合わせの時に決まったスケジュールをさっとメモするのに最適
そういう時にいちいちカレンダーを起動しないで済むのは助かる
あとでやおらカレンダーから詳細を追記すればメモ忘れを防げる
なおこの追記はカレンダーを起動しなくても同時にiCloud経由でiPhoneに同期される




popCalendarの終了や設定画面呼び出しはこのギヤアイコンから




ログイン時に起動するか、どの種別の予定を表示するかなどが選択できるシンプルな設定




popCalendarはメニューバーアイコンをクリックして表示、もう一度クリックか
他のアプリをアクティブにすると自動的に消えるがショートカットキーの設定もここでできる
これも設定しておくとメニューバーアイコンが隠れていてもカレンダーが表示できて便利




あとタイトルバーをクリックすると12ヶ月表示と1ヶ月表示を切り替えられるのもとても便利
この作者さんのUIはとてもデザインが洗練されていて
他のアプリも近日中に紹介する予定だがどれも見た目もきれいなのがよい

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ShowyEdge
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

文字入力のIM(入力ソース)の切り替えが英数になっているかことえりになっているかをメニューバーにカラーバー表示して一目で分かるようにするバックグラウンドアプリ。

Apple製品でネットワークを組んでいると困ったことが起こる。
ネットワークボリュームにアクセスしようとしてマウントする時に当然ユーザ名やパスワード入力を要求する設定にしている。
ユーザ名はネットワークの常識にしたがって全部英数文字で名前をつけている。

ところがApple製品は日本語で名前を付ける文化が浸透しているのか(Windowsもその傾向があるが)ユーザ名のフォームにカーソル移動すると、勝手にことえりカナに変わっていたりする。
ユーザ名mutaと入れたいのに、フォームに「むた」と入力されていつも脱力してしまう。
Macのあるあるだと思う。

メニューバーにIMのモードは今英数なのかカナなのかちゃんと表示されているのだから、そこを見れば良いのだがフォーム移動するたびにそこを見る習慣がどうしても身に付かないので、毎回パスワード入力の度に脱力している。
この傾向はMacにもWindowsにもあって、しかもIMが現在カナになっているか英数になっているかの表示が小さくてわかりにくいのもMacとWindows(そしてLinuxなどのGNOMEなんかも)の共通の欠点だと思う。

この脱力現象を解消してくれるのが、ShowyEdgeということになる。

現在IMが何を選択しているかをメニューバーの上端に表示したカラーバーの色の組み合わせで、知らせてくれる。
色の組み合わせはIMの種類の登録時に自分で決められるので、国旗の色をイメージしたり覚えやすい組み合わせにしたら良い。
メニューバー全幅を3分割して左、中央、右の3つの色の組み合わせで表示するし、色の種類は
「こんなにたくさんあっても微妙な階調は区別できないだろう…」
と思うくらい沢山用意されている。

また設定でメニューバーを使わないで自分のカスタムのフローティングフレームを作ってその中に色を表示することもできる。
やはりメニューバー資源は貴重だからAccessMenuBarAppsのようなアプリを使っている場合は、ここにカラーバーを表示したくないという人もいるかもしれない。
その場合はデスクトップの好きな位置にフレームを移動できる。
例えばスクリーンの一番下、ドックの下端に表示するという考え方もあると思う。

メニューバーアイコンもドックアイコンも表示しない、完全なバックグラウンドアプリなのでジャマにもならないが終了はいちいちアクティビティモニタで終了したり、設定の呼び出しはアプリ本体のアイコンをもう一度クリックしないといけない。

時々止めたり設定も変更したいという場合はドックアイコンを表示するという設定も用意されている。
表示すれば終了は普通にメニューから、あるいはコマンド+Qキーでできるし、設定画面もドックアイコンをクリックすることで呼び出せる。
どちらが便利かは人それぞれだと思うので、各々で設定変更して使えばいい。

このIM問題は最近ちょっとげんなりしていたので、これは久しぶりにヒットアプリだと思う。





ShowyEdgeを最初に起動すると設定画面が表示される
ここではログイン時に起動するかという設定とカラーバーの高さ(上下幅)の設定値が用意されている




まず+ボタンクリックで現在使用しているIMの種類を登録していき色指定を行っていく
大抵の人は英数入力とかな入力ぐらいしか使っていないし多い人でも数カ国語程度だと思う
私は英数はことえりを使わずUSを使っているので国旗色のトリコロール、
ことえりカナは日の丸国旗色の白赤白、半角カナは要注意ということで全部赤に設定した
このように自分が覚えやすい組み合わせにすればいいと思う




IMにUSが選択されている時のメニューバーの表示




IMにことえりひらがなが選択されている時のメニューバーの表示




IMにことえり半角カナが選択されている時のメニューバーの表示
このようにシステムデフォルトの小さなメニューバーアイコンの表示よりはるかに視認性が高いと思う
もうひとつのメリットはこれを表示しておくのなら入力メニューアイコンを
メニューバーに表示しておく必要もないのでメニューバーのスペースが節約できる
これが私個人的には一番嬉しかったりする




このカラーバーの視認性をさらに高めるために透明度を下げるか、あるいは
メニューバーアイコンの表示を隠さないために逆に透明度を上げるかは各人の好みで設定できる
またこのアプリはメニューバーにもドックにもアイコンを表示しない完全なバックグラウンドアプリだが
時々終了したいとか設定いじりたいという場合は不便なのでドックアイコンを表示する設定も用意されている




そして面白いのがカスタムフロティングフレームの設定
このアプリの機能自体は利用したいがやはりメニューバーの上端が隠れるのはいただけない…
という向きにはメニューバーではない別の場所に好みの幅、高さで表示する設定も用意されている
デスクトップにフローティングで表示してもいいしドックの下の
スクリーン下端にバー表示すればジャマにならないかもしれない
そこらも好み通りに設定できる


2014 年 8 月 25 日




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Shazam
(Freeware)
OS10.9Mavericks対応 WindowsXP~7対応

Macの内蔵マイクなどを通じて今流れている音楽を聴かせるとWeb上のデータベースでそれを検索、曲名・アーティスト・iTunes Storeのリンクを教えてくれるメニューバーアプリ。

音楽を聴かせるだけでその波形をキャプチャーして、Webサービスサイトに送って音源を教えてくれるというwebサービスのクライアントアプリということになる。

音源はクリアな方がヒット率は当然高くなるが、MacBook Proで内蔵スピーカでならした音源を、内蔵マイク経由でShazam検索という結構な悪条件でもなかなかのヒット率を見せた。

ただし波形の相似形を検索するタイプのサービスなので、以前にもあった鼻歌を歌うだけで曲名を教えてくれるというエスパーだが的中率がかなり低いサービスとは違う。

データベースはiTunes Storeを利用しているようなので、そこにあるものしか的中させることはできない。

Mac版とiPhone・iPad版、Windows版があるので、それぞれ入れて使える。





Shazamを起動するとメニューバーアイコンの位置を表示する
OKをクリックするともウオン減スキャンは始まっている




テレビの前に置いたMacBook ProでさっそくCMソングに反応している
スキャンを止めたい時には上のスライドボタンをオフにする




設定ボタンのメニューはこれだけ
TwitterやFacebookと連携しているのもウリのようだ
終了もここから




曲名、ジャケットアートをクリックするとShazamのページに飛ぶ
ここで曲の詳細を見てからiTunesShopのリンクに行くこともできる




Little Snitchで見ると結構な頻度でWebサービスのサイトを
覗きに行っているのがわかる




MacBook Proの内蔵スピーカでiTunesの曲を内蔵マイク経由でShazamに検索させた
気になるヒット率だが私のところで3割程度
iTunesShopにあるような曲をどれくらいの比率でスキャンしているかによるので
参考程度だがこの手のサービスの中では悪くないヒット率だと思う
ただし鼻歌には対応していないのでヒットは全くしない

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Shazam for iOS
(Freeware for iPhone, iPad)

今流れている音楽をキャッチしてその曲名・アーティスト・iTunesShopのリンクなどを教えてくれるiOSモバイルアプリ。

Mac版・Windows版があるShazamデータベースクライアントアプリのiPhone、iPad版というところ。 Webサービスを使っているのでヒット率はMacと同じで、後は音源をどの程度とられられルカというマイクと周囲の環境による。

ただiPhoneにこれが載るということは、出先の喫茶店などでふと気になる曲が流れていたらこれを起動して曲名を調べるということが可能になるということだ。





iPhoneの場合最初の起動でマイクへのアクセス許可を求めてくる
許可しないとサービスを利用できないので許可




iOS側の認証ももう一度聞いてくる
ご念の入ったことである




起動時にFacebookのログインを求められる
この連携がひとつのウリなのかもしれないがFacebookは利用していないのでジャマ
スキップで問題ない




待機画面はこんな感じ
1回だけスキャンしたい時は下のボタンを、続けてバックグラウンドでも
スキャンし続けたい時は上の自動スイッチをオンにする




自動スキャンがオンになったら上のメニューバーが
赤くなるので入りっぱなしに気がつくかもしれない
頻繁にWebにアクセスするので入りっぱなしのまま
忘れていると当然バッテリーはどんどん消耗する




広告なしアンコールバージョンに有償アップグレードも可能
Pandoraが使えるのはUSのみとのことなのであまりメリットはないかもしれない




曲名スキャンは5秒単位、待機画面にあるように波形の相似形をスキャンする
タイプのサービスなので鼻歌を活かせて曲名を検索するのは不可能だ
あくまで音源を聴かせないといけない




曲名がヒットした時の表示
アーティストのプロフィール・ディスコグラフィ・ビデオなどのリンクがあって興味深い




ジョニ・ミッチェルのプロフィールを覗いてみた
面白いおもちゃを見つけたので当分これで遊んでいるかもしれない


2014 年 8 月 24 日




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xACT
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応

AIFF、WAV、FLAC、AAC、mp3などのオーディオファイルをエンコード・デコード・圧縮など他のフォーマットに変換できるフリーウエア。

この手のオーディオ変換アプリは結構たくさんあるのだが、開発が停まったりシェアウエアに移行したりしていたがまだこういうアプリがあった。

対応フォーマットは非圧縮はAIFF、WAV、可塑圧縮FLAC、非可塑圧縮mp3、AACなど、他に詳細はよく知らないがOPUS、SHN、APEなどに対応している。

他の機能としてはタグ編集、リネームなどにも対応している。





xACTの使い方は基本的に全てこの形
タブで何をしたいか選んで左のリストに変換したいファイルをドロップする
右側で変更したいパラメータを設定して右下の実行ボタンで任意の場所に書き出す
元ファイルに変更を加えないので安心してトライできる
キャプチャーは可塑エンコードのファイルから非圧縮ファイルを取り出すデコード




mp3などのタグの編集も可能




バッチリネーム・CD抽出などのファイル操作も対応している




書き出し中はこんな感じのプログレスバーが表示されてい指定した場所に書き出すというスタイル




LAME mp3、AACはCBR(固定レート)、VBR(変動レート)にも対応していて
AACはビットレートも96〜320とかなり広いレンジで指定できる
音質を落とさずにAACに変換したいという人も多いだろうからこれは良いと思う




エンコードできるフォーマットはこの3つ
FLACはどちらかというと海外で使用されるケースが多い可塑フォームで
Appleロスレスはビデオフォーマットでよく使われる高音質(ただし互換性は低い)フォーマット
後の3つはよく知らないのだがニーズが高いものなのかもしれない


2014 年 8 月 23 日




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いつの間にかフルハイビジョンに対応したiTunes Storeのクリップを再生するにはAppleTVのファームウエアのアップデートが必要だった

2年前に導入したAppleTVだが、当時はiTunes Storeの映画はSDかHDTV720pの準(?)ハイビジョンのみの画質だった。
それが最近知らない間にすっかり1080pに移行していたので、720pでダウンロードしたハイビジョン映画も一度1080pにダウンロードし直した。
ダウンロードは順調に進んだのだが、少し問題が起きた。
AppleTVで再生すると最初のまだバッファーが充分取りきれない20〜30分間は映像がカクツく問題が起こった。


ここでこの映像の規格、720pとか1080iとかについておさらい。
これらはハイビジョンテレビの画像のサイズの規格なのだが、720とか1080とかは画像のスキャンライン(走査線)の数を示している。
そのサイズを走査線の数で表示する昔からのルールで名称が付けられている。
720本の走査線を使うなら720p、1080本の走査線を使うなら1080iという感じ。

時々誤解があるのだが、アナログテレビがSD(スタンダード)でデジタルテレビがHD(ハイビジョン)というわけではない。
もともとハイビジョンもアナログだった。
それに地上波デジタルは当初はデジタルSD画質で策定されていたはずだ。
いつの間にか地デジはフルハイビジョンという話に変わったと記憶している。

かつてのアナログ時代の主力機だった4:3の画面アスペクトのSDは480本の走査線で表示されていた。
口絵の画像サイズの比較表は英語版Wikipediaからの画像で、PAL方式は576本(NTSCは480本)、720本の720p、1080本の1080i/pのサイズ比較の図だ。

この走査線の数はアナログ時代には重要な意味を持っていた。
アナログ時代は全ての画像データはシリアルに伝送された。
どういう意味かというと、この480本の走査線で元の画像を分解して一本の線にほどき、それを電波やビデオテープに載せて、それらの画像データをまた30分の1秒に一枚の画像になるように480本の線を上から順番に受像機上に点灯させて一枚の絵を造っていた。

それを一秒間に30枚再生すると、映像が動いているように見える…これがテレビの原理なのだが、原理的には1秒間には60枚の映像を表示できるのに、この一秒間に30枚の映像を表示するようにしたのはアナログ時代の帯域ではデータの伝送量が不足していたためだった。

問題はそれでもテレビ受像機は一秒間に60枚の画像を表示する。
伝送されるフレーム数は1秒間に30フレームしかない。
これは困った。
奇数枚のフレームだけ映像を表示して偶数枚のフレームは黒画像のままにしておくか…しかしこれだとテレビの画面がちらちらしてとても見づらい。
そこで昔の頭いい人は、この480本の線を一気に表示するのではなく、最初の60分の1秒の画面に奇数列の走査線の映像だけ表示して、次の60分の1秒の画面には偶数列の走査線だけの…つまり240本ずつに映像を分解して、交互に表示するようにした。
60分の一秒は、点いたり消えたりしても人間の目にはずっと点きっぱなしに見える。
これを残像現象という。

蛍光灯は実は関西では1秒間に60回、関東では50回、パカパカ点滅しているのだが人間の目にはずっと点灯しているように見える。
これと同じことでテレビも60分の1秒に240本だけ映像があってその一本おきの走査線は黒のまま、次の60分の1秒は先ほど黒かった走査線240本に映像を載せて映像が乗っていた240本は黒のまま…というようにパカパカ切り替わっているのだが、人間の目には30枚の映像が1秒間に60回、つまり1画像2回ずつ表示されているように見える。

この頭のいい人はなんでこんな面倒なことをしたかといえば昔はたとえ60分の1枚目と60分の2枚目の映像が全く同じでも、60枚の映像を伝送する時にデータの量が30フレーム分の2倍になってしまうために、データ量を間引くためにこういうことをした。
デジタル時代のコンピュータベースのデータの通信なら同じフレームを2回送る時には
「偶数枚は奇数枚と全く同じ内容」
という簡単なコマンドで同じ映像を偶数枚に持った30フレーム/60枚の映像が簡単に伝送できる。
しかしアナログ時代にはこういうことは不可能だった。
だからこんな工夫をした。

これをインターレースという。

例えば480のインターレースのテレビなら480iと表現できる。

これに対してパソコンが普及してくると、スクリーンのリフレッシュタイムが60分の1秒なら60分の1枚目と60分の2枚目を全く同じ画像にしても問題ない。
もともとファイルとして記録されている画像を画面に描画しているだけなので、伝送速度は関係ない。
ならば走査線を240本ずつに分割する必要も別にない。
480本を一気に表示してもいい。

先ほども書いたようにパソコンの場合は、特にmpegのようなデータ間引きを使っていれば60分の1枚目と60分の2枚目は全く同じだからデータ量はほとんど増えない。
「以下同文」
という簡単なコマンドで表示できる。

だから走査線を分割せずにフルフルに、ただし偶数枚は奇数枚と全く同じ…という表示法をプログレッシブと呼ぶ。
480のプログレッシブなら480pという表記になる。


さて、やっと本題のハイビジョンのサイズの話に入る。

ハイビジョンが策定された時には、業界では確か1080i以上…非圧縮のみをハイビジョンと呼んでいいという決まりだった気がした。
ところが最近は1080でなくても720でもmpeg圧縮でもh.264でもハイビジョンと呼んでいいというルールに変更になったらしい。

一応昔のルールに従って1080i以上をフルハイビジョンというというしきたりは残っているらしい。
ここらの意識は私の与り知らないところなのでよく分からないのだが、とにかくフルハイビジョンと呼んでいいのは1080i以上で720pは擬似ハイビジョンというか準ハイビジョン(という言葉があるならば)というようなものだった筈だ。

ところがAppleはiTunes Storeでハイビジョン映画を配信し始めた時に、720pのみという規格で開始した。
その言い分は日本のハイビジョンの規格は1080iのインターレースなので540本ずつの間引きハイビジョンだが、iTunes Storeのハイビジョンは720pで720本のフルフルの表示なので(データ的には小さいが)1080iに匹敵する同等の高画質だ…と強弁していた。

なぜなら日本のハイビジョンはなぜかアナログ時代のインターレースを踏襲していたからだ。
それに対してこちらはプログレッシブだ…というわけだ。

しかし、私もこれは疑問に思ったし、やはりこれを高画質ハイビジョンというのは牽強付会ではないか…という批判があったように思う。

結局iTunes Storeも1080に対応したのが1年前だったか。
(追記:2年前からなんだそうだ。Sakipapaさんからの情報。
ただ2年前にAppleTV3gen買った時にHDタイトルチェックしたけど当時は1080pのタイトルはほぼ皆無だった記憶がある。いつの間にかほとんどのタイトルが1080pに変わった)

しかも1080pとプログレッシブに対応したので、フルハイビジョンの1080iよりさらに高画質だ…というわけだ。
(ここら結局テレビの受像機を使うなら同じことだし、パソコンのモニターは映画見るのに不向きだと思っているし、この差はどうでもいい気はするが)

それはともかくiTunes Storeはフルハイビジョンにやっと対応し、既存の720pのHD作品も順次1080pでダウンロードし直しができるようになってきて、今の新作はほぼフルハイビジョンに移行しつつあるようだ。
結構なことである。


そしてやっと本題である。

iTunes StoreでHD作品を720pから1080pにダウンロードし直しができるというので、いつの間に対応したのか知らなかったが私が購入した作品も対象になっていた。

さっそくiTunesの設定を変更して1080pでHD作品をダウンロード。

そしてAppleTVで再生した。
すると冒頭で触れたカクツキ問題が発生した。

最初の数分間は問題なく再生できるが、そこを過ぎたあたりで映像が停まったり、急に早送りになったようになって画像がカクカクになってしまう。
720pの時には発生しなかった問題だった。

データ量は1080pになってほぼ倍になっているので、やはり高画質な分負荷は大きいのか…と悲観しかけていたが、ちょっと気になってAppleTVの設定をのぞくとファームウェアアップデートが来ているではないか。
私のところのAppleTVは私がそうしたのか、デフォがそうだったのか記憶が定かではないがソフトウエアアップデートの自動がオフになっていた。

だからファームウェアが古いままだったようだ。
3回ぐらいアップデートに失敗して、4回目にようやく最新になった。

するとどうでしょう!
1080pのHD作品がまったくカクツキなしに観られるようになったではないですか!
どうやら内蔵メモリードライブの運用法が改善されたようだ。
その結果1080のデカいファイルをバッファーしながら正常に映像も読み出しができるようになったようだ。
そして当初Appleが1080pを忌避した理由も判った。

あの当時はAppleTVで、こうしたカクツキを回避する技術がなかったということらしい。
メモリドライブは初期の頃いろいろ問題があったからかな…
第2世代までのAppleTVはいまだに対応できないらしいから、ハード的な問題もあるのかもしれない。


それはともかくフルハイビジョンで観るHD作品…いくつか見てみたが正直720pの時代と比べて劇的に映像が改善された…ともいえない。
Appleがいう通り720pの頃も充分きれいだったからなぁ…
データ量は倍近いのに…

結局無理にアップデートしてフルハイビジョン化する意味があったのかどうかはよく分からない。
2台並べて比較すれば判るのかもしれない。

でも1080p導入して、AppleTVで画像のカクツキでお困りの方は以下の手順でアップデートが有効かもしれない…というTipsでした…チャンチャン





iTunesの設定を見るとダウンロード時に「優先するビデオバージョン」として
キャプチャーのように標準解像度、高解像度720p、高解像度1080pを選択できるようになっている
720pの解像度ですでにダウンロードしているハイビジョン映画は、
まずこの設定を1080iに変更して映画をいったん削除、iTunes Storeで
ダウンロードしなおすことで最高解像度の1080iに変更できる




ダウンロードが完了すると「情報を見る」(コマンド+i)コマンドで解像度を確認
解像度は1080pになっている




ここで問題が発生した
1080pでダウンロードし直した作品をAppleTVで視聴すると
クリップダウンロードが続いている最初の数十分間は映像が停まったりカクツいたりする
そこでファームウェアを確認するにはコンピュータメニューの隣りの設定に入る




するとやはりまだ当てていないファームウエアアップデートがあった
都合3回ほどアップデートに失敗してやっとアップデートに成功
アップデート後は1080pのクリップを再生してもカクツキが起きなくなった
古いファームウエアでは内蔵メモリードライブにバッファーを書き込みながら
コンスタントに再生データを読み出すことができなかったようだ
これがAppleが永らく1080pをiTunes Storeでサポートしなかった理由かもしれない
デフォからそうだったか記憶がないのだが「自動アップデート」
「切」になっていたので「入」に設定変更した
これで夜間眠っている間に勝手にアップデート…してくれんじゃないかなぁ…


2014 年 8 月 19 日




anchor

SysInfo
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

メニューバーの小さなイコンでCPUメーター、メモリ使用量、ネットワークトラフィックを表示できるシンプルなメニューバーアプリ。

メニューバーアプリでCPUの使用レベル、メモリ、ボリューム監視、ネットワーク監視をやるアプリはいくつかある。
私の場合Menu Metersを愛用している。
人によってはiStat menusを愛用しているかもしれない。

これらのアプリはデザインもよく考えられていて実用性は非常に高いのだが、弱点はメニューバーのスペースを結構使ってしまうということだ。

このSysInfoならアイコンひとつ分ぐらいの横幅しか取らないから、MacBook ProやMacBook Airユーザにはありがたいアプリになるかもしれない。

その分表示は大雑把になるし、視認性はやはり低いのだがそんなに常時正確な状態が知りたいわけじゃなく普段はこのSysInfoが表示する程度の情報でも充分で、調子が悪い時だけ、あるいは負荷がかかる作業やり始める時だけMenu Metersのような精密な表示ができるアプリに切り替えればいいかもしれない。

なおここでかなり以前にSysInfoというアプリを紹介したことがあるが、それとは無関係なようだ。
目的も違う。





SysInfoの表示
縦のバーグラフが三本立つ
左からネットワーク、メモリ、CPUのメーターになる




このメニューバーアイコンからプルダウンで3本のグラフのうち
どれを表示・非表示にするかをワンクリックで切り替えられる
この手軽さが良いと思う
設定もここから入れる




CPUメーターの設定
色の配置を変更できる




同じくメモりメーターの設定
主に知りたいのはインアクティブの領域と空き容量だから
そこを目立つ色に変えるという考え方もある




ネットワークメーターはグラフの右半分がダウンロード、左半分がアップロードを表示
ネットワークメーターの設定は色だけでなく
アプロードとダウンロードそれぞれのゲージレンジの設定もできる
特にネットワークのスループットは高速環境から低速環境まで
1000倍とか10000倍とかの開きがあるから手動で最適レンジを変更できる




そして全体の設定として更新頻度、グラフの枠の色、グラフの幅の調整ができる




枠の色を赤系に、グラフの幅を最大のひとつ下に設定
これでかなりグラフの視認性は高くなったがメニューバーの占有スペースは非常に少ない
大まかに状況を知りたいだけならこれでも充分かもしれない

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SoftRAID
(Shareware)
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

ソフトウエア的に外付けハードディスク、内蔵ハードディスクなどでRAIDボリュームを組むことができるメニューバーアプリ。

このアプリはOS9時代から開発が始まっていて古いバージョンを見た記憶はあるが、これがMavericksにも対応してさらにRAID1+0、4、5などにも対応した。

ソフトウエアRAIDという言葉をAppleも使っているので、ここら混同しやすいのだがAppleなどが言っているソフトウエアRAIDとはディスクユーティリティを使ってRAIDを実現しようというもの。
メリットはシステム付属品だけで全てできるのでディスクを用意する以外に特に費用がかからない。
デメリットは、ディスクユーティリティで対応できるのは、ボリュームの連結、ミラーリング(RAID1)、ストライピング(RAID0)まででボリュームの統合、読み出しの高速化では期待はできるが冗長性は弱く、早い話がいつ死んでも不思議でない構造しか構築できない。
(詳細は以下の記事参照
たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法
RAIDでまとめたバックアップディスクは快調〜だけどRAIDについて知っておくべきこと

このSoftRAIDも旧バージョンは概ね同じような事情だったが、バージョンが5まで上がってRAID4(パリティドライブを使用した冗長構造)、RAID5(パリティドライブを使用しさらに分散した構造)さらにRAID1+0なども可能になった。

ドライブも内蔵ドライブベイだけでなく外付けのドライブマウンター、USB外付けハードディスクなどにも対応しているようなので柔軟な運用が考えられる。
(後者を使用する場合は当然様々な制約は出てくるだろうが)

またアプリのドライバーがディスクのSMARTともやり取りをしているので、ディスクの故障または故障予兆が出て交換が必要になったらメニューバーアイコンのステータスランプがブルーからイエロー、アンバーに変わる。
Mac自体をテラバイトクラスのドライブサーバに仕立てるという考え方もできるし、いろいろ試してみたくなるソフトだ。





SoftRAIDを初回起動する時にドライバーのインストールを求められる
OSのデフォルトドライバではソフトRAIDは機能が制約されるということらしい
これはこのアプリでアンインストールできる




アプリはこのようにブロックダイアグラム方式でRAIDの構造を決定していく
左にドライブの種類とそれぞれのドライブIDが見えている
どれとどれを結合するか、右のどの構造を使用するかをこの画面で決定する




あぷりのユーティリティメニューにアンインストールコマンドがあるので
ここでドライバーごとアプリを削除できる


2014 年 8 月 17 日




anchor

Sharks 3D
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応

スクリーンセーバ並びにデスクトップの壁紙にサメを泳がせるという夏にふさわしい涼し気な3Dグラフィックスメニューバーアプリ。

暑い日が続くのでこういう涼し気なアプリもいいかもしれない。
速い話が3Dアクアリウムのようなアプリのサメバージョンなのだが、こういうグラフィックってMacの筐体の基本性能も上がったということもあるだろうけど随分キレイにリアルになった。

フリーウエアだがフリーバージョンでは背景は1種類だけ、サメの種類もオオメジロザメとコバンザメだけだ。(他の魚は若干いる)

アイテムを購入することで背景は沈没船になったりサメもハンマーヘッド(シュモクザメ)とかホオジロザメなどが増やせる。
フリーでできることはサウンド(音楽と気泡音)をつけたりカメラを固定かサメをフォローしたり、手動でカメラを動かしたりできるというところ。

作者サイトの解説によるとサメは4億年もこの形態のまま生存してきた、いわば生きた化石だが実物を海で見ることは滅多にないし、あったらあったで危険な種類も多い。
このアプリを使えば毎日サメに遭える。しかも全く危険もなく…ということらしい。

アツさでうだっているMacユーザにお薦め。





Sharks 3Dを起動したところ
右のメニューでメニューバーアイコンの位置の確認、環境設定、マウスモードに入ることもできる
左下のチェックを外すことでこのウインドウを表示しない設定も可能




起動するとこんな感じでデスクトップにサメが現れる
なかなかきれいなグラフィックだ




スプラッシュに出ていたマウスモードに入ると
最初の数秒間だけ操作チュートリアルが表示される
マウス(トラックパッド)でカメラを手動で動かすことができる
このモードから抜けたい時はescキーで




設定画面に入ると「一般」には複数モニターに表示する、ドックアイコンを表示などの選択肢
その下がカメラ固定かダイナミックかの選択でデスクトップモード、
スクリーンセーバモードそれぞれに設定できる




ダイナミックモードに設定したデスクトップ
デスクトップに置いたアイコンの背景をサメが泳ぎ回り
そのサメを追いかけるように視点が移動する




他にサウンドモードの選択では水中音と音楽を
それぞれのモードに付けることができる




水面の波で揺れる光がサメに当たるグラフィックが
とてもきれいで音をつけて楽しんでもらいたい




またアプリをアクティブにしなくてもメニューバーアイコンを
常駐させておりそこからモードに切り替えが可能
壁紙を非表示にしたり、スクリーンセーバモードはここから入る
壁紙が非表示になるとドックアイコンがグレーになるなど芸が細かい




メニューバーアイコンからスクリーンセーバモードだけでなく
マウスモード(オブザーベイションモード)にも入れる




背景もサメの種類も一種類だが購入することで背景を増やすことができる
沈没した潜水艦、沈んだ飛行機…ノスタルジックできれいな背景が用意されている




サメもデフォはオオメジロザメだがシュモクザメ、トラザメ、ホオジロザメなど
実際に海ではあまり出会いたくない凶暴な奴らを購入して楽しむことができる

anchor

自宅VPNサーバにWindowsから繋がらない〜PPTPを稼働させたがやはり調子悪い〜Mac同士なら問題なくうごくのだが…

自宅にVPNサーバを上げて遠隔からつないでいる。
目的は自宅のファイルサーバにアクセスする、Webサーバの更新、VNCでのサーバの制御などに使っている。

これまではMac mini/intelでVPNサービスを上げて、それを出先からWiMAXでWAN接続したMacBook Proから接続してこれらの操作をしていて、いつでも繋がるしとても調子良かった。

さてそのMacBook Proである。
手に馴染んだMacBook Proはもう目をつぶっていても操作できる…(かなり誇張が入っています)
馴染んでいるのだが、重量が2.2kgである。
それに対して最近使い始めたソニーのVAIOはようやく手に馴染み始めたところだが、重量は1.1kgである。

約倍である。

持ち歩くとしたら目をつぶっても操作できる2.2kgか、目を開いていないと操作できない1.1kgか…(繰り返しますが一部事実と異なる部分があります)

そのWindows7搭載のVAIOで自宅VPNにつないだところ連続して不調を起こした。
どうやらL2TPはセキュリティが堅牢な分通信量が多く、伝送量が不安定なWiMAXなどで例えば電車の中などで使うと接続が不安定になる。

途中で落ちるとサービスが不安定になるのか次から接続ができなくなる。
サーバ側のvpndのプロセスがクラッシュしているようだ。
そこでPPTPをアクティベートした。

WindowsはPPTPがデフォルトなのかもしれないと思い、新しいVPN ActivatorはPPTPにも対応していることは、レビューの時に確認していたのでやってみたのだが、今度はPPTPにMacでつなぐとクラッシュして接続できなくなってしまった。
PPTPがクラッシュするとなぜかL2TPもいっしょに落ちるみたいで、接続はできているように見えるが結局ファル共有もVNCもsshも接続できないので、実際にはプロセスが固まってしまっているのだと思う。

こうなると結局VPNサーバ(この場合は自宅のMac mini)を再起動しないと復帰できないことも判明した。 当面はMacBook ProはL2TPでVAIOはPPTPでつなぐというふうに棲み分けて、どれくらいの実用性かを確認しようと思っている。

ちなみにVPN Activatorの作者さんのホームページにはOS XのVPNサービスは自宅などの小規模ネットワーク向けで、オフィスなどの大規模ネットワークには向かないと書いてある。
そういう用途ならやはり専用のサーバを立てて、UNIXなりなんなりで運用すべきということなのかもしれない。





VAIO/Windows7にL2TPの設定をして自宅のVPNに接続できるようにした




先日出先からVAIO/WIndows7のL2TPで自宅のVPNにつないでいたが認証に成功しなくなってしまった




一度こうなるとMacからもつなげなくなる
設定に問題があるのかとかなりすったもんだした




そこでVPN Activatorのレビューにも書いたように
最新版でアクティベートし直して今まで殺していたPPTPもアクティベートした
アクティビティモニタで見るとVPNサービスのプロセスのvpndが2つ起動しているのが判る
どっちがどっちかは判らないがひとつがL2TP用でひとつがPPTP用ということらしい




自分の書いたPPTPの設定手順を見返しながらPPTP接続もできるようにVAIOも設定した




こうしてPPTP接続に成功
Windows7からもMac OS XからもL2TP、PPTP両方で接続できるようにした




Windows7からSMBでファイル共有に接続できるのを確認した
VNCは残念ながら非常に重いので実用的な表示速度ではない




自宅からWiMAXを上げてそこからVPNでつなぐとL2TP、PPTPともに安定して繋がる
ところが出先で、特に電車などで接続すると安定性が大きく下がる
特にWindows7+L2TPの組み合わせでかなりの確率で接続が落ちる
落ちるとあとはMacでもWindowsでもPPTPで接続できなくなる




L2TPは接続できるようだがログインしてもファイル共有もVNCも認証に成功しない




この状態でsshで接続してみたがやはりタイムアウト
ログインの認証まではできたがその先の認証に一切反応しない
こうなると一度サーバを再起動してvpndをリフレッシュしないと元に戻らない
遠隔からはクリアできない…というかこういう問題をクリアするためのVPNなのに
それをクリアするもう一つのVPNが必要だ…というのは本末転倒だし不可能だ
とりあえずWindowsはPPTPのみMacはL2TPのみでつなぐことにしてしばらく様子を見る

anchor

ログオン時、Wi-Fi接続時『Keychain "System" cannot be found to store』というメッセージが出てパスワードを要求されログオンに失敗する〜このケースの対処法2

Wi-Fiのトラブルをこの数日抱えていたが、その過程で以前も遭遇したログインパスワード入力画面やWi-Fiの切り替えの度に
『Keychain "System" cannot be found to store』
というメッセージが出てKeyChainのリセットを要求されるが、結局リセットに失敗してWi-Fiの切り替えも成功しているにもかかわらず診断ツールが起動してくるという鬱陶しいトラブルが再発していた。

この問題は以前に以下の記事で取り上げている。
ログオン時、Wi-Fi接続時『Keychain "System" cannot be found to store』というメッセージが出てパスワードを要求されログオンに失敗する〜このケースの対処法

Keychainにアクセスできないという警告でWi-Fi接続に失敗する、パスワード全滅問題が再発…今度はシステムまで巻き込んでフリーズしてくれた…解決法はやはり古典的な…

最初の解決法はキーチェーンアクセスを起動してKeychain First Aidでキーチェーンのアクセス権を修復するというもの。
これは効果があったが、2回目の再発の時にはキーチェーンのアクセス権を検証しても「問題ありません」と表示されるにもかかわらず、上記の「cannot be found to store」のエラーが出続けていた。
アクセス権の修復も再起動も効果がない。

2つ目の記事では
~/Library/Preferences
の中にある
com.apple.security.plist
という設定ファイルを削除するというもの。
このファイルはその後再生成されないので、必要なのかどうかはよくわからない。

今回この問題がまた再発した。
状況的には前回と同じくWi-Fi経由VPN経由、自宅LANにアクセス中にトラブルがあって接続中のまま回線が落ちてしまって以降これが表示され続けているというきっかけ。

Keychain First Aidの修復は効果がないし、
~/Library/Preferences/com.apple.security.plist
は削除されたまま現在もない状態だ。

再発したら何をしたらいいか…
探してみるとcom.apple.security.plistはここにもあった。
/Library/Preferences/com.apple.security.plist
これを削除することで今回はエラー表示が出なくなった。

今のところこれを削除することで問題は起きていない。
再発するようならこういう方法が役に立つかも。





VPNの接続に失敗する…接続しても落ちてしまうというトラブル対処中に
またKeychainが調子悪くなってログオン画面やWi-Fiの切り替え時に
いちいちKeychainの『システム』はこのパスワードを見つけられない」
という警告を出すようになってしまった




「デフォルトにリセット」をクリックするとリセットしてもいいかという確認が出る




そしてパスワードを求められるがなぜかこのパスワードフォームには
キーボード入力できないのでアボートするしかない
そしてリセット失敗、Wi-Fi認証失敗、診断ツール起動、
診断に失敗と続くまでがセットになっている
失敗といいながら繋がっているから無視すれば良いのだがさすがに
これだけのステップを毎回やられると「無視すれば問題ない」では済まされない




Keychain First Aidをかけても「問題ありません」という結果で修復できない
前回はユーザフォルダのライブラリの中のcom.apple.security.plist
という初期設定ファイルを削除したがそのファイルは復活していない
しかしライブラリフォルダの中のPreferenceフォルダの
中にも同じcom.apple.security.plistがあった
これはドラッグでは削除できないのでデスクトップに
バックアップを取っておいて削除メニューで削除する
今回はこれでこの問題をクリアできた


2014 年 8 月 15 日




anchor

Droppy
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

フルスクリーンアプリを使っている時に重宝しそうな、ドラッグアンドドロップでファイルを移動する時にちょっとそのファイルを置いておけるフローティグスペース・メニューバーアプリ

Droppyを起動するとメニューバーに地味なアイコンを表示するだけ。 これをクリックすると剽軽なロボットアイコンがデスクトップにフローティング、つまり常に最上層に表示されるように現れる。
ここに移動したいファイルをドロップしておくと、一時的にファイルを持っててくれるので、その間にデスクトップを覆っているウインドウを片付けるなり別のウインドウを開くなりクリックを伴うウインドウ操作が可能になりとても便利。

機能としては四隅の好みの位置に開ける・好みの大きさにできる・ログイン時自動起動など。

ちょっとしたことだがこうした小物があると楽になる作業は確かにあると思う。





Droppyの使い方は簡単
あらかじめ起動しておくとメニューバーにアイコンを表示する
クリックするとファイルを載せる台とロボットが現れる
ここにとりあえず移動したいファイルを載せておいてドラッグ
したままではできない操作をファイル移動中にできるようになる
電波アニメーションが楽しい




ロボットの横のギヤアイコンで設定に入る
設定画面の→キー4つのところでDroppyの表示位置を変更できる
四隅の一番ジャマにならないところを選択できる




Droppyの大きさを変えたい時はDimentionスライダーで
またDroppyを片付けたい時には上の×ボタンで片付ける
片付けたいのではなく終了したい時には設定画面の中のQuitボタンで終了できる


2014 年 8 月 10 日




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Elite Keylogger
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応 WindowsXP~7対応

Macで使えるタイプ履歴、Web履歴、スクリーンショット、クリップボード履歴を記録したり指定したメールに送信したりできるいわゆるキーロガーメニューバーアプリ。

キーロガーというとセキュリティ関連の注意書きによく「キーロガーに注意」などと書いてあるので、ウイルスの一種ではないかと思っている人もあるがキーロガー自体はマルウエアではない。
使用法によってはあなたのパソコンのセキュリティを守ってくれるアプリにもなるので、それ自体が害悪なのではなく使い方によってはマルウエア的に使うこともできるというアプリと考えればよい。

その機能はMacに対してどういう操作がされたかを記録する…というそれだけなので、席を離れている間に誰かがあなたのMacを勝手に使って悪用していないかとか、そういう監視に使える。

逆に悪用しようと思えば誰かのパソコンとか、インターネットカフェの端末に仕込んで誰かのパスワードを抜き取るとかそういうことにも使える。
後者は当然違法行為で、刑事罰の対象になることを知っておくべきだ。
これは包丁を使ってすばらしい料理を作ることもできるし、銀行に押し入ることもできるのと似ている。
後者は違法行為であることも同じだし、包丁そのものは善でも悪でもないタダの道具だというところも同じだ。

アプリはフリーバージョンとシェアウエアのプロ版に別れており、プロ版に登録するとパスワードフォームからパスワードを記録したり、チャット内容も記録したり、表面上は全く見えなくなるステルスモードも可能になる。

そこまでシビアに監視しなくても、自分が操作していない時間に誰かが操作していないかとかを簡単にチェックするだけならフリーウエアバージョンでも充分だ。

フリーバージョンは起動時、メニューバーに常駐してそこからプルダンンしてメニューを呼び出しログを見ることができる。
また遠隔からログを添付したメールを受け取ることもできる。





ダウンロードしたElite Keyloggerを展開するとインストーラが立ち上がる
インストーラはフリーウエア版と有償のプロ版を選択できる
とりあえず使い方に慣れるためにフリーウエア版を試せばいいと思う




このキーログは秘匿されるためそれを見るためのパスワードの設定を要求される
Macのマスターパスワードと一致していない任意のパスワードでOK




それとは別にスタートアップアイテムなどをインストールされるため
インストーラはルートのパスワードを要求する
アプリの性格上この時におかしな振る舞いをしていないかを一応Little Snitchで監視してみた
インストーラが他のアプリのレコメンドのためにWebに接続しようとする以外は特に怪しい動きはなかった
しかし紛らわしい挙動ではあるのでこういうのもアプリが起動してからにして欲しいと思うが…




起動後Elite Keyloggerはメニューバーアプリとして常駐する
そこからプルダウンするとパスワードを要求される
これはルートのパスワードではなくインストーラで設定した任意のパスワード




開くとこのような操作画面になる
下のキーボード、スクリーンショット、Web履歴、チャット(プロ版登録が必要)、
クリップボードのアイコンボタンをクリックするとログに残されたものを表示する




これはWeb履歴の表示画面
Elite KeyloggerのDBに登録されたログをQuickLookで表示する
ブラウザで表示したページの履歴を表示しており右上ボタンでこれをSafariで表示することもできる




同じくスクリーンショットの表示
これで離席中におかしな操作がされていないかを確認できる




こちらはクリップボードの履歴




ブラウザのパスワードフォームにパスワードが入力された記録
ただしフリーウエア版ではパスワードは表示できない
シェアウエア版に登録すれば表示可能だが悪用すると登録情報から足がつく可能性もある
こういうところからも悪用されないように担保しているのかもしれない




このログだが全てのアカウントの記録を見ることも
できるし特定アカウントだけ見ることもできる
またアプリも全てだけでなく特定のアプリを使っているかを絞り込んで表示できる
さらに左のカレンダーで日にちも限定できるなどかなり細かい絞り込みができる




この監視を止めたい時にはメニューバーアイコンから
プルダウンしたメニューのこのボタンをクリック
本当に監視を止めるかという確認タグが出てくる




ログを削除したい時には設定のここの部分で全てのログを
消すのか特定のログだけ消すのかなどの選択が可能




メール送信の設定もあるので遠隔から監視することも可能
3時間、日に一回、週一の設定が可能で
また上の方にスクリーンショットの頻度の設定項目もある
デフォルトは15分間隔だが1分刻みでこれも設定可能




SMTP設定をしてgmailなどの既存サービスからメール送信が可能で
テスト送信ボタンもあるので設定したら一度テストしてみること




さらにElite Keylogger自体が必要なくなった場合は
下の赤で囲んだアンインストールボタンから削除することもできる
削除ボタンをクリックすると本当に削除するかという確認タグが出てくる




インストールするとログイン項目に自動的に登録される
ここらはユーザアカウントからも丸見えだがプロ版は
こういうところも隠せるようになっているのかもしれない


2014 年 8 月 6 日




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SignalScope Pro
(Shareware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応

音声などの分析用の信号スコープ各種を全て用意した波形モニターセット。

入力はビルトインのIn、Out、ラインなどが選択できる。

用意されたモニターはレベルメーター、フリーケンシー(周波数帯域特性グラフ)、オクターブレンジメーター、X・Yプロッター、オシロスコープ、スペクトラムスコープなど。

遊ぶで使うにはちょっとお高いが、声紋分析とかオーディオテストとか、信号レベルチェックとかプロユースには充分対応している。
グラフの反応も早く見た目もきれいだ。





SignalScope Proを起動すると計測データを記録するプロジェクトを開始する画面から始まる
あくまで計測結果をあとで分析するのが主目的ということらしい




UIが起動するとどのスコープを使うかの選択ができる




入力の選択がツールバー下のプルダウン、その上のPLAYボタンのような
三角マーク付きボタンをクリックすると計測が始まる




右上がF特メーター、右下がレベルメーター、左上がオクターブレンジメーター、左下がオシロスコープ




さらに左上がX・Yプロッター、左下がスペクトラムスコープ
このスペクトラムスコープは音声研などでよく声紋検査に使われているヤツだ

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Windows7のイベントビューワログを遠隔から取得する

Windowsがクラッシュしたとか、サービス・アプリが落ちたとかのイベントログをチェックして、その原因を究明したい時にイベントビューワを使用する。
そのログを遠隔からも簡単に取得しようというのが今回の目的。

おさらいしておくと遠隔からリモートを取ってadministratorになれるのなら遠隔からでもイベントビューワは見ることができる。
そしてXPまではそれを簡単にテキストなどで取得することもできた。

WindowsVista以降はイベントビューワの仕様もいろいろ変わってしまったようなので、セキュリティも厳しくなっているし、administratorで接続できるのなら大本の.evtxを共有で取り出した方が早い。
Vista以降ローカルに保存してそれを開いて見ることもできる。

イベントログ自体もXPまでの.evtから.evtxとフォーマットが変わって、取り扱いも容易になったようなので、そのパスとともに記録しておく。

システムイベントのパス
C:\Windows\system32\winevt\Logs\System.evtx
XP以前
C:\Windows\system32\config\SysEvent.Evt

アプリケーションイベントのパス
C:\Windows\system32\winevt\Logs\Application.evtx
XP以前
C:\Windows\system32\config\AppEvent.Evt





XP以前は…まあ今でもやるが遠隔からイベントビューワを確認するのに管理の画面から
コンピュータの管理を右クリックして別のコンピュータへの接続をクリックする




同じセグメント内のPCでadministratorになれる筐体なら
IPアドレスを入力してそのPCのイベントをチェックできる




ただWIndows7からイベントビューワログファイルの拡張子が.evtから.evtxに変更され
直接取り出してローカルで直に見ることができるようになったので
扱いは他のプラットフォームと同じように楽になった
システムイベントログはC:\Windows\system32\winevt\Logs\System.evtxにある
アプリケーションイベントログも同じ場所にApplication.evtxという名前で保存されている




このファイルをCIFS共有で取ってきてローカルで開いてチェックができる
特別なツールは必要ない…システムの管理ツールのイベントビューワが起動する




何回かクラッシュしたVMWare上のWindows7だがネットワーク系のエラーを
吐いている以外はこれといって問題はなさそうだった…という具合に診断に使える

anchor

WindowsからVPN(L2TP)の接続に失敗する…実は原因は結構限られている…というより私の場合は単なるタイムアウトだった(笑)

ここでも書いていることだが、VPNサーバとして使っていたMac mini/intelのSSHDの調子が悪くてこの何ヶ月か何回も交換しているので、その都度VPNサービスもアクティベートし直したりしている。

その度にVPNを新規でつなぎ直すことになるのだが、Mac同士の場合はそんなに問題ではない。

またWindowsでもPPTPの時にはそんなに問題にならない。

問題はL2TPのサーバにWindowsからつなぐ時だ。

ここ何回か出先から自宅のVPNのWindows7のVAIOで接続に失敗するということが起きている。
何か設定に問題があるのかと思って見直してみたが、L2TPに必要な設定というのは洩れていない筈だ。
詳細はこちらに書いた。
Windows7のVPN/PPTPとVPN/L2TPの設定の仕方と接続法2〜お次はL2TP/IPsecのVPNの設定法だ〜落とし穴あり!追加のレジストリ設定についても解説

接続に失敗する時にエラーコードを表示するのだが、789と806、628もあった。
そこでL2TP接続に失敗するケースのエラーコードについて調べてみた。
Giganews FAQ - VyprVPN よく見られるエラーコード-2





自宅鯖のVPNはセキュリティ確保のためPPTPを公開せずにL2TPのみで運用してきた
Macからつなぐ場合は別に問題は起きないがVAIOを持ち出してWindows7からつなぐと
このようにエラーコードを表示して接続に失敗する




789番のエラーコードはL2TPの返信がない、806番はVPNサービスのレスポンスがない
628番はPPTPが応答していない、691番は認証に失敗している…という感じ
ただし628、806はVPNパススルーにルータが対応していないというエラーで
ウチは対応しているにこれが出るのは変と思い何度かトライしていたら接続に成功した
要するにL2TPの接続が不安定ということになるようだ




ちなみにWindowsのReal VNCを使ってMacの画面共有に接続すると
なぜかフルカラーコンタクトを要求され接続できるのだがWiMAXなどから
接続するととてもではないが実用的な表示速度ではない
(リフレッシュタイムは約1分という感じ…)
ファイル操作は問題ないがリモート操作には使えそうにない感じだ
これはVPNの問題ではないが…


調べてみるとL2TPの接続に失敗するケースは非常に限られているので、整理してメモしておく。
1)VPNサービスが落ちている
2)ルータがVPNパススルーに対応していない
3)ファイアウォールでTCPポート1723(PPTP)UDPポート500,1701,4500(L2TP)などが開いていない、あるいはルータにポートマッピングの設定がされていない
4)ログイン名、パスワード、共有シークレットの大文字小文字を間違えている(全て区別するため)
5)L2TP接続の場合Windows7以上の場合はレジストリの設定(DWORD32ビットの追記)をする


失敗はこのいずれかに分類されてるわけで、これらの問題が解決されていれば接続はできる筈とのことだ。
ただし、ウチの場合ほぼ4回中3回は接続に失敗する。
Mac同士なら百発百中で接続できるのだが、これがL2TPの汎用性のなさということらしい。
Windowsのクライアントも使いたいならPPTPを解放しろということか…



2014 年 8 月 3 日




anchor

桜花
(Freeware)
OS10.9Mavericks対応

Mac OS Xで唯一と思われるBonanzaと対局ができる将棋ゲーム。

Bonanzaとはコンピュータ将棋プログラムとして将棋の全くの素人が開発し、それでも人間のような自然な手筋と将棋大会に出場できる実力で話題になった。
棋譜を再構成して作成された将棋アルゴリズムなのだが、その強さは定評がある。
この桜花はBonanzaの最新バージョン6.0を採用している。

実際このアプリを相手に平手戦をやってみれば、少々の将棋自慢ぐらいだったらやられると思う。
またユニークなのは棋譜を出力できるだけでなく、既存の棋譜を読み込んで「探索」機能でその局面で他にどんな手が考えられたかという手筋を検索することができる。
こういう能力が飛躍的に向上していけば、人間のインスピレーション能力とコンピュータの探索能力どちらが問題解決に有効かというテーマに生月大変興味深い。

とりあえずアマチュア将棋の有段者でないという人は飛車角落ちぐらいで対戦してみると面白いと思う。

ただ千日手になると絶対に自分から手を変更しないのがまたコンピュータらしい面白いところだ。





新規対局を選択すると対戦は人とコンピュータ(Bonanza)がやるか
どちらが先手かなどを選択する画面があらわれる
探索深度を上げて飛車角落ちぐらいで始めてみると強さに驚かされる




なるほどと思わされる手が繰り出され意外な強さにちょっと驚くに違いない
またレコメンドの次の一手をこんな感じで表示してくれる機能もある




このBonanzaの話題になったのは手筋の評価手順と探索能力が
それまでのチェスソフト、将棋ソフトと違ったユニークなものだったということ
この桜花も手筋の探索・評価、有効な手のみソートなどいろいろ面白い
将棋を勉強するために名人の棋譜を読ませて分析のためにこれを使っている人もいると聞いた




さらに対局の流れでどちらが優勢かというグラフィックな表示が用意されているのも面白い

anchor

Screen Replay
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

高画質かつ簡単操作の動画スクリーンキャプチャメニューバーアプリ

デスクトップの動画だけではなく、マイクから音声録音するので使用法としてはMacのディスプレイでデモを動かしてプレゼンテーション動画をお手軽に作るという使い方が向いていると思う。

メニューバーのアイコンから「録音を開始します」メニューで記録開始。
Retinaディスプレイでも高画質で、しかも録画時間の制限なく記録できる。
終了は同じくメニューバーから録音を終了メニューで。





起動すると普通のアプリとして起動するがメニューも環境設定も何もない
メニューバーアイコンが常駐するのでそこから「録音を開始します」メニューで動画を撮り始める




録画中はこの通りカメラアイコンにタリーランプが点灯する




録画されたファイルはマイクの音声付きで~/Movies/ScreenReplayの中に保存される
.movのハイビジョンファイルど保存され完了するとQuickTime Playerが起動して再生を開始する




そのままアップロードするとファイルサイズが大きすぎるのでH.264に圧縮してアップした
簡単な操作で収録できるので動画でデモを見せたい時には重宝する

anchor

Simple! Jang Plus2
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応 OS10.9Mavericks対応

Mac OS Xで遊べる数少ない本格派4人打ち麻雀ゲーム。

数少ないといったがフリーウエアではおそらくこれしかないんじゃないかと思う。
このアプリ自体はOS9時代から遊んでいた、私にはもっとも古くから馴染みがあるアプリ。

しばらく最新環境で動かなかったのでディスコンなのかと思いきや、なんと作者サイトを発見してちゃんとメンテナンスをされていたようで最新のMavericksでも動く。
作者さんのこの努力には頭が下がる思いだ。

このアプリの特徴は単なる麻雀の手作りゲームではなく、4人打ちになっていて対戦するというところ。
だから高得点を上げるには手作りのスピードだけでなく、風によって打ち方を変えるとかある程度戦略的なことは関係してくる。
例えば「北家の早鳴き親孝行」とか、「南家はケンカせよ」とか「親はとにかく上がり優先」とか場の巡りで打ち方が変わってくる。

4人打だとテンパイがかかったところで対面からリーチがかかったりということもあるので、捨て牌も読まなくてはいけない。
ただし捨て牌に細工をして相手を引っ掛けるという心理戦は無いようなので、そこらはやっぱりパソコンゲームだ。
ただ対戦相手は対子手が好きなヤツ、チャンタ、清一染めてくるとか癖はあるのでそういうのを見ながら打っていると楽しい。

ちなみに作者サイトではいまだにOS9版も配布されている。





Simple! Jang PlusはMacでは数少ない本格的な4人打ち麻雀ゲーム
ツモはテーブルをクリック、それ以外は右の操作バーのボタンで




上がり牌が場に出たら右の「和了」ボタンでロンをかける
間違えたらチョンボ罰金もあるので要注意w

anchor

Simple! 雀 1.0.1
(Freeware for iPhone, iPad)

Macの本格的4人打ち麻雀ゲームSimple! 雀のiPhone、iPad版アプリ

操作方法はMac版と同じでツモを継続する時は何もない机の上をタップ、それ以外のポン、チー、カン、上がりなどは上下の操作ボタンタップで進行。

4人打ちなので、相手の捨て牌も注意してみていないといけないのが面白さだ。
Mac版では対戦相手の癖で選んだりイカサマありとかルールもいじれるが、そこらの機能は全部引き継いだ。





アプリ起動時のスプラッシュから設定などのメニューに入れる
始める時は新規対局から




切りたい牌をタップすると「捨てる」メニューが出てくるのでそれをタップして牌を捨てる
必要な牌なのに手が触れてしまってチョンボ状態でテンパイという誤操作を防げる
この2回タップが煩わしい人は設定でこれも解除できる




鳴ける牌が捨てられたら赤で囲まれてツモ進行が止まる
無視して進行したい場合は机の何もないところをタップ、鳴くとき、アガる時は上のボタンで




アガったら(放銃したら)この通り点数は自動計算してくれる
親倍ゴッツァンです




対局終了後の順位の表示




対戦成績も通算で残してくれる




設定画面は最初のスプラッシュから入れる
捨て牌のテンポ、捨て牌確定を2回タップにするか、相手の読みの深さも2段階、
イカサマありモードも実装とMac版の機能はほとんど盛り込まれている
ルール設定では赤ドラの有無、カン裏有無、ダブロン有無、
ドボンルールなどかなりのローカルルールに対応できる


2014 年 8 月 2 日




anchor

OS X Yosemite Trash Icon for Mac
(Freeware)

OSX 10.10Yosemiteのプレビュー版のゴミ箱アイコンセット

anchor

OS X Yosemite Folder Icons for Mac
(Freeware)

同じくOSX 10.10Yosemiteのプレビュー版のシステムフォルダアイコン集


Mavericksの次のOS X、10.10Yosemiteに関してはすでにディベロッパー向けにプレビュー版が公開されており、なんとディベロッパー登録をしていなくてもダウンロードしてインストールすることができるという話だ。

だから待ちきれない人はもう入れてしまうということもできるが、まだ新環境のスクリーンショットなどを個人ブログで公開することは規約違反になるので私の場合まだ入れてみるわけにもいかない。
ただ奇数バージョンバグてんこもり、偶数バージョンバグフィックスバージョンという過去のジンクスにより、やはりバグてんこもりだったMavericksに対して、Yosemiteはコードも整理されてバグも直されているんじゃないかと期待しているわけだが。


それはともかくYosemiteではRetina未対応だったゴミ箱アイコンが、10024×1024の対応アイコンに変更される。
それに伴いOS Xの登場以来の伝統だったスチールメッシュタイプのゴミ箱アイコンが、ポリバケツ風にデザイン変更される。

フォルダアイコンも若干色が鮮やかになって、シンボルマークのコントラストが弱くなり見た目はきれいになるがフォルダの区別はつきにくくなる。

Macはアイコン下の名前をいちいち読まなくてもアイコンで全てのファイル、フォルダ、アプリを区別できるというのがその特徴であり、大きなメリットでもあるのだが、iOSのフラットデザイン化の流れによりフォルダデザインに関してもそうした視認性は犠牲にされ、イメージ的にはますますWindowsに近づいてきた。

システムフォルダに関しては、そうしたアイコンの視認性は重要では無いという割り切った考え方なのかもしれない。


その割り切った新デザインのアイコンをMavericks以下の現在仕様中のMacでも試してみることができる。 上記ダウンロードリンクで落としてきてLiteIconなどでゴミ箱、システムフォルダに適用してみることで簡単に試せる。

入れてみた印象はやはり見た目はきれいになる。
ただユーザフォルダの中のアイコンの視認性はやはり下がる。
そしてそれは大した影響がない…というところか。

ゴミ箱アイコンはまだRetina対応の1024×1024ではないが、ゴミ箱をそんなにでっかく拡大して使うこともないので気にならないかもしれない。





システムフォルダアイコンは1024×1024がダウンロードできる
最大はこのデカさだがRetinaで見ても多分荒れた感じにならないというのがメリットだと思う
持っていないから想像だが…




ゴミ箱は空と満杯の128×128、256×256の4種類が用意されている
さすがにこの大きさにするとジャギーが出ているのが分かるが
普通こんなにゴミ箱デカくするヤツはいないので実用上は問題ないと思う
Yosemite正式版はゴミ箱も1024×1024になるそうだ




このセットの中身を見るとシステムフォルダは
一通り揃っているようなのでさっそく使ってみた




以前に紹介したLiteIconを使ってゴミ箱を適用してみる
空と満杯バージョンの256版をドロップ




システムフォルダもここにドロップしていく




一式載せ終わったら右下のApplyボタンをクリック
するとログオフを求められる




再ログイン後フォルダアイコンは適用される
デバイス直下のシステム、ライブラリ、アプリケーションなどのフォルダが…




こんなイメージに…




ホームフォルダ直下のサイト、ダウンロード、デスクトップ、ミュージックなどのフォルダが…




こんなイメージに… DropboxOneDriveなどのあとから
入れたフォルダはMavericks以前のデザインのままなので対比ができる
色味は派手になって、アイコンデザインは控えめになった





デスクトップに置いた時のイメージはこんな感じ




OS X登場以来の伝統だったスチールメッシュ缶の
ゴミ箱アイコンはついにポリバケツ風のアイコンに変わった




空っぽの時はこんなイメージ
好みがあるかもしれないがこれもすっきりした見た目デザインに持っていこうとする
iOS統合化のロードマップに乗っ取ったデザイン変更なのかもしれない




カラム表示だと見た目はきれいだがアイコンで区別はほぼ不可能になってしまった
カラム表示ではアイコンを目印にはしていないだろうという考え方なのかもしれない






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