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2012 年 1 月 31 日




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Lionのログイン画面に「拾った人は連絡ください」というメッセージを表示する簡単な設定

ライフハッカーさんのこちらの記事で知ったTips。
パソコンをなくした時のためにMac OS X Lionのログイン画面に連絡先を追加する方法 - ライフハッカー[日本版]

Lionにはログイン画面にメッセージを表示する機能が追加されているそうで、それを利用してMacBook Proなどを扮した時に、拾った人向けに「このMacを拾った方は××-××××-××××に連絡ください」というメッセージを表示することができるそうだ。

こういう性善説に準拠したセキュリティが有効かどうかは別にして、こういう機能が追加されているというのは知らなかった。
さっそく試してみる。

セキュリティのためというより自分に向けてのメッセージを、ここに置いておくという使い方もできるかもしれない。
というより元々はそういう目的の機能かな?





システム環境設定のユーザとグループのペインに入る
ここのユーザリストの下のログインオプションに入る




ここでまず「自動ログイン」を「切」にする
これで起動ごとにログイン画面が表示される
これはセキュリティのためにも実行しておくことをお勧めする




次にセキュリティとプライバシーに入って「一般」タブに入る
ここにチェックを入れて表示したいメッセージを入力する
もちろんリンク先のライフハッカーさんのように拾った人に
連絡先を教えるメッセージを入力するのもよい




そしてログアウトするとログイン画面にこのようにメッセージが表示されている







2012 年 1 月 28 日




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Trim Enabler
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

SSDを高速化、長寿命化するTrimコマンドを稼働させるGUIフロントエンドアプリ

SSD(Solid State Drive)はUSBメモリと同じようなフラッシュメモリを集積してHDDの代わりをさせるという新しい記憶領域ドライブ。
見た目の形はハードディスクドライブと同じような形、サイズにまとめられているが中にあるのはメモリチップとその制御回路だけという構造になっている。

この構造のメリットはハードディスクドライブの衝撃に弱いという問題を解決したこと。
iPodがHDDタイプから今では完全にNAND型メモリに移行してしまったことを思い起こしてもらえばいい。
その結果iPodは落としても壊れない、もはや取り扱い注意が取れたヘビーデューティーな機器に変わった。
HDDはミクロン、あるいはナノメーター単位の精密技術を必要とする。
メモリも集積化するとナノメーターかもしれないが、可動部分がないので要求される工作精度は全く違う。

可動部分が無いということは故障の確率も低いということだ。

もうひとつのメリットはこれもiPodユーザやMacBook Airユーザならすでに実感していることだが、読み出し、書き込み速度がHDDよりも速いことだ。

このように(お値段の問題を除いて)イイことづくめのように見えるSSDだが、デメリットもある。 それはHDDと比べて繰り返しの書き込み寿命が短いということだ。

HDDは故障も多いし、温度管理や衝撃を避けるなどいろいろ制約が多い厄介なメディアだがひとつ良い点はメディアの寿命はほぼ無制限だということだ。
故障すればもちろん寿命なのだが、個体によっては激しく書き込みを繰り返していても十年保つものもある。
金属のディスクの磁化回数はほぼ無制限だから、それこそサーボ周りが故障しない限り無限に使える。

ところがSSDはその仕組みからメモリのクリア、追記を繰り返すことで段々使用できる領域が減っていってしまいには実行領域が実用性の障害になる領域までくる。
リチウムバッテリが段々容量が無くなって寿命が来ると使い物にならなくなるのに似ている。

これを解消する方法のひとつとして、Trimコマンドが用意されている。
MacはOS10.6.7からこれに対応したが、今のところLionになってもこれをGUIでオンにする方法はない。
隠しコマンドでデフォルトではオフにされている。

そこでこのTrim Enablerを使うことでTrimコマンドをオンにできる。
Trimコマンドが有効になっていると、SSDに書き込み、上書きなどをする時に、その都度バックグラウンドで不要な「迷子データ」のフラッグを「不要」に書き換える作業をしてくれるのでドライブ容量を圧迫しない。
また副次的効果としてSSDの読み書き速度を速くする。
厳密には最初はあまり変わらないと思われるが「迷子データ」が増えてくると読み出し速度も段々遅くなってくるという問題が起きてくるが、これが高速化される効果だと思われる。





Trim Enablerのインターフェシスは実にシンプル
Trimコマンドを使用するならON、しないならOFF
対応しているSSDは検索で確認できるが非対応品、HDDの場合はONにしない方がいい




SMARTはドライブの自己診断機能でそのステータスを確認できる
ごらんの通り残念ながら私のところのMacは全部HDDなので
これを試してみることができない


2012 年 1 月 25 日




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「このバージョンのiTunesではサポートされていません」と言われて古いビデオが再生できない


iTunesのビデオライブラリに貯め込んだ古いビデオが、再生できなくなった。

古いビデオを何かのアプリでエンコードした場合、「このムービーにはQuickTimeが必要ですが、このバージョンのiTunesではサポートされていません」というポップアップが出て再生できなくなる。

これはiTunesが64ビットに対応していこうこの症状が出ているようだ。

この対応法は以下のキャプチャーの通りiTunesを32bitで起動すれば見られるようになる。





昔から貯め込んだ古いビデオを再生しようとするとこんなポップアップが出て再生できない
こういう場合もがっかりして古いビデオを削除する必要はない




一旦iTunesを終了してアプリケーションフォルダのアプリ本体を選択
コマンド+Iキー「情報を見る」タグを開く
ここに「32ビットモードで開く」という項目にチェックを入れる




すると見ることができなかった古いビデオをiTunesでも見ることができるようになった


2012 年 1 月 24 日




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Scrollbar of Contents
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

<h>要素でマークアップされたサイトの中なら見出しを全部表示してそこに自在に飛ぶことができるGoogle Chromeのアドオン

htmlのマークアップの文法で、見出しをh3、h2、hという感じで大項目中項目小項目に文章構造を階層化するという決まりがある。

最近は忠実に守られてるのかどうかと思うこともあるが、これで文章の構造を作るのが本来の決まりで、これが守られていれば文章の再構成がコンピュータ的に可能になる。
それが本来のhtmlのプレインなテキストとは一番大きな違い。

このプラグインはこのマークアップの本来の意味合いを利用してanchor等を使っていなくても、h要素の見出しが、スクロールバーの上に吹き出し風に表示されて、それをクリックするとそこに一気に飛べると言うもの。
学術系のサイトはマークアップを忠実に守っているところが多いから、この機能は論文読むのに便利かもしれない。
新しいhtmlはanchorをサポートしないような話をどこかで聞いたような気がするので、それが本当ならこういう機能は他のブラウザでも積極的に取り入れてもらって欲しいところだ。

これはいいと思う。





Scrollbar of ContentsをインストールするとGoogle Chromeはこんな表示になる
右のスクロールにページ内に設定された見出し(h要素)を全て複でしで表示する




マウスオーバーした見出しはグレーになりクリックするとその場所に一気に飛べる
長大な文字だけのページを読む時、この見出しを見るだけで文章の構図が分かるのでラクかも
これで選んで読みたいところだけ読むということもできる
これが利用できるのはh要素をマークアップしているペジだけだが
弊サイトの用語辞典のページなどで機能は実感いただけると思う


2012 年 1 月 23 日




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HandBrakeBatch
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

HandBrakeのエンコードエンジンを内蔵しバッチエンコード(まとめて変換)できるようにアレンジしたアプリ。

たとえば個人で所有するホームビデオのCDRなどから切り出したVOBのmpegファイルはそのままではPCで再生できない。
もちろんVLCなんかをインストールしてあれば再生だけはできるのだが、日本語のオーディオとかクローズドキャプスタンの字幕スーパーとかを織り込んだ再生はやはりできない。
それにVOBに切り出したファイルをiPhoneやiPadで再生するにはやはり、iTunesに登録できるH.264等の形式に書き出した方がいろいろと便利だ。

そういうエンコードアプリとしてHandBrakeがある。
これは非常に細かい設定が可能なプロフェッショナルなアプリだと思う。

だがもっとお手軽に、あまり考えないで使いたいならこのHandBrakeBatchがよいと思う。
フォルダ単位ならひとつずつだが、チョットしたホームビデオ集を一気にいくつかエンコードしたいなら、この複数エンコードができる機能が便利だと思う。

インストールはアプリケーションフォルダに置くだけだし、エンジンは内蔵しているので別途HandBrakeをインストールする必要はないというふれこみだ。
(ここら現在検証中で、設定変更をしたい場合はやはりHandBrakeは必要かもしれない)





HandBrakeBatchのユーザインターフェイス
上のプルダウンでファイル形式、サイズなどのプリセットを選択、
その下のフォームに書き出し先のディレクトリをパス形式で入力するかダイアログから選択
左のウインドウにエンコードしたい元ファイルをドロップするだけ




設定で音声、スーパーのの選択ができる




オリジナルタイムスタンプを保持する機能なども設定から




プリセットの種類はこんな感じ
HandBrakeのトレイに入っているものは全部見えている




ソースのファイルはドラッグアンドドロップで左フォームに登録




エンコード進行中
上が今変換しているファイル、下が全体のプログレスバー




やはりDVDとか一枚変換となると数時間の作業になるので
ポーズ、リジュームボタンがついているのは親切
エンコード中はMacの動作は当然重くなるので何か急用ができた時に
中止してまた最初からやり直さなくてはいけないということがないのは嬉しい




エンコードが完了したらこういう表示
またGrowlにも対応しているので開始・完了をポップアップで知らせてくれるのは便利だ




ちょっと問題が出ているのは言語設定の変更が何故かできないこと
起動時に「プリセット表示に失敗した」という表示が出るのも気になる
現在HandBrakeもインストールしてそちらで設定変更したらどうなるかを検証中


<追記>
検証結果をまとめると何故かHandBrakeBatch単独だと音声トラックの選択、クローズドキャプスタンの字幕スーパーのオンオフなどが変更できない。
HandBrakeを使うことで変更ができた。

フォルダ単位ではバッチエンコードできないとなると、どういうシチュエーションでHandBrakeより優位性があるかはビミョーだけど、お手軽というメリットはあるかもしれない。

ディスクメディアのリッピングをiPhone等で外出先でみたいという場合はHandBrakeが便利かもしれない。


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HandBrake
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
WindowsXP~7対応 Linux対応

VOBなどのDVD動画をH.264などのPC、Mac、iPhone、iPad用動画に切り出すエンコーダーアプリ





HandBrakeのエンコードの設定影響が
HandBrakeBatchにも及ぶようで設定変更にはやはりこちらが必要らしい
何も考えないでお手軽にやりたいときはHandBrakeBatch該いという使い分けか


2012 年 1 月 22 日




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Macが重いなら!〜MacBook Pro/Airを軽快にするために僕がやっていること

RSSで見かけた「MacBook Pro/Airを軽量化するTips」記事のリンクをツイッターにポストしたところ、結構favやRTを頂いた。

「◯◯を高速化する」「△△を軽くする」
というのはやっぱりTipsの王道なんだなと再認識した。

でも自分でポストしておきながらこんなこというのもなんだけど、自分がやっている方法と全然違ったので、ここではわたしが普段やっている「Macを軽快にするTips」を紹介することにした。

といっても結構普段のメンテナンスの作業とかぶる部分がある。
メンテナンスはMacを軽快に保つためやっているわけだから当然といえば当然かもしれないが。

リンク先にはツールを使って重複ファイル、ムダなファイルの削除をするというのが載っているが、やって悪いことはないけどその大部分はMacを軽快にするのにあまり関係ない。
それはそれでディスクスペースを節約するという意味はあるけど、Macの動きが重い時にやはり重要なのはキャッシュ削除ということになる。

キャッシュはもともとシステムを高速化するために、読み戻しをいちいちしないようにそれぞれのプロセスの読み込んだものを一時置き場に書き込んでおくという仕組みで、よく引き合いに出されるのはWebブラウザの戻るボタンの例。
戻るボタンで同じページに戻るたびにいちいちWebから読み込むよりも内蔵ディスクにそのページを溜めておけば表示を高速化できるという仕組みがキャッシュ。

しかしこのキャッシュは貯め込んでおいてもイイことはあまりない。
壊れるとシステムの不調に繋がるし、壊れなくてもどんどん溜まるとSwapファイルにどんどん書き出されてディスクスペースも圧迫するし、それを管理するメモリも食う。
こういうことでシステムが重くなっていくので、メモリの解放量、Swapの書き出し量には常に注目している。
そしてこれの対策のためにこまめにキャッシュの削除をやっている。

わたしがやっているMac軽量化の根幹の考え方はこれ。
さらにメモり解放のために時々、ブラウザを終了したりFinderを再起動する、メモリ解放の保守コマンドを実行するなど。

特にLionにOSを上げてからMacが重くなった、時々反応しなくなってクラッシュしたようになると悩んでいる場合は以下のプロセスをやってみるといいと思う。
おかげさまでわたしのところではMacBook Proは、SnowLeopard以前と同じように軽快に動いている。





まず現状をチェックするためにMenu Meters を使ってメモリとSwapの使用量を表示
やや専門知識を必要とする表示スタイルだが結局これが様々なケースに臨機応変に使える
ここではメモリの解放量、Swapの使用量をチェックするが
Swap8つ、使用中が3GB近くあるのは結構蓄積していることを示している




ディスクの空き容量の数字を記憶しておくと
これでどれくらいゴミが溜まったか分かることもある




まずやるのはユーザキャッシュの削除、いつも通りMainMenuを使って実行
再起動を前提としない時にはカレントユーザのみのキャッシュ削除
再起動をしてもいい場合はシステムキャッシュとオールユーザキャッシュを削除




次に「Locate Database」を再構築、これは再ログイン後でも構わない
「うむらうす」さんのRelease Memoryの項目でも書いたが、
このプロセスがメモリの「拘束された領域」を解放する
なぜそうなるのかは分からないがうむらうすさんのアプリはその効果を利用したもの
わたしは同じことを普段手動コマンドでやっている
といっても難しいことではなくてMainMenuの再構築をクリックするだけ




キャッシュといえばネットワークのアドレス解決のための
DNSのキャッシュも長期放置していると結構な量になる




さらに意外に大きな容量を食っているのは
.DS_Storeというウインドウの振る舞いを記憶するファイル
これはキャッシュとは違うがやはり同じようにウインドウサイズ、背景、
アイコン配列などを記憶しているファイルで壊れるとアイコンが消えたりの不具合を起こす
それだけでなくこれを削除する過程で不思議なことが起きる
この.DS_Storeファイルの削除には結構時間がかかるがTerminalを使って
sudo find / -name ".DS_Store" -deleteというコマンドを使って削除する
詳細はリンク先にあるが起動ボリューム全域のファイルを一網打尽にする




このウインドウ管理ファイルを削除するとメモリも解放されていくことが分かる
僅かな量だがこういう大量のデータベースファイルを管理するために
システムはかなりのリソースを消費していることは考えられる
徹底的に軽量化するためにはお勧めできる




同じ理由でコマンド+option+escキーを叩いてFinderの再起動をやることをお勧めする
QuickLookが実装されて以来結構Finderも色々貯め込んでいるようだ




本当はSwapの解消にはSafariなどのWebブラウザの終了が効果が大きかったりする
履歴キャッシュだけでなくクッキーとかいろいろなものをSwapに
ページアウトしているようでキャッシュクリアよりも効果が大きかったりする
私の場合タブを数十開いたまま1週間起動しっぱなしだったりするのでなおさら効果は大きい
簡易にやりたい時にはこれだけやっても効果がある




ここで一度ログアウト、再ログイン
こうしてディスクスペースは4GB以上節約された




再ログインしたらMainMenuを使って起動ボリュームのアクセス権の修復




これをやる意味はやはり「うむらうす」さんの見解で
Locateデータベースの再構築と同じ効果があるということだ
これもなぜ効果があるのか理由はよくわからないが実際効果はある
これ自体はディスクユーティリティでやってもいいしTerminalを使ってやってもいい
これでメモリがいくらか解放されるしSwapの使用量が軽減される




こうしたプロセスでメモリの解放量は1GB増えた
再ログインしたので使用していないSwapも自動的に削除され
3つで実使用領域も100MBまで縮小された




.DS_Storeファイルの削除でデスクトップの
アイコンの並び順は変わってしまうことがあるので
あらかじめDIM 2を使って配列を記憶しここで修復する




さてLion以降何故か時々システムがハングアップしたように急に重くなるときがある
その時の応急処置としてアクティビティモニタを起動して
ある種のプロセスを止めると解消することがある
容疑者は「ことえり」「Safari Webコンテンツ」
「FlashPlayer(Safariプラグイン)」「hiutil」「PreDictionaly」
あたり
これらはkillしてもシステムには影響は無い
Safari関連のふたつはSafariを再起動するだけでも解決するかも

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DaisyDisk
(Shareware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

ディスクのスペースを何が占有しているのかを視覚的に表示してくれるディスクスキャンアプリ。

ディスクの容量は気がつかない間に等比級数的に大きくなってきている。
最初にパソコンに内蔵されたハードディスクの容量は数十MBだったと記憶している。
それでもフロッピーディスクの数十枚分の大きさだったわけだから非常に大きく感じたわけだが、十年前に入手したiMacには40GBのHDDが内蔵されていた。
もうこの時点で1000倍の容量を実現していた。
当時は40GBは無限大の大きさに思えた。
この40GBのディスクが満杯になってしまうことなど永遠にないかもしれないと思っていた。

ところが画像、音楽、動画などのファイルを普通に扱うようになり、40GBなんてすぐに一杯になってしまうことがそれから何年もたたないうちに明らかになってきた。
今では内蔵ディスクでさえ500GBから1TB、2TBという時代になってきて、もう250GBのディスクがカタオチしている時代に入った。

扱うファイルの数も容量も等比級数的に増えていて、もう何がどこにあるのか把握しきるなんて不可能になってきた。
しかもシステムキャッシュ、プラグインなどもどんどん大容量になってきて何がディスク容量を圧迫しているのか、パッと見ただけでは把握しづらいシステム構成になってきているということもある。

ならばこのDaisyDiskのようなアプリがディスクの占有率を視覚的にパイグラフにしてみせてくれる。
こういうものが役に立つだろう。

シェアウエアだが、バーゲンでもあり円高も重なって、オンラインなら僅か800円ほどでライセンスが買える。
15日間試用できるので、試してみて評価してみたらいいと思う。
多分800円の価値は十分ある。





DaisyDiskを起動するとマウントされたボリュームリストを表示する
さっそくScanFolderボタンで「書類」フォルダをスキャンしてみた
時間は数十秒だった




スキャン結果はディスクアイコンをクリックするか右のViewボタンで表示
このようの円の一番中心が最上階層で階層ごとに占有率を視覚的に表示する
マウスオーバーしている階層のファイル・フォルダをサイズ順に右にリスト表示する




今回がいきなり容量がタイトになってきているBootCampボリュームをスキャンしてみた
書類フォルダは100GBも容量があるのに数十秒だったが
BootCampはNTFSということもありスキャンに小一時間要した
容量よりもファイル数が時間に影響するものと思われる




これがBootCamp50GBのスキャン結果
内容は31.6GBやはりWindows7のシステムフォルダを含み
NTFSということもあってそれなりに時間がかかった
右の要素リストの頭についているカラフルなマルはそれぞれが
入っている領域を示しそのカラーは左のパイチャートの色を示している
また円を構成してない下の部分は空き領域を示している




マウスを黄緑の階層に移動させると右のリストも
マウスオーバーしているディレクトリのリストに変わる
いちいちそれぞれの階層を開かなくてもマウスを有働させるだけで
主要なディレクトリの容量が大きいファイルのリスを見ることができるのは便利




もちろん階層に入ってその階層の中のパイグラフも表示できる
階層に入るのはパウグラフの階層か右のリストのディレクトリをクリックすればいい




また上のバーにパスが表示されていることにも注目
このパスの上の階層をクリックすれば上の階層に戻れる
以前はカラム表示の容量スキャンアプリを愛用していたがこれはこれで便利だと思う
UNIX式のパスの表示は右のリストの上に表示される




さっそく起動ボリュームをスキャンしてみた
ここも数百万オーダーのファイルがあるはずだがスキャン時間は意外に早かった
数分ということだろうか
BootCampが時間がかかったのはやはりNTFSだったからかもしれない




UNIX領域の不可視ファイルも見えていることに注目
こういうところにもファイルをどんどん突っ込んでくるアプリもあるので
この領域で異様に大きなファルを見つけたらそのオリジンを確認するなんてことも可能になる
むやみにいじっていい領域でもないがこのように見えることは見える




また外部ディスク、ディスクイメージ、オンラインボリュームなどの
マウントされたボリュームもリストされスキャンが可能
これはいろいろ容量節約に役立つと思う


2012 年 1 月 18 日




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BearsHand
(Freeware, Sharewareに移行予定)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

Macのビデオキャプチャーアプリ。

モバイルの内蔵カメラなどのiSight、USB、iLink接続のWebカメラ、ビデオカメラ、ADコンバータなどのビデオを録画したり静止画キャプチャしたり、メールでリモート受けたり、それをFTPアップロードしたりというようなことが可能。

それで何にするかは各自の工夫次第だろうけど、テレビなどの録画以外にやはり監視カメラシステムの構築なんかが可能になりそう。
無人カメラで定時になったら録画を始めるとか、リモートで録画開始するという使い方かな。

面白いところでは一部の顕微鏡カメラ(iLink付き)では録画が成功しているそうだ。
学術目的にも使えそうだ。

PSPに渡す動画の変換は、その補助に使うスクリプトが今のところLionで動かないために頓挫した。
近日中にSnowLeopardで試してみる。

今のところフリーウエア配布だが、将来シェアウエア化を目指しているそうで、このバージョンは夏ごろまではフリーでライセンスされている。





内蔵iSightカメラで録画中
舌の赤丸ボタンをクリックすると録画スタートする
これでMacBook Proなどのモバイルがそのまま簡易ビデオカメラになる




ビデオファイルはデフォルトでは~/Movies/にmovファイルで保存される
静止画キャプチャーは~/Pictures/に保存される




その保存先は設定で変更することができる




ADコンバータなどを噛ませているときはテレビの予約録画なども可能




録画したファイルを指定のサーバにFTPでアップロードすることもできる
これで離れたところからでも監視カメラをモニターできる




メールセッティングでメールでの通知や逆に
メールをトリガーにして録画開始したりの機能も持つ




ビデオのコーデックは幅広い種類が選択できる
おそらくQuickTime依存なのでこんなAppleProResHQなんてコーデックも選択できる
ハードウエア的にスペックがついていけるかはテストしていないが


2012 年 1 月 16 日




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ショートカットキー一発で指定のフォルダにエイリアスを作る・移動するなどの操作をLionで実現するTips

まあ、Tipsというか、アプリの機能として便利に使っていたのがSnowLeopard以降動かなくなっていたのを、復元する方法を見つけたのでメモ。

エイリアスを作る時、その目的からいって元ファイルと同じ場所に作りたいなんてケースはレアで、大抵は全然違う階層にいちいち移動しなくてもいいようにエイリアスを作るんだと思う。

ところがシステムデフォルトの「エイリアスを作る」は右クリックにしろ、メニューからにしろ元ファイルと同じ場所に「◯◯のエイリアス」という名前のファイルを作る。

手間を惜しまず、できたエイリアスをそれを置きたい場所に移動すればいいのだが、その階層移動が面倒だからエイリアスを作るのに、ちょっと舌打ちしたくなる。

それでOS10.5あたりまではQuickAccessCMという便利なコンテクストメニュープラグインがあった。
これは右クリック一発で好みの場所にエイリアスを作ってくれるので、後ででき上がったエイリアスを移動する手間が省けた。これをショートカットキーで実行するShortcutsなんてアプリもあったりしてこのふたつの組み合わせは強烈に便利だった。

だったと過去形で書くのは、今でもこのふたつのプラグインとアプリは配布されているのだが、SnowLeopard以降では動かなくなってしまった。
正確にはFinderが64bit化された時にコンテクストメニュープラグインは排除されてしまったため動かなくなったというべきか。

FinderはOSが64bit化してからも、いつまでも32bitでCarbonだったために、OSの顔ともいうべきファイルブラウザが、こんな前時代的なことでいいのかという批判が強かったので、64bitしたことはまことに喜ばしいことなのだがおかげで動かなくなってしまった機能がが結構ある。
QuickAccessCMなんてのもその代表かも。

それでOS10.7 Lionの64bitでもこのショートカット一発でエイリアスを好みの場所に作ったりファイルを移動したりする機能をまた実現したい。
いろいろ試行錯誤して実はLionでもできることが分かった。
使う材料も前と同じ以下のふたつ。


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QuickAccessCMSetUp
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

これはQuickAccessCMというコンテクストメニュープラグインに付属しているセットアップアプリ。

本体のプラグインを
~/Library/Contextual Menu Items/
というディレクトリに入れて使う。

SnowLeopard以降ではこのコンテクストメニューはもう無効になっているので、このフォルダ自体存在しないと思うが、なければこれを作って置いておく必要がある。


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Shortcuts
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

こちらはショートカットで様々のプラグインの機能を動かすキー設定アプリ。

これを使うには上記QuickAccessCMのようなプラグインが必要。

この手順は以下のようになる。





QuickAccessCMをダウンロードしてきて展開すると
コンテクストメニュープラグインとセットアップアプリがある




このコンテクストメニュープラグインを~/Library/Contextual Menu Items/に置いておく
前の環境を引き継いで場合は古いコンテクストメニューフォルダが
このように残っているかもしれないがLionではおそらくデフォでは
このディレクトリは無いと思うので自分で作ってコピー




ここでQuickAccessCMSetUpを起動して「一般」メニューに入る
ここで使いたい機能にチェックを入れていく




次にShortcutsを展開すると中には64bitバージョンと32bitバージョンが入っている
LionはOSもFinderも64bitなので64の方を使いたくなるがここはグッとこらえて32bitを使う
なぜ32でないと動かないのかその理由は不明だがとにかくこちらでうまくいく




セットアップでステータスをスタートし、スタートアップをadd、
CocoaTextSelectorHelper(ShortCutObserver)をaddすることで機能は有効になる




後はショートカットリストに入って使いたい機能に
使いたいショートカットキーの組み合わせを割り当てる
コンテクストメニューも設定できそうな雰囲気だがこれはできない
ショートカットキーのみLionで利用できる




例えばこれはMakeAliasが機能した画面
Choose Destination(どこに?)という問いかけ表示が出て
エイリアスを作る場所指定のダイアログが出てくる
この機能のいいところは「〇〇のエイリアス」というファル名でなく
元ファイルと同じ名前のエイリアスを作ってくれることだ
このおかげでエイリアス作成の手間が大幅に削減される
他に同じようにショートカットキーで移動、コピーなどの機能が使える


ということでこれで、Lionでもショートカットキー一発でコピー、移動、エイリアスの作成が好みのディレクトリに一発でできる。

この操作はすっかり手に馴染んでいたので、これが使えなくて困っていた。
これが使えるようになったのは大変嬉しい。

ただしShortcutsが32bitのCocoaバージョンでないとなぜちゃんと動かないのかは結局不明だった。
何か微妙にニッチのおかげで動いているような危うさはあるが(デバッグされてしまうと動かなくなるような・・・)、それはともかく動くのでお試しあれ。



2012 年 1 月 15 日




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LibreOffice
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

かのOpenOffice.orgの後継プロジェクトがリリースを継続しているフリーのオフィス互換スイート

内容的にはMS Wordと互換性のあるWriter、Excelと互換性のあるCalc、PowerPointと互換性のあるImpress、他にドローソフト(SVG互換)、データベース(MS Accessとどの程度互換性があるかは使わないからよくわからん)、数式エディタなどを含む。

名前が変わったのはOpenOfficeの母体のサンマイクロシステムズがオラクルに買収されたことから、後継フォーラムがLibreOfficeという名称に変わったためというお家の事情があるらしい。
バージョンヒストリーなどはOpenOfficeを引き継いでいるようだ。

手許のOpenOffice.orgが起動してもすぐにクラッシュして落ちてしまうという状況になって、しかもMSOfficeもバージョンが古いためにLionで動かないなど(でも新しいバージョンを買う気がないなど)、オフィスの環境にはちょっと困っていたので、これが今後メインになると思う。

試したところマクロやパワポのスライドアクションなどの互換性も一層高くなってきている印象。





LibreOffice起動の様子




最初にメニュー画面が出てくるがこのスカスカの雰囲気がいかにもOpenOffice




パワポにあたるImpress
メニューも初期の頃に比べると随分洗練されてきている
Macのネイティブアプリと比較して特に問題も感じない
パワポデータを表示させた印象はMac固有なのか
レイアウト崩れはあるが特に問題は感じない




エクセルにあたるCalc
エクセルに仕込んだマクロやシグマなどの仕掛けは
かなり再現できるようになってきた




ワードにあたるWriterはもうレイアウト崩れはほぼ気にならなくなってきた




ダウンロードページでいっしょに日本語リソースもダウンロードできる
これを開いてイメージの中のアプリを起動するとインストールが始まる




インストールが完了したらこういう表示になる
日本語リソースを設定で選択せよと言う表示




しかし実際にはすでに設定は日本語になっており
LibreOfficeは日本語メニューで表示される




最初のメニューもこのように日本語化された




日本語表示が半分キレたり文字化けしたり初期の頃のOpenOfficeはMac版に関しては
なかなか使いにくかったがもう普通に使える水準に来ていると思う


2012 年 1 月 13 日




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CleanGenius Free
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

Macのキャッシュなどのシステムのゴミを削除する、アプリを関連ファイルといっしょにアンインストールする、ディスクスペースを関すするなどの機能を持ったシステムユーティリティ。

最近Macの世界でもこういうマルチユーティリティが増えてきているが、私は基本あまりそういうものを信じていない。
「一気に自動的に削除してくれる」
という謳い文句をあまり信じていないのだが、愛用している MainMenuが.DS_Storeファイルの削除がいつの間にか機能しなくなってきているのと、元からの癖でアーカイブログの削除機能も動いていないためそういうものを削除できるユーティリティを探していた。

前者については今のところしっくり来るものがないので、Terminalを起動してコマンドでやっているが、後者はConsoleを起動して、ひとつずつコツコツ削除するのがちょっと悲しい。

ログに関してはまあまあというところ。
目立ったサイズの大きいアーカイブログは削除してくれるので、使えると思う。

アプリのアンインストール機能に関してはキャプチャーで触れるがもうひとつの感じだ。

シェアウエアのプロ版にアップグレードするとボリュームの強制アンマウントなどの機能もついてくる。
これも機能充実に期待のアプリだ。





スキャン画面は左ペインでメニューを切り替えていく
一番上のMyMacはMacの現在の状況、システム概要などを表示してくれる




その一番下のボタンはスキャンボタンとクリーンナップボタン
右端の鍵アイコンをクリックして認証をパスすると使えるようになる
これはひとつひとつのメニューではなく全部の削除を一気にやるバッチボタンであることに注意
この日は合計で約250MBの節約になるという結果になった




メニューのひとつひとつを見ていくとまずシステムキャッシュとこのユーザキャッシュ
キャッシュとは繰り返し表示を高速化するため繰り返すものを保存しておいて
いちいち毎回読み込まないための予備データだがこれが溜まるとシステムが
重くなったり場合によってはトラブルの元になったりする
左チェックでここに削除することもできるし一気に削除してシステムを軽くすることもできる




システムログとこれはユーザログ
ログも実はOSXは大量に吐いており
トラブルシューティングの時には役に立ったりするのだが
トラブルでない時にはほとんど要らないものが多い
これも要らないものは一気に削除して軽くする




ここではマウントしたボリュームを表示できる
また外部ボリュームに関してはフリー版でもアンマウントできる




アプリのアンインストール機能にも期待したのだがこちらはもうひとつ
このように同じアプリがいくつも並んで見えたり削除ができなかったり
関連ファイルが残ったりで確実性はちょとt疑問符がついた




設定はどの機能を有効にするかだけというシンプルさ
上のツールバーのスキャンボタンでメインのスキャンメニュー画面に戻る




比較したところやはり自家相伝のFinderの検索を使ってコツコツ関連ファイルを
削除する方法(参照 MS Officeなどのアプリをアンインストールする)が
やはり関連ファイルの削除には確実のようだ




削除したいアプリを選択して左下の削除ボタンをクリックすると
アンインストール確認タグが上から出てくる


2012 年 1 月 10 日




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Appsoleteを使ってアプリケーションフォルダの中みを整理した

昨年Lion導入の時に紹介したAppsoleteを使って、不要なアプリケーションを大幅に掃除した。

これはLionで動かなくなるアプリ、プラグインなどを一網打尽にリストアップしてくれるアプリ。

中には「実際には動いているよ」というものが無くはないが、概ね信頼できる。
こういうものはひとつずつ検討して削除していきたい。

それで精査してみた結果、ほとんどのアプリはもう数年起動していないものが多くいくつかバージョンアップして延命したものもあるが大部分は要らないアプリだと判断した。
そういうものを削除したらディスク容量がおよそ数百MB節約できた。
長年溜まったハードディスクの肥やし恐るべしだ。





Appsoleteでリストアップされたアプリの数は数百
必要ないアプリかひとつずつ検討して削除したところ大部分要らないことが判明
おかげでディスク容量は数百MB節約できた




AppTrapを常駐させているのでplistファイル程度なら
アンインストールの時に「削除するか」と聞いてくれる
Preferenceフォルダにゴミが溜まってもシステムの動作には影響は無いが
いざという時、初期設定ファイルを棚卸ししなきゃいけなくなったら
関係ないゴミが大量にあってジャマではかどらないなんてことになる
そういう意味ではこまめに削除した方がいい


2012 年 1 月 9 日




anchor

Xmarks for Safari
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

異なるプラットフォーム、ブラウザ間でもブックマークや履歴などを共有・同期できるアプリ

先日来Windows環境を整備して、WindowsXPと7を新規でインストールしたわけだが、Macで使っているSafariのブックマークをWindowsに渡す場合、依然だとそのブックマークを記述しているXMLを含んだプロファイルフォルダをWindowsに渡したりしていた。
その詳細はこちらを参照。
WindowsからMacにスイッチ(乗り換え)する時の疑問2
〜メールメッセージやブラウザのブックマークを移せるの?

ところが最近では便利なもんで、iCloudなんてのを使えばMacのSafariのブックマークやリーディングリストが瞬時にWindowsに同期したりする。

全く便利なのだが、この便利な機能が使えるのはWindowsVista以上で、XPでは使えない。
未だにWindowsではXPが主戦場なので、この切り捨ては悲しい限りだ。

Firefoxをメインブラウザにしている人だったら、このXmarksというアドオンが使えるのだが、あいにく私はSafariメインだ。

と思っていたら先日このXmarksのMac/Safari版が出た。

Safari版の場合、Mac専用でWindows版は無い。
なので残念ながらWindowsのSafariに同期はできないのだが、WindowsのFirefoxInternet ExplorerGoogle Chromeは同期できる。

これはこれで便利だ。

なおこのSafari版のXmarksはアドオンではなくメニューエクストラとして常駐し、Safariのブックマークを定期的にポーリングし、アカウントのサーバにアップロードするという仕組みになっている。

アドオンをあまり入れたくない私としては、この仕様はむしろ歓迎だ。





Safari版のXmarksはメニューエクストラなので常駐させるためにインストーラを使う




最初に同期の種類を聞かれる
上から「ブラウザとサーバ側のデータをマージする」
「サーバのデータをブラウザにコピーする」「ブラウザのデータをサーバにコピーする」





初めての場合はアカウントを作ることを求められる
これもiCloudと同じようなクラウド型のサービスでブックマークデータをサーバに置くところがキモ




WindowsXPのFirefoxにもアドオンでXmarksをインストール




Safariの側で作ったのと同じアカウントとパスワードを入力




これでMacのSafariのブックマークをWindowsXPのFirefoxに数十秒で移すことができた
上記リンク先の昔の方法に比べるとあまりにも簡単であっけない


2012 年 1 月 8 日




anchor

Mac OS X LionからWindowsのBootCampボリュームに書き込みができるようにする

さて先日来BootCampボリュームにWindows7をインストールしていて、直面した問題がある。

MacからBootCampボリュームにファイルを渡す時に、VMWare Fusionの昨日の共有を使えばファイルの受け渡しはできる。
しかしMac側からWindowsのボリュームのウイルスキャンをかけたり、操作をすることもあるわけでその場合書き込みができないのはやや不自由ではある。

さらにWindowsXPを運用していた時にはFAT32でBootCampボリュームをフォーマットしていたのだが、さすがにWinddows7をFAT32にインストールするというのはないだろうということで、今回はデフォルトのNTFS(WindowsNTの標準ファイルシステム)でフォーマットしたところ一部のディレクトリがMacから見えないことが判明した。

これはやはりFUSE(UNIX系OSのファイルシステム拡張モジュール/Filesystem in Userspace)をMacに最適化したMacFUSEを復活させたい。
MacFUSEについてはNTFS-3Gの項目で書いた。

ところがこのMacFUSEはオープンソースでフリーウエアなのはありがたいのだが、オープンソースにありがちな開発コミュニティが分裂したり、マネタイズしようとした勢力と対立関係が起きたりして頓挫状態になるというお決まりの問題が起きているようだ。
MacFUSEの本家ページは2009年の年初から更新されていない。

それで本家の最新版はLionでは動かなくなっていてしばらく使用を諦めていた。

ところがBBSにも情報をいただき、自分でも探してみたところあちこちに有志の継承版が存在する。
とりあえずMacFUSEに関してはLaCieがハードディスクのサポートウエアとして無料配布しているが、これも製品のサポートが打ち切られたらダウンロードもできなくなるだろう。

以下に有志継承版のふたつのMacFUSEを紹介する。


anchor

MacFUSE(Tuxera)2.2
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

これはGoogleで配布されているMacFUSEの本家とは別の流れのバージョンらしい。
最大の特徴は64bit対応とLionでも動くようになったこと。
現在はこれが使えるので、これでWindowsのNTFSをマウントすることができる。

またUIのNTFS-3Gと組み合わせてNTFSボリュームに書き込むが直接できるようになる。その件は後述。
機能的には問題ないが、有志版でいつ消えてなくなるかも分からない。
とりあえずバイナリを確保すべきソフトのひとつ。





MacFUSEはシステム環境設定ペインという形でインストールされるが
インストール先は/Libraryなのでインストールにはインストーラを使う

anchor

OSXFUSE2.3.8
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

これは別のグループがアップしているMacFUSEの最新版。
こちらもLionで動く。





Windowsの標準ファイルシステムNTFSボリュームはMacにマウントできる
読み出しも可能だが書き込みを使用とするとこのように禁則マークが出て拒否される




今度はFUSEにOSXFUSEを使ってみる
インストールはこれもインストーラでインストール先は/Library/PreferencePane/




インストール中の注意点はカスタムインストールで必ず
MacFUSE Compatibility Layerをインストールすること
一部の互換性に関わる部分が実装されていないためで、
MacFUSEの旧版を先にインストールしておけば最初からここにチェックが入っている




インストールが完了したらした準備完了

anchor

NTFS-3G for Mac OS X
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

そしてこのNTFSをGUIで操作できるようにするためにはこのNTFS-3Gを使う。

こちらもシェアウエア化の影響で開発が止まっているが、2010.10.2版がLionで使える。

上記リンク先のページの中段あたりにバイナリのリンクがある。





これもインストーラでカスタムインストールを選択する




MacFUSEはすでに入っているのでこちらはMacFUSEのチェックを外す




インストールが完了しらシステム環境設定ペインを開く
NTFS-3GをEnableにするボタンがあるのでそれで開始して一度再起動する
キャプチャーの「Disable」はサービスが開始している状態




こうしてNTFSでフォーマットしたBootCampのボリュームにも書き込みが可能になった
だけでなくボリュームルートの見え方も変わっていることに注目
NTFSはセキュリティ的配慮から他のファイルシステムからいろいろ隠す仕様になっているらしい
書き込み可能になったら前には見えなかったものがいろいろ見えるようになった
Mac側からウイルス対策ソフトで手を突っ込むならこのプラグインは必要と思われる

anchor

MS Officeなどのアプリをアンインストールする

先日テスト用にMS Office2011体験版をインストールした。

テストが目的なので、結局テストが目的なので購入はしない。
そこでこれをアンインストールしたいのだが、さすがにMS Officeとなるとあちこちにいろいろなファイルをバラまいていて、plistファイルだけ削除して済むものではない。

まあ、Macの場合はアンインストールの際に残るファイルは「気にしない」というのがデフォルトだが、基本的にあらかじめそういう関連ファイルを読み込むような仕様になっていないので、これがあってもシステムの動作が重くなるということはない。

問題起こしそうなのはdaemonとか、起動時に読み込む一部のプラグイン、常駐プロセスだけなので基本「気にしない」でいいのだが、こういう大物ソフト(行儀の悪いソフト?)の場合は、ディスク容量を圧迫しないかとかやはり残り物が気になる。

それでMS Officeのようなソフトをアンインストールする時、またそういう大物に限らずいつもやっていることを紹介する。





Macの場合アプリのアンインストールは専用にアンインストーラが
付属しているアプリを除いて「ゴミ箱に移動して削除」が基本だ
だがこれでは設定ファイルをはじめ関連ファイルが残ってしまう




私の場合AppTrapを使っている
これならアプリをゴミ箱に移動した時点で関連の
plistファイル(初期設定ファイル)などをいっしょに移動するか聞いてくれる




しかし問題はMS Officeのようなメンドクサイアプリの場合
AppTrapが見つけ出してくれるのはplistファイルと
後はせいぜいApplicationSupportファイルくらいでそれ以外のファイルを
バラまくMS Officeのようなソフトの場合はかなりのゴミが残ってしまう
そこでFinderの検索窓にアプリの名前を入れて関連ファイルを検索する




MS Officeともなると支援ファイルはライブラリフォルダの中だけでなく
/usr/binのようなUNIX領域にまでファイルを突っ込んでくる
そこでSpotlightの条件検索を利用する
右の+ボタンで条件を追加して左のメニューをプルダウンで条件を選択する




UNIX領域のファイルやシステムファイルまで条件に含めたい時は
「その他」を選択して条件オプションで「不可視のファイル」
「システムファイル」のチェックを入れる




そしてこのように「不可視属性」「可視または不可視」を、
「システムファイル」「含む」という条件で検索する
結構な数のファイルがヒットするが最後に開いた日、種類で
ソートしながら探すと関連ファイルは結構分かるものだ




このようにして関連ファイルをきれいに削除したら
MS Officeはドックに勝手にアイコンを登録する癖があるので
これもドックの外にポイっと捨てて削除する


これがMS Officeやそれに似たメンドクサイアプリのアンインストールの手順となる。

ただし繰り返すが、アンインストールで手を抜いてもMacが調子悪くなるなんてことはあまりないので、基本的には細かいことは気にしない、本体をゴミ箱に捨ててそれでよしとするいうのがMacの流儀だし、概ねそれで問題ないと思う。

これは細かいことが気になる神経質な方にだけお勧めしたい方法だ。



2012 年 1 月 7 日




anchor

今度はVMWare FusionにWindowsXPをインストールする

先日有志が引き継いだWincloneをテストして、Windows7も見事にボリュームごとバックアップできることを検証した。
7でこれができれば、7も無茶できる環境になるわけで、OSなんて壊れるのを怖がっていたらいつまでも使いこなせないと思っている私としてはこれは必要なことだ。
壊れないのがよい使い手ではなく、壊れてもすぐ直せるのが上級者への道だと思う。

何代もOSをぶっ壊してきてその経験則で言っているわけだが、やはりOSぶっ壊すくらいの無茶を相当やってないと上級者の道は遠いと思う。
その意味で仮想化マシンソフトとかWincloneみたいなボリュームごとディスクイメージにバックアップできるアプリがあると、とても心強い。
これのおかげでもう、どれだけWindowsXPをぶっ壊してきたか、ウイルスのテストもガンガンやっている。

後でちまちま修理するのではなく、丸ごと初期化してバックアップからごっそり戻せるのがいい。 時間も一時間もかからない。
先日から紹介しているように、7のクリーンインストールからアップデート、なんやかや環境を整備するまでにほぼまる二日かかるので、それが1時間以内に短縮できる恩恵はデカい。

それでWindows7もWincloneでバックアップできることが分かったので、しばらくこのWindows7/BootCampという体制で使い倒そうと思っているのだが、そうするとXPがBootCampにもVMWare Fusionにも無くなってしまう。

未だに仕事で使う環境は圧倒的にWindowsXPだし、企業が主力で使っているもXPだ。
これだけはマイクロソフトとMS信者がどんな歪曲した数字を言い募ろうが、覆せない事実だと思う。

自宅でXPが使えない。
これはとりあえずXP環境がメインになる仕事をしている私の場合、とりあえず問題ではある。
VMWare FusionにXPをインストールすることにした。

考えてみればVMWareとの付き合いも長いのだが、VMWare Fusionに直にXPをインストールするのは今回が初めてだ。
手順をメモしていく。
といってもBootCampとそんなに変わらない。





Windowws7にサービスパック1があたった
このOSはインストール以来再起動の度に何回もアップデートを要求する
もう何回アップデートしたか分からない
それはともかくBootCampで起動するこのWindows7は思いのほか軽快で
しばらく使ってみたくなったのでXPをVMWare Fusonで試すことにした
もっともBootCamp自体起動するのは半年ぶりでどっちでもいいと言えばいいのだが




考えたらXPをVMWare Fusonに直にインストールするのは今回が初めてだった
一応手順を・・・といっても特に迷うことはない
Windowsのインストールディスクをドライブに挿入して「新規作成」をクリック
このディスクをインストールに使うか聞いてくるのでそのまま「続ける」で進行




ここでログインアカウントのパスワード、プロダクトキーなどを聞かれるので
インストールを簡潔にするためにもうここで全部済ましておく




WindowsをVMWare Fusonで使う場合エミュレーター風とユニティモードが選択できる
ユニティモードは昔のMacOSXでOS9を動かしていたクラシック環境みたいなもので
ウインドウ単位でOSX上でXPアプリを表示できてファイルのやり取りも仮想的ながら可能
リスキーなこともやるので私の場合は安全性の高い隔離された右の分離モードを使うが
そういう使い方をしない人はユニティモードも面白いかもしれない




インストールを開始するとブルースクリーンが始まる




仮想ディスク領域をフォーマットし始める
基本オマカセで進行する




ということで1時間もしないうちにWindowsXPが立ち上がった
久しぶりにやるけどWindowsもここまでは簡単だね




起動するとさっそく元気に更新パッチを当て始めた
まずは挨拶がわりの3個




そして再起動後は親の仇のように77個の更新パッチがかかってきて
これがインストールよりもはるかに時間がかかる




ここでdot-NET、ActiveX、WindowsSDKなどをインストール
これらが仕事で必要なのでこれは避けて通れない




ここでグラフィックの負荷テストでWinnyの作者さんが手慰みに作ったという
納豆ミサイル打ちまくるマクロスシュミレーターを走らせてみる
前から思っていたことだけどVMWare Fusonで走らせるOSは
BootCampよりも仮想環境にインストールした方が軽い
XPもこちらの方がBootCampよりも軽快だった




dot-NETとWinsdkを入れたらWindbkのテストを
あらかじめこれ用のシンボルもインストール済み
詳細はこちらのクラッシュダンプの読み方〜WinDbgを使ってみるを参照




こちらも問題なく動くことを確認




というところでdot-NET関連などのアップデートがここでさらに30ほどかかってくる
軽く泥沼感があるが終わらないアップデートはない・・・と信じでひたすらインスソール


2012 年 1 月 1 日



あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします


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PPCtoTrash
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

PowerPC用のアプリのリソースをリストアップして削除、移動するアプリ

MacのCPUがそれまでのIBM/PowerPCチップからintelのX86系のチップに間奏されると発表されたのは2006年1月のMacWorldだった。
この驚天動地の換装によってハードウエア技術的にはやや行き詰まりを感じさせていたMacの性能が格段に向上し、それだけでなくBootCampなどの導入でWindowsやX86系のLinuxなども普通に動いてしまうと言うハードウエア的にも非常に面白いマシンになってきた。

イイことづくめなのだが、悩ましい問題もあってそれまでのPowerPC向けに書かれたコードは、このintelのMacでは動かなくなった。

かつてのUNIXベース導入の当時のクラシック環境のような場当たり的なエミュレーションではなく、もう少しローレベルのCarbonなどの技術などによってある程度スムーズに移行してきたが、ついに全てのMacがintelベースになり、intelベースのOSは完全にPowerPCベースのコードをサポートしなくなってきた。

そうすると昔からのアプリのコレクションのうち、かなりのものが動かなくなってきた。
また動くものもユニバーサルバイナリなどによって、PowerPC向けコードとintel向けコードを両方持っているというものも多くあり、こういうムダなコードがディスク容量を圧迫し始めている。

アプリの数が50や60だったらその容量の知れているが1000とか1500とかいう数になってくるとこのムダなコードの大きさもバカにならない。

そこでこのLionがサポートしなくなったアプリのリストを表示して、削除あるいは移動してくれるアプリがこれ。

使い方は簡単だし、自動的に一気に削除してしまうアプリは、怖いがこれならひとつずつ吟味して削除できる。





PPCtoTrashのフェイス
とてもシンプルで分かりやすい
まずScanボタンでディスクにある全てのバイナリをチェックする




チェック中の表示




リストアップされたものはもう完全に動かないもの、
ユニバーサルバイナリでムダなコードが付属しているもの




ゴミ箱アイコンボタンで削除、フォルダアイコンボタンで指定のディレクトリへ移動してくれる
移動にはアプリケーションフォルダの中をいじるので管理者パスワードを要求される




デフォルトでは書類フォルダにログを生成することが推奨される
後で何かが動かなくなった時に何をやったか記録があると原因が追求しやすい




こちらはDIM 2を移動した様子
これはスクリプトがPPC用とintel用のユニバーサルバイナリになっていたようで
このうちPowerPC用のコードだけ削除してくれた
全てのアプリでこの通りの動作をしてくれるのかは
もう少しいじってみないと分からないがこのあたりが一番不安だったところなのでこれは良い




アプリのリソースフォルダにスクリプトが残っていて
ゴミ箱に不要なPowerPC用スクリプトだけが移動されている
DIMはスリム化の後も問題なく動いた









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