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OSXのtips1-10

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

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Windowsのシステムのサイズを小さくしておく〜WincloneでWindowsボリュームを丸ごとバックアップ

先日Windowsの再インストールの認証回避の方法をここで取り上げたところ、BBSで「SakiPapa」様からWincloneという面白いWindowsボリュームのバックアップソフトを教えてもらった。
これの講評はあとで書くが、Windowsのシステムが入ったボリュームをバックアップするのであればそのサイズをできるだけ小さくしておきたいというのは、当然考えることだ。
そのことまで親切に「SakiPapa」様に情報をいただいた。

[運用] Windows XP簡単ディスク・ダイエット術 11のポイント`IT
という記事を紹介いただいた。
ここにはWindowsのシステムサイズを小さくする11の方法が事細かに書かれていて、これは役に立つ記事だと感じた。

私個人はフォントを削除したり、プリンタドライバを削除したりしてして数十メガずつスペースを稼ぐという方法は最近は好まない。
ディスクのバックアップスペースを確保するのにもう今はギガ単位でスペースを確保しなくてはいけない。なんせ最近のストレージはもうテラサイズだ。
そんな時に数十メガずつスペースを確保できても焼け石に水だ。数十メガのスペース節約を10項目できたところで数百メガだ。

でもこの11項目の中でいくつかギガ単位でスペースを確保できる方法もあった。

例えばハイパースリープを切る方法。
これがデフォルトでWindowsはオンになっていることが多いが(そのセッティングはベンダーの考え方でバラバラなのだが)、この設定がオンになっている場合、これをオフにするだけで実メモリサイズだけメモリバックアップ用のディスクスペースが節約できる。

MacBookの場合私の環境では実メモリは2GB積んでいるので、これだけで簡単に約2GBの節約になる。

また「システムの復元」というWindowsMe以来お馴染みの機能をオフるだけで、これまた2〜3GBのディスクスペース節約になった。
ここらはなかなかバカにならないスペースなので試す価値がある。

「システムの復元」をオフるとシステムに問題が起きた時どうなるかという問題はあるが、元々この機能を使ってシステムが復元できた記憶があまりないし、その復原機能をWincloneで実現するためにディスクスペースを節約したいわけだからこの機能は思い切ってオフにしよう。






エクスプローラで見たところWindowsXPの起動ボリューム「Cドライブ」の空き容量は15.5GB
これをできるだけ増やしたいという知恵が上記リンク先





そこでこれは私なりの方法だがコントロールパネルから
「システムのプロパティ」に入って「システムの復元」タブに入る
ここで「システムの復元を無効にする」のチェックを入れる





これだけで私の場合3GBのスペースを節約できた
復元は今後起動ボリュームごと復元するWinclone
実行するのでこの機能はもう必要ないと判断した





他にも「電源オプションのプロパティ」の「休止状態」タブに入って
「休止状態を有効にする」のチェックを外すという方法もある
これでハイバネーションスリープに必要な実メモリ分のディスクスペースが節約できる
MacBookには2GBのメモリを積んでいるので節約できたディスクスペースは2GBになる





今回は試さなかったが他にも仮想メモリを制限するという方法もある
「システムのプロパティ」の「パフォーマンスオプション」に
入って「仮想メモリ」という項目を開くと仮想メモリの設定が可能に
カスタムサイズで初期メモリ、最大サイズが規定されている
これは実メモリの等倍または2倍程度とのことだったので
私はシステムがモタるのを嫌っていじらなかった
ここを1GBくらいケチってみるという手もあるかもしれない

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Winclone
(Freeware)
OS10.5Leopard対応

BootCamp等でMacにインストールされたWindowsXP、Vistaなどの起動ボリュームを丸ごとバックアップするアプリ。

MacBookにインストールしたWindowsXPのバックアップについてちょっと不安を感じていたので、認証回避などについて取り上げたりしていたが、このWincloneはちょうどMacの世界のCarbonCopyClonerのようにWindowsのボリュームを丸ごとクローニングして、丸ごと復元できる。

これならもうWindowsのボリュームのバックアップで不安を感じる必要もない。
使い方はキャプチャーを参照してもらいたいが、バックアップ、復元ともに私の合計11GBのWindowsXP SP3の環境で所要時間30〜40分というところだった。

設定も特に触る必要がないし、復元の前にいろいろ手順を踏まないといけないということもなくなってこのアプリは、初心者にもかなり敷居が低いアプリに変わった。

またデフォルトのディスクイメージで保存する設定なら、クローンのWindowsシステムディスクイメージを開いてFinderで特定の部分だけMacから修復することもできる。
それがWindowsからだとアクセス権などの問題でややこしい部分でも簡単だから、Windowsのプリインストール機よりも強力なWindowsになったと思う。
これでWindowsが壊れても安心、あのメンドクサイインストールをもう一度やらなくていいと思うだけでも大胆になれるという物だ。

バックアップ先は私の場合は外付けハードディスクに置いたが、勿論内蔵ディスクをバックアップ先にしても良い。
30GBのボリュームに11GB使用中のシステムサイズをバックアップしたところ、そのファイルの大きさは11GBで済んだ。
これなら内蔵ディスクに置いて、出先でもWindowsを完全修復することができるので心強い。

なお私の場合はWindowsのボリュームはFAT32、バックアップ先はHFS+だったが問題はなかった。
FAT32には制約はありそうだが、実用上問題ない。






Wincloneを起動するとこういう警告が出る
意味は「自己責任で使え、どういう種類の保証もない、復元はシステム全体の
上書きになるのでバックアップはちゃんと取れ」というようなところだ
下のチェックをクリックして表示しないようにできる





これが最初のフェイスでログウインドウが表示されるのがなかなかよいと思う
結構時間はかかるので今何をやっているのかが見えるのは安心できる





使い方はメインウインドウの上のプルダウンでバックアップしたいWindowsのボリュームを指定する
下の「Image」ボタンをクリックするとこのようにどこにバックアップを書き出すか聞いてくる
場所と名前を指定したらもうバックアップ開始だ





その間ログウインドウではどういうプロセスが走っているか、書き出しが何%進んでいるか表示される





バックアップが完了するとこのような表示





書き出した先にはこのような「.winclone」という拡張子がついたディスクイメージが生成される
そのサイズはボリュームの大きさの30GBではなくシステムの実際のサイズの11GBなのがスグレモノだ





設定画面を覗いてみる
以前のバージョンはWindowsのバージョンによって
いろいろ設定をいじらなくてはいけなかったようだが今のバージョンは
WindowsXPにしろ、Vistaにしろ基本的に何もいじらなくてもいいようだ





さてここからが実験だ
ディスクユーティリティを使ってBootCampのボリュームを完全に初期化してしまう
ここからWindowsが復元できるのか、ドキがムネムネの瞬間である





再びWincloneを起動してWindowsのボリュームを復元する
「Restore」タブに入って復元のソースを上で指定、下のプルダウンで
復元先を指定して「Restore」ボタンをクリック





再び30〜40分ほど待たされる





ここでもログウインドウは律儀に進行しているプロセスを表示する





復元が完了するとこのような表示





さてWindowsXPは本当に起動するのかドキムネの一瞬・・・
と思いきやあっけなく起動に成功してしまった
しかもデフラグ効果があるのか心なしか前よりも
動作がテキパキしているような気がする





ところで「Restore」画面で上の赤丸で囲った「Mount」ボタンをクリックすると
ディスクイメージをマウントすることができる





これならFinderでマウントしたイメージから
ドラッグアンドドロップでWindowsの環境の一部を修復することができる
Macの環境でWindowsのリストアが自由自在でこれは強力だ
おそらくWindowsプリインストール機よりもこの面では強力じゃないだろうか

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Bonjourに出てくるWindowsのアイコンは・・・でもMac、Windowsともに不調〜カーネルパニックでクラッシュしたVMWare上のWindowsをWincloneで修復

先日ふと気がついたのだが、Finderの左ペインに共有ホストとして見えるBonjourのMacアイコンやWindowsアイコンのデザインが気になって拡大してみたら面白いことに気がついた。





Leopard以降のFinderではカラム表示等の時に
左ペインに共有ホストがアイコン表示される
このアイコンを拡大してみると・・・




MacOSXのホストはこのようにOS10.4タイプのアクアな
デスクトップを表示したシネマディスプレイのアイコン




Windowsのホストは一般的なCRT(液晶ではない!)にWindowsの
ブルースクリーン(BlueScreen of Death)を表示している図
しかもこのデザインのBSoDは確かWindows98とかMeの世代のものだった筈



なとなく「Macは垢抜けて快適ですが、Windowsはモッチャリしています」的なメッセージがこめられているのかも。
でも昨日はMacが一年ぶりくらいのカーネルパニックを起こして、VMWare Fusion上で起動しっぱなしだったWindowsXPもちょっとすっ飛んで、いくつかアプリが起動できなくなってしまった。
MacもWindowsも共倒れの図だ。

OSXはフルメンテナンスの手順で復調(いくつかまだ調子が悪い点も・・・詳細後述)したが、Windowsの方は結局メンテナンスや再起動では元に戻らなかったので、Wincloneで昨年11月に取ったディスクイメージから復元した。

おかげで体重管理ツールの12月以降のデータが消えてしまったが、それ以外に重要なデータも置いていなかったので一応元通りということになった。





Windowsを復元した結果、ウイルス対策ソフトのAVG AntiVirus Freeの定義ファイルや
WindowsUpdateのパッチが12月分から一気にかかってきた
でもわずか数十分の復元作業で元通り快適に動くようになった
Windowsネーティブならとてもこんなに簡単にはいかない



2010年2月7日








システムメンテナンスのtips

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Safariの暴走解決法

これは「感じ通信」さんのエントリから。

Safari の暴走が治った (感じ通信)
こちらでもさっそく試してみた。

Safari

『起動して数分CPUをフルアップさせて、ファンも高速回転し、仕方なく終了しようとすると虹色ボールがまわり続けて終了もできない、結局強制するしかない』

という問題を以前は稀に起こしていた。

最近は私のところではなぜSafariは問題を起こしていないかというと、私がMinefieldばかり使っているからだ・・・というようなチャリはいいとして、この
SafeBrowsing.db
をさっそく探してみた。

Safariの検索窓を使って検索してみるが、そのままでは出ない。
右端の+ボタンをクリックして検索条件を拡げる。
「システムファイル」
をプルダウンで選んで
「を含む」
の方を選択する。

このデータベースファイルは不可視領域にあるからだ。
検索した結果見つかった場所はここだった。

"/private/var/folders/LV/LV1tP7-9HnO-9P1hu2gLLE+++TI/-Caches-/com.apple.Safari"

途中の乱数のようなパス名は人によって全く違うに違いない。
ここにある
SafeBrowsing.db
を削除したところ、ネットに繋がっているとSafariの起動が重かったのが、何だか軽くなったような気がした。
私のところではSafariのクラッシュは最近そんなに頻繁に起こっていたわけではないので、これでクラッシュの解決の決定策になるかどうかは「感じ通信」さんの記述を信じるしかないのだが、これは朗報かもしれない。

ちなみに私のところでは12/21に新規更新されているから、通常のキャッシュ削除でもこれを削除できるのかもしれない。
これは要検証






SafeBrowsing.dbというデータベースファイルをメタデータ検索で探す
これはフィッシングサイトをチェックするデータベースのキャッシュらしい
不可視領域にあるのでそのままでは見つからないから右の「+」ボタンをクリック、
条件を変えて「システムファイル」「を含む」を選択する





その結果出てきた場所がここ
これを削除するとSafari暴走の問題は解決するのだそうだ





ちなみにこのファイルは12/21に作られているから
キャッシュクリアの時に削除されるっぽい
またサイズは19MBほどで使用頻度を考えると結構な増え方だと思う






システムメンテナンスのtips

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メタデータ検索が死んでいる(停まっているmdsを再開させる)

<前回までのあらすじ>

LaunchAppPluginという右クリックなどで、希望の言語でアプリを起動することができるコンテクストメニュープラグインを発見して喜々としてFinderだけを英語環境で起動するというやや反則技に近いTipsを試してみるも、Spotlightもメタデータ検索も死んでしまい、元に戻してもmdsが全く活動しない、メタデータ検索ができないというピンチに陥った。
さぁ、どうやってこの危機を切り抜けるつもりなのか、その活躍を刮目して見守れ!






メタデータが死んでしまった様子
ピクチャーのサイズを表示しなくなってしまった
Finderを元に戻してもmdsは再開しないでメタデータ検索は死んだまま
一体どうするつもりなんだ!


などと大仰な前振りを書いてしまったが結論を急ぐ。

以前にも同じトラブルを経験していて、その時の対処法は以下にまとめていた。
あるはずのファイルがSpotlightから発見できない(メタデータの初期化)

Spotlightがちゃんと動いていない。(mds、lsregisterが動いていない)

ここで取り上げた方法はターミナルを起動して以下のコマンドを入力するという物だった。

1)メタデータのデータベースファイルを初期化して再構築する
sudo mdutil -E /


2)mdsのクラッシュの記録がメタデータのデータベースファイルの再構築をジャマするのを排除する
sudo rm /mds-crash-state

同上、念には念をというコマンド(多分必要ない)
sudo find / -name "mds-crash-state" -delete


3)サードパーティのmdimporterのプラグインを初期化してmdimporterの活動を正常に戻す

cd /System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/ Versions/A/Frameworks/LaunchServices.framework/Versions/A/Support/

を入力しておいてカレントディレクトリを移動

./lsregister -kill -r -domain system -domain local -domain user

をタイプしてmdimporterのプラグインを初期化して
sudo mdutil -E /

を入力してデータベースを初期化


そして今回はこれらの方法はすべて失敗した。


一日トライは徒労に終わり、相変わらずメタデータは動いていない。
「このままメタデータなしの生活も乙なものかもしれない。実際Pantherまではメタデータなんてなかったんだし・・・」
などとのんきなことを考えながらあきらめムードで眠りにつきかけた時に、ふと思いついた。

ターミナルを使ってダメならGUIで実力行使でやってしまえばいい!!」

上記のリンクでメタデータのデータベースの実体は各ボリュームのルートの
.Spotlight-V100
という名称のフォルダであることは分かっている。
これをリセットできないなら削除してしまえば良いのではないか?

そこでMainMenuを使ってFinderで不可視ファイルが見えるようにして、/にある.Spotlight-V100をゴミ箱に移動した。
このプロセスで管理者のパスワードを求められることはいうまでもない。
うまくいかなかった場合のためいきなり削除しないで、この状態のまま再起動した。

結果はこれがビンゴだった。

メタデータが死んでSpotlightがうまく動かない時には
.Spotlight-V100
を物理的に削除してしまう・・・
また新しいTipsが加わった。
荒療治なので皆さんは最後の手段にすることをお勧めするが。






MainMenuを使ってFinderで不可視ファイルが見えるようにする
ボリュームのルートに.Spotlight-V100というフォルダが見えるのでこれをゴミ箱に移動する
この所有者とアクセス権者はシステムになっているので作業にはルートのパスワードが要求される





するとmds、mdimporterは活動を再開しSpotlight
検索データベースを読み込み始めた





画像ファイルのプレビュー画面はちゃんと画像の大きさを
表示するようになって完全に直った






システムメンテナンスのtips
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OS10.5.7は相変わらず動きがもっさりしているのだが・・・

先日アップデートをかけたOS、Leopardは相変わらず動きがもっさりしている。
特に大容量のストレージを繋いだ時とか、少し席を離れて戻ってきた時とか延々とレインボーボールを回転させて、まるでフリーズしたように次の動作に入ってくれない。

その動きを良く見ていると、やはりスゴい量でキャッシュを貯め込んでいるのがわかる。
小一時間起動していただけで、MainMenuからキャッシュクリーンをやってみると延々とログを吐き出す。
これはこのアップデートの前にはなかったことだ。
キャッシュは元々システムの動作の高速化のために行われる機能だが、なんとなくこの量がシステムに負担をかけている気がする。

そこで対策になるかどうかわからないが、Symantec AntiVirusのAuto-Protectの除外領域にこの
"~/Library/Caches"
を加えた。
本来はキャッシュも監視領域に入れたい気がするが、キャッシュから危ないファイルが見つかったことはほぼ無いことから、ここを外すことにした。
同じく監視をかけているClamXavは除外領域の設定が無いのでそのままだが、片方だけでもこのキャッシュから解放されればかなり軽くなると思われる。

最近システムが重いのはやっぱりウイルス対策ソフトが原因と思われ、これらは昔と比べると随分軽くなったといってもやっぱり重い。






OS10.5.7のアップデータをかけてから"~/Library/Caches"
キャッシュが盛大に生成されるようになってしまった





その結果システムの動きは異常に重くなってふたを開けたら延々虹色ボールを回したり
それで一旦ログアウトしよとするとまたまた虹色ボールのオンパレードで延々待たされて
結局ログアウトを勝手にキャンセルされたりイライラする動きをするようになってしまった





そこでSymantec AntiVirusのAuto-Protectの除外項目に
このキャッシュを登録して様子を見ることにした
効果があるかないかはわからないがなんとなくシマンテックや
clamがこの虹色ボールの原因のような気がしたもので






システムメンテナンスのtips

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OS10.5.8アップデートで見事に引っかかってしまった〜システム復元、再アップデートへ(追記あり)

先週末OS10.5.8アップデートアップデートが出ていたのでさっそくこれをかけることに。


Mac OS X 10.5.8 Combo Update

以前からたびたび触れていることだが、最近のMacのアップデートはどうもトラブル続きなので、今回もソフトウエアアップデートからではなく、インストーラを上記リンクからダウンロードしてきて手動でインストールした。

ところがこれが見事にはまってしまった。

OSの全面的な不具合に強制再起動の連続ということになった。
具体的には、
1)システムが異常に動作が重くなり
2)CPUがフルアップ
3)メモリもどんどん喰っていく
4)ログアウトに100%失敗する
5)ログイン画面の呼び出しに異常に時間がかかり、出てきたログイン画面は全て英語表示
6)ClamXav Sentryが猛烈にメモリを喰い始める

という感じの症状が続く。

ネットを検索してみたところ、不具合が起きている人は結構多いようで人によっては
7)スリープに入るのに失敗する、
8)スリープから復帰できない
9)10.5.8アップデートが正常に終了できない(再起動に異常に時間がかかる)

という症状も起きている。

このうち100%ログアウトに失敗するというのが結構致命的なので、なんとかすることにした。
ググってみるとこちらのディスカッションボードのやり取りが参考になった。

Apple Discussions - Japan (Beta)- 10.5.8 Combo Updater 成功&ちょっと失敗

アクセス権の修復をかけてみると確かにこちらでも
「Permissions differ on "System/Library/CoreServices/Screen Sharing.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 」
というような項目がずらずら出てきた。
この管理者だけでなくシステムにさえも読み書きを禁止するなんていうアクセス権は異常な状態だ。

ディスカッションボードには対処法も出ているが、なんせその数が膨大だ。
この項目も人によっては数個出てくるという人もいるらしいが、私の場合は数十個出てきた。

原因は「リンゴが好きでぃす」さんによるとダウンロードしてかけたComboUpdateの不具合らしい。
リンゴが好きでぃす♪2.0?-? 10.5.8 Comboアップデート適用時にプチトラブル

最近ソフトウエアアップデート経由でアップデートをかけるとトラブルの原因になるので、インストーラをダウンロードしてきて手動でアップデートをかけていたが、今回はそれが裏目に出た。

ソフトウエアアップデートでアップデートをかけた人にはトラブルは出ていないそうだ。

それでTime Machineを使って一旦OSを10.5.7に戻すことにした。






OS10.5.8のアップデートがかかってきたのでいつもの安全策で
ソフトウエアアップデートからアップデートしないでインストーラをダウンロードした
そのデカさはついにCD一枚にも収まらない巨大なアップデートになった
しかしこの安全策が今回は裏目に出た





インストールは順調に進んだし私のところでは完了後の再起動に失敗することもなかった
再起動の時に2回シャクって起動したような気がしたがちゃんと起動もした





無事バージョンはOS10.5.8に
しかししばらく異常に重い動作が続きメモリもCPUもずっとフルアップしている
最初はSpotlightのせいかと思ったがいつまで待ってもいっこうに収まらない
一度リセットするためにログアウトするとそのまま青画面のまま停まってしまう
これを100%の確率で繰り返すという異常な状態が続いた





ディスカッションボードの情報を見てアクセス権の修復を
やってみると「should be ?---------」という異常な表示の項目が数十個も出た
システムにもアクセスできないファイルが大量にできたせいで
システム全般に不具合が発生しているということか


Time-Machineによるバージョンの戻し方は以下の手順で簡単にできた。
時間はかかったが。

1)Time-Machineでバックアップを取っているディスクにFirewireで接続
2)システムインストールディスクを入れてインストーラから起動
3)インストーラが起動したら日本語を選択してインストール画面に入る
4)ここで起動ボリュームを初期化しておけば良かったが私の場合初期化しなくてもここからの作業は問題なく進んだ
5)メニューバーの「Time-Machineからシステム復元」を選択
6)Time-Machineの過去のバックアップのリストが出てくるので、OS10.5.8にアップデートする直前のバックアップに復元する
7)待つこと1時間半、起動ボリュームはアップデート前の状態に戻っているが、Time-Machineの除外項目は当然消えているのでここを別のバックアップから復元
8)さらにアップデート後に撮ったデスクトップピクチャーなどの項目は消えているのでユーザフォルダをごっそり最新のバックアップから復元することにした
rootでログインする
rootを有効にしていない場合はTerminalを起動して
sudo passwd root
と打って新しいパスワードを設定する
詳細はこちらを参照
sudo passwd root:ルートを有効にする
9)rootを有効にしたらログアウトして
ログイン名をroot
パスワードは先ほど設定したもの
を入力してrootでログイン
10)Time-Machineに入って再びユーザフォルダに移動
ここで歯車アイコンのボタンのプルダウンから「Usersを復元」メニューで最新状態に戻す
11)このプロセスが完了するとユーザ領域のみバージョンを戻す前の状態に戻せる

さてOSは10.5.7に戻った。
ここで一応アクセス権のチェックをしてみる。






Time-Machine様様のおかげでたった1時間半でシステムは10.5.7に戻った
以前ならここでまた半日かかるところだ





アクセス権の修復をかけてみたところ大量に項目は出てきたが
前述の「誰からもアクセスできない異常な項目」は無くなった


どうやらこれで問題をクリアしたようだ。
しばらく様子を見ていたが特に異常を感じなかったので、今度はソフトウエアアップデートからOS10.5.8アップデートをかけてみることにした。






ソフトウエアアップデートからOS10.5.8アップデートをかけてみる
今回も再起動に失敗することもなく特に問題なくアップデートはかかった





OS10.5.8になったのだがしばらくは例の重い状態が続いた
これはmdsの問題だと思われる
それが原因でClamXav Sentry
数GBという異常なメモリ領域を抱え込んでいる状態も続いた
しかしこれは1日で落ち着いた





アクセス権の状態を見てみたところ相変わらず大量の項目がかかってくるが
例の「誰にもアクセスできない項目」はなくなった
いつもは安全のためにソフトウエアアップデートからのアップデートは避けるのだが
今回はダウンロードしたComboアップデートが逆に問題の原因だったということらしい



問題のあったアクセス権のリストをみてみると、frameworkやIOUSBFamilyなど結構システム的にクリティカルなところに異常が出ている。
これではシステムに異常が出るのは仕方がない・・・というよりも逆によくこれで動いていたなと感心するくらい深いところのファイルがずらずらリストアップされている。



Permissions differ on "System/Library/Frameworks/AppKit.framework/Versions/C/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Frameworks/CoreServices.framework/Versions/A/Frameworks/CarbonCore.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Frameworks/ApplicationServices.framework/Versions/A/Frameworks/CoreGraphics.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/PrivateFrameworks/DotMacSyncManager.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/PrivateFrameworks/DotMacSyncManager.framework/Versions/A/Resources/DotMacSyncHelper.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/PrivateFrameworks/DotMacSyncManager.framework/Versions/A/Resources/dotmacsyncui.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/PrivateFrameworks/DotMacLegacy.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBEHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBEHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBEHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBHub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBHub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBHub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBMergeNub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBMergeNub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBMergeNub.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOpticalMouse.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOpticalMouse.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBOpticalMouse.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBUHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBUHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/AppleUSBUHCI.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBCompositeDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBCompositeDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBCompositeDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBHIDDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBHIDDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBHIDDriver.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBLib.bundle/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBUserClient.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBUserClient.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBFamily.kext/Contents/PlugIns/IOUSBUserClient.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBMassStorageClass.kext/Contents/_CodeSignature/CodeDirectory", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBMassStorageClass.kext/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Extensions/IOUSBMassStorageClass.kext/Contents/_CodeSignature/CodeSignature", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/CoreServices/CCacheServer.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/CoreServices/Kerberos.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/CoreServices/KerberosAgent.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/Frameworks/Kerberos.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/KerberosPlugins/KerberosDatabasePlugins/db2.bundle/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/KerberosPlugins/KerberosDatabasePlugins/kldap.bundle/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/SystemProfiler/SPDisplaysReporter.spreporter/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/CoreServices/Screen Sharing.app/Contents/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 
Permissions differ on "System/Library/PrivateFrameworks/ScreenSharing.framework/Versions/A/_CodeSignature/CodeResources", should be ?--------- , they are ---------- 

<追記>

このダウンロードしたComboアップデートのアクセス権の不具合から脱出する方法。
BBSに「San Jose」さんから情報をいただいたのだが、ダウンロードしたComboアップデートをもう一度、あるいは改善するまで何度かかけ直すと治るのだそうだ。
「SakiPapa」さん、「鈴太郎」さんもこれについて再現確認していただいて効果を確認されたそうだ。
この方法ならわざわざTime MachineでOSを10.5.7に戻してソフトウエアアップデートからOS10.5.8に上げ直す方法よりも大幅に時間短縮できると思う。

要はディスクユーティリティというか、diskutilコマンドのデータベースに正しいアクセス権のデータが読み込まれていないというトラブルのようなので、何度かかけ直すという方法が有効なのだと思う。

情報をいただいた皆さん、ありがとうございます。




2009年8月12日


anchor

OS10.5.8統合アップデートをソフトウエアアップデート経由でかけたが、やっぱりアクセス権がおかしくなった件

世間ではSnowLeopardのインストール祭りで盛り上がっている中、Leopardのインストールでてんてこ舞いしているという毎度のことながら、ワンテンポずれた私らしいエピソードだ。

会社で管理しているMacのG5タワーを整備して、戦列復帰させることにしたのでシステムからクリーンインストールすることにした。
システムディスクはOS10.5.6で初回はインストール成功、アクセス権などのチェックをしたが特に問題なし。

それで先日Leopardをダウンロードした統合アップデートをかけると、アクセス権に異常が発生して修復が困難になるという話をここでも紹介した。
OS10.5.8アップデートで見事に引っかかってしまった〜システム復元、再アップデートへ(追記あり)
その教訓があったので今回は、コンボアップデートをダウンロードせずにソフトウエアアップデートから直接アップデートをかけた。

ところがアップデート後、起動できなくなった。
数回トライしてもダメ。
今回はアップデート前に先にApplejackをインストールしていたので、シングルユーザモードで起動してApplejack経由でアクセス権を確認。
すると今回はソフトウエアアップデート経由であるにも係わらずやはり同じようなアクセス権の異常が起きていた。

Applejackで修復すること数回、やっと起動できるところまではこぎ着けたが、ちょっとしたことでフリーズ、落ちるを繰り返し、BBSに皆さんからいただいた情報通りOS10.5.8コンボアップデートをダウンロードして何度かかけてみたが、全く改善しない。

ハードウエアがやられている可能性もあったが、とりあえずこのシステムをあきらめてシステムをもう一度最初からインストールし直すことにした。
ところがこのシステムインストールにも数回失敗、なぜかシステムディスクの「インストーラの内容を確認していいます」というプロセスの途中で止まってしまう、フリーズするなどを数回繰り返してやっとインストールに成功した。
今度はOS10.5.7インストーラをダウンロードしてきて、先にこれをかけてからwebでアップデートをかけてOS10.5.8にアップデートした。

これでやっと動くようになった。
どうしてこういうことになったのかわからない。
どうやらOS10.5.8は10.5.6以下のバージョンから直接アップデートしてはいけないということなのかもしれない。
しかし微妙にハードの調子も悪いようなので、どちらが原因かはわからない。
参考に供するために一応こういう問題があったということだ。

しかしこの間1週間を棒に振った。






クリーンインストールしたOS10.5.6にオンラインでソフトウエアアップデートをかけたところ
またアクセス権に「should be ?--------- , they are ----------」という異常な項目がずらずら出てきた





BBSに寄せていただいた皆さんの貴重な情報にしたがって
OS10.5.8コンボアップデートをダウンロードしてきて数回かけてみた





しかし結局アクセス権の問題は全く解決せず
クリーンインストールをもう一度して次はOS10.5.7コンボアップデートで一度アップデートしてから
ソフトウエアアップデート経由でOS10.5.8にアップデートしたところやっとこの問題をクリアした



2009年9月8日







システムメンテナンスのtips

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OSXに次々とアップデートがかかっている〜またぞろSwap量産体制に入っている

先日OS10.5.8アップデートで散々な目にあったところだが、そのあともいくつかアップデートが連続している。

MacBook、MacBook Proのバッテリのパフォーマンスを改善するアップデートが出ている。
OS10.5.8にアップデートしてすぐに気がついた不具合として、バッテリーで駆動しているとMacBookのファンが異常回転するという問題があった。
温度をモニタしているとどこも50〜60度台で、ファンが全開で回転しないといけないところはなさそうなのだが、ずっとフル回転しているためにバッテリの消耗が速くなっていた。

さらに先日はさっそくのセキュリティアップデートも出た。
とりあえず今回は不具合もなさそうなのでそれぞれかけることをお奨めする。
SafariのアップデートでまたぞろSwapを量産する問題は解決したかに見えたが、かわってことえりClamXav SentryがSwapを量産している。
これらは強制終了することで対処しているが、時々フルアップするのがちょっと鬱陶しい。
だんだんでいいから直していってもらいたいものだ。






SafariのアップデートとMacBook、MacBook Proの
バッテリーパフォーマンス改善のアップデートが出た
MacBookのバッテリー駆動時のファンの異常回転は感じていたのでこれは歓迎だ
Safariも大量にSwapを生産する悪癖が復活していたがこれも改善されたようだ





さらにセキュリティアップデートもOSアップデートの直後にいきなり出てきた





ところでこういう現象が頻繁に起きるようになっている
ことえりが1.2GBのメモリを使用している
これも一種のアプリだからメモリを使うのはわかるがIMが1ギガは異常だ





アクティビティモニタことえりのプロセスを強制終了することでこのメモリを解放できる
ただし日本語入力に異常が出ることがあるのでその場合は
治るまで何回でもことえりを終了しないといけない
ログアウトするよりは面倒でないかもしれないが






システムメンテナンスのtips

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WindowsXPのサービスを止めて軽量化が可能か?

ここしばらくWindowsの動作が重いという気がしていたので、システムの軽量化にトライしていた。
BBSに「AS」さんから情報をいただいたCCleanerEasyCleanerはなかなか快調で、確かに軽くなった。
もうひとつ「AS」さんから情報をいただいていたのが、Windowsのサービスを止めるという方法。
これは、別のところでつとに聞いてもいたのだが「AS」さんの情報を得て実際に試すことにした。
ただし別のところで情報を得ていたのは「システムを軽くするため」ではなく「システムを安全に運用するため」という目的だったが。

停止したサービスの一覧は以下の通り。

Alerter 手動→無効

ClipBook 手動→無効

Error Reporting Service 自動→無効

Fast User Switching Compatibility 手動→無効

Help and Support 自動→無効

IPSEC Services 自動→無効

Messenger 自動→無効

Net Logon 手動→無効

NetMeeting Remote Desktop Sharing 手動→無効

QoS RSVP 手動→無効

Remote Access Auto Connection Manager 手動→無効

Remote Desktop Help Session Manager 手動→無効

Remote Registry (XPproのみ) 自動→無効

Server 自動→無効

Smart Card 手動→無効

SSDP Discovery Service 手動→無効

System Restore Service 自動→無効

Task Scheduler 自動→無効

Telnet (XPproのみ)手動→無効

Telephony 手動→無効

Terminal Services 手動→無効

Uninterruptible Power Supply 手動→無効

それに
DCOM Server Process Launcher
これについては詳細後述。

これらの停止する項目を選ぶ条件はそれぞれの個人の環境や使い方によって変わり、一概にこの組み合わせがいいとも言えないが私の場合はこういう項目を選んだ。

参考にしたサイトは

Windows2000/XPの主なサービス一覧

Windowsカスタマイズ - サービスを止める

サービスを色々と止めてみる - 重箱の隅

WinXP消してもいいファイルまとめ | 不要なサービスの削除

セキュリティ雑感- 「ダメパッチ」を研究者が指摘?

こういう情報が豊富にあるのは助かる。
いろいろ読んでみるとやはり「システムを軽くするため」というよりも「セキュリティのため」にこれらのサービスを止めるというニュアンスが強いようだ。
中には今ではあまり意味がないものもあるかもしれないが。

いろいろと勉強になりました、ありがとうございます。

やってみると目的が違うとはいえ、確かにWindowsXPは軽快に動くようになった気がする。






サービスを止める手順はここから
コントロールパネルから「管理ツール」に入る





その中の「サービス」というショートカットをクリックして起動





するとサービスの一覧が表示される
Windowsをフルにすれば説明なども読むことができる





それぞれのプロセスをクリックすればプロパティが現れる





ここで「スタートアップの種類」をプルダウンで選択する
「自動」「手動」「無効」が選べる
無効にしたサービスはその下の「サービスの状態」で停止してしまおう





もうひとつのサービスへのコンタクト法はスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」





この検索フォームに「msconfig」と入力して検索





それで出てきた「システム構成ユーティリティ」でサービスをコントロールできる





「サービス」タブで不要なサービスのチェックを外す
「MSのサービスを全て隠す」で後らからインストール
したサードパーティ製のプロセスを区別することもできる



というところで、主だったサービスを止めることができるし、何を止めるべきかはそんなに議論がないかもしれない。

ただ少し迷ったのは「DCOMサービス」。
これは説明によると「MSの提唱した分散型アプリケーションサービス、DCOMとは,ネットワークを介してアプリケーションが連携動作するための仕組み」ということ。
無効にすると
「Win32: RPC サーバを利用できません」
というようなアラートが出る。

そう、これこそRPC-DCOMオーバーフローを起こしていた張本人、あのMSBlasterの感染を許していたサービスそのものだ。
DCOMサービスを止めるというのは2003年頃にはかなり人口に膾炙した安全対策だった。
今でもこれを止めた方がいいのだろうか。

調べてみたが
DCOM Server Process Laucher
を止めた方がいいという記述は2003年から2005年のサイトにしかない。
今はもう古い対策なのかもしれない。

どなたかが書いておられたが、OutlookExpressのプレビュー機能を止めるのが安全対策だとか、今でもセキュリティの初級編講座サイトに解説が載っていたりする。
実はこんな対策は初期の頃のNimdaくらいにしか通用しないので、今では全く意味がないのだが、いまだにそういう解説が載っていたりする。
こういうのと同じような話かもしれない。

でもよくわからないものは止めておこうと思って、これも止めることにした。
効果はわからない。
意味はないかもしれない。
しかし今担当している専用機の下実験として、とりあえず何か障害が出ないかやってみることにした。






DCOM Server Process Laucherを止めようとするが
システム構成ユーティリティで止めることはできない





DCOM Serverの止め方はこうする
「スタート」ボタンの「ファイル名を指定して実行」で「dcomcnfg」と打って検索





コンポートネントサービスというWindowsが開いたらエクスプローラ風のディレクトリ表示で
「コンソールルート」、「コンポートネントサービス」、「コンピュータ」、「マイコンピュータ」
の順番で入っていって「マイコンピュータ」を右クリックしてプロパティを呼び出す





ここにDCOMサービスを有効にするかどうかの設定がある
ここのチェックを外す





設定を変更すると再起動を要求される





再起動するとこういうアラートが出て「システム構成ユーティリティ」で
デフォルト設定に戻すか聞いてくる
その気がないならチェックを入れて「OK」





これでDCOM Server Process Laucherを無効にすることができる
意味があるかどうかは不明だし不具合がないかは検証中だが今のところ問題ない
問題ないならこういうリスキーな設定は止めてしまいたい


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WindowsXPのサービスを止めて軽量化が可能か?2〜<追記>やっぱりDCOMは止めちゃダメなのかも・・・

先日Windowsのサービスを止めて、システムを軽快化させる&セキュリティも向上するということにチャレンジしたが、さっそく不具合が出てきた。
勿論思い当たる節がある。

症状はシマンテックアンチウイルスのLiveUpdateが利かないというもの。
自動アップデートもかからないしシマンテックアンチウイルス・クライアントから手動アップデートをかけてもアップデートに失敗する。

サービスの管理ウインドウから「LiveUpdate」を選んでプロパティからサービスを起動すると1回はアップデートに成功する。
しかしもう一度シマンテックアンチウイルス・クライアントを起動してLiveUpdateをかけると、やはりまた失敗する。

シマンテックのアップデートをかけるたびにいちいち管理ツールを起動していられないから、なんとかすることにした。

調べてみると
LiveUpdate を実行すると「更新する製品がありません このコンヒ?ュータには LiveUpdate で更新できる製品がありません。」というエラーが発生する
というシマンテックのサポートページに、DCOMパッケージが欠落しているとLiveUpdateは機能しない旨がはっきり書かれている。

ということなので、DCOMの機能を一部元に戻すことにした。
こんなところにこのサービスを使っているアプリがあるということだ。
先日リンクを張ったリンク先にもDCOM Server Process Laucherについて、
「セキュリティ面の問題から、DCOMのサポートを無効にしている人も多いと思う。DCOM自体を停止させているのならこのサービスも不要に思われるのだが、InstallShieldなどの意外と身近なアプリが利用していることもあるのでサービス自体を消すのはあまりおすすめできない。」
ということが書かれていた。

なのでDCOM Server Process Laucherだけ元に戻すことにした。
結論を言えばこれでこの問題はクリアした。






シマンテックアンチウイルス・クライアントから手動アップデートを
かけるとこのようなエラー表示が出る
原因は先日停止するかどうか迷ったDCOMだ





LiveUpdateというサービスを管理ツールで起動して
アップデートをかけると1回だけ成功するが2回目からは失敗する
毎回管理ツールを起動しないと使えないんじゃ話にならない





自動にしてもどうしても安定しない
ここが原因でないことはもう明白だ





そこで調べてみたところシマンテックのサポートページの情報で
LiveUpdateはやはりDCOMに依存しているらしいことを突き止めた
問題はDCOM本体のサービスとDCOM Server Process Laucher
どちらに依存しているのかということだ
DCOMを止めた状態のままDCOM Server Process Laucherだけを
元に戻して起動することにした





これでこのシマンテックアンチウイルスのLiveUpdateは機能するようになった
今回はこういう障害が出たがこの経験は今後の専用機の設定を考える上で大いに参考になった






システムメンテナンスのtips

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Fedora Coreが壊れちゃった〜っていう時でもTime Machineがあれば安心・・・

ちょっと前からFedora Coreを起動するたびに
「カーネルにエラーがある、デベロッパーサイトの情報を見るか?」
というアラートがでるようになってしまった。

アラートが出てもそれでも動いているようだが、カーネルに関するエラーはMacでもひどい目に遭わされているので、なんとかクリアしたいと思っていたがその方法がわからない。

どうもこのアラートが出る直前おアップデートに失敗したのが原因らしい。
アップデートの時に「いくつかのアップデートのダウンロードに失敗した」というような警告が出ていた気がする。
逆にいうとそれくらいしか心当たりがないのだが、それならTime Machineで何とかなるんじゃないかと思い復元してみた。

仮想マシンがある場所は
~/Documents/Virtual Machines.localized/
でここにある該当の.vmwarevmを、問題のアップデート前に戻すことができればクリアできるのではないかとやってみたところ見事成功した。

Linuxの使い方として正攻法なのかどうかはちょっとビミョーだが、こんなに簡単に直るというのも仮想環境のメリットなのかもしれない。





Fedora Coreを起動するたびに禍々しいアラートがでるようになってしまった




「カーネルにエラーがある」というアラートだ
メンテナンスの手順を試してみたがいっこうに改善しない




Time Machineで過去の履歴を見てみる
ぎりぎりアップデート前の仮想マシンファイルが残っているようだ




歯車アイコンボタンで「〜を復元」というメニューを選ぶ




ちょっと待たされるが・・・




Fedoraの起動にかかる
前回サスペンドで終了したせいか「状態を復元」でにかかる




どうやら復元に成功! アラートも出なくなった
しかしカレンダーも復元した日時に戻ってしまった




再起動しても戻らないので設定を覗いてみたところNTPサーバ接続のチェックが外れていた
このチェックを入れて設定画面を閉じると「NTPサーバーに接続中です」というタグが出る




無事カレンダーの日時も現在の時刻に戻る




そして前回失敗したアップデートもかかってきた
今回は無事アップデートに成功、再起動後もカーネルエラーのアラートは出ない
原因は不明だがあまりネットワーク環境が良くないところ(ウチの会社のように
変態プロクシがかんでいるとか)でやたらアップデートをかけない方が良いのかも






システムメンテナンスのtips

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最近私が実行しているシステムメンテナンス3

かなり前にここで私が実行しているメンテナンスの手順についてまとめたが、最近では少し手順が変わって来ているので再度まとめることにした。

といってもかなり簡単にしてしまったという違いだ。
以前は若干OSXも安定しない部分もあったが、最近はバージョンも進んでくるに連れてシステムそのもののスタックで何か調子悪くなるということも無くなったし、以前は会社で管理していたMacの外部機器が変則的な接続になっていてそれが原因でシステムがほとんど毎日クラッシュしていたということがあったが、今はそういう変なハードウエアも整理されて、正常な接続のみになってみると業務用のかなり負荷が高いMacOSXも安定している。

つまりメンテナンスも簡便でも問題無くなってきた。

手順を紹介すると言っても、実際にはMainMenuの手順を実行するだけだ。
このメニューエクストラは最近シェアウエアになってしまったが、それでも便利だし安全なのでやはりお薦めしたい。

月一の軽いメンテナンスはこれを使うだけで、数ヶ月に一回徹底的にやるメンテナンスの時にもAppleJackを使うくらいだ。

MainMenuを使う理由は、これがTerminalコマンドのGUIフロントエンドで、基本的にはTerminalでdiskutilなどのコマンドを打つ手間をマウスクリックでやっているだけだからだ。
だから安全だともいえるし、動作も安定している。

OnyXなどのメンテナンス専門ソフトもあって、これも一通りの手順は集約されているが、こちらはバージョンが上がるごとにちょっとトラブルも起きたりして使い方は要注意なので、バージョンに関係なく問題無く使えるMainMenuを私は常用している。


月一メンテナンスの手順

月一メンテナンスと数ヶ月一メンテナンスに手順を分けて説明する。
月一といっても実際には2〜3週間に一度くらいこのメンテナンスを実行している。

まずMainMenuのプルダウンからキャッシュの削除を実行する。
月一メンテナンスの時にはユーザキャッシュの削除しかしない。
急いでいる時には、
クリーニング→ユーザキャッシュを消去→すべてのユーザキャッシュ
を実行して、再ログインするだけですましてしまうこともある。

実はこれだけでも効果があるし、これだけで充分という気もする。

もう少し丁寧にやりたい時には
クリーニング→システムキャッシュを消去→最低限
クリーニング→フォントキャッシュを消去
クリーニング→Preferenceファイル→不正なPreferenceを削除

ほかの処理→アーカイブログを消去
ほかの処理→テンポラリファイルを消去
ほかの処理→検索キャッシュの消去


までやって再起動。

コマンド+Sキーを押しながら起動してSUM(シングルユーザモード)で起動する。

コマンド画面が立ち上がったら
fsck -fy(ファイルシステムチェックのコマンド)
を実行して、完了したら再起動。

再びMainMenuのプルダウンから
ディスクユーティリティ→起動ディスクのアクセス権を修復
を実行する。
これはDisk Utilityのアクセス権修復と同じ効果だ。

月一のメンテナンスの時の手順はこれで完了。


数ヶ月一メンテナンスの手順

数ヶ月に一度、もっと徹底的にやる時にはMainMenuで、

クリーニング→ユーザキャッシュを消去→すべてのユーザキャッシュ
クリーニング→システムキャッシュを消去→最低限
クリーニング→フォントキャッシュを消去
クリーニング→Preferenceファイル→不正なPreferenceを削除

ほかの処理→アーカイブログを消去
ほかの処理→テンポラリファイルを消去
ほかの処理→検索キャッシュの消去


の他に

ほかの処理→.DS_Storeを消去
もやる。

意味がそんなに無いかもしれないが
ほかの処理→Dashboardキャッシュの消去
もやっておく。

これでキャッシュ関係を徹底的にクリーンにしておいて再起動をかける。
キャッシュファイルの再生成には再起動が必要なので、必ず再起動。

もう一度コマンド+Sキーを押しながら再起動してSUMに入る。

ここで今度は
fsck -fy
を実行した後、AppleJackのオートパイロット機能で必要なメンテナンスのメニューを全部自動的にやる。

オートパイロットの順番は
fsck(最初のfsckと同じだが、異常が出た時にやり直しがきくので、最初にこれだけ別にいつもやっている)
起動ディスクのアクセス権修復
キャッシュファイルの削除
Preferenceファイルのチェック
Swapファイルの削除


の手順を自動的に進めてくれる。
AppleJackでこれらの作業をやる理由は、自動的に進行してくれて作業が楽ということもあるし、SUM状態でこれらの手順を進めてくれるのでキャッシュ削除やアクセス権修復の結果が深いように思うからだ。

もう一度起動したら、今度はやはりMainMenuから
再構築→Spotlightのインデックスを再構築
再構築→Locateのデータベースを再構築
再構築→Whatisのデータベースを再構築
再構築→LaunchServicesのデータベースを再構築
再構築→システムの最適化
再構築→最適化をやりなおす

という再構築系の手順を一通りやる。

以前はこれを月一くらいでやっていたが、そんなに頻繁にやらなくても問題はないと感じている。
気になるなら月一程度はやっても良いかもしれない。


以上が最近やっているメンテナンスの手順。
簡単だし、劇的に効果がないかもしれないが
「買ってから一度もメンテナンスというものはやったことが無い」
と言いつつ2年、3年経っている人はやってみると調子がはっきり変わるかもしれない。





月一程度のメンテナンスはユーザキャッシュを削除してコマンド+Sキーを押しながら再起動
「fsck -fy」というコマンドを実行してファイルシステムチェックをやっておく




再びGUIで起動してMainMenuから「アクセス権修復」を実行
実のところ最近やっているのはこれだけだ




徹底的にメンテナンスする数ヶ月に一回の手入れは「システムキャッシュ削除」、
「フォントキャッシュ削除」などシステムの深い部分もやっておく





SUMでapplejackとタイプしてApplejackのメニューを呼び出す
オートパイロットの引数はaで、aキーを叩いて実行、ひと通りの手順を自動実行する




数ヶ月一の深い手入れの時には「Spotlight再構築」「Locateデータベース再構築」
「Whatisデータベース再構築」「LaunchServices再構築」「システム最適化」
「最適化やり直し」などの再構築系の手順を全部実行する




毎回やっていてもあまり効果を実感できないかもしれないが
「Mac買って◯年になるが一度もメンテナンスなんかやったことが無い」
という人には大きな効果をもたらすかもしれない



2009年12月4日








システムメンテナンスのtips

anchor

最近私が実行しているシステムメンテナンス3追記


anchor

MainMenu
(Shareware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

以前の記事にも書いたが、MainMenu2のインターフェイスに沿って再度書き直してみる。
私の場合定期的なメンテナンスはほとんどこれを使ってやるから。


月一メンテナンスの手順

まず
MainMenuのプルダウンの「ユーザ」から「キャッシュの削除」を実行する
急いでいる時には、
システム→すべてユーザのキャッシュを消去
を実行して、再ログインするだけですましてしまうこともある。

実はこれだけでも効果があるし、これだけで充分という気もする。

もう少し丁寧にやりたい時には
システム→システムキャッシュを消去
システム→フォントキャッシュを消去
ユーザ→破損した環境設定ファイルを削除

システム→ログアーカイブを消去
システム→一時ファイルを削除


を実行。
ここで
コマンド+Sキーを押しながら再起動してSUM(シングルユーザモード)に入って
fsck -fy
を実行

reboot
とコマンド入力して再びGUIで起動し、再びMainMenu

システム→ディスクのアクセス権を修復

だけ実行

というところが月一メンテナンスの手順。


数ヶ月一メンテナンスの手順

数ヶ月に一度、もっと徹底的にやる時にはMainMenuで、

システム→すべてのユーザキャッシュを消去
システム→システムキャッシュを消去
システム→フォントキャッシュを消去
ユーザ→破損した環境設定ファイルを削除

システム→ログアーカイブを消去
システム→一時ファイルを消去

の他に

システム→.DS_Storeファイルを消去
もやる。

意味がそんなに無いかもしれないが
ユーザ→Dashboardキャッシュの消去
もやっておく。

これでキャッシュ関係を徹底的にクリーンにしておいて再起動をかける。
キャッシュファイルの再生成には再起動が必要なので、必ず再起動。

もう一度
コマンド+Sキーを押しながら再起動してSUMに入る

ここで今度は
fsck -fy
を実行した後、AppleJackのオートパイロット機能で必要なメンテナンスのメニューを全部自動的にやる。

オートパイロットの順番は
fsck(最初のfsckと同じだが、異常が出た時にやり直しがきくので、最初にこれだけ別にいつもやっている)
起動ディスクのアクセス権修復
キャッシュファイルの削除
Preferenceファイルのチェック
Swapファイルの削除


の手順を自動的に進めてくれる。
AppleJackでこれらの作業をやる理由は、自動的に進行してくれて作業が楽ということもあるし、SUM状態でこれらの手順を進めてくれるのでキャッシュ削除やアクセス権修復の結果が深いように思うからだ。

もう一度起動したら、今度はやはりMainMenuから
システム→Spotlightのインデックスを更新
システム→Locateのデータベースを更新
システム→Whatisのデータベースを更新
システム→LaunchServicesのデータベースを更新
システム→プリバインディングを更新
システム→ディスクのアクセス権を修復

という再構築系の手順を一通りやる。


さらにMainMenu2で追加された機能なのだが
ネットワーク→DNSキャッシュを消去
を数ヶ月に一度くらいはやってみる。
先日やってみたのだが、消去後の初回はややブラウザの読み込みに時間がかかったりということもあるが、ブラウザの表示失敗やDNSポイゾニングの可能性などを考えると、たまにやっておくのも良いかもしれない。
しかしこれもそんなに頻繁に神経質にやる必要もないし、やれば必ずしもブラウザが速くなるというものでもない。
数ヶ月に一度くらいでいいのではないかと思った。





MainMenu2ではバッチの設定が充実してきたので
上記のタスクをまとめてやる時にはこういう設定もよいと思われる




左向き三角マークが付いているのは再起動を必要とするタスク
私はむしろ再構築系のタスクを最後にまとめて
やるような使い方が便利ではないかと感じた




月一メンテナンスの場合も私はシステム→すべてのユーザのキャッシュを消去をやっている




再起動を要求されるが急ぐときは再ログインでも不具合を感じない
勿論余裕があるならSUMに入ってfsck -fyくらいのコマンドを実行しておくのがいいと思う




数ヶ月一のメンテナンスの時には再起動の前に
このフォントキャッシュ消去などのタスクもやっておく




勿論システムキャッシュの消去もやっておく
前のバージョンには「すべての」という選択肢もあったが若干不具合も感じていた
バージョン2からは一段階だけに変わった




以外に動作が重くなる原因がアーカイブログだったりするので
数ヶ月一のメンテナンスはこういうものも徹底的に削除する




以前は「テンポラリファイル」といっていたが同じものだ
これも数ヶ月に一回はクリーンアップしておく




以上をやっておいて再起動、SUMに入ってfsckあるいは
Applejackのオートパイロットをかけておく
再び起動してまずディスクのアクセス権修復をかけておく
これはゼヒモノ





以下システムメニューの「LaunchServiceを再構築」「Spotlightの索引を再作成」
「Whatisデータベースを更新」「Locateデータベースを更新」
をかけておく




OSXスタート時からお馴染みのPrebinding再構築
まめにやっていると効果は分からないが一年もやっていないと
システムが劇的に速くなることがあるのでたまにやっておく




MainMenu2からの新機能としてDNSキャッシュの消去というメニューも加わった
これもたまにやっておくとネット接続のトラブルを防げるかもしれない
特に起動しっぱなしで使って滅多に再起動しない人は効果あるかも



2009年12月24日








システムメンテナンスのtips

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ことえりの動作が重くなった時の解消法

ことえりの動きがなんとなく重くなった・・・変換候補が出てくるのに一拍待たされる・・・日本語入力に切り替える度にレインボーボールがいちいち回転する・・・などの諸症状の時の対処法。

1)ことえり強制終了

以前どのバージョンだったか、ことえりがメモリリークを起こしていたことがあった。
現在のLeopardのOS10.5.8ではそんなことはないが、この前か前の前のバージョンではちょっとことえりが調子悪かったことがあった。

これが起きた場合、できることはアクティビティモニタを起動して
「ことえり」
あるいは
「Kotoeri」
という名前のプロセスを強制終了するしかない。
強制終了すると収まることもあるし、再起動しないといけない場合もあった。

今回、ことえりの変換がやけに重くなったので、またこれが再現したのかと思って強制終了をやってみたが改善しなかった。
webで検索しても、そういう記事が出てこないのでこのバージョンではそういう問題は起きていないということらしい。





今回はこれが原因ではなかったが特定のバージョンでは
ことえりを再起動すると収まることがある
方法はアクティビティモニタを起動して「ことえり」
あるいは「Kotoeri」というプロセスを強制終了する
前回この問題が起きた時にはこれで少し改善した



2)ことえりカスタム辞書プラグインを閉じる

それでいろいろ調べていたらこういう記事を見つけた。

NADの部屋2。 ☆ことえりさんを操る時に便利な覚え書き☆

以前ここでも紹介したNADのカタカナ語辞書の作者さんのサイトでことえりが重くなった時の対処法が書かれていた。

「※ことえりの起動が遅く感じるようになったりしたときは。 
以下の辞書二つを削除すると起動が速くなる模様。(実感の話w)
これはMacの学習辞書で削除すると変換候補の順番もリセットされるので注意。
学習内容をとっておきたい時は登録内容をテキストに出力してから削除すること。
・ホーム(名前)/ライブラリ/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis/LearningDictionary.dict

・ホーム(名前)/ライブラリ/Preferences/com.apple.JapaneseAnalysis/InputPrediction.dict」

この二つの辞書はユーザの学習辞書を格納するところなのだが、ここが調子悪くなるとことえりがいろいろ問題を起こし始めるらしい。

ただ私の場合は、今回はこれがそのものズバリというわけではないのだがこの記事を読んでいてちょっと思い当たるところがあった。

それでことえりの環境設定から「辞書」タブに入って、最近インストールしたカスタム辞書プラグインの内いくつかを閉じてみた。
すると今度はビンゴ、ことえりの動作が元に戻ってキビキビうごくようになった。

結論はことえりの辞書プラグインは、OSXのアプリのようにプリエンプティブというわけではないのでたくさんインストールするとどうしても重くなってくるということだ。
だから必要なもの、その時々で使いたいものだけを開いて不要なものはできるだけ閉じておくという使い方がいいと思う。





ことえりの環境設定に入って「辞書」タブで今すぐに必要なさそうな辞書を閉じる
するとことえりがやたら思いという挙動が改善された
ことえり辞書はやたらたくさん入れていると重くなるということだ
不要不急な辞書は閉じておくという習慣を付けたい




2010年2月8日








システムメンテナンスのtips

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Windowsでディープなデフラグを徹底的にやってみる

BBSに情報をいただいたが、先日ここでも取り上げた2010年2発目のマイクロソフト月一アップデートは、自動アップデートするとブルースクリーンを表示して二度とWindowsが起動できなくなる症状が頻発しているそうだ。
この件でフォーラムに投稿が何十万単位で殺到しているらしい。
幸い私のところでは、この症状は再現しないが、マイクロソフトさんも久しぶりに大ポカやらかしたかもしれない。

それはともかく、Windowsの動きを軽くするためにデフラグについて取り上げたところ、やはりBBSに
すっきり!! デフラグ
というアプリの情報をいただいて、これがなかなか使えるのではないかとここでも紹介した。

しかし一番ディープな
「チェックディスクの後セーフモードで起動して全てのディスクをデフラグ」
というモードを試していなかった。
今回やっとそれにトライできたので、その結果を。

結論からいうと全部完了するのにVMWare Fusion上のBootCampボリュームから起動したWindowsXPで7時間ほどかかった。
ディスク容量は32GB、使用済み領域は19GBというところだ。

これは休日にじっくり時間をかけて、やるのが吉。
リザルトを見ると確かにもう一段深いデフラグができた。
ただしリスクも大きいので、くれぐれも全領域バックアップがない人はやたらとこのデフラグをかけない方が良い。
でもバックアップがある人には怖いものはないわけだから、トライする価値はある。





すっきり!! デフラグは今回ウイザードモードでトライした
「チェックディスクの後デフラグ、自動終了」で始める




以下「全てのハードドライブを自動選択」「ごみ箱を空にする」
「テンポラリファイルの中身を全て削除する」「IEキャッシュを削除」
「不良セクタのスキャンをする」「セーフモード+シェル入れ替え実行」
という最も危険だが効果が大きい組み合わせで進行する




この場合のディスクスキャンは使用済み領域だけでなく
空き領域も全てアロケーションチェックをするようだ
両方合わせておよそ6時間かかった




さらにセーフモードで起動してシェルからデフラグ
診断では12%の断片化、23%のファイルが断片化で
さほど深刻でもない気がするがWindowsの場合は
結構低い数字でも調子が悪くなる気がする




およそ7時間後にデフラグは完了
システムアクセサリのディスクデフラグで診断すると
ボリュームの断片化9%、ファイルの断片化18%とやや改善した



2010年2月16日













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