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OSXのtips1-11

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips

anchor

原因不明のカーネルパニック頻発

昔のMacOSでは爆弾マークに当たる「カーネルパニック」が頻発している。

「頻発」といってもこの2ヶ月に3回ぐらい起きたくらいで昔の爆弾マークとは比べものにならないのだが、それでもOSXになってからカーネルパニックなんて数年に一度くらいしかお目にかかれないので、2ヶ月に3度はすごい高率だともいえる。

その原因がどうもよくわからない。

今回はVMWare Fusionの上でWindowsXPを起動した状態で、iCalにイベントを入力しようとしたところ画面がサーッと暗くなった。

最近の2回のパニックもVMWare FusionとWindowsXPは絡んでいた。
だからVMWare Fusionは原因の一端だともいえるが、VMWare Fusion+WindowsXPを導入してからもう1年半以上経つが、その間特にカーネルパニック等は起きていなかった。
どうもよくわからないのだが、この2ヶ月間で導入した常駐ソフトということになるとNOD32くらいしか思いつかない。
これが原因なのだろうか。

しかしNOD32は普段はおとなしくしていて、iTunesの自動同期を邪魔するくらいで特に障害らしい障害を起こさない。

もうしばらく様子を見て、パニック時の作業の記録を比較して、継続して原因を探ってみる。




2010年2月23日


anchor

最近頻発しているカーネルパニックはVMWare上のWindowsXPが原因とほぼ断定(やや当てずっぽう)

こちらの記事の通り昨年の年末くらいからMacBookがちょくちょくカーネルパニックを起こすようになっていた。
2010 年 2 月 23 日
原因不明のカーネルパニック頻発

原因は相変わらず不明なのだが、今回はWindowsXP上で入力中に起きた。
カーネルパニックが起きる時は必ずVMWare Fusion上でWindowsXPを起動しているという共通点があることから、やや状況証拠ではあるもののこの組み合わせに問題があるものと断定した。

若干問題があるのはこのBootCampボリュームのWindowsXPは2月7日にWincloneを使ってディスクイメージから復元しているが、カーネルパニックはそれ以前から起きていたという点だ。

2010 年 2 月 7 日
Bonjourに出てくるWindowsのアイコンは・・・でもMac、Windowsともに不調

ということは前回のボリュームごとの修復以降問題が起きたのではなく、それ以前から問題は発生していたということになる。
残念ながら今回もこの時と同じディスクイメージからの修復となる。
それ以前となるとかなり前のディスクイメージしか残っていなくて、いろいろ手間になるからだ。
バックアップはこまめに取れという教訓ですな。

これで修復してもまた前と同じ問題が起きるのかもしれないが、とりあえずこれで検証してみる。
同じ問題が起きたら仕方がない、やはり古いディスクイメージからもう一度復元をして、本当にVMWare Fusion+WindowsXPが原因なのかどうかを切り分けなくてはいけない。





Wincloneを使ってBootCampボリュームを修復したら
ボリュームの名称がまた「NO NAME」に戻ってしまった
前回はAppleのソフトウエアアップデートをかけたら勝手に「BOOTCAMP」
に変わったがどうやらこのボリュームの名称はユーザの自由にはならない仕様らしい
とにかく初期化してまたディスクイメージからWindowsXPのボリュームを復元した
これで昨年11月の状態に戻った




Windowsのボリュームを復元したらまず何よりも最初にやることは
ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新
Macユーザはこういうことに疎い人が多いがこれはWindowsを扱う上で鉄則




ウイルス定義ファイルファ最新版になったらそこでやっと
WindowsUpdateを起動してシステムのアップデートという順番になる
差分のアップデートなので前回とはやや数が違い(少し減った)21個のアップデートとなった




アップデート完了後は通常のメンテナンス手順を実行したり
メール等のメッセージを受信して最新状態にしたりの作業を続ける
前回デフラグ等の作業に失敗してシステムが壊れてカーネルパニックの
原因になった可能性もあるしこうした通常の修復が失敗したのかもしれない
そうなら今回の修復で直る可能性があるのだがそうでなく元々のディスクイメージに
問題が織り込まれていたか原因は全く違うところにあるというのであれば当然直らない
その場合また切り分けの作業が続くことになる




というところでまたOutlook Expressが大量のメールメッセージ削除中にフリーズ
このメーラを皆が問題無く使えているということがどうも私には不思議だ
私の経験則ではこのメーラは過去にも現在でもまともに動いていたことがないのだが
どうして皆はこれで不自由を感じないんだろうか




これも疑わしい要因の一つ
Windows上のAppleソフトウエアアップデート
BootCampのアップデートがかかってきている
これをVMWare Fusion上から実行したのも失敗だったかもしれない
今度はBootCampから直接起動して実行してみる



2010年3月1日


anchor

最近頻発しているカーネルパニックを解消するためにBootCampのWindowsXPを修復

昨日も書いたように最近頻発しているカーネルパニックの対策としてBootCampボリュームのWindowsXPの修復作業を続けている。
参照:
最近頻発しているカーネルパニックはVMWare上のWindowsXPが原因とほぼ断定(やや当てずっぽう)

カーネルパニックが起きるのは決まってVMWare FusionでWindowsXPを起動している時だからという状況証拠だけを当てにしてトラシューをしているわけだが、そのXP環境の復元でちょっと前回とは手順を変えてみた。

システムのアップデート等を完了したら、今度はApple SoftwareUpdateをかけるのだが、ここに前回もBootCampがかかっていた。
このBootCampのアップデートをVMWare Fusionで起動したWindows上でかけたのもまずかったかもしれないということで、VMWare Fusionを終了して、今度はBootCampネイティブで起動して、このAppleのアップデートをかけることにした。

ところでここで問題が発生した。
BootCampのアップデートが完了したあたりで、次のiTunesのアップデータのダウンロードが止まってしまった。

タスクトレイには無線LANの接続に問題があったという表示が出て、調べてみるとWindows側のIPアドレスが
0.0.0.0
になってしまっている。
これはMacでいうところの
169.254.・・・
というのと同じでDNSからのIPの取得に失敗して自己割当をしているという表示だ。
散々再設定してトライしたが復帰せず、一旦MacOSXを起動したが、やはり自己割当のIPのまま。
ふと思い当たってAirMac Stationを再起動してみると今度は問題無くどちらからも接続した。
何が原因かわからないが、アップデートをかけただけでDNSサーバをスタックさせるというすごいことになっている。





昨日アップデートしたWindowsをもう一度起動すると最新のWindowsUpdateがかかってきた
中に2月の「悪意あるソフトウエア駆除ツール」という項目があるのに注意
先日来注目しているrootkit削除ツールがもう配布されたかもと思いきや・・・




Blaster、Sasser、MyDoomなどの記述はあるがXPブルースクリーンの原因の
マルウエアAlureonのことはどこにも書かれていない
やっぱり違うのかなぁ
それはともかくこの4項目もインストール




気を取り直してVMWare Fusionを終了して
今度はBootCampネイティブでWindowsを起動
Apple Software Updateをかけてみた




ところがBootCampのUpdateが完了した直後にスタック
ここで一旦再起動した




すると前回通り今回もCドライブの名称は「名称未設定」から「BOOTCAMP」に変更されている
何か意味があるのか分からないが単に「NO NAME」という
スペースの入った名称のエスケープを嫌っただけかもしれない




気を取り直して残り2項目をアップデートしようとしたがどうしてもここから進まない




ここで接続を見てみると169.254.・・・というような
DNSに失敗しているような感じのIPアドレスになっている
何度か設定を繰り返しても0.0.0.0というようなアドレスばかりでネット接続に成功しない




マイネットワークから無線ネットワークのプロパティに
入って接続をイチから設定するがうまくいかない




あきらめてMacOSXから起動して接続を確立しようとするがここも接続に失敗した
ここでAirMac Stationを物理的に再起動したところ今度はあっさり接続に成功
要するにWindows側のApple Software Updateをかけた時に
エアポがスタックしてしまったというオチだった
こんなの初めてという体験だった




気を取り直して残り2項目をインストールした




無事インストールは成功
それぞれ動作も確認してみたが特に問題はなさそうだった
ソフトウエアアップデートにこんなに手間がかかるのは
どうなんだろうかという疑問は残るが




ところでもう一点疑問を感じたのはタスクトレイの一部のプロセスが
「AVG Anti-Virus」という名称に変わってしまっていること
BootCampの常駐アイコンもやられている
それでBootCampからワンクリックでOSXを起動できる機能も死んでいるのだが
これはAVGからAppleのソフトが「ウイルス認定されている」ということなんだるか?




webサイトを閲覧しただけで感染するガンブラーウイルスの対策として
Adobe製品を最新版にバージョンアップする
狙われているのはAdobe ReaderFlash Playerなのでこれを忘れず最新版にしておく
Flash Playerこちらで最新版のインストールが可能




そのFlash Playerをインストールするプロセスで頼みもしないのに
ノートンのアンチウイルス体験版をインストールしてくれる
そういえば最近シマンテックとAdobeが提携するようなリリースを
見たような気がするようなしないような・・・




さっそく試しにかけてみると十数個ほどの「TrackingCookieを検出した」という表示
TrackingCookieとはまたグレーなところを突いてきたもんだ
とにかく「感染あり」という診断で「今すぐ解決」ボタンをクリックしてみる




するとブラウザが起動して「シマンテック製品を買え」という表示
安全はタダではないということは重々承知しているのだがそれにしてもこのやり方は露骨だなぁ
一部のスケアウエアとそっくりじゃないか・・・
これではその手のスケアウエアが流行するのもムリないような・・・



といろいろすったもんだあったが、とりあえずWindowsXPは最新バージョンになって、ウイルス定義もAdobe等の問題あるソフトも一応最新版になった。
この状態でまたカーネルパニックが再現するかどうか使い続けてみて検証する。
おそらく数日で結果は出ると思われる。




2010年3月2日








システムメンテナンスのtips

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SnowLeopard乗り換え以来、頻繁に虹色ボールを表示していたことえりの問題を解決

SnowLeopard乗り換え以来、日本語のテキストを打っていると虹色ボールがぐるぐる回り始めてそれ以上入力できなくなる不具合が続いていた。
しばらく待つと虹色ボールは消えるのだが、その時に入力しかけていた途中のままで確定されてしまうのでまたやり直しになって、作業能率が著しく落ちていた。
特に長文を一括変換していると起きやすく、「日本語」と入力しかけていた時に虹色ボールが回り始めてボールが消えたら「日本g」で確定してしまって、トホホな感じで打ち直しになる。
極端な時には一行ごとにこの繰り返しになる。

これと似た例がないか探すとこちらに記述があった。

www.ecc.u-tokyo.ac.jp [FAQ- よくある質問] iMac端末で日本語入力ができない現象について

こちらはこのバグのせいで特定の単語が入力できなくなるという不具合だが、プロセスが似ている。
それで「ことえり」の「環境設定を表示」に入って「辞書」タブを開く。
ここに
InputPrediction.dict
LearningDictionary.dict

という二つのディクショナリファイルが見えている。
もしこれが開いているなら閉じること。

また「ことえり」の「単語登録/辞書編集」に入って保存先が
LearningDictionary.dict
になっていないか確認すること。
もしなっていてここにいろいろ書き込んでいると、入力できない単語ができたりするらしい。

この二つの辞書がここに見えているのは、リンク先の東京大学によるとバグなんだそうだ。
これは見えてはいけないらしい。
東京大学もこの不具合を修正するように納入業者に要求しているそうだ。





ことえり」の「環境設定を表示」に入って「辞書」タブを開いて
InputPrediction.dict、LearningDictionary.dictという辞書が見えていたらこれを閉じる
これで虹色ボールでことえりが止まるという問題は解決した



SnowLeopardはLeopardのバグフィックス版なのかと思っていたが、こうして使ってみるとLeopardにはなかったような細かい不具合がいろいろあるような気がしている。


anchor

KotoeriDictionaryViewer
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

ことえり辞書を開いて編集できるアプリ。

東京大学によるとSnowLeopardには
InputPrediction.dict
LearningDictionary.dict

という本来見えてはいけない辞書ファイルがことえりの辞書環境設定で見えてしまっているという不具合がある。

それでこの二つの辞書に余計な項目が登録されていると動作が遅くなる可能性がある。
私の場合ことえりはこの10年間鍛えに鍛えてきてもう他のIMでは変えられないくらい手に馴染んできたので、辞書ファイルを削除してことえりを初期化するなんて思いもよらない。
そうすれば動作が軽くなることも眼に見えているのだが。

それでことえり辞書を編集できるアプリがないか探していたところ、このKotoeriDictionaryViewerに出会った。

ところが配付元によると、Tiger/OS10.4ならば問題なく動くが、Leopard/OS10.5以降では編集ができないとか、一部の項目で削除ができない等の問題が起きるそうだ。
またLearningDictionary.dictなどは長く使っていると数千項目が登録されてファイルも大きくなっているので、そういう大きいファイルを編集して破損するということも考えられるので、必ずバックアップを取ってから編集に取りかかれということだ。

この辞書編集のAPIはAppleの非推奨のAPIになってしまっているそうなので、今のところSnowLeopard最新版でも動いているが、今後も動くとは限らない。
心細いことだが、今のところ使えるので辞書ファイルをスリム化させるのに使ってみる。





KotoeriDictionaryViewerを使ってまずユーザ辞書を開いてみる
いろいろ実用的な単語を登録したつもりだったがこうしてみると顔文字ばっかじゃないの




問題のLearningDictionary.dictを開いてみると
確かにどうでもいいような誤変換等のゴミが溜まっている
これを掃除するとかなり動作は軽くなる筈だ



<追記>
LearningDictionary.dictを開いてみると数千項目どころか、5万項目が入っていて、9割がたがゴミだった。
「鍛え上げたことえり辞書」
とか言っていないでたまには掃除しろということか...




2010年4月13日








システムメンテナンスのtips

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システムの動きが突然重くなった〜原因はiStat Menus
ClamXavSentry

本日iStat Menusをv.3.0.1にバージョンアップ、その時に前は気になってわざとやっていなかったのだが、今回はアップデートインストール時に
「センサーモジュールをダウンロードする」
にチェックが入ったままにして、ファンコントロールが可能か試してみた。
それが原因かどうか不明だが、そこから後システムが不調になってレインボーボールが回転しっぱなしになって、殆ど動かなくなってしまった。

CPUもほぼフルアップした状態が続いていた。
再起動しても元に戻らない。
アクティビティモニターで見たところ「SystemEvent」というプロセスがフルアップしている。
コンソールでチェックすると、ほぼ10秒ごとに
SystemUIServer
というプロセスと
ClamXavSentry
というプロセスが10秒おきぐらいにクラッシュしていることが分かった。

このことから、メニューエクストラがクラッシュし続けていること、その要因として考えられるのはiStat MenusClamXavSentryだということで、iStat Menusをアンインストール、
ClamXavSentryをログイン時に起動する設定を止めてClamXavSentryKeeperもログイン項目から外した。

さらに再起動すること何度か、ことえりの動作が重くなった時の解消法のTipsにしたがってことえりも強制終了してみる。

これだけやってやっとシステムの動きが正常に戻った。
ここまでやった対策のどれが功を奏したか、あるいは全部が効果があったのかは不明だが、なんとなく感触的には(システムの動きの変化を見ている感じでは)これらの複合的な原因のように思われる。

とりあえず、今回はiStat Menusは諦めることにした。
メニューバーにシステムのステータスを表示する方法については、再びMenu Metersに戻すことにした。





システムの動きがずっと重くレインボーボールが回りっぱなしになって反応しなくなる
アクティビティモニターで見てみるとSystemUIServerが
10秒おきぐらいにクラッシュし続けて止まらなくなっている
SystemUIServerはメニューエクストラのことだから直前に
アップデートしたiStat Menusが原因と考えられる



さらに同じようにClamXavSentryも数秒おきにクラッシュしている
原因は分からないがClamXavSentryが機能しなくなっているようだ
クラッシュしては再びClamXavSentryKeeperに励起され
ということを数秒おきに繰り返しているのが原因と見た



iStat Menusは結局アンインストールして
ClamXavSentryKeeperをログイン項目から外した
まだことえりが重い症状は残ったがアクティビティモニター
強制再起動させることで全ての問題は解消した


2010年4月29日



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<続報>ClamXavSentryがクラッシュしていたのはApplication Enhancerとのコンフリクトが原因だった

もう表題の通りです。

昨晩、システムが全面的に不調になって虹色ボールが回りっぱなしになって何するにもいちいち待たされるようになってしまった。
コンソールを見てみると10秒おきにSystemUIServerとClamXavSentryがクラッシュしているというログが出ていた。
それでSystemUIServerの方はiStat Menusが原因だというのはすぐにピンときていたのだが、ClamXavSentryの方がよくわからなかった。

ところが今朝自宅のMac miniの画面を見ていたら普通にClamXavSentryが起動していることに気がついた。
ログを調べてみたが、過去にクラッシュした様子もない。
ということはこの数日にMacBook Proの方でやった何かの変更がこのクラッシュの原因になっているということだ。
この数日となると結構絞られてくる。
順番に変更点を戻していくとビンゴだったのがApplication Enhancerだった。
これを外すと問題なくClamXavSentryが起動して、普通に動作することも確認した。

もうセキュリティに関してはなにも責任がない立場になったのだからClamXavSentryくらい外してもいいかとここで一瞬迷ったが、やはりメインの環境でウイルスを監視するソフトが一つも走っていないというのはいやだし、普段からいっているポリシーとも矛盾する。
責任がなくてもウイルス対策をするのは当然だと思っているので、やはりClamXavSentryを優先することにした。

この数日で大きな進展のあったApplication EnhanceriStat Menusだが、残念ながらどちらもそうした事情で使用を断念せざるを得なくなった。
まだ時期早尚ということなのか。





Mac miniを起動するとClamXavSentryが普通に動いていることに気付く




そこで問題を起こしていたMacBook Proの方でもApplication Enhancer
アンインストールしてみたところこちらでもClamXavSentryは普通に動くことが判明した
そこでウイルス対策優先でClamXavSentryKeeperも復活させることにした
結局Application EnhanceriStat Menusも使用断念ということになってしまった

anchor

Application Enhancerの使用を再開した〜ClamXavSentryとのコンフリクトの問題を解決

先日こちらの記事でApplication EnhancerClamXavSentryがコンフリクトを起こしているためにApplication Enhancerの使用を断念したと書いた。
ClamXavSentryがクラッシュしていたのはApplication Enhancerとのコンフリクトが原因だった

そうしたところツイッターに情報をいただいた。
まずこの状況はApplication Enhancerの作者さんも問題として認識していて、次のバージョンでは解決を目指すとのこと。
さらに現行のバージョンでもこのコンフリクトを、避ける方法があるとのこと。

方法はシステム環境設定のApplication Enhancerのペインに入って、「Master Exclude list」タブに入る。
ここにClamXavSentryをリストに追加する。
方法はClamXavの本体アイコンの上で右クリック、あるいはcontrol+クリックでコンテクストメニューを呼び出して
「パッケージの内容を表示」
でアプリの中身を開く。
Contentsの中のResourceの中にClamXavSentry.appというアプリが入っているのでこれをリストにドロップする。
するとClamXavSentryApplication Enhancerの効果から除外される。

これでClamXavSentryがクラッシュする問題は解決する。

ツイッターは知の集合、情報の高速道路というのは本当にその通りかもしれない。





システム環境設定のApplication Enhancerの除外リストにClamXavSentryを追加する
ClamXavSentry本体はClamXavのアプリ本体のパッケージの中にある
右クリック「パッケージの内容を表示」で開いてリソースフォルダの中の
ClamXavSentryをリストにドロップする




するとこの通り
FruitsMenuWindowSade XClamXavSentryが同居できるようになった






システムメンテナンスのtips

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やおらSafariを5に上げてみる

ここんとこいろいろ取り込み中で完全に話題に乗り遅れた感があるが、やっとSafariを5に上げた。
そうなると次はSafati Extensionsということになる。
これからいろいろ試してみてまとめていきます。

SIMBLの扱いがまたかなり変わったようで、SafariStand は今までのバージョンは動かないということは事前に聞いていたので、v.5対応がhetimaさんから出るまで待っていた。
これが出たのでやおら5にアップデートしたということもある。
hetimaさんゴクロウサマです。
もうSafariStandがないとSafariが操れない体になってしまってますので。

他にもSafariTabMementoForgetMeNotが動かないという表示が出る。
こういう表示が出るようになっただけ進歩かも。
SafariTabMementoについてはもう対応版が出てるか、出るころだと思うのでこれもおいおいアップするとして問題はForgetMeNot
これは便利なプラグインだったのだが、配付元が大学のサーバでもう2年ほどアップデートされていないので、5に対応するのかどうかが不明。
できれば機能拡張で復活してくれるとありがたいのだが、作者さんが今でも携わっているのかどうかも分からない。

肝心の表示速度なのだが「激速」という評価と「今までとあまり変わらない」という評価が入り交じっている。
私のところで試してみた感じでは、当サイトのような単純なhtmlサイトなら今までよりも表示が劇的に速くなっていることを確認できると思う。
しかしJSやらFlashやらやたらいろいろ盛り込んであるxmlサイトは今までと表示速度が変わらないかもしれない。
またSafariの特徴だったすべての要素を読み込まないと描画を始めないという癖は5で完全に解消されたようで、読み込み途中でも表示できるものからどんどん表示するという感じに変わったようだ。
数字以上に体感速度が上がった気がするのはそういうことかもしれない。





今までのSafariのアバウトタグ




そしてアップデートの結果こうなった




環境設定ウインドウにある表示の乱れ
このベータ臭さがいかにもAppleスタンダード




HistryFlowとかも良いけどやはり個人的にはSafari5の最大のウリはこれ
機能拡張でMozillaブラウザのようにいろいろ機能が追加できる
いろいろ入れると重くなるのもMozillaと同じなのだろうか




読み込み中の表示はSafarti4
「読み込み中」でグレーアウトする表示からまた青いプログレスバーに戻った
前バージョンは改悪だと思っていたのでこの表示に戻ったのは幾分嬉しい



2010年6月14日








システムメンテナンスのtips

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Windows版のSafariでも機能拡張は使える

ここのところSafariの機能拡張について取り上げてきて、いままでGreasemonkeyとかFirefoxの機能拡張とかあまり関心も払ってこなかったが、使ってみるといろいろ面白いと思い始めている。

それでこのSafariにはWindows版もあるわけで、どこかでWindows版に関しては機能拡張は動かないというような記述を読んだ気がしたが(どこで読んだか思い出せない)、実際に入れてみると見事に動いたので、これはひょっとすると対Mozillaの強力なブラウザに化けるかもと思い始めている。

でも今のところ動くものと動かないものがあるようで、Mac版と動作状況は同じというわけにはいかないようだ。

機能拡張を有効にする手順はMac版と同じで、メニューの場所がWindowsの場合違うということになれれば問題なく使える。





Windowsの「Apple ソフトウエアアップデート」を起動する
Windowsの方はマニュアルでないとアップデートを知らせてくれない
(そういう設定があるのかもしれないが私は見つけきれていない)
ここでSafari5のアップデートがかかってくる筈




こうしてSafariは5に上がった




そうすると試してみたくなるのは機能拡張が動くかどうか
インストールは問題なく進行する




結果をいえば動くものと動かないものがある




このようにAutoPagerを実現する機能拡張は動いた
Windowsでもこの機能は利用できる・・・ということはちょっと画期的かも




機能拡張を有効にする手順はMac版と同じだがメニューの場所が違う
ここのボタンからプルダウンメニューで環境設定を呼び出す
「詳細」に入って「メニューバーで開発メニューを表示」のチェックを入れる




こうするとこちらのボタンからのプルダウンメニューに
「開発(debug)」メニューが現れる
「機能拡張を有効にする」メニューにチェックを入れる
以上の手順で機能拡張は使えるようになる



機能拡張については以下のよな日本語のまとめWikiも登場した。
機能拡張一覧 - Safari Wiki
ここを利用するとともに有志の皆さんは自分が試した機能拡張の情報を書き込んでいっていただけると嬉しい。

Appleは夏くらいにはDashboardWidgetのような登録サイトを作るつもりらしいが、これがiPhoneアプリのような閉鎖的なルールにならないことを望むので、そういうものがスタートする前に世界中のユーザが自発的にこういうものをどんどん充実させればいいと思う。
また現にそうなりつつある。

ところでTwitterで見つけた情報によると一部の機能拡張は、U-Streamを見ているとメモリリークのような使用済みメモリ増大を生じるらしい。

私のところでは未検証だが、5に上げてからSafariが不安定になったという書き込みも結構見かけるので、機能拡張だけが原因でもないだろうがやはり注意は必要だ。
たくさんいれればそれだけ不具合のリスクは増えるということはありそうだ。






2010年6月18日








システムメンテナンスのtips

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Flash等のプラグインのバージョンを確認する方法〜
見合わせていたOS10.6.4アップデートとiTunes9.2を入れる

見合わせていたといっても、ずっとバタバタしていたからというだけで特に問題はない。
最近はアップデートの時には一応問題が起きてもリカバーできるぐらいの時間的余裕がある時にやりたいと考えると、なかなかいつでもというわけにはいかない。

それで既に各所で話題になっているが、OS10.6.4アップデートをかけると何故かFlash Playerのバージョンが戻ってしまうという問題があるらしい。
もう解消されているのかもしれないが、事前にFlashのバージョンを確認していなかったので、バージョンがひとつ古かったのは単にアップデートを怠ったせいか、件の不具合のせいか分からずじまいだった。

でもきっと不具合は解消されていないから、アップデートの方法も確認しとく。





今回のアップデートとiTunesのアップデートが合計で400MBを越える
結構でかいので気長に待つ




アップデート自体は問題なく完了するがご他聞に洩れずFlashのバージョンはひとつ古い
アップデートの不具合のせいか元々だったのかは未確認
バージョンの確認の仕方はSafariの「ヘルプ」から
「インストール済みプラグイン」を選択してそこでコマンド+F の検索で
「Flash」と入力すればすぐに該当箇所をハイライトする




2010年6月20日時点では最新バージョンはFlash Player10.1になる




これをAdobeのサイトから落とし的てインストールする




もう一度Safariのプラグイン確認メニューに入ってバージョンが最新になったかチェック




Silverlightなんかも今のところ脆弱性が報告されているわけではないが
実行環境になり得ないとも言い切れないのでバージョンを確認




最近脆弱性を報告されているAdobe Readerはヘルプからアップデートを確認する
面倒だがAdobe関連は自動アップデートにまかせてないで
こういう時くらいバージョンをチェックした方がいいと思う



2010年6月22日








システムメンテナンスのtips

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MacBook Proにフリーズ様の動作不良

MacBook Proがフリーズしたように動かなくなってしまった。
厳密にいうとフリーズではない。
マウスポインタも反応しているし、一応一通りの操作に対して時間はかかるが反応はしている模様。
しかしアプリの切り替えだけで数分待たされるのでは、実質フリーズと同じなので再ログイン、再起動で解消した。

問題はそうなった原因。
コマンド+option+escキー
を叩いてアプリの強制終了を試みるが
Safariが「反応なし」になっている。

この時にSwapファイルは11個(!!)にまで増えていた。
Swap領域の容量全部で7GBという前人未到の記録だ。

要するにメモリリークなのか何かがSwapにどんどん仮想メモリを書き出して、その書き出しにCPUリソースを殆ど取られて反応が極端に遅くなっていたということらしい。
フリーズではない。
こういう場合Safariを疑うべきなのだがアクティビティモニタで見てみるとSafariが占拠しているメモリ領域は数百MBでどうも直接の犯人でもなさそうな。

Twitterの方で一部のSafari機能拡張がこういう症状を引き起こすという情報はいただいていたのだが、何がSwapを書き出しているのか正体がつかめず、この情報に該当するのかどうか裏を取ることができなかった。

コンソールを開いて同時刻のクラッシュリポーターを調べたが、
VDCAssistant
なるフレームワークがクラッシュしていたという記録しか残っていない。
これはiSightと何かがコンフリクトを起こしている時に現れるらしいが、今回のフリーズ様の状況との関係も分からなかった。





キャプチャーはSwapが9個を表示しているがピークの11個のSwapの
キャプチャー撮影に失敗したので再ログイン後の様子を撮っている
再ログイン後でも9個というのがすごい
この時Safariの仮想メモリは数百MB




同時刻のクラッシュリポーターはVDCAssistantのクラッシュを記録している
これの原因とフリーズ様の症状との関係は不明




再起動後は正常に戻った
Safariなどの表示も前の状態に戻して見たが症状を再現しない
結局Swapを生成していたのが何だったのかは分からずじまい




一応次回こういうことが起きた時の対策としてシステム環境設定の
「セキュリティ」に入って「安全な仮想メモリを使用」のチェックを外す
これで次回Swapを量産し始めた時にも速度の低下をある程度防げる筈で
プロセスの終了などの操作ができる可能性がある



2010年6月22日








システムメンテナンスのtips

anchor

久しぶりにメールサポートでトラブル相談に応じたぞ、エッヘン!〜でも結果は一勝一敗一分けというところ〜システム全域のアクセス権がおかしくなったトラブルの対処

サイトの読者という方からメールをいただいた。

その内容を見ると、システムのアクセス権が全般におかしくなっていて、大変困っておられている様子。
趣味のMacではなく、仕事で使っておられる業務機のようなので久しぶりのことだし徹底的に付き合ってみることにした。
それでその結果を簡単に描くよりもトラシューの流れをお見せするのもたまにはいいかと思い、先方の方の了解もいただいてこのメールのやり取りを公開することにした。
参考になれば幸い。

やり取りは以下の通り。



nmuta様

初めまして。

YKと申します。

いつも貴殿のHPを拝読させて戴いており、
大変役に立たせて戴いております。

お忙しいところ大変恐縮なのですが、
Leopardのアクセス権についてお聞きしたい事があり、
やむなく貴殿にメールをさせて戴きました次第です。

実は、数週間前にアプリケーションフォルダのアクセス権が変わってしまい、
どうにもならなくて、その時はタイムマシンでシステム全体を復旧させ、
なんとか回復したのですが、(この時のアクセス権は「自分」が「不明」の表示
になっており、カギマークを開いても薄い色の表示でクリック出来ない状態でした。)

昨日Macを立ち上げた時点から、今度はLeopardのフォルダ自体(アプリケーショ
ンや、ライブラリ、ユーザ、システムなどのフォルダが入っている)のアクセス権が
変わってしまい、デスクトップのファイルをそのフォルダに入れようとすると
アクセス権の認証を求めるウィンドウが出てしまいます。
「MacOSX10.5Leopardは変更できないので、項目○○は移動できませんでした。」

また、逆にそのフォルダの中のファイルをデスクトップに移動すると、コピーに
なってしまいます。

このLeopardのHDアイコンをダブルクリックして開いたウィンドウの左下のペン
のマークのところに
スラッシュが入っていて書き込み不可の表示になっており、
情報を見るで確認すると、
 共有アクセス権 
  読み出しのみができます。
  ○システム 読み/書き
  ○○wheel 読み/書き
  ○○○everyone 読み出しのみ

ちなみにアプリケーション、ライブラリ、ユーザのフォルダを見ると
 共有アクセス権 
  読み出し/書き込みができます。
  ○システム 読み/書き
  ○○admin 読み/書き
  ○○○everyone 読み出しのみ

システムフォルダのアクセス権は
 共有アクセス権 
  読み出しのみができます。
  ○システム 読み/書き
  ○○wheel 読み出しのみ
  ○○○everyone 読み出しのみ
となっております。

バックアップDVDから立ち上げ、アクセス権の修復を試みるもダメ、
Maintenanceや、Onyxのソフトで修復もダメ、
またタイムマシンで? とも思いましたが、本当はあまりやりたくありません。

ネットで色々検索して、正しくないアクセス権を探すスクリプトなども試してみ
ましたがダメでした。

当方の環境は、デスクトップ型G4MMDで、メインのHD(Leopard)意外に
内蔵でタイムマシンバックアップ用のHD、データバックアップ用のHD、
OS9のHDを接続しております。
デザイン関係の仕事をしており、毎日Macを使用していますので、なんとか修復
したいのですが、
ターミナルや、ましてやroot権限などは、殆ど知識もなくとうとうお手上げ状態
です。

もしお時間がありましたら、是非とも助けて戴きたく心よりお願い申し上げます。
お忙しいとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。

                           Y.K.
                           
追記



タイムマシンで遡って見たところ、Leopardフォルダの左下の書き込み不可の
マークは以前からそうなっておりました。
ただ、これが正しい状態かどうかは、恥ずかしながら判りません。

それから、自分のHomeのadminからデスクトップのフォルダを選択し、
情報を見たところ、

共有とアクセス権
 カスタムアクセス権が割り当てられています
 ○admin(自分) 読み/書き
 ○○○everyone 読み/書き

となっており、adminとデスクトップとの間のデータのやりとりは
問題なく出来ております。

先程、書き忘れましたが、Leopardのバージョンは、最新の10.58です。
他にLeopardの環境が無く、もうひとつのマシンでTigerはありますが、
アクセス権の様子が違いますので、比べる事ができず
 

最初にいただいたメールはこういう内容だった。

トラブルシューティングの相談の時の押さえるべきポイントをこの方はよく押さえておられたので、問題解決のプロセスに入りやすかった。
大抵はトラブルの時は動転している人が多く、
「私のMacが壊れてしまったのです!!なんとかしてください!」
という内容が多く、「どこがどう調子が悪いのか?」「解決のためにどういうことを試みたのか?」ということを聞き返さないといけない場合が多い。

ましてやMacの機種やOSのバージョン等の環境についてすら書いてこない人も結構多い。
「機種は何ですか?」「OSのバージョンは?」
とか質問していくと
「そんなことカンケーあるんですか?治し方が分からないなら素直に分からないと言ったらどうですか!!」
と逆に切れた御仁も前にいた。

そういうことが分からないと、私はエスパーではないので答えようがない。
このY.K.さんは、最初のメールで冷静にポイントを押さえておられたので付き合ってみる気になった。
トラブルの相談をする時にはこういうコツも知っておくといいと思う。


それで問題はアクセス権のトラブルだということはすぐに推測できるのだが、よくある「アクセス権が壊れた」というのとはちょっと違う。

そうであるならディスクユーティリティで起動ボリュームのアクセス権の修復をすればすぐに治る筈なのだが、それは既にトライしているという。

また問題を起こしているアプリケーションフォルダの「情報を見る」タグを見てみると
システム 読み/書き
admin 読み/書き
everyone 読み出しのみ

となっているが、これは正常だ。





Y.K.さんが書き送ってこられたアクセス権の組み合わせは正常だった
ここに追加をする時に右下の南京錠アイコンをクリックするがY.K.さんの場合は
この認証に失敗するらしい




南京錠アイコンをクリックするとアクセス権を設定できるはず
下の+ボタンでアカウントも追加できる筈だが何故か自分が
「不明なユーザ」という表示になっていたらしい



以上のことから考えられるのが
1)アクセス権のデータベースの破損
2)管理者ユーザアカウントのパスワードなどの認証情報の破損

一つずつ可能性をつぶすためにまずはパスワードが壊れてしまっているか、管理者ユーザの認証情報が壊れてしまっている可能性を試す。

システムからは自分のアカウントが
「不明なユーザ」
に見えているようなのでこちらの可能性が高い気がした。




mutaさんは書きました:

文面を読む感じではアクセス権のデータベースが壊れて、あなたのアカウントが
正しい管理者と認められてない感じですね。
正直そういう時にMaintenanceやOnyxは多少危険という気がします。
システムディスクから起動して、メニューから「パスワードのリセット」をやっ
てみてください。
それで管理アカウント名とパスワードをもう一度設定しなおしてください。
それで何か変化が出るでしょうか。

それからアクセス権の修復はディスクユーティリティから、やってください。
別ディスクから起動するとカタログデータの修復だけでアクセス権の修復になら
ないと思いますので、修復は外システムから起動して一回、中のシステムで起動
してもう一回、「アクセス権の修復」をトライしてみてください。
それで治るといいんですけど。
                                            muta





nmuta様

メールを戴きましてから、すぐにご指示戴いた方法でやってみましたが、
何も変わらず問題解決に至りませんでした。
パスワードのリセットで、管理者アカウント名もパスワードも変更しましたが、
ここで質問ですが、管理者アカウント名とユーザ名というのは、
前者がセットアップする時に作成する名前で、ホームフォルダの名前と同じ、
後者はMacを立ち上げた時(ログイン時)、パスワード入力ウィンドウに表示さ
れる名前、ですよね?

パスワードのリセットで変更出来るのは後者の方で、そうするとログインする時の
名前が○○で、ホームフォルダの名前が△△となります。
appleのHPでは、ホームフォルダの名前(管理者アカウント名)は通常変更不可
とあり、どうしても変更したい場合は・・・というのもありますが、基本的には
同じ名前である必要がある云々と記載されております。
が、一方でユーザ名を変更しても、ログイン時に表示される名前の見え方が単に
変わっただけという記事もあります。
どちらにしても、デスクトップからLeopardのHDにデータを移動するのに
認証が必要のままです。


                        Y.K.




mutaさんは書きました:

>> パスワードのリセットで、管理者アカウント名もパスワードも変更しましたが、
  
違います、管理者の名前を変更することが目的ではなく、rootのパスワードの再
設定が目的です。
ですから別にパスワードリセットで前と同じアカウント名とパスワードを入力す
るということで問題ありません。
変更しても問題ないですが、主アカウント名とログイン名が変わるので混乱する
だけです。

以前でしたらNetInfo Managerでroot設定を確認するという方法がありました
が、最近のMacはGUIから確認できなくなりましたので、敢えてこういう方法で
rootパスワードを確認するわけです。

rootにログインして、あるいはsudoでrepairPermissions等のコマンドを実行し
てみるというのも手です。

ところで、システム環境設定の「アカウント」に入ってここであなたのログイン
アカウント以外の別アカウントが何か見えていますか?
またあなたのアカウントは「管理者」になっているでしょうか?
「通常」に変わっていたりしませんか?

あるいは
/Users/
の中にあなたのアカウント名以外のユーザのフォルダが見えていますか?

それをまず確認ください。
                                       muta  




muta様

取り敢ず現時点でのご報告ですが、

まず、ログイン名は、元のホームフォルダと同じ名前に戻しました。

それから、確認しましたが、システム環境設定のアカウントには、
私の名前(管理者)
それと、その他のアカウントとしてゲストアカウント(無効)
の二つだけです。

ユーザフォルダの中には、私の名前のホームフォルダと、共有フォルダの二つが
あり、
ホームフォルダには、「パブリック」や「デスクトップ」「ライブラリ」などの
フォルダ、
共有フォルダの中には、「ATOK」と「GarageBand Demo Songs」の二つだけで、
他のアカウントフォルダは見当たりません。

ひとつ気になったのが、
Leopard/システム/ライブラリ/の中の、「User Template」というフォルダだけに、
小さく赤い進入禁止マークがついております。
情報を見るでは、
 共有とアクセス権
  アクセスできません
   ○システム 読み/書き
   ○○○everyone アクセス不可
となっておりますが、これはおかしいのでしょうか?

>rootにログインして、あるいはsudoでrepairPermissions等のコマンドを実行し
>てみるというのも手です。

これはrootにログインは判りますが、sudoでrepairPermissions等のコマンドと
いうのは
実際の方法は私にはよく解りません。
勉強不足で申し訳ないのですが。

こちらでもまた何か判りましたらご連絡させて戴きます。
                      Y.K.




>Leopard/システム/ライブラリ/の中の、「User Template」というフォルダだけに、    
> 小さく赤い進入禁止マークがついております。
>情報を見るでは、
>共有とアクセス権
> アクセスできません
>  ○システム 読み/書き
>  ○○○everyone アクセス不可
>となっておりますが、これはおかしいのでしょうか?

いえそれは普通です。
ただルートボリューム書き込みにいちいち認証を要求されるというのは、本来の
アクセス権が認められていないということで、アクセス権データベースの破損の
疑いが残っていると思います。
あるいはあなたのアカウントが「everyone」になってしまっているという疑いも
あります。
「アカウント」でテスト用の新規アカウントを「管理者権限」で作成してくださ
い。
そこから操作しても同じような問題が起きるか、確認してください。

なおターミナルからのアクセス権修復は
sudo diskutil repairPermissions /
でパスワードを要求されます。
こういうコマンドを実行するためにもrootのパスワードは確実である必要がある
ので、パスワードリセットをお願いしました。
これも様子を見てください。

先のメールで送ったアクセス権データベースの破損がOS10.5.8のアップデートの
時に起きるという例もかなり報告されていますので、それも参考にしてみてくだ
さい。
その場合ディスクユーティリティなどでアクセス権修復をかけると
....should be ?--------- , they are ---------- 
というような異常なアクセス権表示を出しますのですぐに分かると思います。
チェックしてみてください。
                                     muta  





muta様

お忙しい中、本当に色々と有難うございます。

アクセス権修復の異常表示ですが、ズラズラと出てきた記憶がありますが、
appleのHPで無視して良い異常表示があり、いくつかはそれと同じだったので、
あまり気にしなかったのですが、もう一度ひとつひとつ確認してみます。

アクセス権データベースの破損はほぼ間違い無いと思いますが、
アップデートが原因ならば、もっと前からアクセス認証が出ていたはず?

実際にアクセス認証のウィンドウが出始めたのは昨日の起動からで、
さっぱり???という感じですが、もう一度最初から出来る限りチェックを
してみます。
テスト用アカウントの作成、アップデートの見直しと、ターミナルからの修復等、
これからやってみます。

取り敢ずは明日と明後日に提出する2件の仕事を片付けてからになりますが、
また、結果をご報告させて戴きます。
                          Y.K.




結果をお待ちしてます。

OS10.5.8のコンボアップデートで出た不具合によるアクセス権DBの破損は
「....should be ?--------- , they are ---------- 」
という特徴的なアクセス権表示が出るのですぐに区別がつきます。
これは論理的にあり得ないアクセス権設定なので、この表示が出ること自体が変
です。
なんせシステムにもrootにもアクセスを禁止するアクセス権なんて意味がありま
せん。
またこれは「無視して良い程度の異常」とは思えません。
当時いくつかの障害は結構致命的でした。
なんせ二度と起動できなくなった人もいたのですから。

ただし障害の出方は人それぞれだったように思います。
また一昨日まで障害が出ていなかったが、突然障害が出てきたから原因に疑問と
いうことですが、そうとも限りません。
元々壊れていたものがOnyx等の作用で影響が変わったとも考えられます。

ちなみにOnyxは自分のサイトでも紹介しておきながら、こんなこというのもなん
ですが、危険なので使わない方がいいと思います。Onyx使っていろいろ事故も起
きているようですし。
その辺り私のサイトでも警告を載せているのですが、もっと目立つ書き方した方
が良いかもしれないと最近思い始めています。
                                     muta  




muta様

大変お世話になっております。

現段階での結果をお知らせ致します。

まず、ディスクユーティリティでのアクセス権修復については、
「....should be ?--------- , they are ---------- 」のようなものは無く、
修復も無理でした。
ターミナルからの修復についても同様でした。
(念の為、それぞれのログをテキストに書き出したものを添付しておきます。)

とりあえず少し寝てから、明日仕事の合間にまた色々調べてみます。

                          Y.K.



> 了解しました。
アップデートのアクセス権データベース破損の疑いは無くなったということです
ね。
次にテスト用のアカウントを新たに作ってそこにログインして同じ症状が起きる
か確認ください。
アカウントから、名前は何でも良いです。パッスワードは同じ方がいいかも。か
ならず「管理者ユーザ」で登録してください。
それでどうなりますでしょうか?
                                   muta 


二つ目の可能性の「アクセス権データベースの破損」の検証をしているのがこのくだり。
OSのバージョンがOS10.5.8ということでピンときたのだが、OS10.5.8のコンボアップデートはダウンロードして手動でアップデートすると、アクセス権のデータベースが壊れてしまい、
1)特定のフォルダにアクセスができない、
2)特定のファイルを喪失する
3)ログインできない、あるいは起動できなくなる

等の症状を引き起こして一時期ディスカッションボードなどが阿鼻叫喚になっていた。

それまでオンラインでアップデートするとトラブルが多いということを経験則で学んでいた比較的上級者のユーザが、この罠にはまっていたのが印象的だった。

このトラブルの特徴は、メールにも書いているようにディスクユーティリティで起動ボリュームのアクセス権の修復をかけると、その結果表示に
「....should be ?--------- , they are ---------- 」
というような異常な表示を出す。
これは管理者ユーザにもシステムにも読み書きを一切禁止するというアクセス権で、論理的にはあり得ないアクセス権設定。
何故か手動アップデートするとこういうアクセス権が発生してしまい、その数や領域もアップデートをかけた人それぞれというわけが分からないバグだった。

今ではこの問題はAppleの方で修正されていると思うが、Y.K.さんがどういう状況でアップデートをかけたかで影響が出ている可能性もある。

それでこの確認をしてもらったわけだが、どうやらこの可能性は無いようだった。





muta様

お世話になっております。

テスト用のアカウントでのログインをやってみましたが、
全く同じ症状でした。
トホホ・・・ですね。

                   Y.K.




気落ちする事はありません。ちゃんと事態は進んでいますよ。

テスト用のアカウントでも同じ問題が発生するという事は、問題の原因はユーザ
アカウントの中にはないという事です。
それは何を意味するかというと、最近突っ込んだアプリやプラグインなどが原因
ではないという事を示します。
原因はシステムフォルダの中か、ライブラリフォルダの中か、あるいは不可視領
域の/bin等の中に限定されてきています。

それでちょっと思い出して欲しいのですが最近何かの大物ソフトか、daemonを常
駐させるようなアプリをインストールしませんでしたか?

ここがクリアしたら、「上書きインストール」をお勧めしようと思っています。
ただし以前の設定を引き継がない「アーカイブ化インストール」を選択して手動
で旧アカウントのファイルを戻していくという手順を考えています。
                                  muta


このトラブルがそもそもどこで起きているか、領域を特定する手順を試してもらった。
このアクセス権のトラブルはユーザフォルダの中の何かが影響しているのか、それともその影響しているものはユーザフォルダではなくシステムフォルダかライブラリフォルダ、あるいは不可視領域にあるのかがこのテストで分かる。

結果はテスト用の新規ユーザでも全く同じ問題が起きるということなので後者、つまりユーザフォルダ以外の領域のファイル、プラグイン、daemon(常駐プロセス)あるいは設定変更、ライブラリ依存などの問題に絞り込まれたということになる。
トラブルとしてはより厄介な方の可能性が残ったということだ。

自分のマシンなら徹底的に原因究明するとか言ってられるが、直接見ることもできない遠隔操作でしかも仕事に使う業務機ということなので、ここらで原因究明は諦めてシステムを新規インストールする手順に入ろうと考えた。




muta様

お世話になっております。

最近のインストールアプリについて調べてみました。
ここ数ヶ月にインストールおよびアップデート等したものです。
アプリ本体以外のフォルダで、書き込み不可になっているものも記しておきます。
(あまり関係無いかも知れませんが。)

Leopard/ライブラリ/Application

[フリーソフト]
○HP Photosmart Studio.app
  Leopard/ライブラリ/Application Support/Hewlett-Packardフォルダ
  Leopard/ライブラリ/Application Support/ArcSoftフォルダ ウィンドウ左
下書き込み不可マーク有
  Leopard/ライブラリ/LaunchAgentsフォルダ ウィンドウ左下書き込み不可
マーク有

○iSquint.app

○Kodak EasyShare.app
  Application Support/Kodak EasyShareフォルダ ウィンドウ左下書き込み
不可マーク有
  Application Support/Kodakフォルダ ウィンドウ左下書き込み不可マーク有
    
○Temperature Monitor.app

○RealPlayer Converter.app

○MacZip4Win.app

○DropUnZip.app

○LogicielMac Update.app

○Psst.app

○ffmpeg_SVN-r8638u  Unix実行ファイル

○ArcSoft PhotoBase Pro.app 体験版
  Leopard/ライブラリ/Application/ArcSoft Connect Suiteフォルダ ウィン
ドウ左下書き込み不可マーク有

○NeoOffice.app OpenOfficeからこれに変更


[Firefox アドオン]
○Video DownloadHelper


[製品版]
○EPSON Scan.app


[アップデート]
○Firefox.app 3.6.6にアップデート

○Thunderbird.app 2.0.0.24 
  3.0.4をインストール後、不具合によりバージョンを下げる。

○iTunes.app 9.2にアップデート


[システム環境設定]ここのインストールは昨年後半。
○iStat
  Leopard/ライブラリ/Application Support/iStat localフォルダ ウィンド
ウ左下書き込み不可マーク有
  Leopard/ライブラリ/LaunchDaemonsフォルダ ウィンドウ左下書き込み不可
マーク有
   (この中には、com.bjango.istatlocaldaemon.plist)

○Application Enhancer 2.6

○Growl

○WindowShade X 4.3 Demo Version


Leopard/ユーザ/admin/ライブラリ の中にも上記関連のファイル等がありますが、
書き込み不可のフォルダ等は見当たりませんでした。

上記以外でフリーソフトを2、3インストールしましたが、
すぐにAppCleanerで削除したものもあります。

それから最近気づいた事ですが、
デスクトップにテキストファイルを裸のままで置いておくと、
翌日立ち上げたときに
「テキストエンコーディング 日本語(MacOS)には対応していません」
というアラートが出て、開けなくなります。
デスクトップ上のフォルダに入れておけば問題なく開く事が出来ますが。

これ以外で調べるところがありましたらご教示の程宜しくお願い致します。

                          Y.K.





見たところリストにはアクセス権に影響を及ぼすような怪しいものは見当たりま
せんね。
ただ、気になるのが
  
>Leopard/ライブラリ/LaunchDaemonsフォルダ ウィンドウ左下書き込み不可
>マーク有
>  (この中には、com.bjango.istatlocaldaemon.plist)
 

iStatを使っていますか?
これをアンインストールしてみてください。
さらに以下の関連ファイルも削除してみてください

Leopard/ライブラリ/Application Support/iStat
    
/Library/LaunchAgents/com.bjango.istatlocal.plist 
/Library/LaunchDaemons/com.bjango.istatlocaldaemon.plist 

しかしやはりアクセス権異常の直接の原因ではないかもしれませんね。

システムのアーカイブ化インストールを準備してください。
旧ユーザフォルダを残して上書きインストールするやり方ですが、設定を引き継
がない方法です。
これでインストールが完了したら、旧ユーザフォルダからファイルを取り出して
引き継ぎます。
一度に全域やるとまた同じ問題が起きるかもしれませんので一つずつやります。
できれば今の状態でTime-Machineかなにかでバックアップを取ってから取りかか
るといいと思います。
最後の手段ですが、おそらくこれで解決します。
                                          muta  




muta様

お世話になっております。
少し仕事が立て込んでおり、ご連絡遅くなりました。

iStatのアンインストール、およびその関連ファイルを削除しました。
やはり変化は見られませんでした。
Time Machineでのバックアップ完了しました。

システムのアーカイブ化インストールというのは、
今までやった事がありませんので、少し不安ですね。
明日は夜まで出かけておりますので、インストール作業は明日の夜もしくは
明後日になります。
仕事との兼ね合いもありますので、丸一日空けるのがベストであれば
土曜日からであれば大丈夫だと思います。
お忙しいところ大変申し訳ありませんが、
ご教示の程宜しくお願い致します。

                    Y.K.


指示通り最近インストールしたものをリストアップしていただいたが、残念ながらこの中にこういう種類のトラブルを起こしそうなアプリは見当たらない。
最近問題を起こしていたiStatの名前がリストに見えるので、ダメ元で削除してもらったがやはり改善しないようなので、これが原因ではない。
そこでもう時間切れで、アーカイブ化インストール→ユーザ領域の復元(手動で)という手順に進んでもらうことにした。


システムの再インストールに関しては旧環境の設定をそのまま引き継ぐことも可能だが、旧環境のどこにトラブルの原因があるのか特定できていないので、新規上書きインストールにして、旧環境はアーカイブ化(旧起動システムを無効化して別フォルダに閉じ込める)するインストールをトライしてもらうことにした。
ユーザ環境の復元も、移行アシスタント等を使わないで全て手動でやるという方針にする。
これで少しでも旧環境の不具合を残さないようにする。

またディスクをフォーマットしてしまい新規インストールでTime Machineからユーザ領域を復元する方法をとらなかったのも、バックアップを二つ持っておきたいということから。
アーカイブ化インストールなら本体ディスクの中にも旧環境のユーザフォルダが残るので、そこから復旧作業をやれば作業も速いし、感覚的で簡単だ。
もし充分に熟練して、充分なバックアップ体勢があるならフォーマット、新規インストールをお勧めするが業務用機は少しでも速く前の環境に戻れるということが優先だと判断した。
それでアーカイブ化インストールを選択した。



アーカイブ化インストールというのはTigerのころの用語だったので、Leopardで
どうなっているかは私も自信がありません。
なんせLeopard以降はシステム再インストールの必要を感じたことがありません
ので。

インストールを始める前によく調べて欲しいのですが
1)旧アカウントをアーカイブ化(無効化して別フォルダに閉じ込める)して新
規システムを上書きインストールする
2)その場合旧システムの設定などを一切引き継がないで、新規設定にする
これが条件です。
こうして新規でインストールしたシステムの新規アカウントに旧アカウントの必
要なファイルをどんどん引っ越しさせるというのがインストールの手順になりま
す

インストールには実際は2〜3時間もあれば足りますが、それでももしも失敗し
た時にリカバリする時間の余裕は常に見ておいた方がいいと思います。
なのでおっしゃる通り1日くらいは自由になる時間をとって、じっくりやるとい
うのが結局は失敗ない作業につながると思います。
うまくいってもきっとあちこちちゃんと動いているかテストする時間も欲しくな
りますしね。
                                             muta
  



muta様

お世話になっております。

アーカイブ化インストールを無事完了致しました。

念の為、ログイン名(home名)は変更しました。
パスワードは同じです。

旧データは、「Previous Systems」フォルダに格納され、
その中には、「private」「アプリケーション」「システム」
「ユーザ」「ライブラリ」の五つのフォルダがあります。

ここから必要な物を引っ越しさせるのですが、
まず「Private」の中に、「etc」「tftpboot」「var」の
三つのフォルダがあります。
これは無視していいのでしょうか?

「ユーザ」フォルダには、「admin」「test」「共有」
これは全て削除ですね。

「システム」フォルダ(この中には「ライブラリ」フォルダがひとつ)も
削除ですね。

残るは、「アプリケーション」と「ライブラリ」の二つのフォルダですが、
これは、フォルダの中身をドラッグ&ドロップで持って来て良いのでしょうか?

それから、Leopardやその他のシステムアプリのアップデートは、
移行する前に行ってバージョンを合わせておいた方が
良いのでしょうか?

お忙しい中恐れ入りますが、ご教示の程
宜しくお願い致します。

              Y.K.




一つずつ解決していきましょう。

  
> 旧データは、「Previous Systems」フォルダに格納され、
> その中には、「private」「アプリケーション」「システム」
>「ユーザ」「ライブラリ」の五つのフォルダがあります。
    
この中で用があるのは「ユーザ」と「アプリケーション」だけです。
あとはいじらないでください。
ただ全部が終わるまで削除もしないでください。
念のためです。

ユーザとアプリケーションを一気に持ってくるのではなく、必要最小限のファイ
ル、アプリ本体を持ってくるだけに留めてください。
Libraryフォルダの中身をごっそりやるとまたトラブルもそのまま引き継ぐ可能
性があります。

インストーラを使うアプリケーションに関しては基本イチからインストールやり直してください。
特にAdobeのPhotoshop等ライセンス関係を支援ファイルで管理しているソフト
は、そのまま引き継ぐのは困難だし(機器のユニークID等をライブラリファイル
に読み込んでいることがあるので)トラブルのもと(ライセンス書類といっしょ
にトラブルの原因の設定ファイルもコピーしてしまう可能性がある)です。


  
> 「ユーザ」フォルダには、「admin」「test」「共有」
> これは全て削除ですね。
>「システム」フォルダ(この中には「ライブラリ」フォルダがひとつ)も
> 削除ですね。
  
まあ要らないといえば要らないですが、何があるか分からないので完全解決する
まで何も削除しないという方法を私ならとります。
システムフォルダもできれば事後、トラブルの原因究明をしたいので、私なら残
すでしょうがそんな必要ないというなら要らないでしょうし。

  
> それから、Leopardやその他のシステムアプリのアップデートは、
> 移行する前に行ってバージョンを合わせておいた方が
> 良いのでしょうか?
  

アップデートは必ず最初にやってください。
それでアップデートが完了した時点で、アクセス権など問題が起きていないか確
認してからファイルの移行を始めてください。
とにかくワンステップずつ「ちゃんと動いているか、前と同じトラブルが再現し
ていないか」を確認しながら進めてください。

そうしないともし同じ症状が再現した時に、また一からやり直しになってしまい
ます。
どこのステップまでは問題がなかったかを確認しながら進めれば、原因の究明に
もなりますし、復元も容易です。
                                         muta





muta様

アクセス権の検証が終わりました。

private/var/spool/cups/cache/rss 上のアクセス権が
一致しません。本来 drwxr-xr-x であるはずが、
実際には drwxrwxr-x になっています。

というのが一件出ただけです。
これは旧データの方ですので問題無しですね。

これからシステムアプリのアップデートを行っていきます。

                     Y.K.




そうではなく、以前問題があった本来ユーザの権限の筈のユーザフォルダ、アプ
リケーションフォルダの中身の変更にいちいち認証を要求されるような問題がな
いかを確認してください。
アクセス権の検証をやってもDBが壊れていたら意味がありません。
それよりも振る舞いを確認してください。
                                    muta





muta様

早速のご連絡どうも有難うございます。

Leopardのアップデートのみ最初に行い、
今、アクセス権の検証を行っています。
システムアプリの方はアクセス権等のチェック後に行います。

ひとつ質問ですが、

> この中で用があるのは「ユーザ」と「アプリケーション」だけです。

ですが、新しいユーザフォルダがあるので、
旧ユーザフォルダは不要でいいんですよね?
(勿論解決後に削除しますが。)
すると、必要なのは、「アプリケーション」と「ライブラリ」の
二つでしょうか?

宜しくお願い致します。
                  Y.K.





 違います。
/Applications
/Users/Home(~/)
だけを旧環境から復元します。
/System
/Library
には一切触らないでください。

上記アプリケーションフォルダとユーザフォルダを復元するために
/Previous Systems/Applications
/Previous Systems/Users/Home
からファイルをコピーしてきます。
それ以外のところは触らないでください。
                                muta




muta様

お世話になっております。

/Previous Systems/Applications

のファイルはドラッグで持ってこれますが、

/Previous Systems/Users/Home

に入っているフォルダ(例えば、「Documents」「Movies」
「Music」「Pictures」「サイト」「パブリック」など)は、
「サイト」「パブリック」の二つのフォルダ以外には進入禁止マークが
付いており、アクセス出来ない状態です。

各フォルダの振るまいは問題無いようです。
                      Y.K.




> /Previous Systems/Users/Home
> に入っているフォルダ(例えば、「Documents」「Movies」
> 「Music」「Pictures」「サイト」「パブリック」など)は、
> 「サイト」「パブリック」の二つのフォルダ以外には進入禁止マークが
> 付いており、アクセス出来ない状態です。

これはアカウント名とパスワードを変更したためです
これらのフォルダを「情報を見る」で所有権を新しいアカウントに変更してくだ
さい。
「内包している項目に適用」
でディレクトリの中の項目まですべて所有権を変更してください。
それで作業ができる筈です。
                      muta




もしこの方法で所有権を変更できない場合は、「rootを有効にする」でrootに
なってGUIのrootでログインして作業してみてください。
方法は私のサイトでも解説しています。
                                  muta



アーカイブ化インストールしたところで旧環境は「/Previous Systems」というフォルダに閉じ込められる。
この中のユーザフォルダ、アプリケーションフォルダに用があるのだが、ユーザ名パスワードなどを変更すると、ここにアクセスできなくなることがある。
この場合、ユーザフォルダのアクセス権、所有権を自分(新環境の管理者ユーザ)に変更して「内包している項目に適用」を実行すればアクセスできるようになる筈。

もしダメならメールに書いているようにGUIでrootユーザになってここにアクセスできる。
方法はこちらのrootを有効にするで解説した。





アーカイブ化インストールで旧環境は「Previous Systems」というフォルダの閉じ込められる
新環境でユーザ名など変更するとここに進入禁止マークが出て中を見られなくなるが
ユーザフォルダの所有権、アクセス権を新アカウントに変更して
「内包する項目に適用」をクリックすると見られるようになる




muta様

お世話になっております。
やっとフォントを全て新規インストールしました。
和文欧文のインストールで半日がかりです。

それから、旧フォルダのアクセス権は
内包している項目に適用ですべて完了しました。

明日、新規に再インストール出来るアプリは全て
新たにインストールし直します。
FirefoxとThunderbirdも新規インストールしようと思います。
ただ、過去のメールは引っ張って来たいですが。

特に入れなくてもよいアプリは今回無視するとして、
そうすると、アプリケーションフォルダから持ってくるものは
殆ど無くなり、また、users/home の中で必要なものは
「ライブラリフォルダ」の中身のみになりそうです。
この users/home/ライブラリ の各フォルダの中身を
新システムの同じフォルダに移していく作業は、
明日の夜か明後日になりそうですが、特に注意事項などあれば
ご教示の程宜しくお願い致します。

                     Y.K.





これで多分山を越えたんじゃないかと思いますが、また状況を教えてください。
メールのメッセージはもしMacデフォルトの「Mail」をお使いなら
~/Library/Mail
にメッセージファイルが格納されています。
それ以外Thunderbirdなら
~/Library/Thunderbird
Gyazmailなら
~/Library/Application Support/GyazMail
という感じでメーラによってメッセージの場所が違います。

ユーザフォルダの中で重要なのは書類フォルダなどの中の自分が作ったファイル
です。
これが最優先で、あとの重要な設定ファイルは
~/Library/Application Support
~/Library/PreferencePanes
~/Library/Preference
あたりに大体集中しています。
ただし
~/Library
を全部一気に上書きというのはやはりやらない方がいいと思います。
そうすれば前の設定を一気に引き継げて便利ですが、やはり新しいシステムは新
鮮な環境で使い始めた方がトラブルは少なくできますので、上書きは最小限にし
た方が結果的に気持ちよく使えると思います。
~/Library/Preference
の設定ファイルの探し方は
com.apple.アプリ名.plist
というルールで設定ファイル名をつけることになっているので
ベンダー名、アプリ名で手繰っていけば探しやすいと思います。
メーラなどはプロファイルフォルダとこの設定ファイルのセットで環境を引き継
げる筈です。

あと少しですから頑張ってください。
                                           muta  




muta様

お世話になっております。

アプリの新規インストールも殆ど完了し、あと2、3のアプリを入れるのみとなり
ました。
各々のアプリの初期設定等を調整し、フォント読み込みテスト等、完了しました。
Thunderbirdのメール引き継ぎも無事完了しました。

結局、旧データからアプリを引っ張ってくる事も無かったので、
~/Library/Application Support
~/Library/PreferencePanes
~/Library/Preference
からの引っ越しは、メールの引き継ぎのみで済みました。

FREEのアプリは未だインストールしておりませんが、
これはひとつずつ様子を見て入れていきます。
iStatはやめて、Menu Metersにしてみようかと思います。
Growlあたりは入れておきたいです。

とりあえず残りのアプリをインストール完了後、
Time Machineでバックアップを開始します。
バックアップ後に旧データを削除しますが、
後は残りの仕事のデータを外付けHDから持って来て整理すれば
ほぼ完了ですね。

結果的にほぼ新規インストールという形になってしまったので、
クリーンな環境になった反面、原因追求は難しくなってしまいました。
OS7から使い始めてきましたが、Leopardは今年になってからの使用で
未だあまり慣れておらず、手間取ってしまいました。
TigerからLeopardに変わって、また少し取っ付きにくくなった様な気が
しますが、それは単に慣れの問題でしょうかね。

                       Y.K.


以上すべてメールでのやり取りのため、最初にメールをいただいてから完全解決するまでに2週間、再インストールにとりかかってほぼ2日というところで解決した。

結局はほぼ新規インストールと同じような結果になってしまったが、問題は解決した。
しかし結局原因を特定するところまではいかなかった。
アーカイブ化インストールを選択したにもかかわらず、そのメリットもあまり活かせなかった。
ただし、結果的にバックアップをTime Machineとアーカイブフォルダと二つ持つことができたので、安全なシステム更新はできた筈だ。

ということで全体的な評価は一勝一敗一分けという感じかな。
ライブラリフォルダをごっそり旧環境から上書きしたり、移行アシスタントを使って旧環境の設定をごっそり持ってくるということは経験則ではやらない方がいい。

仕事でAdobe Photoshop等を使っている人はアプリ本体だけでなくたくさん集めたアクションやテクスチャ、プラグインなどをライセンス情報といっしょに移行したいので、できればインストールじゃなくて旧環境のミラーにしたいと思う気持ちは分からないでもないが、大抵うまくいかないので一つずつ必要なものの場所を特定して手動でドラッグして移していくのが、結果的には速い移行になると思う。

以上、ちょっと長くなったけど何かの参考にしてもらえばと思い公開する。




2010年7月27日


anchor

先日のメールのやり取りで復帰させたMacだがどうやら機種の問題らしい

先日の記事「久しぶりにメールサポートでトラブル相談に応じたぞ、エッヘン!〜でも結果は一勝一敗一分けというところ〜システム全域のアクセス権がおかしくなったトラブルの対処だが、一応Macの復帰に成功したといっても結局原因が分からないまま対処したのがやや心残りだった。

最初の勘でシステムアップデート由来のアクセス権DB壊れた件か、ユーザ認証がおかしくなったか辺りが原因と踏んでいたが、ここいらは外れた。
原因はそういうことではなくもっと他の原因でシステム全体の認証関係がおかしくなっているという感じで、いくつか中身も見てもらったが原因として思い当たるものに到達できなかった。

ところが記事をアップしてすぐにメールで情報をいただいた。
「私は自営で印刷会社を営んでおります、Aと申します。

相談者様と同様、G4のミラードライブドアは私も所有しておりまして、長らくメインマシンとして働いてもらいました。
OS9がメインの時は、これといったトラブルもなく使用しておりましたが、OSX10.4とデュアルブート(HDはOS9用、OSX用の2台接続)で使用していた時期は頻繁にOSXが立ち上がらなくなったり等のトラブルに見舞われておりました。
周りの同業者もMDDをデュアルブートで使用すると調子が悪い、と言う事を何度となく耳にしました。
記事を読んだところ、相談者様もデュアルブートで使用している様なので、元凶はその辺にあるのではないでしょうか?」


早速調べてみたが、このPowerMac G4 MDD(ミラードドライブドアー)は結構故障が多い機種だということが分かった。
ググってみると、電源関係のトラブルで、FBT(フライバックトランス)がいかれて電源を入れてもうんともすんともいわなくなるというのが代表的なトラブルらしい。

このトランス関係が弱いのはPower Macに限ったことではなくこの当時の機種の全般にいえることで、最初期型のiMacのGLODなんてのがあまりにも有名。
私自身、愛用していた2000年製のiMacDVSEがやはりトランス死んだっぽいトラブルで動かなくなってしまったという体験をしている。

今回の問題は電源ではないが、情報をいただいた方によるとOS9とOS Xのデュアルブートにしていると、たとえOSを別ドライブに分けていても調子が悪くなり、OS Xが起動できなくなるということだった。

結局調べてみても確信はないのだが、これが情報としてはビンゴのような気がする。
別ドライブに分けているのに相互に悪影響があるというのがにわかに信じられないというか、論理的にはあり得なさそうな気がするのだが、OS9時代にはいろいろ「非論理的な」トラブルを体験しているから、「あり得るかもしれない」とも思ってしまう。

このG4MDDあたりのPower MacをOS9とOS Xでデュアルブートにして使っているというのはDTP屋さんあたりでは結構ありがちなパターンらしい。
QuarkExpressとかもろもろアプリを完全OS X対応にするのが(資金的に)間に合わなくて、一部の工程をOS9から起動してやっているというところは結構多いのかもしれない。
「クラシック環境でやればいいじゃない」
と思うのはDTP門外漢のシロウトの考えで、やはりネイティブで起動しないと負荷がかかった時の動作が厳しいということがあるのかも知れない。

にしてもそれでもHDDをOS9とOS Xで別ドライブに分けると影響はない筈なんだがなぁ。
OS9という不確定要素が入ってきて、しかもG4MDDという機種固有の問題まで絡んでくると全くなんといっていいか分からない。

Y.K.さんいかがでしょうか?





今回の不具合の原因としてご指摘があったG4MDD(Mactrackerより)
ポリタンクPower Macがそれまでの青白タイプから飛躍的に性能向上した時期のPower Macで
OS9で起動できるMacが完全終了した時にこの世代のPower Macは
DTP屋さんやデザイン屋さんが買い漁っていたのか中古品が高騰した
この世代機が今トラブルの中心になっている気がする
OS9、OS Xデュアルブートが別ドライブであっても不具合が出るということだ


<追記>
iBook DualUSBでOS9.2.2とOS10.0のデュアルブートをやっていた時に、OS9のノートンディスクドクターから検証をかけたらOS Xが起動できなくなってしまったというトラブルを体験していたことを今ふと思い出した。
この時は別パーティションに切って、OS9とOS Xを分けていたと思う。
こういう手のユーティリティソフトをOS9からかけるとOS Xに不具合が出るということはあるかもしれない。




2010年7月29日








システムメンテナンスのtips

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VMWare Fusion上のWindowsXPからネットワークプリンターに繋げない〜仮想化Winの設定

そもそものことの起こりはVMWare Fusionの上で動かしているWindowsXPからネットワークプリンターに印刷ができないという問題がずっとあった。

USB等のプラグアンドプレイは繋がったかもしれないが、前のMacBookの環境ではWindowsから直接プリントアウトする必要が無かったので、真剣に設定していなかった。
最近、Windowsを真剣に事務用途に使うことが増えてきたので、直接プリントアウトできないのは不便だった。
プリントアウトはPDFCreatorでPDF に書き出してMacに渡して、Macからネットワークプリンターに印刷していた。

相手はLAN上のポストスクリプトプリンターなので、精度的にはほぼ問題ないのだが(実際にはWindowsとMacのPDFの扱いがビミョーに違ったりして、ビミョーに問題がないこともない)、一段手間が多くて面倒だった。
ところがネットワークの設定がどうしてもできない。

どうしてだろう?と散々いじくり回して気がついたのはVMWare Fusionのメニューの「仮想マシン」から「設定」に入って設定ウインドウを表示、「プリンタ」に入ると「有効」チェックが入っていないことに気がつく・・・・ってオレの設定ミスじゃないか!!

アフォだ>オレ・・・とさんざん悪態をついた上で、このチェックを入れてWindowsを再起動。
これであっさり繋がるかと思いきや・・・プリンタドライブをインストールしても印刷に成功しない。

ここでネットワークプリンタの設定にはコントロールパネルの「プリンタとFAX」に入って「プリンタのインストール」でプリンタを登録しないと繋がらないらしい。
これで職場環境のLAN上のポストスクリプトプリンターは繋がり印刷にも成功した。

ところが今度が自宅の無線LANプリンターが認識はするものの印刷ができない。
この場合はまた設定の方法が違うのか・・・というかWindowsの設定のマニュアルを整備するか、その気がないならもっと簡単に自動設定できるUIにしろよごにょごにょ・・・
という愚痴は書かないことにするが(書いてるじゃないの(´・ω・`))、Windows使っている人達は本当にこの設定を問題なくクリアしているのかね?
皆ITスキルが高いんだなぁ・・と落ち込むことしきり。

要するによくわかりましぇん。
でもとりあえず職場は繋がったのでよしとするか。





職場のLAN上のPSプリンタがどうしても認識できないと思ったら
VMWare Fusionをインストールした時に設定を後回しにしたのが原因だった
この有効チェックを入れてWindowsを再起動したらあっさり認識した
あっさり書いているがこのことに気がつくのに小一時間・・・




プリンタドライバをインストールして速印刷可能かと思いきや何度やっても印刷に失敗する・・・
プリンタをインストールしないといけないんだとか
メンドクサイのである




以下ウイザードに従って・・・と投げてしまいたいところなのだが
このウイザードがまた超分かりにくいのだ
アクティブディレクトリや共有プリンタで
設定の方法が違うようだしそういう解説がどこにも書いていない
勿論自動認識もしてくれない・・・どうして皆普通に使いこなせるんだろうか?




職場のPSプリンタは繋がってなんとか印刷できるところまでたどりついた




ところが自宅環境の無線LANプリンタは認識はするもののどうしても印刷に成功しない
心が折れてしまった・・・でもとにかく仮想マシンの設定を間違えなければ
Windowsからも直接印刷ができることだけは分かった

VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した〜仮想化Winの設定

実はMacBookの頃にも結構VMWare Fusion上のWindowsは結構重かったのだが、結構スペックアップした筈のMacBook Proで以前よりも非常に重くなってしまい、時々Windowsを起動するとそのままMac側もフリーズしたように数十分のろのろしか動かなくなってしまうこともあった。

最近あった大掛かりなセキュリリティパッチのせいかとも思った。
このパッチを当てるとWindowsが重くなるという報告を読んだからだが、結論からいうと原因はこれではなかった。

これもVMWare Fusion「仮想マシン」「設定」に入って「プロセッサとRAM」の設定でプロセッサを「2個」に変更する。
これでWindowsを起動してもシステム全体が重くならなくなった。

実は前のMacBookの時にはプロセッサを2個にしていたのだが、今回はMac側で大物アプリを動かす兼ね合いから少し遠慮したのだが、これが逆にいけなかった。

WindowsXPを動かすならメモリはたっぷり1GBは奢ってやるべきだし(Vistaや7なら当然この倍くらい必要なんじゃないかな?想像だけど)、Core2 Duoならプロセッサは2個にするべきだ。
Windowsや最近のLinuxはそういう環境を前提にしているし、遠慮すると逆に重くなってしまうということが判明した。
プロセッサを2個にしてからしばらく使っているが、結構軽くなって実用的になった。
どうしてもっと早く気がつかなかったんだろうか・・・ってこれも設定ミスか?(・`ω´・)





Windowsの仮想マシンのプロセッサを2個(Duo)にしたところ
Windowsが軽くなっただけでなくVMWare Fusion稼働時にMacも異常に重くなる問題も解決した
Core2 Duoの場合遠慮してプロセッサ1個にするとかえって動作が重くなるということだ

VMWare Fusion上のWindowsXPでもバッテリレベルを表示したい〜仮想化Winの設定

これも前から気になっていたことなのだが、VMWare Fusion「仮想マシン」メニューの「設定」に入って「バッテリー」「Macの電源状態を仮想マシンに送る」にチェックを入れる。

Windowsでバッテリレベルをタスクトレイに表示できるだけでなく、環境設定にもバッテリレベルで変化を付けることができる。
バッテリが残り少なくなったら、Windowsを止めたりということもこれで可能になる。





「仮想マシン」の設定でバッテリレベルを仮想マシン側でも表示できる




電源がバッテリに切り替わるとこのようにタスクトレイにバッテリアイコンが現れる
このようにバッテリの残時感も表示されるしエネルギー設定でスリープ停止の設定も可能



2010年10月17日



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VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した」と思っていたがまだ解決していなかった

先日こういう記事を書いた。
VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した〜仮想化Winの設定
VMWare Fusionを起動してWindowsXPを起動するとWindowsのスタンバイにも時間がかかるだけでなく、その間Mac側もフリーズしたように動かなくなってしまう。

正確にいうとMacが動かなくなるのではなく、Mac上で起動しているアプリが無反応になってしまうのだ。
この症状はWindowsXPとSafariの組み合わせに多いので、VMWare FusionSafariの固有の問題を疑ったが、そうではなくSafariを終了しても他のアプリが反応しなくなることから、やはりVMWare FusionとMacOSXの全般的な問題だと思われる。

先日はプロセッサを2個にすることで確かに効果が得られたと思ったが、昨日また同じようにシステム全体が重くなってしまった。





VMWare Fusionを起動するとSafariが虹色ボールを表示して動かなくなる
そのまま数十分待たされることもあるので強制終了しようとすると「反応なし」の表示
それでSafariVMWare Fusionの相性を疑ったのだが
この通りEchofonなど他のアプリでも同じ症状が起きることが分かった
つまりVMWareとホストOSの問題だということだ




Mac側のシステムジャンクやログなどを掃除してシステムを軽くしてみる
CleanMyMacと、あまり関係ないだろうがTerminalから.DS_Storeファイルの削除もトライ




仮想マシンの設定も変更する
プロセッサをふたつにするだけでなくメモリも1.5〜3GBは
奢ってやった方が良いとのことなので上限の3.6GBの半分を割り当てることにした
これでどうだ・・・?




と思ったらやっぱりSafariが重い




その間WindowsのタスクマネージャとMacのMenumeter
波形を比べてみたら見事に相関性があることが分かった
要するに「Windowsは重い」ということだ




仮想マシンのメモリも増やしたり減らしたりいろいろ試した結果1.5GBあたりが最適らしい
多ければ良いというものではないということでそれは
物理メモリが4GBというスペックと関係があるのかもしれない
当然物理メモリを8GBに増やせばまた違った設定になるのかもしれない
しかしXPで1.5GBのメモリを必要とするならVistaはどれくらいのメモリを必要とするのか
こうして何度か再起動を繰り返すうちにスムーズに動くようになった
結局動きが悪くなったら再起動という石器時代からのセオリー通りということだ


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VMWare Fusion上のWindowsXPからネットワークプリンターに繋げない〜仮想化Winの設定』の捕足

先日VMWare FusionのWindowsからMac越しにネットワークプリンタに自由に接続できるようなことを書いてしまったが、どうやらMacでデフォルト設定をしたものだけがプリントできるようだ。

仮想マシンの設定にはデフォルトプリンタ以外も許可できるような雰囲気になっているが、プリンタのホストが見えるのはMac側でデフォルトプリンタにしているものだけだ。
これも何か条件があるのかもしれない。

例えばBootCampボリュームから起動している場合には、そういう自由が利かないとか。
最近BootCampから起動しているVMWare Fusion上のWindowsはサスペンドできないという記述を見つけて、逆にいえばBootCampからじゃない仮想マシンにインストール下Windowsなら、サスペンドできることを知った。
これは魅力的だ。
VMWare Fusionに直接インストールしたWindowsなら仮想マシンイメージファイルをバックアップして、Winclone等を使わずに修復できたりするし、サスペンドもできる・・・ちょっと心が動いてしまったが、Windowsを単体で使う可能性を捨てきれないので思いとどまった。

そういうことで条件が変わったりするので、これもその類いかもしれない。
今日の新規ネットワークプリンターは「プリンタをインストール」しなくてもドライバアイコンを選択するだけで、プリントに成功した。
やっぱりWindowsの設定はよくわからないところがある。





MacにインストールされているプリンタホストがすべてWindowsから見えるようになる設定




この通りMacで設定した名前そのままにプリンタホストが見えるようになる
しかしプリントに成功するのはMac側でデフォルトプリンタに設定されているものだけだ




プリンタが繋がらない時にはMacのプリンタとFAXの設定に入って
デフォルトプリンタを変更するその上でWindowsを再起動する
これで繋がるから別に良いのだがネットワークが変わるたびに
Windowsを再起動しないといけないのはやや面倒



2010年10月20日



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VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した」と思っていたが今度こそ解消した?

先日こういう記事を書いていた。
VMWare Fusion上のWindowsXPが異常に重くなるのを解決した」と思っていたがまだ解決していなかった〜『ネットワークプリンターに繋ぐ仮想化Winの設定』の捕足

VMWare Fusion上のWindowsXPが最近にわかに重くなって、いろいろ手を尽くしてみるのだが、なかなか効果が持続しない。

それで今度こそと試してみているのはVMWare Fusionからインストールされる「VMWare Tools」を再インストールする方法だ。

これは劇的に効果があった。
次回再起動するとWindowsXPはネイティブに近い軽さで起動する。
VMWare FusionとWindowsXPを起動している間もSafariが異常に重くなったりは少しするが、そのまま数十分も動かなくなるなんてこともない。

メデタシメデタシ・・・
とはいかなくて何回か起動しているとまただんだんVMWare Fusionが重くなってきてWindowsXPを起動するとSafariがしばらく動かなくなってしまったりする。
この現象はLinuxやHAIKU OSでは起きない。
Windowsのみの現象だ。

それでVMWare FusionからVMWare Toolsを今度が修復ではなく完全に新規インストールしてみた。
しばらく快調に動いている。
しかし時々重くなる。
イマココ。
このループになっていく予感。

とにかくVMWare Toolsが起動が異常に遅くなったりする問題に関係しているようなので、これだけはメモとして書いておく。





Windowsを起動してVMWare Fusionの側の
「仮想マシン」メニューから「VMWare Toolsをインストール」を選択する
前回は「修復する」にチェックを入れたがまた問題が再発したので
今度は「変更」にチェックを入れて新規でインストールし直した




Windowsは軽快に起動するようになった
しかし時々へそを曲げる
そのうちまた元に戻るかも



2010年10月30日








システムメンテナンスのtips

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今度こそVMWare Fusion/BootCamp上のWindowsXPをテッテー的に高速化するぞ〜今度こそ解決した・・・かな?

もうここに何度も書いているし、何度も対策をとり上げているがVMWare Fusion上で動かしているWindowsXP(BootCampボリュームにインストール)の動きが相変わらず遅い。

具体的にはVMWare FusionからWindowsを起動してからWindowsロゴが出るまでに数分、青画面になるまでに数分、青画面にログインパスワードを入力するフォームが出てきて入力できるようになるまでに数分、ログインしてデスクトップにアイコンが出てくるまでに数分、アイコンが出てから実際に使えるようになるまでに数分、合計1時間近い時間がかかる時がある。

しかもその間MacOSXの方は操作をしてから反応するまでに数十秒かかるという反応の遅さで、Safariにいたっては虹色ボールが回りっぱなしで、完全にフリーズしたようになってクリックすることもできない。

以前はこんなにひどくなかったのだがだんだんひどくなっていく。
少なくともMacBook+VMWare Fusion2+Leopard+WindowsXPの組み合わせではここまでひどくなかったのに、なぜスペックが上がったMacBook Pro+SnowLeopardの組み合わせでは激オソになるのか不思議だった。

さすがにこれでは仕事にならない。

これまでにもここで何度もこの対策を取り上げてきたが、どれもビミョーに効果はあるようだが決定的な改善になっていない。
そこでこういう記事に出会った。
Windows XPの起動時の長いディスクアクセスは、Windows Updateの履歴が溜まりすぎていたせいだった?! - 全力HP

これを試してみたわけだが、結論からいうと一定の効果はあったものの、このVMWare Fusionが遅いという問題は複合的な原因だった。
以下解決の手順をキャプチャーで。

参考にしたサイトは以下の通り
あ!早い!と感じるWindows XP 高速化

OSXのtips1-10

VMware Fusion 2.0.1がやたら不安定 < 突然消失するかもしれないブログ

(テメェのサイトも一つはいっていたりして)





まずはWindowsUpdateの履歴を削除する手順
普通はまずWindowsを起動しますわな




スタートボタンからコントロールパネルを開いて「管理ツール」を開く




その中の「サービス」というメニューをクリックする




OSのバックグラウンドで動いているサービスのリストが出てくるので
その中の「Application Updater」というサービスを選択して右クリック
プロパティを呼び出して図のボタンをクリックしてサービスを停止する




そしてWindowsUpdateの履歴を削除しに行く
場所はC:\WINDOWS\SoftwareDistribution
この中にあるDataStoreというフォルダをごっそり削除すればいい




履歴ファイルを削除したらまたコントロールパネルからサービス管理画面に入って
「Application Updater」を開始しておくこと




とここまでがWindows的な正しい手順なのだが
ブートキャンパーのマカはそんなメンドクサイことはしないのだ
BootCampのボリュームはMacからは丸見えなのでFinderから
問題の「DataStore」というフォルダを直接削除する
サービス停止の手間も必要ない




このTipsはデスクトップアイコンが表示されたあと延々とディスクアクセスして
なかなか操作できるようにならないという問題を改善する
VMWare Fusionでいえばここのところのディスクアイコンが
ずっとコンタクトしっ放しでなかなか操作できない
ここの時間は確かに改善できた



ここまではある程度の改善に繋がったが、根本的には変わっていない。
1時間かかっていた起動が5分ほど短縮されただけだ。
それで上記の
あ!早い!と感じるWindows XP 高速化

OSXのtips1-10
あたりを参考に、この際システムのスピードアップに繋がりそうなことは全てやってみることにした。
(またテメェのサイトを入れてるぞ)





スタートボタンから「マイコンピュータ」を右クリックで「プロパティ」をクリック




「システムのプロパティ」「詳細設定」タブに入って
「パフォーマンス」の詳細設定ボタンをクリックする




「視覚効果」タブに入って「パフォーマンスを優先する」のラジオボタンをクリック




さらに「起動と回復」の設定ボタンをクリックして
修復オプションなどを表示する時間を5〜8秒程度に設定する
デフォはWindowsロゴを30秒も表示する設定になっているがそんなに要らない
次にシステムエラーログを書き出してMicrosoftに
送信する鬱陶しい設定の下ふたつのチェックを外す




さらにその下の「デバッグ情報の書き込み」を「なし」に設定する
これで余計な情報をいちいちMicrosoftに言いつけに行かなくなる
そういう常駐サービスも殺すので若干高速化が期待できる




そしてさらにスタートアップアイテムをコントロールするのはここから
スタートボタンの「ファイル名を指定して実行」をクリックして
出てきた検索窓に「MSCONFIG」と入力、OKをクリック




「システム構成ユーティリティ」が起動してくるので「スタートアップ」に入る




ここにもいくつか要らないスタートアップアイテムがある
例えばWindowsのiTunesでiPhoneやiPodを同期しない人には
このiTunesHelperというスタートアップ項目は必要ないのでチェックを外す
MSメッセンジャーを使わない人はmsmsgsという項目は
要らないとかここにはいろいろ要らないものがある
それぞれ正体を見極めて外して行くが外すとまずいものもあるのでここは要注意




次回起動した時に「システム構成ユーティリティが変更された」というアラートが出る
チェックを入れてOKしないと毎回出てくることになる




それやこれやでデスクトップはこんな雰囲気になった
タスクバーがクラシック調になったりアイコン下のテキストが不透明になったり




どうせなら壁紙は「なし」にしてカラーバックにしてしまう




ついでにスクリーンセーバも「なし」にしてスリープもしない設定にした




弊サイトでも取り上げた不要なサービスを終了するTipsもこの際設定した
コントロールパネルから「管理ツール」「サービス」を起動する
ここで不要なサービスを停止するが「Themes」というサービスの設定もいじる
「Themes」を選択して右クリック、プロパティを開く




スタートアップの種類を「自動」から「手動」に変更する




また「回復」タブに入って「最初のエラー」「何もしない」を選択する




回復といえばつとにやっていた設定だがシステムリカバリを解除する
コントロールパネルから「システム」に入って「システムの復元」タブに入る
「システムの復元を無効にする」にチェックを入れて余計な復元ファイルを生成しなくする
Wincloneのディスクイメージのバックアップもあるのでこういうものは必要ない
ウイルスの温床にもなるし百害あって一利なし




これでWindows自体の環境はかなり軽くなった
見た目はWindowsMeというかWindows98というか「何だかなぁ」なミテクレだが
確かに起動も早くなったし起動後の動きもサクサクしてきた



今回はかなりテッテー的にやったので、Windows自体はかなり軽くなった。
後日書くと思うがちょっとしたトラブルがあって、BootCampからWindowsで起動する機会があった。
するとWindows環境は前とは見違えるほど軽くなって起動も早いし、サクサク動いている。
正直ここまでサクサク動くなら一部のヘボなWindowsネーティブマシンよりいいんじゃないかと思うほどだった。


しかしやはりVMWare Fusionから起動する場合は、確かに速くはなっているのだが全体としては前とそんなに変わっていない。
しかも起動中はMacOSX の側も虹色ボールが出まくり。

今回もあまり改善されなかったと思ったが、VMWare Fusionの問題と決めつけるのも違う気がした。
なぜならUbuntuやFedora、HAIKU OSを起動する時にはそんなにMacが凍り付いたりしないからだ。

そこで今度はVMWare FusionのWindows仮想マシンの設定を見直すことにした。
WindowsXPに割り当てる仮想メモリも以前、大盤振る舞いで1.5GBに増やしていたが、これも推奨の512MBに戻した。
割当メモリは多ければ良いというものでもなくて、この場合たくさん割り当てるとその分SWAPも大量に作るのではないかと思い、最初の推奨値に戻した。

さらにネットで調べていてこんな記述を見つけた。
VMware Fusion 2.0.1がやたら不安定 < 突然消失するかもしれないブログ

こちらでも当方と同じようにVMWare Fusion2の重さと不安定さに悩んでおられたようだが、この記事の追記のところで
「→ VMware Fusionの設定で、NATからブリッジ接続にしたところMac OS X版のFirefoxが異常に重くなる現象は解消されたかもしれない。ひょっとすると、VMware FusionのNATと相性が悪いMac OS Xのアプリがあるのかもしれない。」
という記述を見つけた。

どうもこれがビンゴのような気がしたので早速試してみた。





VMWare Fusionのメニューから「仮想マシン」「設定」に入る
「プロセッサとRAM」に入って1.5GBに増やしていたメモリを推奨値の512MBに戻す
これは多ければ良いというものではないということを知った




さらに「ネットワーク」タブに入って「NAT」になっていた接続法を「ブリッジ」に変更した




その結果VMWare Fusionの起動も速くなり
起動中MacOSX側も虹色ボール回りっぱなしということも無くなった




といってもこれまでも「今度こそ効果あったのでは?」
と言いながら期待はずれを何回も食らわされているので
Mac側とWindows側から強烈に負荷をかけてSWAPファイルも
作りまくって動作が遅くならないかテストしている
イマココ




でも今のところ結果はいいようだ
SWAP9つ5GB、一日起動しっ放しという状況でまだサクサク動いている
AppleのソフトウエアアップデートがWindowsには
意外に負荷が大きいということも今回知った


<結論>
今までWindowsのシステムを軽くするという方向でアプローチしてきたが、それ自体は無意味ではなかったと思うし起動後の動きは随分軽くなったので、意味はあったと思う。
見た目はいかにも事務用の機械のデスクトップになってしまったが、Windows環境なんて元々仕事用の事務機なのでこれで良いのかも知れない。

それよりもVMWare Fusionを起動中ほとんどMacOSX側が使い物にならなかったという問題も解決したし、起動に一時間かかるということも無くなった。

まだ経過観察中だが、今回はビンゴだった気がする。
このVMWare Fusionのネットワーク接続が「NAT」になっていたのがSafariとか他のMac側のProcessとコンフリクトを起こしていた可能性がある。




2010年12月11日



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先日のWindowsスリム化以来WindowsUpdateがちょっと怪しかったのを解決した

ここしばらくVMWare Fusion上でWindowsXPが異常に重いという問題をやっと解決したという話は先日書いた。
VMWare Fusion/BootCamp上のWindowsXPをテッテー的に高速化するぞ〜今度こそ解決した・・・かな?

この中でWindowsUpdateの履歴を削除するというTipsも書いたのだが、それを実行すると以降アップデートがかからなくなるという問題が起きる可能性がある。

実は件のリンク先のサイトに最初削除すべきディレクトリが
C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\DataStore
ではなく
C:\WINDOWS\SoftwareDistribution
と書いてあったためにそれを早のみこみして実行してしまった私の場合、これが原因になっているのではないかという心当たりがある。(後刻修正されたようだ)

もしもこれを実行して以降WindowsUpdateが正常に動いていないと感じたらこういう手順で解消できる。





もしもWindowsUpdateが正常にかかっていないと感じたら、
(第2火曜の月一アップデートにうんともすんともいはないとか)
とりあえずWindowsUpdateを起動してカスタムインストールの方に入ってみる




この中で一番影響がなさそうな奴をインストールしてみる
私の場合はWindowsMedia Player11を入れてみた




インストールが完了するとすぐにAutoUpdateが「最新の更新がある」と叫び始めた
今まで沈黙していたのはやはり異常だったということだ




私の場合はAutoUpdateは更新を知るためだけに使っていて
インストールはWindowsUpdateから手動でやっている




今回は.Netフレームワークのセキュリティパッチがかかってきた
これをインストールして安心していたのが今週明けの話




ところが今日になってドッとまたセキュリティパッチの団体さんがやってきた
月一パッチは今日だったのか・・・ということは先週のドットネットは緊急パッチだったのね



2010年12月16日








システムメンテナンスのtips

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ゴミ箱に消去できないファイルが残ってしまう〜ゴミ箱を強制的に空にする〜ついでにデスクトップにゴミ箱を表示するTipsも

OSXもTigerの10.4あたりまでは時々ゴミ箱に消去できないファイルが残ってしまうことがあった。
これはOSXがリリースされた当時からある、一種のOSXの癖のようなもので、OS10.0の頃にはそれこそ毎日のようにそういうファイルができて削除できずにゴミ箱に残っていた。
初心者の質問BBSでも
「ゴミ箱に消えないファイルが残ってしまいました。
どうしたら消せるでしょうか?」

という質問が何度も何度も投稿されて「過去ログを嫁」とか書かれていた。
(チョットオオゲサだがそれくらい初期の頃のOSXにはつきもののトラブルだった)

OSXもだいぶバージョンが上がってきてLeopard(10.5)、SnowLeopard(10.6)あたりまで進んでくるとこういうトラブルはまず起きなくなった。
なのでこういうトラブルはもう解決したのかと思ったら先日久しぶりにまたこのトラブルが起きたので、この解決法を書いてみる。
その解決法は過去記事に書いてあるのでそれを嫁・・・では最近スイッチしてきた皆さんに不親切なので、その方法をおさらいしてみる。


今回は先日ちょっと触れたClickToFlashをアンインストールしようとしたところ、何故かゴミ箱に消えないフォルダが残ってしまった。

大抵の場合何か起動中のプロセスがそのファイルを使用していてき得ないというケースなので、ゴミ箱にそのファイルを入れたままシステムを再ログイン、あるいは再起動してゴミ箱を空にしてみるとこういうものは消える。
ただ今回はそういうことが原因ではないのか、再起動してもやはりゴミ箱をからにすることができなかった。

その場合Finderメニューにも一応ゴミ箱を強制的に空にするメニューが用意されている。
「ファイル」メニューから「確実にゴミ箱を空にする」メニューをクリックしてみる。

これは元ファイルを上書き消去するというコマンドで普通の「ゴミ箱を空にする」コマンドよりもやや強制力が強い。





先日テストした機能拡張版のClickToFlashを削除しようとしたところ
意味不明のエラーコードを出してゴミ箱を空にできない
再起動してもう一度トライしたがこれで大抵片はつくのだが今回は消えない




Finderのファイルメニューからやや強制力が強い「確実にゴミ箱を空にする」
トライして見たがこれでも消えない


再起動しても消えないくらいだから、こういう手段では効かないのだろう。
こういう場合のクリアの仕方はいくつかあるのだが、一番手っ取り早い方法はTerminalを起動して
sudo rm -rf ~/.Trash/*
というコマンドを打つ。
この一行をTerminalにコピペしてEnterキーを叩いてもいい。

大抵の場合はこれで片がつく筈だ。

このコマンドは少し注意して使わないと、コピペする時に一部だけコピーして間違ってEnterキーを叩くととんでもないことになる。
間違っても
sudo rm -rf ~/
なんていう状態でEnterキーを叩かないことだ。
あなたのユーザフォルダが一瞬で消えてしまう。
sudo rm -rf /
なんてするともっと悲惨なことになる。
起動ボリュームごときれいに一瞬で消えてしまう。
要するに取り扱い要注意ということだ。
(本当は一瞬で消えないでしばらくシステムはフルアップして削除作業を続けて途中でフリーズしてしまう。そしてもうそのボリュームからは二度と起動できなくなるし、あとで中身を開いてみると結構な数のディレクトリは残っているが大部分はダメージを受けているという状態になっている。
なんでそんなことを知っているかというと一度試してみたからだ
アフォだ>オレ)





今回はこのTerminalにコマンドを打ち込む方法でクリアした
実際のところこの方法でうまくいかなかったことはないのだがもしこれでもダメなら奥の手がある


このコマンド自体がroot権限でファイルを削除する強力なコマンドだが、その威力をグラフィックなインターフェイスで実感する方法がある。

こちらの「sudo passwd root:ルートを有効にする」という記事を参照いただいてroot権限を有効にする。
それでログアウトするとログイン画面に
「その他のユーザ」
という見慣れないユーザアカウントが増えている。
これにログインするにはアカウント名は
root
パスワードは先ほどTerminalで設定したパスワードを入力すると見慣れない新しいデスクトップが現れる。





Terminalsudo passwd rootというコマンドを打つ
するとパスワードを設定せよと言われるので入力、もう一度確認で入力を求められる
入力してEnterキーを叩くとrootが有効になる




そうするとログイン画面にこういうアカウントが増えている




ここにログインするとアカウントとパスワードを求められる
アカウント名は「root」、パスワードは先ほどTerminalに入力したものをタイプする




見慣れない目新しいデスクトップにログインする
ダウンロードフォルダなどが「?」になっているのがrootのデスクトップの特徴
これはユーザフォルダとは構成が違うためだ




このアカウントのゴミ箱は「神の権限」を持っている
このゴミ箱は他人が使用中のファイルだろうが重要なシステムファイルだろうが
消去禁止の鍵がかかっていようが関係なしに何でも削除することができる
非常に危険なゴミ箱なので使用には注意を要する




「共有」フォルダあたりを介して問題の削除できないファイルを
このアカウントに渡してゴミ箱で消去する
効力はTerminalの強制削除コマンドと同じなのだが目で見て削除能力の強力さを実感できる


ということで、何でも消せる強力なゴミ箱をあなたは手に入れた。
もう消えないファイルで悩む必要もない。
ただし繰り返しになるが、このゴミ箱は「神の権限」を持つ強力なゴミ箱なので使用に当たっては本当に注意してもらいたい。


さてそのゴミ箱だがOSXではドックの中にある。

旧MacOS時代は、ゴミ箱はWindows機や一部のLinuxのGNOMEなどのGUI環境のようにデスクトップにあった。
しかし今のMacはデスクトップにゴミ箱がない。
これについては旧来からのMacユーザから随分批判があったが、ここは頑としてAppleも譲らないところだ。

しかし私はデスクトップにゴミ箱があった方が便利だと思っている。
ディスクドライブなどのアンマウントもゴミ箱にアイコンを捨てることでやる。
私の場合アプリの表示領域を少しでも広くしたいためにドックを思いっきり小さくしている。
そのためにゴミ箱も小さくなってしまう。
すると大量のゴミを捨てたり、ボリュームのアンマウントの時に不便なことになる。

そこでゴミ箱をデスクトップに表示するアプリも紹介しておく。


anchor

TrashX
(Freeware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

フリーウエアでゴミ箱を実現するならこのTrashXがある。
これを起動するとゴミ箱がデザインされた小さなウインドウが表示される。
これの機能はファイルをゴミ箱に移動できるだけでなく、ディスク、USBメモリなどのアンマウント、ボリュームイメージのアンマウントもできる。
機能はゴミ箱と同じだ。

ただ見た目はアルファ付きのアイコンではないのでちょっと不細工。

それさえ我慢できれば、フリーウエアでデスクトップを実現できる。





TrashXのゴミ箱表示はこんな感じ
残念ながら見た目はリアルとはいえないが機能的には完全にゴミ箱だし
今のLeopard以上の環境でも動くフリーウエアはもうこれだけになってしまった

anchor

Path Finder
(Shareware)
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応OS10.6SnowLeopard対応

ゴミ箱を表示するシェアウエアはいくつかあるが、これはFinderに取って代わる強力なファイルブラウザアプリ。

ファイルを探して操作するだけでなくZip解凍したりワード文章をプレビューしたり、もう環境とでもいうべき機能が満載されている。

その満載されている機能の一つで、デスクトップにゴミ箱を表示するという機能もある。
このゴミ箱は旧システムにあったゴミ箱と完全に同じ。
ボリュームをアンマウントする時には「リムーブ」アイコンに変化するのOSX流のギミックも実現している。

私はこのゴミ箱を使いたいためにPath Finderを使っているようなものだ。
これだけでもレジストする価値がある。





Path Finderのオマケ機能の「ゴミ箱を表示」はこんな感じ
見た目も機能もリアルで昔のシステムのゴミ箱そのものだ
ゴミ箱に何かは要っているとアイコンが変化し中に
いくつのファイルが入っているか数字も表示してくれる



2010年11月21日













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