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OSXのtips2-8

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
アプリ、システム操作に関するtips

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コンテクストメニューでURLからwebに直接飛べる

好評にお答えしてまだまだ続く小ネタなTips

URLなどをwebページのリンクに書く時には大抵の心得たweb作者や管理人ならそこにハイパーリンクを埋めておくものだが、中にはテキストでURLを書いてほったらかしの人もいる。
例えば
http://www.geocities.jp/nmuta2004/
このセンテンスをクリックしても何も起こらない。ここで表示されているURLに飛ぼうと思ったらこのURLを選択してコピー、これをブラウザのURLフォームにペーストしてリターンキーを叩くというプロセスをとっているんじゃないだろうか。

それが正攻法ではある。

しかしもっと簡単な方法がある。
controlキー+クリック
でコンテクストメニューを呼び出してもらいたい。2ボタン以上のマウスを使っているなら右クリック一発で良い。
このURLを選択していれば
「アドレスを開く」
というメニューが現れているはずだ。
ここをクリックするといちいちコピペしなくても、そのページに飛べる。試しに上の文字だけURLでテストしてみて欲しい。

この小技ははwebブラウザだけでなく
テキストエディタiTextExpressなどのCocoaアプリのテキストエディタでも使える。
こういうアプリでURLを「文字」で書いているテキストからやはりコピペを使わずに「URLを開く」メニューで直接ブラウザを開いてそのページに飛べるし、次回のためにそこにクリッカブルなリンクを作ることもできる。

これは便利じゃないだろうか。






webページなどにハイパーリンクも何も埋めてない
文字だけのURLが出ていてもSafariのようなCocoaブラウザなら
右クリック一発でそのURLのページに飛ぶことができる





この小技はテキストエディタなどのCocoaのテキストビュアでも使える
「URLを開く」でデフォルトブラウザを開いてそのページに飛ぶというプロセスが一発でできる
またリッチテキストを使えば「リンクを作成」でクリッカブルなリンクを作成することもできる
次回からは単純にクリックするだけなので便利だ






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ClipToWebCM
(Freeware)
OS10.4Tiger対応

右クリックなどで利用できるコンテクストメニューのプラグイン。

URLなどを文字だけで書いているようなテキストでも、わざわざURLをブラウザのフォームにコピペしなくても、コンテクストメニュー一発でそのサイトに飛べるというTipsをでも書いた。
しかしこの便利な機能はCocoaアプリでしか使えない。

iTextなどのCarbonアプリでは使えないし何よりも MSOfficeWordはこの機能が使えない残念なアプリだ。

そこでこのプラグインを入れておけば、URLのテキストを拾ってデフォルトブラウザのURLに置くという動作をやはりワンクリックで実現してくれる。
これはCocoa、Carbonの操作感の差をなくしてくれる良いプラグインだ。
単機能だがお奨めしたい。






ClipToWebCMを入れていればCarbonアプリのiTextなんかでも
裸のURLを右クリックしてブラウザで直接飛べる様になる
チョットした手間だがこれがあると便利ではあるに違いない






アプリ、システム操作に関するtips

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ファイル、フォルダをコピペすると便利な機能がある

病み付きになってきた小ネタなFinderに関するTips。
これは知っている人も多いと思うけど。

コピーペーストは毎日使わない日はない。ショートカットキーは
コマンド+Cキー:(ペーストボードに)コピー
コマンド+Vキー:(ペーストボードを)ペースト

これは誰でも知っていると思う。

これを同じことをFinder上でやると面白いことができる。
例えばどこかのファイルでもフォルダでも良いけど、それを選択してコピー、テキストエディタなどの編集画面にペーストしてみよう。
すると選択したファイルやフォルダの名前が正確にペーストされているはずだ。

このサイトはアプリケーションの紹介がメインのコンテンツのひとつだが、そのオンラインウエアの名称を書き込む時に、アプリを見ながらタイプしていると問題が起きる。
フォントによっては小文字のLなのか、大文字のiなのかわからないことがある。
また、私自身の散漫な注意力の問題もある。
写し間違えて名称が違っていたりすると、ビジタが名称でググッても情報がでてこないという不便をかけてしまうので、アプリの名称は絶対間違えないようにアプリ本体をコピーしてhtmlに直接ペーストしている。

こういうファイルやフォルダの名称を正確に記録したい、写したいという時にもこのショートカットは使える。






例えばアプリケーションを選択してコマンド+Cキーを叩いてみよう





それをテキストエディタの編集画面にペーストするとアプリの正確な名称が現れる
私個人はこの機能には毎日お世話になっている


またこの同じことをやって今度はTerminalにペーストしてみよう。
そうすると今度はそのファイルのパスが自動的に入力される。
これと同じことは対象のオブジェクトをTerminalに直接ドラッグアンドドロップしてもできるが、私はエラーを防ぐためにはドロップよりもこのコピペの方が安全だと思っている。

こういうGUIのFinderとCUIのTerminalがこういうGUI的な手法で連携しているのは、OSXの魅力のひとつだと思う。






例えばピクチャーフォルダの中のサブフォルダをコピーしてみよう





それをTerminalの画面にペーストするとこのようにパスが入力される
cdなどのコマンドで移動したい時、移動先をFinderで見つけているんだったら
わざわざタイプしなくてもこういう手順で簡単にパス入力できるのはとても楽だ






アプリ、システム操作に関するtips

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私がインストールしておかないと困る10 15のアプリ

ヴェアダルさんの「僕がインストールしておかないと困る10のアプリ」というエントリに影響されて私も「このアプリがないとMacは使えんなぁ」というアプリをセレクトしてみた。
実はヴェアダルさんのマネをして「気軽にやってみよう」ということで選び始めたのだが、実際には「無くては困る」というレベルでも軽く50は越えてしまい、かなり呻吟したのだが残念ながら10に絞り込むことができなかった。
そこで急遽タイトルも変更、「インストールしておかないとどうしても困る15のアプリ」ということで選ばせていただいた。


Gyazmail
これはちょっと反則かもしれないが、Macで使えるメーラでもっとも信頼できるし、実際私の場合これがないと仕事ができない。なくなったら本当に業務に差し支えるという意味で必須のアプリだ。

ForgetMeNot
長年使い慣れたSafariだが、不満はタブをたくさん開いてひとつタブをコマンド+Wキーで閉じようとしてミスタイプでコマンド+Qキーを叩いてしまい、全て閉じて終了してしまうということぐらいか。最近では常駐サイトはほとんど開きっぱなしのSafari起動しっ放しなので、これは大変助かっている。これをインストールしているとそういう常駐サイトがSafariを起動するだけでどばっと開くのでらくちんだ。

Smultron
テエキストエディタは私はこれを使っている。最近では当サイトのhtmlは全てこのアプリで書いているので毎日起動している。というよりもこれも起動しっぱなしだ。
楽だしそれなりにツールが揃っているし、何よりもアンチエイリアスに対応していて私には見やすい。文章を書く上で見やすいということは重要だと思うのだ。

iText Express
htmlなどのコード以外のプレインなテキストを書く時には、これを使っている。Wordなんかよりも遥かに軽いしWordを使ってやるような少なくともデイリーのビジネス文書を作成する程度ならこれで充分だ。私は毎日仕事でこれを使っているので、これもないと業務に差し支えるアプリだ。

Menu Meters
これはCPU、メモリ、ディスクアクセスをメニューバーにグラフィックで見せてくれるメニューエクストラだが、これまでにトラブル発見にどれほど役立ってくれたかわからない。というよりもこれが無いとトラブルシューティングは不可能だ。当サイトの成立に係わるほど役立ってくれている

AppleJack
これはGUIで起動できない時の緊急用のメンテナンス実行コマンドとして入れたのだが、実際には緊急時でなくてもルーティンのメンテナンス手順でも普通にこれを使っている。便利だし楽だし、これを使うようになってからMacは本当にトラブル知らずになった。

WindowShadeX
OS9式のウインドウのタイトルバーをクリックするとウインドウシェードのようにタイトルバーだけ残して畳まれるというプラグインだが、OS9のこの機能だけは本当に復活して欲しいと思う。 デスクトップが散らかっている時にはとりあえずこれでどんどん折り畳んでしまえば、頭が整理される時があるからだ。

QuickAccessCM
私の場合はこれがないとMacを自由に操れないというくらい手に馴染んでしまったコンテクストメニュー。右クリックまたはcontrol+クリックで好きな場所にファイルを移動したり、コピーしたり、エイリアスを作ったりできる。これをShortcutsと組み合わせてショートカットで移動やエイリアス作成をやってしまうという便利さは一度覚えるともう離れることができない。

PFKeyAvailerX
私は基本的にはランチャーという類いのアプリをあまり使わない。今まで随分試したが結局ファンクションキーに勝るものはない。 OSXではF1〜F15キーに好きなアプリやファイルを割り当てられなくなったが、この割当機能を再現するのがこのアプリで、毎日使うアプリはこのF1〜F12(15)キーに割り当ててこれで一発で起動している。仕事の時は特にこれは便利。急ぎアドレス帳やメモを呼び出したい時にマウスなんか使わなくてもワンキーで呼び出せる。

TapDexPane
そのアドレス帳はこれが有って本当に実用的になった。電話番号やメールアドレスなどで逆引きで探せるしなによりもアドレスブックが起動していなくても誰かの電話番号を知りたい時にパッと探せるのが良い。とっさの時にどれほど役に立つか。

SnapClip
このサイトはスタートした時からスクリーンショットをできるだけ活用して、視覚的に理解しやすいサイトにするというルールで運用しているが、実際当サイトのスクリーンショットはほとんどこのアプリで撮影されている。書き出しがjpegを選べるというのが便利だし、何よりもフルスクリーンのゲームのショットを撮る時でも一番安定している。

ToyViewer
そして撮ったスクリーンショットをリサイズしたりして実際にサイトに貼るための加工はほとんどこのアプリでやっている。ここいらもほぼ毎日使っているアプリということになる。

Jacket
音楽を聴く時にはiTunesには最近では様々なビジュアライザーが用意されている。しかしかなり初期の頃にお知り合いになったこのビジュアライザーを使うことがいまだに多い。ジャケットアートを表示してくれるというのがやっぱり良いし、これはLキーを叩くだけでID3に入れ込んだ歌詞も表示してくれる。音楽をぼんやり聴いても良いし、カラオケをしても良い。そんな楽しみ方ができる必携のビジュアライザーだ。

MacJournal
これも毎日のように起動しているのだが、仕事用のメモノート、IDパスワードなどの個人情報の暗号化保存、地下鉄路線図などの便利情報のスクラップなどあらゆる情報の綴じ込みに使えるメモノートアプリ。
あまりに何でも突っ込むので、最近ではファイルが重くなってきてしまったが、それでもこれもないと仕事ができないというアプリになってしまった。

Airfoil
AirMacExpressを使って音楽を聴くならこのアプリはゼヒモノだ。複数のAirmacExpressを使う時にiTunesでスピーカーを選ぶこともできるがこのAirfoilがあれば家中全室に音楽を無線LANで送ることができる。切り替えなんか一切不要だ。あとは聴きたいスピーカーの電源を入れるだけだ。音楽を気軽に聴きたい環境としてこれほど快適なことはない。ふたつ以上オーディオセットおよびアクティブスピーカーがあるならこのアプリは必要だ。


ということで10に絞り込むことができなかったのが残念だが、私が「ほぼ毎日起動している」&「これがないと仕事も遊びも、当サイト運営もままならない」という不可欠のアプリを15集めてみた。
勿論ここに洩れている他のアプリでも「必携」というものはいくつもある。







アプリ、システム操作に関するtips

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Macの便利なウインドウオペレーション〜散らかったウインドウをワンクリックで選択

BBSでMacのExposeとWindowsのデスクトップボタンとどちらが便利かというような議論になったのだが、その時にやはり昔からMacを使っている人と最近Windowsからスイッチしてきた人とでは感覚が違うのだなということを感じた。

昔からMacを使っている人からしたら、常識というか当たり前すぎて「これがMacの特徴だ」なんていうのも恥ずかしいようなことが実はスイッチ組の皆さんにはあまり知られていなかったりするということを感じている。
そしてWindowsの発想でデスクトップボタンとExposeを比較して「Exposeは使いにくい」とか言われると「比較の前提が違うような・・・」と思ってしまう。

ExposeはOS10.3から追加された機能で、これはウインドウオペレーションをともなうGUIに宿命的についてくる「たくさん重なったウインドウの中からアプローチしたいウインドウにいかに素早く到達するか」という問題を「スマートに解決する」という狙いで開発された。

しかし正直私はこの機能をほとんど使うことがない。この機能はどうも「Mac的」でないというか、発想が「Windows的」で手に馴染まないのだ。

Mac的発想ではどういうオペレーションをするかというと、コマンド+tabキーでアプリごとに切り替え、そのアプリの中かか必要なウインドウに切り替えるわけだ。
アプリをアクティブにしたら、そのウインドウの中かから必要なものにはメニューコマンドの「ウインドウ」からアプローチする。
が、こういうたくさんのウインドウが開きっぱなしでデスクトップが散らかっている時に一番困るのは、デスクトップにアプローチしたい時ということになる。
こういう時にたくさん開いたアプリのウインドウを、いちいち閉じたり黄色ボタンでデスクトップに片付けたりしていたら作業の能率が上がらない。

こういう時に昔ながらのMacユーザは「デスクトップをクリックする」という発想をする。
MacではWindowsと違ってデスクトップをクリックすると何かが起こるように設定されているのだ。 だからウインドウはフルスクリーン表示にしないでスクリーンの片隅に必ずデスクトップが見えているように開く。

例えばたくさんのアプリが開いている時にただデスクトップをクリックするとFinderがアクティブになって、Finderのウインドウが再上面になる。
これだけでもそこそこ使えるのだが、例えば「デスクトップのファイルを動かしたい」という時にはこれだけではまだ不便だ。

そこで
コマンド+option+デスクトップクリック
とするとFinder以外のアプリのウインドウが一瞬で全て消えてデスクトップが見えてくる。
Finderが消えないのはデスクトップに用がある時のアプリケーションはFinder以外にあり得ないだろうということからこういう仕様になっているようだ。
私はExposeよりも普通はこちらを使っているが、この方がどう考えてもMac的だと思うのだ。

またあまり役に立ったためしがないが
option+デスクトップクリック
で今アクティブになっているアプリケーションだけが一瞬で消える。
これはこれでデスクトップクリックのオペレーションとして便利だろうということで設定されたのだろうけど、考えたら
コマンド+Hキー
で全く同じことができるので、なんとなく無意味だった。

このコマンドを紹介したところ「SeireiK」さんから「便利だがわかりにくい」という感想をいただいたのが私には意外だった。
このデスクトップクリップ+何か装飾キーというのはMacユーザにはほとんど言わずもがなだと思っていたので、「わかりにくい」と言われるとは思わなかったのだが、確かにMacのどこかを見れば
「デスクトップをクリックすれば何かが起こる」
なんて書いてあるわけでもない。そういうボタンや吹き出しがあるわけでもない。
だからこれは言われないと気がつかない使い方だし、昔のMacユーザはみんな知っていたけど最近スイッチしてきた人はほとんど知らないんだろうなということを改めて実感した。

他に
背後のウインドウの位置を前面に持ってこないでずらしたい時には
コマンド+ウインドウのどこか(普通はタイトルバー)をドラッグ
という秘密っぽい技もある。
これも何の役に立つのかよくわからないのだが、こういう面白い技もあるということで。






こんなふうにいろんなプリケーションの窓がたくさん開いているとき
デスクトップに用がある場合はどうしているだろうか?
ひとつずつ黄色ボタンでドックにしまっていたのでは能率が悪い





そこで隅に見えているデスクトップをクリックしてみよう
これだけでもすぐにFinderがアクティブになる
あるいはコマンド+option+デスクトップクリックを叩いてみよう





するとこの通りFinder以外のアプリが一瞬で消える
これで一瞬でデスクトップにアプローチできるはずだ



またBBSで「はま」さんからいただいたTips。
ドックにデスクトップを登録しておくというもの。
デスクトップは
"~/Desktop"
に見えているのでこれをドックにドロップするだけで良い。
そうするとドックアイコンをクリックするだけでデスクトップが「ウインドウ」として現れるので、これはこれで便利だ。デスクトップそのものが見えるわけではないが、こういう操作が必要な時って結局はデスクトップに置いたファイルなどを開きたいとかどこかに移したいという時なので、慣れてしまえば結局これでも同じことだ。
これなどはワンクリックでデスクトップにアクセスできるので、こっちの方がWindowsのデスクトップボタンに慣れているスイッチャーには使いやすいかもしれない。






ドックにデスクトップをドロップして登録してしまおう
そうすれば機能的にはWindowsのデスクトップボタンと同じことだ





デスクトップアイコンをクリックすればFinderが開いて
マウントされたボリューム以外のものは全て見える
ボリュームもFinderの左ペインに普通見えるので
デスクトップで必要な作業はこの状態でも全てできる





さらに余談的Tips
ウインドウのタイトルバーに表示されている
アイコン、ネームをコマンド+クリックしてみよう
表示中のフォルダ、またはファイルのパスが表示されるはずだ
さらにそのリストをクリックするとパスの上の階層に移動できたりする
これもちょっと便利











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