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2013 年 1 月 28 日




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TrashTimer
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

ゴミ箱の中身を設定した一定の時間経過したファイルから順番に削除していくゴミ箱軽量化システム環境設定ペイン。

ゴミ箱軽量化は常にやっておいた方が良い(と思う)。
しかし手動でやっていると忘れるという人はこのTrashTimer が役に立つと思う。

ゴミ箱を自動的に空にするというアプリもあるが、そういうアプリを使うと何が問題かというと例えばある種のヘルパーとか実行ファイルとか一時的にゴミ箱に退避させた時に問題が起きる。

たまたまアプリを退避させた時に丁度一時間に一回に設定していた「ゴミ箱を空にする」が実行されて「まだ捨てるつもりじゃなかったのに消えてしまった」という事故が起きる。
ゴミ箱というのはファイルを削除したい場合に使うだけでなく、一時的にファイルを無効化するために中に入れておくという機能もよく使う。
サイクルを1時間に一回ではなく週に一回とか月に一回にしとけば事故の確率は減るが、それでも確率はゼロではない。

このTrashTimerは一時間に設定すると毎時ゴミ箱をごっそり空にするのではなく「ゴミ箱に入れてから1時間経過したもの」から順番に雁行的に削除していく。
だから上記のような事故を防げるのが優れものだと思う。

ところでゴミ箱を空にすることを意識するべきかということだが、私の場合作業が一区切りするたびにいちいちゴミ箱を空にする習慣がついている。
なので実はこのTrashTimerの様なユーティリティはあまり必要ではないのだが、そういう手癖がない人は役に立つと思う。


このゴミ箱を空にする癖は、OS8だかOS9時代のことだと思うがこういう経験によっている。

一度Macが原因不明ですごく重くなって、再起動しても直らないということが起きた。
機能拡張を初期化しても直らないのでシステム再インストールかと諦めかけた時に、ふとゴミ箱の中を覗いたら数百MB、1GB近いゴミがどっさり入っていた。
これを削除したらまたMacが軽快に戻ったという経験をしている。
この時の経験則でMacはゴミ箱やデスクトップにあまり巨大なファイルを置いていると動きが重くなるという傾向があるので、ゴミ箱は常に空にする、デスクトップは整理するというのがもうこの当時から習慣になっていた。

実際はOSXでもこの巨大なゴミ箱ファイルが影響があるのかどうかはよく知らない。
一度検証してみないといけないとは思うのだが、ゴミ箱にゴミが一杯入っているとなんだがむず痒くなってきて無意識でゴミ箱を空にする癖がついてしまっているため、なかなか検証できない。

OSXでは影響がないのかもしれないけど、ゴミ箱やデスクトップが散らかっているのはよくないのは使用上から言ってもそうだと思うので何となくこの癖を直さないで使っている。

誰かゴミ箱一杯でMacが調子悪くなったという人がいたら、情報をいただけたらうれしい。





TrashTimerをインストールするとシステム環境設定にペインができる
ここのStartボタンをクリックすると自動的にゴミ箱の中身を削除する動作が始まる




どれくらいの周期で削除するかはここで1〜7の数字が選択可
例えば1〜7日ごとにという選択ができる




さらに単位は時間、日、週、月も選択できる
最短1時間から最長7ヶ月まで選択できる




このTrashTimerの注目すべき点は設定した期間ごとにゴミ箱の中を空っぽにするのではなく
設定した期間が過ぎたファイルから順番に削除していくという雁行式の動作をすることだ
例えば7個ゴミが入っていたゴミ箱は…




ある時間過ぎるとこのように中身が4個に減っていてゴミ箱に入れて
1時間経過したファイルだけ削除してまだ1時間経っていないものは残る
これで一次退避させたファイルが意図せず削除されてしまうという事故を防げる
(ゴミ箱から出すのを忘れていた場合はどうしようもないが…)




削除は単純な削除だけでなくここにチェックを入れると「安全に削除」もできる
Fastは一回だけファイル上書きでThoroughlyは
複数回上書きでファイルの復元を不可能にする








2013 年 1 月 27 日




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ICUfree
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応

スケジュールをデスクトップにフローティングで表示するメニューバーアプリ。

デスクトップの左上にフローティングでスケジュールを表示するが、その同期先は内部のiCalのスケジュール、iCloudスケジュール、Googleカレンダー、Yahooカレンダーなど選択できる。
複数も選択できる。

このそれぞれのカレンダーのうち、どのイベントを表示してどのイベントを表示しないかも選択できる。
フローティングといっても、デスクトップのアイコンの前に出てこないので操作の邪魔にもならない。





起動した時にどこのカレンダーを表示するか聞いてくる
毎回このスプラッシュを表示したくない場合は一番下のチェックを外す




するとデスクトップの左上コーナーに
こんな感じでスケジュールイベントが表示される




メニューバーアプリとして常駐しているのでプルダウンで設定
起動時の表示するカレンダーの選択はここで変更できる
一番下のボタンで終了できる




カレンダーデータのうちどのイベントを表示するかも細かく設定できる
チェックを外すと表示から消える




スケジュールはデスクトップにフローティングで表示されるが
デスクトップアイコンはその上に表示されるので操作の邪魔にはならない
できればどこのコーナーにスケジュールを表示するかなど細かい位置も
設定できればなお良いと思う

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Plain Cloud
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応

iCloudのリモートディスクに簡単にアクセスできるアプリ。

Mountain LionからAppleのバンドルのソフトのいくつかは、MacのローカルディスクだけでなくオンラインストレージのiCloudにファイルを保存できるようになった。

これのメリットは当然、自分のMacが手元になくてもiCloudのアカウントのAppleIDさえあれば世界中のどこからでも、どのMacからでも(Mountain Lion以上のMacである必要はあるが…)そのファイルにアクセスできるので、持ち歩く必要が無くなる。

でもできればiCloudに置いたファイルも慣れた方法でアクセスしたいと考えるのが人情だと思う。
「慣れた方法」とは特定アプリの「開く」メニューでiCloudのファイルブラウズタグからファイルを選ぶのではなく、普通にFinderでアクセスして、そこでタイムスタンプなど確認しながら、クリックで開くという風にしたいのだ。

「そんなことしなくても、必要な機能はiCloudにはある」と言われても、そうしたいものはそうしたいのだから仕方がない。

そのニーズを一番簡単に実現できるのがこのPlain Cloudということになる。

対応アプリは現状プレビューTextEditKeynoteメールNoteNumbersPagesShoebox
SpotlightTextinputが対応する。





Plain Cloudを起動するとそれぞれのiCLoudを利用できるアプリの
ファイルがいくつ保存されているかが表示される
見たいものをクリックして開く




そうするとFinderが開いてそのアプリのファイルのリストが見える
ファイルが5個10個程度なら良いが何百個にもなってくると
タイムスタンプで見比べたいとかQuicklookで見てから開きたいとか
あるだろうからやはり使い慣れたFinderで操作できるのはありがたい

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自分のIPアドレスを調べる〜ifconfig/ipconfigコマンドのこと〜ついでにホストを調べるarpコマンドのこと

自分のIPアドレスに今何が割り当てられているか調べるコマンドでWindowsには
ipconfig
というのがある。

ネットワークの設定をしている時に、そのPCのIPアドレスが必要になる時がある。
Macしか使わないユーザには想像しにくいことだが、WindowsにもGUIで自分のIPアドレスを確認するタグはあるのだがDHCP等の動的アドレスの場合、そこにIPアドレスは表示されていない。

そこで今現在のIPアドレスを確認する時にipconfigというこのコマンドを、コマンドプロンプトで実行する。





Windows7のネットワークプロパティの入り方になかなか
慣れないのでこれもメモ代わりに書き留めておく
コントロールパネルからネットワークと共有センターに入る
その左のメニューのVMWare環境なら「アダプターの設定の変更」に入る
ネイティブ環境だとここは違う表現になるのかもしれないが
ともかくここらの「設定変更」が旧ネットワークプロパティにあたる




そこにネットワークプロパティが見えているので
その中のローカルエリア接続のアイコンを右クリックする
そこでプロパティメニューをクリックすると
このローカルエリア接続のプロパティが見える
ここでIPv4を選択して右下のプロパティボタンをクリックする




固定IPが振られていたらここでIPアドレスを確認できるのだが
DHCPなど動的アドレスの場合は現在のIPは確認できない




そこで検索ウインドウにcmdと打ってコマンドプロンプトを呼び出す
ここにipconfigと打ってEnterするとこのように
現在のIP、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの情報を確認できる



Macの場合はシステム環境設定のネットワークを見ればDHCPであろうが、何だろうが現在のIPアドレスは確認できるので特に必要はないが、このipconfigに当たるコマンドがUNIXにも当然あるに違いないと思って調べてみた。
(というよりUNIXのコマンドを見てそれと同じ機能のものをDOSコマンドとして用意しているという順番の方が可能性が高いが…)

ipconfigがそのまま使えるのかと思ったら、よく見たら
ifconfig
だった。ほとんど間違い探しだなぁ…

それでifconfigコマンドを早速試してみた。





MacでTerminalを起動してifconfigと打ってみた
休止中のものも含めてネットワークカードなどのインターフェイスの状況を表示する
ステータスがアクティブになっている項目のIPアドレスが現在のIPアドレスということになる
全てを表示するifconfig -aというオプションもあるが表示は同じだった




前述のようにIPアドレス、サブネットマスク、
デフォルトゲートウェイ(Macではルーター)などの詳細は
システム環境設定ネットワークの該当ネットワークの詳細のTCP/IPのタブで確認できる
これはDHCPの動的IPの時でも同じなのでMacユーザはifconfigとか使う習慣がないのかもしれない




ちなみにMenu Metersなんかを使っていると
先ほどのifconfigの表示結果とほぼ同じ内容を日本語化したものを見ることができる
それでますますコマンドを使わなくなるかも…



ということでWindowsとUNIX(Linux)で自分のIPアオドスをどうやって調べるかというまめ知識かな。
以上の事情により、ネイティブなMacユーザ(つまり他の環境には触れようとしない人)にはほぼ無縁な世界ともいえる。

ついでにネットワークホストを調べるarpコマンドについても。





MacでTerminalを起動してarp -aと打ってEnterすると
同じセグメントにあるホストをMACアドレスと一緒に表示してくれる
ハードウエアのMACアドレスが分かっているなら他の機器が
今どういうIPアドレスで接続しているかを調べることができる




Windowsのコマンドプロンプトでもこのコマンドはそのまま使える
arp -aと打ってEnterするとセグメント内のホストのIPとMACアドレスが見える
こちらの場合はマルチキャストのローカルIPも見えている


2013 年 1 月 22 日




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Viscosity
(Freeware)
OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

OpenVPNのGUIクライアントアプリ。

以前ここで自宅でサーバを上げてL2TPを上げてMacクライアントから接続する方法はこちらに書いた。
WiMAX導入でVPNが便利に使えるようになった〜出先から自宅Mac/PCをリモート、ファイル操作

またPPTPのクライアントとしてMacで接続する方法も書いた。
VPN(PPTP)で会社のPCにつなぐ

PPTPとL2TPについてはMacにはデフォで組み込まれている。
いずれもクライアント側に関しては、何もインストールしないで使える。
もう一つあるOpenVPNに関してはクライアントをインストールしないと使えない。
クライアントソフトはオープンソースのフォーラムからダウンロードできる。

高速だが安全性が劣るPPTP、安全だがCPU負荷が大きいL2TPに対して、OpenVPNは高速でしかも安全だという。
ただし扱いが難しいという問題もあるようだ。

OpenVPNのサーバをいつかFedoraあたりで立てて試してみようと思っているが、なかなか容易ではないみたいだ。
でもクライアントの方はかなり容易なようだ。
Macに関してはこのViscosityが使える。

今のところプロバイダーも使っていないのでつないでみることはできないが、起動してみた感じは解りやすそうだ。





Viscosityを起動すると最初はこういうスプラッシュが出る
英文だがマニュアルをオンラインで利用できる




Viscosityが起動するとメニューバーアプリとして常駐する
そこからプルダウンで「設定」に入る




このリストにサーバを登録していく
設定の自動取得と手動で書き込む方法が選択できる




手動入力の方はOpenVPNを使っている自分のサーバのドメインを登録する
後は認証関係を登録すればよいようだ




登録がすんだらメニューバーからプルダウンで接続できるのはOS標準のVPNと同じだ




残念ながらOpenVPNで動いているサーバがないので実際に接続はできなかったが
つながると接続状況がディテイルに詳細に出るようだ
これは面白い

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Issues
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応

Macの隠しコマンド・隠し設定をGUIから操作して問題解決をするユーティリティアプリ。

Macにはデスクトップから入れる領域には設定項目、操作ウインドウがないがコマンドなどを使うとできるということがいろいろあって、そういうGUI化されていない機能を「隠しコマンド」、「隠し設定」とか言ったりするが、そういうもののうちシステムの調子を回復するのに役に立ちそうなものばかり集めたという趣旨のようだ。
詳細な機能はキャプチャーを参照していただきたい。

要求環境はOS10.8Mountain Lion以上となっているが、これは最新版で追加されたAirDropなどの機能を使うのにそれが必要というだけで、一部の機能はそれ以下のバージョンでも使える。





AirDropをサポートしていないハードでもAirDropを表示する/非表示にする設定
AirDropはサポート外のハードでも表示できるし、そこからファイルを送ることはできる
ただし受信はできないが一方向で良いのならサポート外のハードとやり取りはできる
その表示するコマンドは以前ここで紹介したがそれと同じことをGUIでできる




AirMacカードを停止、リセット、Macの再起動のメニュー
滅多にないことだがAirMacカードも要は無線LANカードなので
スタックして調子悪くなるということもあるかもしれない
その時はこのボタンを上から順にクリックしてリセットする




App Storeが何かの読み込み状態のまま止まらなくなったら
これで一度停止する、killする、再起動するなどが可能




不可視ファイルを表示する/非表示にする設定
システムファイルやUNIXの領域のファイルも見えるので
扱いは要注意だがこれもあると便利な機能




私は「ヘルプ」という機能が嫌いでこの機能は全く使わない
その理由は重いし起動に時間がかかってしかも起動したらこの通りの表示になって
さらに常に前面表示になって他のアプリを前に出せないので
邪魔になりこそすれ役に立つと思ったことがない




そこでせめて普通のアプリと同じように他のウインドウを
前に出せるようにしたら少しは使えるかもしれない
ここの設定で上のボタンでノーマルアプリと同じふるまいになる
下で元に戻る




Mountain Lionからユーザフォルダのライブラリは
安全のため(?)デフォルトで見えない設定になった
これはやはりMacを使いこなす上でとても不便なので見える設定にしたい
ライブラリを見えるようにするコマンドはここで紹介したけど
このコマンドをGUIでやるのがこちらのウインドウ
上をクリックで表示、下をクリックで非表示




ゴミ箱に消えないファイルが残った時、強制的に削除するコマンドがあるが
これもここでワンクリックでできる
上が強制的に空にする、下が強制的に「安全に」空にする
アクセス権で保護されたシステムファイルも削除できてしまうので扱いには注意

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UnitConverter
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

長さ、体積(容積)、温度、速度、圧力、重量などの度量衡をメートル法とヤードポンド法の単位で変換する換算アプリ。

ざっと主要なところをあげると
キロメーターをマイルに
立法センチを立法インチに
マイル/ガロンの燃費をマイル/リッターに
マイル/ガロンの燃費をキロメーター/リッターに
ニュートンメートルをポンド/フィートのトルクに
インチをミリメートルに
時速○マイルを時速○キロメートルに
摂氏を華氏に
バールをpsi(ポンド/平方インチ)に…その他もろもろ…

そしてそれぞれの逆方向の変換…
という感じで英語圏のヤードポンド法の国とやり取りするのに必要な単位の換算はほぼカバーしている。

使い方もとても簡単で、変換したい種類を選んで変換する生数字をフォームに入れれば良い。
「Convert」ボタンで変換した数字が表示される。

世界的に見るとメートル法、グラム法を使っている国が圧倒的に多いのだが、英語圏の主要国のアメリカとイギリスがヤードポンド法をいまだに採用しているためにこの勢力も無視できない。

機械工学的にはこのトルクとかpsiとかの単位を見落として圧をかけると大変なことになるとか、「そんなやつおらんやろう」と思ってしまうのだが、この度量衡に関してはいろいろ悲喜こもごもの笑い話があるようだ。

こういうシンプルなアプリが、手元に一つあると心強いと思う。





UnitConverterを起動したらこんな感じ
左上はシンプルに時計で時間の度量衡を変換するわけではない




左のラジオボタンでどんな単位をどんな単位に変換したいかを選択する
右に何か何にコンバートするかが上、コンバート後の単位が下に表示される
上のフォームに変換したい元の数字を入力する
「Convert」ボタンをクリックすると下に変換された数字が出てくる




選択できる単位はバージョンごとにどんどん増えているので今後に期待


2013 年 1 月 21 日




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アプリをアンインストールしたい時、設定変更したい時〜関連ファイルを簡単に探すにはアクティビティモニタを使うと良い

最近増えたMacの初心者本とか初心者向けブログでよくある質問として
「Macで『プログラムの追加と削除』のような機能はありませんか?」
というのがある。
Windowsからスイッチしてきた人が、Macユーザが「アンインストール」と称してアプリのアイコンをゴミ箱に放り込んでいるのを見て
「そんなことしていいの?それやってるとシステムが調子悪くならない?」
という疑問を持つみたいだ。

結論から言うと、調子悪くならない場合がほとんどなので気にしないでやれば良いのだが、中にはアプリが関連ファイルをいろんなところに挿入してその行方が解らない場合がある。
それがdaemonだったりカーネルエクステンションだったりするとちょっとシステムの調子に影響する。

さらに最近紹介したBattery Time Remainingであった事例なのだが、アプリの設定ファイルが通常の
~/Library/Preferences
の中にない場合もある。

Battery Time Remainingの括弧を付ける設定を弄ったらメニューバーから隠れてしまい設定の変更がGUIから不可能になってしまった。
それで
~/Library/Preferences
に設定ファイルを探しにいったが、見当たらなかった。

こういう時、前述の初心者向けブログなんかを見るとよく
AppTrapを入れれば完璧!アプリをゴミ箱に移動すれば関連ファイルを一緒に移動してくれるからアンインストールや設定の初期化も簡単」
なんて書いてある。

しかし確かにAppTrapはとても便利な優れものアプリだけど、実際は完璧というにはほど遠い。
AppTrapが削除してくれるのは定位置にあるplistファイルとApplicationSupportの中にある関連ファイルの一部だけで、アプリがインストールするものを全部抽出してくれるわけではない。
このアプリは、あった方が気分よくMacを使えるアプリというぐらいの理解にとどめておいた方がいいと思う。

そこでどうやって関連ファイルを探すか…
アプリの名前を検索するという手もあるのだが、これも必ずかかるとは限らない。
現に今回のBattery Time Remainingのケースでは、この方法ではplistファイルを見つけることができなかった。

そこでもっと確実な方法がある。

アクティビティモニタを起動する。
そこで該当のプロセスを見つけたらそこをクリック。
そるとそのプロセス(アプリ)が開いているファイルのリストを見ることができる。
これで定位置にないplistファイルなども一網打尽で捉まえることができる。
今回のBattery Time Remaining
~/Library/Containers/
の中にplistファイルがあった。
これを削除することで設定を初期化できた。

こういう事があるので、またアンインストールはきれいにやってしまいたいという人もこの方法は覚えておいて損はないと思う。

注意しないといけない点は「開いているファイル」がすべてそのアプリの専用のファイルとは限らないということだ。
リストにあるものを全部削除してしまうと、場合によっては他の機能が使えなくなったり最悪はシステムが起動できなくなる場合もある。
もっともそこまで行く前に「このファイルを削除しても良いのか?」という警告はかなり出ていたはずだが…
この方法でアンインストールをするには、やはりMacの基本的な構造が頭に入っている程度の知識は求められる。





アプリをゴミ箱に移動するとAppTrapは関連する設定ファイルなどを
リストアップして一緒にゴミ箱に移動するか聞いてくる
アンインストールの時には便利なアプリだがこれをもって
「完璧だ」などと紹介しているブログはちょっと事実誤認
実際には基本的な設定ファイルだけで削除できないファイルも多い
AppTrapはあれば便利なアプリというぐらいの理解が正しい




関連ファイルを探すもっと確実な方法は
システムに付属しているアクティビティモニタを使う
プロセスリストの中から該当するアプリを見つけて
クリックするとそのプロセスの詳細が表示できる
この「開いているファイルとポート」のタブに入る




ここにアプリが開いている関連ファイルが全部パスで表示されている
このパスを参考にすればすぐに場所も特定できるはずだ




例えば今回のBattery Time Remainingの設定ファイルは 定位置の~/Library/Preferencesではなく
~/Library/Containers/com.codler.Battery-Time-Remaining
~/Library/Containers/com.codler.Battery-Time-Remaining-Helperにあった
こりゃ見つけられんわ…これを削除すれば設定の初期化、アンインストールは完璧だが
中にはシステムで用意されたファイルも含まれるのでそれぞれの役割を理解した上で削除すること
今回は.plistファルという解りやすい形態だったから気軽に削除した

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Supercan
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

ゴミ箱に大量に収まったファイルを一つずつ削除するか、置いておくか、安全に削除するかをボリュームごとに操作できるゴミ箱拡張アプリ。

ぱっと見は馴染みにくいインターフェイスをしているが、解ってしまえばとても判りやすい使いやすいデザインだと思う。

これでできることは、たくさんあるゴミ箱の中のファイルをリストを見ながら一部だけ安全に削除するということ。
例えば最近もあったことだが、iTunes等に登録している音楽や動画のデータを大量にリストから外してゴミ箱に移動して、バックアップに移動したりそのまま削除したりの振り分けをゴミ箱の中でできる。
そういう時に「削除」ボタンを押すと即時消えるインターフェイスでは、うっかり必要なファイルを消してしまうことになりかねない。

ゴミ箱でそういう作業をしなくてはいけないのは逆に大切なファイルが多いので、30秒間選択されたファイルがゆっくりスライドしていって消えるようになっている。
30秒間、本当に消しても良いか考える余裕があるということだ。
その時に実は消してはいけないファイルだと気がついたら、すぐに作業を止める「パニックボタン」がある。
これで全部の削除作業を止めることができる。
勿論この30秒の待ち時間は設定で変更できるし「シュレッドボタン」で即時消すこともできる。

これは面白いアプリだと思う。
ゴミ箱にこういう消してはいけないファイルが大量に入って、整理しなきゃいけないことが頻繁にある人は持っておいて損がない。





Supercanの使い方はこんな感じ
中央にゴミ箱の中のファイル・フォルダがリストで見えている
一番左のチェックを入れるとそのアイコンが右にスライドし始め30秒後に完全に消える
止めたい時は上のパニックボタンで止められるしすぐに消したい時は
右の「Shred」ボタンで待ち時間無しでファイルが削除される
「Scured」は一度ランダムなデータでファイルに上書きしてから
削除するので復元ソフトで復元できなくなるいわゆる「安全に削除」
またボリュームごとの操作になり上のタブでボリュームを選択できる




パニックボタンは選択項目だけでなく全ての削除を中断する
カウントダウンが点滅しているのが止まっている目印




「Shred all…」は全部を即消すので確認タグが出る
ゴミ箱の「空にする」ボタンと同じ機能ということになる


2013 年 1 月 20 日




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みーけさんがiBookAutherで作った「AppleBlog百人百録2013」がなにげに力作だ

Macブログの老舗、「猫とMacの日々」の主人「みーけ」さんがMac関連ブログを百集めた百人一首をiBookAutherで制作、配布しておられる。
構想5年というか、2009年から個人的にMacブログの百人一首の札を作っていたそうだ。

絵札と読み札を作っているうちに、これもまとめてしまおうということで今回電子書籍フォーマットの.ibooks版と.pdf版の2種類がダウンロードできる。

詳細はこちら
[AppleBlog百人百録2013] iBooks Authorで作ったApple系Blog100リンク大公開です! - 猫とMacの日々

[AppleBlog百人百録2013]新しいリンク先からダウンロードをお願いします。 - 猫とMacの日々

使用方法としてはiPadをお持ちの方はぜひリンクから、iBooksにダウンロードしてみてもらいたい。
実際にプリントアウトして百人一首として使っても良いと思うし、iBooksのきれいな仕上がりも良いと思う。

ダウンロードはみーけさんのサイトで、
あるいはこちらから。

[AppleBlog百人百録2013] ibooks版

[AppleBlog百人百録2013] PDF版





中表紙もなかなかいいセンス
iBooks版なら目次で見たいページにすぐ飛べる




それぞれのページはきれいにしつらえたグラフィックで1ページ1サイトを紹介
眺めていても楽しいしプリントアウトして切り抜いて実際百人一首しても良い




弊サイトも恥ずかしながら紹介していただいた
弊サイトスタートの頃はMacの使い方、アプリなどの情報を紹介するサイトなんて
数えるほどしかなかったが今じゃこんな百人一首が作れるくらい、いやここでも
紹介しきれないくらいたくさんのサイトができたのは喜ばしいことだ

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Battery Time Remaining
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応

バッテリーの残量、稼働時間を通知センターで知らせてくれるgithubメニューバーアプリ。

こういうものを探して入れることにしたのは少し事情がある。

MacBook Proでバッテリー稼働で使っていてバッテリーの残りが少なくなったら、従来はSlimBatteryMonitorがデスクトップに警告を出してくれていたが、これが最近出なくなった。

Mountain Lionのどこかのバージョンからだと思うが、これをアップデートしても警告が出ないことを確認した。
結構これに頼りっきりになっていたのでここ数回、使用中にいきなりバッテリーの残量がゼロになって落ちるということが起きた。
バッテリーのゲージを注意していれば良いのだが、長らくこの警告が出たらバッテリーインジケーターを見るという使い方に慣れてしまったのでOSが落ちて初めて残量ゼロになっていることに気がついた。

バッテリーが完全にゼロになってしまうと、リチウムバッテリーにはストレスがかかりその度にバッテリー容量が少なくなってしまう。
この数回で数百mAの容量が失われてしまった。
これはなんとかしないとその内バッテリーが壊れてしまうと思ったので、ユーティリティを探していて見つけたのがこのアプリ。

Mountain Lionの通知センターを使うので、デスクトップにポップアップも出るし、通知センターに履歴も残る。
これの良いところは何%で警告を出すかを、メニューバーからのプルダウンで簡単に設定できることだ。

>

詳細はこちら
Get Battery Time Remaining Alerts in OS X Notification Center

日本語の解説はこちら
バッテリー残量を通知センターに表示

これでとりあえずバッテリー残量ゼロ事故は防げると思う。





以前のSlimBatteryMonitorはメニューバーの場所を取らない良いアプリだったが
いつからかこの「残量わずか」の警告を表示しなくなった
設定もアップデートも確認したが改善できなかった
そのためにバッテリーがゼロになっていることに落ちてから気がつく
という事故を何回か経験してバッテリーの容量が数百mA失われた




Battery Time Remainingもメニューバーアプリで
メニューバーにバッテリ稼働時間(充電中は充電時間)を表示する
そこからプルダウンでログイン項目に追加、設定などの項目を操作できる
アドバンストモードもここで選択できる




アドバンストモードはこのようにバッテリーのステータスを詳細に表示できる
このモードでノーティフィケーションズに入ると残り何%で警告を出すかを設定できる




設定した残量になるとデスクトップにポップアップを出して警告してくれる




通知センターにもいつ警告を出したか履歴が残る




どういう種類のバナーを出すか、履歴をいくつ残すか
などの設定はシステム環境設定「通知」で設定できる
また通知センターの何番目に履歴を出すかは左のリストをドラッグして上下できる




「残り時間に()をつける」という設定もあったりして意味があるのかどうか分からないが
これのおかげでプチ大変なめにあったという話は後日w


2013 年 1 月 15 日




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MacPurge
(Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応

Macのメモリをワンクリックで解放するアプリ。

という趣旨のアプリは盟友うむらうすさんのiFreeMem等を始めいくつか紹介してきた。
このMacPurgeもGUIフロントエンドでTerminalで実行するメモリを解放するコマンドを走らせているようだ。
効果のほどはキャプチャを参照。

どういうコマンドを走らせているかなのだが、Macのは最近メモリを解放するコマンドとして
purge
というコマンドが用意された。
これをTerminal上にタイプしてEnterするだけだ。
一説によると、このメモリ解放コマンドよりも
du
という仮想領域なども含めてディスク使用量をチェックするコマンドがあるが、こちらの方がメモリを解放する効果が高いらしく私が愛用してMainMenuはこちらのコマンドを実行しているらしい。

このMacPurgeはどっちなんだろう?
動きは前者っぽいけど効果見てると後者っぽい。
何れにしてもTerminal起動するのは億劫という人は、このアプリを常用しても良いんじゃないかと思った。





MacPurgeのインターフェイスはシンプルそのもの
Purge Ramをクリックするだけだ
数秒システムの動きが止まるのでpurgeコマンドを実行しているっぽい




PhotoshopVMWare Fusionなどメモり食いまくるソフトを
一気にいろいろ立ち上げまくってメモリを拘束しまくった後で
アプリを終了させた状態のメモリ空き容量




その直後MacPurgeを実行した
メモリ空き容量はこのように変化した




さらに全ての常駐アプリを終了してキャッシュを削除した状態




もう一度MacPurgeを実行した結果
このようにそれぞれなかなかの効果を上げているのが判る




Terminalでduコマンドを実行している時の様子
MainMenuはこのコマンドを走らせているらしいがMacPurgeはどうなんだろう
どちらにしてもコマンド打つの嫌いという人にはMacPurgeの方がお勧め

anchor

Time Machineボリュームの中身は手動で削除したりしてはいけない〜正しいディスク容量確保法<追記あり>

Time Machineの中身を消して、ディスクの空き容量を確保した…

どこかでこんな記述を見かけた気がするのでTime Machineに関するやってはいけないことを書いておく。

外付けのハードディスクにTime Machineのバックアップを取っていると、結構な容量を取っていても残り容量が少なくなってくる。
そこでバックアップを削除して、残り容量を確保したくなる。

Time Machineのバックアップは、外付けハードディスクの中の
Backups.backupdb
というディレクトリの中に収まっていて、その中に日付順に並んだフォルダがありその中にその日の起動ボリュームの中身ごっそりが全部入っている。

なのでこの古いフォルダを消せばディスク容量を確保できそうな気がする。
しかし実際には話はそんなに単純ではない。
Time Machineのバックアップデータは、実はここに見えているものではない。
ここに見えているのは全てGUI操作を楽にするための仮想リンク(ハードリンク/エイリアスのようなもの)で実態のファイルは
.HFS+ Private Directry Data
という見えないディレクトリの中にある。

このハードリンクというのはもともとバラバラにあるデータを一続きのファイルに見せるために用意されたものだから、OSとかファイルシステムとかそういうファイルオペレーションの根幹の部分に関係している。
それをうっかり手動で消したりなんて(簡単にできるとは思えないが)すると今度は消えないリンク、消えないファイルができたりしてそれがファイルシステムの削除できないゴミになり、そういうのが溜まってくるとディスク容量がどんどん少なくなってくる。

Time Machineについては、容量確保のためにファイル削除は基本的に必要ないと覚えてほしい。
ディスク容量が逼迫してくると、システムが古いバックアップをどんどん消していくので問題はない。
時々「空き容量不足のためバックアップに失敗しました」と警告が出る時もあるだろうけど、次回のバックアップには成功するはずだ。

しかしそれでも気になる場合はGUIでバックアップの一部を削除することはできる。
そこらの仕組みはこちらに書いた。
〜Time Machineのバックアップをコンパクト化するTipsに誤りがあったので訂正

Terminalを使える人は、うっかりこのバックアップのdbを消したりできちゃうかもしれないがやってはいけない。

消すんなら以下で紹介するGUIでバックアップを消す方法か、ディスクをまるまる初期化するかにした方が良い。





Time MachineのバックアップのHDDをFinderでのぞくとこのようにBackups.backupdb
の中の「Macintosh」というフォルダの中に日付順に並んだフォルダがある
この中にそれぞれの日の状態の起動ボリュームがまるまる残されているが実体はここにはない
不可視ファイルを表示する状態にしてキャプを取っているがそれでもその実体は見えていない
これを消すことは普通はできないしTerminalなどで強制削除すると
後で面倒なことに巻き込まれるんじゃないかなぁ…と思うよ




このTime MachineバックアップディスクをTiger搭載のiBookG3にマウントして
不可視ファイルを表示する設定にすると.HFS+ Private Directry Dataというディレクトリが見える
この中にバックアップの実体があるので実際にはこの中身を
消さないとディスク容量は節約できないことになる
ところがこちらは判りやすく日付順に並んでいるわけではないし複数のハードリンクが
スパゲッティのように絡み合っているのでスパゲッティに手を突っ込みたくなかったら
うっかり手を出さない方がいいと思う




Time Machineに入ってFinderのギヤアイコンボタンで
選択中のディレクトリのバックアップを消すことができる
これで容量を稼ぐことができるが特定の日付以前の
バックアップを全て消すというような操作はできない
それはTime Machineが自動でやってくれるので放っとけば良い
過去のバックアップ全部を消したい場合はこれでも消せるけど
ディスクをフォーマットした方が早いと思う



<追記>

メールで「たか」さんより情報をいただいた。
AppleのサポートにTime Machineのディスクの軽量化について問い合わせたところ、この方法を教えられたそうだ。

Time Machineに入った状態で、過去のバックアップに戻しておく。
Finderのツールバーの「バックアップを削除」を選択するとその選択した回のバックアップだけを削除できるとのこと。

古いバックアップは要らないというのなら、過去に戻ってこの方法で一つずつ削除するという方法はある。
バックアップの数が数十を超えるとやはり一気にどばっと削除できる手段が欲しいところだが…





Time Machineに入って過去のバックアップに遡りFinder
ギヤアイコンを開くと「バックアップを削除」という項目もある
これはこの回のバックアップを全域削除するというメニュー




選択すると本当に削除しても良いか聞いてくる
消したいバックアップが数十個ある場合はフォーマットした方が
早いがいくつか間引きしたいという時にはこの方法が使える
あまりにも頻繁に「ディスクの空き容量が不足しているため失敗」
という警告が出るようならば試す価値はあるが
その場合は大きめのハードディスクに交換することをお勧めする
大体内蔵ディスクの倍くらいの容量があれば快適に使えそうだ


2013 年 1 月 14 日




anchor

Windows7のIISでFTPサーバを構築する手順メモ〜なんだけどうまくいっとらんのだわ

先日も模索したのだが、結局うまくいかないので今の時点までのやったことをメモとしてまとめる。

狙いはMacのVMWare Fusion上で稼働するWindows7 ProfessionalクライアントOSの上で動くFTPサーバにファイルのやり取りを可能にすることで、おそらくセキュリティの観点からも、いざという時の復旧の容易さからもネイティブのWindowsサーバーよりも有利だろうということでこういう組み合わせを実施した。

うまくいかなかったのでいろいろ調べて手順を実行したのだが、その過程で効果があったものもあった。
しかし結局Macから、このサーバに接続することに成功していない。
正確に言うと接続はしているが認証に成功していない感じだ。
ゲストWindowsやホストのMac上からのヘアピンNATだけでなく、ネットワーク内の他のMacからの接続にも成功していない。
ただしローカルホスト内でのFTPサービス公開には成功している。
もちろんpingも飛んでいるし、ルータのポートも開けたし…
接続に失敗した時と認証に失敗した時のMacの振る舞いが違うので、今回は認証に失敗している感じだし、わずかな見落としだと思うのだが…

とりあえず自分用のメモとして手順を書いておく。
それとこれを読んだエライ人が「ここが間違っているよ」と指摘してくれることを期待して公開することにした。
それにしてもFTPは、どうやら私には鬼門筋のような気がするなぁ…





コントロールパネルの「プログラムと機能」に入ると左ペインに
「Windowsの機能の有効化または無効化」というメニューがあるのイでここに入る




ここで各種のオプショナルなWindowsの機能を追加削除できる
IISもここのオプションだ
ちなみにこの下に「IISのホスト可能なWebコア」
というメニューもあってSQLなどのWeb公開に使える
Windowsサーバに関しては初心者なのだがいろいろ遊べる機能はあるようだ




その階層メニューに入っていって「 FTPサービス」
「FTP拡張機能」「IIS管理コンソール」
にチェックを入れる




XPの時にはここでインストールディスクの挿入を求められるが
7はオプションは最初からインストールされているらしい
そのまま「インストール」が開始される




再起動後コンピュータを右クリックで「管理」またはコンパネの
「管理ツール」に入って「コンピュータの管理」に入る
階層メニューから「インターネット インフォメーション サービス」を選択
ここにFTPのWebサービスが見えたらインストールには成功している




試しにここでInternet Explorerを起動してURLウインドウに
「http://localhost/」と打って移動、このスプラッシュが見えたらIISサービスは機能している




ここでFTPサイトを追加
IISの親サイト上で右クリックをして「FTPサイトの追加」とクリック




ここでサイト名その場所のパスを入力




バインドは他のWebサービスと合わせて使う時にいろいろ便利な機能らしいが
とりあえず今はテストなので未割当でよい
同じくテストなのでSSLは無しで簡潔な設定で始める
「FTPサイトを自動的に開始する」にチェックを入れる




セキュリティ的には問題はあるがとりあえず接続に成功してから防御はだんだん厳しくする
という考え方によりとりあえずEVERYONEに読み書きを許可する設定にする




とりあえずの設定は詳細設定で確認できる
先日取り上げたタイムアウトもここで変更可能




ファイアウォールのポート設定をするために親サイトのメニューから
「FTPファイアウォールのサポート」を開く




ここでPASV(データコネクションチャンネル)とコントロールチャンネルのポートを設定する
PASVは任意だがルータの設定しやすさを考えて10ポート程度に絞り込む
以前に使っていたポート42000~42009を使うことにした
このUIは判りにくい表現だがローカルのファイアウォールの外のIPアドレスということらしい
この書き方だと勘違いしそうだがルータのIPではないようだ




以上の設定に従いOSのファイアウォールの設定も変更する
コントロールパネルの「Windowsファイアウォール」
に入り左ペインの「詳細設定」に入る
FTPのメニューが3つほど見えているはずだ




それぞれ「接続を許可する」にして「有効」にチェックを入れる
適用でステータスが変わる




こうして「有効」「はい」「操作」「許可」になっていることをリストから確認する




送信と受信側にルールがあるのでそれぞれ同じように設定する




こうしてFTPサービスは「開始済み」になっているので開始したはずだがローカルで確認する




アクセサリから起動あるいはcmdで検索してコマンドプロンプトを起動する
ここに「ftp localhost」とタイプしてEnterで「接続しました」の表示を確認
USERと打ってEnter、アカウント名を打ってEnterでパスワードを求められる
メッセージコード230が出たらログインに成功




ここから先の設定はこのWindows環境のIPアドレスが
必要だがテストのためまだ固定IPを振っていない
DHCPで振られたIPアドレスを調べるために
コマンドプロンプトでipconfigと打ってEnterでIPアドレスを調べる




ローカルネットワーク内の転送やり取りを目指しているので
ルータの設定は必要なのかどうか判らないが一応ポートを開けておく
FTPのコントロールチャンネルはデフォルトの21でよい




PASVは先ほど限定した42000~42009を設定した
これはカスタムになるので適当な名前を付けて保存




MacのFinderからFTP接続するにはコマンド+Kを叩いて
アドレス欄にftp://(IPアドレス)を入力して接続




ここでユーザ名とパスワードを入れてフォルダがマウントされたら
接続成功なのだがいずれのアカウント名でも接続ができない
ここはTransmit等いくつかのアプリを試してみたが同じだった




実はファイアウォールの設定を変更したら「管理ツール」「サービス」
に入って「Microsoft FTPSVC」を再起動しないといけない
手順はサービスをクリックしてプロパティを開き一度サービスを停止して開始すれば良い
これで「ホストが応答していない」から「ログインできませんでした」にメッセージが変わる
相変わらず失敗しているが接続できているが認証に失敗している状態に変わったらしい




以下ネットにあった手順でやってみたこと
検索にmmcと打って「Microsoftマネージングコンソール」を実行




そしてファイルメニュー「スナップインの追加と削除」で…




ローカルユーザーとグループを選択して追加ボタンで右ウインドウに…




対象コンピューターはデフォルトのローカルコンピューターで良い




追加されたらOKでコンソールに反映する




ここにAdministrator、Guest、設定したアカウントなどが見えていることを確認




IISマネージャーに戻ってFTPサイトを選択して右ペインの
「サイト編集」の中の「詳細設定」に入ってサイト編集を開く
ここで「接続」ボタンでパスの資格を弄る




「特定ユーザー」のラジオボタンを入れてユーザ資格を入力
といろいろやってみたのだが結局認証失敗の問題は解消できなかった



ここらで大体息が絶えた…
もう少しのところのような気はするのだが…

ひょっとしてVMWare FusionがNATの設定になっているからダメなんでブリッジ接続じゃないとダメなのかと思ったりもするが、ブリッジでないと使えないんじゃサーバ用途としてはどうなんだろう?

よくわかりません。
何か見落としがあるのかもしれないが、教えてエラい人!

それにしてもWindowsのこのネットワークサービスの設定のインターフェイスって、どうしてこんなにバラバラなんだろうか?
長年あちこち建て増し建て増しでつぎはぎしてきたから、きっとこんな風にわけ分からないUIになっちゃったんだろうなぁ…メトロも良いけどこういう所のUIを整理するのが優先課題じゃなかったのかなぁ?



2013 年 1 月 13 日




anchor

IISのFTP転送タイムアウトの設定を変更する

ちょっと別のテーマでリサーチしていたんだけど、そっちがうまくいってないので、 サブテーマのIIS設定変更について個人的メモ。

IIS(インターネット インフォメーション サービス)はWindowsのネットコミュニケーションサービスのおまとめパック。
FTPやHTTPなどのWebサービスに使われるプロトコルのサービスを提供するアプリ。
UNIX等他のプラットフォームでいうところのHTTPdとかFTPdとかをひとまとめにしたようなMicrosoft独自のアプリといえば判りやすいか。

Windows7でこのサーバを構築するテストをしていたのだがなぜか認証に成功しないので、とりあえず当初の目的だったFTPタイムアウトの設定変更の方法だけ書いておく。





Windows7の手順はXPとそんなに変わらないが
場所の名称などが変わっているのでちょっとまごつく
「コンピュータ」右クリックかコンパネから「コンピュータの管理」に入る
左の階層メニューから「インターネット インフォメーション サービス」を開く
その中のサイトにHTTPとFTPのサイトがあると思うが
FTPを選択して右ペインの「詳細設定」をクリックする




出てきた詳細設定ウインドウの「接続」メニューの「+」をクリックして
詳細メニューを開く




コントロールチャンネルのタイムアウトの設定時間を変更する
単位は秒でMicrosoftのデフォルトはここは120秒になっている
120秒でも問題はないがビデオファイルなど大きめのファイルを
転送する時にコントロールチャンネルタイムアウト120秒はやや心もとない
シスコ推奨の900秒に変更


FTPを使う意味とコントロールチャンネルタイムアウトについて

FTPについてはここでも何度か紹介しているが、FTPというのはインターネットで使われるプロトコルの中では最も古い原始的なプロトコルなんだそうだ。
そのためにメリットもデメリットもある。
FTPは正直失敗も多い。
セキュリティ的にも弱点があるので、むき出しでWANの拠点間の転送に使うのは問題がある。

それでもFTPを使うメリットはその速さ、簡単さということになるかな。
特にPASVコマンドを使う一般的なPASVモードのFTPは転送チャンネルとコントロールチャンネルを別に持ち、転送チャンネルも任意のポートを使ってコントロールのやり取りと関係無しにどんどん流し込むし、名前の通りクライアント側で全部コントロールしてサーバはパッシブな仕組みなのでいろいろ便利さがある。

今では高速のネットワークもあるので、ネット越しにCIFSでも転送は可能なのに、それでもFTPを使うメリットはネットワークドライブのマウントが切れた場合の復元の仕組みとか考えなくていいという簡単さだろうと思う。

手動転送が前提ならローカルはCIFSが簡単だし、WAN経由ならWebDAVとかVPN越しのCIFSが簡単だと思う。
それでもFTPを使うメリットは、自動機能で利用する時に大掛かりな仕掛けが要らないということかな。

ところでFTP失敗が多いと書いたが、失敗の原因はいろいろあってFTPのプロセスが結構気まぐれなためにタイムアウトになりやすいということもある。
なのにMicrosoftのデフォルトの設定は120秒と短め。

おそらくワードやエクセルなどのファイルを転送することが前提なのだと思うが、今は扱うファイルが等比級数的にでかくなってきている。
特に自動機能でどんどん流し込みたいものは何かと考えると、ワードやエクセルではないと思う。

ルータ大手メーカーのシスコのマニュアルを読んでいたらFTPサーバーのコントロールチャンネルのタイムアウトは900秒くらいの設定が適切と書いてあった。
私もそれくらいだと思う。
今回はWindows7のIIS設置の手順を書くつもりだったが、検証が終わらなかったのでタイムアウト変更の方法だけメモした。



2013 年 1 月 9 日




anchor

iPhoneの動作が異常に遅くなる〜メモリの解放をやって解消

以前はそんなに気にならなかったのだが、iOS6に上げたぐらいからiPhoneがすごく遅くなることがあるのが気になっていた。

いつもというわけではない。

朝に多いのだが家のWi-Fiから3G、WiMAXと乗り換えた時に、突然メールの読み込みに5分、ブラウザの読み込みが始まるのに5分…みたいに異常に時間がかかることがある。
通勤時間がルーティンのメール、RSS、常連サイトのチェックの時間なのだが、下手をすると表示させるだけで朝の通勤時間が終わってしまうことがある。

それでかなり前に
「iPhoneでもMacと同じように時々メモリの解放をやってやった方が良い」
というような記事をどこかで読んだような記憶がよみがえってきた。

どうやるんだったっけ?何か使うんだったかな…
と考え込んでいても記憶が曖昧すぎるのでググったところ「もとまか日記」さんにズバリの記事があった。
iPhoneのメモリを解放して更に快適に使うための3つの方法 - もとまか日記

つい面倒でサボりがちなiPhoneのメモリ解放をリマインドしつつ超簡単に実行する方法 - もとまか日記

以下、「もとまか日記」さんを参考に…というよりほぼ引き写しなのだがメモリの解放をやってみた。

前は再起動すると解消することは知っていたが、iPhoneが遅くなるたびにいちいち再起動は片腹痛いなと思っていたが、この方法なら同じ効果が得られる。





といっても方法は実にシンプルでホームボタンを
二度押しして起動プロセスのアイコンをしたに表示させ
どれかのアイコンを長押しするとアプリの削除の時と
同じような「-」マークがアイコンに現れる
そしたら全部のアプリを削除すること
使用中だから残そうとか思わないで必ず全部やる
そうすることでページアウトしたキャッシュも解消される可能性がある

anchor

iMemGraph
(Freeware, via App Store)

メモリがどれくらい解放されたかをチェックできるリアルタイムグラフアプリ。

もとまか日記さんによるとこれ自体にメモリ解放の機能もあるらしいがそちらはまだ試していない。
ただ上記の方法で十分効果があるので、このアプリは監視専用でも良いと思う。





このように数分ごとにポーリングしてメモリの使用量を表示
グタフはMacと同じようにWired、Active、Inactive、Freeとなっていて
Freeが解放されたメモリ量、InactiveとWiredが解放される可能性があるメモリ領域
アプリ終了をいくつかすると早速効果が出ている




全部終了したらFreeが175MBに激増した
iPhone4の場合、物理メモリの総量は500MBで
5でも1GBくらいしかなかったのではないか
だからこの解放量は結構な量だ
一昔のMacが125MBのメモリで動いていたのをふと今思い出したが…

anchor

SysStatsLite
(Freeware, via App Store)

こちらはメモリだけでなくCPU使用量などシステムのステータスを総合的に監視するアプリ。





こちらは日本語表示なのでおそらく「現在使用中」がアクティブ、
「現在非使用中」がInactive、「固定中」がWired、
「その他」がよくわからないが「空き」がFreeということだと思う
重い時はやはり10以下の時が多いようだ




システムバックグラウンドも含めてそれぞれの
プロセスのアップタイムもチェックできる




マルチタスクで起動中のアプリを削除すると
大きな効果があることはこちらのアプリでも確認できた
使いやすい方を一つ入れれば良いと思う


2013 年 1 月 8 日




anchor

MacBook Proを再度開腹手術、内部を掃除した〜ダクト周りの掃除は手抜きしちゃいかんということやね

年末にMacの大掃除について取り上げた。
さて恒例の年末のMacの大掃除である〜一年のたまった垢(キャッシュ・ホコリほか)をきれいにしましょ

ここでソフトウエア的に掃除してきれいにする手順を取り上げたのと、
「ハードウエアもカバーも開けて内部も含めてきれいに掃除しましょう」
と通り一遍のことを書いてしまったが、実際には時間がなかったので内部の掃除はそんなにきっちりできていなかった。

そのことがずっと気になっていた。
さらにここ最近以下の症状が常態化しているのも気になっていた。
・ファンが回りっぱなし
・筐体の温度が高い
・バッテリーがバッテリー監視アプリの表示時間よりも早く上がってしまう

これはソフトウエア的な原因も考えられるんだけど、やはり冷却がうまくいっていないというのも原因として大いにあり得る。
昨年末もふたを開けて掃除はしていたんだけど、そんなに徹底的にやっているわけではない。
購入して満3年のlate2009年モデルのMacBook Proなので、年限的にはそろそろ本格的なハードウエア障害が出てきてもおかしくない時期だ。

そこで気になっていた冷却ダクトの掃除を、もう一度開腹してやった。

結論から言うとハードウエアのメンテナンスもサボっちゃいかんということだ。
「サボっちゃいかん」と通り一遍のことはあちこちに書いてあるが、それを読んでも
「ああ確かにできるだけやった方が良いよねぇ」
と思いつつも忙しかったりで時間がなくて「緊急性がないから後回し」となっちゃうんだよなぁ。

年一は少なくとも通気ダクトの経路は完全にクリーニングしましょう。





何度も取り上げているがMacBook Proの分解は
比較的簡単なのでチャレンジしてはどうだろうか
底板を開くとほとんどのセクションにアクセスが可能になる
まず中央の冷却ファンを外す




すると軽くブロワで噴いたはずなのにやはりファンの陰にほこりが積もっていた
さらに問題なのは手前の赤く囲った部分がヒートシンクの冷却フィンなのだが
ここにホコリが溜まって半分近く詰まった状態になっていた
今回はここにブラシも入れて徹底的にホコリを取った
写真のように結構大量のほこりが出てきた




おかげで前は結構ブンブン回っていたファンが落ち着いた
これはブラウザもRSSリーダやツイッタークライアントも起動しっぱなしで
VMWare Fusionも起動してWindowsもがんがんアップデートかけている様子だが
ファンが平常値の1999rpmより滅多に上がらなくなった
やっぱりハードウエアのメンテナンスもさぼっちゃいかんということやね

anchor

handyPrintのPDF書き出し機能がなにげに便利

先日ここで紹介したhandyPrint (AirPrint Activator) はiPhoneやiPadなどのiOSデバイスから無線経由でネットワークプリントに印刷が可能な優れものアプリ。

iOS6からだっけ、iPhone、iPad、iPod touchなどのユーザはそのデバイスのアプリからAirPrint機能を使ってプリントアウトができるようになった。
めでたい。
めでたいのだが残念ながら、この機能が使えるプリンターの機種が非常に限られているため事実上ほぼ使えない機能になっていた。

ところがこのhandyPrint(旧姓 AirPrint Activator)のおかげでMacをiOSデバイスの母艦にしている人はネットワークで使えるプリントならどこの機種でもプリントアウトができるようになった。
これはすばらしい。
iPhoneやiPadからプリントアウトをすることはそんなにしょっちゅうあるわけではないが、しょっちゅうあるわけではないために、そういう必要が起こるとプリントしたい素材やURLをわざわざ自分宛にメールしたりなんだかばからしい気がしていた。

このhandyPrintのようなアプリのおかげで簡単にそういうことが可能になるので、私はドネーションしてライセンスを登録した。
詳細は上記リンク先で。

それで使ってみてもう一つ便利な機能があることに気がついた。
というか印刷できるという機能よりもこっちの方が重要かもしれない。

このhandyPrintの設定にチェック一つ入れるだけで、iPhone、iPadからPDFに保存できる。
保存先はhandyPrintのサーバになっているMacのデスクトップ(保存先は変更可)

iPadなどでつらつらWebを見ていて、見つけたものをちょっと保存しておきたいがプリントアウトするほどのものでもないという時に、これは便利かも。



システム環境設定handyPrintに入ってバーチャルプリンタータブに入る
ここの「Enable pront to PDF」のチェックを入れる
「Select destination folder」で保存先も指定できる




すると「Advertised pronters」のタブに「handyPDF…」
というもう一つのプリンタドライバが見える




iPhone、iPadなどのiOSデバイス側からAirPlayボタンをタップする
そこからプリンタの選択に入ると先ほどの「handyPDF…」という項目が見えているはずだ




それを選択してプリントボタンをタップする




するとhandyPrintサーバのMacのデスクトップなど指定の場所にPDFが生成される
Mac版のSafariで生成されるようなクリッカブルなPDFではないがメモ程度なら使える




Growlにも対応しているのでPDFが生成されたら通知されるのも便利


2013 年 1 月 7 日




anchor

VPNとどこでもMy Mac〜どう違う?どっちが便利?〜それぞれのプリント手順も検証してみた

昨日Macを中心としたネットワークとWiMAXでVPNを利用して外部から自宅のネットワークを利用する方法を書いた。
WiMAX導入でVPNが便利に使えるようになった〜出先から自宅Mac/PCをリモート、ファイル操作

これを読んだ一部のMacユーザはきっと思ったに違いない。
「VPNってなんだか小難しそうだけど、そんなことしなくても『どこでもMy Mac』を使えば簡単なのに…」

これはある程度正しい。
実際コントロールしたい相手がMacのMountain Lionで動いているものばっかりだったら、VPNなんて考えなくても「どこでもMy Mac」で十分だと思う。

「どこでもMy Mac」とは何かをおさらい。
基本VPN(IPSec/L2TP)と同じものだ。
使っているポートもプロトコルもほぼ同じだけど、規格外のApple独自仕様が入っているのでVPNとは互換性はない。
ここいらの事情は.ibooksと.epubの関係なんかと似ている。

使い方はiCloudのチェックを入れてAppleIDのパスワードを入れる、あとはAirMacなどのルータにNAT-PMP(UPnP)を有効にするチェックが入っていない場合は入れる。
設定としてはこれだけ。
iCloudは最初からAppleIDでログインしているから、接続の時もリモートログインの時もパスワード認証を省略できる。
VPN/L2TPは2重の認証で入り口と出口で認証をいちいちやっているが、どこでもMy Macの場合はiCloudを利用していることで既に認証はすんでいるので、クラウド側でセキュリティ管理をしているというイメージか。

できることはほぼ同じでインターネット(WAN)越しにMacの遠隔操作ができたり、内部のファイルを操作できたりダウンロード、アップロード、上書きもできる。

できないことは相手がWindowsの場合、あるいはMountain Lion、Lion以外のOSを積んだMacの場合は接続できない。

VPNはリモート、ファイル操作だけでなくリモートでプリントができたりするがその手順も少し違う。
以下キャプチャーで説明。





まず「どこでもMy Mac」をアクティブにする手順を
システム環境設定共有に入って画面共有のチェックを入れる
リモートマネージメントが有効になっている場合は
これに画面共有は含まれているので特に変更は必要ない




同じくシステム環境設定iCloudに入ってどこでもMy Macにチェックを入れる
iCloudの認証をそのまま使うのでこれだけだが
初めて使う場合はAppleIDとパスワードを求められる




クライアント側のMacもiCloudどこでもMy Macのチェックを入れると
同じIDを使っているMacがFinderのサイドバーに見えてくる
これはローカルだけでなく地球の裏側にあるMacでも見える
これをクリックすると認証無しに共有が開き画面共有にも入れる
VPNとは違ってパスワードを求められないのがあっけないし
不安にもなるがこれは認証の考え方の違いの結果というところ




クライアント側のMacBook ProでWiMAXを使っていると「NAT-PMP」が入っていないから
動作が遅くなる可能性があると警告が出るがこれはどうにもならないので無視するしかない




どこでもMy MacはiPhoneのVPNからは接続できない
滅多に使うこともないから別に良いのだが有効にしていると
VPN/L2TPとコンフリクトを起こしてVPNも接続できなくなる
VPN使うならやはりどこでもMy Macは殺すということになりそうだ
Webサーバ用のMac miniはOSがTigerなのでやはりどこでもMy Macで接続できない
設定が簡単、認証を省略できるというわずかなメリットのために
VPNの汎用性を失うのは釣り合わないと思う
この規格もMac.comやmobileMeの様にいずれは消える規格だと思った



ということで自宅のシステムがMacのLion、Mountain Lionで統一されていて、出先でもMacBook Airなどで接続できる人にはどこでもMy Macはメリットがあると思った。
そういう人にはVPN/L2TPは必要ない。

メリットはなんせ設定が簡単で、チェックを入れてAppleID、パスワードを入れるだけでVPNサービスのアクティベーションがどうだの、予約NATでIP固定だの、ポートマッピングを設定しなきゃいけないがTCPじゃなくてUDPだよとか、そんなこと全く気にしなくていい。

残念な点は、Lion、MountainLion以外のMac、Windows、Linuxなどは蚊帳の外になること。
正直もう今はWindowsなどは無視できないと思うので、そういうところと共用できないのは厳しい気がする。
FTPをWAN経由でやるのはやっぱりセキュリティが不安なので、他人にのぞかれても別に問題無いファイルのやり取りにしか使えない。
Webサイトのhtmlのアップロードは悪用されるので問題があると思う。

ならVPNでやってしまえば良い。
うちの自鯖もG4のMac miniをサーバとして活用しようというテーマがあるので、OSをLion以上にアップデートすることができない。


以下はリモートでプリントを実行する手順を紹介する。
他のリモートプロセスはまだ試していないが、ドライバを使うプリントの手順がこうなら他も推して知るべしということだと思う。

そのうち、リモートでスキャナーも試してみたい。





VPN/L2TPもどこでもMy MacもようはWANの外側からつないで
あたかもローカルのネットワーク内にいるかのような操作ができるという理解だったので
単純に中で使っていたドライバで印刷できるのかと思っていたら…




このように「プリンタは接続されていません」の表示でプリント失敗
これはAppleTVに接続できなかった理由とも関係するのだがVPN(どこでもMy Macも)は
VPNルーティングのフィルターでBonjourのパケットを弾く仕様になっているようだ
これはVPN Activatorの作者さんもそういう現象があると書いていた
Bonjour経由の機器接続は一切不可能になるのはおそらくセキュリティ的な理由だろう




VPN/L2TP経由のプリンタはIP設定を使う
システム環境設定プリントとスキャンに入って
プリンタドライブリストの下の+ボタンで「追加」タグに入る
ここでIPを選んでプリンタのIPアドレスを入力しドライバを自動または手動で選択する
プロトコルはプリンタの種類によるが一般的なインクジェットはLPDで良いはず
頻繁に使うならプリンタのIPアドレスはNAT予約で固定に設定した方が良い




するとプリンタの選択プルダウンで先ほど設定した新しいプリンタドライブが見えているはず
名前を特に変更していなければIPアドレスの名前になっているのでそれを選択する




どこでもMy Macの場合はサーバ側のMacのどれかでプリンタ共有を開いておく
ここで接続権限を全員(EVERYONE)か特定のユーザだけかに特定することもできる
これがプリンタサーバになる




どこでもMy MacでもBonjourによりネットワークプリンタに直接つなぐことはできないが
接続先のMacがプリンタ共有を開いていればそのプリンタを使うことはできる
プリントタグに「近くのプリンタ」として見えているはずだ




ここにプリントするたびにパスワードを求められるがこれをクリアすればプリントできる
AppleIDを使っての認証はやはりうまくいかない
登録ユーザというのはプリンタサーバとして共有しているMacのログインユーザのパスワード




こうしてVPN経由、どこでもMyMac経由のプリントをやっていると
同じプリンタのドライブがいくつもドライブリストに並ぶことになる
ここらのネットワーク共有の事情を象徴している


2013 年 1 月 6 日




anchor

WiMAX導入でVPNが便利に使えるようになった〜出先から自宅Mac/PCをリモート、ファイル操作

自宅のMacなどを出先からコントロールするVPNをMacをVPNサーバー(LNS)としてアクティベートできるアプリを以前ここで紹介した。
VPN Activator

これを使ってiPhoneなどで、出先から3G回線を使って自宅Macをコントロールできる方法を紹介した。
iPhoneの3G回線で外部からMacをVPNでコントロールする

iPhoneでコントロールできるのも便利なのだが、やはり本命は出先でMacからすべてをコントロールしたい。
込み入った作業をするならMacの方が便利だからだ。
しかし今まではプロキシが咬んだ疑似テザリングで出先からはネット接続していたので、認証などの細かい問題がすっきりクリアできなくてVPNを完全に利用できていたとは言えなかった。

ところが以前にも書いたが、事情があってWiMAXを使うことになったので結局LTE移行も見送ったものの、Macの方も出先の波が飛ぶ場所ならどこでもネットにつながるようになった。
いやあこれは便利だ。
ネットに接続できるならVPNもフル活用したい…
これも意外なほど順調に進行した。

細かい手順の説明に入る前に、VPNで何ができるか説明したい。

そもそもVPNとは何かというと非常に簡単に言えば、自宅などのローカルネットワーク(Private Network)を仮想的にネット上に延長する(Virtual Private Network)がVPNということになる。
つまり自宅のLANでできることはすべてできる(理論上)ということになる。
それをネットでやるということは、自宅の機器のリモートをネットに預けるということになるのだが、何も安全策無しに預ければクラッカーの餌食だ。
もちろん「安全に」預けるということがこのVPNの要になる。

その具体的方法は図版を参照
それで何ができるかというと、VPNを通じて自宅のネットワークだけに許可されたネットワークに接続する、そこでのみ閲覧できるWebサイトを閲覧できる。
ファイルの共有も同じように利用できる。
さらにVNCやリモートデスクトップも利用でき、リモートを開いている機器の遠隔操作ができる。
出先からサーバーのメンテナンスの設定変更もできるし、Webサーバーのhtmlファイルを遠隔で編集して上書きができる。

私の場合自鯖で、Webサーバーを立てていてここでWebサイトの公開、WebDAVのサービスなども公開している。
一時期FTPサーバーも立てていた。
ここで問題なのはこの自宅鯖のWebサイトのディレクトリのファイル操作を外部からする方法が今までなかった。
内部のネットワークから共有を通じて弄るしか仕方がなかったのだが、VPNで外部から更新することができるようになった。
いままでFTPやWebDAVで外部からサイトのファイルをアップロードする方法を模索していたが、その時にいつもネックになっていたのはセキュリティの問題だった。

VPNを使うことでこの問題もクリアできたので、今後は自宅でないとサイトの更新ができないということは無くなった。

他にAppleTVなんかも同じノードのLANにつながっているので、これも出先から操作できないか実験してみたがなぜかこれはうまくいかなかった。
AppleTVは認証方式がまたVNCなんかとは違うようなのでつながらなかった。
これについては研究中だが、メディアサーバーを外から弄れてもあまり利用法がないのでちょっと後回し。





自宅のサーバー周り風景
上の段の一番右がモデム、その左がVPNサーバー(LNS)兼用のファイルサーバーのMac mini(Intel)
その隣がルータ兼用のAirMac Extreme、下の段がWebサイト、WebDAV等のサーバーのMac mini(G4)




ここに外部から接続するWiMAXのステータスをiPhoneからチェック
アンテナは2本と電波状況は良好といえない場所でも問題無く接続できた




物理的にはこんな風に接続されているWAN側からWiMAXを通じてDDNSで自宅のモデム経由、
AirMac Extremeのルータ経由でポートマッピングに従ってVPNサーバーのMac miniに接続、
そこからローカルネットワーク内のもう一台のWebサーバーのMac miniなどにルーティングされる




このようなネットワークをインターネットに公開するのは危険ではないかという疑問の答え
VPNとは図式化するならクライアントのMacBook ProからWAN、モデム、ルータも貫いてVPNサーバーの
Mac miniまでパイプを通すようなものでその中の通信は外からは一切見えず割り込みもできない
経路には多くのサーバが立っているがそこでは暗号化されたパケットが通過するのが分かるだけだ
VPNパススルーを可能にしたルータ、ファイアウォールをも貫いてVPNサーバのMac miniの
中で口を開いているので、もし外部から割り込むか盗聴するならクライアントのMacBook Proか
サーバーのMac miniを外部からクラックするしかないし、そこを守り切れば他は攻めようがない
その両端はいずれもルータやファイアウォールで守られているのでクラックする方法はない
またフィルタリングしているのはファイアウォールではなくクライアントとサーバーのVPNソフトなので
ピギーバッキング(正しいパケットに紛れ込んで侵入する手口)も不可能ということだ
それでVPNはトンネルとかパイプに喩えられる




自宅のネット環境は固定グローバルIPを持っていないが
こちらのDDNSサービスを利用してドメインを持っている
このドメインでVPNは利用できる
システム環境設定「ネットワーク」に入り左下の+ボタンでL2TPのVPNを追加する
サーバアドレスに固定グローバルIPかドメインを、
アカウント名はVPNサーバ側で設定した名前を設定する




L2TPの良いところはログインのパスワードとは別に共有シークレットという鍵を設定すること
L2TP自体がIPSecの中にL2TPの二重壁を構成するような物でこのような認証と組み合わされて
Microsoft標準のPPTPよりも安全性が高いネットワークになっている

anchor

VPN Activator
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

VPNサーバーは実はOSXにネイティブで実装されている。
デフォルトではアクティブになっていないがこのVPN Activatorを使ってGUIでアクティブにすることでMacOSXがVPNサーバーになる。

詳細な設定法はこちらのVPN Activatorの記事で取り上げたが、今回気がついたこと、設定を変えたところだけ解説する。

このアプリ自体は単なるアクティベーターなので、一度サービスをアクティブにすればこのアプリが起動していなくてもVPNサービスはOSXが起動している限り利用できる。
誰かのアカウントにログインしていない状態でも、常時サービスは生きている。





前回同様固定IPを振ったMac mini(intel)をVPNサーバにしたので
IPの4thオクテットは202〜203を設定、今回もGoogleのDNSのサーバードメインを使用
ここで設定したアカウント名、パスワード、共有シークレットが
先ほどのクライアントの設定情報になる
左下のスライドスイッチでサービスがアクティブになる
最近のバージョンはPPTPもサポートした




L2TPで必要なポートはUDPの500、1701、4500番なのでAirMacユーティリティ
ルータのAirMacにそれぞれ固定の202を使うMac miniサーバーにマッピングした
TCPの1723を開けているのはPPTPもクライアントとして使うためで今回の件とは無関係
なおIPの第4オクテット200番以降の固定IPに接続できないと
前に書いたが今回問題無く接続できている




ここまで設定がすんだらクライアント側のMacBook ProからまずVPNをつないでみる
ドメインやパスワードを間違えていなければここはあっさりつながるはずだ




また上のシステム環境設定ペインの「メニューバーにVPNの状況を表示」
にチェックを入れていればメニューバーアイコンでVPNをコントロールできる
ここからプルダウン一発で接続できる




リモートを取る場合はFinderで認識した相手側端末を選択、
「画面を共有」をクリックすることで相手のリモートを取れる




私は個人的にはScreenSharingMenuletを入れて
メニューバーアイコンから相手を選択してリモートを取っている




画面共有が起動して接続が始まる




接続に成功すると今度は相手側端末のログインパスワードを求められる




こうしてネット越しにVNCでリモート接続ができた
もちろん普通のMacと同じように地球の裏側のMacだって操作できる
OSXの画面共有はログインしていなくてもリモートが取れるので
こういう家族共用機兼ファイルサーバーなんて用途の時には便利だ




最初は何回かこういう表示が出るかもしれない
VPNは百発百中の確実なものというわけでもない




またVPNサーバーのMac mini自体につなぐとこのような表示が出ることがある
この場合は一度VPNを切断してつなぎ直してトライしてみる




これはWebサーバーのMac miniG4の画面も同時に取ったところ
このように複数のVNC接続が可能だ




そしてネットワーク上にWindows機があればもちろん
リモートデスクトップを利用してその端末のコントロールも取ることができる
あるいはWindowsPCにVNC Serberがインストールされていれば上記の手順で画面共有で接続も可能だ




次にネット越しにVPN経由でファイルのやり取りを可能にする
Finder上で見えていればフォルダをクリック、見えない場合は
コマンド+Kキーを叩いてサーバー接続のURLを入力して接続
URLはドメインではなくローカルIPでいいのはVPNがつながっていれば
もうステータス的にはローカルネットワークの中にいるのと同じことだからだ




接続が開始されたらこれもまたログインのパスワードを要求される




さらに共有ディレクトリがいくつかある場合は選択肢が出てくる




こうしてWAN越しに自宅の端末にファイルを渡したりもらったり
Webサイトのhtmlを直接エディットして上書きしたりなどが可能になる
つながってしまえばまさに自分のネットワークが外出先まで伸びてきたというイメージ
Windows機はひょっとしてつないだだけでは共有が見えないかもしれないが
上記のコマンド+Kで接続が可能だ


2013 年 1 月 1 日




anchor

iSpectrum
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応 OS10.8Mountain Lion対応

Macで利用できるスペクトラムアナライザー、オシロスコープアプリ。

スペクトラムアナライザー、オシロスコープはどちらも音声、電磁波、電気信号などの波形の分析に使う計測器だった。
趣味で使う人もいるがどういう使い方をするのかよくわかる映画が、ゼメキスの「コンタクト」という映画だった。

あの映画ではニューメキシコの電波望遠鏡で最初に宇宙からのメッセージを捉えた時に、その波形をスペクトラム、オシロで確認するシーンがあった。

それをMacでも利用できるが、このレンジはオーディオ用ということになる。

中央の周波数を調整したりレンジやバンドも設定できるなどなかなか本格的だ。

動作条件はOS10.6以上のIntelMacとオーディオの入力デバイスということになる。
USBオーディオとか、マイクロフォンとかラインとか何でも良いが、インターナルの音源は何らかの方法でジャックしないと計測できない。





アプリはタブ切り替えて2種類の計測画面を表示できる
こちらはスペクトラムアナライザーで周波数帯で波形を表示できる
上はウォーターフォールグラフという上下が時間軸左右が周波数帯で濃淡で波形を表示する
下の左のチェックグループはゲージの表示、右のプルダウングループは波形処理のプロセスの選択
一番下の左はインプット、右はパススルーにした時のアウトプットの出力先
フィルターボタンでハイパス、ローパス、バンドパスなどのフォルターも設定できる




もう一つのオシロスコープでは波形そのものを見ることができる
こちらも時間レンジが選択できる
結構本格的な波形モニターだ

anchor

Obscurity
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応

人に見られたくないファイルを手軽に隠せる秘密のフォルダ。

Macを誰か他の人も触る場合、その人たちから隠しておきたいファイルがある場合…お父さんが家族からムフフなファイルを隠したいとかいう軽い目的の場合使えるアプリだと思う。

隠したいファイルを保存する方法として、暗号化するとか不可視化してアクセス権に制限をかけるとかいう方法があるが、暗号化はセキュリティ精度が高いがこの二つの方法はどちらもお手軽とは言いがたく、開けたり取り出したリが面倒だということがある。

単に普通に自分のMacを触る可能性がある人の目から、特定のファイルを隠したいという目的で、それほどのセキュリティ精度が要求されない場合は、このアプリがお手軽で面白いと思う。

使い方はキャプチャーを見てほしい。
とてもシンプルだが、ディスク全域に検索をかけてセキュリティを破ってやろうとかいう人以外は目をごまかせると思う。

この作者さんは「シンプルであることは洗練されていることだ」とリードミーに書いている。
訳の分からない機能をさも革新的新技術のように騙って課金までして、中はゴミだらけスパゲッティというコードを書いている御仁は、このコロンブスの卵的アイデアを見習うべきかと思う。





ディスクイメージから取り出したアプリ本体は「Obscurity」という名前がついた
フォルダアイコンだが名前はもっともらしい名前に変えてもっともらしい場所に置いておく
フォルダがたくさんあるところに紛れ込ませれば分からないだろう
ここに何かのファイルをドロップすると…




その中に今入れたファイルが見えている
要するに見た目は普通のフォルダと同じような振る舞いをする




ところがこのフォルダアイコンを右クリックして
「パッケージの内容を表示」をクリックすると…




また別の風景が見える
ここには「ここにあなたの秘密のファイルを置け」と書いたアイコンが…
試しにドロップしてみると…




フォルダアイコンをクリックしても今隠したファイルは見えない
カラム表示にしても見えないので普通の人相手ならバレることはない




このフォルダアイコンの正体はアプリで
Finderの設定で「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを
入れると.appの拡張子がついていることが分かる
シンプルだが面白いアイデアだ









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