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Mac miniが壊れた!3〜<追記の追記>「復活したかも…」と思ったのはぬか喜びであった…やっぱりハードディスクが壊れていた〜故障予兆と不正ブロックについて
以前より取り上げた通り、Mac miniが一晩経つとSMARTエラーを出しているという症状が発生していた。
正確にはSMARTReporter がエラーを表示していた。
それで、ログをクリアーするとエラーが消えることから誤検知ではないかと思っていたのだが、本日誤検知でなかったことが判明した。
ことの起こりは、Mac miniがログオフ、ログオンに失敗するため強制再起動をかけたところ、今度は起動できなくなってしまったことだった。
Mac miniが壊れた!〜起動画面から前に進めないのでTime Machineから復元手順〜ここ数日SMARTエラーを出していたのはひょっとして誤検知ではなかったかもしれない
SMARTエラーをSMARTReporter が表示しているが、logをクリアするとドライブ認証に成功することから誤検知の可能性を疑った。
そしてディスクをサルベージしてちゃんと起動できるところまでに戻した。
その経緯は以下の通り。
Mac miniが壊れた!2〜Time Machineで復元した筈だったがやはりボリューム自体が壊れていた〜熱でハード故障の線も捨てきれず…<追記あり>復活したかも
しかし復旧したディスクは確かに起動はできるようになったが、今度はSMARTReporter の警告が本物のpredict failureになってきて、要するに
「このまま使い続けると近日中にディスクが死ぬよ」
という警告に変わった。
以前、ここでSMARTは当てにならないということを書いた。
これがちょっと誤解を招いた可能性があるので反省して、ちょっと詳しく書くと
「SMARTが出ないからディスクは大丈夫という保証はどこにもない」
ということであって
「SMARTエラーが出たディスクでも死なないかもしれない」
という意味ではない。
以前SMARTエラーを吐いたディスクをTime Machine 用の外付けHDDとして使っていたところ、明け方にディスクのアンマウントができなくなるという問題が起きたことがあった。
マウントした宵越しの外付けハードディスクがアンマウントできなくなる5〜容疑者は絞り込めた〜あとはどこまで切り分けができるか
結局SMARTエラーを一度吐いたディスクは内蔵ディスクや外付けバックアップディスクとしては使わない方がいいというのが結論だ。
OSにも良くない影響がある。
こういうディスクは緊急時のワークスペースくらいにしか使えない。
バックアップのバックアップ位にはなるが大切なファイルをそこだけにしかないという状態で保管すると必ず後悔することになる。
ディスクは水物。
死ぬときは死ぬ。
SMARTは故障の予見にはならないが、一度SMARTエラーを吐いたディスクは遅かれ早かれ必ず故障するということはいえる…これが今のところの結論。
さて今回は結局秋葉原で1TB2.5インチディスクを買いにいくことになった。
今回はWDのディスクにチャレンジしてみた。
今までは日立が多かったのだがふりかえってみると案外歩留まりが良くなかったのと、外付け用に購入した3.5インチ据え置きのWD製(1TBと2TB)がいずれも故障もトラブルもなく結構快調に動いているので、2.5インチでは初めてのWD製にチャレンジしてみた。
信頼性の結論が出るのは二年後?
Mac miniに常駐させているSMARTReporter が今までは
認証失敗の警告でログクリアで警告を解除できていたが
とうとう「Predict failure」 つまり「故障予兆を検知した」
という表示がログクリアしても消えなくなった
ログイン時に必ずこの表示になるので本格的に
ディスクがSMARTエラーを吐き始めたということだ
このSMARTは出ないからディスクは大丈夫とはいえないが、
出れば必ず故障するという悪い方の確実性は結構ある
泥沼の死闘の末に復活させた内蔵1TBのハードディスクだが故障と判断して交換することにした
今回はWD製の1TBをアキバで7000円ほどで購入(本当に安くなったもんだ)
取り出した内蔵ディスクは例によって外付けケースに入れてしばらくテスト用に
そして本体のディスク組み込み組み立ても完了
Mac miniの分解・組み立てももう虎の巻も何も見ないでそらでできるぐらいに手慣れてしまった
例によって最後のケースをはめないでシステムインストールした外付けハードディスクから起動
Mac miniはWi-FiやBluetoothアンテナケーブル、スピーカーケーブル、
SMART温度センサーケーブルなどの差し込みが組立中に抜けやすい
ケースをはめた後でWi-Fiなどが死んでいることに気がつくとすごおい脱力感なので
ケースをはめる前に一通りのハードウエアテストをするのがMac mini組み立てのコツ
覚えておくといいと思うw
こうして一度普通の環境で起動してWi-Fi、Bluetoothをチェック、
あとスピーカーと温度センサーをチェックすれば組み立てはまず問題ない
さてハードウエアテストに成功したら以下の手順はこんな感じ
1)まず蓋を閉める(これ忘れたら大変w)
2)外付けハードディスクから起動して内蔵ディスクをフォーマット
3)外付けハードディスクのシステムでTime Machine を起動
4)Time Machineバックアップ用外付けハードディスクから内蔵ディスクに旧環境を復元
5)念のためにシステムを上書きインストールしてOSをリフレッシュ
例によって「このディスクは起動用ディスクとして認識できません」という警告が出るが
気にしないでマウントするのを気長に待ってフォーマットしてしまう
パーティションテーブルも1パーティションで切ってディスク修復
当然新品なので「問題なし」の結果
そしてTime Machine を起動して環境復元
外付けのシステムのTime Machine ユーティリティで「復元」を選択すれば
複数アカウントの領域すべて起動ボリューム全体を一気に復元できる
この数日何回この光景を見たか…
さて取り出した問題のディスクだがUSBでマウントして診断したところ「異常なし」の表示
やはりSMARTに比べてディスクユーティリティ の診断は甘い
おそらく問題を起こしていたパーティションマップも問題なしの表示
ただしfsck_hfsコマンドをテストするとやはり「障害検知、修復せよ」のメッセージ
その内壊れるかもという覚悟でつきあうべきディスクということだ
ところで新品の内蔵ディスクの温度センサーだが書き込み作業中はやはり55℃まで上がってきた
今日はヒンヤリしているがやはりこれはMac miniの仕様ということらしい
HDDは本当は50℃以下で運用すべきなのだが部屋をかなり冷やさないとダメらしい
さて環境復元が完了したら復旧用に使った外付けハードディスクにインストールしている
MountainLionのインストーラからシステムを上書きインストールしてシステムリフレッシュ
ネットにつながっていれば復元ボリュームからも再インストールできるがシステムファイルを
Appleからダウンロードすると結構時間がかかるので内部のインストーラからする
シングルユーザモードでfsck久しぶりにmodifyとかでないでVolume OKのメッセージを見た
そしてシステムインストールしたばかりなのでAppleJack は動かない
ところでそもそもハードディスクが壊れるというのは何が起こっているのかをちょっと調べてみた。
ディスクの落下などでプラッター(記録する円盤)にキズが入るとか軸受けが機械的にガタが来るとかいう故障もなくはない。
が、今の工作精度、モーションセンサーでプラッターとヘッドを切り離して緊急退避させる安全対策などでそうした故障はほぼ皆無になってきている。
それでもやはり一定の歩留まりで、ディスクは必ず死ぬ。
そのほとんどは不正ブロックの累積で起きるらしい。
不正ブロック、ログにはbad blocksとして表示されるがこれが起きる流れはこんな感じだ。
ディスク同士でデータを分散して相互にバックアップするRAIDという仕組みがあるが、RAIDを組んでいない一般のPCに入っているハードディスクも、単体でこれに似た仕組みを実は内部に持っている。
データを受け取ったHDDの回路はまずデータ書き込み領域と誤り補正用の予備の領域の両方にデータを書き込む。
そして書き込みが終わった後で今度はデータ領域からデータを読み出して、ひとつずつ予備領域のデータと照合していく。
ここでエラーがなければ、書き込み成功と判断して予備領域に書き込まれたデータは放棄され削除される。
ところがここでエラーが発見されると、ディスクファームウエアはデータ領域のデータは誤りと判断し、そのデータが書き込まれたブロックは「壊れたブロック」として投棄される。
それ以降のこの領域のデータの読み書きは、予備領域のその部分を書き込んだ領域が代用として使われる。
これが「不正ブロック」で、この壊れたブロックと判断されたデータ領域は、次回ディスクを初期化しても二度と使用されることはない。
永遠に放棄されることになる。
そして予備領域として確保されたセクターが実用レベルには足りないくらいに、代用に回されて減ってしまったディスクが「故障予兆を検知したディスク」ということになる。
SMARTはこれをチェックしているらしい。
さらに症状が進んで、誤り補正ができないくらいに予備領域が減ってしまったら晴れて
「内蔵ハードディスク故障」
という表示に変わる。
つまり故障していても、実際は内部のプラッターの大部分は記録可能なのだ。
それでもファームウエアは「このディスクは壊れたから投棄せよ」というメッセージを残して停止してしまう。
記録領域はエラーが1%あっても「使い物にならない」という精度を求められる。
実際には数兆回の書き込み書き出しで一回のエラーも許されないという精度が要求されているから、もったいない気はするがこういうものらしい。
ハードディスクを見るとプラッターを収納した金属ケースの裏側に緑の基盤がついているのがわかる。
そこには集積化されたチップがいくつか載せられていて、結構複雑な構造になっていることがわかる。
ディスクの機械的な動作だけでなくそうしたファイルシステムとの連携にも関わってくるような誤り補正もここに仕込まれたファームウエアでコントロールされているらしい。
ところで監視システムによっては、今不正ブロックはいくつで今回のエラーでいくつに増えた…なんてカウントも見ることができる場合もある。
不正ブロックはいくつを越えたら「故障予兆」になっていくつを越えたら「故障」になるのか…
それがわかれば便利かもしれないが、そこらの数字は各メーカーの独自規格ということらしいので、実際には我々素人の部外者にはわからない。
それを教えてくれるのがSMARTということで納得しよう。
するしかない。
ちなみにMacの昔からのディスク診断で「不正ブロック」「不良セクター」「不良アロケーション」という言葉が出てくる。
警告のメッセージもバラバラだったりする。
これもこの際だから調べてみた。
ブロックとアロケーションというのはMacが採用しているhfsの世界では単位の違いということらしい。
1TBのディスクの場合、30bit(2の30乗)の数字でディスク内のアドレスが表示されるが、このメモリアドレスをいくつかまとめて、18bit(2の18乗)で表すのがブロック、4KBのブロックの塊がアロケーションということらしい。
アドレスが最小単位、ブロックが塊、アロケーションがファイルシステムの最小単位の小部屋ということのようで、不正ブロックはこの塊が壊れてデータが不正になっている状態を示す。
セクターというのはディスクの円盤をケーキのように扇状に切り取って、その塊をアロケーションとはまた別の考え方で管理する単位らしい。
多分物理的に記録領域を管理する言い方だと思うが、この不良アロケーション、不正ブロック、不良セクターなんて用語が結構ごっちゃに使われて混乱する。
今回のディスクの故障診断に使われる単位はすべてブロックということらしい。
だから不正ブロックが出るとはどういうことかを調べたら、上記のようなことだった。
知っていたからってどうということはない話だが、なぜ故障予兆でもディスク交換が推奨されるのかはこういう話を知っていると理解しやすい。
今回、不正ブロックができた原因だが、やはり熱を持ってMacのログオフができないとかの問題が起きた時に何度か強制終了をしたことが原因かもしれない。
強制終了って結局書き込み途中のディスクの都合を聞かないでバツッと切るので、その時書き込み中だったブロックは正しい記録ができない領域になってしまうかもしれない。
「強制終了は最後の手段にせよ」とはまさにこういう理由からだ。
その都度シングルユーザモードに入ってfsckをやるが、最近連続して「Volume is modified」というメッセージが出ていた。
直接にはこれが原因だと思う。
そしてこれが起きないためにはやはり常時通電で使っているMacがある部屋は冷やしておけ…というサーバルーム運用の基本に立ち返ることになる。
分かってはいるんだけどなぁ…
anchor
Mac miniが壊れた!2〜Time Machineで復元した筈だったがやはりボリューム自体が壊れていた〜熱でハード故障の線も捨てきれず…<追記あり>復活したかも
先日起動できなくなったMac mini/intelの内蔵ディスクのエラーと見てボリュームを消去、Time Machineから復元してOSを再インストールで復旧した話を書いた。
Mac miniが壊れた!〜起動画面から前に進めないのでTime Machineから復元手順〜ここ数日SMARTエラーを出していたのはひょっとして誤検知ではなかったかもしれない
ところがやはり今日になって、VPNサーバーとして機能していない…ログオフしたところいつまで待ってもログイン画面が出てこない…強制再起動をかけてSUMでfsckをかけると
corrupt, need to be repaired
という表示で何回修復をかけてもOKが出てこない…再起動…また起動できなくなる…
という問題に行き当たった。
fsckは何回もかけてみたが(多分10回ぐらい)全く進展がないので、外部ディスクのシステムから起動。
こちらの手順に従って外部からfsck_hfsのコマンドをかけようとしたが、結局ボリュームがマウントできないことが判明。
画面がまっ黒なまま起動できなくなった〜ボリュームのファイルシステムをチェックするfsckコマンド〜mount/fsck_hfsコマンドの使い方
以下キャプチャーで何をやったかを説明
Mac miniが再び不調なのでシングルユーザモードに入ってfsckをかけるが
「ボリュームに障害があるので修復せよ」 という意味合いの警告が出るだけで何回やってもOKが出ない
そこで外付けハードディスクのシステムから起動して
修復をかけようとしたがディスクがマウントできないことが判明
夏の間何度かSMARTの警告が出ていたのが気になっていた
バラしてみると案の定中はかなりホコリがたまっていた
ファンダクト周りだけでなく反対側のディスクベイまでホコリが詰まっている
内部のホコリ掃除はしましょう…と書く割には自分のMac miniは無養生だった
メイン機のMacBook Proはこまめに掃除するがファイルサーバなんてこんなもんだ
結局ほとんど完全分解に近いところまでバラして掃除
ファンダクトの中も外もヒートシンクにもディスクの裏側にまでほこりが積もっていた
今年の猛暑のことを考えるとかなり中に熱がこもっていた筈だ
先日温度センサーがSMARTで56℃を表示しているのが気になると書いたが
チェックしても対処しなければ意味がない…と深く反省した
冷却ファンのブレードにもかなりほこりが積もっていたので
ファン自体悲鳴を上げかけていたかもしれない
これも外して中まで掃除した
この熱の影響でHDDがハード障害…ということになると本当はディスク交換以外に対策はない
掃除して起動したがやはりディスク修復のプログレスバーを
表示したまま起動途中で落ちてしまう
そこで切り分けのために外付けハードディスクから起動
これができる時点で故障箇所は内蔵ハードディスクに特定できるのだ
ディスクユーティリティ は検証に失敗
ボリュームの修復が必要だという
そして修復をかけるとこのディスクは修復できませんのエラー
「取り出せるものはできるだけただちにバックアップせよ」 とのミコトノリだ
典型的なSMARTで「障害あり」認定されたディスクのふるまいだ
Terminal からディスク修復する手順に従ってmountコマンドを叩く
しかしリストにはdisk1のボリュームしか見えていない
MacにしろWindowsにしろLinuxにしろ内蔵ディスクの筆頭は必ずdisk0s0から番号を振る筈だ
つまり内蔵ディスクが見えていないということだ
再びディスクユーティリティ で強制マウントしようとすると
「ボリュームを修復せよ」 という警告が出て無限ループ
そこで今回はボリュームの修復ではなくディスク自体をフォーマットすることにした
ディスク自体の診断はパーティションマップも含めて問題ないという表示が出るからだ
ディスクを完全消去したのでボリュームは「名称未設定1」という名前に変わっている
このボリュームをFirtAidで診断した所問題なしの表示
mountコマンドで内蔵ディスクボリュームはdisk0s2になっていることを確認し
fsck_hfs -f /dev/diskos2 とコマンドを叩いて修復・診断をかけた
やはり「障害が見つかった、修復せよ」の表示
そこでパーティションマップをリフレッシュするためにパーティションを切り直した
といっても分割するわけではなく1ボリュームのパーティションでテーブルを適用
再度FirstAidで修復・診断
するとなんということでしょう!
fsck_hfsで久しぶりにappears to be OK の表示が出た
そこで確認のためにディスクユーティリティ で修復・診断
問題ないと出たが再度確認のためにfsck_hfsを実行
すると今度はまた「障害が見つかった修復せよ」の表示
もう、どっちを信じたらいいんだろうか?
ここで業務用機なら当然もうディスク交換推奨なのだが
個人のファイルサーバ、VPNサーバなので一度これで様子を見ることにした
そして内蔵ディスクはまっさらになってしまったので外付けハードディスクの
復旧ボリュームから起動してTime Machine で障害前の状態に復元中←イマココ
こんな感じでディスク復活させて今復元中だけど果たして結果はどうなることやら。
プログレスバーは残り時間5時間20分を示している。
結局ディスクを買いに逝かなきゃいけない羽目になるのか…運命の分かれ道!
<追記〜復活したかも>
この記事アップ中にTime Machineからの復元が完了した。
いま起動・終了時の不具合が再現しないかテスト中。
ひょっとして今回は完全にディスク逝ったかと思っていたので、復活は(財政難の折もあって)うれしいのだが少し意外。
やはり神は努力する者を救われるのか…
ともかく今徹底的にディスクなどのメンテナンス手順を繰り返して再起動をやっている。
うまくいったらまたOSの再インストールと思っていたが、考えたらバックアップも先週インストールしたばかりのOSだし、この状態で様子を見ることにした。
外付けから起動して、修復、初期化…というのはOS Xになる前の太古の昔からやっている修復法だが、やはりこれが最後の決め手になった。
石器時代人の智恵だよね。
Time Machineからの復元が完了するとMac miniは起動した
シングルユーザモードでのfsckでもボリュームOKを表示
SMARTもDriveOKを表示しているので要するに「治った」というこだ
ディスクユーティリティ のディスク診断、ボリューム診断も
頑に拒否していたのにあっさり「問題ありません」とさ
要するに熱で固まったために強制再起動を繰り返した結果
パーティションテーブルあたりが完全に破損したという感じなのか…
念のためにすべてのメンテナンス手順を実行して再起動を何度か繰り返してみた
ここまでは問題なし
ちょっと気になったのはやはりSMARTのセンサーがたたき出す温度データ
Mac miniのケースを戻す前でも49℃ある
しかも今日は秋晴れのさわやかな日なのにだ
ケースを戻すとさらに温度が上がって55℃を示した
先日56℃だったのは猛暑のせいかと思ったがこれがMac miniの仕様らしい
Mac miniは冷房の効いていない部屋で使うなということらしい
Appleは分解もサポートしていないので二年使ってホコリと熱で死んだら
新しいのに買い替えてねというメッセージなのかも…
ちなみにGoogleのレポートで見かけたSMARTの推奨は50℃以下だった
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iOSのパスコードロックを回避する方法を試してみた〜抜かれるのは写真だけではないぞ!アップデートを急げ!
各所で話題になっていることだが、iOS7にはパスコードロックをかけてもカンタンに回避できてしまうバグというか脆弱性がある。
これを修正するアップデートiOS7.0.2が早速出ている。
パスコードロックを頼みにしている人は、四の五の言わずにすぐにアップデートするべきだ。
ロック画面からカンタンな手順でカメラにアクセスすると過去の写真を全部見られてしまう。
写真見られるくらいどうってことない…とか思わないことだ。
写真アプリにアクセスできるということは、過去の写真を全部メールで送ったりツイッターで公開したりできるということだ。
さらにこのメール連携からアドレス帳にもアクセスできる。
Facebookのフレンドやメッセージのやり取りしている相手の情報も見えてしまう。
要するに個人情報の結構な部分がアクセス可能だということだ。
このパスコードロックのバグは結構バージョンごとにデグレなのか執拗に復活してくる。
iOSの根本的な弱点なのかもしれない。
というかパスコードロックをあまり当てにするなということか。
どうしても「それは困る」という人は設定に入って「コントロールセンターを切る」設定にしてしまう手はある。
せっかくの便利な機能であるのだが…
iOS7のパスコードロック破りの手順は以下の通り
まずログイン画面の右下を上スワイプでカメラモードに入る
カメラに入ったら次にカメラを閉じないで
画面下から上スワイプでコントロールセンターを呼び出す
コントロールセンターで時計か電卓のどちらかを開く
電卓に入ったらまず電源ボタン長押しで「スライドで電源オフ」を表示する
そのままホームボタンを二度押しして指を離さないで推し続ける
推したまま「スライドで電源オフ」のキャンセルをタップする
消えたらひと呼吸置いてホームボタンの指を離す
するとこの通り、ログインしていないのにマルチタスクの選択画面に入れてしまう
一応アクセスできるアプリはカメラと時計、
コントロールセンターだけだから安全に見える
ところがカメラに入ってカメラロールを覗くとログインしないと
見えない筈の過去の写真が全部見えてしまう
これらの写真は当然削除したりツイッターでネットに
晒したりできるだけでなくメールで送ることもできる
見られて困るような写真なんかないし別に問題無い…なんてたかをくくってはいけない
メールにアクセスできてしまうことが問題なのだ
カメラロールから写真を添付してメールに送る
メールの送り先で+ボタンをタップすると…
あなたのアドレス帳に入っているすべての登録名が見えてしまう
名前だけじゃなくて当然メールアドレスも宛先に貼付ければ見えるので
パスコードロックがあなたのプライバシーを守るという幻想はここで崩れるだろう
同じくFacebookのフレンドやメッセンジャーの相手も見えてしまう
ちなみに紛失モードでも試してみたがさすがにこちらは大丈夫だったようだ
またiOS7.0.2にアップデート後は電源オフをキャンセルして
ホームボタンから指を離してもマルチタスク画面に入らなくなった
ただまたいつデグレが起こるかもしれないから問題再発を完全に防ぐには
ログイン画面のコントロールセンターを無効にするしかない
その設定は「設定」の「コントロールセンター」で可能
anchor
Mac miniが壊れた!〜起動画面から前に進めないのでTime Machineから復元手順〜ここ数日SMARTエラーを出していたのはひょっとして誤検知ではなかったかもしれない
例のiPhoneアップデート祭りに伴いiTunes アップデートをかけたところ100%App Store が落ちてSMARTReporter がディスクエラーを表示していたMac miniが、ついに起動できなくなってしまった。
本日虹色ボールが回りっぱなしになって反応しなくなったので、結局電源ボタン長押しで強制終了、起動をかけたところ起動画面の白画面までは進むが、その先にいつまでたっても進めない。
シングルユーザモードでメンテナンス手順を一通りかけて起動したところ、ログインが面まで進んだがそこでフリーズ、Optionキーを押しながら起動で「復元」ボリュームから起動してディスクユーティリティ で起動ボリューム、起動ディスクを修復。
特に異常は出なかったが、やはり起動時のリンゴ画面から進めなくなってしまった。
この場合考えられることは…
1)SMARTの誤検知ではなく実際に内蔵ディスクが死にかけている〜ブートセクションが読み込めないために起動の初期の段階で止まっている
2)SMARTエラーになるほど深刻ではないが不良ブロックが出てこれが修復できないデータを作っている
(シングルユーザモードの時にfsck -fyコマンドで何度かVolume was modifyedというリザルトが出ていた。これがBootセクションにかかっている可能性がある)
3)メモリ、CPUの物理セクションの故障
こんなところか。
復元ボリュームからすんなり起動できたので3)の可能性は低い
するとソフトが壊れたのかハードディスクが壊れたのかの二者択一になる。
そこで切り分けのためにボリュームの初期化とTime Machine からの復元を試してみた。
手順は以下の通りで、これで起動に多少もたついたが起動に成功した。←イマココ
もし起動に失敗したら、今度はTime Machine の一番古いバックアップに復元し、それでも起動しない場合はHDDの物理エラーと判断してディスク交換に進む予定だった。
今後の手順は、メンテナンス手順を一通り実行後、再度再起動を繰り返して問題なさそうなら、復元ボリュームからOSの上書き再インストールだけやっておこうと思う。
今回の不正ブロックでOSの一部が痛んだ可能性があるので、せっかくならリフレッシュしておこうという考え方からだ。
Mac miniが起動できなくなった…
正確にはシングルユーザモードや復元ボリュームからは普通に起動できるので
内蔵ディスクの物理故障か起動セクションのディスク領域が不正ブロックで壊れたかあたりが怪しい
SUM(シングルユーザモード)で修復または復元ボリュームからディスクユーティリティをかける
しかし起動画面から先に進めない…これを繰り返し進めなくなった
そこで以下の手順で復元した
復元ボリュームから起動して起動ディスク、起動ボリュームいずれも修復
ここで特にエラーなし
どうせ消すのだが一応エラーが出ないか見ておきたいので起動ボリュームのアクセス権を外から修復
どっと出てきたのはライブラリフォルダのアクセス権とiTunes のアクセス権エラー
これはこれで問題のような気はするが今回の事象とは関係ない
そして起動ボリュームを消去
ディスクのフォーマットはやらないでボリュームの消去だけやって切り分けをする
消去が完了したら一応ボリュームの修復
そしてTime Machine へと進む
久々に見るこの画面
システム全域を復元するにはこの復元ボリュームからの起動、Time Machine の修復を使う
復元元のディスクを選択
普段から常時つないでいるバックアップディスクがここで初めて役に立つ
いつのバックアップに戻すかを選択
一応事象が発生する前の直近のバックアップを選んだが
これで改善しない場合はもっとも古いバックアップに戻す
次はインストール先の指定
勿論内蔵起動ボリューム
これはTime Machine による起動ボリューム全域の復元になるので
復元先のディスクにあるデータは消えてしまうという警告
勿論もう削除済みなので問題無い
例によって復元には11時間かかるという表示が出た
このプログレスバーは当てにならないのは周知
事実今回は3時間ぐらいで復元完了した
復元後起動に成功、ログインにも成功
これでディスクが壊れている可能性は低くなった
ただ気になったのがSMARTが内蔵ディスク温度が56℃になっていることを表示
ディスクはできるだけ50℃以下で運用するのが望ましいのでこれはちょっと高い
SMARTReporter が繰り返しエラーを出していたのと関係があるのかもしれない
一通りメンテナンス手順後再起動も問題無くできることを確認した
これで終わりではなく一応念のためにOSを復元ボリュームから再インストール
これでしばらく運用してみて問題無ければSMARTエラーの疑いは晴れる
さてどうなることやら…
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iPhone5をiOS7にアップデート〜今回のiOSは表示を中心に大幅に雰囲気が変わった〜レビュー&Tips2
先日iPhone5をiOS7に上げたところなかなか調子が良かったのでiPadもアップデートした。
見た目がすっきりして洗練されたと思う。
全体的に画面が明るい印象になった。
白っぽいベースが増えたからで、これは逆に目が疲れやすく暗い場所ではキツく感じるという声もあった。
そういう場合はスクリーンのカラー反転が便利という記事を以前にも書いた。
暗い場所や直射日光が当たる場所でも目が疲れないようにするスクリーンのカラー反転がなにげに便利〜MacとiPhoneの設定法
白っぽいベースが多いから反転すれば黒っぽいベースに白抜きの表示になる。
iOS7の画面の色調は全体的に白っぽくなった
垢抜けていると思うが暗いところでは目にキツいので
以前紹介したホームボタン3回押しのカラー反転がますます有効になると思う
さて私のようにiPhone5でiOS7にアップした人は、アップデートで動きが重くなるんじゃないかというのがまず気になる点。
しかしこれは全く杞憂だった。
動きは逆に軽くなった気がする。
これもアップデートをお勧めしたい点。
ただ軽くなったといっても、最新ハードに最適化されているのならやはりバッテリーの保ちが心配ではある。
今のところiPhone5でほぼ一日充電なしで保つので、充電器やケーブルは持ち歩いていないが結構ギリギリではある。
そこでバッテリーの保ちを少しでものばす方法を調べてみた。
アプリのバックグラウンドプロセスを終了する方法
iOS6ではホームボタン二度押しで起動中アプリを下のドック位置に表示して
アイコンを長押ししてプロセスを止めるという方法だったがこれも変わった
iOS7では操作はホームボタン二度押しは同じだが出てきたプロセス画面を上にスワイプして飛ばす
ライフハッカーのサイトでは三本指で一気に3つずつ終了させるTipsも紹介されていた
全部止めるとこの通りすっきり画面になる
この方法はバッテリーの保ちを良くするというよりも
メモリを開放して動きを軽くするTipsだと思う
これをやることで内蔵メモリの空き容量が一気に600MB以上になっているのがわかる
iOS7が気に入ったのでiPadも早速アップデートした
iPadの場合このプロセスの表示はジェスチャーでも可能で
5本指で上にスワイプするとこの画面が出る
ピンチでホーム画面に戻る、左右スワイプでアプリ切り替えができる
この切り替えはiPhoneにも取り入れてもらいたい機能だ
上スワイプで早速プロセス表示画面に飛んだ
バッテリーの保ちを良くするにはやはりバックグラウンドで
ネットにつないで通信しているプロセスをできるだけ止めるとか
BluetoothやWi-Fiなどの無線を使っていない時はできるだけ止めるとかが有効だと思う
設定の「一般」のAppのバックグラウンド更新を開けてみるとそういう通信をしているアプリが見える
全部止めてしまうのもひとつの手
自分の使い勝手と相談して決めればいい
ところでこの何をすればバッテリーの持ちを良くできるかを指南してくれるアプリはこちらの記事で紹介されていた。
iPhone5s - 5cに負けたくない! iPhone5でもバッテリーを長持ちさせる工夫 - ライフハッカー[日本版]
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バッテリーマニア (Freeware for iPhone, iPad)
これはありがちな現在のバッテリーのステータスを表示してくれるだけでなく何をすればどれくらいの時間バッテリー持続時間を増やせるかのマニュアルも表示してくれるアプリ
これはなかなか参考になった。
このアプリは節電でバッテリーの持続時間を徹底的に延ばそうという趣旨のアプリ
よくあるバッテリーの充電量や減り具合を表示するだけでなく
下に何がどれくらいの持続時間を稼げるかを現在のステータスで表示してくれる
例えばWi-Fiを切れば2時間以上バッテリーが長持ちするそうだ
これは聞き捨てならん!
聞き捨てならんと思ったらその項目をタップしてみる
するとこの設定の手順がちゃんと書かれている
下のマニュアルメニューを選択すると
さらにいろいろTipsが書いてあって参考になる
例えばiOS6のメンテナンスの項目に書かれているひとつに
「時刻の自動設定を切る」 というのがある
これは業務用機ではよく問題になるがPCではNTPで
ネットに時間を一日に数回取りにいく設定になっている
iPhoneも同じとすると一日に何回かは地下鉄の中だったり
でNTP時刻同期に失敗しているかもしれない
一回の失敗で3回程度リトライしているかもしれないからチリのような節電ではあるが
積もって山となるかもしれないのでこういうことも気にしておくということもある
ただ時計が家にはiPhone一台しかなくて1分以上
狂ったら困るという人はやはりここはオンにしておく
これは他のアプリでもよくある機能だが現在の充電残量で
何をしたら何時間バッテリーが保つかという表示もできる
「詳細」をタップするとそれぞれの用途で使い続けた時の持続時間が出る
Wi-Fiで77%の充電量で約7時間と出た
なかなか悪くない数字だと思う
バッテリーマニア 起動中に充電するとこういう表示になる
置き時計にもなるしフル充電までの時間も表示してくれるのが良い
良いのはそれだけではない
バッテリーのチャージ状況をログとして記録して
それでバッテリーの寿命も占ってくれる
充電した日をタップすると詳細な充電状況の記録が表示される
それを元にバッテリー充電の健康チェックもしてくれる
過充電も良くないが空にしておくのも良くない
どうしたらいいか下にアドバイスが出る
ということで先日インストールできなくなったと
書いたアプリもiOS7に上げて無事アップデートできた
App Store アプリの表示はアップデート記録が残るスタイルに変わったようだ
表示の雰囲気が変わった例をひとつ
音楽プレイヤーのミュージック は黒っぽい表示から白っぽい背景に変わった
歌詞の表示も黒っぽいスモークパネルに白抜き文字だったのが白背景の黒文字に変わった
この変更がiOS7の全体的なデザインの傾向を象徴している
それとiPhoneを横向きにした時に表示されていたCoverFlow風の
アルバムジャケットの表示はタイル状の表示に変わった
CoverFlowはおしゃれだが聴きたいアルバムを選択するという目的では使いやすいとはいえなかった
これもiOS7を象徴する変更だが見た目のおしゃれさよりも実用を優先する考え方になったのかもしれない
またこの変更により表示は格段に軽くなった
先日書くのを忘れていたのだがAirPlayでストリーミング接続中は
AirPlayのカラムには接続先の名前が表示される
まあ書いてなくてもどこにつながっているか普通はわかると思うけど
ホストがたくさんある人はここでも確認できる
iOS7の発表と同時にアプリも30個アップデートがかかってきて
iTunes も新しくなったがAppleTVもファームウェアがアップデートされた
ムービーとホームビデオのディレクトリが完全に分かれたり便利なような不便なような変更も…
みんなiOS7に対応したということらしい
iTunes の表示も見た目は大きく変わってないが微妙に仕様が変わった
iPhoneの同期画面でのアプリのページのスクリーン表示が
複数列並べられて順番の入れ替えとかがやりやすくなった
ムービーのリストの表示も軽くなって全体に使いやすくなった
地味に改良されたのがコンパスのキャリブレーション
前は本体を八の字に回せという指示が出るだけだったが
なかなか正確な方向を指してくれなかった
iOS7から丸い玉を2周円に沿って転がしたら調整完了になる
おかげでコンパスは正確に北を指すようになった
ハードウェアのセンサーは前と一緒だからやはり
キャリブレーションの方法に問題があったようだ
またコンパスには大まかな水準器もついた
真ん中の十字を大きな十字と重ねると大体水平になる
水平にした方が正確な方角を表示できる
コンパスが正確になったから以前は使い物にならなかったマップの
リアルタイム表示が正確に方角も表示できるようになった
前はマップの示す方角に従って歩くととんでもないところに行ってしまったりしたが
マップの使い勝手も向上したのは大変ありがたい
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iPhone5をiOS7にアップデート〜ちょこっと罠はあったけどアップデートしてよかった、いやするべき〜レビュー&Tips1
もう既に各所で話題になっていることだけど、iPhoneの5s、5cが発表になって乗り遅れまくっていたドコモからもついにiPhoneが発売されて、ドコモ、au、ソフバンどこのiPhoneが通信が速いのかつながりやすいのか…なんてことが喧伝されている。
が、そういう世間の波には一切惑わされず我が道を行く…Wineなんかで遊んでいる幣サイトなのであった…
ところがさすがにiPhone5のアプリが一気に20〜30もアップデートがかかったり、SimpleNote とEvernote がアップデートできなくなったり、iOS7の告知が来たりiTunes が11.1にあがったりなんてことになると、さすがに
「オレは知らん」
では済まなくなってきた。
そこでiPhone5をiOS7にアップデートして試してみることにした。
ところがここで問題が起きた。
iOS7にはiTunes11.1 が必要なのだという。
なくても単独でアップデートできるが、アップデート前とあとですぐにバックアップを取りたいのでやはりアップすることにした。
MacBook Proはすんなり一回でアップデートできたが、Mac miniがApp Store を起動するたびにSMARTReporter がディスクエラーを吐いてApp Store がクラッシュするようになってしまった。
クラッシュは100%の確率で起きる。
たちが悪いのはSMARTReporter の方で、ディスク故障予兆の表示が消えなくなった。
ログをクリアして再起動すると一応故障予兆の表示は消える。
そしてアップデートをかけるとまたクラッシュして故障予兆が出る。
ここで無限ループに入ってしまった。
SMARTがもし本当に故障予兆を検知したなら、Mac側のログクリアでリセットはできない。
ハードディスク側に故障のログを抱いているので、いくらリセットしても起動した瞬間に
「このディスクは問題がある」
という警告が出る。
これは以前実際にSMARTエラーを出したディスクで経験済み(参照内蔵ディスクが死んだ〜SMARTのアラートが生まれて初めて役に立った〜その時の脱出法 )なので、このリセットできるけどアップデートをかけるとクラッシュしてまたエラーが出るというのはふるまいとしてお明らかにおかしい。
各所でiOSとiTunes のアップデートをかけたらMacが死んだという書き込みを見かけたがこれと関係あるのかもしれない。
どのMacでも必ずクラッシュするわけではなく全くしないものもある。
現に私のメイン機のMacBook Proは一回もクラッシュしないでアップデートに成功した。
あまりしつこく繰り返していたら本当にMac miniが壊れてしまうかもしれないので、久しぶりにAppleのサイトに行ってiTunes のインストーラをダウンロードしてきた。
iOS7の発表とともに待ってましたと言わんばかりに30個ほどアプリのアップデートが上がってきた
このうちSimpleNote とEvernote はiOS6にはインストールできないという表示
今回は5sも5cもスルーする予定だったので無関心だったがさすがにiOS7は無視できなくなった
iOS7のバックアップなどのオペレーションはiTunes11.1 が必要とのことなので
アップデートをかけたが家族のiPhoneの母艦のMac miniの方が
SMARTエラーの誤表示を伴って100%クラッシュするという問題が起きた
永遠にループしていると本当にMac miniが壊れそうだったので
久しぶりにAppleのサイトに行ってiTunes のインストーラをダウンロードしてきた
手間掛けさせやがってww
ということでせっかく手間かけてiTunes のスタンバイをしたが
今回はMacにつながないでワイヤレスでiPhone単体でアップデートというのを
経験してみたかったのでとりあえずiOS7アップデートをダウンロード
ここで一難去ってまた一難
以前にここで紹介したTinyUmbrella がSHSHサーバが反応しないので
iOS6の認証をバックアップできないと言っている
Appleが著作権を盾にSHSHを躍起になってつぶしにかかっているという
噂を聞いたことがあるのでつぶされてしまったのかもしれない
どういうことかというと一度iOS7に上げてしまうと気に入らないからiOS6に戻す
ということができなくなった…つまり片道切符のインストールになったということだ
覚悟を決めて片道切符のインストールを開始
iPhoneを人柱にしてやってみる…がインストールは意外にスムーズ
インストーラが3.3GBとデカい割にはiOS6の時より時間もかからない
この画面が出たらインストール完了で位置情報などいくつか設定すればすべて完了
位置情報を使うかどうかだが地図のGPSやiCloudの
「iPhoneを探す」 機能を使うならここはためらわず「オンにする」 を選択する
iCloudを使うならAppleIDの設定を再確認される
大まかにいうとこれだけでインストール完了
ところでiOS7の初回起動時に「Spotlightは移動した」という表示が出るが
これは本当にどうして今までこうしなかったのかと思った変更点だ
スクリーンをスクロールして一番左にいくとSpotlightの検索画面が出てくるのが本当に邪魔だった
どうせiPhoneを軽くするためにSpotlightは殺してあるんだからこれを表示しないようにしたかった
今回表示しなくなったのだが真に同慶の至りだ
表示したい時は画面を下にドラッグすればいい
コロンブスのたまご的だがどうして今までこうしなかったんだろうと思う
ロック画面の解除ボタンは元々iPodの物理的なロックボタンを
ソフトウエア的に表現したものだがこれもついに文字だけの表示に変わった
今回のiOS7ではLisa、Mac、iPodの呪縛からiOSが
本格的に離脱しようとしているという意思表示を感じた
例えばアイコンは陰影のないフラットなデザインになった
このことと各所で賛否両論を呼んでいる視差効果は密接に関係があると思う
iPhoneを上下左右に傾けると視差が表現されて壁紙が
奥まったところにありアイコンが手前に浮いているように見える
この視差効果は賛否両論…というよりどちらかというと
否定的意見が多いがこれは単なるおもしろギミックではない
またこれはシャドー効果をキルしたトレードオフだから
そんなにリソースの無駄遣いにもなっていない筈だ
視差効果はアウトラインもシャドーも使わないでアイコンを認識できる方法としてひとつの解だと思う
人の意識の馴れというのは恐ろしいものでアウトラインを使わないUIは太古からあるように錯覚するが
実はMacがアウトラインなしのUIを本格採用し始めたのはほんの10年ちょっと前、OS Xからだ
それ以前はアニメのようなアウトラインアイコンが主流で
OS標準のメニューバーもウインドウもLisa以来のアウトラインで表現していた
OS9時代にアウトラインを使わない初代iTunes が出てきてこの時代両方のUIが混在していた
それをデスクトップで際立たさせるためにシャドー効果がつけられた
このiOS7を起動した時に壁紙が奥まったところにあるように見える「視差効果」だが、どちらかというと
「リソースの無駄遣いのおもしろ効果」
という捉え方が多いようだ。
でも本当にそうだろうか?
GUIというのはもう1984年にMacが発売されて、ウインドウが立体的に重なるUIが初めて商業的に成功して以来、実はあまり進歩していない。
ウインドウを線で囲んでいたものを影をつけて立体感を表現して、アウトラインを止めて漫画っぽかった表現を少しリアルにした…程度の進歩しかしていない。
もうじきMacが発売されて30年になるのに、その間に獲得した進歩はこれだけ…ということになる。
その間に2Dのデスクトップを止めて3Dの立体的ナビゲーションを実現する様々な方法が試されたけど、結局どれも定着しなかった。
(例えば映画ジュラシックパークで自称ギークの女の子が操作する「UNIXのファイルシステム」がそういうものだったが実際のUNIXでああいうファイルシステムが採用された例を聞かない)
3Dナビゲーションはどうやら人間の情報処理能力を超えるらしい。
ならば従来の2Dのデスクトップをせめてもう少しモダンにできないか…というのが今のAppleのテーマなのかもしれない。
OS9までMacは線でアイコンやメニューバー、ウインドウすべてを囲んで表現するUIを採用していたが、OS Xからアウトラインを止めて、色の階調だけでアイコン、ウインドウすべてを表示する方式に変えた。
アイコンも32×32のような小さなものから、128×128ドット(最終的には512×512ドット)という画期的なきれいなものに変えた。
しかしそれでもデスクトップの壁紙の色によってはとても見づらくなった。
そのためにOSXから大きな、そしてリアルな影をOSがレンダリングするようになった。
この効果は当初Windowsユーザから
「リソースの無駄遣い」
と揶揄されたが、WindowsVista、7、8とバージョンを進めるごとに結局Microsoftもこの後追いをしてきた。
LinuxなどのX-Windowの最近の表現もMacそのものだ。
ところがこの影をつけて立体感をつけるという方向を最近本家のApple自体が否定にかかっている。
OS Xがスタートした時に、OKボタンが水色のドロップのようにてかてかして陰影があるAquaインターフェイスに、ちょっとワクワクしたものだ。
ところがOS Xはもう10.8.5までバージョンが進んで、最近のMacのインターフェイスはすっかりフラットになってきている。
Web2.0っぽいWebデザインに大きな影響を与えた、テカテカボタンだが本家のMacのボタンはいまではあまりテカテカもしていないし影もほとんどない。
そして今回のiOS7ではついにテカテカボタンそのものもオブジェクトに影をつけることも止めてしまった。
そのトレードオフがこの視差効果なのだと思う。
人がiPhoneを持っている手は三脚のように固定されているわけではない。
人はジッとしているつもりでも常にその姿勢は常に揺れている。
ならモーションセンサーを利用して、その揺れを検知して揺れに合わせて壁紙が奥まったところにあるように微妙に揺れたら影がなくてもアイコンの立体感を出せる…これが視差効果の意味でiPhoneをぐりぐり傾けて遊ぶためのおもしろギミックではない。
(当然マーブルチョコレートおまけの立体シールを再現したのでもない)
iOSのこの視差効果がいずれはiOSデバイスとして統一されるというMacにどういう風にフィードバックされるのかはわからないけど、iPhone、iPadに関してはこれは面白い考え方だと思う。
Macを手に持ってぐりぐり動かすわけにもいかないし、業界的には完全に失敗した3Dテレビのように眼鏡をかけて立体感を出すとかいう方向だけは絶対止めてほしいと思うが、多分Appleのことだからそこは大丈夫だと思う。
この視差効果には私は注目しているので愛用しようと思っている
ただこういうのに乗り物酔いのように弱い人はいるのでこの効果を切ることはできる
設定 の「一般」 の中の「アクセシビリティ」 の中にこの「視差効果を減らす」 がある
これをオンにするとほとんどわからないくらいに背景の揺らぎは止まる
あと「アクセシビリティ」 の中を見ていたら前から
あったのかどうか定かでないが「補聴器」という機能もあった
補聴器モードでイヤフォンが補聴器になるしBluetoothの
ワイヤレスイヤフォンを購入すれば無線補聴器になる
これは耳が聞こえにくい人にはありがたい機能かもしれない
シームレスに補聴器と電話に移行できる
今回のアップデートで今まで使えていた機能が使えなくなることが
一番危惧されていたことだったが結局アップデートして使えなくなった機能はほとんどない
AirPlayの場所はホームボタン二度押しからスクリーンの上ドラッグのコントロールセンター に移った
という情報を聞いたが開けてみるとここにはAirDropがあるだけでAirPlayがない
「えっ、使えなくなったの?」と一瞬焦ったが…
AirPlayが使えるネットワークの中にいる時だけ表示されるように変わった
外にいる時は見えなくなる仕様だ
AirPlayの中身も表示は変わったが慣れれば問題無い
それぞれ接続できるデバイスが見えていて
AppleTVに対するスクリーンミラーリングも問題無い
ちなみにこのコントロールセンター は
ログインしなくてもロック画面からでもアクセスできる
そしてこのロック画面でBluetoothのAirDropのオンオフ、
無線LANのオンオフもコントロールできる
機内モードも同じくログイン前のコントロールセンターでオンオフできる
これは便利なのだが盗まれたiPhoneを機内モードにされると
「iPhoneを探す」機能で所在を見つけることはできないなど
セキュリティ的に脆弱性になりうるという指摘記事も見かけた
そういうことが気になる場合は設定 のコントロールセンター に入って
「ロック画面でのアクセス」 をオフにするという手もある
便利を取るか安全を取るかは各自検討すべし
ログイン画面でアクセスできるのは前はカメラだけだったが
コントロールセンター には他に時計、電卓などにもアクセスできる
もうひとつ追加された機能は懐中電灯
これはシェアウエアを買ったのにAppleがiOSの機能として取り込んでしまった
古くは昆布の例があるようにAppleはサードパーティの機能を
どんどん取り込むのは賛否あるところだ
容量節約のため残念ながら懐中電灯アプリは削除することになったが…
表示が変わったアプリの例をいくつか
Safari のタブは前のサムネールタイプからWindowsVistaみたいなフリップタイプに変わった
下の方にスクロールすると母艦のMacのSafari で今開いているタブをiTunes同期の時に共有している
MacからiPhoneにURLは無線で渡せるということでちょっと便利になった
同時に開けるページ数も増えたのはうれしい
各所で話題になっているフォルダの表示もこんな風に変わった
メールは一括で開封済みにする、あるいは未読に戻すという操作ができるようになった
右上の「編集」 をタップする
ここで一括操作したいメールにマークをつけていく
以前のようにいちいち開いてゴミ箱しなくてもタイトルだけで
不要とわかるメールを開かないで捨てることもできるようになった
またマーク をタップすると…
またメールを一括で開封済みにするメニューが出てくる
メールをローカルで持てる数もかなり増えたようだし
iPhoneのメールはウイークポイントだったのでここが機能強化されたのはうれしい
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<訂正と追記>NXWine 上でInternet Explorer はちゃんと動く!ただしMS純正ではなくWine最適化IEだが…
先日取り上げたNXWine のテストでInternet Explorer はMicrosoftのサイトから7~9の32bit版、64bit版を全部試したが上手く動かないということを書いた。
ふと思い立って、というか先日も気がついていたのだがPrograms and Filesのフォルダの中に「Internet Explorer」というフォルダがあった。
中身が空だったのは多分IEのインストールと削除を繰り返したからだ。
思い立って…またNXWine をインストールし直した。
そしてその中のInternet Explorer.exeなるファイルを起動すると、なんとちゃんとInternet Explorer が起動するではないか…
このInternet Explorer はMicrosoft純正ではなく、WineプロジェクトのためにWineに最適化されたブラウザだ。
さすがにMSの素のInternet Explorer をそのまま起動できるようにするには、いろいろ越えなければいけないハードルがあるんだろう。
Firefox はインストールして起動もできたから、Internet Explorer 独特のローカルルールの何かが邪魔して起動できないに違いない。
これだとMSのIISのストリーミングとかActiveXとかに対応しているのかとかテスト運用する上で疑問はあるが、フォントやレイアウトの雰囲気を確認する程度の用途には使える。
他にも動かないと思ったいくつかの機能は動くようなので、このアプリでしばらく遊んでみようと思う。
それに何と言ってもVMWare Fusion プラスWindowsOSよりも軽いし容量も小さい。3GBあるかないか程度だから、カジュアルユース(?)だと思う。
先日のレビューでNXWine 上でInternet Explorer は動かないと書いてしまったが
バンドルされているWine Internet Explorer がPrograms and Filesの中にちゃんとあって起動できる
MS純正品ではないので最近のIE9とかとはかなり雰囲気が違うがこの通りWebサイトを表示する
幣サイトを表示してみた
反応には若干時間はかかるがレイアウトの表示の雰囲気は確かにTrydentだ
Webサイトのレイアウト崩れの確認には使えると思う
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NXWine (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
WindowsのOSや仮想化ソフト、エミュレータを使わずにMacの上でWindowsアプリを動かすWineプロダクトがX11からも開放されたリビジョン
これは日本人の作者さんによる日本語版のWindowsUIをベースにしているWineで、やはりX11を使わないことでますますMacのネーティブに近くなってきた。
WineあるいはDarwineといえば結構昔からいろいろなバージョンを試しているが、WindowsのOSもエミュレータも必要ないMac上でWindowsアプリがネイティブに動くという画期的な試みには注目してきた。
最初の頃のWineはマインスイーパとメモ帳が動くくらいのシロモノだったけど、それでも「Windowsと比べてソフトが少ないMac」とさんざんいわれてきたからMacの上でWindowsのアプリがネイティブで動くこの試みには希望を感じた。
それにOSフェチとしてはエミュレータも仮想化ソフトもなしにWindowsOSもインストールしないで、Windowsの機能がどこまで使えるか、それをどういう仕組みで実現するかというのはワクワクするテーマではあると思う。
このNXWine 、No X11 Wineということなんだろうと思う。
X11はMacのネイティブな環境ではないので、それをつかわないことでますますMacデフォのUIに近くなってきた。
そして動くアプリも隔世の感があるくらい多くのアプリが動くようになっている。
これはそのうち本当にVMWare Fusion も必要なくなるんじゃないか…と楽しみになってくる。
Wineでやはり気になるのは何が動いて何が動かないか
Windowsで使っているPochitter は起動には成功したが認証に失敗して固まってしまう
もうひとつ愛用しているWebsite Explorer はインストーラを使うがちゃんと動いている
そしてインストールに成功しているだけでなくちゃんと起動して機能も果たしている
これを使うためにWindowsを仮想マシンで動かしていることが多いのでこれが動くのはうれしい
検索クローラー対策のサイトマップもこれで頻繁に更新できるか
もうひとつ面白いのはExPing も動いていること
このようにネットワークアプリ、インターネット関係は結構動いて機能する
例えばMacのSafari などでURLをコピーしてWine環境で右クリック、
「貼付け」をするとペーストボードの共用化でWindowsのアプリにペーストできる
WineのUI統合はここまで進んだ
インターネットユーティリティが使えるならやはりInternet Explorer が動くんじゃないか…
といろいろ試してみたがInternet Explorer の7、8、9の
32bit、64bitバージョンを試してみたがどれもインストールに失敗するか
起動しても読み込みが始まらないという結果だった
キャプチャーはIE 8の32bitの起動には成功したが接続中のまま止まってしまう様子
こういう表示で起動できないバージョンも
いろいろ対処法も作者サイトに書かれているようだが私の方がまだ研究中
NXWine を起動するとデフォルトの操作画面はこういうメニュー
これがWindowsのスタートボタンに当たると思えばいい
コントロールパネルもここから入る
「プログラムの追加と削除」はコントロールパネルの中にあるのではなく独立したメニュー
アプリを選択して削除ボタンでアンインストーラが立ち上がる
「Wineに終了シグナルを送る」はWineの特別なメニューで終了メニューのアプリ強制終了に近い
やはりプロセスが固まって終了できなくなった場合を想定しているようだ
Wineエクスプローラは使い方はWindowsのExplorerと同じ
ユーザ領域内のファイルを探すのに使う
これがWindowsにない独自の機能だがWineファイルマネージャ
というのもあってこれはドライブ全域を操作する
なぜこの使い分けがあるのかだがここにZドライブが見えてるのが象徴的だと思う
ZドライブはMacの起動ボリュームそのもののルートを指している
そしてメニューのC\ボタンを叩くとCドライブも見える
そのCドライブの実体は~/Library/NXWine/prefixies/default/drive_c にある
Windowsの本来のドライブルートをここにおいてZドライブの中に入れることで
Windowsの入れ子スタイルのファイルシステムを実現している
そして~/Library/NXWine/prefixies/default/drive_c/users の中にユーザフォルダがあって
その中のデスクトップは~/Desktop にエイリアスになっている
同じく~/Library/NXWine/prefixies/default/drive_c/users
/(ユーザ名)/My Documents は~/ のエイリアスになっている
こうすることでデスクトップの中にCドライブがあってその中のユーザフォルダの中に
デスクトップがあるというWindows独自の入れ子構造を実現している
同じく~/Library/NXWine/prefixies/default/dosdevices が
すべてのドライブレターの格納先になっていてマイコンピュータの実体になる
例えばWindows版Firefox は動いたのでこれでファイルをダウンロードする
するとWindowsでのデフォのダウンロード先はマイドキュメントのダウンロードフォルダだから
NXWine の場合ユーザフォルダの中のダウンロードフォルダになるので
ここにMac用のダウンロードフォルダとNXWine 用の
ダウンロードフォルダがふたつ並ぶという面白い現象が起きる
Macのダウンロードフォルダはローカライズされていて本当の名前はDownloadだから問題無いが
もし将来これを英語ローカライズしないといけなくなったらどうするのか興味深い問題だ
ちなみにIE は全滅したがFirefox はインストールも
起動も問題無くできてこの通りWebも問題無く表示した
WindowsでのFirefox の表示が気になる時には作業が速くなる
NXWine のVMWare Fusion やBootCamp に対する最大のメリットは起動の速さで
起動に数分〜十数分かかる両環境と比べるとNXWine のアプリ自体はほぼ瞬間的に起動する
ただCPUは常に50〜80%は回っている状態で冷却ファンもガンガン回る
もし実用に使いたいなら一長一短なのでちょっと作業したい時はNXWine 、
じっくり長時間作業しないといけない場合はVMWare かBootCamp となると思う
私がWindows負荷テストの時に愛用しているWinny作者さんの
作ったゲーム/スクリーンセーバアプリやフライトゲームはちゃんと動いている
作者サイトにもゲーム用のリソースのインストール法が解説されていてこういう系統には強いようだ
もうひとつ気に入らないのはNXWine のせいではなく
Windowsのインストーラのカルチャーの違いなのだが
いろいろインストールするとデスクトップが散らかること
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AppleTVを使ってテレビで森の音を鳴らすアプリとAirPlayの組み合わせ方
これもライフハッカーのネタで先日森の音を鳴らし続けてくれるサイトが紹介されていた。
Birdsong.fm
このサイトにアクセスしてPLAYボタンをクリックするだけで、Mac、PCから森の音が鳴り続ける。
ヒーリング効果である。
春の森の音はサイトに接続するだけで無料で流しっぱなしにできるが、他の季節の音、他のシーンの音も有料で購入することもできる。
ただ、せっかくならこの音をMacの内蔵スピーカーではなくAppleTVか何かを通じてテレビで流したい。
と思っていたらちゃんと本家サイトでiPhoneアプリも配布されていた。
それがこちら。
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Birdsong.fm (Freeware for iPhone, iPad)
名前の通りBirdsong.fmをiPhone、iPadなどで楽しむアプリ
そこでこれをインストールしてiPhoneで再生。
AirPlayでAppleTVに送って、リビングは森の音に充たされることになった。
これは快適。
音楽に飽きた時、そういう気分の時、やってみると気持ちが落ち着く。
Birdsong.fm はBirdsong.fmの森の音をiPhone、iPadで鳴らすことができるアプリ
まずこれをインストールする
下のPLAYボタンをタップすると森の音が流れる
ここでホームボタンを2回押しすると下にマルチタスクのリストが出てくる
これを右にドラッグするとこのように再生ボタンが出てくる
これをさらにもう一度右にドラッグ
するとボリュームコントロールとAirPlayボタンが出てくる
AirPlayボタンをタップすると…
外部の音声を送ることができる機器のリストが出てくる
キャプチャーはAppleTVのテレビと無線LANでAirMac Express
につながった外部スピーカーが選択できるという図
今回はAppleTVにつないで前の再生ボタン画面に戻って再生
こうしてテレビは森の音で充たされた
画面はBirdsong.fm のサウンド画面になっているがミラーリングスイッチを入れると
iPhoneの花がゆらゆら揺れる再生画面も送ることができる
フリーで利用できるのは春の森の音だけだが音を増やしたい場合はそれぞれ有料で購入できる
それぞれiTunesStoreの一曲ぐらいの値段
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もつれない、よじれない、しかもカンタン〜iPhone、iPodのイヤホンケーブルをカンタンに手早く巻き取る方法を改良してみた
これはiPhoneで音楽を聴き始めた人類が、聞き終わったあとにケーブルを適当に丸めると次回音楽を聴きたい時にイヤフォンケーブルが必ずもつれてイライラするという問題に直面し、これを克服した道のりの克明な記録である。
ネタ元はこちら。
ウィーッ! 絡まりがちなケーブルの上手なまとめ方 - ライフハッカー[日本版]
このネタ元のケーブルライフハックの要点は、要は八の字巻きである。
解説【八の字巻き】
技術さんなら結構誰でも知っているケーブルの巻き方。
特にテレビ局の技術スタッフが中継車やスタジオ収録のアシスタントに付けられたら、最初に必ず練習させられるのはトライケーブルの八の字巻き。
これはケーブルを床に八の字状において巻いていき最後に養生ロープで縛るというケーブルの収納方法で、中継車ケーブルは絶対に普通に丸くぐるぐる巻いてはいけないと教えられる。
こういう業務系のケーブルは太さ10mm〜十数mmしかないのに長さが50メートルとか200メートルとかあるのでもつれたら悲惨だからだ。
さらに最近のデジタル機器は光ケーブルなんかも使っていたりする。
すると片巻き、つまり丸くぐるぐる巻くとほどく時に必ずケーブルがよじれて断線の原因になる。
家庭でアイロンやヘアドライヤーなどのケーブルとグルグル巻いている人があるが、あれは本当はケーブル断線への道をまっすぐ突き進んでいるので、事実家庭電化製品の故障部位のダントツ一位はコンセント、ケーブル周りなのだ。
なので中継車やテレビ局のスタジオだけでなく家庭でも八の字巻きは励行されるべきだ。
たしか海軍の艤装のやり方にも八の字巻きはあったと思う。
これは人類文明5000年の智恵なのである。
以上解説終わり。
ということで今丁度iPhoneのイヤフォンケーブルがもつれる問題に直面していたので、このTipsはビンゴだった。
ところがこのライフハッカーのTipsカンタンそうに見えたけど実際やって見ると結構やりにくいのだ。
それで私なりに改良してみた。
ライフハッカーのビデオを見るとイヤホン側を中指と薬指で押さえて
八の字に捲くとなっているがこの方法は私にはやりづらく感じた
そこで逆にプラグの側を最初に押さえて八の字に捲く方法を考えた
コツは常に人差し指と小指の前をケーブルが通過すると覚えれば途中で混乱しない
大体巻き取れたら中央の八の字状に交差したところを
右手でつまんで左手の人差し指と小指を抜く
プラグ側を余らせて中央にぐるぐると固めに巻いていく
最後にプラグを中央に捲いたベルトの中に差し込む
ここを固めに捲けばほどけない
プラグが右の輪から来た時は右から来た時は左から差し
左から来た時は逆から差すことでもしこの輪がほどけてももつれない
こうして出来上がった様子
ライフハッカースタイルよりちょっとだけやりやすくなったと思う
さてここまで何度か練習して結構上手く捲けるようになったのだが、やはり問題は最後の中央を縛る部分だ。
ここをゆるくしていると鞄に入れて次に取り出す時にほどけてしまう。
その場合でも丸く捲くよりもつれ方は少ないし、何よりもよじれないのでケーブルの寿命は延びる筈だが、この中央の縛りをあまり固くすると今度はこれが原因で断線しそうだ。
ここが問題だと思う。
クリップを使ってほどけないようにするTipsなんてのもあるらしいが、基本こういう道具を使う方法はNGだと思う。
ことに私の場合、そのクリップを探してまた鞄の中身をごそごそしてしまう。
ポケットに入れるとかいろいろな方法が考えられるが、こういうのを使うのは大体通勤時間電車の中とかが多く、ずっと他のことを考えていてクリップをどこに入れたなんて憶えていない。
降りる時にごちゃごちゃして結局クリップが見つからなくて、ケーブルをくしゃくしゃに丸めて、家に着いてからポケットからクリップが出てくるなんてTipsじゃ使い物にならない。
ケーブルを巻き取るケースなんてのも過去に使ったこともあるが結果は同じだった。
(少なくとも私にとっては…)
何度かトライして改良法はないか考えていて思いついたのが、キャプチャーの輪ゴムを使う方法だ。
中央の八の字状の交差する部分を輪ゴムでぐるぐる巻きにする。
ほどく時にこの交差部分を持って輪ゴムを自分の右手にはめる。
聞き終わったら上記のTipsのように八の字に捲くところまでは一緒。
あとは最初に右手の手首に巻いた輪ゴムをそのまま交差部分にもってくればいい。
この方法ならケーブルを傷めないし、何よりも巻き取りの時間が10秒を切った。
電車の中でさっとケーブルを片付けるのに最適だ!
右手で八の字状の中央の交差した部分をつまみ右手首に捲いた輪ゴムをそのままここにはめる
これでケーブルはカンタンにまとめられるし輪ゴムを何重捲きにしてもケーブルは痛まない
また巻き取りに要する時間も十秒を切ったので実用上問題無い
こうして、「改良八の字巻き」でこの問題は解決した。
メリットは
1)八の字巻きなのでケーブルが痛まない
2)ほどく時にケーブルがもつれないしよじれない
3)輪ゴムなので最後の縛りの部分でケーブルが痛まない
4)巻き取りに要する時間は十秒を切る
デメリットは
1)見た目はやはりライフハッカー方式の方がかっこいい
2)音楽を聴いている間右手には輪ゴムを捲いたままなので総務の事務のオバサンみたいである
整理するとこういうことになる。
さあ!あなたも右手に輪ゴムを捲こう!
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ExSqueeze it (Freeware)
OS10.8Mountain Lion対応
PDFを例えばWeb用、スマホ向け電子書籍用のように好みのサイズに圧縮してファイルサイズを小さくしてくれるアプリ
PDFはMacでは標準でサポートしており、プリンタへのポストスクリプトファイルというだけでなく直にPDFに書き出してロックをかけたりパスワードをかけたりできるので、セキュリティのかかった文書として利用範囲は拡がっている。
電子書籍の世界でもePubファイルと並んで一大勢力のフォーマットだと思う。
Mac上ではPDFは比較的軽快に開き問題はないのだが、Windowsに渡すとかスマホで開くということになるととたんにPDFの重さを思い出すことになる。
特にスマホで開く時はどうせあの小さい画面で開くのだから精細な画面であっても意味はない。
PDFというのはその実態はファイルの中にテキストデータとフォントデータと画像データがエンベッドしてあるファイルなので、その画像データのjpegを圧縮してやればファイルサイズは小さくできる筈だ。
その場合でもテキストの部分は劣化したりしない。
テキスト中心で画像は添え物という文書の場合、そしてその画像がファイルサイズに結構デカい比重を占める場合にこのExSqueeze it は威力を発揮する。
操作法は非常に簡単で、PDFファイルをドロップして圧縮モードを選択すればいい。
右上の目玉ボタンでプレビューもできる。
圧縮効果の確認はさすがに書き出してみないとわからないが時間はかからないので、ファイルを書き出して比べてみればいい。
Lowはさすがにかなりぼやけるが、スマホクオリティなら問題無いかも。
圧縮結果はキャプチャー参照。
ExSqueeze it のインターフェイスはとてもシンプル
圧縮レートを右の4つのボタンで選択できるんだなということは説明されなくても見ればわかる
ここにPDFファイルをドロップする
試しに幣サイト9月のページをPDFに書き出してドロップしてみた
表示は解析中に変わり…
解析が完了するとこんな表示
左の元サイズ23.4MBに対して11.6MBで約半分、
Low画質なら3分の1の7.3MBまで圧縮できるとのこと
幣サイトのように画像が多いファイルの方が圧縮効果が大きいようだ
右下のSqueezeボタンで圧縮を開始する
左が元ファイル、右が圧縮後の幣サイトページの画像部分
マイクアイコンやボタンの文字に注目してもらいたいが
Lowならこれくらいの圧縮効果になる
そしてサイズは公約通り23.4MBが7.3MBに
なお最初にダンロードしたアプリは上手く動かなかったので
一度削除してダウンロードし直したら上手く動くようになった
AppStoreの場合こういうこともあるのだろうか
解析が完了したら通知センターのフローティングラベルで知らせてくれるので
デカいファイルで時間がかかる時は他の作業をしていてもいい
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知らなかった!iPadのキーボード分割、Undo/Redo、キャップスロックが便利すぐるw
iPadをかなり前に購入して家族はゲームとか写真の加工とかいろいろ活用しているみたいだけど、私は距離を置いていた。
「iPadって使いにくくない?」
と思っていた。
手元に自分専用のiPhoneとMacBook Proがあるから別にいいやと思っていた。
使いにくいと思う主な原因はあのiPadのソフトウエアキーボード。
特に日本語入力の、あの五十音配列のキーボードは見たらくらくらしてしまう。
五十音配列キーボードには懲りた思い出あり…なので日本語入力はローマ字でやっていたが、これもあまり効率的とはいえない。
iPhoneのフリック入力の方が遥かに入力が速い。
なのでiPadは画像を見たり、AppleTVのリモコンしたり、Mac miniのVNCリモートしたりの専用という感じで使っていた。
そしてなにか出来のいいキーボードアプリはないか探していた。
ところが、iPadのキーボードはデフォルトで便利にカスタマイズできる。
iPadのソフトウエアキーボードの使い方を解説したこちらの記事で知ったネタ。
「取り消しとやり直し」などiPadのソフトキーボードにまつわる小ワザたち - ライフハッカー[日本版]
まずキーボードの分割。
iPadのキーボードがなぜ使いにくいって、片手て本体もって片手でキーを打つのって「ごろ寝キー」といってショートカットが充実していないとすごく能率悪くて手が怠くなるんだよね。
右手の空中移動の距離が長くなるからだと思う。
かといって机の上の平置きして、普通のキーボードのように打つと完全に上から見下ろす形になって首が痛い。
さらにかな入力の五十音配列は見た時に「Appleわかっとらんな〜」と呻いてしまった。
JISキーボードと五十音キーボードの競合でもう過去に結論が出てしまっている筈なのだが、左上の端から
あいうえお かきくけこ
さしすせそ たちつてと…
と文字キーが並んでいる五十音キー配列は一見分かりやすそうに見えるけど、結局使用頻度の高いキーがバラバラに散って指がいつまでたってもキーの位置を覚えない。
JISかなキーも決して使いやすいとは思わないけど、五十音キーの人間工学に全く即さないキーよりはいくらかマシ…
五十音キーはキーボードに慣れることができないお年寄りには人気だが、現状仕事で使っている人は皆無だと思う。
とにかく私の場合五十音配列キーだと完全にブラインドタッチになるww
ブラインドタッチというのはキーを全く見ないブラインドタッチではなく、画面を全く見ないでキーばかり見るブラインドタッチだがww
iPhoneのフリック入力は慣れればそれなりに高速化できるのになぜそれと同じものをiPadにも入れなかったのか!…
と憤慨していたのだが、これは私が知らないだけだった。
ちゃんと入っているんです。
入っているんなら教えてくれよ〜
っていうか入っているんならこちらをデフォルトスタイルにしてくれよ〜
(詳細キャプチャー参照)
他にもUndo、Redoなんかも今まで見ていた筈なのに、あることに気がついていなかったとか、キャップスロックはMacでは単に邪魔なキーだけど、iPadでは大文字の連続入力が不便だと思っていたので、これも実はiPadにもあるというのは目からウロコだった。
使いこなしている人には当たり前のネタなのかもしれないが、iPad初心者の私にとっては人生の転機になるような出来事だった!
(ちょっとおおげさ)
iPadのキーを便利に使うために環境設定の「一般」 の中の「キーボード」 に入る
デフォルトで入っているかもしれないが「Caps Lockの使用」 と「キーボードの分割」 をオンにする
デフォルトのキーボードのスタイルはこのように下位置べったりで
しかも日本語入力の五十音配列キーを見た時に軽いめまいを感じてしまった
こんなアフォなキーボードが使えるか…と思っていたのだが…
右下のキーボード出し入れボタンを長押しすると「固定解除」「分割」メニューが現れる
この「分割」をタップすると
この通り左右に分割したキーになって本体を持ったまま親指で入力できる
左のマスは変換候補などがでる
このキーはiPhoneのフリック入力のキーと同じ配列だから
iPhoneの操作に慣れた人ならこの方が絶対使いやすいと思う
英数入力の時に数字入力キーを叩くと「Undo」 キーがある
これなんか今までも見ていた筈だが目に止まっていなかった
確かにあれば便利だ
さらに#+=のマークがついた記号キーを叩くと「Redo」キーもある
なんで今まで気がつかなかったんだろう
そしてこれはiPhoneでも共通して使える技だがこのshiftキーを2回タップするとCaps Lockになる
iPhoneなどでの大文字連続入力は不便だと思っていたのでこれはもう少し早く知りたかった…
anchor
Mac、Windows、Linux相手を選ばず超カンタンにネット越しにしかも無料で遠隔操作が可能〜Google Chrome のリモートデスクトップを試してみた
Mac同士、またはMacとWindowsPC、またはMacとLinuxPC、またはLinuxPCとWindowsPCなどリモートデスクトップを取れるGoogle Chrome のプラグインが面白そうなので試してみた。
これのメリット・デメリットを整理すると…
まず特徴は…
これがGoogle Chrome というブラウザのプラグインとして提供されることだ。
だから動作条件はWindowsXP以上、Mac OS Xの10.6以上、Linuxについては条件不明…多分Google Chrome が動けば動く。
それとGoogle Chrome がインストールされていること。
条件はこれだけだ。
ネットワーク設定がどうの「VPNが必要」だのそういうのは一切求められない。
インストールもここからアドオンをGoogle Chrome でダウンロードしてインストールする。
料金は無料。
Chrome ウェブストア - Chrome リモート デスクトップ
あとは接続のPINコードを設定して、サーバ側はシステム環境設定 のペインで共有を許可する。
以上で準備完了。
詳細は以下のヘルプがわかりやすいが、従来のリモートデスクトップをVPNで使うことを考えると画期的に簡単だ。
Chrome リモート デスクトップ アプリ - Chrome ヘルプ
メリットとしては…
ブラウザを通じてサービスとして機能が提供されるので、MacやPCのファイアウォールの設定とか、ルータのポートマップの設定とか、IPマスカレードがどうのとか一切気にする必要がない。
VNCやMacの画面共有 、Microsoftのリモートデスクトップ のように同じネットワーク内のリモートデスクトップを提供する機能の場合、インターネット越しでリモートを取るにはセキュリティ上VPNなどの設定が不可避なのだが、これはブラウザのポートをつかってWebの80番ですべて済ませてしまうので、VPNなども気にする必要がない。
ほとんどすべてのブラウザにはSSLという強力なセキュリティがある。
もちろんこのGoogle Chrome も実装しているので、第三者からリモート情報をタップされて取られてしまうという心配はない。
サービスの内容としてはTeamViewer に近いが、専用アプリを使うのではなくGoogle Chrome というブラウザを使うのがユニークだと思う。
だから敷居も低いと思う。
設定は驚くほど簡単だ。
Googleにログインして自分のアカウントと紐付けしたPINコードを設定するだけですぐに使い始められる。
こういうサービスの場合サービスを提供する主体の信頼性が一番問題になってくるわけだが、そこはあなたがGoogleを信じるか信じないかということに尽きる。
勿論巨大企業には社会的責任が求められるので、そうそういい加減なことはできないと思うが。
ローカルネットワーク内の接続は勿論、インターネット越しに地球の裏側の自分の端末にも接続できる…しかもお手軽に…これが最大のメリットだと思う。
もうひとつメリットを挙げるなら、リモートデスクトップと同じように完全にコントロールを取る「マイパソコン」 というモードとは別に、遠隔で誰かを助けてあげる「リモートサポート」 というモードがあるのがさらにメリットと言える。
これは「マイパソコン」 と機能的にはほぼ同じなのだが、ログインのPINコードが最初に設定したホストの固有のPINコードではなく、毎回ホストが共有を開くたびに発行される一回きり有効なPINコードでログインする。
ワンタイムパスコードなので、一度セッションを切ってしまうと同じPINコードで二度と接続できない。
またセッションを開いている途中でも一定の時間が過ぎると「リモート状態を続けるか?」 と確認してくる。
ここでリモートを取られているホスト側がOKを押さないと自動的にセッションは切れてしまう。
この確認タグはリモート側からも見えているが、リモートからOKをクリックすることはできないので、共有を開いている人が毎回許可しないと遠隔を取り続けることはできないことになる。
これはあまり親しくない相手にVPNやVNCなどのパスワードを教えたくないので、大きなメリットになる。
ネットのお知り合いにちょっと操作を教えてもらいたい時に、これでリモートを取ってもらえば自分のパスワードを公開しなくていいし、相手がもしこのワンタイムパスコードを悪用しようと思っても次回からは無効だ。
セッションも一定時間ごとにホストが許可しないと切れてしまうので、うっかり共有を開いたまま…ということもない。
MicrosoftのRemoteDesktop はリモートを取っている間は、ホスト側の画面はログオフされてしまうので相手が何やっているのかさっぱりわからないが、このGoogle Chrome ならリモートを取られている間も自分のデスクトップは見えているので、まさにチュートリアルにはうってつけの機能だと思う。
もうひとつメリットはMac、Windows、Linuxを相互にどちらをホストとクライアントにしてもつなげることか。
しかも同じGoogle Chrome を使うので手順も各OSでそんなに違わない。
デメリットとしては…
あまり思いつかないけど、やはりブラウザの表示機能なので、VNCや画面共有 に比べるとやや反応が遅いことかな。
特に立ち上がりは時間がかかる。
同じローカルのネットワーク内で使っても感じるので、これはブラウザを使う性質上仕方がないのかもしれない。
またセーフティとしてシステム環境設定 に「共有無効化」のボタンがあって、これはDisableにしている限りリモートをうっかり取られることはないのだが、やはりファイアウォールもポートマッピングも関係なしにリモートが実現してしまうというメリットが、簡単にセキュリティホールになりうるというデメリットにもつながる点だ。
しかももしこれで不正にリモートを取られたら、ファイアウォールをはじめ最近の大掛かりなネットワークモニターのソリューションでも一切検知は不可能だと思う。
なんせネットワークに流れるのはポート80番の普通のWebサイトと同じようなパケットだけだし、それはSSLで暗号化されているから、監視側からこれがクラッカーの乗っ取り通信だと認識することすらできないと思う。
その意味では取り扱い注意ではある。
上記のワンタイムパスコードは一回きり有効だから問題無いが、「マイパソコン」 の方で最初に設定するPINコードは十分強度がある桁数にして、絶対に外部に漏れないように管理することが必要になる。
Google Chrome をインストールしていない人はまずブラウザのインストールから始める
Google Chrome で上記のダウンロードページに入ってリモートデスクトップのアドオンをダウンロードする
Google Chrome はダウンロードの進行が下に見える
ここをクリックしてもいいしFinder からもインストーラのディスクイメージをマウントできる
インストーラのイメージをマウントするとそこにインストーラがある
以下インストーラの指示に従ってアドオンをインストール
インストールが完了するとGoogle Chrome のサービスでGoogleに
Chromeリモートデスクトップというメニューが増えている
ここからリモートデスクトップに入る
すると最初にアクセス許可の設定を求められる
これはリモートホスト側に使う予定がない端末でもこれを済まさないと先に進めない
リモートデスクトップは最初のアクセス権設定の時に
チャットメッセージ、メールアドレスの表示などの許可を求めてくる
これもホスト側で使う予定のない端末でも全部許可しないと先に進めない
レビューでここに不満を書いている人がいたがとにかく許可しないと使えない
ホストにする予定の相手のMacにもプラグインをインストール同じ設定をする
このアドオンのメリットの「リモートサポート」 を試してみる
ホスト側でこの共有ボタンをクリックするとワンタイムパスコードを表示するのでこれを相手に渡す
リモートを取る側でアクセスボタンを押すと出てくるフォームにこの12桁のパスコードを入力する
このコードは一回きり有効で毎回ユニークなパスコードが生成される
相手がこのコードをもう一度使って不正アクセスしようとしても接続できない
こうしてカンタンにリモートが取れた
この間、ルーターやファイアウォールをいじる必要はない
ブラウザのSSLでセキュリティを確保してWebサービスとしてリモートを渡している
なのでVPNも設定していないのにインターネット越しに地球の裏側の相手のリモートも取れる
SSLの安全性についてはもう既に充分実績があると思う
ブラウザをフルスクリーン表示するとこんなイメージ
さらに上の青いプルダウンを引き出すとリモート画面だけのフルスクリーン表示も可能
サイズの調整がなかなか自由ではないのだがこれはVNCの共通の悩みかもしれない
このリモートサポートは一定の時間が経過すると共有を継続するか聞いてくる
これはリモートホスト側でしかOKがクリックできない
継続するボタンをクリックしないとこの通りセッションは自動的に切れる
うっかり共有を開きっぱなしでもホスト側ユーザがセッションを続けたいという
意思表示をしないとセッションは自動的に切れてワンタイムパスコードも無効になる
初心者があまり親しくない上級者にリモートを渡して操作を教えてもらうにはいい方法だと思う
これならVPNやVNC、Macのログオンパスワードなどを相手に教えることなしにつなげて
設定変更しなくてもあとで管理権を取られてしまうというリスクもない
ちなみにこの上のプルダウンはMicrosoftのリモートデスクトップと
同じようにセッションを切ったりの操作ができる
下のフローティングはホスト側でセッションを切りたい時に操作する
今度は出先から自分のパソコンに接続する「マイパソコン」 モードを試す
ここからはホスト側、つまりリモートを取られる方の設定
この最初のメニューの下のボタンで共有を開く
次に接続の時にパスワード代わりとして必要なPINコードの設定を求められる
これとGoogleアカウントの紐付けが個人の認識のベースになりセキュリティの基礎になる
なのでPINコードは十分な強度のある桁数でないといけない
キャプチャーは4桁で設定しようとして暗号強度が弱すぎると怒られている図
もう一度共有を無効にすればこのパスコードは毎回変更できる
Webサービス側にパスコードを登録したらすぐに
システム環境設定 のHost Prefernceのペインが起動してくる
ここに同じパスコードを入れるとホスト側端末とGoogleのWebサービスのマッチングが完了する
ちなみに共有を解除したい時はシステム環境設定 のこのペインを起動する
ここに「共有を無効化」するボタンが用意されている
これが不用意にリモートを取られないようにする最終安全装置になる
リモート側のGoogle Chrome には同じGoogleアカウントを持つ他の端末の共有が見えている
共有に入るにはここから
なおリモート側も共有を有効にするボタンがあって
同じ設定ができるがリモート側は特に共有を開かなくても接続はできる
共有に入るとPINコードのフォームが現れるので先ほど設定したホストのPINを入力する
こうして接続が完了
フルスクリーンの設定にしていてもこのようにサイズが自動で切り替わらないこともある
こちらの「マイパソコン」 の方は画面サイズの設定メニューがひとつ多い
これとシステム環境設定 のディスプレイ設定を組み合わせてサイズ調整すればいい
スクリーンサイズを調整したリモート画面
ブラウザベースではあるがVNC と遜色がない表示だと思う
キー操作もマウス操作も問題無いがタップ設定を継承しないのとMac同士でも
キーボードショートカットが大部分利かないのがちょっと慣れが必要
ところで相手のホスト側はGoogle Chrome を起動していないのに注目
リモートはGoogle Chrome のモジュールを使うだけなので
共有を開く設定が完了したらもうGoogle Chrome を起動していなくてもいい
再起動後もGoogle Chrome を起動しなくても共有設定は有効だ
あとはリモート側でリモートビュワーとしてGoogle Chrome が必要なだけだ
面白いなと思ったのはこのリモート画面のメニューから
ctrl+Alt+Delete とプリントスクリーンのキーを送れること
MacからWindowsを操作する時に重宝しそうだ
ctrl+Alt+Deleteは強制終了のバルカンピンチだがログオン画面呼び出しや
KVMの切り替え操作にも使われるのでこれがリモートで使えるのは便利だ
Google Chrome は一度設定してしまえばお手軽で
使いやすいと感じたが使い方を誤るとセキュリティホールになる危険性はある
不安を感じたらアンインストールの方法も確保しておきたい
そこで例によってSuspicious Package でインストーラの中身をチェック
/Library/LaunchAgents/org.chromium.chromoting.plist
/Library/PreferencePanes/org.chromium.chromoting.prefPane
/Library/PrivilegedHelperTools/org.chromium.chromoting.me2me_host.app
/Library/PrivilegedHelperTools/org.chromium.chromoting.me2me.sh
/etc/newsyslog.d/org.chromium.chromoting.conf
などこれもなかなか大変そうと思ったら…
アプリケーションフォルダの中にちゃんとアンインストーラを仕込んでくれていた
一度アンインストールを試してみたいと思うが一応安心だ
カンタン、確実、さらに一応セキュリティにも注意が払われているGoogle Chrome 最強!…
と言いたいが最強はやはりMacOSX同士をVPNで接続する方法
このようにアップデート中の画面やログオフ中の画面まで見えるのでメンテの時に困らない
ということで遠隔操作フェチの私としてはブラウザだけでどうやってリモートを安全に渡すのかその仕組みに興味があったのだがなかなか興味深い方法で実用化されている。
どこの家庭でも職場でもWebブラウザはポートマッピングもされているしブラウザにはSSLも仕込まれているので改めてそのあたりの仕組みづくりは必要ないという画期的な発想が面白い。
何よりも一度共有を開いてPINコードを設定してしまえば、あとは何度でもリモート側でGoogle Chrome を起動してそのPINコードを入れるだけで普通につなげる。
その時に接続環境でルータが邪魔するとか、パケットフィルタで接続コマンドを撥ねられるということも考えにくい。
インターネットに接続できて、Webサイトを表示できる環境であればどこでもつなぐことができる。
このカンタンさ、確実性は画期的だと思う。
こんなにカンタンなのだが、やはりMac同士でVPNの組み合わせが最強と思うのはこういう時OS Xの画面共有 ならログオフ中でもアップデート中でもリモートから画面が見える。
まさにKVM感覚で使えるのでこれとVPNを組み合わせたら海外からでもMacのメンテができてしまう。
それでもこのGoogle Chrome を推せる状況は大いにあり得る。
結論はMac+VPN最強なのだが、例えば職場とかVPNを構築できない場所ならどうする?
相手がWindowsならどうするという条件が入ってくると、このGoogle Chrome 最強ということになるのかもしれない。
ことに最近はVNCの開発がちょっとおぼつかないので、選択肢としてこういう方法を知っておくのはいいと思う。
anchor
Windows端末から遠隔でWindowsサーバのメモリ使用状況を確認する
Windowsの遠隔操作に関する個人的なメモ。
Windowsのサーバー機、特に専用機のサーバーを長期間起動したままで運用するとメモリリークが問題になることがある。
メモリの使用状況を確認したいが、現場は無人でいくことができない…またはあまり触れる人がいないとする。
ネットワークがつながっているならMicrosoftのRemoteDesktop を使ってタスクマネージャーで確認するのが手っ取り早い。
ところがMicrosoftのRemoteDesktop は結構メモリやCPUリソースを食うのが難点だ。
そのメモリが逼迫していないかを確認したいのに確認するにはメモリを食うRemoteDesktop を使わなきゃいけないというのは本末転倒だ。
また専用機の世界ではRemoteDesktop の接続を禁止されているケースも多い。
するとコマンドプロンプトを起動してコマンドでステータスログを見ることになる。
Windowsの場合は
systeminfo
というコマンドが用意されている。
ただこれは自分の端末の中身を確認するコマンドだ。
リモートでこのコマンドを実行するにはRemoteDesktop を起動して…というんじゃまたまた本末転倒だ。
この
systeminfo
というコマンドにはネットワーク内の同じセグメントの端末ならホスト名だけで接続できる便利な機能がある。
ならば遠隔でもVPNを引いて、VPN越しにセグメントを構築してこのコマンドを実行する手がある。
それにはホスト名が必要なので、IPアドレスさえわかればホスト名を調べるのもコマンドでできる。
そのコマンドは
nbtstat -A <IPアドレス>
となる。
これでホスト名を調べたら
systeminfo /s <ホスト名> /u <ログインユーザ名> /p <ログインパスワード>
で遠隔のサーバのメモリ状況を確認できる。
systeminfo はローカルホストのシステムのコンディションを表示するコマンド
実行すると読み込みは結構待たされる
システム概要、インストール日時、uptime、プロセッサータイプなどが表示されている
少しスクロールダウンするとメモリの使用状況が表示される
ネットワーク越しのステータス確認もこれを利用する
例えばVPN内のローカルIP192.168.●●●.50というIPアドレスのサーバの状況を確認したい場合
まずnbtstat -A 192.168.●●●.50 でそのサーバのホスト名を調べる
下にNameテーブルでホスト名とネットワークグループ名が表示される
ここで調べたホスト名でシステムの状況を調べる
systeminfo /s SUMMIT /u administrator とホスト名とログイン時の
ユーザ名をsオプション、uオプションで入力パスワードを求められる
パスワード認証も一気にやってしまいたい場合は/pオプション
すると長大なレスポンスが表示されるがその上の方にメモリの状態が表示されている
anchor
<追記>予想以上にややこしいMacBooster のアンインストールの手順
先日紹介したMacBooster は、ワンクリックでシステムの軽量化からディスクスペースの節約、Cookieスパイウエア対策などのセキュリティまで対応できる万能超便利アプリだった。
ただアプリを削除する時に関連ファイルも一緒に削除する機能もあって、これがお気に入りのAppTrap とぶつかる上に、とてもわかりにくい操作画面でやはりAppTrap に戻したいために、このMacBooster をアンインストールすることにした。
はい、そうです、ワタスがわがままなおじさんです。
それでやってみると、この>MacBooster の削除がかなり面倒なことがわかったのでその手順をメモしておく。
この手の自動ユーティリティは仕方がないのかもしれないが、daemonだのcacheだのログオンアイテムだのいろいろつっこんでくるので、アンインストールは初心者にはキツいものがある。
今後の改善点としてアンインストーラを付属させてくれることを希望。
私のお気に入り常用アプリのAppTrap はアプリをゴミ箱に移動するだけで
関連ファイルを削除するか聞いてくれる優れものアプリ
MacBooster を入れると同じ機能があるので殺されてしまう
MacBooster の表示がわかりにくいので元に戻すことにした
といってもMacBooster を削除するだけではだめでAMCDaemon、
AMCmenu
などのかなり強力な常駐プロセスが残っていて強制終了してもすぐに戻ってくる
そこでSuspicious Package を入れたQuicklookで何をインストールしているのかを確認
あちこちにかなりいろいろなものをスクリプトでばら撒いている
まず/Library/Application Support/ にAMCというフォルダが
できていてここにdaemonの本体が入っている
これの削除にはrootのパスワードが必要
/Library/LaunchDaemons/ の中にこのdaemonの.plistファイルが入っているので削除
/Library/Caches/ の中にAMCExtractByteとAMCInstallTemp.txtというファイルもある
Daemonやメニューバーアプリはここから復元しているようだ
次に~/Library/Application Support/ にもAMCというフォルダができていて
ここにはメニューバーアプリの本体がインストールされている
同じく~/Library/Application Support/ にMacBoosterというフォルダもあって
これは空だがログ置き場かなにかに使われているのかもしれない
~/Library/LaunceAgents/ にはログインアイテムの.plistファイルがある
そして~/Library/Preference/ というお馴染みの場所には
MacBooster 本体の.plistファイルもある
あとはアプリケーションフォルダにある本体を削除
これだけやってもログアウト、再ログインを実施してまだdaemonが生き残っている
ひとつずつアクティビティモニター でしらみつぶしに終了するか
一度再起動するかしないと完全には止まらない
anchor
MacBooster (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Macの不要なキャッシュ、ローカライズリソースなどの掃除をしたり有害cookieを掃除したり、システムパフォーマンスを最適化したりなど、Macお手入れ総合アプリ
このアプリでできることは多いのだが、細かいことはキャプチャー参照してもらうとして、大まかな概要を説明すると
1)ワンクリックでMacをクリーンナップ
2)システムクリーンナップ
3)システム、メモリ最適化
4)パフォーマンス向上
5)セキュリティ
となっている。
この万能ぶりがどこかのゴミソフトに似ていて怪しい感じがするが、中身は概ね納得できる内容の動きをしている
使ってみた印象ではディスクスペースのクリーンナップには大きな威力があった。
私がローカライズファイルやユニバーサルバイナリの削除をサボっているせいもあるのだが、2〜3GBほどディスクスペースが空いた。
メモリの開放も効果は目に見えてあるのだが、メモリを開放してその中身をSwapにページアウトするタイプの開放をしているようで、Swapは逆に増えた。
Swapを減らしたいためにメモリの開放をしたいわけで、ここは私はあまり好きになれない。
システムパフォーマンスに関しては劇的効果はないかもしれないが、あちこちいじって全体的に動きがもっさりしてきた時にはやってみてもいいかもしれない。
反面NTPとかoffにされたり、Dockの背景透明化をリセットされたり大きなお世話というか、大してパフォーマンス向上には役に立たんやろという項目もあったりで、痛し痒しというところか。
私はこういう一気に全部やるというOnyX 的ユーティリティよりも、ひとつずつカスタマイズしてやるTerminal 的というかMainMenu 的なユーティリティの方が好きなんだけど、そこは人によって好みが分かれると思う。
細かいことはいいんだ、ワンクリックでサクッとシステムが軽くなりゃいいんだよ…という向きにはお勧めできる。
MacBooster はAdvanced MacCare が改名したらしい
同じフリーウエアだがインストールはインストーラを使うようになった。
今のところベータ3ということでフリーウエアだが、同名のWindows版シェアウエアに続いてシェアウエア化を目指しているのかもしれない。
起動後チュートリアルが表示されるがチュートリアルといっても
スキャンボタンをクリックせよという非常に簡単なもの
Clean and Boostをクリックした結果
9つのインターネットセキュリティの問題、56MBのシステムクリーンナップ、
システム最適化の4つの項目、101MBのディスクスペースの無駄を指摘している
ウイルスの指摘はなかった
ウイルスに関してはどれくらいの精度があるのか分からなかったが
ディスク全体を見ているのではなくブラウザのキャッシュ関連だけを見ているようだ
cookieに関してはWebレピュテーションに引っかかるものが9つあった
有害と思われるような評判がよろしくないサイトのcookieとのこと
システムクリーンアップではブラウザキャッシュ、インターネット履歴、ログファイル、
破損したログイン項目やシステム環境設定ペインなどを抽出する
システム最適化の項目はこれから充実していくのかも
ディスククリーンナップでは各国語ローカライズファイルや
ユニバーサルバイナリ、システムキャッシュなどが検出されている
これも掃除をサボっていると結構なスペースになる
ユニバーサルバイナリを検出したアプリのリスト
一時期結構がんばって削除したのだがアップデートのたびに
もとに戻ってしまうのでこれも時々掃除が必要
ということで以上4項目をまとめてワンクリックで修復できる
システムパフォーマンスの向上はこの項目で
どれがどの程度効果があるのかはわからない
中にはNTPdをoffにする設定もあって「それはケースバイケースだろ」と思ってしまう
ネットから切り離されたサーバの場合は必要な設定かもしれない
メモリのクリーンナップは毎回数百MBから少なくともこれくらいの効果はある
ただしやればやるほど空き容量は増えるのだがSwapも増えてしまうのが痛し痒し
個人的にはやはりこの辺は専門アプリを使いたいところ
面白いのはここで指定した領域の重複ファイルの検出をしてくれる
それぞれ重複ファイルのパスを表示
右クリックでFinder でもそれぞれのファイルを表示できる
削除したいものにはチェックを入れFixボタンでまとめて削除
選択するとゴミ箱アイコンボタンが現れるのですぐに削除も可能
ラージファイルの検索もディスクの掃除の時に役に立つと思う
デカいファイルの順に並べるだけだがやはりデカい無駄から解消しないと
なかなか成果が現れないので作業を効率化する役には立つ
あと画期的なのかアンインストールメニューがあること
Windowsのプログラムの追加と削除 とほぼ使い方が同じで
アンインストールしたいアプリを選ぶと関連ファイルを表示する
どの程度精度があるかは今検証中だがなかなかのものだと思う
MacBooster を一度起動するとメニューバーアイコンとして常駐する
ここからプルダウンで以上のスキャンを手っ取り早くはじめることができる
anchor
iBackup Viewer (Freeware)
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Mac本体の中に保存されているiPhone(iPad、iPod touch)などのバックアップの中身を見ることができて大切な情報・ファイルを取り出すこともできるバックアップビュワアプリ
このアプリで可能なことは、
1)大事なアドレス帳
2)通話履歴
3)SMSのメッセージ
4)大事なメモ
5)ボイスレコーヂングデータ
6)インターネット接続履歴とブックマーク
7)写真
8)アプリのデータ
の確認と取り出しということになる。
このアプリが使える条件はiTunes を使ってiPhoneなどのバックアップをMac本体に取っているケースとなる。
このアプリが役に立つケースは、iCloudなどの設定をしていなくてiPhoneのアドレス帳などをOTAでMacと同期していない人、iPhoneの中に貴重なデータを溜め込んでいたがバックアップだけはある人が、ある日iPhoneが水没!
キャリアのショップに持っていったら「修理に数週間かかります」と言われて
「ええ!その間の電話帳の取り出しはどうしたらいいの?」
「残念ながら…」
「じゃ代替え機は?」
「残念ながら…」
「ええ!仕事で大事な電話のやり取りがあるのに…」
みたいなケースかもしれない。
新しいiPhoneがあるなら、バックアップから復元すれば前の環境をそんなに時間を食わないで復元できる。
しかし新しいiPhoneがない場合、バックアップからとりあえず大事な情報を取り出したいということがあるだろう。
またiPhoneを止めてAndroidに乗り換えたいというケースだってあるかもしれない。
そういう時にこのアプリでバックアップの中身を見る、テキストなどで情報を取り出すという機能が役に立つに違いない。
iBackup Viewer を起動するとすぐに読み込みが始まる筈だが始まらない場合は
ファイルメニューの「開く」コマンドでバックアップを開く
場所は~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/ の中
読み込み中はこんな表示
読み込み中に連絡先 のアドレス帳データに接続の許可を求めてくる
勿論それを読みたいので許可
例えばこれは通話履歴
受信、発信の日時と相手の記録が残っていて相手の電話番号などを見ることができる
こちらは連絡先 の内容を見ることができる
SMSのメッセージも全部取り出すことができる
このアプリをもうちょっと早く知っておきたかった
料金サイトのURLやパスワードをSMSなんかで
送りつけてくるソフトバンクに舌打ちしていたからだ
もう今では関係ないが…
メモ の中身もこの通り
私は先日書いた通りSimplenote を使っているのであまり関係ないが
このメモ をOTA同期していない人にはこの機能はうれしいと思う
Safari の接続履歴とブックマークも見ることができる
アプリデータは何がインストールされていたかを確認できる
アプリそのもののバックアップは~/Music/iTunes/Mobile Applications
の中にあるのでアプリは取り出す必要はない
何が入っていたかとアプリの設定データを見ることになる
データの書き出しだがアドレス帳はここからvCardなどに書き出せる
SMSはここからPDFやテキストに書き出せる
メモ はこのフロッピーアイコンボタンからテキストに書き出せる
接続履歴はクリッカブルになっているのでクリックすれば
Macのデフォルトブラウザが起動してそのページを表示する
ブックマークの方は直接MacのSafari にエクスポートできる
写真データはなぜかバックアップされていなかったので取り出し可能かどうかわからない
取り出しはここから
アプリのデータは対象アプリを選択、ここから保存すると
たいていは設定の.plistファイルが書き出される
またFinder で表示というメニューもあるが…
Finder では表示されずテキストエディタ が起動してきて表示に失敗する
一般ユーザは.plistを見ても意味が分からないかもしれないのでここは開発者の領域かも
anchor
Wimoweh (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Macをスリープさせるか、スクリーンスリープだけか、特定のアプリが起動していない時だけスリープするかなどの「眠り」のふるまいを決めるメニューバーアプリ
Macのスリープ設定はデフォルトではシステム環境設定 の「省エネルギー」 に入ってMacそのものとスクリーンスリープ、ディスクスリープなどの設定ができるようになっている。
しかし普段使いはスリープする設定にして、プレゼンの時だけスリープしない設定にしたりとかちょくちょく設定を変更したい時に、ここにいちいち入って設定を変更するのは億劫になる。
またスリープしない設定のまま忘れていて、気がついたらバッテリーが上がっていたなんてこともある。
スリープの状態をメニューバーから簡単に変更できて、簡単に現在の状態を確認できるなら、頻繁に設定変更する人には便利だろう。
スリープしない設定に変更するcaffeineコマンドをGUI化したメニューバーアプリは今までもいくつか有って私も愛用しているが、このWimoweh が面白いのは特定のアプリが起動している時だけスリープしないという条件付けが細かくできるということだ。
普段はスリープするようにしたい、プレゼンで使うアプリはKeynote と決まっている…というのであれば、このWimoweh でKeynote が起動している時だけスリープしない設定にすればいい。
そうすればいちいちスリープ設定をいじることからも解放されるだろう。
この機能は10.7Lionでは若干不具合があるようだが、テストしたところ問題無く動いている。
またメニューバーアイコンに色をつけて、今はスリープする設定になっているかしない設定になっているかを一目で確認できる機能もあるが、これも若干動きが不安定のようだ。
細かい不具合はまだありそうだが全体としてスリープする/しないの設定は確実に動くので充分利用価値はあると思う。
Wimoweh はこのひょうきんなライオンアイコンがメニューバーに常駐する
プルダウンでここにチェックを入れるとスリープしない設定になる
またスリープしない設定を何分続けるかというタイマー設定もできる
「設定」メニューでディスプレイだけスリープさせないという設定もできる
面白いのはメニューバーアイコンの色でスリープする設定か
しない設定かを表示することができる
デフォルト黒のアイコンをスリープしない時に何色に変えるかここで設定
好みの色で表示できる
もうひとつ面白い機能は特定のアプリが起動している時だけスリープしない設定
ここで表示される起動中のアプリにチェックをいれるとこのアプリの起動時のみスリープしない
アイコンはスリープしない青に変わった
アプリのチェックを外すとアイコンは赤に変わってスリープする
このアイコンカラーは若干動きは不安定だったがスリープしない設定は確実に動いた
これを利用すればどういうシチュエーションの時にスリープしてほしくないかなどの
設定ができて基本手動ではスリープ設定をいじらないという運用も可能になる
anchor
Space Invaders Retro (Freeware, Widgets for Dashboard)
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
もう説明不要のあのレトロゲーム・インベーダーがDashboard向けウイジェットになって戻ってきた。
ゲームは簡単でDashboardにインストール、起動したらスペースキーでゲームスタート、左右カーソルキーで砲台を動かしブロックに隠れながら段々上から降りてくるインベーダーをスペースキーで撃って全滅させる。
途中上を通過するUFOを撃墜するとボーナスポイントあり。
70年代を知っている人たちは秋の夜長をこのゲームで過ごしてみては?
勿論知らない世代も普通に楽しめるけど…
ところで当時のゲーム機には「名古屋撃ち」なる打ち方ができる有名なバグがあるのだけど、そこまで再現されたゲームは見たことがない。
これはどうなんだろう?
なかなかそこまで試す根気が続かないがw
結構リアルに再現されたインベーダーゲームだが惜しむらくはグラフィックがきれいすぎる
当時のゲーム機は16色程度96ドットくらいのアイコンが移動するだけのゲームだった
さらにテーブル型が大ヒットする前はコンソール型のアップライトゲームだった
月面のイラストにマジックミラーでこのインベーダの絵が浮かび上がるのがレトロタイプで
このSpace Invaders Retro も忠実ではないけどその雰囲気を再現している
当時と同じバグがあるかどうかは不明
anchor
Nottingham (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Simplenote とOTAで同期できるMacで使えるテキスト中心のシンプルなメモアプリ
メモアプリはEvernote やMacJournal のような大物アプリを使っている人も結構多いと思う。
Evernote なんかはOTAでMacとiPhone版、Android版なんかが同期できたり、画像も扱えたり便利だ。
便利だけどたくさんメモを貯めると重くなる。
そこでネタ帳としてのEvernote と、日常の、例えばPCの毎月変わる極悪仕様のパスワードをメモしておくとかのメモ帳は分けたい。
普段使いのメモの方は起動後数秒で使えるような軽いものがいい。
軽いがそれでもOTAでMacとiPhoneが同期できるものがいい。
Mac/iPhoneにもメモ というアプリが有って、それは解決している…
でもやはりiPhoneではSimplenote を使ってしまうんだなぁ。
多分英数文字があの変なフォントで表示されてしまうのが気に入らないのかもしれない。
単なるメモなんだから、シンプルに実用本位でありたい。
でもOTAは外せない…そういう人にはこのNottingham とSimplenote の組み合わせをお勧めする。
私の場合Simplenote の組み合わせの相手は今まではNotational Velocity を使っていて、これはこれで起動も同期も速い優れものアプリだと思うが、開発打ち切りがあっても問題無いように複数のアプリを持っておきたいのと、Nottingham のフルスクリーン機能が気に入ってこれも愛用しようと思う。
設定は簡単だし同期は自動でするが、手動ででもできるのが良い。
またバックグラウンドカラーをクリームイエローにしたセンスも拍手を送りたい。
私個人はGyazmail もMacjournal も(以前は)クリームイエローで使っていた。
羊皮紙の色だし、背景真っ白は時々目にキツい時がある。
こういうセンスが気に入って今ではメインのメモになっている。
Nottingham を起動するとひとつだけエントリが
既に入っていて使い方の説明が(英文だが)書かれている
新規のメモを作る時は上のフォームにまずお題を書いてEnter
このままでもメモとして充分使えるがやはりiPhoneと自動同期したい
「ファイル」 メニューから「シンプルノートと同期」
またはコマンド+option+Sキー でSimplenote との同期を開始する
Simplenote との同期設定がまだの時は設定を促される
設定はSimplenote で作ったアカウントのメールアドレスとパスワードを入力するだけ
まだアカウントを作っていない場合は先にiPhoneでSimplenote を入れてアカウント登録する
アカウントがある場合はこれでもうすぐに同期が始まる
無線で自動的に同期するしMacで入力してもiPhoneで入力しても相互に同期する
ノートの削除も相互にできるがiPhoneのSimplenote に削除済みノートの
バックアップ機能があるのでそういう操作はiPhoneでやった方が安全かもしれない
Nottingham が気に入ったのはノートの背景が白ではなく
羊皮紙色のクリームイエローにデフォでなっているとかフルスクリーン表示が可能とか
こういう細かい見た目を大事にしていること
機能はシンプルだが押さえるべきは押さえている
iPhoneのSimplenote の設定がまだの場合はこれを手に入れて「Setting」に入る
ここでログオンかアカウント作成かを選ぶ
メールアドレスと任意のパスワードだけでサインインは完了する
一度ログオンすると手動でログオフしない限り2度目の設定はまず必要ない
ログインするとNottingham で作成したノートがすぐに見えてくると思う
これでMacとiPhone相互に入力したノートが数秒程度で反映する
Simplenote のノートの表示はiPhoneのバンドルアプリのメモ と比べると
実用一点張りだがiPhoneではこちらが気に入っている
上記の通り削除済みノートを復元もできるので
間違ってメモを削除した場合もこちらの方が信頼できる
anchor
Sim Daltonism (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
デスクトップ上でマウスオーバーした領域で色盲・色弱の見え方をシミュレーションするアプリ。
色盲は形はわかるが色が見えない、色弱は色が見えにくい…というくらいの認識は誰でも持っていると思う。
入学や入社試験の時に色盲の検査をするケースもあるので、誰でもあの色盲の検査シートを一度くらいは見たことがあると思う。
でも色が見えない、見えにくいというのは大した問題ではないように思えてしまい実感は薄い。
目は見えてるんだし、形はわかるんだし、信号がわかりづらいのが不便なのかなというくらいの認識が一般的だと思う。
でも実際は色が見えにくいというのはとても不便なケースがある。
例えばWebデザインは、最近はアウトラインなしで色調の変化でUIを見せるデザインが、どうしてもモダンに見えるのでそういうデザインが多くなる。
そういうものは色がわからない人には全く使えないデザインになってしまう可能性がある。
色盲・色弱とはどんな見え方をするのか、実際その見え方を体験するのが早い。
それをシミュレートするのがこのアプリだ。
実際には色盲・色弱といってもいろいろなタイプがある。
赤が見えない人、見えにくい人、緑が見えない人、見えにくい人、青が見えない人、見えにくい人、単色の濃淡でしか見えない人…
いろんなタイプの人がいて、どのタイプの人でもちゃんと見えるデザインというのはなかなか大変だ。
そういうチェックもこのアプリで簡単にできる。
Webデザイナーとか電子書籍とかそういう業界の人は必携だろうし、一般のブログ主もこういうもので一度自分のサイトをチェックするのも、理解が進んでいいと思う。
Sim Daltonism の使い方は拡大鏡なんかの使い方と同じだ
デスクトップにSim Daltonism のウインドウを表示させておき
マウスを移動するとポインタ周辺の領域が色が見えにくい人の見え方に変換されて表示される
例えばこれは赤が見えない人の見え方をシミュレーションしている
こういうデスクトップアイコンは色のイメージがわからないだけでそんなに不便がないように見える
同じくWebサイトを表示してみると…
色が見えないために随分見え方が変わっているのがわかる
これも赤が見えない人の見え方で上のサイト名の
文字は全部同じ色に見えてしまっている
これはグリーンの色盲の人の見え方
こうした色の種類・強度はウインドウのタイトルバー下の
プルダウンで選択できるようになっている
黄色色盲の人の見え方
色が見えにくいとWebデザインによっては使いにくいことになる
例えばこの黒地に赤文字のボタンは健常者にはなんてことがないデザインだが
赤の色弱の人にはとても見えづらいデザインになってしまった
こういうことがあるのでマウスオーバーすると
ボタンの説明がポップアップするメタタグはゼヒモノだ
これは英文のWikipediaの色盲のページにあった検査シート のグラフィック
Sim Daltonism で見るとこんな風に見える
あの学生時代などに見たことがある色盲検査は
こういうモノだったのだということがこのアプリのおかげでよくわかる
カラーデザインをかっこよさだけで考えると思わぬ問題がある
ということを知る機会になると思う
ちなみにSim Daltonism のウインドウにマウスオーバーすると合わせ鏡に…
なんてことをして遊ぶためのアプリではないので要注意(やってるやないかw)
anchor
Spyglass (Freeware)
WindowsXP~7対応
Windowsのわかりにくい階層をパイグラフで表示しどのディレクトリが容量圧迫しているかを表示、ダブったファイルも非常にスピーディに探してくれるアプリ
ディレクトリの大きさを視覚的に表示してくれるというアプリはMacではDaisyDisk があった。
これは非常に高速にMacのディレクトリの大きさを、美しいパイグラフに表示してくれてどの領域がディスクを圧迫しているのか一目瞭然に表示してくれるすばらしいアプリだった。
ディスクの中を掃除する時に、要らないjpegをちまちま捨てていたんじゃもう間に合わない。
今はディスクの中にGB単位の大きさのファイルがゴロゴロしているのに、一枚200KBくらいの写真を整理したくらいでは焼け石に水だ。
そこでデカいファイルからつぶしていくにはこういうアプリが役に立つ。
これと同じものがWindowsにもないか探していた。
Explorerのファイル表示もこういう目的にはあまり役に立たない上に、Windowsは階層構造も(Windows7では改善されたとはいえ)複雑でわかりにくいからだ。
と思っていたら、やはりこういうものが有った。
Spyglass はDaisyDisk と同じようにドロップしたフォルダ、あるいはダイヤログで指定した領域のディレクトリの大きさを円グラフで表示してくれる。
階層表示も中央上で外が深い階層になる。
マウスオーバーでそれぞれのディレクトリ名と大きさを表示、クリックすれば今度はその領域を中心に下の階層の大きさの割合を表示してくれる。
表示も速いし、使い方もわかりやすい。
Windowsのお掃除の強力な味方になる筈だ。
さらにこのSpyglass は強力な機能を持っている。
ディスクの中の中身が同じファイルを見つけ出し、どれとどれがダブっているかを表示してくれる。
検索条件は単に名前とかタイムスタンプとかだけじゃなくメタ情報を使っているようなので、(DaisyDisk にはやや負けるものの)検索も速いし結果も正確だ。
これでダブりファイルも洗い出せればディスクの掃除がさらに効率的になるはずだ。
個人でWindowsを使うなら入れておきたいアプリだ。
Spyglass のインストーラはインストール先を表示している
下のライセンス同意のところにチェックを入れるとインストールが始まる
インストール完了して起動したところ
中央の十字マークにフォルダをドロップするかダイアログでスキャンディレクトリを決定する
スキャン可能ならこの十字が濃い緑に、問題ありなら黄色か赤の表示になる
十字をクリックするとどこのディレクトリをスキャンするかダイアログで指定できる
最初の回だけどこを操作したら何ができるかチュートリアルが表示される
2回目からは出ないがもう一度見たい時は右上の「?」マークをクリックするとまた表示される
Explorerからダイレクトにディレクトリアイコンをドロップしてもスキャンを開始する
問題無い場合はこのように十字が濃い緑になる
スキャン中はスキャンが完了した領域のサイズが表示される
結構高速なスキャンなのはVista以降に採用されたメタデータ検索のおかげと思われる
こうして表示されたのはMacのDaisyDisk なんかとほぼ同じパイグラフ表示
どこが大きな領域を占有しているかが視覚的にわかるので
大きいところから掃除していくという手順が進めやすい
円グラフの内側が一番上の階層で外に行くほど深い階層になる
その階層のフォルダが左にリスト表示される
それをクリックするとその領域がハイライト表示されるのがわかりやすい
Windowsのユーザ領域は7で整理されたが入れ子構造になっていて
わかりにくいのでこの機能はありがたい
扇状の部分をクリックするとそこをルートにした円グラフに変わる
こうして深い階層の容量も視覚的に表示される
マウスオーバーするとそのディレクトリの名前とサイズが表示される
例えばユーザフォルダの中のダウンロードフォルダは結構Windowsでは
サイズが大きくなりがちなのでここは要チェック
一番下の階層までたどり着いた
このようにフォルダ(ディレクトリ)は青、ファイルはアンバーで表示される
テストで入れたWindowsXP Modeが760MBも容量を食っているのがわかる
あと今回気がついた意外にデカい領域はGoogle Chrome のAppDataフォルダ
ここが430MBにもなるという犯罪的デカさでユーザ領域を圧迫していた
早速Google Chrome をコンパネのプログラムと機能でアンインストール
ユーザ領域は0.5GBもスリムになった
いきなりSpyglass の効果が確認できた
こうなるとCドライブ全体もやりたいところ
作者サイトにはCドライブとか大きな領域をスキャンすることは推奨しないと書いてあった
ちょっと時間はかかったがスキャン自体には成功した
しかしやはりユーザフォルダ、Program and Filesなど別々が推奨のようだ
もうひとつの面白い機能、重複ファイルを探す機能は
右上のファイルアイコンをクリック
スキャンが完了するとこんな表示になる
ダブっているファイルのリストが左に表示されクリックすると
そのファイルがどのファイルと同じかが表示される
左上のボタンでスキャン更新、あるいは新規スキャンに進める
ファイル名の頭についている矢印アイコンをクリックするとExplorerで元ファイルを表示できる
これで表示されたファイルが本当に重複した内容のファイルなのか確認できる
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「Appleは6ヶ月もsudoの重大な脆弱性を放置している」とセキュリティベンダーが騒いでいるが正直何が問題なのかよくわからん
数日前からこういうニュースが流れている。
OS Xに放置された脆弱性、root権限を取得される恐れ-ITmedia ニュース
そのソースになったSophosのサイト
Apple neglects OS X privilege escalation bug for six months, gets Metasploit on its case…
こちらはこの手順をスクリプト化したメタエクスプロイトについて解説したサイト
Mac OS X Sudo Password Bypass / Packet Storm
管理者がsudoつまり神の権限を持ったコマンドを実行してから15分以内にsudo -kを実行して時計を1970年1月1日に戻してごにょごにょするとrootのパスワードなしにすべてのことが実行できてしまうのだそうだ。
UNIX的にはこれは大問題だ。
UNIXはターミナルサーバーとして利用されることが多いので、あるユーザがsudoをリモートで実行してそのセッションが切れないうちに悪意あるユーザがコンソールをいじってこれを実行したら、root権限はほしいままに乗っ取られてしまう。
rootを取られたらリモートも自由自在、システムの破壊からユーザの個人情報の抜き取りまで何でもできる。
これは大変だ。
この脆弱性が発表された直後にUNIXのsudoは改修されこの脆弱性は修正されている。
Terminal を起動してsudo -Vと打って実行して
1.7.10~、あるいは1.8.6〜
以上なら問題無い。
しかしMacのTerminal は残念ながら今でもこれより低いバージョンを表示する。
この脆弱性はAppleにも当然報告され、同様のアップデートが勧告されている。
にもかかわらず6ヶ月も経ったのにAppleは未だにこの問題に対応していない。
「重大な脆弱性を放置するApple製品ユーザは置き去り…」
ということらしい。
でも、これ何が問題なのかよくわからん。
Macを例えばMac Proをターミナルサーバーとして使っているところってあるのかな?
東京大学?
よしんばそういうところでターミナルサーバーにしているとして、マルチユーザにsudoを許可してるのかな?
普通許可しないと思うのだが…
ましてや一般のMacBook ProなどをiPhoneの母艦として使っているような個人ユーザには全く関係ない話じゃないのかな?
この手順を試してみたのだけど
sudoを実行してrootのパスワードを入力する
15分以内にsudo -kを実行、時計を1970年1月1日にセット
あるいはroot権限でメタエクスプロイトのモジュールを実行
この条件が揃わないとこの問題は起きない。
エクスプロイト解説ページのコメントがふるっている。
「バカな質問かもしれないが、root権限を持っているユーザがroot権限を乗っ取ることができる…ってこれどこが問題点なの?」
このエクスプロイトをどうやってroot権限で走らせるのか、管理者ユーザがコンソールにsudoのパスワードを入れた後席を立ったというタイミングをどうやって悪意ある第三者は知り得るのか…
ここらの肝心の問題が何も解説されていない。
おそらくAppleは
「この問題は重大な脆弱性とは考えていない」
という回答なのだろう。
実はこれは目新しい問題でもなくて数年前に既にこの問題はAppleに警告されAppleは
「この問題がセキュリティの重大な脆弱性になるとは考えていない」
という結論を出してしまっている。
詳細はこちらのページ
未公認だが存在するTerminalの認証の弱点を防ぐ
この問題はsudoのパスワードが15分間免除されるMacの仕様を攻撃してroot権限を取ってコマンドを実行できる可能性があるという警告をし、実際その実行コマンドを試作した人がいたが、これに対してAppleは感謝するどころか上記のコメントを送りつけてきて、以降この問題は一切無視している。
これはもし管理者ユーザがrootコマンドを実行したタイミングを常駐するdaemonか何かに監視させ(securitylogのタイムスタンプを監視することで可能かもしれない)rootが実行されたらこのコマンドを実行してroot権限を乗っ取ってしまう、いわゆるピギーバッキング(日本語では「ただ乗り」と訳すんだろうか?)が可能ではないかと警告した。
しかしこの当時別に持ち上がっていたURIの脆弱性に関する改修をもってAppleはこの問題は解決したと宣言した。
未実行のURIを新規に警告なしに実行することはできなくなったので、知らない間にroot権限を乗っ取るスクリプトを走らせることは不可能だ…という言い分だ。
これで今さらrootパスワードの15分猶予を永久にのばすことができる…なんていう仕様を
「脆弱性だ!」
と騒がれても
「今更何言ってるの?」
という感じしかしない。
この問題の根本的な解決法はこのリンク先のページ にも書いた。
/etc/sudoersを開いて"Defaults"セクションに
Defaults:ALL timestamp_timeout=0
を追記
この方法で15分のパスワード免除の仕様を無効にする。
常にパスワードを要求するという設定に変えればいい。
システムメンテナンスなどの作業が面倒になるが、大した手間ではない。
要はリモートでrootを取られる可能性をゼロにすればいいので、この対策がもっとも確実だと思う。
もし盗難にあったMacBook Proなどのroot権限が取られてしまうことが心配なら、そんな心配はするだけ無駄だ。
こちらでも解説したが、システムディスクがなくてもMacのパスワードはリセットできる。
ということはリセットしたパスワードでrootになることができるので、この場合は何をどうしても防ぎ様がない。
その詳細はこちらに書いた。
OSXのrootパスワードはシステムディスクがなくてもリセットできる〜ていうことはrootパスワードではプライバシーも何も守れない!?
つまりこの数日ニュースになっているメタエクスプロイトでMacを乗っ取れるというニュースも
「sudoer権限を持ったユーザがログインできればroot権限を乗っ取れる」
という問題でしかない。
「もともとroot権限を持ったユーザがroot権限を乗っ取って何が問題なのか?」
というのはけだし名言だった。
ウイルスにこれを仕込んでroot権限の防壁を無効にし、任意のMacを乗っ取るなんてことも可能になるかもしれない。
しかしそれにはまず、Macに自由に進入できるウイルスを作らなくてはいけない。
その進入の過程でroot権限がどうしても欲しい…これも堂々巡りだ。
結局ユーザが(偽セキュリティアプリにroot権限を渡してしまうような)
何も考えないで何でもかんでもOKを押してしまうユーザでなければ問題がないし、そういうユーザならどんな対策をしても無効だ。
そういうユーザにはrootパスワードを教えない…という対策しかないと思う。
sudoでrootパスワードを入力した後でsudo -k、時計を1970年1月1日にセット…
時代はベルボトムジーンズを履いた「なうなヤング」の時代に記憶は旅する…
などとのんきなことを言っている場合ではない
これで/var/db/sudo/username のタイムスタンプが無効になり
本来15分だけのrootパスワード猶予が永遠に伸びる
これを自動実行するエクスプロイトまで公表されてしまった…さあ大変だ!
これによっていつでも誰でもroot権限を乗っ取ることができる…というのだが…
これにはまず前提として前回root権限でsudoを実行して15分以内という条件がつく
sudo -Kを打ってsudoのタイムスタンプディレクトリを削除すればそもそも15分猶予もつかない
次回sudoを入力しようとすると「sudoをタイプする時はダブルチェック、manで詳細を読め」 という警告が出る
これは昔はもっと味わい深い警告文だった(Linuxは今でもそうらしい)
1)他人のプライバシーは尊重せよ
2)タイプする前にまず考えろ
3)偉大なる力には偉大なる責任が伴う
(スパイダーマンだw)
sudoコマンドがこの脆弱性があるバージョンかどうかはsudo -Vで確認できる
Macは残念ながら問題あるバージョンらしい
ただエクスプロイト実行にはroot権限が必要なのでやはりこれ鶏と卵のような気がしてきた
結局15分のパスワード猶予を無効にするのがもっとも安全で確実な対処法と思う
それと何でもインストールしてOKをクリックするユーザにはrootパスワードを教えないこと
盗難に遭ったケースは実はMacはrootリセットが可能でこれを防ぐ方法はない
結局この「脆弱性」は別に目新しいものではない気がするが…
anchor
DeskConnect (Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
MacとiPhone、iPadで写真、ドキュメント、クリップボード、WebサイトのURLを転送できるMac版のメニューバーアプリ
anchor
DeskConnect iOS版 (Freeware for iPhone, iPad)
MacとiPhone、iPadで写真、ドキュメント、クリップボード、WebサイトのURLを転送できるiPhone版、iPad版アプリ
これはWebサービスのストレージを通じてこれらのファイル、URLなどを転送する。
ファイルは30日間ネット側のサーバに保管され、30日間は同じアカウントを持つアプリがインストールされたどのMac、iPhone、iPadからも何回でもダウンロードできる。
勿論ローカルネットワーク内だけでなくインターネットを通じて地球の裏側の相手にも瞬時に送ることができる。
iPhoneの方で写真を送信する場合はフォトライブラリへのアクセスを許可する必要がある。
また受信にはプッシュ通知を許可する必要がある。
Webサービスなのでアカウント名(メールアドレス)とパスワードが必要になるが登録は簡単ですぐに済む。
写真ドキュメントの転送は見た目の直観的操作ですぐにできるようになると思うが、WebブラウザのURLはブックマークレットをiPhoneのSafari のブックマークに登録する必要があるので、この手順はちょっと解説が必要と思われる。
詳細はキャプチャーで。
写真の共有は勿論iPhoto でできるしドキュメントはDropbox を使えばできる。
URLの転送はメールにコピペしたり面倒だが、大体の機能は既にできることばかりだけどそれをこのアプリひとつでワンストップでタップ数回でできるとか、iPhoto みたいなクソ重いアプリを起動しなくてもさっと写真を送れるとか、iPhoneでザッピングしていてWebサイトのURLをMacに送って後で詳細に読むとか、便利な使い方ができる。
DeskConnect のiPhone版を起動したところ
最初は簡単なチュートリアルが出てサインインを求められる
Mac版のDeskConnect も最初の起動のイメージはほぼ同じ
次にアカウントを作るサインアップを求められる
自分のメールアドレスと任意のパスワードを設定して新規アカウントを作るだけで良い
次の回や別のデバイスには左のログインのところに
設定したメールアドレスとパスワードを入力してログインする
ログインする時に起動するか決定を求められる
これは後から設定で変更できる
DeskConnect が起動するとメニューバーアプリとして常駐する
メニューバーからプルダウンで設定に入れる
最初はまだ登録ユーザの共有デバイスは自分しか見えていない
今度はiPhone版のDeskConnect をダウンロード
先ほど設定したアカウントのメールとパスワードでログインする
デバイスのログインが完了すると設定のデバイスに相手が見える
これで転送の準備が完了した
デバイス名の日本語は文字化けするが接続には問題無い
iPhone側からできる操作は「写真を送る」「クリップボードを送る」「Webサイトを送る」
「ドキュメントを送る」 左上の「写真を送る」 をタップしてみると…
写真ライブラリへの接続許可を求められる
勿論許可しないと写真を送れない
写真 アプリの中が見えて写真を選択
するともうすぐに転送が始まる
転送が完了するとこんな画面
受信が成功したらMacの通知センターが受信を知らせてくれる
未ダウンロードのファイルがあるとメニューバーアイコンもちょっとデザインが変わる
プルダウンしてRecentを開くと未ダウンロードは
青丸のついたファイルとしてリスト表示される
これは30日間クラウドサーバーに保管されると書いてある
このリストを選択するとQuicklookでその画像が開く
キャッシュはダウンロードされているのだがこの転送された画像を
ローカルで保存・加工したい時プレビュー で
開き直して「書き出し」で保存しないといけない
面倒な仕様だ
そこでこのローカルキャッシュを直接開けば良い
場所は~/Library/Containers/com.deskconnect.mac/Data/Library/Application Support/DeskConnect/ の中だ
このエイリアスをデスクトップに作ればプレビュー で開き直しをしなくていいので便利だ
画像を取得したらこのフォルダ自体はキャッシュなので中身を消せば余計な容量を食わない
今度はMacからiPhoneに画像を送ってみる
Finder でファイルをメニューバーアイコンのドラッグすると
ナビゲーションで転送先のデバイスがプルダウンされるのでそこにドロップする
相手のiPhoneの通知センターからファイル受信のバナーが表示され
DeskConnect を開くと受信した画像のリストが見えている
受信ファイルをタップするとDeskConnect でプレビューできる
右上の「送る」マークでアプリで開いたりカメラロールに保存できる
このローカルのキャッシュに保存したファイルを削除するには
アイコンを長押しすると削除メニューが出てくる
クリップボードをiPhoneに送る時はこちら
これはiPhoneからMacも同じでコピーしてクリップボードにあるテキストを
相手に直接渡すことができる
Webサイトを渡すのはちょっと手順を踏まないといけない
Safari にブックマークレットをインストールするのだが
そのやり方がわかりにくいので解説する
まず例の最初の4つボタンのうち左下の「Webサイトを送る」をタップする
ここのlocalhostというリンクをタップする
するとSafari が起動してくる
ブックマークレットのインストールの手順がそこに書かれている
まず下の送るボタンをタップする
ここでブックマークをタップ
ここで表示中のページを保存ボタンをタップしてブックマークに登録する
保存するとブックマークの中に「Send to localhost」
というブックマークが保存されている
これを「編集」ボタンをタップして編集する
するとリストがこういう表示になる
ここをタップして編集画面に入る
このブックマークのここのところを×マークをタップして削除する
このリンクに入った時にクリップボードに自動的に
ブックマークレットのコードが保存されているのでここにペーストする
うまくいったらURLの欄がjavascript:で始まるブックマークレットコードに変わる
完了したらこれを保存、これでブックマークレットインストールは完了した
Webサイトの送り方は簡単だ
iPhoneのSafari でWebサイトを表示したらブックマークボタンをタップ
そして先ほど登録した「Send to localhost」 をタップするともう転送が始まる
Mac側のリストに受信したURLが見えているので選択すると
デフォルトブラウザが開きWebページを表示する
移動中にiPhoneでザッピングして気になったページを
どんどんMacに送り後でじっくり読むという使い方が便利
anchor
qlImageSize (Freeware)
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
jpegなどの静止画イメージのサイズをQuicklookで表示するqlプラグイン
Finder で画像ファイルを選択してSpaceキーを叩くと、Lion以降のMac OS Xは速やかに大きなサイズのプレビューをアプリを起動せずに表示してくれる。
この機能があまりにも便利すぎて、時々Windowsなどで間違えてSpaceキーを叩いて舌打ちしたりしている。
これはMicrosoftも真似してくれないかなと思うくらいすごく便利な機能なのだが、Webサイトなんか作っているとjpegのサイズをさっと確認できればなお良いのにと思っていた。
Finder のプレビューでもこのサイズは表示されるのだが、Spotlight のメタデータに依存しているので、インデックスを再構築中にはこのサイズは表示されない。
このqlImageSize はSpotlight のメタデータを見ているわけでなくjpegデータなどのリソースを直接見ているようだ。
今まではSpotlight 再構築中のケースではプレビュー なんかを起動していたが、あまり便利ともいえない。
なのでこれを入れるとQuicklookの大きな画面で大きな文字サイズで画像サイズを、メタデータ再構築中も表示してくれるのはありがたい。
githubのサイトに行くと上のリソースのリストではなく下の方に
10.8対応のバイナリのリンクがあるのでそこでダウンロードする
それを解凍して~/Library/QuickLook か/Library/QuickLook にドロップするだけで良い
Quicklook で画像を表示するとその下に大きなフォントで
イメージサイズを表示してくれるのがとても便利
Finder のプレビューにもサイズを表示するようになった
さらにSpotlight の再構築中は下のFinder デフォのサイズ表示は非表示になるが
構築中も上のプレビューサイズは表示されるのが便利
メンテナンスの時を選ばなくなった
anchor
Paylog (Shareware for iPhone, iPad)
iPhone、iPadで使える簡単家計簿アプリ。
家計簿アプリといっても、収入支出がバランスシートのようになっている本格的な家計簿ソフトではなく、何にいくら使ったかを毎日書き留めて後でそれを月単位、週単位で集計してチェックできるお小遣い帳みたいな気軽なアプリ。
実は貧乏なのだが、そうであるなら家計簿にはシビアにならないといけない。
フィジカルな家計簿ノートを作るのが正攻法なのかもしれないが、せっかく目の前にMacだのiPhoneだの情報機器があるのになぜこれを活かせないのか…
要するに家計簿ソフトはめんどくさいからだと思う。
数字や備考を書くフォームがたくさんあって、それを付けているだけでかなり時間も手間もかかってしまう。
会社の経理ならともかく家計の管理ぐらい気軽にやりたい…
そういう場合はこのアプリが役に立つ。
やることは毎日使った金額を入れて、現金かカードか何に使ったかを書くだけだ。
それも「食費」「交際費」とかのおおざっぱな書き方で良い。
iPhoneなら出先でお金を払ったその場で入力できる。
月末に何が予算オーバーしたかは一目でチェックできるし、CSVやEvernote形式で出力できるのでそちらで本格的な記録管理をしても良いし、Excel家計簿に組み込んでも良い。
気軽に使えるし本格的に使うソフトに連携することも可能だ。
最初に起動した時に通貨単位を選ぶ
私は勿論日本円を選択した
最初は画面にこうした使い方のチュートリアルが出る
一番上のタップで日付を変更できるので過去の支出も入力できる
当日の支出は何もいじらないでその下に金額を入れる
テンキーのところにある「財布」ボタンをタップすると…
支払いは現金かカードかを分類できる
カードに依存する人はこれは助かる筈だ
金額とメモを書いたら「次へ」ボタンでカテゴリ選択へ
カテゴリは予め用意されているのでドラムで選択する
ここまで終わったら保存ボタンをタップ
左上の「i」ボタンに入ると履歴などのメニューに入れる
こうして入力していくと履歴として残ってくる
下のメニューで履歴を選べばこの表示に戻れる
日付のところをタップするとドラムで日付を変更できるので
過去の支出を遡って入力することができる
こうして履歴が出来上がった
金額の右側の色分けは現金/カードの区分、
左側の色分けはカテゴリー別にわけられている
下のメニューで「集計」に入ると指定した期間で総額いくら使ったか集計が出る
上の「期間」で「全期間」「年間」「月間」の集計期間が選択できる
左上のグラフボタンをタップすると…
あまり使うことはないかもしれないがパイグラフで家計を見渡すことができる
「うあぁ、エンゲル係数高っ!」と呻く時に役に立つ
これらの履歴をファイルとして書き出すことができる
期間を選択してEvernoteかExcel向けのCSVファイルとして書き出せる
通知機能なんてのも設定にはある…
毎日決まった時間に「支出の記録を付けましょう」という
リマインドを通知センターにしてくれるだけだが…
財布ボタンのカテゴリーは「財布」「カード」の2種類だけだが
ここでもう少しカードをクレジットとデビットに仕分けしたいとか、
口座引き落としも分けたいとか細かい分類も追加できる
さてCSVの書き出しだがiPhoneに仕込んだ自慢のiWorkアプリで
開くこともできるしメールで送信することもできる
メールでMacに送ってここでExcelファイルとして
本格的な家計簿ソフトに組み込むことも可能かもしれない
この記録をデータとして活用できるので活用法の工夫が可能だ
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