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2012 年 6 月 3 日




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先日のAudacityでffmpegが使えなくなってる問題はバージョンアップで解決した

先日Audacityでffmpegが使えなくなったためにAACへの書き出しができなかったという問題が解決した。

結論から言うとAudacityのバージョンアップで解決した。

Audacityのライブラリ設定のタグはlibavcodec.52.dylibを指示していたので、これを選択していたがこれは認識しない。
コーデックではなくフォーマットライブラリだというご指摘だったが、先日もライブラリパッケージに入っているものはすべて試しているのだが、どれもうまくいかなかった。

Audacityのバージョンが2.0まで上がっているとのことだったので、こちらをダウンロードしてきて入れたところあっさりライブラリを自動認識した。
要するにAudacityとライブラリのバージョンが合わなくなっていたということなのかもしれない。

とにかく認識するようになったので、先日のプロジェクトはもう一度やり直すことにした。
BBSに情報をいただいた「Yago」さんありがとうございます。





ffmpegプロジェクトページからライブラリを落としてきたら
一式を/usr/local/lid/audacity/の中にぶちまける
Audacityをv2.0以上にアップデートしているなら設定の
「ライブラリ」「ブラウズ」ボタンを押すとあっさり
「既に認識しているがあえてマニュアルで指定するか?」と聞いてくる
ここはNoで抜ける




認識に成功したらこんな感じの表示になる




BBSにいただいた指摘の通り変換のエンジンになるライブラリはlibavformat.52.dylibだった
これも前のバージョンで試したのだが認識しなかったのでバージョン不適合があったようだ







2012 年 5 月 30 日




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落雷騒ぎで悲喜こもごも〜画面共有の監視モード〜「認証が必要です」で見られなかったビデオの顛末〜まとめてウプ

昨晩からニュースで関東地方の落雷のニュースが大きく報じられている。

落雷のシーズンになると心配なのは、PC特に自宅に鯖たてている人たちのサバの電源をどうするかという問題。

本格的にサーバを運用するなら雷ガードとUPSを設置して誘電対策をするべきなんだろうけど、趣味で運用しているサーバだしね。

一時期雷が自宅から非常に近いところで鳴っていたので、さすがに昨晩はサーバをはじめおもだった電気製品を落としてコンセントを抜いた。
サーバは連続運用記録に挑戦中だったが、150日ほどで今回は止まった。
残念。

でもいろいろいいこともあったので、まとめて報告。





昨夜は強烈な雷の帯が北関東から南関東まで縦断する形でうちも非常に近いところで鳴っていた
実際落雷の誘電で火災が起きて死者も出るほどの強烈な雷だった




およそ150日快調に動き続けていたwebサーバのMac miniは残念ながら電源ぶち抜き
後でメンテナンスをやったけどここからまたどれくらいいけるか再度チャレンジする




ところで画面共有でこのサーバMac miniをいじっていて気がついたけど
最近のアップデートでこの画面共有もいろいろ機能が追加されたみたい
表示領域をマウス追随にできたりもそうだし「監視モード」というのも追加されてる
もともとVNCにある機能だがそれがプルダウン一つで切り替えられる
監視が目的なら余計な負荷とエラーをなくすこのモードがいいかも




「認証が必要です」という表示が出てiTunes Storeで購入したビデオがAppleTVで視聴できない
問題が起きていたがこれがなぜか今日から視聴できるようになっている
昨晩のAppleTV、AirMac停止、起動のプロセスでライセンスが通っちゃったらしい
しかしAppleTV再起動もやってみたのにどうにもならなかったのが、
全部落として起動したらいけたということか
そういえばLAN接続の再設定を求められたけどあれでクリアになったのかもしれない
原因はともかくできるようになった…めでたし…かな?

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Audacityでffmpegが使えなくなってる

最近はオーディオファイルの編集はほとんどAudacityを使っているが、これの書き出しのエンジンが使えなくてちょっと困っている。

昨日、分割されたオーディオファイルを一つにまとめる作業をしていたのだが、AACのファイルを直接Audacityに取り込んで、コピーペーストで一つにまとめるところまではスムーズに作業できたのだが、書き出す時に
「以前はFFmpegが指定されていたが正しいライブラリが見当たらない」
という趣旨の警告が出て書き出しができない。

どうやら最近ディスクを1TBに交換した時に、ライブラリが移行されていないようだ。
早速Audacityのコミュニティページを参考にLAMEをインストールした。
そのおかげでロスレスのAIFFには書き出すことができるようになった。

ところがffmpegをインストールしても認識しない。
なのでAACなどに書き出しができない。

AACのファイルをエディットすると、AIFFで書き出すことになり、iTunesに登録する時に再度AACに変換するので2度圧縮することになる。
これではオーディオスペック的に不利だ。

あちこちさがしていろいろなバージョンのライブラリを試してみたが、どれも認識しない。
LAMEが使えてるんだし、不便はほとんどないのだが、ソースがmp3やAACの時にはちょっとなんだかなぁ。

出来上がったAACを聴いてみて、聴感上はほとんどロスがない気がしたので今回はこれでよしとしたけど。
私自身のこだわりもなくなってきているから、これでいいか。
誰か、Audacityでffmpeg使えてるという人いますか?
使えてないのは私だけ?





編集が終わってファイルに書き出しをしようとするとフォーマットエンジンの
ffmpegがインストールされていないという趣旨のアラートが出る




ダイナミックライブラリをインストールして環境設定のライブラリからパスを通す
同じ手順でLAMEは認識させることに成功したがffmpegがうまくいかない
ライブラリはlibavcodec.52.dylibでいいはずだがなぜか認識しない
書き出しで結局上の表示に戻ってしまう


ところでふと思ったのだけど、分割されたオーディオファイルを一つにまとめる時にTerminalを起動して
cat
コマンドで連結したらどうなるだろうか?
うまくいくんだろうか?

ビデオファイルなら多分アウトだと思うがオーディオの場合はヘッダ、フッタの関係はどうなっているのかな?
そのうち試してみよう。



2012 年 5 月 29 日




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CleanMyDrive
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

リムーバブルディスク(外付けハードディスク、USBメモリ等)のジャンク領域を消去して空き容量を増やすメニューバーアプリ。

外付けハードディスクやフラッシュメモリ等の外付けのボリュームを利用していると、そこに使用していないゴミファイルが増えることがある。

このCleanMyDriveはそうしたジャンクファイルをアンマウント時に自動的に削除してくれるユーティリティアプリ。
操作は簡単だし、一度起動すれば後は意識しないで使える。
実際に試してみたところ、ここでいうジャンクファイルというのはファイル操作の時に発生するテンポラリファイルのことらしい。
ゴミ箱の中にあるファイルは自動削除しない。

バックアップソフト等を使っていると、時々空き容量が足りているはずなのに
「空き容量不足でバックアップできませんでした」
という表示を出してバックアップに失敗することがある。
こういう時はテンポラリファイルが悪さしていると考えていい。

実際のところテンポラリファイルが数GBもできて容量を圧迫するということもない。
最近の数百GB〜1TBの外付けハードディスクの大きさから見ればテンポラリファイルの大きさ等取るに足りない。
なのでこのCleanMyDriveは、デフォルトで大容量ボリュームの場合は無視する設定になっている。
それが40GB程度のスレッショルドになっているので、おそらくそこら辺までがこのCleanMyDriveの恩恵のある大きさなんだと思う。

作者サイトを見ると近日中にシェアウエア移行するようだ。





CleanMyDriveを起動すると初回はこういうチュートリアルが
出てくるのでこれで使い方を確認できる




メニューバーにアイコンが表示されるのでこれをクリックする




するとスモークパネルに現在マウントしているすべてのボリュームが表示される
操作可能なボリュームは左右に3つのグレーライトが表示されるのでそこをクリック
ただし起動ボリュームは操作できないのでそこをクリックすると
Pro版(シェアウエア移行予定らしい)のお勧めが出てくる




それぞれのボリュームにゴミファイルが
どれくらいあるかをボリュームサイズの横に表示する
操作パネルに移動してスライドボタンを「YES」にすると
アンマウント時に自動的に掃除してくれる




またジャンクファイルサイズにマウスオーバーすると
「Clean」ボタンが表示されるのでこれで手動で削除することもできる




個人的には便利だなと思ったのはエジェクトボタン
一つずつアンマウントできるしすべてのリムーバブルボリュームを
一気にアンマウントするボタンもある
朝寝ぼけてアンマウント漏れが残ったままケーブルを引っこ抜いて
「正常にアンマウントされませんでした。ボリュームが壊れた可能性があります」
と表示され舌打ちすることがしばしばあるのでこれだけでも価値があると思った




もう一度マウントするとこの通り「No junk」と表示される
ただしそのサイズは数百KBから1GB程度だ




CleanMyDriveを入れても反応しない場合はここから設定に入る
アプリを終了するのもここから




デフォルトでは40GB以上のボリュームは無視するように設定されている
もっと大きいデバイスでも利用したい場合は「None」までスライドをあげる
ただし意味があるかどうかは各自の価値判断で決めてほしい
私個人は100GB以上のデバイスならほぼ意味はないと感じている




気に入ったならここから次回ログイン時以降も常駐する設定ができる


2012 年 5 月 27 日




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Macがトラブった!そのとき何をする?〜トラシューの15のコツ

当サイトは元々MacOSのトラブルシューティングの記録としてスタートしている。

ユーザーはMacを使う上で様々なトラブルに遭遇する。
かつてはそのトラブルの数は半端なく多かった。
なので、ここでその記録を備忘録的に残しておこう、そうすれば後日類似のトラブルが起きた時に、どう対処したか過去の記録を見れば対処法がわかることがある。

このサイトのデイリーの記事が「OS運用記録」というタイトルになっているのはその頃の名残だ。

時代は移り変わり、MacのOS Xもバージョン7Lionまで進んできて、かつて毎週のように見た爆弾マークも見ることがなくなった。(OS Xでは爆弾マークは廃止されたとかそういうことではなくσ(^_^;)…)

トラブルそのものがOS9以前と比べて非常に少なくなってきたので、弊サイトも一時期フリーウエアアプリ紹介サイトみたいになっていたが、元々のサイトの目的はそういうことだった。


少なくなったといっても今でも無くなった訳ではない。
最新Macでもトラブルはやっぱり起こりうる。
おそらく、コンピューターという形態をとる限り完全なトラブルフリーはあり得ないと思う。
ならば「トラブル起きないでくれ」と祈るよりも「トラブルが起きた時にどう対処するか」という方面の頭をはっきりさせておいた方が、結局時間や労力を浪費しなくてすむと思う。


以下にトラブルが起きた時にトラブルシューティングは、どういう手順で何をするか、その考え方を書いていこうと思う。
Macとつきあい始めて十数年、Windows時代も含めたら結構長い期間パソコンとつきあってきたし、今本業もそれに近い仕事をしているので、トラブルシューティングの手順をまとめておくのは意義があると思った。

何か思いついたら、改訂・追記していくと思う。


15のトラシューの要件


Macがちゃんと動かない…
これがトラブルが起きた時に、最初に感じる印象。
そして質問サイトやサポートコミュニティや掲示板などにもこういう質問がしばしば投稿される。

「Macがちゃんと動きません!どうしたらいいでしょうか?」

しかしこの質問に答えられる人はほぼ絶対にいない。
答えられるのはエスパーだけだ。

ここで最初にしないといけないことがいくつかある。

1)障害の範囲を特定する

まずは、どういう症状が発生しているかを冷静に観察することだ。
「Macがおかしい」
だけでなく、振る舞いがおかしいのはシステムなのかアプリなのか、どのアプリを使っている時におかしな症状が起きるのか、障害が出る動作に共通の傾向がないかなどを観察する。
これは掲示板などで質問する時だけでなく自分で解決する時でも大事なことだ。
まずは障害の範囲を特定する…これがすべての始まりだ。

2)再現するか

そして次に大事なのは症状の再現性だ。
障害の範囲や傾向を観察する必要があるのは、この症状に再現性があるかを知りたいからだ。
障害が再現しない場合、次の障害が出るまで観察しないと仕方がない。
障害の出方を見て、なにをした時に障害が出るのかを見て、何が障害の原因かを推測する材料にする為に、まず再現性を確認することが必要だ。

初心者は必ず「何もしていないのに壊れた」という。
しかしコンピュータは何もしないのに勝手に壊れたりしない。
必ず何かをした時に壊れる。
何をしたら症状が出るのか、その再現性が重要なのは初動の初歩の初歩だ。

3)アッセンブルの切り分け

4)ソフトウエアの切り分け

症状が再現することを確認したらその症状が発生する条件を切り分けていく。
例えばUSBに差さっているものを一度全部抜いてみるとか、最近増設したメモリ、ディスクなどを抜いてみるとかハードウエアの切り分けをしていくことで、ハード故障・障害を突き止めることができる。
同じ要領で、起動しているアプリ、アクティブになっているプラグインを止めることで、症状が止まるかを観察する。

アプリだけでなく常駐プロセス、daemonなども観察の対象にする。
かつてはMacOSはコンフリクトの固まりだった。
だからソフトを止めていってコンフリクトを特定するというのは定番のトラシューだった。
今ではコンフリクトは非常に少なくなっているが、根絶された訳ではない。
この方法は今でも有効なトラシュー法だと思う。





アクティビティモニタを起動すると使用中のアプリだけでなく、
常駐のプロセス、daemon、システムのプロセスも確認できる
問題に近そうなものを一つずつ止めていけば原因が分かることがある
そのためにはどのプロセスが何をしているのかを普段から知る必要があるが

ただし大原則は「必ず一つずつ外していく」こと。
一度にたくさんの対策を実施すると、どれが効果があったのかわからなくなってしまう。
そして次に同じ問題が起きた時に、また一から同じ切り分けをしなくてはいけなくなる。
一つずつ外していって、その都度調子を見る。
地道な作業だが、一番確実だと思う。

5)時間軸の切り分け

トラシューでもう一つ重要なのは、その発生時間を特定することだ。
何となく調子が悪い、結局再起動を余儀なくされた。それが小一時間前…こういう漠然とした時間の把握だけでなく、何が調子悪いかを特定できれば、それに関連したクラッシュが起きていないかを見ることで、原因を突き止めることができる。

6)コンソールを活用せよ

だから問題の症状がいつ発生しているかをログで確認することは有効だ。
ログはConsoleを起動することで誰でも見ることができる。
ユーティリティフォルダの中にあるコンソールだ。

コンソールは馴染みにくい言葉で書かれているので、開発者専用だと思いつい敬遠してしまうかもしれない。
しかし、問題発生時間を特定するなら、別に開発者でなくても素人でも十分活用できる。





トラブルの発生時刻特定で役に立つのはコンソール「CrashReporter」
これでどのプロセスがいつクラッシュしたかを特定できる
これはメニューバーに何も表示されなくなった問題のトラシュー風景
症状が起きた時間にClamXav Sentryのクラッシュが起きている
どうもこの時にシステムUIサーバを巻き添えにして落ちたようだ
このトラシューの結果、ClamXavをバージョンダウンして様子を見ることにした
こういうログを読むことは闇雲に当てずっぽうの対策をする無駄を省いてくれる


7)要素の切り分けは一つずつ行う

上記した通り、切り分けで何かを切り離す時、あるいはアプリを止めていく時に、問題ありそうなものを一気に全部切り離してしまうと、たとえ問題を解決できても原因が特定できない。

原因が特定できないということは、次回に何をやったらまた問題が再発するかも理解できていないということだ。
ということはいつ同じ問題が再発するかわからない。
これでは問題を解決したことにならない。

問題を解決する早道は、「一度に一つずつ」。
これしかない。

8)トラシューは初動が大事

これも上記した通り。
トラブルはそれが起きた時に、その症状を確認する、範囲を確認する、発生時間を確認する、発生する条件を確認する…これの積み重ねだ。

調子が悪くなったら何でもかんでもいきなり再起動する…これはとてもMac的な問題の解決の方法だが、これでは何もトラシューしたことにならない。
しかも初動で問題を把握するチャンスを自分でつぶしてしまっている。
再起動で問題解決は、時間がなくてじっくりトラシューをしている余裕がないときの非常手段だと知るべし。

9)メッセージを読む

トラブルが起きた時、あるいはその予兆が始まる時にシステムは様々なメッセージを表示しているはずだ。
「〇〇しようとしている。〇〇してもいいか? OK/NO」
という確認タグは常に出しているはずだ。

確認タグや、メッセージが出たら必ずその中身を読むこと!
これはぜひとも習慣を身につけてほしい。
そこから多くの情報を得ることができるだけでなく、多くのトラブルを予防することもできる。

とにかくいけないのは、
「メッセージを読まないで何でもかんでもOKボタンをクリックする」
トリガーハッピーなユーザ。

システムは「うっかりミス」を防ぐための多くのフールプルーフを用意しているが、せっかくのフールプルーフ(つまり『馬鹿が操作しても大丈夫』ということ)も意図的に何でもOKしてしまう「大馬鹿」に対しては無力だ。
またメッセージを読まないとトラシューの力もつかない。
何を訴えようとしているのかは常に把握する努力をする。

10)メンテナンス手順のルーティン化

システムを常時快適に保つために、Macでもやっておくべきメンテナンスがいくつかある。
ここでもいくつか紹介している。

最近私が実行しているメンテナンス手順についてまとめてみた2

最近私が実行しているシステムメンテナンス3

Mac使うならこれだけはやっておけというメンテナンスを省力化してやってしまう〜追記あり〜

こうしたメンテナンス手順はある種のトラブルに対して有効だ。
メモリーリーク、Swap増大、ディスクアクセスの増大などで動作に影響が出てくることはあり得る。
そうしたものを切り分けたらすぐに対処できるようにこうしたメンテナンス手順は、分野別にルーティン化しておくのがいいと思う。

メモリ解放のためのこれとこれをやるとか。
こういう細かい手順を用意することで、対応が早くなる。

11)最新トピックスに関心を持つ〜特にバージョンアップとウイルス

トラブルというのは実は結構同じ時期に集中して起きる。
例えばシステムのアップデートの時とか、人気アプリのアップデートの時とか。
その場合同じような問題を指摘するトピックスがネットで多く語られているはずだ。
トラブル、特にウイルス、マルウエアなどの情報は、常にアンテナを張っておくと、いざという時に問題解決が早くなることがある。

何でもかんでもウイルスのせいにするのは非常にまずい考え方だが、ある種のウイルスはそれでしか起きない特徴的な問題の起こし方をするはずだから、そういう障害の特徴を把握しておくことは有力な手がかりになる。

12)アプリインストールは入れっぱなしではなく動作テストを必ずする

問題が起きやすいのは、アプリをインストールした時。
特にシステムユーティリティをインストールした時に問題が起きることがある。
何か新規のアプリをインストールしたら、必ずその時にアプリを起動して調子を見ておくこと。
一通りの作業をやってみて、何か調子が悪い部分がないかを見ておくこと。

いろいろインストールしてそのままにしていて、ある時期システムが全般的に調子悪くなったら何が問題なのかわからなくなってしまう。
何かインストールしたら必ず起動してみる…これも習慣にしたい。

13)アプリの動作だけでなく関連するAPIを利用するアプリも動かしてみる

このタイトルでは何のことかわからないと思うが、最近あった実例を紹介すると‥‥

Macの動画の再生はQuickTimeというビデオコーデックパッケージソフトで行っている。
これは多くのコーデックのエンコーダ、デコーダをバンドルしたパッケージなのだが、このQuickTimeがカバーできないコーデックもある。
そういうものをカバーするためにVLCというエンコーダー、デコーダーのパッケージもサードパーティから配布されている。

このVLCがあるバージョンから、ソースを大きく変更したようだ。 そのためにHandBrakeFairMountなどのアプリが動かなくなってしまった。

この辺の依存関係を知らないと、これらのアプリがなぜ動かなくなったのか理解できないかもしれない。

QuickTimeiTunesFinalcutなどの多くのアプリが依存している。
こういう依存関係を知れば、ある日突然動かなくなったとか、動作が変わったとかの問題の解決法に気がつくのが早くなる。

14)インプットが同じならアウトプットは常に同じでなければいけない

トラシューをする上で、一つ知っておくべきことがある。
コンピュータというものは、特に今の「ノイマン型コンピュータ」と呼ばれる世代のコンピュータは、
「同じ入力に対しては同じ出力を出す」
という性質がある。

何故そうなのかといえば、ノイマン型コンピュータが開発された時の要求仕様の一つがそうだったからだ。

だから何か問題が起きた時に
「今度はうまくいくかもしれない」
と同じ操作を繰り返すのは2回までにするべきだ。

2回同じ結果が出たら、その後何十回やっても結局同じ結果が出る。
だから、「今度はうまくいくかも」と熱くなってバナナの罠にはまった猿のように同じことを何十回もすることはやめることだ。
ストレスになるだけでなく、時間の無駄でもある。

逆に言うと検証のためなら毎回入力を変えてやらないといけない。

2回やって結果が同じなら、この後500回やっても同じ結果が出る…このことは心に留めておいて損はない。

15)たいていは再起動で何とかなる

最後のコツはこれ。
上に書いたことと矛盾するのだが、Macの場合たいていの問題は「再起動一発」で解決する。

再起動一発で解決するトラブルというのは、厳密にはトラブルというより、Swapやメモリ不足などのストレスからくるものだから、ハードウエアの向上以外に根本的な解決はない。

それでも、問題は起きる。
起きたときは初動に気をつけてできるだけ、切り分けをしたい。
そうすれば解決は見える。
でも見えない時もある。
そういう時は多くの問題は「再起動が解決してくれる」
逆にいえば、再起動で改善しない問題こそ真に「重大なトラブル」ともいえる。

というところに希望を持って、ある程度やるべきことをやったらあっさり諦めて再起動する…そういう潔さもトラシューには必要なのだ。



2012 年 5 月 23 日




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Space-time
(Freeware, via App Store)

相手のiPhoneの位置を表示してくれるiPhoneアプリ。

相手にリクエストして現在位置を送信してもらい現在位置を表示する。
相手が同意して返信してくれないと位置表示はできないからプライバシー的には問題ない。
相手が返信するのに何かクライアントアプリを入れていないといけないなら、仲間内だけでしか使えないアプリになってしまう。
初対面の人で相手のiPhone番号しかわからない人に「新規アプリをインストールして位置情報を送ってくれ」とはなかなか頼みにくい。

このSpace-timeなら相手は特に何もインストールしていなくても、位置情報を返信できる。
その仕組みはメッセージアプリを通じてライトメールを送って、そのリンクをただ踏んでもらうだけで、Safariを通じて、Webサーバーに情報をアップできるというもの。

サーバに依存するが操作自体はただリンクをタップするだけなのできわめてシンプルだ。

クライアントアプリなしに相手のGPS情報を表示してくれるので、iPhone同士なら使えるアプリだと思う。





Space-timeを起動すると位置情報を知りたい相手を選択せよと指示される
下のオレンジのリンクでアドレスブックが表示されるのでその「iPhone番号」を選択する
メールアドレスではないので注意




相手にメッセージを送る時に最初に英文のテンプレートが出てくる
もちろん相手が日本人なら日本語のメッセージに書き換えてもいい




相手がメッセージを受信した様子
前違えて返信しているが気にしないように
メッセージを受けた方はメッセージ中のリンクを踏むだけでいい




リンクを踏むとSafariが起動する
この画面が出たらもう位置情報は送信されている
これが便利だと思う受信者向けのダウンロードリンクが表示されている




ところでこの機能を利用するには相手側の設定の
「位置情報サービス」Safariをオンにしていないといけない
位置情報がうまく受信できない場合は相手に
ここの設定を確認してもらう必要がある




Space-timeの方で受け取った相手のメッセージを
タップすると相手のGPS情報が出てくる


2012 年 5 月 21 日




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ShowOrHide
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応

不可視ファイル、ディレクトリをワンクリックで表示するアプリ。

OSX移行前からMacを使っているユーザにはすっかりおなじみなことなのだが、最近スイッチしてきてMacを使い始めた人が知らないかもしれないことにMacの不可視領域のトピックスがある。

MacのFinderなどのファイルシステムのアプリでは、ある程度のシステム的な領域は隠されている。
それはWindowsなんかでもそうなんだけど、Windowsの場合は単にシステムやアプリの設定に関するような領域を初心者ユーザに不用意に触らせないために隠しているので、フォルダオプションの設定で簡単に表示できるようになるのだが、Macの場合は少し事情が違う。

MacはOpenBSDというある程度オープン化されたUNIXクローンをベースに持ち、その上にMacOS的GUIを載せているという構造になっているので、そのベースのUNIX的構造の部分は
「Macとして使うユーザには基本的に触らせない」
という考え方になっている。
なので環境設定のどこを探しても、不可視領域を見えるようにする設定は見当たらない。
ここらがLinuxから移行してきた人たちが見るとちょっと違和感を感じるところかもしれない。

それでも最近はFinderの検索で不可視領域を検索できたり柔軟になってきているが、初期の頃のOS XはユーザにUNIX的な構造の部分を触らせないというのは徹底していた。

ところが結構、なんとかしたいと思うようなシステム領域ってこの不可視領域の中にあったりする。

もちろんUNIXなんだから、Macから見えていようがいなかろうが、そんなこと気にせずにTerminalを起動して、コマンドラインでどんどんgrepしたりfindしたりechoしたりrmしてやればいいのだが、中途半端なUNIXユーザはbash的操作にそれほど堪能な訳ではない。

例えば私がそれにあたっている。

そういう場合はGUIで不可視ファイルが見えるようになるコマンドも用意されている。
例えば
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
でenterして
killall Finder
とすればいい。
戻す時は
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE

killall Finder

これを覚えれば何も問題ないのだが、GUI的にもっと簡単にやってしまう方法もある。
私はMainMenuを使うことが多いが、不可視ファイルを表示する/隠すの操作だけならこのShowOrHideが役に立つ。

このアプリは結局このドグルボタンをクリックすると上記不可視ファイルを表示する/隠すコマンドを実行してくれる。
よくいうUNIXコマンドのGUIフロントエンドということになる。

お手軽なのでおすすめだが、不可視領域をいじることは失敗するとシステムやアプリに重大なダメージを与えることもあり得るので、各自自己責任で「自分が何をしているか理解してから取りかかる」という原則を守ってほしい。
それさえ心得ていればこのアプリは役に立つ。





ShowOrHideを起動すると毎回インターフェイスがフランス語に戻ってしまう
メニューからのプルダウンで英語を選択できるのだがここは何とかなるとさらにいいと思う
なんせラテン語系はさっぱりわからんので




さて英語になればわかる通り「見せる」「隠す」「終了する」
という3つのボタンがあるだけのシンプルなアプリだ




見せるとするとこの通り起動ボリューム直下にも
こんなにたくさん隠されたディレクトリ、ファイルがある




隠すとするといつも通りの数個のディレクトリが見えるだけだ




これをドックに登録しておけば便利だと思う
常時起動しておけばワンクリックで即時表示するので
頻繁に不可視ファイルをいじる人はそういうセットアップができると思う


2012 年 5 月 20 日




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「認証が必要です」という表示が出てiTunes Storeで購入したビデオがAppleTVで視聴できない

表題の通り、iTunes Storeで購入したHDの映画のビデオをAppleTVを通じてテレビで視聴することができないという問題が起きた。

キャプチャーの通り「認証が必要です」という表示が出て再生が始まらない。

この症状についてはネットやAppleのサポートにもいくつか症例があったが、認証をし直すことで解決するという記述ばかりだ。
母艦側のMac miniの認証を一度解除して、もう一度認証をする。
ホームシェアリングもリセットされるから設定し直す。この時にAppleTVのホームシェアリングのアカウントと違ったりしてないかを確認する。

これでこの問題は解決する…と書いてある。

ところが相変わらず「認証が必要」という表示で再生できない。
この問題はすべてのクリップで起きている訳ではない。
というより本日購入したHDの映画だけが視聴できなくて、それ以外のDVDなどからリッピングした映像やiTunes Storeから購入したSD作品、HD作品はすべて視聴できる。

QuickTimeには4GB制限とかいうバグがあるということを聞いたことがあるが、チェックしてみると再生できるHD画像の中にはいくつか4GBを超えているものがある。

そういうソフトウエア的な問題ではなく、クリップの問題なのかもとも疑った。
購入ビデオなので再変換はできないが、AirPlayでストリーミングをしてみたら再生できるかやってみた。

予想に反してこの方法なら正常に再生できる。

ということはクリップが壊れているとか、ストリーミングがオーバーフローしてるとかそういう問題でもないし、認証に失敗している訳でもない。

訳が分からないが、とにかく再生はできることがわかった。
すべてAppleTV側で操作して再生…というわけにはいかなくなったが、どうせMac miniもVNCで操作することが多いので、まあ問題はない。

ただ認証がすっきり通らない、再生できないというのは気分があまり良くないが。





本日購入したHD映画をAppleTVで再生しようとするとこの通り
認証が必要ですと出るが、もちろん母艦側のMac miniのiTunesでは普通に再生できる
一度認証を解除して再認証するとかAppleTVを再起動するとかの方法がWebにあったが
どれも試してみたが同じことだった




認証やクリップの破損を確認するためにiTunes側からAirPlayで再生してみた
iTunesで該当クリップを再生し右下のAirPlayボタンでAppleTVを選択する
AppleTVが見えない時にはAppleTVの設定の一般に入って「AirPlay」の設定を「入」にする




再生中のiTunesはこんな画面になった




AppleTVのリモートをとっているiPhoneから見るとこのように
正常に再生中表示なってもちろんテレビにも正常な映像が出ている
認証に失敗しているなら映像が出るはずがないしクリップが壊れている訳ではなさそうだ
対策は見つけられなかったがこの方法で視聴はできるので今回は仕方がないと納得する
このコピーコントロールの信頼性の低さは何とかならないのかなぁ
感じてるのは私だけだろうか?

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GEOSPOT
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 OS10.7Lion対応
Windows2000~7対応

地理当てクイズアプリ

「こなへん」とはナギャー弁で「ここらへん」という意味なもんだで、問題に出された場所をGoogleEarth風の地球上で「こなへん」とクリックで指すんだがね。

そしたらあっとれば「KONAHEN」と赤いリングの当たりマークが出るし、外しとったら「急げ」だの「がんばれ」だのヨケーなお世話の英語が出てきて急かすもんだで、楽しいでいかんわ。

最初は国の名前だのトロクシャー問題が多いが、進んでいってレベルが上がったらどえれゃーマニアックな問題も出てきてオエリャーせんわ。

楽しめるアプリだで、おみゃーもやりゃあ。





起動するとスプラッシュとして「こなへん」という
正解の時に出てくるキーワードの解説が出てくるんだがや




出てくるのがGoogle風の地球
これをぐりぐりドラッグして「こなへん」と思う場所を
クリックすりゃぁええという子供でもすぐできる直感的なゲームだがね




真ん中のPLAYボタンをクリックしてちょう




上に何を探すか問題が出てくるのでそれが
ある場所をクリックするだけのゲームだがや
左の残り時間とレベルは気にしとった方がええんだなも




「見つけた!こなへんだぎゃ!」こらあめちゃんこ楽しいだがね




終わったらこんな表示
レベルに注目してちょーでゃあ




成績はこんな感じで表示されるなも




記念にプリントアウトもできるでよぉ


2012 年 5 月 15 日




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キーボードやマウスがいうことを聞かない〜遠隔でMacを終了させる<追記あり>

先日ちょっとヘビーな作業をやらせていたMac miniがいうことを聞かなくなってしまった。

ログアウトしたままログインできない。
別アカウントがログインしてアクティブになったままなので、そこでもどこでもいいからログインして再起動したい。

ログイン画面にも再起動ボタンがついているがクリックしても反応しない。

こういう時はWindowsでいうところのリモートデスクトップにあたる画面共有が役に立つ。
リモートを許可する設定にしてあれば、画面共有からログインして、マウスやキーボードが聞かなくなっても再起動が可能になる。

ところが今回はその画面共有も利かなかった。
正確には画面共有は利いていて、ちゃんとMac miniの画面をとることができるのだが、ここからでもログインボタンが無反応でログインできないし、再起動ボタンも終了ボタンも反応しない。
デフォのキーボードと同じ状態だ。
おそらくOSというよりログインしっぱなしのアカウントで何かCPUが跳ね上がるような問題が起きているのではないかと思う。

こういう時は、もうあきらめてMac miniの筐体についている電源ボタンを長押しして強制終了が常識的な対処だろう。
私も電源ボタンに指がかかっていたのだが、ここはなんとしても強制終了なしでクリアしたい。
ディスクにかかる負荷とか、外付けハードディスクがマウントしっぱなしになっているとか、そういう理由でもし避けられる知恵があるなら避けたいと思った。

そうだ!telnetしよう!
と最近の仕事で、そういう思考の流れが身に付いてしまっているが、残念ながらMacの場合デフォではtelnetは殺してあるはずだ。

やっぱりsshでしょう。

ということで、以前にもどこかに書いた気がするが、遠隔からOSを終了させるsshのコマンドを紹介する。

これもシステム環境設定でリモートログインを有効にしていることが前提なので、有事に備えてこの設定を有効にしておくことをお勧めする。

私は以下の方法でシステムを遠隔終了することができた。
電源ボタン長押しよりは精神的にかなりマシ。





あらかじめシステム環境設定「共有」に入ってリモートログインを有効にしておく必要がある
実はここにもう答えが書いてあるのだがsshのコマンドはこう書く




まずsshでリモートログイン
コマンドは「ssh□管理者アカウント名@IPアドレス」(□はスペース)となる
IPアドレス10.0.1.2のMac miniで管理者アカウント名がmacminiなら
「ssh□macmini@10.0.1.2」というようにコマンドを打ってEnterで遠隔ログイン
当然パスワードを要求されるので入力してEnter
キャプチャーではhalt、rebootなどを手当り次第に試しているが権限が足りない(笑)
いずれもrootの権限を要求されるのでsuコマンドで
rootになってhaltでやっとシステムを終了できた


<追記>

遠隔からの停止は
su
でrootになって
halt
と書いてしまいましたが、今でもMacのシェルはrootが無効になっているのがデフォだという情報をツイッターでgururiさんからいただきました。
この場合
sudo halt
が有効かもしれませんが、私の環境では試していません。
ていうか厳密には一度rootを無効にしないときちんと検証できないかも。

このTipsを実行するには、システム環境設定の共有でリモートログインを開くだけでなく、rootを有効にすることも必要です。
方法はこちらに書いていますが、コンベンショナルなユーザはこの設定はリスキーだと考えている人が多いので、この設定は自己責任でお願いします。



2012 年 5 月 14 日




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RAIDでまとめたバックアップディスクは快調〜だけどRAIDについて知っておくべきこと

先日ここでも紹介した、外付けハードディスクのボリュームをRAIDで一つにまとめるtipsの続報。
たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法

RAIDでまとめておよそ1TBになったボリュームを、Time Machineのバックアップに利用する、過去のバイナリのバックアップに使ったりしている。

Time Machineの受けディスクに使うと、当然ディスクコンタクトがかなり多くなるので、そこがストレス的に大丈夫かというところが関心あるところだった。

まだ数日試し始めたところだが、速度も不満はないし、読み出し書き込みともに特にエラーはないようだ。
ここまでのところは使えるという印象を持った。

以下のキャプチャーで印象を。





4つのディスクをまとめておよそ1TBになったのでこれと前の1TBを交互に
Time Machineのバックアップ受けディスクにすることにした




今手持ちのDVD、CD全廃棄作業をやっているので古いデータもエンコードし直している
そのためにここ何週間かのバックアップの量は
結構半端でないのだがRAID1TBも問題なく稼働している




エラーも特になくバックアップの速度もディスク1個もののHDDと変わらない
なかなか満足のいく結果となった


と、運用してみた感触はいいのだが、この記事に関して何人かの反応があった。

まずやはり気になるのは「古いディスクを使うのだから信頼性はどうにもならないのでは?」という疑問。

これは実はおっしゃる通りである。
というよりディスクは水物でいつ死ぬかは誰にも予想できない。
確かに古いディスクが新しいディスクと比べると頓死する確率が高まることは致し方ない。
しかしディスクは古いものから順番にやられていくかというとそんなことはない。
事実私のところでは10年上も全く問題を起こさずに動いているディスクがいくつもある。

ディスクはある程度の歩留まりでトラブルが起きるものなのだ。
それは古いディスクだから起きやすいというような単純なものでもない。
10年問題なく動くディスクもあれば、数時間で死んでしまうディスクもある。

ディスクが全体的に何に影響されやすいかという話は以前にここにも書いた。
ハードディスクを長生きさせる方法/死亡の予兆の見分け方〜は結局都市伝説の一種だった

結局有為な影響があるのは熱だけということらしい。
逆に言えば熱にさえ気をつけていれば、ディスクのトラブルは確率で予想できる。

だからこそのリダンダンシーなのだ。

私のところでもこの一本化した1TBはリアルな1TBのバックアップディスクのさらにバックアップとして稼働している。
このRAIDのディスクに命を預けるような運用をもし考えている人がいたら、それはお勧めできないとあえていう。

RAID1はほとんど冗長性がない、ディスクの頭とお尻をくっつけて単純に容量合計した大きなディスクを仮想的に作るだけのRAIDだ。
4つのディスクをくっつけたらトラブルが起きる確率は単純に4倍になる。
もしも4年に一度の歩留まりでディスクの故障が起きるとしたら、4倍の確率で1年に一回はトラブルが起きて中身は失われると考えた方がいい。


それでもこれをする意義はお手軽に大容量ディスクをもう一個作ることができて、バックアップのバックアップができてしまうことだ。
バックアップは常に2つあった方がいい。

本番機とバックアップが同時に死ぬことはあり得る。
事実私はそういう体験をしている。
しかし2つのバックアップが同時に死ぬことは、ほぼあり得ない。

そのうちの片方が結構故障の確率が高いとしても、その二つが同時ということはあり得ないのだ。
だからバックアップの意味は十分ある。

最近のサーバーのRAIDは4とか5とか深い数字を使う。
パリティで冗長性を持たせた上に、そのアレイを複数持っていてミラーにしている。
なので同じアレイの中のディスクが同時に二つ死ぬなどという確率的にほぼあり得ないようなトラブルが起きても、中のデータは安全に守られる仕組みが確立している。

家庭のバックアップはそこまで厳重な冗長性を持たせる必要もないと思う。
ただこういうRAID0でもいいから構築して大容量ディスクで、メインのバックアップディスクのミラーをすれば業務機並みの安全性は得られるだろう。

このTipsは、こういうこういう目的で使ってもらいたい。
ゆめゆめこのRAIDディスクに命を預けるようなことはしないでもらいたい。

でもそういうことが解っていればこれは本当に使えると感じた。



2012 年 5 月 13 日




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OS X ver10.7.4アップデートはいろいろ手が入れられた<追記あり>

Lionは導入以来スクロールの向きが変わるとか。スナップショットとか復元とか大きなUIの変更があって、それはそれで面白い傾向があると思っているのだが、中にはどうしても評判が悪いというか「なんとかして欲しい」という声が強い変更もあった。

もちろんAppleはいわれるのは分かっていてやってるんだろうけど、あまりにも評判が悪いところは手を入れてきたということか。
これまでにもそういうことはあったもんね。

ということでOS10.7.4のアップデートがかかってきたので入れてみた。





10.7.4アップデートがかかってきた
後の二つはFinalCut Proの関連でアプリとQuickTimeのコーデックアップデート




プロアプリのアップデートはXD-CAM、AJA、AVCHDなどとの互換性を高める変更が中心




それに関連してQuickTimeもXD-CAM
などのコーデックが追加される
業務用機としての汎用性が高まった




それこれでまたCD1枚分くらいのでかいアップデートになった
このあとしばらくしてSafariのアップデートもかかって来るのでなかなかのサイズだ




ところでアクセス権関係に影響がある変更があったみたいで
ディスクユーティリティでアクセス権修復をするとかなりの項目がかかってくる
先日アクセス権関係でエラい目にあったのでこれはやっといた方がいいかもしれない




今回のアップデートで一番話題になっているのはこの「再ログイン時にウインドウを再度開く」
これが何ともジャマだということでこれを無効化するTipsを紹介した
しかしこのTipsを実行すると今度はこのオプションを使うことができない
滅多にないことだがシステムが全面不調になった時の保険がその場面で使い物にならない
Appleとしてはこれはオンで固定にしておきたかったのだろうがあまりにも
評判が悪かったので妥協したということなんだろうけど現実的な変更だと思う
一度このチェックを外したら次回からチェックが外れた状態がデフォルトになる




いろいろ変更点があるようだが画面共有で常時サイズ調整が入った状態から
サイズ調整無しでウインドウの中に収まらない実サイズ表示も追加された
どうやってスクロールするのかと思ったらマウスが
近づいた辺に表示領域が自動移動するように変更された
案外使いやすいかもしれないし前のサイズ調整が利いた画面は
あまり鮮明とはいえなかったのでスクリーンキャプチャーを
撮ることが多い当方としてはありがたい変更かもしれない

<追記>
BBSにご指摘頂きましたが、アップデートのところにかかってきたQuickTimeとファイナルカットのアップデートはそれぞれ、ProAppsコーデックは昨年の9月、ProAppsは一昨年の2月のアップデートでした。
ファイナルカットをインストールした後にアップデートをかけたと記憶していたので、今回の新規アップデートかと勘違いしてましたが、結構古いアップデートでした。
訂正します。


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iCloudの複数アカウントでカレンダーを共有する〜写真も共有する

iPad導入に伴うディスク大容量化のトラブルやらPhotoshopインストールできないトラブルやら、世間ではFlash狙ったウイルスが話題になったりで、iPad入れて何をやろうとしていたかの話がすっかり後回しになってしまった。

iPadを家族共用機として1アカウント与えて、家族の複数のアカウントとカレンダーを共有するということをやってみようと思っていた。
狙いは壁にかけたカレンダーにメモを書き込むのを廃止して、これで家族のスケジュールの共有を実現すること。

iCloudを使っていれば、iCalで望む相手にスケジュールを公開できる。
スケジュールのうち特定のイベントだけ公開して、後のイベントは非公開にするなどの選別もできる。 さらに相手に閲覧だけ許す場合と、書き込みも許可するなどの制限も可能。

ここが大事で、スケジュールをただ共有したいだけなら別に前のままでも単一のアカウントで家族に公開することができたのだけど、仕事のスケジュールを公開して誤操作、誤消去なんてされたら目も当てられない。
自分のスケジュールの共有じゃなくて、最初から共有用の別アカウントを作るという手もあったけど、そうすると自分用のiCalスケジュールと家族用のiCalスケジュールと二つ同じことを入力しないといけないという、何のためのOTAかというところで頭を悩ませていた。

今のiCloud+iCalがこの問題を解決できる。
まるでサイボウズのようなスケジュール管理のグループウエアのように使える。
前にも書いたがiCalだけでなくWindowsのOutlookともスケジュールを共有できるから、家族内だけじゃなくて仕事でも使える局面があるかもしれない。

試してみて実用性は高いと感じた。





実際手にした新しいiPadは評判通りレティナディスプレイの美しさが目を引いた
MacOS9からOSXに乗り変えた時にデスクトップの美しさに感動したような差がある




やはりこのディスプレイを見ると高画質の写真とか動画とかいろいろ表示して差を見てみたくなった
最初のiPadのワクワクするポイントはそこだろうと思うが今回導入したのはそれが狙いではない




これがカレンダーの共有の入り口で、iCloudで作ったカレンダーのイベントのうち
特定のものをネットワーク内の他のアカウントにも公開することができる
右クリックで「カレンダーを共有」で共有できるしこれ以外のイベントは他の人から見えない




この項目を誰に公開するかを下の+ボタンで追加できるし
もちろん削りたい時には-ボタンで削除もできる




相手に書き込みも許可する時は右のアクセス権を「読み書き」に
閲覧だけで書き込みを禁じたい場合は「読み出しのみ」を選択する
アクセス権の選択が終わったら下の共有ボタンで共有を開始




公開された相手のメールに「招待状」が来る
もちろん複数の人に公開した場合は複数の人に届く
カレンダーを公開する方がホスト、公開される方が招待状を受け取る
というサーバの考え方に忠実なのがこの手のグループウエアとちょっと違う




招待を受けた方、この場合iPadのiCalにこういう表示が出る
タップすると招待を受けるかどうか聞いてくるので「出席」
タップすると相手のスケジュールがカレンダーに表示される




ちなみに先ほどの「ー」ボタンで削除されるとこういう通知がくる
アンタはもう招待しないという通知だ




試しにiPhoneでテストのイベントを入力してみる




すぐにOTAで無線を通じてアカウントを作ったMac miniのiCalに同期した




そしてiPadのiCalにも同期
「読み出しのみ」の権限なのでこちらから消したり内容を変更したりはできない
複数のiCloudアカウントを持つことでiCalはスケジュール管理のグループウエアになった
WindowsのOutlookとも同期できるのでビジネス用途にもなるかも




iPadを16GBにしたのは動画や写真、音楽をたくさんここに入れるつもりがなかったからだ
写真の共有はiTunesの方で設定する
「詳細」メニューから「共有する写真を選択」を開く




デフォルトではiPhotoが選択されているが任意のフォルダを選択することはできる




ただしデフォルトでこの共有された写真を閲覧できるのは
AppleTVを通じてテレビのスクリーンでとなる
iPadのローカルスクリーンで見る方法は研究中
何かアプリがあるはず


2012 年 5 月 9 日




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たくさん転がってるサイズが小さい外付けハードディスクを有効活用する〜ボリュームをひとつにまとめるRAID連結の活用法

Macに付属しているディスクユーティリティにはディスクのRAID管理機能がついている。
こんなスグレモノ機能が標準で付いているなら使わない手はない。

前々から考えていたことだが、私の場合の活用法はこんな感じ。


これまで、iMac、iBook、Mac mini、MacBook ProなどいくつかのMacを使ってきて、結構その都度手狭になったハードディスクの換装をやっている。

で、取り出したディスクは捨てるのはもったいないので外付けハードディスクケースに入れて活用している。
最近ではそういうケースが2.5インチなら1000円くらいで手に入るから、手軽になったもんだ。

それはいいのだが、石器時代から歴代のハードディスクが外付け化されているので、数はやたらあるのだが容量がそうとう断片化している。
40GBから500GBまで全くまちまちで。
緊急用の起動ディスクは一つあれば充分だし、あとはTime Machineのバックアップディスクにするのは容量が小さ過ぎる。
40GBなんて十年前には広大な大きさだと思ったのだが、今じゃ半端すぎて使い道がない。


そこでこれらのディスクを連結してひとつのボリュームとして使うことで、Time Machineなどの大容量を必要とするバックアップディスクに仕立て上げる。

RAIDというと専門的な話と思うかもしれないが、やってみると簡単だ。

手順は以下のキャプチャーの通りで、家に外付けハードディスクがたくさん転がっている人ならすぐに試せる。

注意点は連結したハードディスクをばらばらにマウントしないこと。
常に同時にMacに接続して同時にマウントさせること。
そうしないとリビルドがかかってしまい、この構成の場合は中のファイルが破損する可能性がある。

私はFirewireデイジーチェーン(Firewireのアウト、インの口を利用してハードディスクを数珠つなぎ)とかUSBディスクも二つ差してどの程度使えるかテストしているが、できればパワーサプライ兼用のUSBハブくらいは購入して、Macにはケーブル一本でつなぐという構成にした方が安全だと思う。

まあ、活用法としては捨てるよりはマシということで。





歴代の外付けハードディスクをデイジーチェーンなどもフル活用してMacに満艦飾でマウントした
このように細かいボリュームがたくさんあっても見た目は楽しいが実用性は極めて低い
速い話Time Machineのバックアップディスクに使えるディスクはひとつもない




そこでディスクユーティリティを使ってこれらの
外付けボリュームを全部連結してひとつのボリュームにまとめてしまう
ディスクユーティリティRAID「連結されたディスクセット」を選択して
まとめたいボリュームをここにどんどんドロップしていく




作成ボタンをクリックすると作成の確認タグが出る
これらのディスク上にあるデータは全て消去されるので必要なデータはバックアップしておくこと




フォーマットに不整合があると「読み取れないディスクです」と
警告してくるが気にしないで初期化ボタンをクリック
中止したい場合は「取り出す」で




こうして細々した雑魚HDは連結されて突然1TBの外付けハードディスクが出現した
Time Machineなどコンタクトが頻繁な用途にどの程度使えるかはこれからテストする
皆さんも自己責任でチャレンジしてみて欲しい

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今度はFlashPlayerを狙った標的型攻撃の警告

先日、またシマンテックからプレスリリースが届いた。
昨日は大トラブル中だったので横目で見ていたが、これについて触れることができなかった。
その内容がこれ。

要はまたまたAdobeのFlash関連の重大な脆弱性が発見されて、これの対応するアップデートはもうリリースされているのだが、さっそく対応遅れのユーザを狙う標的型攻撃が確認されているとのこと。

リンク先のブログを見るとペイロードはWindows向けの攻撃のように感じるが、繰り返しここでも触れているがペイロードをMac向けのウイルスに積み替えることは容易だ。
FlashPlayerはMacでも動いているから、セキュリティ意識が低いMacユーザは逆にいいカモだと思われているかもしれない。

こういう情報には注意してFlashPlayerを入れているならすぐにアップデートすること。
以下シマンテックのプレスリリースから引用。


2012年5月7日

Adobe Flash Playerの脆弱性を悪用する標的型攻撃について


シマンテックでは、5月4日にAdobeが公開したFlash Playerの脆弱性
を悪用する標的型攻撃に関するブログを公開しました。

この標的型攻撃は、Adobe Flash Playerのリモートコード実行の脆弱性
(CVE-2012-0779)を悪用するもので、すでに1週間以上も活動が続いて
います。また、感染経路は、他の標的型攻撃と同様に、悪質なファイルを
添付した電子メールが使われています。

これまでのところ、軍需産業に利用される製品のメーカーで複数の標的が
確認されていますが、今後、数日のうちに標的は変わるものと考えられます。

シマンテックではセキュリティ対策を最新の状態に保つとともに、速やかに
Flash Playerを最新版に更新することを推奨しています。

この攻撃に関する詳細は、次のシマンテックブログをご参照ください。
http://www.symantec.com/connect/blogs/adobe-flash-player-cve-2012-0779

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AdobePhotoshopCS4はLionでは使えない?〜インストールのトラブル対処法

前の記事で書いた通り何年かぶりのMacのクリーンインストールを試みた。
(結論からいえば昨日のトラブルは別にクリーンインストールしなくても対処できる問題だったのだが…)
そのインストールの過程で気がついたことがある。

AdobeのPhotoshopCS4のインストールが何回やっても失敗する。
それも「インストールに失敗しました」と警告でも出してくれるならまだいいが、インストールの途中で考え込んだように何時間も停まってしまう。
一旦停止してやり直すと一瞬でインストール完了するが「Photoshopは壊れているため起動できません」という警告を出してうんともすんともいはない。

ライセンス的には問題ないはずだが、実のところAdobeの公式見解ではCS4がサポートしているのはOS10.6まででLionに関しては「使えるんなら使ってもいいよ」というスタンスらしい。

検索してみるとこのPhotoshopCS4のインストール失敗のトラブルは結構多いようで、いくつかの事例を見つけた。

まず一番多いのはJavaのインストール忘れ。
MacはOS10.7、LionからついにJavaをデフォルトでインストールしない仕様になった。
最近のMacは上書きインストールでも問題なく動くので、旧環境のJavaをそのまま引き継ぐことが多いため、この問題はなかなか表面化しないが昨日の私のようにクリーンインストールをすると、インストーラが途中で止まってしまうという経験をする。
Photoshopの一部の機能がJavaRuntimeで動いているため、これをインストールしてやらないといけない。 手順はキャプチャーを。





もし旧環境からJavaPreferencesを引き継いでいるならここからJavaをアップデートできる
場所はユーティリティフォルダにあるはずだ
無いならオラクルのサイトに行ってMac版をダウンロードしてくる




LionでPhotoshopをインストールする場合はこの64bit版のJavaが必要だ


と、ここまではいくつか事例を見つけたのだが、これをやってもまだインストーラが途中で止まってしまう。
見ているとAdobeAirのインストールに失敗しているようだ。
そこでIllustratorを先にインストールしてみた。
これがビンゴで、これ以降Photoshopのインストールも問題なく完了、両方とも問題なく起動もできた。





Photoshopのインストールは何回やっても失敗する
そこでPhotoshopのアンインストーラをかけて全てクリーンにしてから
Illustratorを先にインストールすることにした
以降スムーズにインストールに成功したのを見ると
PhotoshopAdobeAirのインストーラに不具合か不適合があるらしい
ていうかなんでPhotoshopAdobeAirが必要なんだろう?


いろいろ疑問は残ったが、PhotoshopをLionで使いたいという人は、クリーンインストールする羽目になった時にこのことを思い出していただけるといいと思う。
Illustratorは持っていない、Photoshopを単独でインストールしたいという人は、AdobeAirをダウンロードしてきてあらかじめインストールしておくとこの問題を回避できるかもしれない。
(根が尽きたのでこれは未検証。スムーズだったLion環境復元だが、このPhotoshop問題のために半日時間をロスしたため)


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ディスク交換したMacBook Proが全面的不調に〜everyoneのアクセス権が二つになって「カスタム」が出る場合の(ACLの)解除法

ユーザフォルダなどのあらゆる場所で、everyoneのアクセス権が「カスタム」と通常の「読み/書き」などと二つできてしまう奇怪な現象が起きた。

先日ここで紹介した通りiPad導入をきっかけに、いろいろ思惑もあってMacBook Proの内蔵ディスクを1TB化した。
その過程でまっさらなディスクにTime Machineから旧環境を復元したのだが、最初は好調に動いていたのだが途中で段々振る舞いがおかしくなって、しまいにはあらゆるアプリの挙動が異常になってOSXをクリーンインストールする羽目になった。

最初はサイトの画像フォルダがおかしくなってこのサイトの素材のローカルプレビューができなくなったあたりから始まる。

そのうちDropboxが同期できなくなって、しかもログイン時にいちいち「Dropboxフォルダに変更を加えようとしている」という意味の警告タブを出して管理パスワードを要求してくるようになった。

やがてTemperatureMonitorの表示がおかしくなって、何回治しても起動のたびに元に戻ってしまう、SMARTReporterも毎回起動のたびにパスワードを要求するようになる、OrderOfLaunchがログイン後起動できなくなって、無意味に起動する予定のアプリのリストだけを表示するようになる、Camouflageでデスクトップが隠せなくなる…要するにあらゆるアプリの挙動がおかしくなる、全面的なシステムの不調に陥ってしまった。





通常のユーザフォルダの中のファイルはアクセス権はこんな感じで
大体自分とスタッフとエブリワンの3つのアクセス権が設定されている




ところが今回いろいろおかしくなってしまいその原因を調べていて
ユーザフォルダのアクセス権がおかしくなっていることに気がついた
このようにeveryoneという権限がもうひとつできて「カスタム」というアクセス権になる
しかもこれは「-」ボタンがグレイアウトしてクリックできないために削除できない




これはLeopardから導入された新しいUNIX式のアクセス権でMacでは
OSXServerで有効にできるアクセス権設定らしい
といっても私が使っているのは普通のクライアント版のMacOSXだ
fcaclctlというコマンドで制御できると解説しているサイトを見つけてやってみたが
fcaclctlというコマンドは見当たりません」という返答が返ってくるだけだ
これはやはりOSXServerのみで有効なコマンドらしい




もちろんアクセス権の修復は試してみたがディスクユーティリティ
ディスクアクセス権修復はユーザフォルダは対象にしていないそうで
しかもこのACLは無視する仕様らしい




そのうちDropboxが毎回全削除、全ファイル新規保存をしないと
同期できない完全に使い物にならない状態に餡ってしまった




同じユーザフォルダのなかでもこの「カスタム」アクセス権の
everyoneがあるファイルとないファイルがある
旧環境から引き継いだファイルがなっているっぽいので
もう一度Time Machineから環境を復元してみた




今回もしばらくまともに動いていたが今度はメニューバーアプリの
起動順序を制御してくれるOrderOfLaunchがまともに仕事してくれなくなり
起動のたびに虚しく起動予定のアプリのリストだけを表示するようになってしまった




さらにClamXav Sentryが暴走し始める、SyncTwoFolders
フォルダ同期できなくなる、TemperatureMonitorの表示色の設定を
いくら変更してももう一度起動すると元に戻ってしまう、
MainMenuで不可視ファイルが表示できなくなる、など
もうありとあらゆるアプリがおかしくなってきた
アプリがおかしいというより明らかにOS全体がおかしい




このfsaclctlコマンドのエピソードを頼りに調べていくと
このACLは設定状況をTerminalで確認できることを知った
コマンドは「ls -l」でその階層のディレクトリのうちACLがかかっているところは
行頭のアクセス権の記述の最後に「+」記号がついている




こちらはLion導入後問題なく動いているMac miniのホームフォルダの中のアクセス権
上とかなり違っていることが分かる




cd /でルートボリュームの第1階層に移動してコマンドls -lをかけてみた




こちらはあまり大きな違いはない
やはり問題の原因はユーザフォルダの中にあるようだ




Time Machineの中のファイルは正常なアクセス権になっているように見えたので
復元をかければ治るのではないかと期待して全域をもう一度復元した
確かにおかしかったファイルのアクセス権が治った




ところがフォルダのアクセス権を「内合している項目に適用」というメニューを実行すると…




この通りまた「everyone カスタム」というアクセス権ができてしまう
何も治っていない
大量の写真のアクセス権をエディットするのにここから変更する情報は有効だったのだ…
クリーンインストールにもチャレンジして見たがこの症状はおさまらなかった




結局一日半を費やして原因が分からず、最終手段の
再インストールでも改善しないという最悪の展開
ここでAClアクセス権を削除する方法が判明した
sudo chmod -R -N /ACL削除したいディレクトリのパス」というコマンドで
例えばミュージックフォルダなら「sudo chmod -R -N ~/Music」となる




これでホームフォルダの中を覗いてみると例のACLのアクセス権が綺麗に消えている
これでようやく問題の症状は治まった




TwitterでE-WAさんから頂いた情報でBatChmodでもACLの削除はできることを知った
BatChmodは最初に浮かんだアプリだったが私がアップデートをサボっていたため
旧バージョンにはこの設定がなかったので見過ごした


このACLというアクセス権制御は通常のアクセス権とは全く別の体系で管理されていて最近のUNIX系、Windows系サーバでは流行っているアクセス管理らしい。

MacではLeopardから導入された。
実はクライアント版アプリでも走っていて、アプリケーションフォルダやユーティリティフォルダにアプリをドロップすると「Finderに変更を加えようとしています」というような警告を出して、パスワード認証を求められることがあるが、あれがそうだと思えばいい。

最近はMacもマルウエア作者に狙われるようになってきて、先日もFlashの脆弱性を狙う新種発見の報が流れてきた。
そういう脅威に対してAppleが悠々としているのはこういうセキュリティを進めているからだろう。
アクセス権も通常の「読み/書き、読み出しのみ、書き込みのみ、実行権」の4つのステータスと違い細かくアクセス権を設定できるらしい。

ただこれが動いているのはLionサーバで、クライアント版OSの通常のLionの場合はバックグラウンドで見えないところで設定されるということらしい。

それが今回はいやが上にも目立つ形になってしまい、アプリの不具合を生じた理由は不明。
直接的には私がサイトフォルダやユーザフォルダで「内包する項目に適用」をやってしまったからで、それをやったディレクトリのファイルが全部おかしくなっている。
でも問題はなんでそういうところにACLがかかっていたかだと思うが。

それはともかく今回の問題はchmodコマンドで解決する。 またTerminalは苦手という人は、このBatChmodというアプリを使えばいい。

2012 年 5 月 7 日




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先月1TB化したMac miniをLionにアップデートする〜「起動ディスクには使用できません」問題の対処法<追記あり>

先日も書いた通り、iPad導入、マルチアカウントのiCloud導入、MacBook Proの1TB化、MacBook ProとMac miniのライブラリミラー化を進めている。

MacBook ProとMac miniのiTunesライブラリなどをミラーリングして、SyncTwoFoldersのような同期ソフトのクリック一発で、大量の音楽、映画、ブック、アプリなどの情報を同期しバックアップも兼ねるという構成にしようとしている。
(MacBook Pro、Mac miniにはそれぞれ外付けのHDDにTime Machineでバックアップを取っているので、結果どの系統のディスクが死んでもどこからでも復元できる。)

すでにそれは実現しているのだが、iCloudに対応するためにMac miniもLionにアップデートすることにした。

まずはLion外付けハードディスクインストールディスクから起動する。
このLionインストールディスクの作り方はここでも解説した。
Lion準備完了〜潮もかなひぬ 今は漕ぎいでな〜外付けHDDでインストールディスクを作成

ここで問題が発生した。
新規で換装した内蔵ディスクは起動ボリュームとして使えないという表示が出る。
今回はクリーンインストールではなく、MacBook Proでの運用成績が非常に良好だったので、SnowLeopardからLionへの上書きでインストールしたい。
しかしインストーラに「このディスクは使えません」と拒否られる。

「はてはHITACHIのHDDには相性問題が存在したのか?」と一瞬青くなったが、これは既知の問題らしい。
対処法はキャプチャーで解説する。

その問題さえクリアすればインストールは(時間はかかるものの)スムーズに進行した。

こうして我が家からはSnowLeopardの検証環境は消滅した。
TigerとLionしかなくなってしまったので、今後はアプリの互換性の質問にはお答えできなくなってしまった。
あしからず。





あらかじめLionインストールディスク化しておいた外付けハードディスクをマウント
そのインストーラボリュームにある「Mac OS X Lion インストール
というアプリを起動するとインストーラからの再起動がかかる




お馴染みLionのインストール開始の画面




ところがここで問題発生
先月1TBに換装したMac miniの内蔵ディスクは
起動ボリュームとして使えないのでインストールできないという表示
同じ問題はMacBook Proでも確認した




この対処法はAppleのサイトでもリリースされていた
要はディスクユーティリティで内蔵ディスクの先頭ボリュームを128MB以上小さくしておいて
どのボリュームにも属さないスペースをディスク内に作らないといけない
EFIがどうもそういう領域を要求するようだ




300MBほど先頭ボリュームを小さくしてパーティションを作成
ところが結果的にはこれはうまくいかなかった
何度やっても元に戻ってしまう




結局ディスクユーティリティのパーティションのところをドラッグして空きスペースを作った
この方法だと1TBディスクの場合3GB単位でしか刻めないので
およそ2.8GBが無駄なスペースになってしまった
貧乏性かもしれないがもったいない




これでやっと内蔵ディスクがインストール可能なディスクになった




以下インストールは順調に進む
所要時間は1時間ほど




再起動がかかるとすぐにLionスタートのスプラッシュが出てくる




さてここで統合アップデートなどがソフトウエアアップデートでかかってくる
実はこちらの方がOSアップデートよりも所要時間を要する
サイズもデカい




内蔵ディスク使用できない問題をクリアするとあとの問題点は「根気がいる」という点だけだ

<追記>
これらディスクを換装して、インストールも完了したものは必ず一段落ついたら「ディスクのアクセス権修復」を実施することをお勧めする
私のところではFeederのフィード書き出し、Doropboxの同期が全て失敗するようになってしまった。 その原因を探っていたら、なんとユーザフォルダの中のアクセス権がぐちゃぐちゃになっていて、一部自分のフォルダなのに書き換えにいちいち認証が必要な領域ができてしまっていた。



一部のユーザ領域が「書き込み不可」になっていた
ユーザフォルダを一度全域「書き込み可」にしておいてアクセス権修復を試みるといいかも


2012 年 5 月 6 日




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MacBook Pro大増量化計画発動!〜交換したディスクは500GB外付けバックアップディスクに

さて前回触れた通り、iPad導入に伴いマルチアカウント、クラウド実用実験…平たくいえば家の中で無線で大容量ファイルが飛び交う環境を実現するためにMacBook Proを大増量することにした。

最近秋葉原で、Mac mini用に購入したHITACHIの1TB、2.5inch、SATA、9.5mmmが大変成績がよく5400rpmでありながら明らかに速度が向上したので、これをMacBook Proに導入した。

MacBook ProのHDD換装の手順はここでも触れたが、別に難しくないので誰でもチャレンジできると思う。
MacBook Proのハードディスクを500GBに換装、Windows7を導入してみた
まずはディスク交換〜andついでに先日死んだと思われたディスクを復活させた

取り出したディスクについてはバックアップディスクとして試してみたいことがあるので、例によって外付けHDDケースを色違いで買ってきた。





準備した1TB内蔵HDD
老いの繰り言かもしれないがこのサイズで1TBというのは隔世の感がある
ほんの8年前には一式100万近いばかでかいX-Serveが1.5TBだった
ところが今回も秋葉原で1万1000円で購入してきましたとさ




HDDの交換手順は上記リンク先のページで詳しく触れた
といっても詳しく触れるまでもなく誰でもチャレンジできる簡単なカスタマイズだと思う




昨年250GBから増量した500GBの内蔵ディスクと今回換装する1TBのディスク
今回は前回のような取り違えがないように旧ディスクを取り出してから
新しいディスクの封を切ることにした




取り出した500GBはもちろん外付けHDDとして活用するためにHDDケースも購入済み
準備万端である…わははははっ




ちなみに前回は銀色のセンチュリーを買ったが
今回はひとめで区別できるように赤のケースにした
いずれも上代980円なりと何でもお手頃になって
これではいつまで経ってもデフレ脱却は無理かも…(余談)




さて、Lionインストールディスク化したUSB外付けハードディスクから
起動したところこのような表示が
まだ初期化もしていないディスクだから当然ではある




ディスクユーティリティで内蔵ディスクを初期化する
このあとLionインストーラから起動してTime Machineで内蔵ディスクに
最後のバックアップそのままの環境を復元すると言う手順になる




新しい起動ボリュームに「Lion1TB」なんて名前をつけて
フォーマットしようとしているがTime Machineでボリュームごと復元すると
ボリューム名も前と同じに書き換えられてしまうのを忘れていた…マヌケw




こうして外付けハードディスクのTime Machineバックアップから前の環境を復元
表示では9時間と出たが実際には4時間くらいで完全に復元できた
さすがにファイルがでかくなっているので時間はかかっているが
ディスク換装が4時間あまりで完了してしまうというのも隔世の感はある

anchor

新しいiPadを導入しました〜それに伴いクラウド群テストのためMacBook Proを1TB化、Mac miniをLion化を実行

新しいiPadを購入した。

モデルはWi-fi、16GB、筐体は白のタイプ。

本当はMacBook ProもiPhoneも(Mac miniのモニタも)クロで来ているので統一したかったのだが、先日秋葉原に買い出しにいった時に、白しか即渡の在庫が無かったので白にした。
巷では白の方が人気があるのかな?
使ってみると黒の方が見やすいと思うのだが。

なぜWi-fi、16GBモデルかというと、持ち歩く気はなくて家族の共用機として使おうと思っているため。
使用環境は主に自宅の無線LANの環境になるし、本体の中にはできるだけ音楽や動画を入れないで使いたい。
今その方法を研究中だが、写真もMac miniの共有に入っている写真を、利用したいと考えている。

そのインストールしているアプリとか、設定については後述するけども、iPad導入に伴い以下の工事をした。

・Mac miniのLion化
これまでMac miniはVNCの互換性とかの問題で、SnowLeopardで運用していた。
しかし、Lionから利用できるようになったiCloudを利用して複数のアカウントによる共有をテストしてみたいので、今回Lionにアップデートすることにした。
これも詳細後述。
結論からいえばやはりこういうクラウド、共有は複数のホスト、アカウントが集まればますます快適になる。
ただしこれで我が家からSnowLeopardの検証環境が無くなってしまった。
基本TigerとLionしかないことになってしまった。

・MacBook Proの1TB化
Mac miniを本格的にファイルサーバとして利用するために先日1TB化したことは書いた。
これの成績が予想外に良かったため、これに合わせてMacBook ProにもHITACHIの1TBのHDDを入れることにした。
理由はiTunesの音楽、動画の管理で、ライブラリの内容をMacBook ProとMac miniで完全に同期したいということだった。

以前はファイルサーバの容量が大きくて手許のiBookの容量が小さかったので、iBookのライブラリはコンテンツを絞り込んで、ファイルサーバのMac miniにたくさんのコンテンツを入れるという非対称の運用をしていた。

これをすると、不便なことがあってiBookで新しい音楽を大量に入れたりすると、一個ずつファイルを相手に転送しないといけなくなる。
マージしてバックアップするようなソフトもあるが、それだと今度は不要になったファイルの削除を反映してくれない。
長年やってきて一番シンプルなのは、やはり容量をいっしょにしてそのままミラーリングが簡単だと悟った。
差分バックアップで同期も飛躍的に速くなるし。

おそらくAppleがTime Machineでたどりついた結論もそういうことだったんだろう。
なので今回MacBook Proも1TB化することにした。
これの顛末は別エントリーで。
ちょっとだけ波乱もあったし。

・複数アカウントのiCloud共有の実現
これが今回の最大の狙い。
iCalOutlook、iPhone、iPadのカレンダーでスケジュールを共有するだけでなく、複数アカウントの、閲覧制限付き公開も試す。
これでちょっとしたサイボウズのような、グループウエアのようなこともできることを検証したい。


ということで、ワクワクしながらiPadをいじっている。
公約した通りiBooks Authorを使ったブックの作成も本腰でやってみたいし。
またまた楽しんでます。





iPad導入時、最初にロックを開くと出てくるスプラッシュ
派手好きなAppleの印象とは裏腹にシックな感じ




まずは言語を選ぶ
といっても最初から日本語が選択されているのでそのまま進むだけ




まずは無線LANの設定とアクティベーションを求められる
といっても必要なのは無線LANのパスワードだけで
アクティベーションは自分のアカウントを作るだけ
自分のMacBook Proと同じにしないで家族共用のアカウントを作った




あとは自由自在に設定をどうぞ
さっそくこのアカウント専用のiCloudのアカウントを登録した









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