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私も自分のMac環境をさらしてみるからね〜最近の私のMacの設定、常駐アプリ、レイアウトなど公開します
「ヴェアダル」さんの「Macの手書き説明書」
僕のMacができるまで
というエントリに刺激されて、私も自分のMac環境をさらしてみる。
件のヴェアダルさんのエントリははてなのホットエントリになっているようで、それに追随するのは露骨な感じに見えてなかなかやりづらいのだが、実際前々から私も自分の環境や設定についてまとめた方がいいんじゃないかとは思っていた。
Macって多分買ったなり、インストールしたなりの何もいじっていない状態でもそこそこ便利に使えると思うけど、いじればいじっただけ自分の手に馴染む道具だということはいえると思うので。
最近WindowsからMacに乗り換えている人が、身近でも増えているのでそういう皆さんの参考になればと思う。
10年前にやはりMacをいじり始めた時に私自身も「もうちょっとそういう情報はないのかなぁ」と思っていたから。
まずはデスクトップの見てくれから。
Macの場合見てくれは大事だから。
デスクトップが散らかっているのはご容赦願いたい
大部分は仕事関係のドキュメントフォルダへのエイリアスと
近日中にテストしようと思っているオンラインウエアのバイナリなので
片付けると何をしようと思っていたのか自分でも忘れてしまう
デスクトップに表示しているのはCloCalX の時計とカレンダー、
TemperatureMonitor の温度モニターで最近気にしているのはこの二つだけということ
内蔵ボリュームのアイコンは表示しない設定にしている
引き続いてシステム環境設定の中の様子はこんな感じ
システム環境設定にインストールしているペインはこれだけ
このうち常時アクティブにしているのはApplication Enhancer 、AppTrap 、
Disctop Lite 、
DoubleBoth 、FruitMenu 、Growl 、Menu Meters 、MisFox 、Peels 、Perian 、SmartSleep 、
TapDexPane 、UnPlugged 、USBOverdrive 、WindowShadeX といったあたり
Leopardの呼び物機能のSpaces は6つに設定して使っている
大抵起動しっ放しのブラウザ、メーラ、テキストエディタ、
iCal 、MacJournal などをページ固定にしている
Finder はページを指定するとトラブルの元だというので特に指定していない
Expose は基本的に使っていないのでファンクションキーは解放している
ホットコーナーもコマンドキーと同時でないと有効にならない設定にしている
他のホットコーナーのスクリーンセーバとDashboard も設定しているが全部装飾キー付き
マウス操作を誤ってこういうものが不意にでてこないようにするためだ
デスクトップはあちこちのピクチャフォルダを登録し5分ごとに切り替える設定
スクリーンセーバも400近くも入れているのに最近表示するのはもっぱらこれだけ
言語環境は日本語で使っている
以前ここを英語優先にするとアプリの切り替えやブラウザの表示が速くなるという記事を書いた
これも結構環境に左右されるのだが、その効果よりもスクリーンキャプチャを撮る時に
いちいち日本語環境に切り替えるのが面倒で結局日本語で使っている
intelMacはそれでもストレスを感じないくらいに高速化はしているといえる
ことえりのカスタマイズはカタカナを殺して半角カタカナを活かしている
銀行系など決済を要するサイトはいまだに半角カタカナを要求するところが多いからだ
接続設定は有線LAN、無線LAN(AirMac)、京ぽん(USB/PHSモデム)、
京ぽん2(Bluetooth/PHSモデム)など
開いている共有はweb共有とファイル共有のみ
使用方法はほとんど会社のLAN内でファイルの受け渡し
他は閉じている
セキュリティの設定でFirewallを有効にしている
デフォでは「すべての受信接続を許可」になっていた気がするが
当然これは「特定のサービス、アプリケーションにアクセスを設定」
でポート管理をすることをお勧めする
外から受信する方はFirewallでコントロールするが中から出て行く通信はLittleSnitch で監視
新たなアプリケーションがポートを開こうとしたら「許可するか」訊いてくる
また開いた後もどれくらいパケをやり取りしているかが視覚的にわかる
変なソフトが通信しようとしたらすぐバレるのでトロイの木馬対策には有効と思われる
もうひとつセキュリティに関する設定をいえば「アカウント」の「自動ログイン」は無効に
ログインは必ずパスワードを要求するようにして
持ち歩く時や手から離す時にはログイン画面にする習慣を付ければ
万一盗難に遇っても中の個人情報などは守られる
個人情報そのものも暗号化して盗難時もパスワードが洩れない限り安全にはしている
ユニバーサルアクセスはオモシロ設定の宝庫だ
元々障害を持ったユーザのための設定なのだが障害者に便利な機能は健常者にも便利だ
いろいろ理由あって「補助装置にアクセス」の設定にはチェックを入れている
例えば警告音が鳴る時に画面を点滅する設定は元々聴覚障害がある人のための設定だが
オフィスではスピーカーの音量をゼロに絞り込んで使っていることが多いので
警告音が鳴っても気づかないということを防げる便利機能になったりする
健常者にも使える機能だと思う
パーティションは切らないで使うというのが最近の考え方だが
BootCamp でWindowsを入れているので起動できるボリュームは二つ
ターゲットディスクモードもここから可能になるなど最近のOSXは段々至れり尽くせりになってきた
システム全体の設定にかかわるのがこのシステム環境設定だが、その内容はこんな感じ。
Macユーザはどちらかというと、自分のMacをどんどんカスタマイズして使っている人が多くマニアックな設定にしている人が多いと思う。
そんな中で私は比較的デフォルトのままで使っている方だと思う。
続いてはデスクトップのレイアウトはこんなふうにして使っている
メニューバーの右半分
左からdolipo 、AlarmClock 、SMARTReporter 、
Caffeine 、MainMenu 、Spaces 、
スクリプトフォルダ、Menu Meters 、Time Machine 、Bluetooth、モデム、
AirMac、音量、IM、アカウント、Spotlight という感じで並んでいる
メニューバーの左半分
リンゴマークはClassic Menu のおかげで虹色リンゴに
その隣りアクティブになっているのがNoMenuBar で
これのおかげでこんなにメニューアイコンを並べても操作に困らない
隣りが左からDesktopple 、SlimBatteryMonitor 、App Stop 、InstantShot! 、CloCalX 、
AllBookmarks 、Como 、TinyCal 、Growl 、BwanaDik 、smcFanControl という順序で並ぶ
ドックは最小化して使っている
理由はジャマだからだが、しかし使ってはいるので隠す設定にはしていない
左からFinder 、Dashboard のお決まりに続いてAppFresh 、ArchDetect 、
京ぽんアドレスユーティリティ 、Safari 、Firefox 、Minefield 、Cyberduck 、Feeder 、
Gyazmail 、Smultron 、iText Express 、EIJIRO Viewer 、iCal 、MacJournal 、アドレスブック 、
Airfoil 、ディスクユーティリティ 、ターミナル 、アクティビティモニタ 、コンソール 、
システム環境設定 、NoMenuBar 、ToyViewer 、ImageWell 、TemperatureMonitor 、
AppCleaner 、Path Finder 、XBattery 、
あとはHardwareGrowl と
当サイトを置いているMacServerのボリュームのエイリアス、よく使うアプリフォルダ(下記で詳しく)
最後にゴミ箱
ということでメニューバーとドックをご覧いただいたのだが、何が入っているか書き出してみたのは初めて。
自分で見ても「結構たくさん入れてるな」と思った。
書き出すだけで結構な手間になってしまった。
ところで
「ドックなんてただの飾りです。エラい人にはそれがわからんのです」
はけだし名言。
このドックはNetinfoManagerとともにNeXTSTEPから引き継いだUIで、これをOSXに残すことについてはスティーブ・ジョブズ自身が強くこだわったという話を聞いたことがある。
そのNeXTの遺産のうちNetinfoManagerはついにLeopardでは廃止になってしまった。
これは私には結構意外な感じがした。
Apple社内にもまだジョブズのクビに鈴を付けられるようなヤツがいるということか?
そうすると次のターゲットは「ドック」ということになりそうな気がする。
続いてアカウントのログイン項目
ログイン項目に登録しているアプリ、daemonは多いがこれまでに触れていないものだけ
ショートカットキーを追加するSpark のdaemonが起動項目に入っている
CurHereX はDoubleBoth の付属機能のdaemon
ホットキーで十字線をデスクトップ一杯に表示してカーソルの場所を強烈にアピールしてくれる
Mac OS X Speeder はLeopardで効果があるのかわからなくなってきたが
あるような気がするので相変わらず使っている
Dashboard KickStart はログイン時にDashboard を自動起動して
最初にDashboard を見る時に待たされるイライラを解消する
ShortcutObserver はShortcuts のdaemon部分
コンテクストメニュープラグインをホットキーでコントロールする
AppTrap はアプリをゴミ箱に移動した時に
関連ファイルを削除をしてくれるシステム環境設定ペイン
PFKeyAvailerX はF1〜F16キーにアプリ、フォルダ、ファイルを割り当て一発で開けるようにするアプリ
毎回Macを使う時に最初に使うのはこのキー操作だ
ClamXavSentry は今でも起動項目に入れているが落ちることが多いので
最近ではClamXav 本体でスキャンを励行している
起動項目はちょっと沢山登録し過ぎだと自分でも思う。
BootCamp 上のWindowsXPの起動時間の軽く倍以上の時間がかかる。
Windowsと切り替えをいちいち再起動でやっていたら確かにこれは不便だが、実際には再起動は1〜2週間に1度しかしない。
MacOSXは起動しっぱなしで使うのが通常なので、起動に時間がかかるのは苦にならない。
ましてや近日中にVMware あたりを導入しようと思っているので、そうなるとますます再起動の頻度が減るだろう。
それよりもいろいろな機能が常駐してすぐに利用できる方が嬉しい。
だから結局こんな起動項目リストになってしまう。
時々要らないものは整理するのだが、便利グッズを見つけるとすぐ入れたくなるので、また増えてしまう。
続いて文章を書く上でとっても気になるIM。
私はほぼシステムデフォルトのことえりだけで作業している。
IMはこんな感じ
ことえり/ひらがな、半角カタカナ、英字、U.S.、
モンゴリアンキリリックの5つだけアクティブにしている
ことえりはしかしいろいろ辞書をインストールして補強はしている
ことわざ辞書K、ことえり補強辞書
新郵便番号辞書 、NADのカタカナ語辞書 、
また古いことえり強化辞書も入れている(ことえり2対応版で変換率貢献度は不明)
四字熟語辞書 も入れている
読みがな二文字で四字熟語が出てくるので最近ますます漢字が書けなくなった
最後にアプリケーションフォルダのレイアウトについて
アプリを1000以上インストールしている。
それでシステム的には別に不具合は発生していないし、OSXはそういう意味では本当に堅牢なシステムになったと思うのだが、1000を超えるあたりからアプリの名前を覚えられなくなった。
名前がわからないとアプリのありかも探せなくなって大変不便だ。
そこで昔から励行していることだが、アプリケーションフォルダの中に機能別にサブフォルダを作ってそこにジャンル別にアプリを分類していれている。
1000の中から探すのは大変だが、100の中からならまだ比較的見つけやすい。
ジャンルはこんな感じにしている。
archives:ファイル操作、変換関連のアプリ
business:仕事用、お勉強用、その他業務お役立ち系アプリ
Games:ゲームはゲーム
internet:web関連のブラウザ、ユーティリティ、インターネット設定関連アプリ
Playgoods:遊び系、癒し系、ジョーク系、その他ワケワカランものはみんなここ
sound:音楽系プレイヤー、変換系、iTunesコントロール系、音加工アプリなど
video:動画再生、変換系アプリ
visual:静止画ビュアー、加工、変換系アプリ
これにユーティリティフォルダ(システムメンテナンス、ステータス表示系アプリ)も併せてアプリケーションフォルダを整理している。
これのエイリアスを別ディレクトリに作ってドックに登録してスタック表示している。
例えばテキストエディタ関連は仕事でも、このサイト更新でも使うので
「business」フォルダにまとめている
そのエイリアスを別のディレクトリにまとめてドックに登録する
これをランチャー代わりに使っているので1000のうち数百は有効に活用できていると思う
<まとめ>
こんな感じで私のMacはできている。
そんなにルビイだのパールだの宝石みたいなコードを使って特殊なカスタマイズをしているわけでもない。
それでも使えてしまうのだから私は満足している。
また何か思いついたら後日加筆するかもしれない。
あるいは他にも「私はこんな使い方をしているよ」というような情報もいただけると嬉しい。
例によってくだらない注釈を付けるなら、これらの設定、カスタマイズ、アプリなどは私の環境で使えている、あるいは私の主観で便利だとしているだけで皆さん全ての環境で動作を保証する、あるいは便利になることを保証するものではない。
利用者は全てこれらの情報を自己責任において利用すること。自己責任という言葉の意味が解らない人はwebに転がっているタダの情報なんか利用しないこと。
こんな注釈をいちいち付けないといけないのはばかばかしいと自分でも思っているが、状況がそれを強いるので仕方がない。
これらのことをちゃんとふまえて、それでも皆さんのお役に立てれば幸いだ。